JP3934258B2 - 充電器用接続装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、充電器用接続装置に関し、特に、電気自動車用の充電器用接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車に充電を行うには、図17(a)に示すような充電器外付けタイプの自動車では、車10内に配置したバッテリに至るDC入力コネクタ110(概念的に示す)を設け、このDC入力コネクタ110からAC電源設備に対するAC電源用コネクタ104に、充電器(AC電源/DC電源コンバータ)102を介在したコード108で接続するようになっていた。接続すると、AC電源用コネクタ104から充電器102を介してバッテリ106に充電されるものである。
【0003】
図17(b)に示すような充電器内蔵タイプでは、車内に充電器102とバッテリ106が内蔵されており、AC入力コネクタ110に接続されたコード108’(具体的には、コードの先端に取り付けられたコネクタ)をAC電源用コネクタ104に接続して、充電器102に給電している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述のいずれの場合も、運転者は車から降りて、DC入力コネクタ110またはAC入力コネクタ110’に充電用のコネクタを接続するか、または、AC電源用コネクタ104をAC電源設備側のコネクタに接続する必要があった。また、給電スタンドでは、従業員が同様な作業を行う必要があった。
【0005】
電気自動車では、ガソリン等の燃料補給型の自動車と異なり、通常、1日の仕事を終えて帰宅したら、翌日の走行準備のために、充電をする必要がある。したがって、車を車庫に入れて、そのまま家の中に入る訳にはいかず、必ず充電用のコネクタを車側の入力コネクタに接続するか、または車側に接続されたコードのコネクタを電源設備側のコネクタに接続し、その後、車内および(または)外部の充電器の表示を見て、充電開始を確認することによって準備が完了することになる。さらに、車を運転する際には、車に乗る前に、コネクタを取り外す必要があった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、作業が面倒なコネクタの接続、取外しを行うことなく、電気自動車のバッテリに充電可能な充電器用接続装置を提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、前述の利点に加えて、安全性を確保でき、盗電等の不正行為を排除できる充電器用接続装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するために、本発明の充電器用接続装置は、電源に接続された一対の電極を含むステーション接続部と、バッテリに接続された一対の電極を含む車載接続部と、を有し、ステーション接続部の一対の電極の各々に、車載接続部の一対の電極の各々が接触することにより両方の対の電極が電気的に接続可能であり、前記車載接続部の一対の電極は車側の部分に水平方向に所定の間隔を隔てて配置された水平方向に長い電極部材であり、前記ステーション接続部の一対の電極は水平方向に所定の間隔を隔てて配置され垂直方向に長い電極部材であり、両電極は左右および上下方向に接触可能範囲を持つようなクロス接触可能であることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例の充電器用接続装置を説明する。
【0010】
図1は、本発明の充電器用接続装置の基本的な概念を説明するための側面図である。図1において、車10の前部または後部10aのバンパー10bには、接続器の車載部(以下、車載接続部という)12が前方または後方に突出するように取り付けられている。一方、車載接続部12に接触するための接続器のステーション部(以下、ステーション接続部という)20が例えば駐車場に設置されている。
【0011】
図2は、車載接続部の詳細を示す図であり、そのうち、図2(a)はその斜視図であり、図2(b)はその正面図であり、図2(c)はその平面図であり、図2(d)はその側面図である。車載接続部12は、図2(a)〜図2(d)に示すように、バンパー10bに対して水平方向に間隔を隔てて取り付けられた2つの電極部分12a、12bからなる。これらの電極部分12a、12bは、水平方向に細長く伸びた形状であり、これにより、後述するが、ステーション接続部の電極部分とクロス(十字)接触できる。
【0012】
