JP3911922B2 - フェンダシール構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車等の車両のフェンダパネル及びフロントピラー間に形成される隙間をシールするフェンダシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車等の車両の前輪のタイヤを覆うフェンダパネル及びそのフェンダパネルに対向するフロントピラー間には隙間が形成されている。ところが、車両の走行時には、この隙間の開口部から風切音やエンジンノイズ等が車内に入ってくるため、これらの騒音を低減すべくこの隙間の開口部をシールするフェンダシールが配設されている。
【0003】
図10に示すように、従来のフェンダシール101は、フェンダパネル102とフロントピラー103との間に配設され、クリップ104によってフェンダパネル102に固定されている。同フェンダシール101は、主要部をなす本体部105及びその両端に形成されたリップ部106a,106bから構成されている。本体部105にはフェンダシール101の形状を保持するために、硬質材料である例えばガラス繊維等で強化されたポリプロピレンが使用されており、リップ部106a,106bには、シール性を確保するために、軟質材料であるTPE(熱可塑性エラストマー)が使用されている。同フェンダシール11は、例えば周知のインサート成形、即ち予め成形された本体部105を金型内に固定し、その金型とインサートされた本体部105とにより形成されるキャビティ内においてリップ部106a,106bを成形する方法により製造されている。同フェンダシール101は、リップ部106aがフロントピラー103に対し押圧状態で密着することによって、フェンダパネル102及びフロントピラー103間に形成される隙間Sをシールしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、フェンダシール101は、リップ部106aがフロントピラー103に対し押圧状態であることにより反力が生じ、クリップ104と本体部105の接触部を軸として反時計回りの方向にモーメントが発生する。このモーメントは、リップ部106aと本体部105の接触部でせん断力として働き、応力集中することになる。さらに、走行中においてフェンダシール101は前記隙間S内に進入した風により風圧を受けることにより、あるいはフェンダシール101が保持されているフェンダパネル102とフロントピラー103の走行中における振動波形の差により圧力を受け、リップ部106aに集中することになる。従って、本体部105とリップ部106aとの接着力が十分に確保されていない場合には、その本体部105とリップ部106aとの界面に前記応力が集中し、やがてリップ部106aが本体部105からはがれてしまうおそれがあるという問題があった。
【0005】
本発明は上記各問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、フェンダシールに内部応力が発生しても、互いに異なる材質で形成された部材同士の界面にはく離が生じるのを抑制可能なフェンダシールを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明では、フェンダパネル及びフロントピラー間に形成される隙間をシールするフェンダシール構造であって、硬質材料からなる本体部と、軟質材料からなる外周部とによって構成されるフェンダシールにおいて、一対のシリンダを備える射出成形装置の一方のシリンダから軟質材料を金型キャビティ内に射出した後、他方のシリンダから硬質材料を前記金型キャビティ内に射出して、前記本体部の外周が前記外周部によりほぼ完全に被包された断面三層構造をなすように成形し、前記外周部において、前記フェンダパネル及びフロントピラーの少なくともいずれか一方に接触する部分に、当該接触する部分に生じる応力を分散させる二股状の応力分散手段を一体成形している。従って、当該本体部の外周が外周部によって被包されているため、本体部と外周部との界面の面積が著しく増大され、その界面への応力集中が生じにくいものとすることができる。これにより、その界面におけるはく離の発生が抑制される。また、応力分散手段により当該接触部分に生じる応力を分散することができ、フェンダシールのシール性能の低下を抑制できる。
【0007】
請求項2に記載の発明では、フェンダパネル及びフロントピラー間に形成される隙間をシールするフェンダシール構造であって、硬質材料からなる本体部と、軟質材料からなる外周部とによって構成されるフェンダシールにおいて、一対のシリンダを備える射出成形装置の一方のシリンダから軟質材料を金型キャビティ内に射出した後、他方のシリンダから硬質材料を前記金型キャビティ内に射出して、前記本体部及び外周部が相互に接触する界面がほぼ完全に内在された断面三層構造をなすように成形し、前記外周部において、前記フェンダパネル及びフロントピラーの少なくともいずれか一方に接触する部分に、当該接触する部分に生じる応力を分散させる二股状の応力分散手段を一体成形している。従って、前記請求項1の作用に加えて、本体部及び外周部が相互に接触する界面がほとんど露出していないため、仮に界面にはく離が生じたとしても、本体部及び外周部が離反することがなく、ある程度のシール性が確保される。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明を自動車のフェンダシールの構造に具体化した第1の実施形態を、図1〜4に従って説明する。
