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JP3934037B2 - カード反転搬送機構 - Google Patents

カード反転搬送機構 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カード反転搬送機構に関する。さらに詳述すると、本発明は、例えばカード発行装置内でカードを搬送途中で反転させるため用いられるカード反転搬送機構の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
カードを反転するためのカード反転搬送機構が、例えばカード発行装置内でカード表面に印刷を行うプリント装置等において利用されている。カード反転搬送機構は、例えばカードを保持したまま反転する反転部材、この反転部材上で回転する搬送ローラおよび従動ローラ等を有し、カード搬送途中で反転部材を回転させてこの反転部材ごとカードを反転させる。このようなカード反転搬送機構としては、搬送ローラを回転させるための搬送用動力源を反転部材自体に持たず、カード主搬送部の動力を搬送ローラに伝達して回転させるようにしたものが考案されている(例えば特許文献1,2参照)。
【0003】
ところで、従来のカード反転搬送機構においてはカード搬送方向へのみカードを送り込みまたは取り出すことが可能となっているが、この方向のみならず、これと垂直な方向つまり回転軸方向へカードを取り出すことができれば、カード発行過程でカードを横送りすることが可能となり、カード発行装置の構成のバリエーションが増え、ひいては装置の小型化に繋がるとの期待が持たれている。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−194532号公報
【特許文献2】
特開2001−39588号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のカード反転搬送機構においては反転部材上のカードを搬送方向両側に取り出すことができなかった。例えば、反転部材が支持アームによって両持ちされた構造となっている場合には支持アーム等が邪魔となってカードを両側に取り出すことができない場合があった。また、反転部材を反転させるための反転動力と搬送ローラを回転させるための搬送動力とがそれぞれ反転部材の両側から伝達されている場合には、やはり伝達機構が邪魔となってカードを両側から取り出すことができない場合があった。
【0006】
そこで、本発明は、カード搬送方向のみならずこれと垂直な方向へカードを取り出すことが可能なカード反転搬送機構を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、搬送路上を搬送されるカードを反転可能なカード反転搬送機構において、ベースフレームによって軸支された回転可能な駆動伝達軸と、この駆動伝達軸と同軸上に設けられ駆動伝達軸に対し独立して回転可能な回転体と、この回転体に固着されて片持ち支持されるとともに非支持側が開放されカードをこの開放された側へ取出し可能な状態で保持する反転部材と、駆動伝達軸により駆動され反転部材上で回転するローラであってカードを開放側へ取出し可能な力で押圧しつつ駆動伝達軸と垂直な方向へ搬送する搬送ローラと、駆動伝達軸を介して搬送ローラを回転させる搬送駆動源と、回転体を介して反転部材を回転させる反転駆動源とを備えていることを特徴とするものである。
【0008】
このカード反転搬送機構においては、反転部材が回転体によって片持ち支持されるとともに、搬送ローラを回転させるための搬送動力が回転体と同軸上に設けられた駆動伝達軸によって伝達されている。つまり、このカード反転搬送機構では反転部材を回転可能に支持するための支持機構と、搬送動力を伝達するための伝達機構とが反転部材の片側に集められ、反転部材の非支持側を開放することが可能となっている。したがって、このカード反転搬送機構によれば反転部材上に保持されているカードを開放側から取り出すことが可能である。
【0009】
