JP3925870B2 - カード販売器 - Google Patents
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Description
特に、レストラン等のテーブルに設置しておき、料理が出来上がるまでの間の時間を来客者が退屈することなく過ごせるように、コインを投入するのと引換えに遊戯カードを1枚客に提供することができるカード販売器に関する。
Z−CARDとは、例えば飛行機の各部品をプラスチックカードに印刷し、切込みを入れ、これらの部品を指で押圧してカードから抜き取り、順次組み合わせることにより飛行機の模型を完成させる遊戯カードである。
その模型として飛行機に限らず、人気キャラクターである人形、怪獣等も作製されている。
これらの遊技カードを組み立てるには、通常、大人が数分〜10分程度の時間を要する。
そのため、飲食物の提供までの待ち時間を退屈しないような工夫が飲食店側及び来客者側双方に要求される。
かかる装置へZ−CARDカードを適用できれば、上述した要求を満たすことができると考えられる。
しかし、従来、多数積載されたプラスチックカードを1枚ずつ取り出す装置は知られているが(実用新案文献1参照)、これは、レバーを引くとギヤを介してカード押出し部材が直進移動し、繰出し口から遊技カードが繰り出される構造のものである。
カードそのものが薄い形態であるので、コインを投入した時のみ、確実にカードを繰り出すことができる構造にすることは安全性で極めて難しいものであった。
また、テーブル上には、砂糖や塩、紙タオル等の備品を載置しなければならず、限られたスペースのテーブル上で小さくコンパクトな構造をもつカード繰出し機を提供することは難しいものであった。
もっとも、テーブル上の限られたスペースでカード等の遊戯具の提供を行うような発想は然程考えられていなかった。
すなわち、本発明は、Z−CARD等の遊戯カードを1枚ずつ、コインを投入することで繰り出すことができるカード販売器を提供することを目的とする。
特に、レストランや喫茶店等のテーブル上の限られた空間を有効活用し、スペースを極力取らないでZ−CARD等の遊技カードを提供することができるカード販売器を提供することを目的とする。
コイン投入部から投入されたコインを滑り落とすための滑り台を通過したコインが通過可能な第1コイン挿通穴と、該第1コイン挿通穴の後端に形成されコインの下面の縁部を支持しながら該コインを押し出す第1掛部と、が形成され、前記第2スライド部材には、スライド位置にあるコインが通過可能で且つ前記第1コイン挿通穴と重なる第2コイン挿通穴と、該第2コイン挿通穴の前端に形成されコインの下面の縁部を支持する第2掛部と、が形成され、前記第1掛部と前記第2掛部とに挟持されながら搬送させられたコインは、前記レバー部が元の位置に戻るのに合わせて前記第1スライド部材が元の位置に戻る方向へ移動し第1掛部が第2掛部から離隔した際に、前記スライドさせられたコインは間仕切り板部に形成された第3コイン挿通穴を通ってコイン収容部内に落下するカード販売器に存する。
また、通信機能を有することで販売機能以外の付加価値が高まる。
また複数のカードを積載するためのカード収容部とコインが投入されるコイン投入部と、該投入されたコインを搬送させるためのコイン搬送機構と、コイン搬送機構に連動されてカード収容部からカードを繰出すためのカード繰出し機構とを備えることで、コイン搬送機構とカード繰出し機構とはコインを介して連結され、1枚のコインと引換えに1枚のカードが確実に繰り出されて極めて安全である。
また滑り台上から落下させて選別するための返却用落下穴を設けることで、投入されたコインが一定の径より小さい場合に落下させて、容易に選別することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るカード販売器を示している。
図に示すように、このカード販売器1は、不透明樹脂製の略立方体の容器本体2と、この容器本体2の上方に設けられる透明樹脂製の略枡形状のショーケース3と、を有している。
この模型サンプルはレストランや喫茶店のテーブルに着席した来客者に興味や好奇心を抱かせるためにあり、客はこの模型サンプルを見て、カード販売器1を操作することとなる。
なお、Z−CARDでなく、他の種類のカード、例えば優待的に飲食の提供を受けることができるポイントカードやテレホンカード等を収納することも可能である。
コイン投入口4には、スリット状の穴が形成された樹脂板が設けられ、この樹脂板の表面にはコイン投入口4であることを目立たせ来客者に視認され易いように例えば銀色のメッキが施されている。
