JP3904937B2 - モータ組立装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、永久磁石界磁モータの組立装置に関し、特に、ネオジウム系等の希土類磁石を用いたモータに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、フェライト磁石を界磁石として用いたモータでは、ステータ側に未着磁の磁石材料を配し、ステータとアーマチュアと組み付けた後に界磁石の着磁を行っている。ところが、界磁石としてネオジウム系やサマリウム系等の希土類磁石を用いる場合、ステータとアーマチュアを組み付けた後に着磁を行うと、界磁石に高磁束密度の着磁を行うことが難しい。すなわち、アーマチュア組付後では着磁ヨークをステータ外部にしか配せないため、希土類材料に十分な磁束を掛けることができない。このため、希土類磁石を用いる場合には、その性能を生かすべく、まずステータを単独で着磁装置に掛けて界磁石を高磁束密度に着磁し、その後、ステータとアーマチュアを組み付けるという工程を採る必要が生じる。
【0003】
しかしながら、かかる工程を採ると、アーマチュアをステータに挿入する際、界磁石が強力であるため、アーマチュアは瞬時にステータ内に引き込まれる。このため、手作業によるアーマチュア挿入は危険が伴い、組み付け性が悪いという問題があった。また、組付時にはアーマチュアが急激かつ強力にステータ内に引き込まれるため、アーマチュアがステータ内の正しい位置に挿入される以前に界磁磁石に吸着されてしまう。このため、アーマチュアを正規の位置まで挿入することが困難となり、この際、無理にアーマチュアをステータ内に押し込むとアーマチュアやステータを傷めるおそれがある。
【0004】
そこで、界磁石として希土類磁石を用いる場合には、アーマチュアをステータに組み付けるための専用の治具や装置が必要となる。例えば、特開2001-251817号には、アーマチュアを保持しつつその外側にステータを装着するモータの組立装置が開示されている。そこでは、アーマチュアの一端側を保持する治具と、アーマチュア他端側を保持するアーマチュア保持具及びアーマチュアの外側にてステータを保持し中心軸線方向に移動可能なステータ保持具が使用される。そして、アーマチュア保持具にてアーマチュア他端側を保持しつつステータ保持具を移動させ、アーマチュアの外側に所定の間隙をもってステータを組み付ける。これにより、界磁石として希土類磁石を用いた場合であっても、ステータがアーマチュアに吸着されることなく、円滑かつ容易にアーマチュアとステータを所望の形態で組み付けることができるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一方、このような装置を用いる場合であっても、界磁石の着磁とアーマチュアとステータの組み付けは別個に行われる。すなわち、ステータを着磁装置に掛け界磁石を着磁した後、着磁済のステータを前述のような組立装置に装着し、アーマチュアとの組み付け作業を行う。しかしながら、界磁石が希土類磁石の場合、その磁力が強力であることから、着磁後、組立装置に装着するまでの間に、ゴミ等を吸着しスタータ内部に異物が混入するおそれがある。このため、着磁済ステータはいち早くアーマチュアと組み付ける必要があり、ステータの造り溜めが困難であるばかりでなく、アーマチュア組み付け作業との同期性が求められ、作業効率が低くなるという問題があった。
【0006】
また、モータ組付工程中に前述のような組付専用機を用いる工程が存在すると、その分の設備費用を要すると共に組付工数も増大し、コストアップの要因となるという問題もあった。
【0007】
本発明の目的は、ステータ界磁石の着磁とアーマチュアの組み付けを同一装置内の一連の作業にて行うことができ、作業性が良く、異物混入のおそれのない簡素なモータ組立装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のモータ組立装置は、永久磁石を内周面に固着した円筒状のステータと、前記ステータ内に回転自在に配置されたアーマチュアとを有してなるモータの組立装置であって、前記ステータの外側に配置される外側着磁コイルと、前記ステータの内側に配置される内側着磁コイルとを備える着磁装置と、前記ステータの下端部を支持し、前記外側着磁コイルと前記内側着磁コイルとの間を前記ステータ中心軸線に沿って上下移動可能に設けられたステータ支持具と、前記着磁装置の上方に前記ステータ支持具が外嵌可能に設けられ、前記アーマチュアの一端側を保持するアーマチュア保持具とを有し、前記アーマチュア保持具上に保持された前記アーマチュアの外側に、前記着磁装置にて前記永久磁石が着磁された前記ステータを前記ステータ支持具により嵌装することを特徴とする。
【0009】
本発明にあっては、着磁済のステータを、ステータ支持具のスライド移動によって、アーマチュア保持具上に保持されたアーマチュアに直ちに嵌装するので、ステータ内に異物が混入する機会を最小限に抑えることができ、製品信頼性の向上が図られる。また、着磁工程と組付工程を同一装置内にて連続的に実施できるので、作業の効率化が図られ工数削減が可能となる。
