JP4060939B2 - Substrate transfer device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板表面が所定方向を向いた状態で複数の基板が当該所定方向に配列して収納されたカセットの回転位置を調整するカセットの回転位置調整機構を備えた基板移載装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示デバイス(LCD)およびプラズマ表示デバイス(PDP)などのフラットパネルディスプレイ(FPD)、半導体デバイスおよび各種電子部品などの製造プロセスにおいては、複数枚の基板が起立姿勢でカセットに収納された状態で搬送され、これらの基板を取出して基板搬送装置によって複数の処理部に搬送しながら各処理部で所定の処理を施した後で、再度カセットに戻すとことがよく行われている。例えば、特開平6−163673号公報に記載の装置では、2つのカセットに収納されている基板を基板搬送ロボットが一括して保持し、これらの基板を一括して基板処理部の間で搬送して一連の処理を基板に施している。
【0003】
具体的には、基板搬送ロボットとの間で基板の移載を行う基板移載領域の下方位置に2つの突上機構を並列配置し、これら突上機構に対応させながらカセットを基板移載領域に移動させた後、突上機構によってカセット内の基板を上方に突上げてカセットの上方位置に取出す。そして、一方のカセットから取出された基板群と他方のカセットから取出された基板群との相互間隔が各カセット内で隣り合う基板の相互間隔、つまりノーマルピッチ(基板収納ピッチ)となるように、基板を下方から支持した状態のまま2つの突上機構が相互に近接する。こうしてすべての基板の間隔がノーマルピッチに揃えられた後、基板搬送ロボットがこれら一群の基板を保持してカセットから基板搬送ロボットへの基板移載が完了する。なお、基板搬送ロボットからカセットに戻す場合には、上記とほぼ逆の動作が実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように構成された基板移載装置では、多様な基板配列に対応することができないという問題を有している。すなわち、近年、基板処理に対する種々のニーズから、複数の基板を一括して処理する、いわゆるバッチ処理を行うに際して基板の配列を変更した場合がある。例えば、従来では、基板の鏡面(表面)を一方向に向けた配列が一般的であったが、基板の洗浄処理において高い清浄度を達成するため、互いに隣接する基板の鏡面が相互に向き合うように基板を配列させることが提案されている(特許第2598359号)。なお、以下の説明の便宜から、基板の鏡面(表面)を一方向に向けた配列、いわゆるfaceto backを「FB配列」と称する一方、互いに隣接する基板の鏡面が相互に向き合う基板配列、いわゆるface to faceを「FF配列」と称することとする。しかしながら、上記基板移載装置では、FB配列は可能であるが、FF配列は不可能である。
【0005】
そこで、次のようにしてFF配列およびFB配列を選択的に行う技術が考えられる。すなわち、1つのカセット(第1のカセット)を基板移載領域に移動させて当該カセットから基板を上方に突上げて基板搬送装置によって保持するのに続いて、別のカセット(第2のカセット)を第1のカセットと反対の方向に向けることで第2のカセット内の基板の鏡面が既に基板搬送装置に保持されている基板の鏡面と反対の方向を向くように回転位置を調整した後、当該第2のカセット内の基板を基板搬送装置に保持されている基板の間に進入させ、基板搬送装置で保持することでFF配列が可能となる。一方、FB配列を行う場合には、第2のカセットを第1のカセットと同一方向に向けた後、上記と同様にして基板を基板搬送装置に保持させればよい。
【0006】
この提案例では、FF配列を行うために、カセット内の基板を基板搬送装置に保持させるのに先立ってカセットを互いに異なる方向に回転させている。このようにカセットを回転させて回転位置を調整する機構としては、例えば特開平1−251633号公報に、カセットを載置可能に構成された回転テーブルを設け、この回転テーブルをモータ駆動によって180゜回転させるようにしたものが記載されている。
【0007】
このようにモータ駆動によって回転テーブルを回転させてカセットの回転位置を調整させる機構では、モータ駆動方式を採用したことにより装置コストの増大を招くという問題がある。
【0008】
また、装置コストのみを考慮すれば、例えば特開平6−163673号公報に記載されているようにエアーシリンダのようなアクチュエータを採用することも考えられるが、同公報に記載された技術では、回転テーブルの回転角度範囲は90゜であり、回転テーブル上に載置されたカセットを一方方向にのみ90゜回転させるのみである。そのため、2つのカセットを相互に反対方向に向けて両カセットに収納されている基板の鏡面が互いに反対方向を向くように制御することは不可能である。
【0009】
この発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、カセット内に収納された基板の表面が相互に反対の方向を向くように、カセットの回転位置を調整することができるカセット回転位置調整機構を備えた基板移載装置を低コストで提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、複数枚の基板が表面を同じ向きにして所定ピッチで起立姿勢で収納された2つのカセットから基板搬送装置に基板を移載する基板移載装置であって、前記各カセットを受渡し可能な第1位置と、当該第1位置に対し水平面内で90゜回転した第2位置との間で往復回転自在に並設された第1および第2回転テーブルと、前記第1および第2回転テーブルを前記第1位置と第2位置との間で回転駆動する駆動手段と、前記駆動手段を制御して、前記第1および第2回転テーブルを、互いに同一方向又は互いに反対方向へ90゜回転させて選択的に前記カセットの回転位置を調整する第1および第2回転位置調整機構と、前記第1および第2回転位置調整機構によって基板表面の向きが調整された2つのカセットを順番に基板の移載を行うための基板移載領域に移動して位置決めするカセット移動手段と、前記基板移載領域の下方位置に配置され、前記基板移載領域に順番に位置決めされたカセットから前記複数枚の基板を整列歯で上方に突上げて、前記所定ピッチに対するハーフピッチで基板が支持可能にされた保持柱を有する基板搬送ロボットに移載するための突上手段と、を備え、前記突上手段は、第1回転テーブルに載置されたカセットに収納されている複数枚の基板を下方から前記所定ピッチで整列支持する第1整列歯と、第2回転テーブルに載置されたカセットに収納されている複数枚の基板を前記第1整列歯に対しハーフピッチずらされた下方から整列支持して前記第1整列歯で整列された複数枚の基板のそれぞれの間に互いに平行配列させる第2整列歯と、第1整列歯、第2整列歯で支持した複数枚の基板を順次支持して基板搬送ロボットに移載するためのハーフピッチの整列歯を有するガイドとを有することを特徴とするものである。
【0011】
これにより、上記第1および第2回転位置調整機構として備えた基板移載装置では、第1および第2テーブルに位置決めされた2つのカセット内の基板表面は、ハーフピッチで、同一方向に揃うFB配列となり、または交互に反対方向を向くFF配列となって、基板搬送ロボットに確実に保持されることとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
A.基板移載装置が装備された基板処理装置の概要
図1はこの発明にかかるカセットの回転位置調整機構の一実施形態が適用された基板処理装置を示す斜視図であり、後述する各図との方向関係を明確にするために、XYZ直角座標軸が示されている。この基板処理装置1は基板Wに洗浄処理を施す装置であり、大きく分けてカセット載置ユニット2U、基板Wに洗浄処理を施す洗浄処理ユニット4U、洗浄処理ユニット4Uとの間で基板Wの搬送を行う基板搬送ロボット3および基板移載装置たる基板移載ユニット5Uを有している。
【0013】
カセット載置ユニット2Uは、装置外部からカセットCが搬入され載置される搬出入カセット載置部21と、カセットCの移載を行うカセット移載ロボット22と、およびカセットCを洗浄するカセット洗浄部24を有している。そして、未処理基板Wが収納されたカセットCが装置外部から搬出入カセット載置部21に搬入された後、適当なタイミングでカセット移載ロボット22が基板移載ユニット5UにカセットCを搬送する一方、このカセット移載ロボット22は、基板移載ユニット5Uに載置されている処理済み基板Wが収納されたカセットCを搬出入カセット載置部21に移載する。なお、こうして搬出入カセット載置部21に戻されたカセットCは、その後、次の処理装置に搬出される。
【0014】
基板移載ユニット5Uは、2つのカセットCを載置可能に構成されたカセット載置部6(図2,図3)を備えており、カセット移載ロボット22からカセットCを2つ受取ることができるようになっている。そして、各カセットCから未処理の基板Wを上方に突上げて2つのカセットC内の未処理基板Wすべてを基板搬送ロボット3に移載する。また、基板搬送ロボット3に保持されている処理済み基板Wを2つのカセットCに分けて移載する。なお、基板移載ユニット5Uの構成および動作については後で詳述する。
【0015】
基板移載ユニット5Uを介してカセットCから未処理基板Wを受取った基板搬送ロボット3は、洗浄処理ユニット4Uを構成する前工程の洗浄処理を行う前洗浄部4a、後工程の洗浄処理を行う2つの後洗浄部4bおよび洗浄後の基板Wを乾燥する乾燥部4cに順次搬送して一連のバッチ処理を基板に施した後、当該処理済み基板Wを上記のように基板移載ユニット5UによってカセットCに移載する。なお、このカセットCについては、カセット移載ロボット22によってカセット載置ユニット2Uに戻される。
【0016】
次に、この発明にかかる基板移載装置の実施形態たる基板移載ユニット5Uの構成と、この基板移載ユニット5Uとの間で基板Wの受渡しを行う基板搬送ロボット3の構成とを説明した後で、基板移載動作について詳述する。
【0017】
B.基板移載ユニット5Uの構成
図2および図3はそれぞれ基板移載ユニットの平面図および側断面図である。基板移載ユニット5Uは、これらの図に示すように、2つのカセットCを載置可能に構成されたカセット載置部6と、カセット載置部6をY方向に移動させて基板移載領域Rに2つのカセットCの一方を選択的に移動位置決めするカセット移動部(カセット移動手段)7と、基板移載領域Rの下方位置(−Z方向)に配置され、基板移載領域Rに位置決めされたカセットCから基板Wを上方に突上げる突上部8とを備えている。つまり、後述するように、この基板移載領域Rにて基板Wの移載動作が行われる。
【0018】
B-1.カセット載置部6、およびその周辺の構成
このカセット載置部6は、基板移載ユニット5Uの本体部51(図3)の上面側でY方向に延びる2本のガイドレール71,71に沿ってスライド自在に配置された横行プレート63を有しており、その一方端が連結部材72を介して横行プレート63と連結された横行用エアーシリンダ73を基板移載ユニット5Uを制御する制御部(図示省略)からの指令にしたがって駆動制御することで横行プレート63がY方向にスライド移動する。このように、この実施形態では、ガイドレール71、横行用エアーシリンダ73によってカセット載置部6をY方向にスライド移動させるカセット移動部7が構成されている。