このコイン投入口4は、100円玉より径が小さいコイン(例えば1円玉、5円玉、50円玉)を投入することができるが、それより径が大きいコイン(例えば10円玉、500円玉等)の投入は阻止される。
容器本体2の側面には、後述するレバー用延出部11eの摘み部7A(なお、レバー用延出部11eと摘み部7Aとをレバー部という)が突出しており、容器本体2の外壁に固定した摘み部7Bと対をなしている。
固定した摘み部7B側に親指を掛けながら他方の人指し指でレバー部の摘み部7Aを引くようにすると、後述するコイン搬送機構及びカード繰出し機構が作動し、カード繰出し穴2aから樹脂製のZ−CARDが繰り出される。
この呼出しボタン8は、通信機能を備えており注文等の通信システムの一部として機能する。
呼出しボタン8を指で下方に押し込むと、後で詳しく述べる電波発信回路が作動し、電波が発信され、厨房付近に設置された受信装置に受信され、接客店員に来客者が接客店員を呼び出していることを知らせるのである。
図に示すように、容器本体2の内部には滑り台9が設けられており、図1に示したコイン投入口4と滑り台9とによりコイン投入部が構成されている。
コイン投入口4から投入されたコインK(100円玉)は、滑り台9上を滑り落ち、返却用落下穴9d(後程図5を用いて説明する)を素通りしてその最下部(先端部)に形成された通過穴9a(コインより大きい)から落下し、コイン搬送機構10に送られる。
第1スライド部材11には、滑り台9を通過したコインKが通過可能な第1コイン挿通穴11aが形成されている。
同様に第2スライド部材12には、第1コイン挿通穴11aと重なるようにコインKが通過可能な第2コイン挿通穴12aが形成されている。
そしてコイン投入口4より投入されたコインKは、滑り台9の途中にある通過穴9aを通り、更に第1及び第2コイン挿通穴11a,12aを通過して間仕切り板部14の上面に載置される。
このようにコインKを収容するために、コイン収容部13を設けたので、コイン投入部から投入されたコインKを全部確実にコイン収容部13に収納することができ、結果的にコインKと引換えにカードZが提供されるようにすることができる。
更に、カード収容部15に積載することができるカードZの枚数と同じ数のコインKを収容するために必要最小限の容積のコイン収容部13とすれば、カード販売器1の大きさを極力小さくすることができ、テーブル上での省スペース化が図られる。
間仕切り板部14の上には、立壁で区画されたカード収容部15が設けられている。
カード収容部15の上面側は開口しており、そこから多数のカードZが挿入され積載されている。
なお、これらの繰出しアーム30、カード繰出し突起P、カード繰出し穴2aは、前述した第2スライド部材12と共にカード繰出し機構を構成する。
この電気回路基板17は、前述したように接客店員等を来客者が呼び出すためのものである。
すなわち、この電気回路基板17上には来客者が接客店員を呼び出すための電波を発信する電波発信回路が形成されている。
延出部2bにおいて外部へ露出した呼出しボタン8を押圧することで電波発信回路が作動し、電波が発信され、後述する厨房付近に備わった表示器により点灯表示される。
この電波発信回路18は、設置されるテーブルの番号等に対応して番号を記憶するための番号記憶部と、その符号化のための符号化回路と、その全体的制御を行う制御回路と、を有する制御部19を有している。
また電波発信回路18は、来客者が操作する呼出しボタン8をその回路の中に組み込んでいる。
なお、呼出しボタン8が操作されたことを近くにいる接客店員が視認できるようにLEDランプを点灯させる構成にしても良い。
この送信アンテナ21から送信された信号は、厨房付近に取り付けられた表示器により受信され接客店員に知らされる。
図に示すように、表示器22は、受信アンテナ23と、この受信アンテナ23を経て送信信号を受信する受信回路24とを有している。
また表示器22は、受信回路24で受信された送信信号の種類等を識別するために符号化する符号化回路と、符号化されたテーブル対応の番号等をIDコードで記憶する記憶回路と、その他全般の制御を行う制御回路と、を備えた制御部25を有している。
更に表示器22は、制御部25からの信号により駆動される駆動回路26と、この駆動回路26により駆動制御される表示窓27(接客店員が見ることが可能)、及びブザー28と、を有している。
滑り台9の途中には滑り面9bを有し、この滑り面9bの両端側には縁部9cが形成され、コインが一方向へ滑り落ちるようにするガイドとなる。
