JP4047048B2 - シート - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗員の尻部を支持するシートクッションと、前記乗員の背部を支持するシートバックとからなるシート本体と、前記シート本体の前後方向の位置を調整するシートスライド機構と、前記シートバックの傾動角を調整するリクライニング機構とを有したシートに関する。
【0002】
【従来の技術】
図14に示すように、フロントシート1、セカンドシート3、サードシート5からなる3列シートの車両7においては、セカンドシート3、サードシート5への乗降は、セカンドシート3の側方に設けられたスライドドア9を介して行なわれる。
【0003】
特に、サードシート5への乗降は、セカンドシート3が邪魔になるので、図15に示すように、セカンドシート3のシートバック3aを前傾させ、セカンドシート3をフロントシート1側へ前進させて、セカンドシート3とサードシート5との間隔を広げて、スライドドア9からの乗降を容易としている。
【0004】
このような作動は、一般にウォークイン機構といわれる機構で実現され、着座者がいない状態でセカンドシート3のリクライニング機構をロック解除すると、シートバック3aが所定の角度まで前傾すると共に、リクライニング機構のロック解除に連動して、セカンドシート3のシートスライド機構のロックが解除され、スプリングの付勢力または人力でセカンドシート3を前進させるものである。また、このウォークイン機構では、前傾したシートバックを着座可能な状態へ戻すと、シートスライド機構のロックが作動するようになっている。
【0005】
一方、このような3列シートの車両7においては、図16に示すように、セカンドシート3のシートバック3aがシートクッション3bに当接するまで前傾できるリクライニング機構を有し、折りたたまれたシートバック3aの背面がサードシート5の着座者のためのテーブルとなったり、荷室となるものがある。
【0006】
尚、本明細書では、以下、シートバックがシートクッションに当接するまで前傾することをシートバックの折りたたみという。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、3列シートのセカンドシート3で、シートスライドスライド機構と、折りたたみ状態までシートバック3aを前傾させるリクライニング機構を有するものはあるが、ウォークイン機構まで有するものは無い。
【0008】
これは、折りたたみ状態までシートバック3aを前傾させるリクライニング機構を有したセカンドシートでウォークイン機構を取り付けることを考えた場合、シートバック3aの前傾までは従来のウォークイン機構で可能であるが、その際、連動してシートスライド機構のロック機構もロック解除される。シートスライド機構がロック解除されたまま、セカンドシート3のシートバック3aの背面をテーブルや荷室として使用できないので、シートスライド機構のロックを行なう必要があるが、シートスライドをロックさせるためには、シートバック3aを着座可能な状態にもどす必要があり、テーブル、荷室として使用できないからである。
【0009】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、ウォークインも、シートバックの折りたたみも一連の作動で可能なシートを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する請求項1記載の発明は、乗員の尻部を支持するシートクッションと、前記乗員の背部を支持するシートバックとからなるシート本体と、前記シート本体の前後方向の位置を調整するシートスライド機構と、前記シートバックの傾動角を調整するリクライニング機構と、を有したシートにおいて、前記リクライニング機構がロック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構と、前記シートバックの傾動と共に回転するカムドライブアーム、前記カムドライブアームに回転可能に設けられ、前記シートスライド機構のスライドロックレバーに当接可能なオープンレバー、前記カムドライブアーム、前記オープンレバーのいずれかに設けられ、オープンレバーの一方向の回転を規制するストッパ、前記オープンレバーを前記ストッパにより回転が規制される方向に付勢する第1の付勢手段で構成され、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間で、前記カムドライブアーム及び前記オープンレバーが一体に回転することにより前記シートスライド機構のスライドロックレバーがアンロック方向に移動し、前記シートスライド機構をロック解除し、前記シートバックが前記シートクッションに当接するまでの間で前記オープンレバーが前記スライドロックレバーから離脱し、前記シートスライド機構をロックするスライドロックコントロール機構とを備えたことを特徴とするシートである。
【0011】
リクライニング機構をロック解除し、シートバックを前傾させると、中間ロック機構により一旦前傾が禁止される。
この時、スライドロックコントロール機構においては、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間で、前記カムドライブアーム及び前記オープンレバーが一体に回転することにより前記シートスライド機構のスライドロックレバーがアンロック方向に移動し、前記シートスライド機構をロック解除する。
【0012】
ウォークインを行なう際には、中間ロック機構によりシートバックの前傾が禁止されている状態で、シートを前進させウォークイン状態とする。ウォークイン状態から着座可能な状態へ復帰させるには、シートを後に戻し、シートバックを後傾させる。そのシートバックの後傾の途中で、スライドロックコントロール機構により、シートスライド機構が再びロックする。
【0013】
一方、シートバックを折りたたむ際には、中間ロック機構を解除して、シートバックをさらに前傾させ、シートバックを折りたたむ。そのシートバックの前傾の途中で、前記オープンレバーが前記スライドロックレバーから離脱し、前記シートスライド機構をロックする。シートバックの折りたたみ状態から着座可能な状態へ復帰させるには、シートバックを後傾させる。
【0014】
このように、前記リクライニング機構がロック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構と、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間で前記シートスライド機構をロック解除し、前記中間ロック機構がロック解除され、前記シートクッションに当接するまでの間で前記シートスライド機構をロックするスライドロックコントロール機構とを備えたことで、シートのウォークインとシートバックの折りたたみとが一連の作動で可能となる。
【0015】
スライドロックコントロール機構自体で、シートスライド機構をロック解除しているので、部品点数が少なく、操作が確実になる。
また、シートバックの折りたたみ状態から着座可能な状態へ復帰させるために、シートバックを後傾させる際に、オープンレバーが回転するので、シートスライド機構がロック→ロック解除→ロックすることがなくなる。すなわち、シートバック後傾時に、シートスライド機構がロック解除することがなくなる。
【0016】