再び、図1を参照すると、ステーション接続部20は、主要部品として、例えば、駐車場の地面に据えつけたベース22と、ベース22に対して少なくとも前後方向に回動可能に取り付けられた電極バー24と、電極バー24の片側(車載接触部の電極部分12a、12bに対向する側)に取り付けられた電極部分26とを含む。
【0013】
図3は、カバー部分を一部切り欠いて示すステーション接続部の詳細を示す斜視図である。図3から明らかなように、支持軸32が取付け具34によってベース22に対して取り付けられている。電極バー24は、左右一対の電極バー24a、24bからなり、また、電極部分26も左右一対の電極部分26a、26bからなっている。電極バー24a、24bの下端には、それぞれ、中空の軸受部36a、36bに連結されており、これらの軸受部36a、36bが支持軸32の両端に嵌合されている。
【0014】
なお、前述の構成において、支持軸32は、ベース22に対して回動可能に支持され、電極バー24a、24bが支持軸32に固定されてもよく、この構成とは逆に、支持軸32がベース22に固定されており、電極バー24a、24bが支持軸32に回動可能に支持されてもよい。
【0015】
前述の構成において、電極バー24a、24b、したがって、電極部分26a、26bは図示の矢印に示すように、前後に回動可能となっている。さらに、スプリング30a、30bが支持軸32に配置されており、これらのスプリング30a、30bは、常時、電極バー24a、24bを車載接続部12に接触する側に付勢しており、したがって、接触前の状態では、電極バー24a、24bは最も前方側の位置にある。
【0016】
図4は、ステーション接続部のベース部の実施例を示す。図4において、ベース22が設置場所において、ベース支持部材21に対して矢印で示すように回転中心23を中心に回動可能に設置されている。このため、車が斜めにステーション接続部に接触すると(即ち、いずれか一方の電極に最初に接触すると)、そのとき受ける力により、ベース22がその受ける力を吸収するように回動する。これにより、車とステーションの一対の電極部の各々がそれぞれ接触するようになる。
【0017】
図5は、車のバッテリへの充電または給電の状態を説明するために車全体を示す図である。図5において、車10は、矢印に示すように、車の前部または後部がステーション接続部に向かって移動し接触し、ある程度さらに進んで停止する。このとき、ステーション接続部の電極バー24a、24bは、後方に倒され、その状態で車載接続部の電極12a、12bと確実に接続した状態となる。
【0018】
図6は、本発明の充電器用接続装置の利点を説明するための図であり、そのうち、図6(a)は平面図であり、図6(b)は側面図である。図6(a)に示すように、ステーション接続部の電極(例えば、26b)と車載接続部の電極(例えば、12b)はクロス接続するので、ステーション接続部の電極26bに対して、車載接続部の電極12bが接触できる横方向の範囲としては、距離Lの範囲で接触可能である。一方、図6(b)に示すように、車載接続部の電極(例えば、12a)に対して、ステーション接続部の電極(例えば、26a)に接触できる高さ方向の範囲としては、高さHの範囲で接触可能である。したがって、車の停止位置(接近方向等)に対してかなりの許容誤差が得られ、また車高に対してもかなりの許容誤差が得られる。このため、車の車種や運転が得意でないドライバに対しても問題なく適用できる。
【0019】
図7は、本発明の充電器用接続装置のさらに他の利点を説明するための図である。図7に示すように、充電時、電極12が例えばXだけ進むと、ステーション接続部の電極26はYの距離だけ回動されるが、その際、ステーション接続部の電極26に対して電極12は摺動することになる。摺動範囲のA−Bの距離は摺動によって磨かれ、接触面は、汚れや酸化皮膜が除去され、電極は導電性が保持され、電気的な接触不良の発生を防ぐことができる。もちろん、電極12の接触面も同様に汚れや酸化皮膜が除去される。また、電極12を電極26から分離する際にも、摺動が生じ、同様に両方の電極の汚れ、酸化の防止がなされる。
【0020】
図8、図9は、種々の実施例の車側とステーション側の電気回路ブロック図である。図8の実施例では、車側には充電器102、バッテリ106が載置されており、さらに、データ通信器52が載置されている。また、車載接続部の電極12a、12bにはデータ通信器52と制御器62経由で充電器102が接続されている。一方、ステーション側では、AC電源から制御器60経由でステーション接続部の電極26a、26bに接続されている。また、データ通信器50が配置されており、制御器60に接続されている。
【0021】