滑り台9には、投入されたコインが一定の径より小さい場合に、該コインを滑り台9上から落とすための返却用落下穴9dが形成されている。
また、滑り台9の滑り面9bは後方に(コインが滑る方向に)下がるように傾斜しており、返却用落下穴9dは滑り台9の途中に形成されている。
このように、一定サイズ以下のコイン(50円玉、5円玉、及び1円玉)を選別して確実に落下させることができる選別機能を有する。
例えば、100円玉は返却用落下穴9dから落下せず、そのまま滑り台9上を滑り落ち、滑り台9の最下部(先端部)に形成された通過穴9a(コインより大きい)から落下し、コイン搬送機構に送られる。
図6は、各種部品を組み合わせた状態の図であり、コイン投入部から投入されたコインを前方に直進移動させるコイン搬送機構10(図2記載)と、カード繰出し機構31との関係を示す図である。
コイン搬送機構10は前述したように第1スライド部材11と、第2スライド部材12と、間仕切り板部14とを有している。
第1スライド部材11は、図7に示すような形状をしている。
前述したように、第1スライド部材11には滑り台9を通過したコインKが通過できる大きさの第1コイン挿通穴11aが形成されており、第1コイン挿通穴11aは100円玉の径よりも僅かに大きい径とされている。
更に第1スライド部材11には2箇所に細長形状の案内穴11c,11dが形成されている。
また案内穴11c,11dは、それぞれに間仕切り板部14に固定された螺子33が挿通されることによって、第1スライド部材11が一方向へスライドするための案内の役割を果たしている。
更に第1スライド部材11には、レバー用延出部11eが形成されており、これに摘み部7Aのレバーキャップ(図6記載)を被せることにより、レバー部が構成されることは既に述べた。
このように、第1スライド部材11と一体形成したレバー用延出部11eを引くと、それと同時に第1スライド部材11がスライドすることになる。
なお、このような第1スライド部材11は、例えば1枚の金属板をプレス加工により打ち抜くことで簡単に成形され、力を加えるレバー用延出部11eも強度が高くなる。
前述したように、第1スライド部材11の第1コイン挿通穴11aと重なるように第2コイン挿通穴12aが形成されている。
前記第1スライド部材11の第1掛部11bと対向する側(第2コイン挿通穴12aの前端)には、コインKの下面の縁部を支持する第2掛部12bが形成されている。
また第2スライド部材12には、2箇所に細長形状の案内穴12c,12dが形成されている。
更に第2スライド部材12には、繰出しアーム30を回動させるための繰出しアーム用スリット12eが形成されている。
この段差部14bには長方形状の貫通穴14cが形成されており、図6に記載の繰出しアーム30の長腕部30aが挿通される。
間仕切り板部14の一側(高さの低い側)には、螺子33を取り付けるための螺子穴14dが2箇所に形成されている。
また間仕切り板部14の一側には、図6に記載の繰出しアーム30の回動中心軸35が挿通される嵌合穴14eが形成されている。
一方、間仕切り板部14の他側(高さの高い側)には、繰出しアーム30の長腕部30aの先端側に形成されたカード繰出し突起Pが回動できるように略円弧状の切欠部14gが形成されている。
この長腕部30aに形成されたカード繰出し突起Pは、間仕切り板部14の裏面側から表面側へ突出しており、カードZを繰り出す役割を果たしている。
なお、図12は、コイン搬送機構10によるコインKの落下順序をそれぞれ説明する一部断面図である。
図10(A)は、滑り台9の通過穴9aを通過し間仕切り板部14上にコインKが載置された状態(図2参照)を示している〔図12(A)参照〕。
この状態からバネ体32のバネ力に抗してレバー部を操作し、すなわち第1スライド部材11のレバー用延出部11eを図中矢印方向に引くと、コインKは第1掛部11bにより押圧されながら前方に搬送される。
この状態までは、第1スライド部材11のみ移動し、第2スライド部材12は移動していない。
そして、この状態から更にレバー部を操作し、すなわちレバー用延出部11eを引き、第1スライド部材11を前方へスライドさせると、第1掛部11bと第2掛部12bとの間に挟持されたコインKを介して、第2掛部12bが押され、同時に第2スライド部材12もスライドする。
この状態から更にレバー用延出部11eを引き、第1スライド部材11をスライドさせると、第1及び第2スライド部材11,12とコインKとはなおも一体的にスライドし、図11(A)に示すように、コインKは第3コイン挿通穴14aの中央辺りに位置するようになる〔図12(C)参照〕。
