JP3931093B2 - 移動体通信機の通信制御方法および移動体通信機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)移動体通信に使用される移動体通信機の通信制御方法に関し、特に、間欠受信時の通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
移動体通信に使用される移動体通信機は、電源ON状態で通話していない状態(待ち受け状態)では、自機あての呼び出しがないかを常に監視する必要がある。これは何れかの基地局のページング指示チャネル(PICH:Paging Indication CHannel)を間欠的に受信して内容をチェックすることにより行われる(間欠受信処理)。
【0003】
ここで、自機が受信しているPICHを送信している基地局(Base Station)をサービングセルと呼称し、当該サービングセル以外の他の基地局を周辺セルと呼称する。
【0004】
また、PICHの受信と同時に、該当基地局の共通パイロットチャネル(CPICH:Common PIlot CHannel)を受信して、受信レベルを測定し、測定した受信レベルを3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格で設定された計算式により、待ち受けゾーン移行の有無を判断する。
【0005】
待ち受けゾーンとは、サービングセルの電波到達エリアのことであり、待ち受けゾーン移行とは、移動体通信機が移動して、ある基地局(第1の基地局)の電波到達エリアから、他の基地局(第2の基地局)の電波到達エリアに入り、移動体通信機にとっては待ち受けゾーンが変化したことを言う。
【0006】
例えば、第1の基地局をサービングセルとしている場合、移動体通信機は、サービングセルだけでなく、第2の基地局(周辺セル)およびその他のセルの受信レベルを周期的に監視する必要がある。これをしなければ、あるサービングセルの待ち受けゾーンを離れて他のセルの待ち受けゾーンに入っているか否かを知ることができない。
【0007】
そして、第1の基地局の受信レベルが所定値より小さくなった場合、待ち受けゾーンが移行したと判断して、第1の基地局からのPICH受信を終了し、第2の基地局のPICH受信を開始する。
【0008】
ここで、受信レベルの測定について説明する。受信レベルの測定に使用されるCPICHは、移動体通信機がパイロット同期(タイミング合わせ)のために基地局が常時送信しているチャネルであり、基地局が自らの存在を各移動体通信機に教えるための信号である。CPICHには、レイヤ3のデータとして意味のあるデータは含まれていないが、受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)、受信信号コードパワー(RSCP:Received Signal Code Power)および全受信電力に対する目的波電力の比率(Ec/Io)を測定することができる。なお、Ec/Ioは、RSCP−RSSIの演算によって得ることができる。
【0009】
先に説明したように、移動体通信では、サービングセルのCPICHの受信レベルが所定値より小さい場合、例えば、移動体通信機が、あるサービングセルの待ち受けゾーンの端縁部に存在するような場合、移動体通信機は新たなサービングセルを探すため、周辺セルの受信レベルを測定する必要があるが、サービングセルのCPICHの受信レベルが所定値以上ある場合は、確実にサービングセルの待ち受けゾーン内に存在すると判断できるので、3GPPの規定により、周辺セルの受信レベルの測定(以後、周辺モニタ処理と呼称)を停止し、サービングセルの受信レベルだけを間欠的に測定することで、CPU(Central Processing Unit)の動作を休眠(スリープ)させて消費電力の低減を行っていた(省電力モード)。
【0010】
以下、従来の移動体通信機の省電力モードについてさらに説明する。
移動体通信機は、通信波の受信および送信を行う無線部と、無線部で受信したデータに対して、タイミング同期や逆拡散処理を行うベースバンド部と、ベースバンド部のシーケンス制御を行うシーケンス制御部とを少なくとも有している。
【0011】