また、このカード反転搬送機構においては、カード主搬送部の回転動力がそのまま取り出され搬送ローラの搬送駆動源とされている場合には、請求項2記載のように、搬送駆動源と駆動伝達軸との間に、一方向またはこれと逆の方向のいずれの入力とも一方向の回転として出力するワンウェイクラッチが設けられていることが好ましい。この場合、主搬送部の逆回転に伴い搬送ローラも逆回転し、反転部材ごとカードを反転させた際に主搬送部と反転部材とでカード搬送方向が逆になってカードとローラの衝突等の事態が生じうるが、ワンウェイクラッチによって搬送ローラを常に一定方向に回転させることによってこのような事態が生じるのを防ぐことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0011】
図1〜図11に本発明の一実施形態を示す。本発明にかかるカード反転搬送機構は、ベースフレーム1によって軸支された回転可能な駆動伝達軸9と、この駆動伝達軸9と同軸上に設けられ駆動伝達軸9に対し独立して回転可能な回転体6と、この回転体6に固着されて片持ち支持されるとともに非支持側が開放されカード30をこの開放された側へ取出し可能な状態で保持する反転部材7と、駆動伝達軸9により駆動され反転部材7上で回転するローラであってカード30を開放側へ取出し可能な力で押圧しつつ駆動伝達軸9と垂直な方向へ搬送する搬送ローラ23と、駆動伝達軸9を介して搬送ローラ23を回転させる搬送駆動源11と、回転体6を介して反転部材7を回転させる反転駆動源2とを備えている。
【0012】
以下においては、本発明にかかるカード反転搬送機構をカード発行装置に適用した実施形態を示す(図7等参照)。特に図示していないが、カード発行装置はカード面に印刷するための装置たとえばインクリボンを利用した熱転写プリンタ、あるいはカード30に凹凸を設けるためのエンボッサ等を備えている。反転部材7のカード搬送方向奥側には、このカード30を更にカード発行装置の奥側へ搬送するための主搬送部を構成する円柱状の搬送ローラ34、これら搬送ローラ34の端部に固定されたプーリ35、これらプーリ35に巻き掛けられ回転駆動力を伝達するベルト36等が設けられている(図1等参照)。
【0013】
ベースフレーム1の左側板(以下、単に「左側板1」と表す)には、フランジ8a付き円筒形状のスリーブ8が固着されている(図2参照)。このスリーブ8の内側には筒状部材10が嵌め込まれ、このスリーブ8によって回転可能に軸支されている。筒状部材10の内側には例えば中実とされた駆動伝達軸9がこの筒状部材10に対し回転可能に設けられている。さらに、筒状部材10の外周には円筒形状の回転体6が例えば圧入あるいはねじ止め等されて固着されている。これら回転体6および筒状部材10は、駆動伝達軸9、スリーブ8と同軸上に設けられている。回転体6と筒状部材10が一体化されたもの、および駆動伝達軸9はスリーブ8に対しそれぞれが独立して回転できる(図2参照)。
【0014】
回転体6は、反転駆動源2である反転モータ(以下「反転モータ2」という)の駆動力を受けて筒状部材10とともに回転する部材たとえばプーリである(以下、「プーリ6」という)。プーリ6の周囲には反転モータ2の回転駆動力を伝達するベルト5が巻き掛けられている(図2参照)。また、プーリ6は筒状部材10を介してその端部に固着されたアーム7aを介して反転部材7を片持ち支持しており、プーリ6自身が回転するのに伴い、一体化されたこの反転部材7を同量回転させる。
【0015】
反転部材7は搬送途中のカード30の向きを変えるための部材で、左側板1に対して回転可能とされている(図2参照)。本実施形態の反転部材7は、搬送ローラ23と従動ローラ24によって挟持したカード30を一方向に搬送するとともに、この反転部材7自体が回転することによって挟持したカード30を反転させる。上述したように、この反転部材7はプーリ6に片持ち支持されておりこのプーリ6と一体的に同量回転する。また、片持ち支持された反転部材7の非支持側(つまりアーム7aとは反対の側)は開放され、反転部材7上のカード30を図1、図2で太矢印で示すように開放された方向へ取り出すことが可能となっている。ここでいう開放とは、例えば搬送されるカード縁に接してカード30の幅方向位置を規制するガイドや、回転部材7を両持ち支持する場合のアーム等のような、反転部材7上のカード30を一方へ引出す場合に妨げとなるような部材、部品、装置等が無くその方向へのカード引出しが可能な状態をいう。なお、この反転部材7にはカード30の有無を検出するため例えばフォトインタラプタ25a,25bからなるカードセンサが設けられている(図5等参照)。符号7bはガイド支持部、7cはカードガイドを示している。