【0019】
カセット載置部6の横行プレート63には、Y方向に回転テーブル61,62が回転自在に並設されている。これらの回転テーブル61,62はカセットCを載置可能に構成されており、カセットクランプ機構9によって回転テーブル61,62に載置されているカセットCを正確に位置決めするとともに、後述するように基板搬送ロボット3との間で基板Wの移載動作を行う際のカセットCの位置ずれを防止し、それによって基板W同士の衝突・破損を防止する。これらのより具体的な構成について図4を参照しつつ説明する。
【0020】
図4は、回転テーブル61の構成およびこれに対応して設けられたカセットクランプ機構9を示す斜視図である。この回転テーブル61では、テーブル本体611が横行プレート63に対して回転自在に取り付けられ、回転駆動用のエアーシリンダ74によって90゜の角度範囲で往復回動自在となっている。すなわち、エアーシリンダ74は、その後端部741が横行プレート63に対して回転自在に取り付けられる一方、先端部742が回転テーブル61に取り付けられているため、エアーシリンダ74のロッド743を収縮させた状態では、図2に示すように、可動部材91が(+X)方向を向いて回転テーブル61とカセット移載ロボット22の間でのカセットCの受渡しが可能な状態、即ち、カセット移載ロボット22がカセットCを保持し搬出入カセット載置部21から180゜回転した時にカセットCの受渡しが可能な状態(以下「カセット受渡可能状態」という)になるとともに、ロッド743を伸長させると、図2の紙面における時計回りに回転テーブル61が90゜回転して基板搬送ロボット3との間で基板移載が可能な状態(以下「基板移載可能状態」という)になる(図4)。このように回転テーブル61は、ロッド743が収縮したとき「第1位置」に位置し、伸長したとき「第2位置」に位置するものであり、第2回転テーブルとして機能する。そして、この回転テーブル61と駆動手段であるエアーシリンダ74とで第2回転位置調整機構が構成されている。
【0021】
また、回転テーブル61のテーブル本体611の略中央部には、平面視で長方形の凹部612が設けられており、この凹部612にカセットCの脚部CLを挿入可能となっている。しかも、凹部612の中心部分には後述する突上部のプッシャーヘッドが挿通可能な開口が形成されてプッシャーヘッドによる基板移載を可能としている。また、同図に示すように、凹部612の長手方向において、凹部612に挿入されたカセットCの脚部CLを挟み込むように可動部材91,92がそれぞれ配置されている。
【0022】
一方の可動部材91には、1つの切欠部911が、テーブル本体611から上方に突設された突設部材613と係合可能な形状に設けられており、凹部612に対して接離自在となっている。可動部材91には、締結部材94が挿入され、テーブル本体611に可動部材91を固定する係合孔が設けられている。この係合孔は図中Y方向に長孔形状となっており、可動部材91を図中Y方向にスライド案内するようになっている。このため、図4に示すように、突設部材613と切欠部911との間に適当なシムなどの隙間調整部材93を嵌入して可動部材91をボルトなどの締結部材94によってテーブル本体611に固定することで、カセットCの脚部CLとの当り面を微調整しながら固定することができる。すなわち、係合孔と締結部材94によって固定部材が構成されている。
【0023】
他方の可動部材92には、2つの切欠部921が形成されている。そして、これらの切欠部921と、回転テーブル61から上方に突設した突設片614との間に、バネ部材922が嵌入されて可動部材92をカセットCの脚部CLから離れる方向に付勢している。このため、カセット受渡可能状態(図2)では、バネ部材922の付勢力にしたがって可動部材92が凹部612から離れてカセットCの受渡し処理を容易にならしめている。
【0024】
また、この可動部材92が図4に示すように基板移載可能状態になると、可動部材92に対向するように、横行プレート63には、可動部材92を凹部612側に強制的に押し遣る押付機構95が配置されている。すなわち、この押付機構95は、可動部材92と係合可能に設けられた作動部材951と、この作動部材951を駆動するソレノイドなどの駆動部952とで構成されており、横行プレート63に固定されている駆動部952をOFF状態にすると、同図の破線で示すように回転テーブル61から離隔する一方、ON状態にすると、実線で示すように回転テーブル61側に移動してバネ部材922の付勢力に抗して可動部材92を凹部612側に強制的に押し遣り、その結果、可動部材92がカセットCの脚部CLを他方の可動部材91側に押付け、可動部材91と協働してカセットCをクランプする。すなわち、この実施形態では、可動部材92と押付機構95とで、カセットを可動部材91側に向けて押圧する押圧部が構成されている。なお、駆動部952をOFF状態にして作動部材951が回転テーブル61から離隔した状態では、作動部材951は回転テーブル61の回転動作を妨げない。
【0025】
このように、この実施形態では、カセットクランプ機構9は、単にカセットCをクランプするだけでなく、可動部材91側にシムなどの隙間調整部材93によって可動部材91とカセットCとの当り面を微調整することができるように構成されているため、後述するように基板搬送ロボット3との間で基板移載を行う際に、カセットCを容易に、しかも高精度に位置決めすることができ、基板移載を良好に行うことができる。すなわち、可動部材91と、隙間調整部材93と、係合孔および締結部材94よりなる固定部材によって当り面調整部が構成されている。
【0026】
なお、上記では、回転テーブル61側の構成について詳述したが、回転テーブル62についてもほぼ同一に構成されており、唯一、次の点で回転テーブル61と相違する。その相違点とは、この回転テーブル62では、回転テーブル61と同様に回転駆動用のエアーシリンダ75によって90゜の角度範囲で往復回動自在となっているが、エアーシリンダ75のロッド753を伸長させた状態(図2)でも、ロッド753を収縮させた状態でもカセットCの受渡しが可能な状態となっている。つまり、図2に示すように、回転テーブル62のテーブル本体621の略中央部には、平面視で十字状の凹部622が設けられており、十字を構成する一方の長方形部分(図2に斜線で示す部分)にカセットCの脚部CLを挿入可能で、しかも残る長方形部分にもカセットCの脚部CLを挿入可能となっている。つまり、この実施形態では、回転テーブル62は、ロッド753が収縮したとき「第1位置」に位置し、伸長したとき「第2位置」に位置するものであり、第1回転テーブルとして機能するとともに、両位置においてもカセットを載置可能となっている。そして、この回転テーブル62と駆動手段であるエアーシリンダ75とで第1回転位置調整機構が構成されている。
【0027】
さらに、これらの長方形部分のそれぞれに、回転テーブル61と同様に一対の可動部材91,92が配置されて横行プレート63の(+Y)方向側に配置された押付機構95によってカセットCをクランプ可能となっている。
【0028】
なお、このように回転テーブル62側では、エアーシリンダ75のロッド753が伸長した状態(図2)でも、収縮した状態でもカセットCの受渡しが可能となっており、後の説明の便宜から図2に示すようにエアーシリンダ75のロッド753が伸長した状態を「第2カセット受渡位置POS2」と、またロッド753が収縮した状態を「第1カセット受渡位置POS1」と称することとする。
【0029】
B-2.突上部8の構成突上部8は、図3に示すように、基板移載領域Rで上下方向Zに昇降可能に配置されたプッシャーヘッド81と、このプッシャーヘッド81を昇降駆動する昇降駆動機構82とで構成されている。すなわち、このプッシャーヘッド81の下端部から下方にポスト821が上下方向Zに延び、その下方端にブラケット822が取り付けられている。このブラケット822は、ポスト821と平行に配置されたボールねじ823と螺合されており、ベルト部材824を介して昇降用の正逆回転モータ825の回転駆動力をボールねじ823に与えると、その回転量に応じてブラケット822、ポスト821およびプッシャーヘッド81が上下方向Zに延びる2本のガイド826に案内されながら一体的に昇降する。このように、この実施形態では、ポスト821、ブラケット822、ボールねじ823、ベルト部材824、モータ825によってプッシャーヘッド81を昇降駆動する昇降駆動機構82を構成しているが、昇降駆動機構82の構成はこれに限定されるものではなく、プッシャーヘッド81を昇降駆動することができければ、その構成は任意である。
【0030】
図5はプッシャーヘッド81の構成を示す部分切欠側面図である。この図に示すように、プッシャーヘッド81の先端部には、Y方向に延びる4種類のブロックが配置されている。これらのブロックのうち中央部側で所定間隔だけ離隔して一対の整列歯811,812が上下方向Zに昇降可能に配置されている。これらの整列歯811,812には、図6(b)、(a)に示すように、それぞれノーマルピッチNPで基板Wを下方から支持するためのV溝(整列溝)がカセットCに収納可能枚数分だけ長手方向Yに形成されている。ただし、整列歯811に形成されたV溝と、整列歯812に形成されたV溝とは、ノーマルピッチNPの半分の間隔、いわゆるハーフピッチHPだけずれている。
【0031】
また、図5に示すように、整列歯811,812をX方向側より挟み込むように一対の処理後ガイド813,813が上下方向Zに昇降可能に配置され、さらにそれら処理後ガイド813,813をX方向側より挟み込むように一対の処理前ガイド814,814が固定配置されている。これらのガイド813,813,814,814には、整列歯811,812に形成されたV溝と対応するようにV溝(保持溝)が形成されている。したがって、各ガイド813,813,814,814には、2つのカセットCを合わせた枚数分のV溝がハーフピッチHPで形成されており、この枚数分の基板Wを一度に下方より保持可能となっている。
【0032】
ここで、整列歯812に形成されたV溝(図6 (a))と、整列歯811に形成されたV溝(図6 (b))と、ガイド813,814にハーフピッチHPで形成されたV溝(図6 (c))との位置関係について詳述する。同図に示すように、この実施形態では、ガイド813、814に形成されたV溝(保持溝)のうち手前側(同図の左手側)から数えて奇数番目のV溝に対応して整列歯811にV溝(整列溝)が形成される一方、偶数番目のV溝に対応して整列歯812にV溝(整列溝)が形成されている。しかも、同図(a)からも明らかなように、整列歯812は上方に向けてノーマルピッチNPと同じ幅で大きく開口しているため、例えばカセット内で基板Wが同図の1点鎖線で示すように多少ずれていたとしても、整列歯812をカセット内に移動させて基板Wの下方部を整列歯812に当接させれば、基板Wの下方部はV溝のテーパ面に沿ってV溝の底部に移動し(同図の矢印参照)、同図の実線で示すように丁度ガイド814のV溝とほぼ一致する位置に位置決めされる。このように、整列歯812に設けられたV溝の開口を広く設定し、各V溝の底部がガイド814の偶数番目のV溝(保持溝)に対応するように構成することで、整列歯812をカセット内に移動させることでカセット内で基板Wを偶数番目のV溝に1対1で対応するように整列させることができる。なお、このような構成および作用効果については、整列歯811についても全く同様であり、整列歯811に設けられたV溝の開口を広く設定し、各V溝の底部がガイド814の奇数番目のV溝(保持溝)に対応するように構成することで、整列歯811をカセット内に移動させることでカセット内で基板Wを奇数番目のV溝に1対1で対応するように整列させることができる。
