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JP3923014B2 - トレンチを備えたメモリーセルおよびその製造方法 - Google Patents

トレンチを備えたメモリーセルおよびその製造方法 Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、基板に形成されたトレンチを有するメモリーセルに関するものである。このトレンチ(Graben)は、トレンチキャパシタと、トレンチ内の該トレンチキャパシタの上方に垂直選択トランジスタとの配置に適している。
メモリー装置(例えばDRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリー))には、例えば、セルアレイおよびアドレス指定周辺部(Ansteuerungsperipherie)が含まれており、このセルアレイには、メモリーセルが1つずつ配置されている。
DRAMチップは、行と列とに配置され、かつ、ワード線とビット線とによってアドレス指定される、マトリクス状のメモリーセルを含んでいる。メモリーセルからのデータの読み出し、または、メモリーセルへのデータの書き込みは、適切なワード線およびビット線を活性化することによって実行される。
通常、DRAMメモリーセルはトランジスタを含んでおり、該トランジスタは、キャパシタに接続されている。このトランジスタは、拡散領域を2つ含み、この2つの拡散領域は、ゲートによって制御されるチャネルにより互いに分離されている。電流の流れの方向に応じて、一方の拡散領域はドレイン領域と称され、他方の拡散領域はソース領域と称される。
拡散領域のうちの一方はビット線に接続され、もう一方の拡散領域はキャパシタに接続され、ゲートはワード線に接続されている。また、トランジスタは、ゲートへの適切な電圧の印加によって、チャネルを介した拡散領域間の電流の流れがONおよびOFF状態に切り換えられるように、制御されている。
メモリー装置の小型化に伴って、集積密度は上昇し続けている。この集積密度の上昇は、1メモリーセルのあたりに利用可能な領域のさらなる減少を招く。この利用可能な領域を効果的に活用するために、選択トランジスタを、トレンチ内にて、トレンチキャパシタの上方に、垂直トランジスタとして形成することがある。トレンチキャパシタおよび垂直トランジスタを備えた包括的な(gattungsbildende)メモリーセルが、文献US 5,744,386に開示されている。また、トレンチキャパシタやトランジスタに関する他の説明が、特許US 5,208,657に記載されている。しかしながら、従来技術に開示されている変形例には、垂直トランジスタのゲートをワード線に接続し、垂直トランジスタのドレイン接触部をビット線に接続するという問題がある。小型化が進むにつれ、位置決め精度に関して、これら2つの接続に対してなされる要求は、さらに高まっている。従来技術に開示されている変形例には、トレンチキャパシタの、内部キャパシタ電極を形成する、高ドープされた導電性トレンチ充填部から、垂直トランジスタの領域および垂直トランジスタのチャネル領域に向かって、ドーピング剤が拡散してしまい、その結果、トランジスタが使用できなくなってしまうというさらなる問題点もある。
本発明の目的は、トレンチと、ドーピング剤の拡散を回避するエピタキシャル成長層(epitaktisch aufgewachsenen Schicht)とを備えた改良されたメモリーセルを提供することにある。さらに、本発明の目的は、改良されたメモリーセルの製造方法を提示することにある。
本発明では、
基板と、
下部領域、中間領域、上部領域、および内壁を備え、基板に配置され、該下部領域は中間領域の下に、中間領域は上部領域の下に配置されている、トレンチと、
トレンチの内壁の中間領域に配置されている絶縁カラー(Isolationskragen)と、
トレンチの下部領域に配置されている誘電層と、
トレンチの下部領域および中間領域に配置されている導電性トレンチ充填部と、
トレンチの内壁のトレンチの上部領域、および、導電性トレンチ充填部の上に配置された、エピタキシャル成長層と、導電性トレンチ充填部とエピタキシャル成長層との間に配置されたバリア層とを備えたメモリーセルによって、上記目的を達成する。
導電性トレンチ充填部とエピタキシャル成長層との間に配置されたバリア層の利点は、このバリア層が、導電性トレンチ充填部に存在するドーピング剤または金属およびその他の物質に対する拡散障壁として機能することにある。このバリア層は、トレンチキャパシタに蓄積されている電荷ではなく、物質のための障壁となるように、形成されていることが有利である。
本発明に係る配置の有利な改良点は、エピタキシャル成長層の上方のトレンチの上部領域に配置される内部開口部を有する第2誘電層が設けられていることにある。この第2誘電層の利点は、該第2誘電層によって、ワード線から、垂直トランジスタのゲート電極へのゲート端子を自己整合的に形成できるという点にある。また、この第2誘電層は、ワード線に接続する際に、ゲート電極のエッチングを行いやすくする(Freiaetzung)ためのマスクとして用いられる。これにより、極めてわずかな位置合わせ誤差(Justagetoleranzen)が厳守され、小型化プロセスをさらに促進できるという利点がもたらされる。
他の利点は、既存の領域を有効に活用するために、接触部よりも幅広く、ワード線よりも幅広く、トレンチを形成できる点にある。なぜなら、エッチングプロセスによって、第2誘電層内の内部開口部のエッチングを自動的に行いやすくなるからである。したがって、安全性の限界(Sicherheitsvorhalte)を一層低減し、また、よりスペースを縮小してワード線を配置できる。
さらに、上記した目的は、以下の工程を有するメモリーセルの製造方法によって達成する。すなわち、上記メモリーセルの製造方法は、
下部領域、中間領域、上部領域および内壁を備えたトレンチを、基板に形成する工程と、
次に、トレンチの内壁の中間領域に絶縁カラーを形成する工程と、
少なくともトレンチの下部領域に、誘電層を形成する工程と、
トレンチの下部領域に位置する誘電層、および、トレンチの中間領域に位置する絶縁カラーの少なくとも一部に、導電性トレンチ充填部を形成する工程と、