そして、移動体通信機は、新たなサービングセルの待ち受けゾーンに入ると、シーケンス制御部のCPUが、ベースバンド部のファームウエアで構成されるDSP(Digital Signal Processor)に対して、サービングセルの情報(各チャネルの拡散コード、タイミング)を通知する。サービングセルの情報は、待ち受けゾーン移行を行う前に予めセルサーチ処理により取得しておく。
【0012】
この動作は移動体通信機が新たなサービングセル待ち受けゾーンに入った場合に1回だけ実行され、サービングセルのCPICHの受信レベルが所定値(Sintrasearch閾値)以上ある場合は、周辺セルの受信レベルのモニタを停止し、間欠受信処理のタイミングで、サービングセルの受信レベルだけを測定する省電力モードに入る。
【0013】
以下、図5に示すフローチャートを用いて、待ち受け状態における従来の省電力モードについて説明する。
【0014】
待ち受け状態においては、移動体通信機は基地局のPICH(ページング指示チャネル)を間欠的に受信することは先に説明したが、この受信周期を間欠受信(DRX:Discontinuous Receive)周期と呼称する。
【0015】
従って、移動体通信機は図5に示すように、DRX周期ごとにベースバンド部のDSPを起動し、サービングセルのPICHおよびCPICHを受信する(ステップS1)。
【0016】
そして、DSPにおいて、PICHのページング指示を確認するとともにCPICHの受信レベル測定を開始する(ステップS2)。
【0017】
DSPは無線部およびベースバンド部のハードウエア用いて、まず受信波のRSSIを測定し、次に、予めCPUから与えられていたスクランブリングコードおよびタイミング情報を用いて、受信波を逆拡散しRSCP(受信信号コードパワー)を測定する。
【0018】
次に、DSPはCPUに対して割り込みを発生させる(ステップS3)。
【0019】
割り込みを受けるとCPUは起動し、CPUはDSPが測定したRSSIおよびRSCPに関する情報を受けるとともに、これらの情報に基づいてEc/Io(全受信電力に対する目的波電力の比率)を算出する(ステップS4)。
【0020】
そして、ステップS5に示すように、取得した受信レベル(RSSI、RSCPおよびEc/Ioの何れかに値)と、予め設定された閾値(Sintrasearch閾値)とを比較し、当該閾値以上であれば、受信レベルは良好であると判断して、ステップS1以下の動作を繰り返す。一方、受信レベルが閾値より小さければ、受信レベルが低下していると判断し、周辺モニタ処理動作に移行する(ステップS6)。
【0021】
以上説明した一連の動作のイメージ図を図6に示す。図6に示すように、DRX周期ごとにDSPがサービングセルのPICHを受信するタイミングが訪れる。その受信期間をT1とする。DSPでは、CPICHも同時に受信し、上述したように受信レベルを測定する。ここまでの作業に費やす期間をT2とする。そして、DSPはCPUに対して割り込みを行う。CPUが起動して、サービングセルの受信レベルに基づいて周辺モニタ処理動作の要否を判断し、必要であれば周辺モニタ処理動作を行う。これらのCPUの動作期間(起動期間)をT3とする。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
以上説明したように、従来においてはサービングセルの受信レベルおよび周辺セルの受信レベルの測定は、ベースバンド部のDSPおよびシーケンス制御部のCPUが共動して行っていた。
【0023】
ここで、DRX周期を2.56秒とし、CPUの起動期間T3を30msecとし、CPUの消費電流を40mAとすると、CPUの平均電流ICPUは以下の数式で表すことができる。
【0024】
ICPU=30/2560(CPU稼働率)×40mA=0.46875mA
この値は、移動体通信機全体の平均消費電流を10mAとすると、約5%に相当する。
【0025】
このように、待ち受け状態においては、移動体通信機は基地局のPICHを間欠受信することで、電力消費を低減するようにしているが、それでも約5%の電力を消費していることになり、さらなる電力消費低減の要求があった。
【0026】