【0033】
なお、この実施形態では、整列溝をV字形状に仕上げているが、溝形状については、これに限定されず、U字やテーパ面が内側に湾曲した曲面を有した形状などの任意の形状を採用することができるが、可能な限り開口の広く設定することが基板Wの整列にとっては有利である。また、整列歯811,812およびガイド813,813,814,814の配置関係についても、この実施形態に限定されるものではなく、任意である。なお、保持溝の形状についても、基板の保持を安定して行えるようU字などの任意の形状を採用できる。
【0034】
このように構成された整列歯811,812およびガイド813,813,814,814の下方には、整列歯811を昇降駆動する第1整列歯昇降機構815と、整列歯812を昇降駆動する第2整列歯昇降機構816と、一対のガイド813,813を昇降駆動するガイド昇降機構817とが設けられている。この第1整列歯昇降機構815はプッシャーヘッド81内に設けられたエアーシリンダ815aと、エアーシリンダ815aのロッドと整列歯811を連結する連結部材815bとで構成されており、制御部(図示省略)からの指令に応じてエアーシリンダ815aを駆動してロッドを伸長させると、整列歯811が選択的に上昇する(図5の2点鎖線)一方、ロッドを収縮させると、元の位置(同図の実線)に戻る。このようにして、整列歯811が選択的に昇降駆動される。また、第2整列歯昇降機構816についても、第1整列歯昇降機構815と鏡面対称に配置されており、エアーシリンダ816aを駆動してロッドを伸縮することで、連結部材816bを介して当該ロッドに連結された整列歯812が選択的に昇降駆動される。さらに、ガイド昇降機構817についても、その基本構成は第1および第2整列歯昇降機構815、816と同一であり、制御部(図示省略)からの指令に応じてエアーシリンダ817aを駆動してロッドを伸長させると、連結部材817bによって当該ロッドと連結された一対のガイド813,813が選択的に上昇する一方、ロッドを収縮させると、元の位置(同図の状態)に戻る。
【0035】
また、整列歯811,812およびガイド813,813,814,814における先端部(基板支持部)の高さ関係は、図5に示すように、原点状態において処理前ガイド814,814が最も高い位置にあり、この原点状態のまま昇降駆動機構82によってプッシャーヘッド81を上昇させると、処理前ガイド814,814によってカセットC内の基板や基板搬送ロボット3の保持柱(後で説明する)に保持されている基板Wを保持し、これらの基板WをカセットCや保持柱から突き上げるようになっている。一方、制御部からの指令に応じて整列歯811,812および処理後ガイド813,813のうちのいずれか1つを選択的に上昇させた状態で昇降駆動機構82によってプッシャーヘッド81を上昇させると、選択上昇されたもので基板Wを突き上げ、支持する。
【0036】
なお、これら整列歯811,812およびガイド813,813,814,814による基板移載動作については、基板移載ユニット5Uの動作説明(基板移載動作)において詳しく説明する。
【0037】
C.基板搬送ロボット(基板搬送装置)3の構成
上記したように突上部8によってカセットC内の未処理基板Wを上方に取出し、基板搬送ロボット3に移載可能となり、また逆に基板搬送ロボット3から処理済み基板Wを受取り可能となっているが、その基板移載動作を理解するためには、基板搬送ロボット3がどのように構成されているのかを理解する必要がある。そこで、基板移載動作に先立って、基板搬送ロボット3の構成について簡単に説明する。
【0038】
図7は基板搬送ロボット3の基板Wを保持する部位の斜視図である。この基板搬送ロボット3は、図1中に示すX方向に移動可能とされるとともに、Y方向を向く一対の保持柱35R,35Lを2つ有しており、これらの保持柱で基板Wの外縁部を保持することにより、基板Wが起立姿勢にて保持されるようになっている。
【0039】
保持柱35R,35Lは、図7に示すように、その長手方向をY方向とする柱状部材によって構成されている。また、2つの保持柱35R,35LのそれぞれはY方向を向く軸34を介して基板搬送ロボット3の本体部3a(保持駆動源)と接続されており、本体部3aによって軸34を中心に矢印33Rにて示すような回転運動が可能に構成されている。
【0040】
また、保持柱35R,35Lには基板Wを起立姿勢にて保持するための溝が形成されている。ここで、本実施形態における保持柱35R,35Lには2種類のピッチの溝が形成されている。すなわち、保持柱35R,35Lの一部には、浅い溝351Aと深い溝351BとがY方向に交互に形成されており、これらの間隔はハーフピッチHPとなっている。換言すれば、溝351Aのみに着目するとY方向にノーマルピッチNPにて形成されており、溝351Bは溝351Aの中間にY方向にノーマルピッチNPにて形成されていることとなる。
【0041】
図8は保持柱35R,35Lの形状を示す図であり、図7における矢印Aにて示す方向から見た図である。なお、図9は、深い溝351Bの位置における保持柱35R,35LのXZ断面を示す図である。
【0042】
図7ないし図9に示すように、2つの保持柱35R,35Lは、鏡面対象の形状となっている。また、保持柱35R,35Lのそれぞれの側面は、保持柱35R,35Lの軸(Y方向軸)を中心とする周方向に5つの領域AR1、AR2、AR3、AR4、AR5に分割されている。保持柱35R,35Lの5つの領域のうち、領域AR1および領域AR2には浅い溝351Aと深い溝351Bとが上述のように形成されている。一方、領域AR3、領域AR4および領域AR5には等しい深さの溝351CがハーフピッチHPの間隔にて形成されている。
【0043】
D.基板移載動作
次に、上記のように構成された基板移載ユニット5Uにより2つのカセットC1、C2に収納されている未処理の基板W1,W2を基板搬送ロボット3に移載する動作について、FF配列の場合と、FB配列の場合とに分けて説明する。
【0044】
D-1.FF配列について
図10〜図14は、基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、カセットC1、C2に収納されている未処理の基板W1,W2をハーフピッチHPで、しかもFF配列で基板搬送ロボット3に移載する際の動作を順番に示している。なお、これらの図(および後で説明する図20〜図26)において、基板の鏡面(表面)を明らかにするために鏡面側に白抜きの三角印を仮想的に付している。
【0045】
この基板移載ユニット5Uの初期状態では、図2に示すように、横行プレート63の回転テーブル61が基板移載領域Rの所定位置に位置している。また、回転テーブル61側については、エアーシリンダ74のロッド743が収縮して図2に示すように可動部材91が(+X)方向を向いて、カセット受渡可能状態となっており、回転テーブル61へのカセットC1の載置が可能となっている。また、もう一方の回転テーブル62については、エアーシリンダ75のロッド753が伸長して第2カセット受渡位置POS2(第2位置)となっており、回転テーブル62の長方形部分(図2に斜線で示す部分)へのカセットC2の載置が可能となっている。回転テーブル61が基板移載領域Rに配置されているが、横行プレート63が(+Y)方向側にスライドして回転テーブル61が基板移載領域Rに位置するようにしてもよい。
【0046】
ここで、基板移載ユニット5Uを制御する制御部に対してFF配列による基板移載が指令されると、制御部は基板移載ユニット5Uを構成する各要素に適当なタイミングで動作指令を与え、カセット移載ロボット22および基板搬送ロボット3の動作と同期して各要素を以下のように動作させる。
【0047】
まず、エアーシリンダ815aを駆動してロッドを伸長させて整列歯811を処理前ガイド814よりも高い位置まで選択的に上昇させる(図10)。また、この選択上昇動作と独立して、カセット移載ロボット22によって、未処理基板W1が収納されたカセットC1を回転テーブル61に搬送するのに続いて、未処理基板W2が収納されたカセットC2を回転テーブル62に搬送する。こうしてカセットC1,C2が回転テーブル61,62に載置されると、図11に示す状態となり、各カセットC1,C2内に収納されている未処理基板W1、W2の鏡面は同一方向(図11中の上方)を向いている。
【0048】
カセットC1,C2の回転テーブル61,62への載置動作が完了すると、回転駆動用のエアーシリンダ74を伸長させて回転テーブル61を図11の紙面における時計回りに90゜回転させて第2位置に位置決めするとともに、エアーシリンダ75を収縮させて回転テーブル62を同図の紙面における反時計回りに90゜回転させて第1位置に位置決めする。その結果、図12に示すように、カセットC1に収納されている未処理基板W1の鏡面が向いている方向(同図における右手方向)に対して反対の方向(同図における左手方向)に、カセットC2に収納されている未処理基板W2の鏡面が向いている。また、回転テーブル61の90゜回転動作が完了すると、駆動部952を駆動して可動部材92を強制的にカセットC1側に押し遣り(同図の白抜き矢印参照)、カセットC1の脚部CLを他方の可動部材91側に押付け、カセットC1をクランプする。なお、回転テーブル62側についても同様である。以上の工程がカセット向き調整工程に相当する。
【0049】
そして、カセットクランプ機構9によってカセットC1,C2をクランプした後、これに続いてカセットC1内の未処理基板W1をプッシャーヘッド81によって上方に突上げ、基板搬送ロボット3の保持柱35R,35Lにより保持する(図13)。
【0050】
ここで、カセットC1から保持柱35R,35Lへの基板W1の移載(第1基板移載工程)は、複数の動作ステップによって行われるものであるため、図16〜図18を参照しつつ当該第1基板移載工程について詳述する。
【0051】
図16は、第1基板移載工程の前半部分を示す模式図であり、プッシャーヘッド81を(−Y)方向から見た図である。同図に示すように、第1基板移載工程の前半部分では、予め整列歯811の先端部が処理前ガイド814よりも高い位置に位置決めされており、この状態のまま、昇降駆動機構82によってプッシャーヘッド81を上昇させる(同図(a))。これによって、カセットC1内の未処理基板W1は一括してカセットC1内で僅かに突き上げられ、整列歯811のV溝で支持される。したがって、カセットC1内に収納されている際には、基板W1はその配列方向(図16の紙面に対して垂直な方向Y)に比較的自由度を有しており、基板W1のピッチはノーマルピッチNPから所定範囲内でずれている可能性が高いが、このように整列歯811のV溝で一時的に支持すると、その支持状態(同図(b))では、ほぼノーマルピッチNPに揃えられている。
【0052】
こうして整列歯811によって整列された後で、エアーシリンダ815aのロッドを収縮させて整列歯811を下降させて元の位置(処理前ガイド814より低い位置)に戻す。この下降過程で、基板W1が処理前ガイド814に移し替えられる(同図(c))。その後で、昇降駆動機構82によってプッシャーヘッド81をさらに上昇させて当該未処理基板W1を基板移載領域Rに予め位置している基板搬送ロボット3側に突上げる。