請求項2記載の発明は、乗員の尻部を支持するシートクッションと、前記乗員の背部を支持するシートバックとからなるシート本体と、前記シート本体の前後方向の位置を調整するシートスライド機構と、前記シートバックの傾動角を調整するリクライニング機構と、を有したシートにおいて、前記リクライニング機構がロック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構と、前記シートバックの傾動と共に回転するカムドライブアーム、前記カムドライブアームに回転可能に設けられ、フック部を有するカムフック、前記カムドライブアームと同軸上で回転可能に設けられ、前記カムフックのフック部が係脱可能な係合溝を有し、前記シートスライド機構のロックを解除可能なオープンレバー、該オープンレバーが前記シートスライド機構のスライドロックレバーから離れる方向に付勢する第1の付勢手段、カムフックのフック部が前記オープンレバーの係合溝に係合する方向に前記カムフックを付勢する第2の付勢手段、カムフックが当接することにより、前記カムフックのフック部が前記オープンレバーの係合溝から離脱する方向に前記カムフックを回転させるストッパ、で構成され、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間は前記カムフックのフック部が前記オープンレバーの係合溝に係合し、前記オープンレバーが回転し、このオープンレバーの回転により前記シートスライド機構のスライドロックレバーがアンロック方向に移動し、前記シートスライド機構をロック解除し、前記シートバックが前記シートクッションに当接するまでの間で前記カムフックが前記ストッパに当接し、前記カムフックのフック部が前記オープンレバーの係合溝から離脱し、前記シートスライド機構をロックするスライドロックコントロール機構と、を備えたことを特徴とするシートである。
【0017】
リクライニング機構をロック解除し、シートバックを前傾させると、中間ロック機構により一旦前傾が禁止される。
この時、スライドロックコントロール機構においては、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間は前記カムフックのフック部が前記オープンレバーの係合溝に係合し、前記オープンレバーが回転し、このオープンレバーの回転により前記シートスライド機構のスライドロックレバーがアンロック方向に移動し、前記シートスライド機構をロック解除する。
【0018】
ウォークインを行なう際には、中間ロック機構によりシートバックの前傾が禁止されている状態で、シートを前進させウォークイン状態とする。ウォークイン状態から着座可能な状態へ復帰させるには、シートを後に戻し、シートバックを後傾させる。そのシートバックの後傾の途中で、スライドロックコントロール機構により、シートスライド機構が再びロックする。
【0019】
一方、シートバックを折りたたむ際には、中間ロック機構を解除して、シートバックをさらに前傾させ、シートバックを折りたたむ。そのシートバックの前傾の途中で、カムフックがストッパに当接し、カムフックが回転し、カムフックのフック部が前記オープンレバーの係合溝から離脱し、オープンレバーは元位置に戻り、前記シートスライド機構がロックする。シートバックの折りたたみ状態から着座可能な状態へ復帰させるには、シートバックを後傾させる。
【0020】
このように、前記リクライニング機構がロック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構と、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間で前記シートスライド機構をロック解除し、前記中間ロック機構がロック解除され、前記シートクッションに当接するまでの間で前記シートスライド機構をロックするスライドロックコントロール機構とを備えたことで、シートのウォークインとシートバックの折りたたみとが一連の作動で可能となる。
【0021】
スライドロックコントロール機構自体で、シートスライド機構をロック解除しているので、部品点数が少なく、操作が確実になる。
請求項3記載の発明は、前記ケーブルはケーブルとアウタケーブルからなり、前記カムドライブアームの近傍に、前記ケーブルを案内するプーリを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のシートである。
【0022】
前記カムドライブアームの近傍に、前記ケーブルを案内するプーリを設けたことにより、ケーブルとアウタケーブルとの無理な接触がなくなる。
請求項4記載の発明は、乗員の尻部を支持するシートクッションと、前記乗員の背部を支持するシートバックとからなるシート本体と、前記シート本体の前後方向の位置を調整するシートスライド機構と、前記シートバックの傾動角を調整するリクライニング機構と、を有したシートにおいて、前記リクライニング機構がロック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構と、前記シートバックの傾動と共に移動するガイドプレート、該ガイドプレートを直線案内する第1のガイド、該ガイドプレート上で回転可能に取り付けられ、フック部を有するローリングフックと、該ローリングフックのフック部が係脱可能なフック部が形成されたスライドフック、該スライドフックを前記第1のガイドの案内方向と略平行な方向に直線案内する第2のガイド、前記ローリングフックのフック部が前記スライドフックのフック部に係合する方向に前記ローリングフックを付勢する第1の付勢手段、前記ローリングフックが当接可能で、前記ローリングフックのフック部が前記スライドフックのフック部より離脱する方向に前記ローリングフックを案内するガイド手段、前記スライドフックの移動と共に回転し、前記シートスライド機構のスライドロックレバーをアンロック方向に押圧可能なロック解除プレート、該ロック解除プレートを前記シートスライド機構のスライドロックレバーより離脱する方向に付勢する第2の付勢手段で構成され、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間はローリングフックのフック部は前記スライドフックのフック部に係合し、前記ガイドプレートと前記スライドフックとは一体となって移動し、この移動によりロック解除プレートが前記シートスライド機構のスライドロックレバーをアンロック方向に押し、前記シートスライド機構をロック解除し、前記シートバックが前記シートクッションに当接するまでの間で前記ガイド手段により、前記ローリングフックのフック部が前記スライドフックのフック部より離脱し、前記シートスライド機構をロックするスライドロックコントロール機構と、を備えたことを特徴とするシートである。
【0023】
リクライニング機構をロック解除し、シートバックを前傾させると、中間ロック機構により一旦前傾が禁止される。
この時、スライドロックコントロール機構においては、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間はローリングフックのフック部は前記スライドフックのフック部に係合し、前記ガイドプレートと前記スライドフックとは一体となって移動し、この移動によりロック解除プレートが前記シートスライド機構のスライドロックレバーをアンロック方向に押し、前記シートスライド機構をロック解除する。
【0024】
ウォークインを行なう際には、中間ロック機構によりシートバックの前傾が禁止されている状態で、シートを前進させウォークイン状態とする。ウォークイン状態から着座可能な状態へ復帰させるには、シートを後に戻し、シートバックを後傾させる。そのシートバックの後傾の途中で、スライドロックコントロール機構により、シートスライド機構が再びロックする。
【0025】