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、移動体通信に使用される移動体通信機の、電力消費をさらに低減する通信制御方法を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る請求項1記載の移動体通信機の通信制御方法は、シーケンス制御部とベースバンド制御部とを備える移動体通信機が、電源投入状態で通信していない待ち受け状態において、自機への呼び出しを間欠的に確認する間欠受信処理を行い、前記間欠受信処理は、前記ベースバンド制御部においてサービングセルが送信する共通パイロットチャネルの受信レベルを測定し、所定の閾値に基づいて前記受信レベルの良否を判断するステップ(a)と、前記ステップ(a)において、前記受信レベルが否と判断された場合にのみ前記シーケンス制御部の演算処理装置を起動し、前記受信レベルの再確認および、必要に応じての周辺セルの前記受信レベルの測定を含む所定の動作をさせるステップ(b)とを備えている。
【0028】
本発明に係る請求項2記載の移動体通信機の通信制御方法は、前記ステップ(a)が、前記共通パイロットチャネルの受信信号強度を測定するステップ(a−1)、前記共通パイロットチャネルを逆拡散して受信信号コードパワーを得るステップ(a−2)、および、前記受信信号コードパワーから受信信号強度を減算して全受信電力に対する目的波電力の比率を得るステップ(a−3)と、前記受信信号強度、受信信号コードパワーおよび全受信電力に対する目的波電力の比率の何れかの値が、前記所定の閾値よりも小さい場合に、前記受信レベルが否と判断するステップ(a−4)と含み、前記ステップ(b)は、前記受信レベルが否と判断された場合に、前記ベースバンド制御部から前記シーケンス制御部の演算処理装置に割り込み処理を与えることで、前記シーケンス制御部の前記演算処理装置を起動するステップ(b−1)を含んでいる。
【0029】
本発明に係る請求項3記載の移動体通信機の通信制御方法は、前記ステップ(a)が、前記ベースバンド制御部のデジタルシグナルプロセッサによって前記ステップ(a−1)ないしステップ(a−4)を実行し、前記ステップ(b−1)は、前記割り込み処理により、前記シーケンス制御部の休眠状態にある前記演算処理装置を起動するステップを含み、前記ステップ(b)は、前記シーケンス制御部の前記演算処理装置の前記所定の動作として、所定の条件に該当する場合にのみ前記周辺セルの前記受信レベルの測定を制御するステップ(b−2)をさらに含んでいる。
【0030】
本発明に係る請求項4記載の移動体通信機の通信制御方法は、前記ステップ(a)に先だって、前記シーケンス制御部の前記演算処理装置から、前記ベースバンド制御部の前記デジタルシグナルプロセッサに前記所定の閾値を与えるステップをさらに備え、前記ステップ(b−2)は、前記シーケンス制御部の前記演算処理装置が、前記デジタルシグナルプロセッサから、前記受信信号強度、受信信号コードパワーおよび全受信電力に対する目的波電力の比率のデータを取得し、これらのデータの何れかの値が、前記所定の閾値よりも小さい場合には、前記受信レベルが否であると確認するステップ(b−2−1)と、前記受信レベルが否であると確認された場合には、前記シーケンス制御部の前記演算処理装置が、前記周辺セルの受信レベル測定動作を制御して、前記周辺セルの前記受信レベルを取得するステップ(b−2−2)と、前記ステップ(b−2−1)において、前記受信レベルが良であると確認された場合は、前記所定の閾値を更新して前記デジタルシグナルプロセッサに与えた後、休眠状態に入るステップ(b−2−3)とを含んでいる。
【0031】
本発明に係る請求項5記載の移動体通信機の通信制御方法は、シーケンス制御部とベースバンド制御部とを備える移動体通信機が、自機への呼び出しを間欠的に確認する間欠受信状態において、サービングセルが送信する共通パイロットチャネルの受信レベルの良否判断処理を行うものであり、前記良否判断処理は、前記シーケンス制御部の演算処理装置が前記受信レベルに係る所定の閾値を設定し、自らは動作を停止する第1のステップと、前記ベースバンド制御部が前記受信レベルを測定し、前記所定の閾値に基づいて、測定した前記受信レベルの良否を判断する第2のステップと、前記第2のステップにおいて、前記受信レベルが否と判断された場合にのみ前記シーケンス制御部の前記演算処理装置が動作し、前記受信レベルの良否を判断する第3のステップとを備えている。
【0032】
本発明に係る請求項6記載の移動体通信機の通信制御方法は、前記第3のステップにおいて、前記受信レベルが良と判断された場合、前記シーケンス制御部の前記演算処理装置が前記所定の閾値を更新する第4のステップをさらに備えている。