【0053】
上記のように、この実施形態では、ハーフピッチHPでV溝(保持溝)が形成された処理前ガイド814によって直接カセットC1内においてノーマルピッチNPで収納されている未処理基板W1を突上げるのではなく、カセットC1に対応してノーマルピッチNPでV溝(整列溝)が設けられた整列歯811で一旦支持した後に当該整列歯811から処理前ガイド814に移し替えているため、カセットC1内の収納されている基板W1を、それに対応する処理前ガイド814のV溝で確実に保持できる。
【0054】
図17および図18は、第1基板移載工程の後半部分を示す模式図であり、プッシャーヘッド81によって突上げられた基板W1を保持する基板搬送ロボット3の動作を示す模式図である。上記のようにして矢印M11に示す方向に基板W1が突上げられると、図17に示すように、矢印M12にて示すように1対の保持柱35R、35Lが回転する。
【0055】
その後、プッシャーヘッド81が下降することにより、図18に示すように、突き上げられた基板W1の側方外縁部が保持柱35R、35Lに当接してノーマルピッチNPのまま保持される。このときに基板W1を保持する基板受取領域として使用されるのが保持柱35R、35Lの上記5つの領域のうちの領域AR2であり、基板W1の外縁部は基板受取領域AR2の浅い溝351Aにはまり込むようにして保持される。これらの工程によって、第1基板移載工程が実行される。
【0056】
次に、図14に戻って基板移載動作の説明を続ける。上記のようにして第1基板移載工程が完了すると、横行用エアーシリンダ73のロッドが収縮し、横行プレート63が(−Y)方向にスライド移動する。こうしてカセットC2が基板移載領域Rに位置する(図14)。このとき、カセットC2は、第1基板移載工程におけるカセットC1と所定距離だけずれて、第1基板移載工程によって既に基板搬送ロボット3に保持されている未処理基板W1の間に対応する位置に未処理基板W2が位置決めされている。特に、この実施形態では、そのずれ量ΔとしてハーフピッチHPだけずれて位置決めされている。また、次の第2基板移載工程に先立って、予めエアーシリンダ816aを駆動してロッドを伸長させて整列歯812を処理前ガイド814よりも高い位置まで選択的に上昇させる。
【0057】
次に、カセットC2内の未処理基板W2をプッシャーヘッド81によって上方に突上げ、基板搬送ロボット3の保持柱35R,35Lにより保持する(図15)。このカセットC2から保持柱35R,35Lへの基板W2の移載(第2基板移載工程)は、既に説明した第1基板移載工程とほぼ同様の動作ステップにより実行される。すなわち、予め整列歯812の先端部が処理前ガイド814よりも高い位置に位置決めされた状態のまま、昇降駆動機構82によってプッシャーヘッド81を上昇させてカセットC2内の未処理基板W2を一括してカセットC2内で僅かに突き上げ、整列歯812のV溝(整列溝)で一旦、支持した後、整列歯812を下降させて元の位置(処理前ガイド814より低い位置)に戻すことで基板W2を処理前ガイド814に移し替える。その後で、昇降駆動機構82によってプッシャーヘッド81をさらに上昇させて当該未処理基板W2を既に未処理基板W1を保持している基板搬送ロボット3側に突上げる。
【0058】
このとき、この実施形態では、整列歯812によってハーフピッチHPでV溝が形成された処理前ガイド814によって直接カセットC2内においてノーマルピッチNPで収納されている未処理基板W2を突上げるのではなく、カセットC2に対応してノーマルピッチNPでV溝が設けられた整列歯812で一旦支持した後に当該整列歯812から処理前ガイド814に移し替えているため、カセットC2内の収納されている基板W2をそれと対応する処理前ガイド814のV溝(保持溝)で確実に保持でき、図15に示すように、こうして突上げられてきた基板W2は保持柱35R、35Lに保持されている基板W1の間に入り込むようにして互いに接触することなく突き上げられる。
【0059】
また、これらの基板W2はY方向に対して保持柱35R、35Lの基板受取領域AR2の深い溝351B(図18)と同じ位置にあり、深い溝351Bを通り抜けて保持柱35R、35Lと接触することなく突き上げられる。
【0060】
その後、さらにプッシャーヘッド81を上昇させると、処理前ガイド814に設けられたV溝のうち基板W2を支持していないV溝に、基板受取領域AR2の浅い溝351Aに保持されている基板W1が支持され、基板W1、W2とも一括して突き上げられ、処理前ガイド814には基板W1および基板W2がハーフピッチHPにて平行配列されている状態となる。
【0061】
処理前ガイド814によって全ての基板W1、W2が突き上げられると、保持柱35R、35Lはさらに回転する。その後、プッシャーヘッド81が下降して処理前ガイド814上の全ての基板W1、W2はそれらの側方外縁部が保持柱35R、35Lに当接し、ハーフピッチHPの基板群として保持される(図19)。このときには、図19に示すように、保持柱35R、35Lの領域AR4が処理前基板を保持する未処理基板保持領域として使用され、基板群を構成する基板W1、W2の外縁部は未処理基板保持領域AR4の溝351Cにはまり込むようにしてハーフピッチHPにて保持される。その後、プッシャーヘッド81は元の位置まで下降する。こうして、第2基板移載工程が完了し、カセットC1、C2から基板搬送ロボット3への未処理基板の移載が完了する。
【0062】
D-2.FB配列について
図20〜図26は、カセットC1、C2に収納されている未処理の基板W1,W2をハーフピッチHPで、しかもFB配列で基板搬送ロボット3に移載する際の動作を順番に示している。
【0063】
この基板移載ユニット5Uの初期状態は、FF配列の動作で説明したとおりである。そして、基板移載ユニット5Uを制御する制御部に対してFB配列による基板移載が指令されると、制御部は基板移載ユニット5Uを構成する各要素に適当なタイミングで動作指令を与え、カセット移載ロボット22および基板搬送ロボット3の動作と同期して各要素を以下のように動作させる。
【0064】
まず、エアーシリンダ815aを駆動してロッドを伸長させて整列歯811を処理前ガイド814よりも高い位置まで選択的に上昇させる(図20)とともに、回転駆動用のエアーシリンダ75を収縮させて回転テーブル62を図20の紙面における反時計回りに90゜回転させて回転テーブル62を第1カセット受渡位置POS1(第1位置)に位置決めしておく(図21)。
【0065】
そして、カセットC1,C2の載置準備が完了すると、カセット移載ロボット22によって、未処理基板W1が収納されたカセットC1を回転テーブル61に搬送するのに続いて、未処理基板W2が収納されたカセットC2を回転テーブル62に搬送する。こうしてカセットC1,C2が回転テーブル61,62に載置されると、図1に示す22に示す状態となり、各カセットC1,C2内に収納されている未処理基板W1、W2の鏡面は同一方向(図22中の上方)を向いている。
【0066】
これに続いて、回転駆動用のエアーシリンダ74,75をともに伸長させて回転テーブル61,62を図22の紙面における時計回りに90゜回転させて第2位置に位置決めする。その結果、図23に示すように、カセットC1,C2に収納されている未処理基板W1,W2の鏡面はともに同一方向(同図における右手方向)を向いている。また、回転テーブル61の90゜回転動作が完了すると、駆動部952を駆動して可動部材92を強制的にカセットC1側に押し遣り(同図の白抜き矢印参照)、カセットC1の脚部CLを他方の可動部材91側に押付け、カセットC1をクランプする。なお、回転テーブル62側についても同様である。
【0067】
そして、カセットクランプ機構9によってカセットC1,C2をクランプした後、これに続いてカセットC1内の未処理基板W1をプッシャーヘッド81によって上方に突上げ、基板搬送ロボット3の保持柱35R,35Lにより保持する(図24)。なお、このカセットC1から保持柱35R,35Lへの基板W1の移載(第1基板移載工程)については、FF配列の場合と同一であるため、その詳細については説明を省略する。
【0068】
また、第1基板移載工程が完了すると、横行用エアーシリンダ73のロッドが収縮し、横行プレート63が(−Y)方向にスライド移動する。こうしてカセットC2が基板移載領域Rに位置する(図25)。このとき、カセットC2は、第1基板移載工程におけるカセットC1と所定距離だけずれて、第1基板移載工程によって既に基板搬送ロボット3に保持されている未処理基板W1の間に対応する位置に位置決めされている。特に、この実施形態では、そのずれ量ΔとしてハーフピッチHPだけずれて位置決めされている。また、次の第2基板移載工程に先立って、予めエアーシリンダ816aを駆動してロッドを伸長させて整列歯812を処理前ガイド814よりも高い位置まで選択的に上昇させる。
【0069】
次に、カセットC2内の未処理基板W2をプッシャーヘッド81によって上方に突上げ、基板搬送ロボット3の保持柱35R,35Lにより保持する(図26)。なお、このカセットC2から保持柱35R,35Lへの基板W2の移載(第2基板移載工程)については、FF配列の場合と同一であるため、その詳細については説明を省略する。
【0070】
D-3.その他の基板移載動作について
上記「D-1」の項および「D-2」の項においては、カセットから基板搬送ロボット3への未処理基板W1,W2の移載について説明したが、基板搬送ロボット3からカセットC1,C2への処理済み基板の移載については、上記した工程と逆の工程順序で行うことができる。ただし、整列歯811,812による基板整列処理は本実施形態では行っていない。しかしながら、処理済み基板の移載に際して、処理後用の整列歯を用いるようにしてもよい。例えば、2カセット分の処理済み基板を保持する基板搬送ロボット3から整列歯を用いることなく1カセット分をガイド813に移載してカセットに収納した後、残りの処理済み基板を移載する際に処理後用の整列歯を用いることで基板搬送ロボット3からの基板の受取りをより確実に行うことができる。
【0071】
また、基板へのパーティクル付着を低減するために、保持柱35R,35Lにおいては、洗浄処理および乾燥処理が終了した基板を保持する処理後基板保持領域AR5の基板に対して領域AR1がピッチ変換の基板受渡領域として使用される。プッシャーヘッド81においては、処理後ガイド813,813によって基板が保持される。
【0072】
なお、領域AR3は、洗浄液が付着した基板を保持する処理中基板保持として使われる。
【0073】
E.実施形態における効果
上記したように基板移載ユニット5Uでは、1つの突上部8によって2つのカセットC1,C2の基板を基板搬送ロボット3に移載して1つの基板群を形成することができるため、基板移載ユニット5Uの構成が簡素で、しかもコンパクトなものとなる。そのため、装置コストの低減を図ることでき、フットプリントも大幅に縮小することができる。
【0074】
また、従来の基板移載装置においては、FF配列とFB配列とを両方実行できる構成をとるためには、装置構成が複雑化していたのに対して、本実施形態にかかる基板移載装置(基板移載ユニット5U)によれば、簡素な構成でFF配列およびFB配列のいずれにも対応することができるという優れた効果を有している。
【0075】