この位置までレバー用延出部11eを引くと、その摘み部7Aが容器本体2(図1記載)の外壁に固定した摘み部7Bに当接して止まり、同時にコインKの搬送方向への移動が停止される。
そして、この状態から指を離してレバー用延出部11eの押圧を解除すると、レバー部がバネ体32の復帰力により元の位置に戻るのに併せて第1スライド部材11が元の位置に戻る方向へ移動する。
その際、第1掛部11bと第2掛部12bとの間が広くなり、前記コインKは最早、保持されなくなり、間仕切り板部14に形成された第3コイン挿通穴14aを通ってコイン収容部13に落下する(図11(B)参照)。
具体的には、先ず第1掛部11bとコインKとが非接触状態になって、支えを失ったコインKの第1掛部11b側は重力により下方へ傾く〔図12(D)参照〕。
その後、第1スライド部材11は更にバネ体32の復帰力により反スライド方向側へ移動する。
すると、第1掛部11bが第2スライド部材12の第2コイン挿通穴12aの内縁に引掛かり、両者は一体となって元の位置に戻る。
また、第2スライド部材12が元の位置に戻ろうとすると、スリット係合突起Tは繰出しアーム用スリット12eに沿って移動し、繰出しアーム30は時計回り方向へ回動させられ、元の位置に戻る。
反対にいえば、コインKが連結部材の役割を果たすから、コインKを投入せずにはカードZが繰り出されない。
特に、長腕部30aにカード繰出し突起Pを形成することで、第1及び第2スライド部材11,12から離れた位置にあるカードZに繰出しアーム30を届かせることができ、設計上カードZが第1及び第2スライド部材11,12に干渉してしまう等の不具合の発生を防止することができる。
また上述した一実施形態では、繰出しアーム30の短腕部30bにスリット係合突起Tが形成され、第2スライド部材12に直線状の繰出しアーム用スリット12eを形成した例について説明したが、突起とスリットとは相互に逆側に形成しても良い。
具体的には、第2スライド部材12に繰出しアーム用突起を設け、繰出しアームに繰出しアーム用突起に係合する突起係合スリットを設けるようにしても良い。
このようにしても、突起係合スリットと繰出しアーム用突起とによりコイン搬送機構10とカード繰出し機構31とを機械的に係合させ、連動させることができる。
例えば、レバー部を回転すると、ギヤを介して第1スライド部材がスライドし、一定回転角度レバー部を回転すると、ギヤによる第1スライド部材との結合が解除され、バネ体32により第1スライド部材が元の位置に戻るような構成にしても良い。
図に示すようにレバー部36は、直方体状の摘み部37と、この摘み部37と連結した回転軸38と、この回転軸38の先端に連結されたカム部39と、を有している。
カム部39の円弧面には一定間隔毎に歯39aが形成されている。
この歯39aが形成された面は、摘み部37を捻ると回転軸38を中心に回転し、第1スライド部材40に形成された帯状の鋸歯部40aと噛み合う。
そして、このようにギヤが噛み合うと、第1スライド部材40はカム部39の歯39aにより押し出され、スライドする。
特に、レバー部36を回転中に、ギヤが噛み合っている状態から噛み合っていない状態に変化させるためにカム形状のカム部39を設けたので、ギヤの係合が解かれた時に手にその衝撃が加わり、操作が終了したことを来客者に認識させることができる。
2 容器本体
2a カード繰出し穴
2b 延出部
3 ショーケース
4 コイン投入口
5 コイン返却口
7A,7B 摘み部
8 呼出しボタン
9 滑り台
9a 通過穴
9b 滑り面
9c 縁部
9d 返却用落下穴
10 コイン搬送機構
11 第1スライド部材
11a 第1コイン挿通穴
11b 第1掛部
11c,11d 案内穴
11e レバー用延出部
12 第2スライド部材
12a 第2コイン挿通穴
12b 第2掛部
12c,12d 案内穴
12e 繰出しアーム用スリット
13 コイン収容部
14 間仕切り板部
14a 第3コイン挿通穴
14b 段差部
14c 貫通穴
14d 螺子穴
14e 嵌合穴
14f スリット
14g 切欠部
15 カード収容部
16 乾電池
17 電気回路基板
18 電波発信回路
19 制御部
20 送信回路
21 送信アンテナ
22 表示器
23 受信アンテナ
24 受信回路
25 制御部
26 駆動回路
27 表示窓
28 ブザー
30 繰出しアーム
30a 長腕部
30b 短腕部
31 カード繰出し機構
32 バネ体
33 螺子
35 回動中心軸
36 レバー部
37 摘み部
38 回転軸
39 カム部
39a 歯
40 第1スライド部材
40a 鋸歯部
K コイン
P カード繰出し突起
S1,S2 空間
T スリット係合突起