【0033】
本発明に係る請求項7記載の移動体通信機は、請求項1または請求項5記載の通信制御方法を採用する移動体通信機である。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係る移動体通信機の通信制御方法の実施の形態について説明する。
【0035】
<A.装置構成>
図1は、移動体通信に使用される移動体通信機100の概略構成を示すブロック図である。
【0036】
図1に示すように、移動体通信機100は、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)の規格に基づいて、アナログ信号の受信および送信を行う無線部TRXと、受信データおよび送信データの処理を行うコア部CORと、ユーザインターフェースを含む周辺機器を有するアダプタADPとを備えている。
【0037】
コア部CORは、ベースバンド部10、ベースバンド部10のシーケンス制御を行うシーケンス制御部4、チャネルデコーダ部5、チャネルコーダ部6、無線部TRXで受信したアナログデータをデジタルデータに変換するA/D変換部7およびデジタルデータをアナログデータに変換して無線部TRXに与えるD/A変換部8を備えている。
【0038】
ベースバンド部10は、ベースバンド制御部1と、A/D変換部7から与えられるデジタルデータに逆拡散処理等を施す復調部2と、D/A変換部8に与えるデータに拡散処理等を施す変調部3とを備えている。また、ベースバンド制御部1は、ファームウエアで構成されるDSP(Digital Signal Processor)を有し、復調部2、変調部3を制御するとともに、チャネルデコーダ部5およびチャネルコーダ部6を制御する。
【0039】
ここで、チャネルデコーダ部5は、復調部2で復調されたデジタルデータをデコードしてアダプタADPに与え、チャネルコーダ部6はアダプタADPから与えられるデジタルデータを符号化して変調部3に与える機能を有している。
【0040】
シーケンス制御部4はCPU(Central Processing Unit)を有し、ベースバンド制御部1と共動して通信レイヤにおけるレイヤ1処理を行うものである。
【0041】
<B.装置動作>
以下、図2〜図4を用いて移動体通信機100の動作について説明する。移動体通信機100は、新たなサービングセルの待ち受けゾーンに入ると、シーケンス制御部4のCPUが、サービングセルの情報(各チャネルの拡散コード、タイミング)をDSPに通知する。
【0042】
この動作は移動体通信機100が新たなサービングセル待ち受けゾーンに入った場合に1回だけ実行され、サービングセルのCPICHの受信レベルが所定値以上ある場合は、CPUによる周辺セルの受信レベルのモニタを停止し、間欠受信処理のタイミングで、サービングセルの受信レベルだけを測定する省電力モードに入る。
【0043】
図2は、ベースバンド制御部1のDSPの動作を示すフローチャートである。
図2において、DSPはシーケンス制御部4のCPUから、上述したサービングセル情報および割り込みによりCPUを起動するための受信レベルの閾値を受ける(ステップS11)。なお、CPUはこの後、電力供給を自ら断って休眠状態(スリープ状態)となり、移動体通信機100は省電力モードに入る。
【0044】
移動体通信機100は、電源ON状態で通話していない待ち受け状態では、基地局のPICHおよびCPICHをDRX周期(間欠受信周期)で受信しており、DSPはDRX周期ごとにサービングセルのCPICHの受信レベル測定を開始する(ステップS12)。
【0045】
以下、ステップS12のCPICHの受信レベル測定手順を説明する。
DSPは無線部TRXおよびベースバンド部10のハードウエア用いて、まず受信波のRSSIを測定し、次に、CPUから与えられているスクランブリングコードおよびタイミング情報を用いて、受信波を逆拡散しRSCP(受信信号コードパワー)を測定する。また、測定したRSSIおよびRSCPの値に基づいてEc/Io(全受信電力に対する目的波電力の比率)を算出する。
【0046】