【0011】
図1に示すように、フェンダシール11は、全体がボディの上下方向のラインにほぼ沿うように略弓型であって、同フェンダシール11には、複数のクリップ用透孔12及び一対のドアヒンジ用凹部13がそれぞれ上下2位置に形成されている。図2は図1のフェンダシールを矢印2−2方向から見た断面図であって、フェンダシール11は、主要部をなす本体部14及びその外周をほぼ完全に被包して本体部14がほとんど露出しないように形成された外周部15から構成されている。従って、フェンダシール11は、断面形状において外周部15が本体部14を囲み込んだ三層構造となっている。即ち、本体部14はその全外周面が外周部15によって覆われている。また、外周部15の一端には、二股状のリップ部16a,16bが一体成形されている。両リップ部16a,16bは、応力分散手段を構成する。なお、本体部14はフェンダシール11の形状を保持するために、硬質材料であるガラス繊維等で強化されたポリプロピレン(強化PP)が使用されており、又、外周部15はシール性を確保するために、軟質材料である例えばTPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)をはじめとするTPE(熱可塑性エラストマー)等が使用されている。
【0012】
ここで、フェンダシール11の製造方法について説明する。図3に示すように、射出成形装置21は、加熱ヒータを有する第1シリンダ22及び第2シリンダ23を備え、これらの内部にはスクリュ24,25がそれぞれ回転可能、かつ、前後方向(同図左右方向)へ進退可能に設けられている。第1シリンダ22は前記強化PPを可塑化及び射出するもので、第2シリンダ23は前記TPEを可塑化及び射出するものである。両シリンダ22,23の後部(図の右部)には、前記強化PP又はTPEよりなるペレットをそれぞれシリンダ22,23内部へ供給するホッパ(図示略)が設けられている。
【0013】
そして、供給されたペレットは、加熱ヒータによって加熱されるとともに、スクリュ24,25の回転によってせん断応力を受け、可塑化されつつスクリュ24,25の前方へ送り出される。ここで、まず第2シリンダ23内のスクリュ25を前進させて、所定量の可塑化されたTPE26をゲート27を介して、固定型28、第1移動型29及び第2移動型30からなる金型31のキャビティ32内に射出する。続いて、所定の遅延時間の後、第1シリンダ22内のスクリュ24を前進させる。これにより所定長の可塑化された強化PP33を、前記ゲート27を介して金型31内に射出する。この際、射出された強化PP33は、キャビティ32内に先に射出されたTPE26の内部にもぐり込むように充填させていく。
【0014】
そして、キャビティ32内が、TPE26及び強化PP33により完全に充填されると、射出が終了され、第1シリンダ22内のスクリュ24及び第2シリンダ23内のスクリュ25が後退される。キャビティ32内に充填されたTPE26及び強化PP33は、金型31内で十分に冷却され固化される。次いで、第1及び第2移動型29,30を移動させることにより、強化PP33からなり芯材をなす本体部14と、その本体部14の外周のほぼ全面をTPE26からなる外周部15で覆うように形成されたフェンダシール11を金型31から取り外すことができる。これにより、本体部14とリップ部16a,16bとが一体化されたフェンダシール11が形成される。
【0015】
次に、フェンダシール11の使用状態を説明する。図4はフェンダシール11の取付状態を図1の矢印4−4方向から見た断面図である。フェンダシール11は、フェンダパネル34の折返部35に設けられた透孔36及びクリップ用透孔12にクリップ37が嵌合することにより固定されている。フェンダシール11の外周部15は、フェンダパネル34の折返部35に密着している。リップ部16a,16bは、リップ部16a,16bが互いに離間する方向に拡開してフロントピラー38に押圧状態で密着している。なお、フェンダパネル34の後部(図の下部)にはドア39が配設されており、図示しないドアヒンジによって開閉可能にフロントピラー38に取り付けられている。このような構造により、フェンダシール11は、フェンダパネル34及びフロントピラー38間に形成される隙間Sをシールしている。
【0016】
上記第1の実施形態のフェンダシール11の構造によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)フェンダシール11の本体部14の外周が、リップ部16a,16bを含む外周部15によってほぼ完全に被包されているため、本体部14と外周部15の接触界面が露出していない。従って、本体部14と外周部15との接触界面の面積が著しく増大される。このため、フェンダシール11とフロントピラー38との押圧状態による反力が生じたとしても、前記界面への応力集中が起こりにくいものとなる。従って、その界面におけるはく離の発生を抑制することができる。従って、長期間安定したシール性能を確保することができる。また、仮にその界面に部分的にはく離が生じたとしても、リップ部16a,16bが本体部14から離反することがなく、ある程度のシール性を確保することができる。