Z カード
Claims (6)
- 複数のカードを積載するためのカード収容部と、
コインが投入されるコイン投入部と、
該投入されたコインを搬送させるためのコイン搬送機構と、
コイン搬送機構に連動されてカード収容部からカードを繰り出すためのカード繰出し機構と、
を備えているカード販売器であって、
前記コイン搬送機構は、
コインを搬送する力を加えカードを1枚ずつ繰り出すためのレバー部と、
該レバー部を操作することによりスライドする第1スライド部材と、
該第1スライド部材の下面側に設けられた第2スライド部材と、
コイン投入口側の空間とコイン収容部側の空間とを区画する間仕切り板部と、
前記レバー部によるカード繰出し操作を1回行った後に該レバー部を元の位置に戻すためのバネ体と、
を有し、
前記第1スライド部材には、
コイン投入部から投入されたコインを滑り落とすための滑り台を通過したコインが通過可能な第1コイン挿通穴と、
該第1コイン挿通穴の後端に形成されコインの下面の縁部を支持しながら該コインを押し出す第1掛部と、
が形成され、
前記第2スライド部材には、
スライド位置にあるコインが通過可能で且つ前記第1コイン挿通穴と重なる第2コイン挿通穴と、
該第2コイン挿通穴の前端に形成されコインの下面の縁部を支持する第2掛部と、
が形成され、
前記第1掛部と前記第2掛部とに挟持されながら搬送させられたコインは、前記レバー部が元の位置に戻るのに合わせて前記第1スライド部材が元の位置に戻る方向へ移動し第1掛部が第2掛部から離隔した際に、前記スライドさせられたコインは間仕切り板部に形成された第3コイン挿通穴を通ってコイン収容部内に落下することを特徴とするカード販売器。 - 複数のカードを積載するためのカード収容部と、
コインが投入されるコイン投入部と、
該投入されたコインを搬送させるためのコイン搬送機構と、
コイン搬送機構に連動されてカード収容部からカードを繰り出すためのカード繰出し機構と、
を備えているカード販売器であって、
前記カード繰出し機構は、
前記コイン搬送機構に備わった第2スライド部材と、
カードを前記カード収容部外へ繰り出す繰出しアームと、
を有し、
第2スライド部材には、繰出しアーム用スリットが形成され、
繰出しアームには、該繰出しアーム用スリットに係合するスリット係合突起と、カードを繰り出すためのカード繰出し突起とが形成され、
前記レバー部を操作し前記第1スライド部材をスライドさせると、前記第1掛部と前記第2掛部との間に挟持されたコインを介して前記第2スライド部材もスライドし、繰出しアーム用スリットに係合されたスリット係合突起が第2スライド部材により押圧されながら繰出しアーム用スリットに沿って移動し、繰出しアームが回動するものにおいて、
前記繰出しアームは、長腕部と短腕部とを有し、
該長腕部に前記カード繰出し突起が形成され、
前記短腕部に前記スリット係合突起が形成されたことを特徴とするカード販売器。 - 前記カード収容部からカードが繰り出された後、前記コインを収容するために、コイン収容部を設けたことを特徴とする、請求項1記載のカード販売器。
- 来客者が接客店員を呼び出すための電波を発信する電波発信回路が形成され、呼出しボタンを押圧することで前記電波発信回路が作動し、電波が発信されることを特徴とする、請求項1記載のカード販売器。
- 前記コイン投入部は、
コインを投入するためのコイン投入口と、
該コイン投入口から投入されたコインを滑り落とすための滑り台と、
該滑り台に形成され、投入されたコインが一定の径より小さい場合に該コインを滑り台上から落下させて選別するための返却用落下穴と、
選別により返却されてきたコインを取り出すコイン返却口と、
を有することを特徴とする、請求項1記載のカード販売器。 - 前記カード繰出し機構は、
前記コイン搬送機構に備わった第2スライド部材と、
カードを前記カード収容部外へ繰り出す繰出しアームと、
を有し、
第2スライド部材には、繰出しアーム用スリットが形成され、
繰出しアームには、該繰出しアーム用スリットに係合するスリット係合突起と、カードを繰り出すためのカード繰出し突起とが形成され、
前記レバー部を操作し前記第1スライド部材をスライドさせると、前記第1掛部と前記第2掛部との間に挟持されたコインを介して前記第2スライド部材もスライドし、繰出しアーム用スリットに係合されたスリット係合突起が第2スライド部材により押圧されながら繰出しアーム用スリットに沿って移動し、繰出しアームが回動することを特徴とする、請求項1記載のカード販売器。
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