一方、シートバックを折りたたむ際には、中間ロック機構を解除して、シートバックをさらに前傾させ、シートバックを折りたたむ。そのシートバックの前傾の途中で、前記シートバックが前記シートクッションに当接するまでの間で前記ガイド手段により、前記ローリングフックのフック部が前記スライドフックのフック部より離脱し、前記シートスライド機構をロックする。シートバックの折りたたみ状態から着座可能な状態へ復帰させるには、シートバックを後傾させる。
【0026】
このように、前記リクライニング機構がロック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構と、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間で前記シートスライド機構をロック解除し、前記中間ロック機構がロック解除され、前記シートクッションに当接するまでの間で前記シートスライド機構をロックするスライドロックコントロール機構とを備えたことで、シートのウォークインとシートバックの折りたたみとが一連の作動で可能となる。
【0027】
スライドロックコントロール機構自体で独立した機構ユニットとなるので、故障時での交換が容易となる。また、既存のシートにも取付けやすい。
請求項5記載の発明は、前記シートバックの傾動はケーブルを介して前記ガイドプレートに伝達され、前記第1の付勢手段は前記ケーブルを張る方向に前記ガイドプレートを付勢することを特徴とする請求項4記載のシートである。
【0028】
第1の付勢手段は、前記ローリングフックを付勢すると共に、ガイドプレートをケーブルを張る方向に付勢するので、ローリングフックのみを付勢する手段と、ガイドプレートを付勢する手段をそれぞれ設ける場合に比べて、部品点数の削減を図れる。
【0029】
請求項6記載の発明は、前記中間ロック機構は、前記シートバック側、前記シートクッション側の一方に設けられた中間ストッパレバーと、前記シートバック側、前記シートクッション側の他方に設けられ、段部が形成されたカムと、前記中間ストッパレバーを前記カムに押し付ける付勢手段とからなり、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態まで傾動する間で、前記カムの段部に前記中間ストッパレバーが当接し、前記シートバックの前傾を禁止するように前記カムの形状を設定したことを特徴とする請求項1、2、4のいずれかに記載のシートである。
【0030】
着座可能な状態からシートバックを前傾すると、中間ストッパレバーがカムの段部に当接し、シートバックの前傾は禁止されるが、折りたたまれた状態からシートバックが後傾すると、中間ストッパレバーはカムの段部を滑り落ち、シートバックの後傾が禁止されることはない。
【0031】
【発明の実施の形態】
次に図面を用いて本発明の実施の形態例を説明する。
(第1の実施の形態例(請求項1、請求項3、請求項6に対応))
(全体構成)
最初に、図1を用いて、第1の実施の形態例のシートの全体構成を説明する。
【0032】
図において、シートスライド機構100は、フロア側に固着されるロアレール110と、ロアレール110に移動可能に係合するアッパレール120とからなっている。
【0033】
アッパレール120には、着座者の尻部を支持するシートクッション201側の部材であるロアアーム200が固着され、ロアアーム200に対してリクライニング機構300を介して着座者の背部を支持するシートバック401側の部材であるアッパアーム400が傾動可能に設けられている。
【0034】
尚、本実施の形態例のリクライニング機構300は、シートバック401が着座可能な位置から折りたたみ状態(シートクッション201上に当接する状態)までシートバック401の傾動が可能とするものである。
【0035】
ロアアーム200と、アッパアーム400とには、リクライニング機構300がロック解除され、シートバック401が前傾する際に、シートバック401が着座可能な状態を過ぎて折りたたみ状態(シートバック401がシートクッション201に当接する状態)までの間で、シートバック401の傾動を禁止する中間ロック機構500が設けられている。
【0036】
ロアアーム200には、シートバック401が前傾する際に、シートバック401が着座可能な状態を過ぎて中間ロック機構500により傾動が禁止される間でシートスライド機構100をロック解除し、中間ロック機構500がロック解除され、折りたたみ状態になるまでの間でシートスライド機構100をロックするスライドロックコントロール機構600が設けられている。
(中間ロック機構)
中間ロック機構500の説明を行なう。アッパアーム400には、段部503が設けられたカム部505が形成されている。
【0037】
一方、ロアアーム200には、カム部505に当接可能な中間ストッパレバー501が回転可能に設けられている。さらに、中間ストッパレバー501は、図示しない付勢手段により、矢印C方向に付勢され、中間ストッパレバー501はアッパアーム400のカム部505に常に当接するようになっている。
【0038】
そして、カム部505の段部503はシートバック401が着座可能な状態を過ぎて折りたたみ状態まで傾動する間で、カム部505の段部503に中間ストッパレバー501が当接し、シートバック401の前傾を禁止するようにカム部505の形状は設定されている。
(シートスライド機構)
シートスライド機構100には、アッパレール120の移動を禁止するロック機構が設けられている。
【0039】
ロック機構を説明する斜視図である図4に示すように、ロアレール110には長手方向にそってロック歯111が形成されている。
一方、図1の切断線C−Cでの断面図である図3に示すように、2枚の板材からなるアッパレール120の間には、ピン121を用いてスライドロックレバー123が設けられている。
【0040】
図1、図3、図4に示すように、スライドロックレバー123の回転端部には、折り曲げ部125が形成され、折り曲げ部125には、ロアレール110のロック歯111が係脱可能なロック穴127が形成されている。したがって、アッパレール120側のスライドロックレバー123のロック穴127がロアレール110のロック歯111に係合しているときには、アッパレール120の移動が禁止され、アッパレール120側のスライドロックレバー123のロック穴127がロアレール110のロック歯111より離脱しているきには、アッパレール120の移動が許容されることとなる。
【0041】
さらに、スライドロックレバー123の上部には、図1及び図3に示すように、ロアアーム200に形成された穴200aを介して外部に突出する折り曲げ部123aが形成されている。そして、一端部がロアアーム200に他端部がスライドロックレバー123の折り曲げ部123aに係止されるスプリング129により、スライドロックレバー123は、図において矢印D方向に付勢され、通常はそのロック穴127がロアレール110のロック歯111に係合し、アッパレール120の移動を禁止している(シートスライド機構のロック状態)。
(スライドロックコントロール機構)
図1に示すように、リクライニング機構300のヒンジピン301には、略L字形のレリーズレバー601が回転可能に係合している。このレリーズレバー601の一方の回転端部は、アッパアーム400に設けられた切り起し部400aと当接可能となっている。尚、ヒンジピン301の端面には、すり割り部301aが形成され、内端部がこのすり割り部301aに、中間部がヒンジピン301を巻回し、外端部がアッパアーム400の切り起し部400aに係止されるスパイラルスプリング305によりシートバック401は前傾する方向に付勢されている。