このため、両者の電極12a、12bと26a、16bが接続されたときには、制御器60、62経由で両者のデータ通信器52と50との間に通信が行える状態となる。データ通信に基づき、例えば、車側からステーション側へ充電(給電)を依頼し、充電(給電)可能の回答を得たとき、データ通信器52によって制御器62内で開閉が制御される例えばトランジスタ素子や機械的スイッチから成るスイッチング素子120が閉じられてAC電源から電極26a、26b、12a、12bを介して車載の充電器102に給電される。
【0022】
図9の実施例では、充電器102が車載されてなく、ステーション側に配置されている。
【0023】
図10は、本発明の接続装置の接続部によって相互に接続されるデータ通信器を用いて実行される機能を説明するための概略図であり、図10(a)はその1例を示し、図10(b)は他の1例を示す。図10に示すように、車側とステーション側の電極が接触したとき、「停止」ランプ60(ステーション側に設置)および(または)「停止」ランプ62(車載)を点灯し、運転者に停止すべきことを知らせる。
【0024】
図11は、図10で説明した機能に加えて、または代えて行う他の機能を説明するための概略図である。図11に示すように、車側とステーション側の電極が接触したとき、車側に「停止」信号を出し、それによってABS等のブレーキシステム66を作動して、車を自動的に停止させる。
【0025】
図12は、図10、図11で説明した機能に加えて、または代えて行うさらに他の機能を説明するための概略図である。図12に示すように、車側とステーション側の電極が接触したとき、制御機能により、例えば、このことを家の中の「帰宅」ランプ64を点灯することによって家の者に知らせ、また、車庫ドア70を閉じるように働かせる。さらに、この状態から電極が分離したとき、盗難等を防止するために警報「ランプ」(図示せず)を点灯したり、警報音を発生する。
【0026】
図13は、充電を実行する際の車側とステーション側のデータ通信器間のデータ通信の方式の1例を示すフローチャートである。なお、この例は家庭用の接続装置に適したものである。これらのデータ通信器は、マイクロコンピュータを内蔵したものであり、通常のマイクロコンピュータと同様に、通信器全体の制御を行うCPU、プログラム等を格納しているROM、データ等を格納するRAM、外部とのデータや通信を送受するためのインターフェースを備え、予め格納したプログラムに従って動作するようになっている。
【0027】
図13に示すように、車側とステーション側のデータ通信器の電源をオンすると(ステップS1、ステップS11)、いずれの側でも電極間の接続が行われたか否かを判断し、電極間の接続が行われるまで待機する(ステップS2、ステップS12)。
【0028】
電極間の接続がなされると、図10〜図12を参照して説明した機能が実行される(ステップの図示は省略)。その後、車側のデータ通信器52から、例えば、車の識別番号(ID)と充電依頼をステーション側のデータ通信器50に送信する(ステップS3)。ステーション側では、IDおよび充電依頼の受信があったか否かを判断しており、受信するまで待機する(ステップS13)。受信があると、充電可能な状態であれば、充電可能回答を車側に送信する(ステップS14)。
【0029】
車側では、ステップS3の後は、充電可能回答を受信したか否かを判断しており、受信するまで待機する(ステップS4)。充電可能回答を受信すると、スイッチ120(図8、図9)を閉じて充電動作を開始し、その後充電動作を継続する(ステップS5)。その後、充電動作の完了を待って(ステップS6)、スイッチ120を開き、車側からステーション側に充電完了を送信し(ステップS7)、ステップS2に戻る。
【0030】
一方、ステーション側では、充電完了を受信するのを待って(ステップS15)、ステップS12に戻る。
【0031】
前述の方式は、比較的単純な基本的な方式であるが、例えば、家庭用に用いるような場合には、IDの送受信を省略してもよい。
【0032】
図14は、データ通信の方式の他の1例を示すフローチャートである。なお、この例は業務用の接続装置に適したものである。図13の方式では、充電が完了したとき、車側で充電停止動作を行っているが、図14の方式では、ステーション側からの充電停止の指示を受けるようになっている。
【0033】