導電性トレンチ充填部の上にバリア層を形成する工程と、
トレンチの上部領域にて、トレンチの内壁および導電性トレンチ充填部上に、1つの層をエピタキシャル成長させる工程とを含む。
本発明に係る方法の有利な改良点は、内部開口部を備えた第2誘電層を、トレンチの上部領域に位置するエピタキシャル成長層の上方に形成することにある。この内部開口部を備えた第2誘電層の利点は、該第2誘電層を用いて、ワード線から垂直トランジスタのゲート電極へ、ゲート端子を自己整合的に形成できるという点にある。
他の有効な方法の工程では、層のエピタキシャル成長の間に、バリア層は、側面、すなわちトレンチの内壁から成長する。その際、エピタキシャル成長層がバリア層の上でスライドできるので、該エピタキシャル成長層における機械的応力(Mechanische Spannungen)は低減される。
本発明の他の有効な形態では、このエピタキシャル成長層に圧締め(Schliessfuge)を有し、該圧締めは、900℃〜1200℃の温度での熱工程によってアニーリングされて形成される。あるいは、上記アニーリング工程は、圧力10-5〜10-10500℃)の超高真空(Ultra hoch Vakuum)(UHV)状態で実施してもよい。この熱アニーリング工程は、リフロー工程とも称され、一方では、エピタキシャル成長層の機械的応力の低減し、他方では圧締めのアニーリングを行う。
本発明に係る方法の他の有効な例は、第2トレンチをエピタキシャル成長層内に形成し、第2トレンチの側壁に誘電層を形成する点にある。この構成では、誘電層はゲート酸化物である。このゲート酸化物をエピタキシャル成長層の上に形成し、トランジスタのチャネルをゲート電極から絶縁することが、有効である。
方法の1変形例では、第2トレンチをバリア層まで形成する。
方法の他の変形例では、バリア層上の第2トレンチ内に、トレンチ底面絶縁部を形成する。
さらに、絶縁トレンチがメモリーセルと隣接メモリーセルとを取り囲み、メモリーセルと隣接メモリーセルとの間に、ドープされた活性領域が形成されるように、絶縁トレンチが配置されていることが有効である。この構成によって、隣接する2つのメモリーセルを、後にビット線接触部が形成される活性領域に接続する。
さらに、垂直トランジスタのチャネル領域が、SOIトランジスタ(Silicon On Insulator)を用いた場合と同様に、絶縁されていないことが有効である。バルク端子(Bulk-Anschluss)によって、垂直トランジスタの制御動作が改良され、該垂直トランジスタを適切なゲート電圧によって再び遮断状態にできる。さらに、絶縁トレンチが、メモリーセルと隣接メモリーセルとを残りのメモリーセルから絶縁することによって、漏れ電流が低減される。
本発明の他の有効な設計では、エピタキシャル成長層は、導電性トレンチ充填部に接続された他のドープ領域と、活性領域に接続された上部ドープ領域とを備えている。これらのドープ領域は、垂直トランジスタのソース領域とドレイン領域とを形成する。
本発明の他の有効な実施形態では、ビット線は活性領域の上に延び、該活性領域に接触している。この場合、このビット線には、絶縁トレンチの上に延びている部分と、活性領域に接触して該活性領域上に延びている部分とがある。この配置のゆえに、ビット線の線容量(Leitungskapazitaet)は少ない。このことは、メモリーセルからの読み出しの際には特に有効である。なぜなら、メモリーセルに蓄積された電荷が、ビット線の電荷に置き換えられ、センスアンプに信号を発生させるためには、読み出しに際して、ビット線容量とメモリーセル容量との比はできるだけ小さい方がよいためである。さらに、ビット線は、抵抗の低い物質によって形成されるので、メモリーセルは高速で駆動する(schnell)。
本発明の他の有効な実施形態では、ビット線は誘電封止部で封止されている。この誘電封止部は、ゲート端子用にコンタクトホールをエッチングしている間、自己整合されたエッチングマスクとして用いられるので、メモリーセルの位置合わせ誤差が改善される。
本発明の他の有効な改良点は、ゲート電極が第3誘電層上に配置されるとともに、少なくとも第2誘電層の内部開口部まで達している点にある。さらに、ゲート端子が、ゲート電極上に配置されるとともに、第2誘電層の内部開口部およびガラス層(ここでは、ドープされた硼素‐リン‐ケイ酸塩ガラスであってもよい)を経て、ガラス層上に配置されてもよいワード線まで延びている点にある。この構成によって、ゲート電極は、第2誘電層の内部開口部を経てワード線に、確実に接続される。さらに、ゲート端子を自己整合的に形成できることが有効である。
本発明の他の有効な改良点は、ワード線がビット線の上方に延びている点にある。この構成により、ビット線とワード線との間の結合容量を低減できる。これにより、メモリーセルからの読み出しの際にワード線からビット線へのクロストークが確実に低減される。さらに、ビット線の全容量が低減されるので、メモリーセルの速度が上昇し、読み出しの信頼性が向上する。
本発明の他の有効な改良点は、回路周辺部が、ゲート電極を有するトランジスタを備え、このゲート電極を、1つのプロセス工程にてビット線とともに形成するという点にある。メモリーセルアレイ用のアドレス指定論理を含んだ回路周辺部における製造工程と、メモリーセルアレイ内の層および構造のための製造工程とを組み合わせることによって、メモリーの製造コストを低減できる。したがって、1つの工程で、回路周辺部のトランジスタのゲート電極を、メモリーセルアレイのビット線とともに製造することが、非常に効果的である。
また、他の有効なメモリーセルでは、上記トレンチの横に、他のトレンチがほぼ六角形の形状に配置されている。この配置の利点は、使用可能な表面を最適に利用できる点にある。なぜなら、トレンチを六角形に配置することによって、2次元配置にて最大の実装密度となるからである。それゆえ、各トレンチは、最近接のトレンチから等しい距離となるように配置される。
本発明の他の有効な形態を、各従属請求項に示す。