【0042】
レリーズレバー601の他方の回転端部にはケーブル603の一方の端部が接続され、このケーブル603の他方の端部にはロアアーム200にピン605を用いて回転可能に取り付けられたカムドライブアーム607に接続されている。
【0043】
尚、ケーブル603は一方の端部がリクライニング機構300付近のロアアーム200に固着され、他方の端部がスライドロックコントロール機構600付近のロアアーム200に固着されたアウタケーブル604内を挿通している。そして、カムドライブアーム607側のケーブル603は、カムドライブアーム607の近傍のロアアーム200に設けられたプーリ606を介してカムドライブアーム607に接続されている。
【0044】
カムドライブアーム607は中間部がピン605に巻回され、一方の端部がロアアーム200に、他方の端部がカムドライブアーム607に係止された第2の付勢手段としてのトーションスプリング609により、カムドライブアーム607はケーブル603を張る方向(矢印E方向)に付勢されている。
【0045】
カムドライブアーム607には、図2に示すように、ピン613を用いて、シートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aに当接可能なオープンレバー615が回転可能に設けられている。このオープンレバー615には、カムドライブアーム607のカム面608に当接可能な折り曲げ突起617(ストッパ)が形成されている。そして、中間部がピン613に巻回され、一方の端部がオープンレバー615に係止され、他方の端部がピン613のすり割り部613aに係止された第1の付勢手段としてのトーションスプリング619により、オープンレバー615は、その折り曲げ突起617がカムドライブアーム607のカム面608に当接する方向(矢印F方向:突起617により回転が規制される方向)に付勢されている。
【0046】
次に、上記構成の作動を図5を用いて説明する。
▲1▼(I)〜(II)着座可能な状態(ニュートラル状態)
この状態は、シートスライド機構はロック状態にある。
【0047】
▲2▼(III)中間ストッパ作動
図1において、着座者が着座していない状態で、リクライニング機構300のレバーを操作すると、スパイラルスプリング305の付勢力でシートバック401が前傾れし始める。
【0048】
シートバック401の前傾により、アッパアーム400の切り起し部400aがレリーズレバー601を押し、レリーズレバー601が回転し、レリーズレバー601の動きはケーブル603を介してスライドロックコントロール機構600のカムドライブアーム607に伝達され、トーションスプリング609の付勢力に抗してカムドライブアーム607は矢印Eと逆方向(反時計方向)に回転する。このカムドライブアーム607の回転により、オープンレバー615も共に回転し、図6(a)(b)に示すように、シートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aを押し、シートスライド機構100のロック解除がなされる。
【0049】
所定の角度までシートバック401が前傾すると、中間ロック機構500のアッパアーム400側の段部503が中間ストッパレバー501に当接し、それ以上のシートバック401の前傾が禁止される。
【0050】
▲3▼(III)の状態から、ウォークインをさせる場合は、シートスライド機構100のロック解除がなされているので、シートを前進させ、ウォークイン状態とする。
【0051】
尚、ウォークイン状態から着座可能な状態に復帰させるには、シートを後に戻し、シートバック401を後傾させる。この時、シートバック401の後傾が始まると、カムドライブアーム607及びオープンレバー615も元の位置に向かって回転し始め、シートスライド機構100はすぐにロックされる。そして、スライドロックコントロール機構600のカムドライブアーム607及びオープンレバー615は着座可能な状態の位置に戻る。
【0052】
▲4▼(III)の状態からシートバックを折りたたむ際には、中間ロック機構500の中間ストッパレバー501を操作して、段部503と中間ストッパレバー501との当接を解除し、シートバック401の更なる前傾を可能とする。中間ストッパレバー501の操作は、アッパアーム400の段部503が中間ストッパレバー501を通過するまで行なえば足りる。その後、中間ストッパレバー501の操作力を解除しても、中間ストッパレバー501はアッパアーム400に押接し、シートバック401の前傾を禁止することはない。
【0053】
シートバック401をさらに前傾させ、シートバック401を折りたたむ。そのシートバック401の前傾の途中で、図6(c)に示すように、スライドロックコントロール機構600のカムドライブアーム607に設けられたオープンレバー615がシートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aから離れ、シートスライド機構100のロックがなされる。
【0054】
次に、このシートバック401の折りたたみ状態から着座可能な状態に復帰させるには、シートバック401を後傾させる。
この時、シートバック401の後傾が始まると、カムドライブアーム607も元の位置に向かって回転し始める。
【0055】
オープンレバー615は矢印Fと逆方向(時計方向)の回転は許容されているので、ロック状態にあるシートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aを乗り越え、スライドロックコントロール機構600のカムドライブアーム607、オープンレバー615は着座可能な状態の位置に戻る。
【0056】
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)リクライニング機構300がロック解除され、シートバック401が前傾する際に、シートバック401が着座可能な状態を過ぎてシートクッション201に当接する状態までの間で、シートバック401の傾動を禁止する中間ロック機構500と、シートバック401が前傾する際に、シートバック401が着座可能な状態を過ぎて中間ロック機構500により傾動が禁止される間でシートスライド機構100をロック解除し、中間ロック機構500がロック解除され、シートクッション201に当接するまでの間でシートスライド機構100をロックするスライドロックコントロール機構600とを備えたことで、シートのウォークインとシートバックの折りたたみとが一連の作動で可能となる。
【0057】
(2)シートバック401の傾動をカムドライブアーム607に伝達するケーブル603と、ケーブル603を張る方向(矢印E方向)にカムドライブアーム607を付勢する2の付勢手段としてのトーションスプリング609を設けたことにより、シートバック401の傾動をカムドライブアーム607に伝達する伝達手段の設計の自由度があがる。
【0058】
(3)カムドライブアーム607の近傍に、ケーブル603を案内するプーリ606を設けたことにより、ケーブル603とアウタケーブル604との無理な接触がなくなる。
【0059】
(4)着座可能な状態からシートバック401を前傾すると、中間ストッパレバー501がカム部505の段部503に当接し、シートバック401の前傾は禁止されるが、折りたたまれた状態からシートバック401が後傾すると、中間ストッパレバー501はカム部505の段部503を滑り落ち、シートバック401の後傾が禁止されることはない。
【0060】