また、カセットC1から保持柱35R,35Lに基板W1を移載する際(第1基板移載工程)、またカセットC2から保持柱35R,35Lに基板W2を移載する際(第2基板移載工程)、整列手段たる整列歯811,812によってカセットC1,C2内の基板を一旦整列させるようにしているので、各基板を確実に処理前ガイド814のV溝(保持溝)で保持することができ、高精度な基板移載処理を行うことができる。その結果、基板移載動作中に基板同士が擦れ合ったり、衝突するなどの不具合を防止することができる。
【0076】
また、この実施形態では、カセットをクランプするカセットクランプ機構9において、可動部材91側にシムなどの隙間調整部材93によって可動部材91とカセットCとの当り面を微調整することができるように構成しているので、基板搬送ロボット3との間で基板移載を行う際に、カセットCを基板移載領域Rにおいて高精度に位置決めすることができ、基板移載を良好に行うことができる。
【0077】
さらに、この実施形態では、FF配列およびFB配列を達成するために、カセットC1に対するカセットC2の向きを調整しているが、そのための構成として回転テーブル62のテーブル本体621の略中央部に平面視で十字状の凹部を設けるとともに、エアーシリンダ75のロッド753の伸縮動作によって「第1カセット受渡位置POS1」と「第2カセット受渡位置POS2」との2つのカセット受渡位置を形成し、エアーシリンダ75の動作制御によってFF配列およびFB配列に適したカセットの回転位置を調整しており、簡素な構成でFF配列およびFB配列を可能としている。また、回転テーブル62を回転駆動する駆動手段としてエアーシリンダ75を用いているため、モータによって回転駆動する場合に比べて装置コストを低くすることができる。
【0078】
F.その他
以上、実施の形態に即してこの発明を説明したが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
【0079】
(1)例えば、上記実施形態では、2つのカセットC1,C2内の基板W1,W2を基板搬送ロボット3に移載して1つの基板群を形成するようにしているが、3つ以上のカセットから基板を基板搬送ロボット3に移載する場合にも、本発明を適用することができる。この場合、ガイドにおけるピッチをカセット数に応じて変更するとともに、基板搬送ロボットでの基板の保持ピッチも同様に変更しておく必要がある。
【0080】
(2)また、上記実施形態では、カセット移載ロボット22の移動自由度の制約や基板処理装置のレイアウト上の制約からカセット載置ユニット2Uに載置されているカセット中の基板配列と基板搬送ロボット3での基板配列とが互いに直交関係にあり、回転テーブル61、62でカセットを90゜回転させる必要があるが、上記基板配列が互いに平行である場合には、テーブル61,62に回転機構を設ける必要はない。ただし、FB配列に加えてFF配列をも行うためには、テーブル61,62の少なくとも一方に回転機構を設ける必要がある。
【0081】
また、カセット移載ロボット22がいわゆる多関節ロボットで構成されており、カセットの向きを自由にコントロールしながら、カセットをテーブル61,62に搬送することができる場合には、テーブル61,62に回転機構を設けることなく、FF配列およびFB配列で基板移載を行うことができる。
【0082】
(3)また、上記実施形態では、カセットC2を回転させた後でカセットC2を基板移載領域Rに移動させるようにしているが、当該カセット回転と当該カセット移動とを同時に行うようにしてもよく、この場合、基板移載に要する時間を短縮することができる。
【0083】
(4)上記実施形態では、横行プレート63の移動制御によって上記ずれ量Δを調整しているが、基板搬送ロボット3側をY方向に移動させてずれ量Δを調整するようにしてもよい。
【0084】
(5)上記実施形態では、ノーマルピッチNPで形成されたV溝(整列溝)を有する整列歯811,812によって予め整列させた基板を、整列溝の数の2倍のV溝(保持溝)をハーフピッチHPで設けた処理前ガイド814によって受取り、さらに突上げるように構成しているが、整列溝に対して3,4,…倍などの整数倍の保持溝を設けた処理前ガイド(基板保持手段)によって保持しながら突上げる場合、上記実施形態と同様に予め整列歯(整列手段)によって整列させておくことで同様の効果が得られる。この場合、保持溝が3倍になれば3枚の整列歯を配置するようにすればよい。
【0085】
また、処理前ガイドにノーマルピッチNPの保持溝が形成されている場合にも、予め整列歯によって基板を整列させておくことで、カセットに所定の収納ピッチで収納している複数の基板を、その収納ピッチで正確に突上げることができる。
【0086】
(6)上記実施形態では、回転テーブル61,62上においてカセットC(C1,C2)を位置決め固定するクランプ機構(カセットの位置決め固定機構)9について説明したが、固定テーブル上でカセットを位置決め固定する場合にも、上記実施形態と同様に構成することで同様の効果、つまりカセットの位置を容易に、しかも高精度に修正することができるという効果が得られる。
【0087】
また、このクランプ機構(カセットの位置決め固定機構)9の適用対象は基板移載装置に限定されるものではなく、基板を収納したカセットを位置決め固定する必要がある装置全般に適用することができる。
【0088】
(7)上記実施形態では、回転テーブル(第1回転テーブル)62を回転駆動するための駆動手段としてエアーシリンダ75を用いているが、これの代わりにソレノイドなど、作動部が2つのポジションの間のみを往復移動するアクチュエータを用いることができる。
【0089】
(8)上記実施形態では、2種類の整列歯811,812を設けているが、1つの整列歯をカセットの種類に応じて同期移動させるようにしてもよい。
【0090】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の発明は、第1および第2テーブルに位置決めされた2つのカセット内の基板表面は、ハーフピッチで、同一方向に揃うFB配列とされ、または交互に反対方向を向くFF配列とされて、基板搬送ロボットに確実に保持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかるカセットの回転位置調整機構の一実施形態が適用された基板処理装置を示す斜視図である。
【図2】 図1の基板移載ユニットの平面図である。
【図3】 図1の基板移載ユニットの側断面図である。
【図4】 回転テーブルの構成およびこれに対応して設けられたカセットクランプ機構を示す斜視図である。
【図5】 ブッシャーヘッドの構成を示す部分切欠側面図である。
【図6】 整列歯およびガイドのそれぞれに設けられたV溝の位置関係を示す図である。
【図7】 基板搬送ロボットの基板を保持する部位の斜視図である。
【図8】 図7において矢印A方向から見た保持柱の形状を示す図である。
【図9】 保持柱のXZ断面を示す図である。
【図10】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FF配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【図11】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FF配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【図12】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FF配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【図13】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FF配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【図14】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FF配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【図15】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FF配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【図16】 第1基板移載工程の前半部分を示す模式図である。
【図17】 第1基板移載工程の後半部分を示す模式図である。
【図18】 第1基板移載工程の後半部分を示す模式図である。
【図19】 第2基板移載工程の後半部分を示す模式図である。
【図20】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FB配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【図21】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FB配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【図22】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FB配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【図23】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FB配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【図24】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FB配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【図25】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FB配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【図26】 基板移載方法の一実施形態を示す模式図であり、FB配列で基板搬送ロボットに移載する際の動作を示す図である。
【符号の説明】
3 基板搬送ロボット(基板搬送装置)
5U 基板移載ユニット(基板移載装置)
7 カセット移動部
8 突上部
61,62 回転テーブル
74,75 エアーシリンダ(駆動手段)
C,C1,C2 カセット
R 基板移載領域
W,W1,W2 基板[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cassette rotation position adjusting machine that adjusts the rotation position of a cassette in which a plurality of substrates are arranged and stored in the predetermined direction with the substrate surface facing a predetermined direction.StructureThe present invention relates to a substrate transfer apparatus provided.