【0016】
また、ローラ回転軸27が、駆動伝達軸9等の回転軸と平行に設けられている(図2参照)。ローラ回転軸27はその周囲に固着された搬送ローラ23を回転させるための軸で、その端部には伝達ギア22が設けられている。搬送ローラ23はカード30の表面に接してこのカード30を搬送方向へ移動させる。一方、従動ローラ24は回転軸29に支持されて搬送ローラ23側に押圧されており、この搬送ローラ23またはカード裏面に接触して従動回転する。搬送ローラ23及び従動ローラ24はカード30を両面から挟持するがその押圧力はカード30を開放側へ取出し可能な程度の力であり、挟持した状態であってもカード30が引き抜かれるのを許容する。この場合、従動ローラ24として例えばジュラコン製ローラを使用していればカード30を取り出す際の軸方向への摩擦抵抗を小さくできる。
【0017】
ベルト5は、上述したプーリ6および減速プーリ4の小径部に巻き掛けられている(図3、図6参照)。この減速プーリ4の大径部と反転モータ2との間にはベルト3が巻き掛けられている。この反転モータ2の反転動力は、ベルト3→減速プーリ4→ベルト5→プーリ6→反転部材7と伝達される。この場合、反転モータ2として正逆転可能なモータを採用すれば、反転部材7をいずれの方向にも回転させることができて好ましい。なお、反転部材7の回転可能角度は無制限であってもよいが、カード30を反転させ又は向きを変えるために少なくとも必要とされる角度を回転可能であれば足りる。本実施形態では、例えば反転部材7の回転可能領域を制限するストッパ等の制限手段を設ける等により、反転部材7の回転量を最大270度としている(図8〜図11参照)。なお、図1、図2は反転部材7の回転角が0度であってカード30の表面が上を向いた状態、図3〜図6は反転部材7が180度回転して反転した状態すなわちカード30の表面が下を向いた状態を示している。また、反転部材7には、回転角270度のときにセンサ26を遮る遮光部7dが設けられている(図3、図4参照)。
【0018】
駆動伝達軸9は、搬送駆動源11の回転駆動を伝達してローラ回転軸27および搬送ローラ23を回転させる部材であり、例えば本実施形態では、筒状部材10の内部を通過しこの筒状部材10によって回転可能に軸支されている。駆動伝達軸9の反転部材7側には、ローラ回転軸27の伝達ギア22と噛み合う伝達ギア21が設けられている(図2参照)。また、これと反対側の軸端付近にはプーリ20が固着されている。このプーリ20には、搬送駆動源11の回転駆動力を伝達するベルト19が巻き掛けられている。駆動伝達軸9のプーリ20側の端部には、プーリ20の端面を受けるスラスト軸受28が設けられている。
【0019】
ベルト19は、搬送駆動源11の回転駆動力をプーリ20を介して駆動伝達軸9に伝達するように設けられている。搬送駆動源11は、主搬送部を構成する円柱状の搬送ローラ34から取り出されたものでもよいし、これら主搬送部を駆動するための搬送モータから直接取り出されたものでもよい。搬送駆動源11からベルト19までの動力伝達経路を説明すると、まず、ベルト13が搬送モータに直接または間接的に巻き掛けられてこの搬送モータの駆動力を伝達する(図5参照)。ベルト13は、プーリ14および他の複数のプーリに巻き掛けられている。プーリ14と同軸上には伝達ギア15が設けられており、プーリ14と同量回転する(図4参照)。また、この伝達ギア15と噛み合う伝達ギア16、およびこの伝達ギア16と噛み合うワンウェイクラッチ17がそれぞれ設けられている(図4、図5参照)。このワンウェイクラッチ17は例えば同軸上に同径のギア17a,17bを備えており、内部に設けられた図示しないクラッチの動作によりギア17a,17bがいずれの方向へ回転しても出力軸17cが一方向にのみ回転するように設けられている。このワンウェイクラッチ17の出力軸17c上にはプーリ18が設けられており、このプーリ18と上述したプーリ20との間にベルト19が巻き掛けられている(図3、図6参照)。なお、本実施形態ではこれらプーリ18,20の他にプーリ31,32を設けこれらプーリ31,32にもベルト19を巻き掛けている(図3、図6参照)。