(5)スライドロックコントロール機構600自体で、シートスライド機構100をロック解除しているので、部品点数が少なく、操作が確実になる。
(6)シートバック401の折りたたみ状態から着座可能な状態へ復帰させるために、シートバック401を後傾させる際に、オープンレバー615は矢印Fと逆方向の回転は許容されているので、ロック状態にあるシートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aを乗り越え、シートスライド機構100がロック→ロック解除→ロックすることがなくなる。すなわち、シートバック後傾時に、シートスライド機構100がロック解除することがなくなる。
【0061】
尚、本発明は上記実施の形態例に限定するものではない。上記実施の形態例では、オープンレバー615の一方向の回転を規制するストッパとして、オープンレバー615に折り曲げ突起617を形成したが、カムドライブアーム607側にオープンレバー615の一方向の回転を規制する折り曲げ突起を形成してもよい。
(第2の実施の形態例(請求項2、請求項3、請求項6に対応))
本実施の形態例と第1の実施の形態例との相違点は、スライドロックコントロール機構700であり、他の部分は第1の実施の形態例と同一であるので、同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(スライドロックコントロール機構)
図7に示すように、レリーズレバー601の他方の回転端部にはケーブル603の一方の端部が接続され、このケーブル603の他方の端部にはロアアーム200に設けられたピン701を用いて回転可能に設けられたカムドライブアーム703に接続されている。
【0062】
尚、ケーブル603は一方の端部がリクライニング機構300付近のロアアーム200に固着され、他方の端部がスライドロックコントロール機構700付近のロアアーム200に固着されたアウタケーブル604内を挿通している。そして、カムドライブアーム703側のケーブル603は、カムドライブアーム703の近傍のロアアーム200に設けられたプーリ606を介してカムドライブアーム703に接続されている。
【0063】
カムドライブアーム703には、ピン705を用いてカムフック707が回転可能に取り付けられている。このカムフック707にはフック部709が形成されている。また、前述したケーブル603はピン705に接続されている。
【0064】
カムドライブ703の回転軸であるピン701には、オープンレバー711が回転可能に取り付けられている。このオープンレバー711には、カムフック707のフック部709が係脱可能な係合溝713が設けられ、また、回転することにより、シートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aに当接可能となっている。
【0065】
カムドライブアーム703、カムフック707、オープンレバー711の拡大図である図8において、一端部がロアアーム200に係止されたテンションスプリング(第1の付勢手段)721の他端部がオープンレバー711の折り曲げ係止部711aに係止されることにより、オープンレバー711は、シートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aから離れる方向(矢印G方向)に付勢されている。
【0066】
中間部がピン705を巻回し、一方の端部がカムドライブアーム703に、他方の端部がカムフック707に係止されたトーションスプリング(第2の付勢手段)723により、カムフック707はそのフック部709がオープンレバー711の係合溝713に係合する方向(矢印H方向)に付勢されている。
【0067】
中間部がピン701を巻回し、一方の端部がカムドライブアーム703に、他方の端部がピン701のすり割り部701aに係止されたトーションスプリング(第3の付勢手段)725により、カムドライブアーム703は、ケーブル603を張る方向(矢印I方向)に付勢されている。
【0068】
更に、カムフック707近傍のロアアーム200には、カムフック707が当接することにより、カムフック707のフック部709がオープンレバー711の係合溝713から離脱する方向にカムフック707を回転させるストッパ727が形成されている。
【0069】
次に、図9および図10を用いて、上記構成の作動を説明する。
▲1▼図9(a)の位置は、シートが着座可能な位置にある状態を示している。この状態は、シートスライド機構100のスライドロックレバー123はロック状態にある。
【0070】
そして、オープンレバー711は、シートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aより離反した位置にあり、オープンレバー711の係合溝713にカムフック707のフック部709が係合している。
【0071】
▲2▼図9(a)の状態からリクライニング機構300のロック状態を解除し、シートバック401を前傾させると、ケーブル603が引かれ、カムドライブアーム703、カムドライブアーム703に設けられたカムフック707及びカムフック707のフック部709が係合したオープンレバー711が回転し、オープンレバー711がシートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aを押し、シートスライド機構100のロック解除がなされる。
【0072】
▲3▼図9(b)の状態から、ウォークインをさせる場合は、シートスライド機構100のロック解除がなされているので、シートを前進させ、ウォークイン状態とする。
【0073】
尚、ウォークイン状態から着座可能な状態に復帰させるには、シートを後に戻し、シートバック401を後傾させる。この時、シートバック401の後傾が始まると、カムドライブアーム703、カムドライブアーム703に設けられたカムフック707及びカムフック707のフック部709が係合したオープンレバー711も元の位置に向かってが回転し始め、シートスライド機構100はすぐにロックされる。そして、スライドロックコントロール機構700のカムドライブアーム607及びオープンレバー711は着座可能な状態の位置に戻る。
【0074】
▲4▼図9(b)の状態からシートバックを折りたたむ際には、中間ロック機構500の中間ストッパレバー501を操作して、段部503と中間ストッパレバー501との当接を解除し、シートバック401の更なる前傾を可能とする。中間ストッパレバー501の操作は、アッパアーム400の段部503が中間ストッパレバー501を通過するまで行なえば足りる。その後、中間ストッパレバー501の操作力を解除しても、中間ストッパレバー501はアッパアーム400に押接し、シートバック401の前傾を禁止することはない。
【0075】
シートバック401をさらに前傾させ、シートバック401を折りたたむ。そのシートバック401の前傾の途中で、図10(a)に示すように、カムフック707はストッパ727に当接し、カムフック707が回転し、カムフック707のフック部709がオープンレバー711の係合溝713から離脱し、オープンレバー711は元位置に戻り、シートスライド機構100がロックする(図10(b)参照)。
【0076】
シートバックの折りたたみ状態から着座可能な状態へ復帰させるには、シートバック401を後傾させる。この時、シートバック401の後傾が始まると、カムドライブアーム703、カムフック707も元の位置に向かって回転し始め、その途中、カムフック707がストッパ727から離脱するとオープンレバー711の係合溝713に係合可能な状態に復帰する。
【0077】