[0002]
[Prior art]
In the manufacturing process of flat panel displays (FPD) such as liquid crystal display devices (LCD) and plasma display devices (PDP), semiconductor devices and various electronic components, a plurality of substrates are stored in a cassette in a standing posture. Often, these substrates are taken out, subjected to predetermined processing in each processing unit while being transferred to a plurality of processing units by a substrate transfer device, and then returned to the cassette again. For example, in the apparatus described in Japanese Patent Laid-Open No. 6-163673, a substrate transfer robot holds the substrates stored in two cassettes at a time, and these substrates are transferred between the substrate processing units in a batch. A series of processing is performed on the substrate.
[0003]
Specifically, two protrusion mechanisms are arranged in parallel below the substrate transfer area for transferring the substrate to and from the substrate transfer robot, and the cassette is transferred to the substrate transfer area while corresponding to these protrusion mechanisms. Then, the substrate in the cassette is pushed upward by the push-up mechanism and taken out to the upper position of the cassette. And, the mutual interval between the substrate group taken out from one cassette and the substrate group taken out from the other cassette becomes a mutual interval between adjacent substrates in each cassette, that is, a normal pitch (substrate storage pitch). The two thrusting mechanisms are close to each other with the substrate supported from below. After the intervals of all the substrates are aligned at the normal pitch in this way, the substrate transport robot holds these groups of substrates and the substrate transfer from the cassette to the substrate transport robot is completed. Note that when returning from the substrate transfer robot to the cassette, an operation substantially opposite to the above is executed.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the substrate transfer apparatus configured as described above has a problem that it cannot cope with various substrate arrangements. That is, in recent years, due to various needs for substrate processing, the arrangement of substrates may be changed when performing so-called batch processing for processing a plurality of substrates at once. For example, conventionally, an arrangement in which the mirror surfaces (surfaces) of the substrates are oriented in one direction is generally used. However, in order to achieve high cleanliness in the substrate cleaning process, the mirror surfaces of adjacent substrates face each other. It has been proposed that a substrate is arranged on the substrate (Japanese Patent No. 2598359). For convenience of the following description, an array in which the mirror surfaces (surfaces) of the substrates are oriented in one direction, so-called face-to-back is referred to as an “FB array”, while a substrate array in which mirror surfaces of adjacent substrates face each other, so-called face To face is referred to as “FF array”. However, in the substrate transfer apparatus, FB arrangement is possible, but FF arrangement is not possible.
[0005]
Therefore, a technique for selectively performing the FF array and the FB array as follows can be considered. That is, after one cassette (first cassette) is moved to the substrate transfer area, the substrate is pushed upward from the cassette and held by the substrate transfer device, another cassette (second cassette) After adjusting the rotational position so that the mirror surface of the substrate in the second cassette faces in the direction opposite to the mirror surface of the substrate already held in the substrate transfer device by directing in the direction opposite to the first cassette, The substrate in the second cassette enters between the substrates held by the substrate transfer device and is held by the substrate transfer device, so that the FF arrangement becomes possible. On the other hand, when the FB arrangement is performed, the substrate may be held by the substrate transfer apparatus in the same manner as described above after the second cassette is directed in the same direction as the first cassette.
[0006]
In this proposed example, in order to perform the FF arrangement, the cassettes are rotated in different directions before the substrates in the cassette are held by the substrate transfer device. As a mechanism for adjusting the rotation position by rotating the cassette in this way, for example, in Japanese Patent Laid-Open No. 1-251633, a rotary table configured to be able to mount the cassette is provided, and this rotary table is driven by a motor by 180 °. What is rotated is described.
[0007]
As described above, the mechanism for adjusting the rotational position of the cassette by rotating the rotary table by driving the motor has a problem that the cost of the apparatus is increased by adopting the motor driving method.