次に、本発明を、実施形態および図面に基づいて詳述する。図1は、トレンチキャパシタを示す図である。図2、3,4,5および6は、図1から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。図2a、3a、4a、5aおよび6aは、図1から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。図3bおよび4bは、図2から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。図3c、3d、3e、3fおよび3gは、図2から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。図7、8および9は、それぞれ、図6から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。図10および11は、図7から続くメモリーセルの製造工程の第2変形例を示す図である。図12および図13は、図7から続くメモリーセルの製造工程を伴う他の変形例である。図14〜図20は、それぞれ、図9、11、または、13に続く、トレンチキャパシタの製造工程を示す図である。図21は、トレンチの配置を示す平面図である。図22は、活性領域の配置を示す平面図である。図23は、ビット線の配置を示す平面図である。図24は、メモリーセルの配置を示す平面図である。図25は、ビット線の他の配置を示す平面図である。図26は、メモリーセルの配置を示す平面図である。図27は、ワード線の配置を示す平面図である。これらの図面の同一の参照符号は、同じまたは機能的に同じ構成要素である。
図1に、基板2にトレンチ3が形成されているメモリーセル1を示す。本実施例では、基板2は、硼素、リン、または、砒素がドープされたシリコンからなる。トレンチ3には、下部領域4、中間領域5、および、上部領域6が備えられている。さらに、トレンチ3は内壁7を備えている。トレンチ3の中間領域5と上部領域6とには、内壁7に、絶縁カラー8が配置されている。この絶縁カラー8は、通常、酸化ケイ素からなる。さらに、基板2上には、トレンチ3をエッチングするためにエッチングマスクとして機能する硬質マスク50が位置している。この硬質マスク50は、例えば、窒化ケイ素で形成されている。トレンチ3の内壁7は、トレンチ3の下部領域4にて、誘電層9によって形成されている。さらに、この誘電層9は、任意で、絶縁カラー8の上または下にある中間領域5および上部領域6、つまりトレンチの内壁7上に位置していてもよい。また、トレンチ3は、導電性トレンチ充填部10で充填されている。この導電性トレンチ充填部10は、例えば、ドープされたシリコン、金属ケイ化物、金属窒化物、または、チタン、タンタル、タングステン、コバルト、ニッケル、および、モリブデンの各元素を含んでいてもよい金属、からなる。導電性トレンチ充填部10は、内部キャパシタ電極として機能し、外部の基板2は、外部キャパシタ電極として機能する。また、キャパシタ誘電体は、誘電層9によって形成される。
図1のメモリーセルを形成するための製造方法には、基板2上への硬質マスク50の蒸着が含まれる。この硬質マスク50は、通常、窒化ケイ素で形成されている。この硬質マスク50を製造するために、例えば、LPCVD(低圧化学蒸着)法を用いる。次に、硬質マスク50を、フォトリソグラフィーおよびエッチングによってパターン化され、トレンチ3をエッチングするためのエッチングマスクとして用いられる。トレンチ3のエッチング後に、トレンチ3を、誘電層9で覆う。この誘電層9は、通常、酸化ケイ素、窒化ケイ素、または、熱法およびCVD法によって形成される酸窒化物からなる。製造方法の次の工程では、絶縁カラー8は、トレンチ3の中間領域5および上部領域6に形成される。
通常、基板2は、単結晶シリコンによって形成されている。絶縁カラー8は、例えばCVDプロセスによって形成される酸化ケイ素によって形成されている。本実施例では、導電性トレンチ充填部10は、高ドープされたポリシリコンからなり、同様に、CVDプロセスによってトレンチに充填される。
図2に示されるように、導電性トレンチ充填部10および絶縁カラー8を陥没させることによって、該導電性トレンチ充填部10および絶縁カラー8がトレンチ3の上部領域6から除かれている。実施例に示したように、任意ではあるが、誘電層9は、初め、トレンチ3の上部領域6に残っている。なぜなら、導電性トレンチ充填部10および絶縁カラー8を陥没した形状にする陥没プロセスは、窒化物を含んだ誘電層9に対して選択的に行われるからである。この陥没プロセスを、エッチバック法を用いて実施する。
図3に示されるように、次の工程では、任意に設けられた誘電層9を、トレンチ3の上部領域6から取り除く。製造方法のこの工程によって、基板2が、トレンチ3の上部領域6の内壁7に露出する。
図4に示されるように、導電性トレンチ充填部10および絶縁カラー8をトレンチ3の上部領域6および中間領域5から部分的に取り除く過程の他の陥没プロセスを、任意に、全てまたは部分的に実施する。導電性トレンチ充填部10および絶縁カラー8を、誘電層9に対して選択的に取り除くので、導電層9が、もしあれば、同様に、上部領域6および中間領域5のトレンチの内壁7に残しておく。続いて、バリア層60を、導電性トレンチ充填部10の上に形成する。このバリア層60により、導電性トレンチ充填部10から、後に成長するエピタキシャル層11への転位が生じないという利点が得られる。転位が生じると、メモリーセルの選択トランジスタが遮断されず、かなりの量の漏れ電流が選択トランジスタを介して流れて、短時間でメモリーキャパシタを放電してしまう。このバリア層60は、例えば窒化物または酸化物を含んだ物質によって形成される。この方法の変形例では、導電性トレンチ充填部10の上に、熱窒化物、熱酸化物、または、熱酸窒化物を形成する。本変形例では、この配置を、例えば、プロセス室において、600〜1000℃の温度範囲で約30分間、窒素雰囲気またはアンモニア含有雰囲気にさらして、熱窒化物を形成する。この工程にて、熱によって成長した厚さ0.5〜2nmの窒化ケイ素が、バリア層60となる。さらに、このバリア層60は、ドーピング剤や、金属、導電性トレンチ充填部10に含まれている不純物の拡散障壁として機能するという利点を備えている。
バリア層60用の他の物質として、ケイ化チタン、ケイ化コバルト、ケイ化タングステン等のケイ化物と、タングステン、窒化タングステン、窒化チタン等の金属および金属化合物とが適している。これらの物質を用いて、同様に、選択的エピタキシャルプロセスを行ってもよい。この場合、窒化タングステンまたは窒化チタンの上に、選択的なエピタキシャル成長が行われるのではなく、側面、すなわちトレンチ3のトレンチ内壁7から成長する。