【0020】
以上により、搬送駆動源11の搬送駆動力は、搬送駆動源11→ベルト13→プーリ14→伝達ギア15→伝達ギア16→ワンウェイクラッチ17→プーリ18→ベルト19→プーリ20→駆動伝達軸9→伝達ギア21→伝達ギア22→ローラ回転軸27→搬送ローラ23と伝達される。また、本実施形態ではワンウェイクラッチ17を用いることにより搬送駆動源11以降の機構をいずれの方向に回転させてもワンウェイクラッチ17以降の機構が一方向にのみ回転するようにしている。このため、搬送ローラ23の回転方向は常に一定である。
【0021】
本実施形態のカード反転搬送機構の動作を説明する。
【0022】
反転部材7上のカード30を搬送するには、搬送駆動源11を駆動して搬送ローラ23を回転させることにより、この搬送ローラ23および従動ローラ24に挟持されたカード30を一方向に送り込むようにする。また、反転部材7上でカード30を停止させるには搬送ローラ23を停止させる(図1参照)。このとき、カード30は搬送ローラ23および従動ローラ24によって挟持されているためこの状態で反転部材7を反転させても反転部材7から落下することはない。反転部材7が0〜270度のいずれの角度に回転している場合にもカード30を搬送することが可能である(図8〜図11参照)。
【0023】
また、カード30を挟持した状態で反転部材7を反転させ向きを変えるには反転モータ2を駆動すればよい。これにより、反転部材7はカード30を挟持したまま0〜270度の範囲内で回転する(図8〜図11参照)。ただし、この際、伝達ギア21に噛み合っている伝達ギア22は、伝達ギア21の周りを公転することにより伝達ギア22自身が自転し、搬送ローラ23を回転させてカード30を送り込んでしまうことから、挟持されているカード30の位置をずらし、場合によってはカード30を落下させてしまうことがある。そこで、反転部材7を反転させる場合には反転量に伴うカードずれ量を見越したカード位置制御を行うことが望ましい。例えばカードずれ量が把握できている場合には、ずれ量分だけカード30をカード搬送方向奥側または手前側に予めずらしておくことにより反転時のずれを相殺し、反転後において反転部材7上の望ましい所定の挟持位置にて保持することが可能となる。あるいは、反転部材7を反転させながら駆動伝達軸9も回転させることで反転時のカードずれ量をなくすようにしてもよい。なお、プーリ6と駆動伝達軸9のいずれか一方のみを駆動する場合において、停止側が駆動側から影響を受けないようにするためには、停止側のモータ(反転モータ2または搬送駆動源11となるモータ)を回転不能なブレーキモードに保つという手段を採り得る。
【0024】
また本実施形態のカード反転搬送機構によれば、反転部材7を停止させた状態でその上に保持されているカード30を開放側へずらし取り出すことができる。このとき、カード30は搬送ローラ23によって従動ローラ24側へ押さえ付けているが、カード30を取り出す際このカード30を従動ローラ24側に押し当てて取り出すことにより駆動ローラ23による押圧の影響を小さくして簡単に取り出すことが可能となる。
【0025】
また、本実施形態のカード反転搬送機構によれば、0〜270度の範囲内の任意の角度で反転部材7を回転させてカード30の向きを変えて送り込むことができる。したがって、例えば印刷装置、エンボス装置、カード排出装置等の各種装置をカード種別や印刷工程等に応じ反転部材7を中心として予め放射状に設置しておき、カード30を放射状に振り分けるようにして不良のカードを排出したり各装置に各種工程を行わせることができる。