[0008]
If only the device cost is considered, it is possible to adopt an actuator such as an air cylinder as described in, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 6-163673. The rotation angle range of the table is 90 °, and the cassette placed on the rotation table is only rotated 90 ° in one direction. Therefore, it is impossible to control the two cassettes in opposite directions so that the mirror surfaces of the substrates stored in both cassettes face in opposite directions.
[0009]
The present invention has been made in view of the above problems, and is a cassette rotation capable of adjusting the rotation position of the cassette so that the surfaces of the substrates accommodated in the cassette face in opposite directions. Position adjusterStructureAn object of the present invention is to provide a provided substrate transfer apparatus at a low cost.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The invention of
[0011]
ThisIn the substrate transfer apparatus provided as the first and second rotational position adjusting mechanisms, the first and second tables are provided.PositionThe surface of the substrate in the two cassettes, Half pitch,Align in the same directionUFB arrayOr exchangeIn opposite directionsTheFF arrayAnd will be securely held by the substrate transfer robot..
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A. Outline of substrate processing equipment equipped with substrate transfer equipment
FIG. 1 is a perspective view showing a substrate processing apparatus to which an embodiment of a rotational position adjusting mechanism for a cassette according to the present invention is applied. In order to clarify the directional relationship with each drawing described later, XYZ rectangular coordinate axes are shown. It is shown. The
[0013]
The cassette mounting unit 2U includes a loading / unloading
[0014]
The substrate transfer unit 5U includes a cassette mounting portion 6 (FIGS. 2 and 3) configured to be capable of mounting two cassettes C, and can receive two cassettes C from the
[0015]
The substrate transfer robot 3 that has received the unprocessed substrate W from the cassette C via the substrate transfer unit 5U performs a pre-cleaning unit 4a that performs a pre-cleaning process that constitutes the
[0016]
Next, the configuration of the substrate transfer unit 5U as an embodiment of the substrate transfer apparatus according to the present invention and the configuration of the substrate transfer robot 3 that delivers the substrate W to and from the substrate transfer unit 5U have been described. The substrate transfer operation will be described in detail later.
[0017]
B. Configuration of substrate transfer unit 5U
2 and 3 are a plan view and a side sectional view of the substrate transfer unit, respectively. As shown in these drawings, the substrate transfer unit 5U includes a cassette mounting unit 6 configured to be able to mount two cassettes C, and a substrate transfer region by moving the cassette mounting unit 6 in the Y direction. A cassette moving unit (cassette moving means) 7 that selectively moves and positions one of the two cassettes C in R, and a position below the substrate transfer region R (in the −Z direction) are positioned in the substrate transfer region R. And a protruding
[0018]
B-1. Configuration of cassette mounting unit 6 and its surroundings
The cassette mounting unit 6 includes a traversing
[0019]
On the
[0020]
FIG. 4 is a perspective view showing the configuration of the rotary table 61 and the cassette clamp mechanism 9 provided corresponding thereto. In the rotary table 61, a table
[0021]
In addition, a
[0022]
One
[0023]
The other
[0024]
Further, when the
[0025]
As described above, in this embodiment, the cassette clamping mechanism 9 not only clamps the cassette C but also finely adjusts the contact surface between the
[0026]
In the above description, the configuration on the rotary table 61 side has been described in detail, but the rotary table 62 is also configured substantially the same, and is different from the rotary table 61 only in the following points. The difference between the rotary table 62 and the rotary table 61 is that the
[0027]
Further, a pair of
[0028]
In this manner, on the rotary table 62 side, the cassette C can be delivered in the state where the
[0029]
B-2. Configuration of the
[0030]
FIG. 5 is a partially cutaway side view showing the configuration of the
[0031]
Further, as shown in FIG. 5, a pair of
[0032]
Here, a V groove (FIG. 6A) formed on the
[0033]
In this embodiment, the alignment grooves are finished in a V shape. However, the groove shape is not limited to this, and any shape such as a U shape or a shape having a curved surface with a tapered surface curved inward. However, it is advantageous for the alignment of the substrate W to set the opening as wide as possible. Further, the arrangement relationship between the
[0034]
Below the
[0035]
Further, the height relationship between the tip portions (substrate support portions) of the
[0036]
The substrate transfer operation by the
[0037]
C. Configuration of substrate transfer robot (substrate transfer device) 3
As described above, the unprocessed substrate W in the cassette C can be taken out upward by the
[0038]
FIG. 7 is a perspective view of a portion that holds the substrate W of the substrate transfer robot 3. The substrate transfer robot 3 is movable in the X direction shown in FIG. 1 and has two pairs of holding
[0039]
As shown in FIG. 7, the holding columns 35 </ b> R and 35 </ b> L are configured by columnar members whose longitudinal direction is the Y direction. Each of the two holding
[0040]
Further, grooves for holding the substrate W in an upright posture are formed in the holding
[0041]
FIG. 8 is a view showing the shape of the holding
[0042]
As shown in FIGS. 7 to 9, the two holding columns 35 </ b> R and 35 </ b> L have a mirror surface shape. Further, the side surfaces of the holding
[0043]
D. Substrate transfer operation
Next, regarding the operation of transferring the unprocessed substrates W1 and W2 stored in the two cassettes C1 and C2 to the substrate transfer robot 3 by the substrate transfer unit 5U configured as described above, in the case of the FF arrangement And the case of the FB array will be described separately.
[0044]
D-1. About FF array
10 to 14 are schematic views showing an embodiment of the substrate transfer method. Unprocessed substrates W1 and W2 accommodated in cassettes C1 and C2 are transported in a half pitch HP and in an FF array. The operations when transferring to the robot 3 are shown in order. In these drawings (and FIGS. 20 to 26 described later), a white triangle mark is virtually attached to the mirror surface side in order to clarify the mirror surface (surface) of the substrate.
[0045]
In the initial state of the substrate transfer unit 5U, the
[0046]
Here, when a substrate transfer by the FF array is instructed to the control unit that controls the substrate transfer unit 5U, the control unit gives an operation command to each element constituting the substrate transfer unit 5U at an appropriate timing. The respective elements are operated as follows in synchronization with the operations of the
[0047]
First, the
[0048]
When the operation of placing the cassettes C1 and C2 on the rotary tables 61 and 62 is completed, the
[0049]
Then, after the cassettes C1 and C2 are clamped by the cassette clamping mechanism 9, the unprocessed substrate W1 in the cassette C1 is pushed upward by the
[0050]
Here, the transfer of the substrate W1 from the cassette C1 to the holding
[0051]
FIG. 16 is a schematic diagram illustrating the first half of the first substrate transfer process, and is a view of the
[0052]
After the
[0053]
As described above, in this embodiment, the unprocessed substrate W1 stored at the normal pitch NP in the cassette C1 is directly pushed up by the
[0054]
FIGS. 17 and 18 are schematic diagrams showing the latter half of the first substrate transfer process, and are schematic diagrams showing the operation of the substrate transport robot 3 that holds the substrate W <b> 1 pushed up by the
[0055]
Thereafter, when the
[0056]
Next, returning to FIG. 14, the description of the substrate transfer operation will be continued. When the first substrate transfer process is completed as described above, the rod of the
[0057]
Next, the unprocessed substrate W2 in the cassette C2 is pushed upward by the
[0058]
At this time, in this embodiment, the unprocessed substrate W2 stored at the normal pitch NP in the cassette C2 is not directly pushed up by the
[0059]
Further, these substrates W2 are in the same position as the
[0060]
Thereafter, when the
[0061]
When all the substrates W1, W2 are pushed up by the
[0062]
D-2. About FB array
FIGS. 20 to 26 show operations in order when the unprocessed substrates W1 and W2 stored in the cassettes C1 and C2 are transferred to the substrate transport robot 3 in the half pitch HP and in the FB arrangement. .
[0063]
The initial state of the substrate transfer unit 5U is as described in the operation of the FF array. And when the substrate transfer by the FB arrangement is instructed to the control unit that controls the substrate transfer unit 5U, the control unit gives an operation command to each element constituting the substrate transfer unit 5U at an appropriate timing, Each element is operated as follows in synchronization with the operations of the
[0064]
First, the
[0065]
When the placement preparation of the cassettes C1 and C2 is completed, the
[0066]
Subsequently, the
[0067]
Then, after the cassettes C1 and C2 are clamped by the cassette clamping mechanism 9, the unprocessed substrate W1 in the cassette C1 is pushed upward by the
[0068]
When the first substrate transfer process is completed, the rod of the
[0069]
Next, the unprocessed substrate W2 in the cassette C2 is pushed upward by the
[0070]
D-3. Other substrate transfer operations
In the above-mentioned items “D-1” and “D-2”, the transfer of the unprocessed substrates W1 and W2 from the cassette to the substrate transfer robot 3 has been described. However, from the substrate transfer robot 3 to the cassettes C1 and C2 The transfer of the processed substrate to can be performed in the reverse order of the steps described above. However, the substrate alignment processing by the
[0071]
In order to reduce the adhesion of particles to the substrate, in the holding
[0072]
The area AR3 is used as a substrate holding during processing for holding the substrate to which the cleaning liquid is attached.