ケイ化物層からのバリア層60の形成は、CVD(化学的蒸着)法またはPVD(物理的蒸着=スパッタ)法によって、例えばチタンまたはタングステンからなる厚さ10〜40nmの金属層を形成することによって行われる。続いて、ケイ化工程は、窒素含有雰囲気中にて、約700℃の温度で10〜60秒間行われる。この工程にて、蒸着された金属層は、その下に配置されたシリコンと反応してケイ化物を形成する。化合することなく残った金属は、例えば酸化ケイ素または窒化ケイ素からなる層の上に残る。続いて、この金属は、H2O/NH4OH/H2O2を5/1/1の比で、約65℃(Hot Huang A)で用いた洗浄工程で、取り除かれる。その後、窒素含有雰囲気中、温度約850℃でのさらなる熱工程を、任意に実施して、ケイ化物層の導電率を改善してもよい。続く洗浄工程は、粒子および不純物を除去するために、Huang A B(SC1/SC2)を用いて行える。
上記バリア層は、例えばドーピングによって形成してもよい。導電性トレンチ充填部10が例えば多結晶シリコンからなる場合、ドーピング剤として、窒素、タングステン、または、炭素を導電性トレンチ充填部に導入し、バリア層60を形成する。また、ドーピングは、例えば、プラズマドーピングまたはイオン注入によって、1keVよりも小さい加速度エネルギーで行ってもよい。この手法は、非常に平坦なドーピング領域を形成するために、超低エネルギー(ULE)イオン注入を行うことに相当する。
図5に示すように、エピタキシャル工程では、エピタキシャル成長層11が、トレンチ3の上部領域5および中間領域6に成長する。この場合、エピタキシャル成長シリコンは、すでに存在するシリコン上に成長する。導電性トレンチ充填部10がバリア層60によって覆われているので、エピタキシャル成長シリコンは、トレンチ3の内壁7から横方向に円を描くように成長する。その際、エピタキシャル成長シリコン層の異なる成長前面(Wachstumssfronten)が互いに出会う所では、圧締め61が形成される。また、成長プロセスの前には、水素既焼成(Wasserstoff-Prebake)を、約900℃、約20トールで行ってもよい。この場合、シリコン層の表面を洗浄して、例えば、酸化ケイ素を除去する。このエピタキシャル層は、例えば、前駆体ガスSiH2Cl2/HCl/H2を、流量180sccm/120sccm/10slm、圧力15トールで用いて、900℃にて、成長させることができる。
また、エッジの周りの機械的応力を低減するために、エピタキシャル層が成長する際に、リフロー工程を利用する。リフロープロセスは、例えば、温度900℃〜1100℃(好ましくは1050℃)およびH2ガスの流れを15slmとして、10〜60秒間、水素雰囲気下のプロセス室で実施する。
エピタキシャル層は、任意で、UHV状態で、前駆体としてシランまたはSi2H6を用いて、約500℃で成長させてもよい。このとき、10-3〜10-7トールの圧力が適しており、10-5トールの圧力であることが好ましい。これに応じて、アニーリング工程(リフロー)を、UHV状態にて約10-9トールで行える。また、温度バジェット(Temperaturbudget)をより少なくするためには、約500℃の低温を用いることが有効である。これによって、トレンチキャパシタにて、誘電率の高いキャパシタ誘電体を使用できる。このリフローによって、エピタキシャル成長層の単結晶構造を維持しながら、エピタキシャル成長層を供給(Verfliessen)できる。
シリコン層をエピタキシャル成長させて、エピタキシャル成長シリコン層のアニーリング(リフロー)を行うためのプロセス工程は、所望する回数を任意に繰り返して行える。これにより、所望の厚さのエピタキシャル成長シリコン層を、厚締めなしに製造できる。
エピタキシャル成長層11によってトレンチ3の上部領域6を充填するために、トレンチの直径の半分の厚さのエピタキシャル層が必要である。したがって、トレンチ3の断面に応じた、10〜100nmの厚さの選択的成長シリコンエピタキシャル層が必要である。上述した成長プロセスによって、厚締め61が形成されずに、単結晶シリコンブロックが導電性トレンチ充填部10上に設けられる。このブロックは、切れ目なく、転位のない状態で(versetzungsfrei)、トレンチ3の内壁7を介して基板2に接続している。その後、このシリコンブロックに、垂直トランジスタを製造する。
図6に、導電性トレンチ充填部10上のバリア層60を示す。このバリア層60上には、エピタキシャル成長した単結晶シリコンブロック11が配置されている。
また、図2aに、導電性トレンチ充填部10だけを陥没させ、絶縁カラー8をそのままとした、方法の変形例を示す。
また、図3aに、絶縁トレンチを部分的に薄くしたものを示す。絶縁カラーの厚さが約40ナノメートルである場合、そのうちの約30nmを、例えばウェット化学エッチング(nasschemischen Aetzung)によって除去する。図4aを参照すれば、例えば図4に関連付けて説明したように、導電性トレンチ充填部10を再び陥没した状態にして、バリア層60が形成される。また、絶縁カラー8を均一にエッチングし、トレンチ3の内壁7が部分的に露出する。絶縁カラー8は、薄くなった状態で、バリア層60の上に部分的に残る。
続いて、図5aを参照すれば、図5に関連付けて記載したように、エピタキシャル成長層11が形成される。
次に、図6aを参照すれば、図6に関する記載に従って行われる陥没プロセスが実施される。
また、図2aから続く方法の他の変形例を、図3bに示す。絶縁カラー8は、初めにトレンチ3内に完全に残っており、導電性トレンチ充填部10はより深く陥没している。その後、バリア層60の全面を蒸着し、レジスト充填部64をトレンチ内に充填し、陥没させる。
図4bを参照すれば、バリア層は、硬質マスク50の表面から取り除かれ、トレンチ3内の、バリア層60がレジスト充填部64によってエッチングから保護されている所に残る。次に、絶縁カラー8をトレンチ3の側壁7から取り除く。この場合、バリア層の断面を、U型またはグラス型に形成する。続いて、図5に従って、それに続く方法の工程を実施する。