そして、カムフック707のフック部709がオープンレバー711の係合溝713に係合し、図9(a)の状態に復帰する。
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
【0078】
(1)リクライニング機構300がロック解除され、シートバック401が前傾する際に、シートバック401が着座可能な状態を過ぎてシートクッション201に当接する状態までの間で、シートバック401の傾動を禁止する中間ロック機構500と、シートバック401が前傾する際に、シートバック401が着座可能な状態を過ぎて中間ロック機構500により傾動が禁止される間でシートスライド機構100をロック解除し、中間ロック機構500がロック解除され、シートクッション201に当接するまでの間でシートスライド機構100をロックするスライドロックコントロール機構700とを備えたことで、シートのウォークインとシートバックの折りたたみとが一連の作動で可能となる。
【0079】
(2)シートバック401の傾動をカムドライブアーム703に伝達するケーブル603と、ケーブル603を張る方向にカムドライブアーム703を付勢する付勢手段としてのトーションスプリング725を設けたことにより、シートバック401の傾動をカムドライブアーム703に伝達する伝達手段の設計の自由度があがる。
【0080】
(3)カムドライブアーム703の近傍に、ケーブル603を案内するプーリ606を設けたことにより、ケーブル603とアウタケーブル604との無理な接触がなくなる。
【0081】
(4)着座可能な状態からシートバック401を前傾すると、中間ストッパレバー501がカム部505の段部503に当接し、シートバック401の前傾は禁止されるが、折りたたまれた状態からシートバック401が後傾すると、中間ストッパレバー501はカム部505の段部503を滑り落ち、シートバック401の後傾が禁止されることはない。
【0082】
(5)スライドロックコントロール機構700自体で、シートスライド機構100をロック解除しているので、部品点数が少なく、操作が確実になる。
(第3の実施の形態例(請求項4、請求項5、請求項6に対応))
本実施の形態例と第1の実施の形態例との相違点は、スライドロックコントロール機構800であり、他の部分は第1の実施の形態例と同一であるので、同一部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
(スライドロックコントロール機構)
図11に示すように、ロアアーム200には、ピン801を用いて、シートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aをアンロック方向に押圧可能なロック解除プレート803が回転可能に設けられている。
【0083】
このロック解除プレート803は一端部がロアアーム200に係止され、他端部がロック解除プレート803に係止されたテンションスプリング802(第2の付勢手段)により、ロック解除プレート803はシートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aから離れる方向に付勢している。
【0084】
ロック解除プレート803に隣接してロアアーム200には、スライドロックコントロールユニット811が設けられている。
レリーズレバー601の他方の回転端部にはケーブル603の一方の端部が接続され、このケーブル603の他方の端部は、スライドロックコントロールユニット811に接続されている。
【0085】
尚、ケーブル603は一方の端部がリクライニング機構300付近のロアアーム200に固着され、他方の端部がスライドロックコントロール機構800付近のロアアーム200に固着されたアウタケーブル604内を挿通している。
【0086】
図12に示すように、スライドロックコントロールユニット811のベース813には、ガイドプレート815が設けられている。このガイドプレート815はベース813に設けられた第1のガイド817に案内されて、直線移動するようになっている。また、ガイドプレート815にはケーブル603が接続され、シートバック401の傾動と共に移動するようになっている。ガイドプレート815上には、ピン821を用いてフック部823を有するローリングフック825が回転可能に設けられている。
【0087】
また、ベース813には、スライドフック831が設けられている。このスライドフック831は、ベース813に設けられた第2のガイド833に案内されて、ガイドプレート815の移動方向と略平行に直線移動するようになっている。スライドフック831には、ローリングフック825のフック部823が係脱可能なフック部837が形成されている。
【0088】
スライドフック831とロック解除プレート803とはケーブル835で接続されている(図11参照)。
ロアアームに一端部が係止されたテンションスプリング(第1の付勢手段)841の他方の端部がローリングフック825に係止され、ローリングフック825は、そのフック部823がスライドフック831のフック部837に係合する方向に付勢されている。また、テンションスプリング841の付勢力により、ケーブル603は張る方向に付勢されている。
【0089】
ベース813には、ローリングフック825が当接可能で、ローリングフック825のフック部823がスライドフック831のフック部837より離脱する方向にローリングフック825を案内するガイド斜面851を有するガイド(ガイド手段)853が設けられている。
【0090】
次に上記構成の作動を説明する。
▲1▼図12の位置は、シートが着座可能な位置にある状態を示している。この状態は、シートスライド機構100のスライドロックレバー123はロック状態にある。
【0091】
そして、ロック解除プレート803は、シートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aより離反した位置にあり、スライドロックコントロールユニット811のローリングフック825のフック部823はスライドフック831のフック部837に係合している。
【0092】
▲2▼リクライニング機構300のロック状態を解除し、シートバック401を前傾させると、ケーブル603が引かれ、スライドロックコントロールユニット811のガイドプレート815、スライドフック831は一体となって移動する。この移動によりケーブル835を介してロック解除プレート803がシートスライド機構100のスライドロックレバー123の折り曲げ部123aを押し、シートスライド機構100のロック解除がなされる。
【0093】
▲3▼この状態から、ウォークインをさせる場合は、シートスライド機構100のロック解除がなされているので、シートを前進させ、ウォークイン状態とする。尚、ウォークイン状態から着座可能な状態に復帰させるには、シートを後に戻し、シートバック401を後傾させる。この時、シートバック401の後傾が始まると、スライドロックコントロールユニット811のガイドプレート815、スライドフック831、ロック解除プレート803も元の位置に向かって移動し始め、シートスライド機構100はすぐにロックされる。そして、スライドロックコントロール機構800のガイドプレート815、スライドフック831は着座可能な状態の位置に戻る。
【0094】
▲4▼中間ロック状態からシートバックを折りたたむ際には、中間ロック機構500の中間ストッパレバー501を操作して、段部503と中間ストッパレバー501との当接を解除し、シートバック401の更なる前傾を可能とする。中間ストッパレバー501の操作は、アッパアーム400の段部503が中間ストッパレバー501を通過するまで行なえば足りる。その後、中間ストッパレバー501の操作力を解除しても、中間ストッパレバー501はアッパアーム400に押接し、シートバック401の前傾を禁止することはない。