[0073]
E. Effects in the embodiment
As described above, the substrate transfer unit 5U can transfer the substrates of the two cassettes C1 and C2 to the substrate transfer robot 3 by one
[0074]
Further, in the conventional substrate transfer apparatus, in order to adopt a configuration capable of executing both the FF array and the FB array, the apparatus configuration is complicated, whereas the substrate transfer apparatus according to the present embodiment ( The substrate transfer unit 5U) has an excellent effect of being able to cope with both the FF array and the FB array with a simple configuration.
[0075]
Further, when the substrate W1 is transferred from the cassette C1 to the holding
[0076]
Further, in this embodiment, the cassette clamping mechanism 9 for clamping the cassette is configured such that the contact surface between the
[0077]
Further, in this embodiment, in order to achieve the FF arrangement and the FB arrangement, the orientation of the cassette C2 with respect to the cassette C1 is adjusted. As a configuration for that purpose, a plan view is provided in a substantially central portion of the
[0078]
F. Other
Although the present invention has been described above according to the embodiment, the present invention is not limited to the above embodiment.
[0079]
(1) For example, in the above embodiment, the substrates W1 and W2 in the two cassettes C1 and C2 are transferred to the substrate transport robot 3 to form one substrate group. The present invention can also be applied to a case where the substrate is transferred to the substrate transport robot 3. In this case, it is necessary to change the pitch of the guide in accordance with the number of cassettes and also change the holding pitch of the substrate in the substrate transport robot.
[0080]
(2) Further, in the above-described embodiment, the substrate arrangement and the substrate transport in the cassette placed on the cassette placing unit 2U due to restrictions on the freedom of movement of the
[0081]
When the
[0082]
(3) In the above embodiment, the cassette C2 is moved to the substrate transfer region R after the cassette C2 is rotated. However, the cassette rotation and the cassette movement may be performed simultaneously. In this case, the time required for substrate transfer can be shortened.
[0083]
(4) In the above embodiment, the shift amount Δ is adjusted by movement control of the traversing
[0084]
(5) In the above-described embodiment, the substrate previously aligned by the
[0085]
In addition, even when a normal pitch NP holding groove is formed in the guide before processing, by aligning the substrates with alignment teeth in advance, a plurality of substrates stored in the cassette at a predetermined storage pitch can be obtained. It can be pushed up accurately with the storage pitch.
[0086]
(6) In the above embodiment, the clamp mechanism (cassette positioning and fixing mechanism) 9 for positioning and fixing the cassette C (C1 and C2) on the rotary tables 61 and 62 has been described. However, the cassette is positioned and fixed on the fixed table. Even in this case, the same effect as that of the above embodiment, that is, the effect that the position of the cassette can be easily corrected with high accuracy can be obtained.
[0087]
Further, the application target of the clamp mechanism (cassette positioning / fixing mechanism) 9 is not limited to the substrate transfer apparatus, and can be applied to any apparatus that needs to position and fix the cassette containing the substrate.
[0088]
(7) In the above embodiment, the
[0089]
(8) In the above embodiment, two types of
[0090]
【The invention's effect】
As described above, the invention according to
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a substrate processing apparatus to which an embodiment of a rotational position adjusting mechanism for a cassette according to the present invention is applied.
FIG. 2 is a plan view of the substrate transfer unit of FIG.
3 is a side sectional view of the substrate transfer unit of FIG. 1. FIG.
FIG. 4 is a perspective view showing a configuration of a rotary table and a cassette clamp mechanism provided corresponding to the rotary table.
FIG. 5 is a partially cutaway side view showing the configuration of the busher head.
FIG. 6 is a view showing a positional relationship of V grooves provided in each of the alignment teeth and the guide.
FIG. 7 is a perspective view of a portion for holding a substrate of the substrate transfer robot.
8 is a view showing the shape of the holding column viewed from the direction of arrow A in FIG.
FIG. 9 is a view showing an XZ cross section of the holding column.
FIG. 10 is a schematic diagram illustrating an embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram illustrating an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FF arrangement.
FIG. 11 is a schematic diagram illustrating an embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram illustrating an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FF arrangement.
FIG. 12 is a schematic diagram illustrating an embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram illustrating an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FF arrangement.
FIG. 13 is a schematic diagram illustrating an embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram illustrating an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FF arrangement.
FIG. 14 is a schematic diagram illustrating an embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram illustrating an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FF arrangement.
FIG. 15 is a schematic diagram illustrating an embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram illustrating an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FF arrangement.
FIG. 16 is a schematic diagram showing the first half of the first substrate transfer process.
FIG. 17 is a schematic diagram showing the latter half of the first substrate transfer process.
FIG. 18 is a schematic diagram showing the latter half of the first substrate transfer process.
FIG. 19 is a schematic diagram showing the latter half of the second substrate transfer process.
FIG. 20 is a schematic diagram showing an embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram showing an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FB arrangement.
FIG. 21 is a schematic diagram showing an embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram showing an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FB arrangement.
FIG. 22 is a schematic diagram illustrating an embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram illustrating an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FB arrangement.
FIG. 23 is a schematic diagram showing an embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram showing an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FB arrangement.
FIG. 24 is a schematic diagram showing one embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram showing an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FB arrangement.
FIG. 25 is a schematic diagram illustrating an embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram illustrating an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FB arrangement.
FIG. 26 is a schematic diagram illustrating an embodiment of a substrate transfer method, and is a diagram illustrating an operation when transferring to a substrate transfer robot in an FB arrangement.
[Explanation of symbols]
3 Substrate transfer robot (substrate transfer device)
5U substrate transfer unit (substrate transfer device)
7 Cassette moving part
8 top
61, 62 Rotary table
74,75 Air cylinder (drive means)
C, C1, C2 cassette
R substrate transfer area
W, W1, W2 substrate
Claims (1)
前記各カセットを受渡し可能な第1位置と、当該第1位置に対し水平面内で90゜回転した第2位置との間で往復回転自在に並設された第1および第2回転テーブルと、
前記第1および第2回転テーブルを前記第1位置と第2位置との間で回転駆動する駆動手段と、
前記駆動手段を制御して、前記第1および第2回転テーブルを、互いに同一方向又は互いに反対方向へ90゜回転させて選択的に前記カセットの回転位置を調整する第1および第2回転位置調整機構と、
前記第1および第2回転位置調整機構によって基板表面の向きが調整された2つのカセットを順番に基板の移載を行うための基板移載領域に移動して位置決めするカセット移動手段と、
前記基板移載領域の下方位置に配置され、前記基板移載領域に順番に位置決めされたカセットから前記複数枚の基板を整列歯で上方に突上げて、前記所定ピッチに対するハーフピッチで基板が支持可能にされた保持柱を有する基板搬送ロボットに移載するための突上手段と、を備え、
前記突上手段は、第1回転テーブルに載置されたカセットに収納されている複数枚の基板を下方から前記所定ピッチで整列支持する第1整列歯と、第2回転テーブルに載置されたカセットに収納されている複数枚の基板を前記第1整列歯に対しハーフピッチずらされた下方から整列支持して前記第1整列歯で整列された複数枚の基板のそれぞれの間に互いに平行配列させる第2整列歯と、第1整列歯、第2整列歯で支持した複数枚の基板を順次支持して基板搬送ロボットに移載するためのハーフピッチの整列歯を有するガイドとを有することを特徴とする基板移載装置。 A substrate transfer apparatus for transferring a substrate from two cassettes housed in a standing posture at a predetermined pitch in a substrate transport apparatus with a plurality of substrates is the surface in the same direction,
First and second rotary tables arranged in parallel so as to be reciprocally rotatable between a first position where each cassette can be delivered and a second position rotated 90 ° within the horizontal plane with respect to the first position;
Driving means for rotating the first and second rotary tables between the first position and the second position;
First and second rotational position adjustments for selectively adjusting the rotational position of the cassette by controlling the driving means to rotate the first and second rotary tables by 90 ° in the same direction or in opposite directions. Mechanism,
Cassette moving means for moving and positioning the two cassettes whose substrate surface orientation has been adjusted by the first and second rotational position adjusting mechanisms to a substrate transfer region for transferring the substrates in sequence,
The substrate is supported at a half pitch with respect to the predetermined pitch by projecting the plurality of substrates upward with alignment teeth from a cassette that is arranged below the substrate transfer region and is sequentially positioned in the substrate transfer region. And a protrusion means for transferring to a substrate transfer robot having a holding column enabled,
The protrusion means is mounted on the second rotating table and first alignment teeth for aligning and supporting a plurality of substrates stored in a cassette mounted on the first rotating table at a predetermined pitch from below. A plurality of substrates housed in a cassette are aligned and supported from below and shifted from each other by a half pitch with respect to the first alignment teeth, and arranged parallel to each other between the plurality of substrates aligned by the first alignment teeth. a second alignment teeth which, first aligning teeth, to a plurality of substrates supported by the second alignment teeth successively supporting and to have a guide having an alignment teeth half pitch for transferring the substrate transport robot A substrate transfer apparatus characterized by the above.
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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