そして、ステップS13に示すように、取得した受信レベル(RSSI、RSCPおよびEc/Ioの何れかの値)と、CPUから与えられている3GPP規格で設定された閾値(Sintrasearch閾値)とを比較し、受信レベルが当該閾値以上であれば、受信レベルは良好であると判断してCPUは起動せず(割り込みをせず)、再びDRX周期が経過するまで動作を停止する。
【0047】
なお、RSSI、RSCPおよびEc/Ioの何れを用いて受信レベルを判定すべきかについては、基地局からの報知情報(基地局が常時送信している制御情報)に含まれており、移動体通信機100はPICHの(間欠的)受信中にPCCPCH(Primary Common Control Physical CHannel)も併せて受信して、その中に含まれる報知情報を得る。
【0048】
一方、受信レベルが閾値より小さければ、受信レベルが低下していると判断し、DSPはCPUに対して割り込みを発生させる(ステップS14)。割り込みが発生すると省電力モードが終了する。
【0049】
ここで、DSPはファームウエアで構成されているので、受信レベルの良否を判断させるようにDSPを構成することは容易である。
【0050】
図3は、省電力モードに入った場合のシーケンス制御部4のCPUの動作を示すフローチャートである。
【0051】
省電力モードでは、CPUは、先に説明したように、サービングセル情報および割り込みによりCPUを起動するための受信レベルの閾値を設定してベースバンド制御部1のDSPに与える(ステップS21)。
【0052】
その後、CPUは電力供給を自ら断って休眠状態(スリープ状態)となる(ステップS22)。CPUがスリープ状態になることでシーケンス制御部4もスリープ状態になる。
【0053】
そして、図2を用いて説明したベースバンド制御部1のDSPの処理を経て、CPUに割り込みが行われると、CPUのスリープ状態が解除され、シーケンス制御部4もスリープ状態が解除される(ステップS23)。
【0054】
起動したCPUは、ステップS24に示すように、ベースバンド制御部1のDSPが測定したRSSI、RSCPおよびEc/Ioの受信レベルと、3GPP規格で設定された閾値(Sintrasearch閾値)とを比較し、受信レベルが当該閾値以上であれば、受信レベルは良好であると判断し、ステップS21に戻り、CPUを起動するための受信レベルの閾値を更新して、サービングセル情報と共にベースバンド制御部1のDSPに与え、スリープ状態(ステップS22)となる。
【0055】
なお、受信レベルの閾値を更新すると表現したが、ここでの更新には、新たな値を与える場合も、前回と同じ値を与える場合も含んでいる。このように、受信レベルの閾値を更新することで、受信レベルの良否の正確な判定ができる。
【0056】
一方、ステップS24において受信レベルが閾値より小さければ、受信レベルが低下していると確認し、ベースバンド制御部1および無線部TRXを用いて周辺セルの受信レベル測定動作(周辺モニタ処理動作)に移行する(ステップS25)。
【0057】
ここで、ステップS24においてサービングセルの受信レベルの良否を再度判断するのは、DSPでの判断結果を確認するためである。このように、受信レベルの良否を、シーケンス制御部1のCPUにおいても判断するので、受信レベルの良否の判定精度が向上する。
【0058】
なお、周辺セルの受信レベル測定は、サービングセルの受信レベル測定と基本的に同じであるが、周辺セルの場合は、定期的にCPICHを受信しているわけではないので、測定の必要が生じた際に、例えば10msec程度の期間だけCPICHを受信して、RSSI、RSCPおよびEc/Ioを測定することになる。
【0059】
また、周辺セルの受信レベル測定を行う必要が生じるということは、移動体通信機100が新たなサービングセルの待ち受けゾーンに入った、あるいは入りつつあるということを示唆しており、このような場合には、待ち受けゾーン移行を行って新たなサービングセルのPICHをオープンし、サービングセルのCPICHの受信レベルが所定値以上ある場合は、CPUによる周辺セルの受信レベルのモニタを停止し、間欠受信処理のタイミングで、サービングセルの受信レベルだけを測定する省電力モードに入る。
【0060】
以上説明した一連の動作のイメージ図を図4に示す。図4に示すように、DRX周期ごとにベースバンド制御部1のDSPがサービングセルのPICHを受信するタイミングが訪れる。その受信期間をT11とする。DSPでは、CPICHも同時に受信し、上述したように受信レベルを測定し、シーケンス制御部4のCPUから予め与えられている閾値に基づいて、CPUに割り込みを行うことについての要否を判断する。ここまでの作業に費やす期間をT21とする。