【0017】
(2)また、2つのリップ部16a,16bが互いに離間する方向に拡開してフロントピラー38を押圧し密着しているため、各リップ部16a,16bがモーメントを相殺することになり、フェンダシール11に生じる内部応力を低減することができる。フェンダシール11のシール性能の低下を抑制できる。
【0018】
(3)また、射出成形装置21により、本体部14を外周部15でほぼ完全に被包したフェンダシール11を容易に製造することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図5に示すように、第2の実施形態のフェンダシール41は、上記第1の実施形態のフェンダシール11と異なり、フロントピラー38に接触する側には1つのリップ部42のみが設けられている。従って、第2の実施形態のフェンダシール41によれば、第1の実施形態における上記(1)及び(3)の効果を得ることができる。さらに、フェンダシール41を製造する際は、金型の形状が単純になり、構成が簡単で安価に製造できるという効果を得ることができる。
【0019】
(第3の実施形態)
次に、第3実施形態について説明する。図6に示すように、第3の実施形態のフェンダシール51は、上記第1の実施形態のフェンダシール11と異なり、4つのリップ部52a,52b,52c,52dが設けられている。従って、第3の実施形態のフェンダシール51によれば、第1の実施の形態のフェンダシール11に比べ、リップ部52a,52b,52c,52dにより、さらに応力分散を図ることができる。
【0020】
(第4の実施形態)
次に、第4実施形態について説明する。図7及び図8に示すように、第4の実施形態のフェンダシール61は、上記第1の実施形態のフェンダシール11と異なり、フロントピラー38に接触する側に断面略円形状のリップ部62が設けられている。同リップ部62は中空部63を有している。従って、第4の実施形態のフェンダシール61によれば、第1の実施の形態のフェンダシール11に比べ、リップ部62の外周がフロントピラー38に当接する部分として作用する。このため、リップ部62に生じる応力をリップ部62自体が変形することにより吸収し、その応力をきわめて小さくすることができる。従って、フェンダシール61におけるシール性能の低下をより効果的に抑制することができる。
【0021】
ここで、フェンダシール61のリップ部62及び中空部63の製造方法を簡単に説明する。図8に示すように、まず、前記第1の実施形態と同様に、金型31のキャビティ32内に、それぞれ可塑化したTPE26、強化PP33の順で所定量射出して、そのキャビティ32内を充填する。次に、金型31の第2移動型64を、同図において下方に二点鎖線で示した位置までスライドさせる、いわゆるコアバックを行う。このコアバックにほぼ同期するように、固定型28から第2移動型64に連続して形成されてガス通路65を介して圧縮空気をやがてリップ部62を形成するTPE26の内部に供給する。これにより、リップ部62の内部に中空部63が形成される。
【0022】
従って、上記フェンダシール61の製造方法によれば、本体部14及び外周部15による断面三層構造(サンドイッチ構造)と中空部63を有するフェンダシール61を容易に製造することができる。
【0023】
(第5の実施形態)
次に、第5実施形態について説明する。図9に示すように、第5の実施形態のフェンダシール71は、上記第1の実施形態のフェンダシール11と異なり、フロントピラー38に接触する側に断面五角形状のリップ部72が設けられている。同リップ部72は中空部73を有しており、フロントピラー38に当接する当接面74が構成されている。従って、第5の実施形態のフェンダシール71によれば、第1の実施の形態のフェンダシール11に比べ、フロントピラー38に当接する部分をより広くとることができ、リップ部72に生じる応力もリップ部72自体が変形することにより吸収することができる。なお、本実施の形態においては、リップ部72の五角形状を図9とは異なり、例えば五角形の頂点を接触部分とするようにずらして設けてもよい。
【0024】
なお、本発明の実施形態は、前述した各実施形態以外にも次のように構成することができる。
・上記各実施形態では、本体部14には硬質材料である強化PP、外周部15及びリップ部16a,16b,42,52a,52b,52c,52d,62,72には軟質材料であるTPEをそれぞれ使用したが、他の硬質材料や軟質材料を使用してもよい。例えば、硬質材料としては、高密度ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアミド、硬質ポリ塩化ビニル等のプラスチック材料を使用したり、それほど大きな強度を必要としない場合には、強化されていないプラスチック材料を使用してもよい。また、炭素繊維、金属繊維、金属酸化物ウィスカーあるいはこれらのコンポジット繊維等で強化された素材を使用してもよい。また、軟質材料としては、軟質ポリ塩化ビニル、EPDM(エチレン−プロピレン−ジエン共重合ゴム)又はLDPE(低密度ポリエチレン)等を使用してもよい。