【0010】
また、前記モータ組立装置に、前記ステータ支持具の上方に配設され、前記ステータ支持具上に載置された前記ステータの上端部に当接し、前記ステータ支持具との間に前記ステータを挟持しつつ上下移動可能なステータ押さえ治具をさらに設けても良い。これにより、ステータ押さえ治具とステータ支持具との間でステータを挟持することができ、ステータの挙動が安定し、より確実にアーマチュアと組み付けることが可能となる。
【0011】
さらに、前記ステータを、円筒形状のヨークと、前記ヨーク内周面に固着された永久磁石と、前記永久磁石の内側に設けられ前記永久磁石の内面側を被覆するマグネットカバーとを有する構成としても良い。これにより、永久磁石がマグネットカバーによって覆われ、アーマチュアが永久磁石に直接接触することがなく、ステータ嵌装時に永久磁石が傷付いたり、割れや欠けが生じたりすることを防止できる。
【0012】
一方、前記モータ組立装置において、前記永久磁石として希土類磁石を用いても良い。これにより、ゴミ等を吸着しやすい強力な希土類磁石を用いつつも、着磁済のステータを直ちにアーマチュアに組み付けるので、ステータ内に異物が混入する機会を最小限に抑えることができ、製品信頼性の向上が図られる。また、着磁工程と組付工程を同一装置内にて連続的に実施できるので、危険な作業が機械化され安全性が向上すると共に、作業の効率化が図られ工数削減が可能となる。さらに、アーマチュア保持具として、ステータと芯合わせ機能を特に有さない片端支持の簡素な構成を用いることが可能となり、装置構成が簡略され装置コストの削減が図られる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明による組立装置にて組み付けが行われるモータの概要を示す説明図、図2は図1のモータに使用されるステータの構成を示す断面図である。
【0014】
図1に示すように、モータ1は、ステータ2内にアーマチュア3を回転自在に配設した永久磁石界磁の直流モータである。ステータ2は、図2に示すように、円筒状のヨーク4と、ヨーク4の内周面に固着された複数個の界磁用永久磁石5と、永久磁石5の内周面を被覆するように取り付けられたマグネットカバー6とから構成されている。この場合、永久磁石5には、ネオジウム系やサマリウムコバルト系などの希土類磁石が使用され、高磁束密度の界磁を形成している。そして、ステータ2の両端には、ブラケット7,8が取り付けられている。
【0015】
アーマチュア3は、回転軸9と、回転軸9にそれぞれ固着されたアーマチュアコア(及びコイル)10とコンミュテータ11とから構成されている。回転軸9は、ブラケット7,8に設けたベアリング12,13によって、回転自在に支持されている。アーマチュアコア10は、軸方向に延びる複数のスロット14を有しており、スロット14には巻線が巻装されている。コンミュテータ11の表面には、ブラシホルダ16内に保持されたブラシ17が摺接している。ブラシホルダ16は、ブラケット8内に収容され、ねじ等にてブラケット7に固定されている。
【0016】
このようなモータ1では、本発明の組立装置によって、ステータ2に取り付けられた永久磁石5の着磁と、ステータ2とアーマチュア3との組み付けが同一の装置内にて行われる。図3は、本発明の一実施の形態であるモータ組立装置の構成を示す説明図である。
【0017】
モータ組立装置21は、上下移動可能に設けられたステータ押さえ治具22及びステータ支持具23と、装置内に固定された着磁装置24及びアーマチュア保持具25を備えた構成となっている。ステータ押さえ治具22とステータ支持具23はそれぞれエアシリンダ26,27によって駆動され、同一軸線上を上下に移動する。着磁装置24とアーマチュア保持具25は装置内の支持板28に移動不能に固定されており、ステータ押さえ治具22やステータ支持具23は、着磁装置24やアーマチュア保持具25の内外を相対移動するようになっている。
【0018】
着磁装置24は、リング状の外側着磁コイル29と、外側着磁コイル29の中央部に挿入された内側着磁コイル30とから構成されている。両着磁コイル29,30との間には間隙が形成されており、そこには円筒状のステータ支持具23が上下移動可能に挿入されている。ステータ支持具23はステータ2と略同径に形成されており、上方位置Hと下方位置L(図6参照)と間を上下移動自在に設けられている。また、ステータ支持具23の上端にはステータ2が載置されるステータ装着部31が形成されている。ステータ装着部31は、ステータ2の端部と印籠嵌合し、ステータ2がステータ支持具23と同心的に載置されるようになっている。そして、その状態でステータ支持具23を下降させることにより、ステータ2は両着磁コイル29,30の間に配置され、ステータ2に取り付けられた磁石材料が着磁される。
【0019】
内側着磁コイル30の上方には、アーマチュア3の一端側を保持するアーマチュア保持具25が設けられている。このアーマチュア保持具25は、ステータ支持具23が外嵌可能なようにステータ支持具23の内径よりも小径に形成されている。つまり、アーマチュア保持具25は、ステータ支持具23の内部に収容される形となっている。また、アーマチュア保持具25の上端部にはアーマチュア保持孔32が形成されている。そして、そこにアーマチュア3の一端側を嵌合させると、アーマチュア3がアーマチュア保持具25上にて自立保持されるようになっている。