【0026】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば、本実施形態ではスリーブ8と駆動伝達軸9との間に筒状部材10を介在させて駆動伝達軸9を間接的に軸支するとともに、この筒状部材10の端面を利用して反転部材7のスラスト方向の位置決めをするようにしているが、このような筒状部材10を介在させず駆動伝達軸9を左側板1あるいはスリーブ8によって直接軸支するようにしても構わない。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、請求項1に記載のカード反転搬送機構によると、反転部材を回転体によって片持ち支持し、搬送ローラの搬送動力を回転体と同軸上の駆動伝達軸によって伝達するようにしたので、反転部材の非支持側を開放することが可能である。したがって、反転部材上に保持されているカードを非支持側に設けた開放部側からカード搬送方向と垂直な方向へと取り出すことができ、カード発行装置等においてカード発行過程でカードを横送りすることが可能となる。例えば、このカード反転搬送機構が適用されたプリンタと磁気カードエンコーダとが並列配置されている場合には、プリンタから排出されたカードを磁気カードエンコーダ側へと直接に横スライドさせて送り込むことができるので、プリンタの手前側に一旦引き戻してからカードエンコーダ側へ送り込む場合に比べて必要となるスペースが少ない。したがって、装置の小型化を図る上で有利となる。また、カード発行装置の構成のバリエーションを増やすことが可能となる。
【0028】
また、請求項2記載のカード反転搬送機構によると、搬送駆動源と駆動伝達軸との間にワンウェイクラッチを設けて搬送ローラを常に一定方向に回転させるようにしたことから、反転部材ごとカードを反転させた際にカード衝突等の事態が生じるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す反転角度0度におけるカード反転搬送機構の斜視図である。
【図2】図1に示したカード反転搬送機構の主要部分の断面構造を示す斜視図である。
【図3】反転角度180度におけるカード反転搬送機構の動力伝達機構を示す斜視図である。
【図4】反転角度180度におけるカード反転搬送機構の上面からの図である。
【図5】反転角度180度におけるカード反転搬送機構の右側面図である。
【図6】反転角度180度におけるカード反転搬送機構の左側面図である。
【図7】カード反転搬送機構が適用されたカード発行装置の一例を示す斜視図である。
【図8】反転角度0度における反転部材およびその周囲の構造を示す右側面から見たカード反転搬送機構の部分図である。
【図9】反転角度90度における反転部材およびその周囲の構造を示す右側面から見たカード反転搬送機構の部分図である。
【図10】反転角度180度における反転部材およびその周囲の構造を示す右側面から見たカード反転搬送機構の部分図である。
【図11】反転角度270度における反転部材およびその周囲の構造を示す右側面から見たカード反転搬送機構の部分図である。
【符号の説明】
1 左側板(ベースフレーム)
2 反転モータ(反転駆動源)
6 プーリ(回転体)
7 反転部材
9 駆動伝達軸
11 搬送駆動源
17 ワンウェイクラッチ
23 搬送ローラ
30 カード

Claims (2)

  1. 搬送路上を搬送されるカードを反転可能なカード反転搬送機構において、ベースフレームによって軸支された回転可能な駆動伝達軸と、この駆動伝達軸と同軸上に設けられ前記駆動伝達軸に対し独立して回転可能な回転体と、この回転体に固着されて片持ち支持されるとともに非支持側が開放され前記カードをこの開放された側へ取出し可能な状態で保持する反転部材と、前記駆動伝達軸により駆動され前記反転部材上で回転するローラであって前記カードを開放側へ取出し可能な力で押圧しつつ前記駆動伝達軸と垂直な方向へ搬送する搬送ローラと、前記駆動伝達軸を介して前記搬送ローラを回転させる搬送駆動源と、前記回転体を介して前記反転部材を回転させる反転駆動源とを備えていることを特徴とするカード反転搬送機構。
  2. 前記搬送駆動源と前記駆動伝達軸との間に、一方向またはこれと逆の方向のいずれの入力とも一方向の回転として出力するワンウェイクラッチが設けられていることを特徴とする請求項1記載のカード反転搬送機構。
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