図3cに示す方法の他の変形例では、絶縁トレンチの形成後にのみ、誘電層を形成する。続いて、トレンチ3の上部領域6に陥没する導電性トレンチ充填部で、トレンチ3が充填される。
続いて、図3dによれば、誘電層9は、上部領域6にて選択的に、例えばウェット化学エッチングによって、絶縁カラー8から取り除かれる。
図3eによれば、導電性トレンチ充填部10を再び陥没させ、次にバリア層60が形成される。
図3fによれば、上部領域6から絶縁カラー8が取り除かれ、トレンチ3の内壁7が露出される。
図3gに、誘電層9を絶縁カラーから除去した図を示す。この除去は、例えばウェット化学エッチングによって行われる。
図3fから続く、方法の他の変形例を、図3hに示す。トレンチ3内にレジスト充填部64で満たし、エッチバックする。続いて、レジスト充填部64によって保護されていない誘電層9の部分を取り除き、続いて、レジスト充填部64を取り除く。
次に、関連する説明に加えて、図4〜20に係る各方法の工程が実行される。
図7を参照すれば、第2誘電層12が蒸着される。この第2誘電層12は、例えばCVDプロセスによって形成された窒化ケイ素層である。第2誘電層12は、例えば均一に蒸着されている。
図8では、異方性窒化ケイ素のエッチングを行うことによって、第2誘電層12が、硬質マスク50によって除去され、側端板(Randsteg)(スペーサー)として少なくともトレンチ3の上部領域6に残される。また、第2誘電層12は、内部開口部13を備えている。次に、第2誘電層12をエッチングマスクとして使用する間、シリコンエッチングを実施する。シリコンエッチングを行うことによって、エピタキシャル成長層11に第2トレンチ63をエッチングする。そして、注入を行うことによって、下部ドープ領域18および上部ドープ領域19が導入される。続いて、第3誘電層14をエピタキシャル成長層11上に、かつ、第2トレンチ63内に形成する。このことは、例えば、熱酸化によって実施できる。第3誘電層14は、後に、ゲート酸化物として機能する。
さらに、図9に、下部ドープ領域18および上部ドープ領域19を示す。下部ドープ領域18および上部ドープ領域19の注入を行った後、熱工程を行うことによって、下部ドープ領域18および上部ドープ領域19を活性化できる。次に、ゲート電極23を基板表面に形成する。このゲート電極23は、通常、高ドープされた多結晶シリコンである。続くCMPプロセス(化学的機械研磨)では、ゲート電極23を基板の表面から取り除き、少なくとも第3電極層14上のトレンチ3に残す。
図10に、図7から続くプロセス変形例を示す。初めに、異方性窒化ケイ素のエッチングを行うことによって、第2誘電層12を硬質マスク50から取り除き、トレンチ3の上部領域6に少なくとも側端板として残す。この第2誘電層は、内部開口部13を有している。ここでは、図8とは逆に、続く、エピタキシャル成長層11のエッチングは、形成された第2トレンチ63がバリア層60まで延びるように行われる。続いて、下部ドープ領域18および上部ドープ領域19を形成するための注入を同様に行う。さらに、第3誘電層14をゲート酸化物として形成する。次に、ゲート電極23を上述した方法工程によって形成する。
図12に、図10から続くプロセスの他の変形例を示す。この場合、トレンチ底面絶縁部62を、さらに第2トレンチ63に形成する。このトレンチ底面絶縁部62を形成することにより、続いて導入されるゲート電極23が導電性トレンチ充填部10から絶縁されるという利点がある。トレンチ底面絶縁部62を形成するために、例えば、均一な酸化層を蒸着することによって、第2トレンチ63に酸化ケイ素を充填する。続いて、CMPプロセスによって、酸化ケイ素層を硬質マスク50の表面から取り除き、陥没プロセスによって、酸化ケイ素を第2トレンチ63に陥没させる。これにより、トレンチ底面絶縁部62が形成される。
図13を参照すれば、ゲート電極23は、上述の方法に従って製造される。
図14を参照すれば、マスク53が基板上に蒸着されて、パターン化されることにより、下方構造の部分が露出される。ここで、マスク53は、形成される活性領域17を覆い、後に絶縁トレンチ15が形成される表面領域が露出するように、配置される。特に、マスク53の開口部は、第2誘電層12が少なくとも部分的に露出するように、選択されることが有効である。これにより、第2誘電層12の側面間隔板(Abstandssteges)の幅を、位置合わせ誤差として利用できるという利点が得られる。活性領域を形成するための他の位置合わせ誤差を、内部開口部13をあらかじめ平坦化される物質で充填することによって達成される。マスク53とともに薄い被覆層を開口した後、続いて、窒化物のエッチングを、平坦化される物質に対して選択的に行う。平坦化される物質としては、例えば反射防止層(ARC)が適している。これにより、トレンチ3の断面全体を、位置合わせ誤差として利用できる。
図15を参照すれば、絶縁トレンチを形成するための第1エッチング工程が行われている。
図16を参照すれば、絶縁トレンチを形成するための第2エッチング工程が行われている。このエッチング工程は、第2誘電層12(この場合、窒化ケイ素で形成されている)の物質に対して選択的に実施される。この方法によって、互いに隣接するトレンチ間で、自己整合的に絶縁トレンチ15を確実に形成できる。
図17を参照すれば、続くプロセスでは、マスク53が基板表面から取り除かれ、また平坦化される物質が任意に開口部13から取り除かれている。また、開口された絶縁トレンチが熱酸化され、続いて、酸化物(例えばHDP酸化物(高密度プラズマ酸化物))が蒸着される。この酸化物は、絶縁トレンチ15を形成し、第2誘電層12の内部開口部13に酸化物充填部54を形成する。次に、CMPプロセスによって基板表面を平坦化し、硬質マスク50を基板表面から除去する。
図18を参照すれば、第2誘電層12が陥没している。この工程では、硬質マスク50および第2誘電層12が、高温のリン酸によって選択的にエッチングされる窒化ケイ素を含んでいるので、硬質マスクの除去を同様に行うことができる。次いで、続いて行われる活性領域17の注入の際に、スクリーン酸化物(Streuoxid)として機能する犠牲酸化層(Opferoxideschicht)を、熱処理によって成長させる。気相ドーピング、プラズマドーピング(PLAD)またはプラズマイオン浸漬注入(Plasma-Ionen-Immersions-Implantation)(PIII)によるドーピングが同様に可能である。ドーピングを行った後、この犠牲酸化物を除去し、熱酸化物を成長させて、フッ化水素酸で除去することにより、活性領域17の表面を任意に洗浄できる。