即ち、図14において、ステップS6で充電動作が完了したと判断したとき(この時点では、スイッチング素子は閉じたままである。、充電停止依頼をステーション側に送信する(ステップS8)。ステーション側では、充電可能回答送信(ステップS14)後、充電停止依頼を受信したか否かを判断しており、充電停止依頼の受信を待って(ステップS16)、受信したら充電停止指示を車側に送信する(ステップS17)とともにステップS12に戻る。一方、車側は、充電停止指示を受信するのを待って(ステップS9)、受信したら、例えば、スイッチ120を開いて充電を停止し、ステップS2に戻る。
【0034】
図13、図14のフローチャートのステップに加えて、さらに他の情報の送受信を行うようにしてもよい。そのような一例をさらに以下に説明する。
【0035】
例えば、図13、図14のステップS3での充電の前に、車側から、必要に応じて、放電依頼をステーション側に送信し、ステーション側から放電開始回答と放電完了連絡を車側に送信する。これらに加えて、例えば、充電方式指示を車側からステーション側に送信し、ステーション側から車側に充電方式回答を送信する。さらに、例えば、電池情報(以下に1例として列挙する)を車側からステーション側に送信し、ステーション側から車側に充電状況連絡を送信する。さらにまた、図13、図14のステップS5で充電動作中に車側やステーション側に異常が生じた場合、異常連絡を相手側のデータ通信器に送信する。また、電極が接触した時点で、前進停止指示をステーション側から車側に送信する。
【0036】
電池情報としては、以下のものがある。
(1)電池セルの温度、
(2)電池パックの端子電圧
(3)放電電流または充電電流、
(4)実際のエネルギー量と比較した場合の電池の残量、
(5)満充電時のエネルギー容量、
(6)工場出荷時のエネルギー容量、
(7)これまでの充放電の回数、
(8)電池パックの状態、
−過充電
−充電終了
−放電終了
−エネルギー残量がしきい値を下まわった状態
(9)製品情報、
−製品番号
−メーカー名
−電池の種類
(10)複数の電池パックを接続したときのID番号
(11)その他、リセット指示
【0037】
最後に、本発明の接続装置に対する安全対策について説明する。前述の図13、または図14に関連して説明したように、本発明では、車側およびステーション側に設けたデータ通信器52、50によって信号を相互に送受信している。このことによって、安全性を確保し、不正行為を排除することができる。
【0038】
例えば、図15に示すように、ステーション側のデータ通信器50内に設けた高抵抗値を有する抵抗130、電流計132、電圧計134からなる接触感知器により、導電体150が2つの電極26a、26bをショートさせると、電流計132に少しの電流が流れ、また電圧計134に電圧の変化が現れる。このような電流の流れや電圧の変化により、データ通信器50は導電体によるショートをを感知する。
【0039】
なお、例えば、導電体のショートと、車側の電極との接続がなされたことのいずれも同様な構成によって感知するようにしてもよく、このことは、車側のデータ通信器に、ダミーの導電体(図示せず)を設け、2つの電極26a、26bをダミーの導電体によりショートしたり、2つの電極26a、26bから分離するように制御できるように構成することによって達成できる。即ち、接触を感知しようとする時点では、2つの電極26a、26bをダミーの導電体によりショートし、充電する際には、ダミーの導電体を2つの電極26a、26bから電気的に分離するようにする。もちろん、導電体のショートと、車側の電極との接続とを、検出する電気量や物理量を変えることによって、区別して感知するようにしてもよい。
【0040】
前述の感知は、ステーション側のデータ通信器による感知であるが、車側のデータ通信器52はダミーの導電体に電流が流れたことを感知して車側とステーション側の電極間の接続がなされたことを感知できる。
【0041】
充電のために車側の接続部とステーション側の接続部が接触したときには、図13、図14のフローチャートで説明したように、ステーション側のデータ通信器はID、充電依頼を受信するが、単なる導電体によるショートによる接触の場合には、受信できない。このことにより、データ通信器52が充電のための接続でないと判断し、充電を行わない。これにより、事故を防止し、安全性を確保する。また、所定の車以外の車が不正に充電しようとする場合にも、登録してあるIDか否かを判断し、登録外のIDならば、充電しないようにする。
【0042】
前述のように、安全性を確保し、不正を排除するには、例えば、図13、図14に示すステップS2〜4、ステップS12〜14を図16に示すようなフローチャートの制御に変更することによって達成できる。
【0043】