【0095】
シートバック401をさらに前傾させ、シートバック401を折りたたむ。そのシートバック401の前傾の途中で、図13に示すように、ガイド853のガイド斜面851により、ローリングフック825のフック部823がスライドフック831のフック部837より離脱し、スライドフック831、ロック解除プレート803が元の位置に戻り、シートスライド機構100がロックする。
【0096】
シートバックの折りたたみ状態から着座可能な状態へ復帰させるには、シートバック401を後傾させる。この時、シートバック401の後傾が始まると、ガイドプレート815が元の位置に向かって移動し、ローリングフック825のフック部823がスライドフック831のフック部823に係合し、図12の状態に復帰する。
【0097】
上記構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)リクライニング機構300がロック解除され、シートバック401が前傾する際に、シートバック401が着座可能な状態を過ぎてシートクッション201に当接する状態までの間で、シートバック401の傾動を禁止する中間ロック機構500と、シートバック401が前傾する際に、シートバック401が着座可能な状態を過ぎて中間ロック機構500により傾動が禁止される間でシートスライド機構100をロック解除し、中間ロック機構500がロック解除され、シートクッション201に当接するまでの間でシートスライド機構100をロックするスライドロックコントロール機構800とを備えたことで、シートのウォークインとシートバックの折りたたみとが一連の作動で可能となる。
【0098】
(2)シートバック401の傾動をガイドプレート815に伝達するケーブル603と、ケーブル603を張る方向にガイドプレート815を付勢する付勢手段としてのテンションスプリング841を設けたことにより、シートバック401の傾動をガイドプレート815に伝達する伝達手段の設計の自由度があがる。
【0099】
(3)ローリングフック825のフック部823をスライドフック831のフック部837に係合する方向に付勢する付勢手段と、ケーブル603を張る方向にガイドプレート815を付勢する付勢手段とを1つのテンションスプリング841で行なうことにより、部品点数の削減を行なうことができる。
【0100】
(4)ベース813上にガイドプレート815、ローリングフック825、スライドフック831を設けたスライドロックコントロールユニット811としたことにより、通常のシートのロアアームに容易に取付けることができる。
【0101】
(5)着座可能な状態からシートバック401を前傾すると、中間ストッパレバー501がカム部505の段部503に当接し、シートバック401の前傾は禁止されるが、折りたたまれた状態からシートバック401が後傾すると、中間ストッパレバー501はカム部505の段部503を滑り落ち、シートバック401の後傾が禁止されることはない。
【0102】
(6)スライドロックコントロール機構800自体で独立した機構ユニットとなるので、故障時での交換が容易となる。また、既存のシートにも取付けやすい。
【0103】
【発明の効果】
以上述べたように請求項1記載の発明によれば、前記リクライニング機構がロック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構と、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間で前記シートスライド機構をロック解除し、前記中間ロック機構がロック解除され、前記シートクッションに当接するまでの間で前記シートスライド機構をロックするスライドロックコントロール機構とを備えたことで、シートのウォークインとシートバックの折りたたみとが一連の作動で可能となる。
【0104】
スライドロックコントロール機構自体で、シートスライド機構をロック解除しているので、部品点数が少なく、操作が確実になる。
また、シートバックの折りたたみ状態から着座可能な状態へ復帰させるために、シートバックを後傾させる際に、オープンレバーが回転するので、シートスライド機構がロック→ロック解除→ロックすることがなくなる。すなわち、シートバック後傾時に、シートスライド機構がロック解除することがなくなる。
【0105】
請求項2記載の発明によれば、前記リクライニング機構がロック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構と、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間で前記シートスライド機構をロック解除し、前記中間ロック機構がロック解除され、前記シートクッションに当接するまでの間で前記シートスライド機構をロックするスライドロックコントロール機構とを備えたことで、シートのウォークインとシートバックの折りたたみとが一連の作動で可能となる。
【0106】
スライドロックコントロール機構自体で、シートスライド機構をロック解除しているので、部品点数が少なく、操作が確実になる。
請求項3記載の発明によれば、前記カムドライブアームの近傍に、前記ケーブルを案内するプーリを設けたことにより、ケーブルとアウタケーブルとの無理な接触がなくなる。
【0107】
請求項4記載の発明によれば、前記リクライニング機構がロック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構と、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間で前記シートスライド機構をロック解除し、前記中間ロック機構がロック解除され、前記シートクッションに当接するまでの間で前記シートスライド機構をロックするスライドロックコントロール機構とを備えたことで、シートのウォークインとシートバックの折りたたみとが一連の作動で可能となる。
【0108】
スライドロックコントロール機構自体で独立した機構ユニットとなるので、故障時での交換が容易となる。また、既存のシートにも取付けやすい。
請求項5記載の発明によれば、第1の付勢手段は、前記ローリングフックを付勢すると共に、ガイドプレートをケーブルを張る方向に付勢するので、ローリングフックのみを付勢する手段と、ガイドプレートを付勢する手段をそれぞれ設ける場合に比べて、部品点数の削減を図れる。
【0109】
請求項6記載によれば、着座可能な状態からシートバックを前傾すると、中間ストッパレバーがカムの段部に当接し、シートバックの前傾は禁止されるが、折りたたまれた状態からシートバックが後傾すると、中間ストッパレバーはカムの段部を滑り落ち、シートバックの後傾が禁止されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例のシートの全体構成を説明する図である。
【図2】図1のカムドライブアーム、オープンレバーの拡大斜視図である。
【図3】図1の切断線C−Cでの断面図である。
【図4】図1の示すシートスライド機構のロック機構を説明する斜視図である。
【図5】図1に示すシートの作動を説明する図である。
【図6】図1のカムドライブアーム、オープンレバーの作動を説明する図である。
【図7】第2の実施の形態例のシートの全体構成を説明する図である。
【図8】図7のカムドライブアーム、カムフック、オープンレバーの拡大斜視図である。