図19を参照すれば、ビット線20が基板表面に形成されており、ビット線20が、絶縁トレンチ15上に部分的に、かつ、活性領域17上に部分的に延びている。ビット線20は、活性領域17および上部ドープ領域19に接続されている。続いて、ビット線20の周りに誘電封止部21を形成することによって、ビット線20を絶縁する。さらに、通常、高ドープされたケイ酸塩ガラスからなるガラス層22を、基板2上に形成する。ガラス層22の形成前に、任意に、基板に対する拡散障壁として機能する窒化物を含んだCVD層を蒸着してもよい。このガラス層22は、高ドープされたケイ酸塩ガラスが温度約400〜500℃で液状になる(fliessfaehig)ので、平坦化に用いられる。
図20を参照すれば、フォトリソグラフィー工程によって、ワード線をエッチングするためのマスクと、ゲート端子用のコンタクトホールとがパターン化されている。続くエッチングプロセスは、マスクによって覆われていない領域にて、ドープされたケイ酸塩ガラスをエッチングする。このエッチングプロセスは、窒化ケイ素に対して選択的に行われる。これにより、ゲート端子28は、ビット線21間に自己整合的に形成され、第2誘電層12の内部開口部は自動的に露出される。この工程の間、ゲート電極23は露出されている。また、ゲート電極23は、導電物質28を用いて、ワード線24に接続される。
図21に、メモリートレンチの六角形配置(hexagonale Anordnung)およびトレンチ3を示す。リソグラフィー露光の像エラー(Abbildungsfehler)が低減されるので、この六角形配置は特に有効である。
図22には、活性領域を形成するためのマスクが示されており、活性領域17に印が付けられている(markiert)。
図23に、ビット線の第1の方向(Verlauf)を示す。このビット線20は、残りのビット線に対して並行に延びている。
図24に、部材の状態をよりよく示すために、種々の重ね合わせで、図21、22、および、23の組み合わせを示す。ここでは、活性領域17によって2つのトレンチを接続し、ビット線20は、活性領域17上に部分的に、また、絶縁トレンチ15上に部分的に延びている。
図25に、ビット線の配置の他の実施例を示す。ビット線20は、ジグザグパターンにて配置されている。
図26に、図21、22、および、25の組み合わせを示す。トレンチ3は、活性領域17とともに隣接するトレンチに接続されており、絶縁トレンチ15によって取り囲まれている。さらに、ビット線20の方向は、同様に、活性領域17上および絶縁トレンチ15上に部分的に延びている。さらに、図24に、活性領域17を長手方向に切断する切断線Aを示す。
図27にワード線の方向を示す。
本発明の利点は、垂直トランジスタ上のトレンチ3に、内部開口部13を用いた(mit)窒化ケイ素カバーを製造する点にある。その位置をより明確にするために、図24および26は、それぞれ、例えば複数のトレンチの内部開口部13を示す。ビット線は、誘電封止部21によって封止されているので、例えば、ビット線間および内部開口部13を介して、ゲート端子28を形成する際に、ゲート電極23との接触部を自己整合的に形成できる。さらに、本発明によれば、トレンチ3は、ワード線とビット線との交差点の下に配置されるのではなく、該交差点に対してわずかにずれていることが、有効である。
本発明に係る方法の特別な利点は、自己整合的なゲート端子製造工程によって実現できる高い重ね合わせ誤差を含んでいる点にある。これによって、ワード線をゲート電極に接続できる。
本発明の他の利点は、内部開口部13が上方から自己整合的に開口され、ゲート端子28と自己整合的に接触する点にある。これによって、最小構造幅よりも大きな直径を有するトレンチを実施できるので、トレンチの容量が増加する。
本発明による方法の他の利点は、ゲート酸化物がトレンチ3から成長するのではなく、第2トレンチ63内のエピタキシャル成長層11上に形成されるという点にある。本発明に係る方法の他の利点は、上部ドープ領域19を活性領域17に接続する点にある。さらに、ビット線20は活性領域17上に延びており、該活性領域17に接続される。
本発明に係る方法の他の利点は、ビット線が絶縁封止部によって取り囲まれている点にある。ここで、窒化ケイ素からなる誘電封止部21を形成することが、特に有効である。なぜなら、この窒化ケイ素を、続く酸化パターン化の際に、エッチングマスクとして使用できるからである。
本発明に係る方法の他の利点は、ワード線24をビット線20上に形成する点にある。これにより、ワード線とビット線との間の結合容量を低く保ち、同様に、ビット線の全容量を小さくなる。その結果、メモリーセルの信頼性のある読み出しを可能にする。
さらに、メモリートレンチ3を六角形の配置で設けることが有効である。これによって、基板表面を最適に利用し、トレンチキャパシタの容量を高めることができる。
任意に、トレンチキャパシタの逆電極として埋設板(vergrabene Platte(Burried Plate))を設けることができる。さらに、例えばトレンチキャパシタの形成の際に、ドープ物質で満たされたトレンチ3から基板にドーピング剤を拡散する。さらに、隣接するトレンチキャパシタの埋設板に接続する埋設穴(vergrabene Wanne)(埋設層(Burried Layer))を配置できる。