図16を参照すると、ステップS12において、接続したと判断したとき、ID、充電依頼を受信できる時間経過に対応する時間を予め設定したタイマの作動を開始する(ステップS30)、その後、タイマ設定時間が経過したか否かを判断し(ステップS31)、時間経過してない場合には、ID、充電依頼受信か否かを判断し(ステップS13)、受信してないときには、ステップS30に戻る。即ち、ステップS30、S31、S13において、接続後、設定時間経過前にID、充電依頼受信があるか否かを判断している。もし、経過後でもID、充電依頼受信を受信しない場合、ステップS31からステップS32、ステップS33に進み、例えば、警報ランプの点灯、警報音の発生のような警報を出力して(ステップS32)、充電不能を送信し(ステップS33)、ステップS12に戻る。即ち、充電動作を行わない。
【0044】
一方、接続後、設定時間経過前にID、充電依頼受信がある場合には、ステップS13からステップS34に進み、受信したIDが登録したIDか否かを判断する。そして、登録したIDの場合には、ステップS14に進み、図13、図14で説明した以後のステップが継続される。一方、受信したIDが登録したIDでない場合には、ステップS32、ステップS33に進み、警報ランプの点灯、警報音の発生のような警報を出力して、充電不能送信して(ステップS32、ステップS33)、ステップS12に戻る。即ち、充電動作を行わない。
【0045】
車側データ通信器では、ID、充電依頼送信(ステップS3)後、タイマの作動を開始し(ステップS20)、その後タイマ設定時間が経過したか否かを判断し(ステップS21)、その後、充電不能を受信したか否かを判断し(ステップS22)、受信した場合には、ステップS2に戻り、受信しない場合には、ステップS4に進む。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、作業が面倒なコネクタの接続、取外しを行うことなく、電気自動車のバッテリに充電可能な充電器用接続装置が得られる。また、前述の効果に加えて、安全性を確保でき、不正行為を排除できる充電器用接続装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の充電器用接続装置の基本的な概念を説明するための側面図である。
【図2】図2は、車載接続部の詳細を示す図であり、そのうち、図2(a)はその斜視図であり、図2(b)はその正面図であり、図2(c)はその平面図であり、図2(d)はその側面図である。
【図3】図3は、カバー部分を一部切り欠いて示すステーション接続部の詳細を示す斜視図である。
【図4】図4は、ステーション接続部のベース部の実施例を示す図である。
【図5】図5は、車のバッテリへの充電または給電の状態を説明するために車全体を示す図である。
【図6】図6は、本発明の充電器用接続装置の利点を説明するための図であり、そのうち、図6(a)は平面図であり、図6(b)は側面図である。
【図7】図7は、本発明の充電器用接続装置のさらに他の利点を説明するための図である。
【図8】図8は、種々の実施例の車側とステーション側の電気回路ブロック図である。
【図9】図9は、種々の実施例の車側とステーション側の電気回路ブロック図である。
【図10】図10は、本発明の接続装置の接続部によって相互に接続されるデータ通信器を用いて実行される機能を説明するための概略図であり、図10(a)はその1例を示し、図10(b)は他の1例を示す。
【図11】図11は、図10で説明した機能に加えて、または代えて行う他の機能を説明するための概略図である。
【図12】図12は、図10、図11で説明した機能に加えて、または代えて行うさらに他の機能を説明するための概略図である。
【図13】図13は、充電を実行する際の車側とステーション側のデータ通信器間のデータ通信の方式の1例を示すフローチャートである。
【図14】図14は、データ通信の方式の他の1例を示すフローチャートである。
【図15】図15は、電極への接触を感知するための回路の一例を示す回路ブロック図である。
【図16】図14は、データ通信の方式のさらに他の1例を示すフローチャートである。
【図17】図17は、2種類の従来例の充電接続器を示す概略図である。
【符号の説明】
10 車
12 車載接続部(電極)
20 ステーション接続部
26 電極
22 ベース
24 電極バー
50、52 データ通信器
60、62 制御器
102 充電器
106 バッテリ
Claims (11)
- 電源に接続された一対の電極を含むステーション接続部と、
バッテリに接続された一対の電極を含む車載接続部と、を有し、