【0025】
・フロントピラー38に接触する側のリップ部の数は上記第1、第2、第3の実施形態の場合に限られず、3本でもよく、また5本以上設けてもよい。リップ部の数を増やすことにより、応力分散をさらに確実にすることができる。
【0026】
・上記各実施形態では、本体部14及び外周部15による断面三層構造としたが、これを四層構造以上にしてもよい。例えば、本体部14及び外周部15の間に両者を接着する接着剤あるいは接着樹脂の層を設けたり、本体部14を複数張り合わせた重合層を設けたり、硬さの異なる三種類以上の材料を積層させたりしてもよい。
【0027】
・なお、上記各実施形態では、フェンダシール11,41,51,61,71はクリップ37によってフェンダパネル34に固定したが、ボルト固定、両面テープ又は接着剤を用いた接着により固定してもよい。
【0028】
次に、上記各実施形態及び別例から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、その効果と共に以下に記載する。
(a)固定型と複数の移動型とにより形成された金型のキャビティ内に一の部材を形成する一の材料と、他の部材を形成する前記一の材料とは異なった他の材料とを、共に可塑化状態で同一ゲートを介して順に射出し、前記他の材料の射出が終了した後に、前記複数の移動型のうち一つをスライドさせて、新たなキャビティを形成し、その新たなキャビティを近傍に存在する可塑化状態の内部にアシストガスを注入することを特徴とする射出成形方法。
【0029】
この射出成形方法によれば、サンドイッチ構造と中空構造とを有した樹脂成形品を容易に製造することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1に記載の発明によれば、本体部と外周部との界面におけるはく離の発生を抑制できて、フェンダシールのシール性能の低下を抑制できる。また、二股状の応力分散手段により当該接触部分が生じる応力を分散することができ、フェンダシールのシール性能の低下を抑制できる。
【0031】
請求項2に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の発明の効果に加えて、本体部及び外周部が相互に接触する界面がほとんど露出していないため、仮に界面にはく離が生じたとしても、本体部及び外周部が離反することがなく、ある程度のシール性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のフェンダシールを示す平面図。
【図2】図1のフェンダシールを矢印2−2方向から見た断面図。
【図3】第1の実施形態のフェンダシールを製造するための射出成形装置を示す模式断面図。
【図4】図1のフェンダシールの取付状態を図1の矢印4−4方向から見た断面図。
【図5】第2の実施形態のフェンダシールを示す断面図。
【図6】第3の実施形態のフェンダシールを示す断面図。
【図7】第4の実施形態のフェンダシールを示す断面図。
【図8】第4の実施形態のフェンダシールを製造するための射出成形装置を示す模式断面図。
【図9】第5の実施形態のフェンダシールを示す断面図。
【図10】従来のフェンダシールの取付構造を示す断面図。
【符号の説明】
11,41,51,61,71…フェンダシール、16a,16b,42,52a,52b,52c,52d,62,72…応力分散手段としてのリップ部、34…フェンダパネル、38…フロントピラー、S…隙間。
Claims (2)
- フェンダパネル及びフロントピラー間に形成される隙間をシールするフェンダシール構造であって、硬質材料からなる本体部と、軟質材料からなる外周部とによって構成されるフェンダシールにおいて、一対のシリンダを備える射出成形装置の一方のシリンダから軟質材料を金型キャビティ内に射出した後、他方のシリンダから硬質材料を前記金型キャビティ内に射出して、前記本体部の外周が前記外周部によりほぼ完全に被包された断面三層構造をなすように成形し、前記外周部において、前記フェンダパネル及びフロントピラーの少なくともいずれか一方に接触する部分に、当該接触する部分に生じる応力を分散させる二股状の応力分散手段を一体成形したことを特徴とするフェンダシール構造。
- フェンダパネル及びフロントピラー間に形成される隙間をシールするフェンダシール構造であって、硬質材料からなる本体部と、軟質材料からなる外周部とによって構成されるフェンダシールにおいて、一対のシリンダを備える射出成形装置の一方のシリンダから軟質材料を金型キャビティ内に射出した後、他方のシリンダから硬質材料を前記金型キャビティ内に射出して、前記本体部及び外周部が相互に接触する界面がほぼ完全に内在された断面三層構造をなすように成形し、前記外周部において、前記フェンダパネル及びフロントピラーの少なくともいずれか一方に接触する部分に、当該接触する部分に生じる応力を分散させる二股状の応力分散手段を一体成形したことを特徴とするフェンダシール構造。
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