トレンチキャパシタを示す図である。 図1から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図1から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図1から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図1から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図2から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図2から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図2から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図2から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図2から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図2から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図3fから続く、方法の他の変形例を示す図である。 図1から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図1から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図2から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図1から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図1から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図1から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図1から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図6から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図6から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図6から続く、メモリーセルの製造工程を示す図である。 図7から続く、メモリーセルの製造工程の第2変形例を示す図である。 図7から続く、メモリーセルの製造工程の第2変形例を示す図である。 図7から続く、メモリーセルの製造工程を伴う他の変形例である。 図7から続く、メモリーセルの製造工程を伴う他の変形例である。 図9、11、または、13に続く、トレンチキャパシタの製造工程を示す図である。 図9、11、または、13に続く、トレンチキャパシタの製造工程を示す図である。 図9、11、または、13に続く、トレンチキャパシタの製造工程を示す図である。 図9、11、または、13に続く、トレンチキャパシタの製造工程を示す図である。 図9、11、または、13に続く、トレンチキャパシタの製造工程を示す図である。 図9、11、または、13に続く、トレンチキャパシタの製造工程を示す図である。 図9、11、または、13に続く、トレンチキャパシタの製造工程を示す図である。 トレンチの配置を示す平面図である。 活性領域の配置を示す平面図である。 ビット線の配置を示す平面図である。 メモリーセルの配置を示す平面図である。 ビット線の他の配置を示す平面図である。 メモリーセルの配置を示す平面図である。 ワード線の配置を示す平面図である。
符号の説明
1 メモリーセル
2 基板
3 トレンチ
4 下部領域
5 中間領域
6 上部領域
7 内壁
8 絶縁カラー
9 誘電層
10 導電性トレンチ充填部
11 エピタキシャル成長層
12 第2誘電層
13 内部開口部
14 第3誘電層
15 絶縁トレンチ
16 隣接メモリーセル
17 活性領域
18 下部ドープ領域
19 上部ドープ領域
20 ビット線
21 誘電封止部
22 ガラス層
23 ゲート電極
24 ワード線
25 回路周辺部
26 トランジスタ
28 ゲート端子
29 他のトレンチ
50 硬質マスク
53 マスク
54 酸化物充填部
60 バリア層
61 圧締め
62 トレンチ底面絶縁部
63 第2トレンチ
64 レジスト充填部
A 切断線
B 他の切断線

Claims (19)

  1. 基板(2)と、
    下部領域(4)、中間領域(5)、上部領域(6)、および内壁(7)を備え、基板(2)に配置されているトレンチ(3)
    上記トレンチ(3)の内壁(7)の中間領域(5)に配置されている絶縁カラー(8)と、
    上記トレンチ(3)の下部領域(4)に配置されている誘電層(9)と、
    上記トレンチ(3)の下部領域(4)および中間領域(5)に配置されている導電性トレンチ充填部(10)と、
    上記トレンチ(3)の内壁(7)におけるトレンチ(3)の上部領域(6)に配置されている、エピタキシャル成長層(11)と、
    上記導電性トレンチ充填部(10)とエピタキシャル成長層(11)との間に、該導電性トレンチ充填部(10)を完全に覆うように配置されているバリア層(60)とを備え、
    上記下部領域(4)は中間領域(5)の下に、中間領域(5)は上部領域(6)の下に配置されており、
    上記エピタキシャル成長層(11)上のトレンチ(3)の上部領域(6)に、内部開口部(13)を有する第2誘電層(12)が配置されており、
    上記エピタキシャル成長層(11)に、側壁を備えた第2トレンチ(63)が配置されており、
    上記側壁を備えた第2トレンチ(63)は、バリア層(60)まで達していることを特徴とする、メモリーセル。
  2. 基板(2)と、
    下部領域(4)、中間領域(5)、上部領域(6)、および内壁(7)を備え、基板(2)に配置されているトレンチ(3)と、
    上記トレンチ(3)の内壁(7)の中間領域(5)に配置されている絶縁カラー(8)と、
    上記トレンチ(3)の下部領域(4)に配置されている誘電層(9)と、
    上記トレンチ(3)の下部領域(4)および中間領域(5)に配置されている導電性トレンチ充填部(10)と、
    上記トレンチ(3)の内壁(7)におけるトレンチ(3)の上部領域(6)に配置されている、エピタキシャル成長層(11)と、
    上記導電性トレンチ充填部(10)とエピタキシャル成長層(11)との間に、該導電性トレンチ充填部(10)を完全に覆うように配置されているバリア層(60)とを備え、
    上記下部領域(4)は中間領域(5)の下に、中間領域(5)は上部領域(6)の下に配置されており、
    上記エピタキシャル成長層(11)上のトレンチ(3)の上部領域(6)に、内部開口部(13)を有する第2誘電層(12)が配置されており、