【図9】図7のカムドライブアーム、カムフック、オープンレバーの作動を説明する図である。
【図10】図7のカムドライブアーム、カムフック、オープンレバーの作動を説明する図である。
【図11】第3の実施の形態例のシートの全体構成を説明する図である。
【図12】図11のスライドロックコントロールユニットの拡大図である。
【図13】図12の作動を説明する図である。
【図14】3列シートの車両を説明する図である。
【図15】図14の車両のセカンドシートのウォークインを説明する図である。
【図16】図14の車両のセカンドシートの折りたたみを説明する図である。
【符号の説明】
100 シートスライド機構
201 シートクッション
300 リクライニング機構
401 シートバック
500 中間ロック機構
Claims (6)
- 乗員の尻部を支持するシートクッションと、前記乗員の背部を支持するシートバックとからなるシート本体と、
前記シート本体の前後方向の位置を調整するシートスライド機構と、
前記シートバックの傾動角を調整するリクライニング機構と、
を有したシートにおいて、
前記リクライニング機構がロック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構と、
前記シートバックの傾動と共に回転するカムドライブアーム、前記カムドライブアームに回転可能に設けられ、前記シートスライド機構のスライドロックレバーに当接可能なオープンレバー、前記カムドライブアーム、前記オープンレバーのいずれかに設けられ、オープンレバーの一方向の回転を規制するストッパ、前記オープンレバーを前記ストッパにより回転が規制される方向に付勢する第1の付勢手段で構成され、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間で、前記カムドライブアーム及び前記オープンレバーが一体に回転することにより前記シートスライド機構のスライドロックレバーがアンロック方向に移動し、前記シートスライド機構をロック解除し、前記シートバックが前記シートクッションに当接するまでの間で前記オープンレバーが前記スライドロックレバーから離脱し、前記シートスライド機構をロックするスライドロックコントロール機構と、
を備えたことを特徴とするシート。 - 乗員の尻部を支持するシートクッションと、前記乗員の背部を支持するシートバックとからなるシート本体と、
前記シート本体の前後方向の位置を調整するシートスライド機構と、
前記シートバックの傾動角を調整するリクライニング機構と、
を有したシートにおいて、
前記リクライニング機構がロック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構と、
前記シートバックの傾動と共に回転するカムドライブアーム、前記カムドライブアームに回転可能に設けられ、フック部を有するカムフック、前記カムドライブアームと同軸上で回転可能に設けられ、前記カムフックのフック部が係脱可能な係合溝を有し、前記シートスライド機構のロックを解除可能なオープンレバー、該オープンレバーが前記シートスライド機構のスライドロックレバーから離れる方向に付勢する第1の付勢手段、カムフックのフック部が前記オープンレバーの係合溝に係合する方向に前記カムフックを付勢する第2の付勢手段、カムフックが当接することにより、前記カムフックのフック部が前記オープンレバーの係合溝から離脱する方向に前記カムフックを回転させるストッパ、で構成され、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間は前記カムフックのフック部が前記オープンレバーの係合溝に係合し、前記オープンレバーが回転し、このオープンレバーの回転により前記シートスライド機構のスライドロックレバーがアンロック方向に移動し、前記シートスライド機構をロック解除し、前記シートバックが前記シートクッションに当接するまでの間で前記カムフックが前記ストッパに当接し、前記カムフックのフック部が前記オープンレバーの係合溝から離脱し、前記シートスライド機構をロックするスライドロックコントロール機構と、
を備えたことを特徴とするシート。 - 前記ケーブルはケーブルとアウタケーブルからなり、
前記カムドライブアームの近傍に、前記ケーブルを案内するプーリを設けたことを特徴とする請求項1又は2記載のシート。 - 乗員の尻部を支持するシートクッションと、前記乗員の背部を支持するシートバックとからなるシート本体と、
前記シート本体の前後方向の位置を調整するシートスライド機構と、
前記シートバックの傾動角を調整するリクライニング機構と、
を有したシートにおいて、
前記リクライニング機構がロック解除され、シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態までの間で、前記シートバックの傾動を禁止する中間ロック機構と、
前記シートバックの傾動と共に移動するガイドプレート、該ガイドプレートを直線案内する第1のガイド、該ガイドプレート上で回転可能に取り付けられ、フック部を有するローリングフックと、該ローリングフックのフック部が係脱可能なフック部が形成されたスライドフック、該スライドフックを前記第1のガイドの案内方向と略平行な方向に直線案内する第2のガイド、前記ローリングフックのフック部が前記スライドフックのフック部に係合する方向に前記ローリングフックを付勢する第1の付勢手段、前記ローリングフックが当接可能で、前記ローリングフックのフック部が前記スライドフックのフック部より離脱する方向に前記ローリングフックを案内するガイド手段、前記スライドフックの移動と共に回転し、前記シートスライド機構のスライドロックレバーをアンロック方向に押圧可能なロック解除プレート、該ロック解除プレートを前記シートスライド機構のスライドロックレバーより離脱する方向に付勢する第2の付勢手段で構成され、前記シートバックが前傾する際に、前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記中間ロック機構により傾動が禁止される間はローリングフックのフック部は前記スライドフックのフック部に係合し、前記ガイドプレートと前記スライドフックとは一体となって移動し、この移動によりロック解除プレートが前記シートスライド機構のスライドロックレバーをアンロック方向に押し、前記シートスライド機構をロック解除し、前記シートバックが前記シートクッションに当接するまでの間で前記ガイド手段により、前記ローリングフックのフック部が前記スライドフックのフック部より離脱し、前記シートスライド機構をロックするスライドロックコントロール機構と、
を備えたことを特徴とするシート。 - 前記シートバックの傾動はケーブルを介して前記ガイドプレートに伝達され、
前記第1の付勢手段は前記ケーブルを張る方向に前記ガイドプレートを付勢することを特徴とする請求項4記載のシート。 - 前記中間ロック機構は、
前記シートバック側、前記シートクッション側の一方に設けられた中間ストッパレバーと、
前記シートバック側、前記シートクッション側の他方に設けられ、段部が形成されたカムと、
前記中間ストッパレバーを前記カムに押し付ける付勢手段と、
からなり、
前記シートバックが着座可能な状態を過ぎて前記シートクッションに当接する状態まで傾動する間で、前記カムの段部に前記中間ストッパレバーが当接し、前記シートバックの前傾を禁止するように前記カムの形状を設定したことを特徴とする請求項1、2、4のいずれかに記載のシート。
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