【0061】
以上の動作をDRX周期ごとに繰り返すが、割り込みが発生しない限りCPUは動作せず、スリープ状態を保っている。
【0062】
DSPから割り込みがCPUに与えられると、CPUが起動して、サービングセルの受信レベルに基づいて周辺モニタ処理動作の要否を判断し、必要であれば周辺モニタ処理動作を行う。これらのCPUの動作期間(起動期間)をT31とする。
【0063】
<C.作用効果>
以上説明したように、本発明に係る実施の形態の通信制御方法によれば、待ち受け状態において、サービングセルのCPICHの受信レベル測定と、受信レベルの良否の判断とをベースバンド制御部1のDSPで間欠的に行い、受信レベルが低下している場合にのみ、CPUを起動するようにしたので、CPUの起動回数が減り、従来の間欠受信処理よりも電力消費をさらに低減した移動体通信機を得ることができる。
【0064】
【発明の効果】
本発明に係る請求項1記載の移動体通信機の通信制御方法によれば、移動体通信機のベースバンド制御部においてサービングセルが送信する共通パイロットチャネルの受信レベルを測定するとともに、所定の閾値に基づいて受信レベルの良否を判断し、受信レベルが否と判断された場合にのみシーケンス制御部の演算処理装置を起動するので、間欠受信処理においてシーケンス制御部の起動回数が削減され、移動体通信機の電力消費が低減する。
【0065】
本発明に係る請求項2記載の移動体通信機の通信制御方法によれば、共通パイロットチャネルの受信レベル測定の具体的手法を得ることができると共に、受信レベルが否である場合にシーケンス制御部の演算処理装置を起動する具体的手法を得ることができる。
【0066】
本発明に係る請求項3記載の移動体通信機の通信制御方法によれば、ベースバンド制御部のデジタルシグナルプロセッサによってステップ(a−1)ないしステップ(a−4)を実行し、割り込み処理により、シーケンス制御部の休眠状態にある演算処理装置を起動するので、CPUの起動回数が削減され、移動体通信機の電力消費が低減する。
【0067】
本発明に係る請求項4記載の移動体通信機の通信制御方法によれば、共通パイロットチャネルの受信レベルの良否を、シーケンス制御部の演算処理装置においても判断するので、受信レベルの良否の判定精度が向上する。また、演算処理装置において、受信レベルが良と確認された場合は、ベースバンド制御部のデジタルシグナルプロセッサに与えるべき所定の閾値を更新するので、受信レベルの良否の正確な判定ができる。
【0068】
本発明に係る請求項5記載の移動体通信機の通信制御方法によれば、第2のステップにおいて、受信レベルが否と判断された場合にのみシーケンス制御部の演算処理装置が動作するので、間欠受信状態においてシーケンス制御部の起動回数が削減され、移動体通信機の電力消費が低減する。
【0069】
本発明に係る請求項6記載の移動体通信機の通信制御方法によれば、第3のステップにおいて、受信レベルが良と判断された場合に、所定の閾値を更新するので、受信レベルの良否の正確な判定ができる。
【0070】
本発明に係る請求項7記載の移動体通信機によれば、シーケンス制御部の起動回数が削減されるので、電力消費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態の移動体通信機の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る実施の形態の通信制御方法を説明するフローチャートである。
【図3】 本発明に係る実施の形態の通信制御方法を説明するフローチャートである。
【図4】 本発明に係る実施の形態の通信制御方法を説明するイメージ図である。
【図5】 従来の移動体通信機の通信制御方法を説明するフローチャートである。
【図6】 従来の移動体通信機の通信制御方法を説明するイメージ図である。
【符号の説明】
10 ベースバンド部、100 移動体通信機。
Claims (7)
- シーケンス制御部とベースバンド制御部とを備える移動体通信機の通信制御方法であって、
前記移動体通信機は、電源投入状態で通信していない待ち受け状態において、自機への呼び出しを間欠的に確認する間欠受信処理を行い、