ステーション接続部の一対の電極の各々に、車載接続部の一対の電極の各々が接触することにより両方の対の電極が電気的に接続可能であり、前記車載接続部の一対の電極は車側の部分に水平方向に所定の間隔を隔てて配置された水平方向に長い電極部材であり、前記ステーション接続部の一対の電極は水平方向に所定の間隔を隔てて配置され垂直方向に長い電極部材であり、両電極は左右および上下方向に接触可能範囲を持つようなクロス接触可能であることを特徴とする充電器用接続装置。 - 請求項1記載の充電器用接続装置において、前記ステーション接続部は、
ベースと、
該ベースに対して特定の方向に回動可能に取り付けられた一対の電極手段と
該電極手段を前記特定の方向の一方に付勢するスプリング手段と、
を有することを特徴とする充電器用接続装置。 - 請求項2記載の充電器用接続装置において、前記一対の電極手段は、一対の電極バーと、該電極バーの各々の一方の側に取り付けられた電極部材とを有することを特徴とする充電器用接続装置。
- 請求項2記載の充電器用接続装置において、前記ベースが回動可能に設置されていることを特徴とする充電器用接続装置。
- 請求項1記載の充電器用接続装置において、
前記ステーション接続部を設けたステーション側に設けられたデータ通信器と、
前記車載接続部を設けた車側に設けられたデータ通信器と、をさらに有し、
ステーション側の一対の電極の各々に、車側の一対の電極の各々が接触することにより両方の対の電極が電気的に接続可能であり、接続によりステーション側データ通信器と車側データ通信器が相互に通信可能になされることを特徴とする充電器用接続装置。 - 請求項5記載の充電器用接続装置において、
前記車側データ通信器は、電極の接続を待って、前記ステーション側データ通信器に充電依頼を送信し、
前記ステーション側データ通信器は、電極の接続を待ち、かつ前記車側データ通信器からの充電依頼の受信を待って、充電可能状態のとき、充電可能回答を前記車側データ通信器に送信し、
前記車側データ通信器は、充電可能回答を待って、充電動作を開始する、
ことを特徴とする充電器用接続装置。 - 請求項6記載の充電器用接続装置において、前記充電動作を開始して充電を完了したとき、前記車側データ通信器は、前記ステーション側データ通信器に充電完了を送信し、その後接続待機状態に戻り、前記ステーション側データ通信器は、前記車側データ通信器からの充電完了を受信した後、接続待機状態に戻ることを特徴とする充電器用接続装置。
- 請求項6記載の充電器用接続装置において、前記充電動作を開始して充電を完了したとき、前記車側データ通信器は、充電停止依頼を前記ステーション側データ通信器に送信し、前記ステーション側データ通信器は充電停止依頼の受信を待って、前記車側データ通信器に充電停止指示を送信し、その後、接続待機状態に戻り、前記車側データ通信器は前記ステーション側データ通信器からの充電停止指示の受信後、接続待機状態に戻ることを特徴とする充電器用接続装置。
- 請求項6記載の充電器用接続装置において、前記ステーション側データ通信器は、電極の接続後、所定の時間内に前記車側データ通信器からの充電依頼の受信があったか否かを判断し、受信がなかった場合には、前記車側データ通信器に充電不能を送信すると共に、接続待機状態に戻り、前記車側データ通信器は、所定の時間経過後に前記ステーション側データ通信器からの充電不能の受信があったか否かを判断し、受信があった場合には、接続待機状態に戻ることを特徴とする充電器用接続装置。
- 請求項9記載の充電器用接続装置において、前記車側データ通信器は、充電依頼と共に、車のIDを送信し、前記ステーション側データ通信器は、前記車側データ通信器からの車のIDを登録したIDと比較し、その結果から充電を行うか否かを判断することを特徴とする充電器用接続装置。
- 請求項6乃至10のいずれか1つに記載の充電器用接続装置において、電極が接続されたとき、接点信号を発することを特徴とする充電器用接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22650598A JP3934258B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 充電器用接続装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22650598A JP3934258B2 (ja) | 1998-07-27 | 1998-07-27 | 充電器用接続装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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