    上記エピタキシャル成長層(11)に、側壁を備えた第2トレンチ(63)が配置されており、
    上記第2トレンチ(63)のバリア層(60)上に、トレンチ底面絶縁部(62)が配置されていることを特徴とする、メモリーセル。
  3. 上記第2トレンチ(63)のバリア層(60)上に、トレンチ底面絶縁部(62)が配置されていることを特徴とする、請求項1に記載のメモリーセル。
  4. 上記第2誘電層(12)の下のエピタキシャル成長層(11)上における第2トレンチ(63)の側壁に、第3誘電層(14)が配置されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のメモリーセル。
  5. メモリーセル(1)と隣接メモリーセル(16)とを取り囲むように絶縁トレンチ(15)が配置され、
    メモリーセル(1)と隣接メモリーセル(16)との間にドープされた活性領域(17)が形成されていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のメモリーセル。
  6. 上記エピタキシャル成長層(11)は、上記導電性トレンチ充填部(10)に接続された下部ドープ領域(18)と、活性領域(17)に接続された上部ドープ領域(19)とを備えていることを特徴とする、請求項5に記載のメモリーセル。
  7. 活性領域(17)の上に延び、該活性領域(17)に接触しているビット線(20)を有することを特徴とする、請求項5または6に記載のメモリーセル。
  8. 上記ビット線(20)は、誘電封止部(21)によって封止されていることを特徴とする、請求項7に記載のメモリーセル。
  9. 上記第2誘電層(12)及び上記誘電封止部(21)の上に、ガラス層(22)が配置されていることを特徴とする、請求項8に記載のメモリーセル。
  10. 上記第3誘電層(14)上にゲート電極(23)が配置され、
    該ゲート電極(23)は、少なくとも上記第2誘電層(12)の内部開口部(13)まで達していることを特徴とする、請求項4〜9のいずれか1項に記載のメモリーセル。
  11. 上記第3誘電層(14)上にゲート電極(23)が配置され、
    該ゲート端子(28)は、第2誘電層(12)の内部開口部(13)およびガラス層(22)を経て、ワード線(24)まで延びていることを特徴とする、請求項10に記載のメモリーセル。
  12. 上記ワード線(24)が、ビット線(20)の上に延びていることを特徴とする、請求項11に記載のメモリーセル。
  13. 上記トレンチ(3)は、他のトレンチと並んで六角形の形状に配置されていることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1項に記載のメモリーセル。
  14. 下部領域(4)、中間領域(5)、上部領域(6)および内壁(7)を備えたトレンチ(3)を、基板(2)に形成する工程と、
    続いて、トレンチ(3)の内壁(7)の中間領域(5)に絶縁カラー(8)を形成する工程と、
    少なくともトレンチ(3)の下部領域(4)に、誘電層(9)を形成する工程と、
    上記トレンチ(3)の下部領域(4)に位置する誘電層(9)、および、トレンチ(3)の中間領域(5)に位置する絶縁カラー(8)の少なくとも一部に、導電性トレンチ充填部(10)を形成する工程と、
    上記導電性トレンチ充填部(10)の上に、上記導電性トレンチ充填部を完全に覆うようにバリア層(60)を形成する工程と、
    上記トレンチ(3)の上部領域(6)にエピタキシャル成長によって1つの層(11)を形成する工程であって、該層(11)となる材料のエピタキシャル成長を、トレンチ(3)の内壁(7)から横方向に進行させて、該層(11)が上記導電性トレンチ充填部(10)上に形成されたバリア層(60)の上に位置するように、該層(11)を形成する工程とを含む、メモリーセルの製造方法。
  15. 上記トレンチ(3)の上部領域(6)に位置するエピタキシャル成長層(11)上に、内部開口部(13)を備えた第2誘電層(12)を形成することを特徴とする、請求項14に記載の方法。
  16. 上記エピタキシャル成長層(11)に、上記層(11)となる材料がトレンチ(3)の内壁(7)から横方向にエピタキシャル成長を進めることによって、異なる成長前面が互いに出会った部分である、温度900℃〜1200℃の熱工程によってアニーリングされる圧締めを形成することを特徴とする、請求項14または15に記載の方法。
  17. 上記層(11)に第2トレンチ(63)を形成し、
    第2誘電層(12)をエッチングマスクとして使用して、上記第2トレンチ(63)の側壁に第3誘電層(14)を形成することを特徴とする、請求項14〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. 上記第2トレンチ(63)の第3誘電層(14)に、少なくとも第2誘電層(12)の内部開口部(13)にまで達するように、ゲート電極(23)を形成することを特徴とする、請求項17に記載の方法
  19. メモリーセル(1)と隣接メモリーセル(16)とを取り囲むように絶縁トレンチ(15)を配置し、メモリーセル(1)と隣接メモリーセル(16)との間にドープされた活性領域(17)を形成して、上記エピタキシャル成長層(11)に、上記導電性トレンチ充填部(10)に接続された下部ドープ領域(18)と、活性領域(17)に接続された上部ドープ領域(19)とを設け、
    活性領域(17)の上に延び、該活性領域(17)と接触するビット線(20)を形成し、
    上記ビット線(20)を、誘電封止部(21)によって封止し、
    上記第2誘電層(12)及び上記誘電封止部(21)の上に、ガラス層(22)を形成し、
    上記ガラス層をエッチングして、第2誘電層(12)の内部開口部(13)を露出させ、さらに、第2誘電層(12)を、内部開口部(13)のエッチングのためのエッチングマスクとして用いて、ゲート電極(23)を露出させ、
    自己整合的にゲート端子(28)を形成することを特徴とする、請求項17に記載の方法。
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