前記間欠受信処理は、
(a)前記ベースバンド制御部においてサービングセルが送信する共通パイロットチャネルの受信レベルを測定し、所定の閾値に基づいて前記受信レベルの良否を判断するステップと、
(b)前記ステップ(a)において、前記受信レベルが否と判断された場合にのみ前記シーケンス制御部の演算処理装置を起動し、前記受信レベルの再確認および、必要に応じての周辺セルの前記受信レベルの測定を含む所定の動作をさせるステップと、を備える移動体通信機の通信制御方法。 - 前記ステップ(a)は、
(a−1)前記共通パイロットチャネルの受信信号強度を測定するステップ、
(a−2)前記共通パイロットチャネルを逆拡散して受信信号コードパワーを得るステップ、および、
(a−3)前記受信信号コードパワーから受信信号強度を減算して全受信電力に対する目的波電力の比率を得るステップと、
(a−4)前記受信信号強度、受信信号コードパワーおよび全受信電力に対する目的波電力の比率の何れかの値が、前記所定の閾値よりも小さい場合に、前記受信レベルが否と判断するステップとを含み、
前記ステップ(b)は、
(b−1)前記受信レベルが否と判断された場合に、前記ベースバンド制御部から前記シーケンス制御部の演算処理装置に割り込み処理を与えることで、前記シーケンス制御部の前記演算処理装置を起動するステップを含む、請求項1記載の移動体通信機の通信制御方法。 - 前記ステップ(a)は、
前記ベースバンド制御部のデジタルシグナルプロセッサによって前記ステップ(a−1)ないしステップ(a−4)を実行し、
前記ステップ(b−1)は、
前記割り込み処理の発生により、前記シーケンス制御部の休眠状態にある前記演算処理装置を起動するステップを含み、
前記ステップ(b)は、
(b−2)前記シーケンス制御部の前記演算処理装置の前記所定の動作として、所定の条件に該当する場合にのみ前記周辺セルの前記受信レベルの測定を制御するステップをさらに含む、請求項2記載の移動体通信機の通信制御方法。 - 前記ステップ(a)に先だって、
前記シーケンス制御部の前記演算処理装置から、前記ベースバンド制御部の前記デジタルシグナルプロセッサに前記所定の閾値を与えるステップをさらに備え、
前記ステップ(b−2)は、
(b−2−1)前記シーケンス制御部の前記演算処理装置が、前記デジタルシグナルプロセッサから、前記受信信号強度、受信信号コードパワーおよび全受信電力に対する目的波電力の比率のデータを取得し、これらのデータの何れかの値が、前記所定の閾値よりも小さい場合には、前記受信レベルが否であると確認するステップと、
(b−2−2)前記受信レベルが否であると確認された場合には、前記シーケンス制御部の前記演算処理装置が、前記周辺セルの受信レベル測定動作を制御して、前記周辺セルの前記受信レベルを取得するステップと、
(b−2−3)前記ステップ(b−2−1)において、前記受信レベルが良であると確認された場合は、前記所定の閾値を更新して前記デジタルシグナルプロセッサに与えた後、休眠状態に入るステップとを含む、請求項3記載の移動体通信機の通信制御方法。 - シーケンス制御部とベースバンド制御部とを備える移動体通信機の通信制御方法であって、
前記移動体通信機は、自機への呼び出しを間欠的に確認する間欠受信状態において、サービングセルが送信する共通パイロットチャネルの受信レベルの良否判断処理を行うものであり、
前記良否判断処理は、
前記シーケンス制御部の演算処理装置が前記受信レベルに係る所定の閾値を設定し、自らは動作を停止する第1のステップと、
前記ベースバンド制御部が前記受信レベルを測定し、前記所定の閾値に基づいて、測定した前記受信レベルの良否を判断する第2のステップと、
前記第2のステップにおいて、前記受信レベルが否と判断された場合にのみ前記シーケンス制御部の前記演算処理装置が動作し、前記受信レベルの良否を判断する第3のステップと、を備える移動体通信機の通信制御方法。 - 前記第3のステップにおいて、前記受信レベルが良と判断された場合、前記シーケンス制御部の前記演算処理装置が前記所定の閾値を更新する第4のステップをさらに備える、請求項5記載の移動体通信機の通信制御方法。
- 請求項1または請求項5記載の通信制御方法を採用する移動体通信機。
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