【0020】
一方、装置上方にはステータ押さえ治具22が設けられている。ステータ押さえ治具22は、ステータ支持具23上に載置されたステータ2と同心に設置され、ステータ2と略同径の円筒部材から構成されている。また、ステータ押さえ治具22は、ステータ2の中心軸線に沿って上下に移動可能に設置されている。そして、ステータ押さえ治具22を下降させるとその下端部がステータ2の上端部に当接し、ステータ支持具23との間でステータ2を挟持する形となる。
【0021】
次に、このようなモータ組立装置21における、永久磁石5の着磁及びステータ2とアーマチュア3との組み付け作業について説明する。図4〜図8は、モータ組立装置21での作業工程を示す説明図である。ここではまず、ステータ支持具23を図4に示すように上方位置Hに上げた状態とし、ステータ支持具23上にステータ2を載置する。また、アーマチュア保持具25のアーマチュア保持孔32にアーマチュア3の一端部を嵌め込み、アーマチュア3をアーマチュア保持具25に装着する。
【0022】
ステータ2とアーマチュア3を装置に装着した後、図5に示すように、ステータ押さえ治具22を下方にスライドさせ、その下端部をステータ2の上端部に当接させる。そして、ステータ押さえ治具22とステータ支持具23との間でステータ2を挟持しつつ、それらを下方に移動させる。そして、ステータ支持具23を、図6に示すように下方位置Lまで下降させる。このとき、ステータ2は、外側着磁コイル29と内側着磁コイル30の間に配置される。そして、ステータ2に取り付けられた希土類磁石材料が、両着磁コイル29,30によって内外から高磁束密度着磁され、永久磁石5が形成される。
【0023】
永久磁石5の着磁が完了した後、ステータ支持具23及びステータ押さえ治具22を上昇させる。そして、これに伴い着磁済のステータ2が、図7に示すように、アーマチュア保持具25上のアーマチュア3に嵌装される。すなわち、ステータ2は着磁後直ちにアーマチュア3と組み付けられる。この際、アーマチュア保持具25は、ステータ2と芯合わせ機能を特に有さない片端支持の簡素な構成であるが、希土類磁石の高磁束密度による吸引力によって、アーマチュア3は倒れることなくステータ2内に挿着される。従って、アーマチュア保持用の治具は1個で足り、しかも、複雑な芯合わせ機構は必要ない。また、永久磁石5はマグネットカバー6によって覆われているため、アーマチュア3が永久磁石5に直接接触することがなく、ステータ嵌装時に永久磁石5が傷付いたり、割れや欠けが生じたりすることもない。
【0024】
このように、当該モータ組立装置21では、着磁後のステータ2は直ちにアーマチュア3と組み付けられる。このため、ステータ2内に異物が混入する機会を最小限に抑えることができ、製品信頼性の向上が図られる。また、着磁工程と組付工程を同一装置内にて連続的に実施でき、危険な作業が機械化され安全性が向上すると共に、作業の効率化が図られ工数削減が可能となる。さらに、当該モータ組立装置21では、アーマチュア保持具25が芯合わせ不要な構成となっており、芯合わせ用の機構等が必要なく装置価格も低く抑えることができる。
【0025】
一方、このようにしてステータ2とアーマチュア3を組み付けた後、図8のようにステータ押さえ治具22を上方に退避させ、アッセンブリ品を取り出す。この場合、ステータ2内に挿入されたアーマチュア3は、希土類磁石による高磁力によって保持され、装置から取り出した後も離脱したり落下したりすることはない。また、アーマチュア3を挿入した後のステータ2は、アーマチュア内部に磁路が形成されるため、外部への磁束漏れがステータ単品状態に比して大幅に減少する。このため、ステータ2へのゴミ等の吸着も少なく、アッセンブリ品を造り溜めすることも可能となる。
【0026】
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば、前述の実施の形態では永久磁石5として希土類磁石を用いたモータの例を示したが、界磁石にフェライト磁石を用いたものを当該装置にて組み立てることも可能である。また、ステータ支持具23上のステータ2は、ステータ装着部31にて径方向の動きが規制された状態で、自重によりステータ支持具23の上下動と共に移動するため、必ずしもステータ押さえ治具22にてその上端部を押さえる必要はない。但し、ステータ押さえ治具22とステータ支持具23との間で挟持することによりステータ2が安定するため、より確実にアーマチュア3と組み付けることが可能となる。
【0027】
【発明の効果】
本発明のモータ組立装置によれば、着磁装置やアーマチュア保持具の内外にステータ押さえ治具やステータ支持具が相対移動に配設し、着磁済のステータを、ステータ支持具のスライド移動によって、アーマチュア保持具上に保持されたアーマチュアに直ちに嵌装するようにしたので、ステータ内に異物が混入する機会を最小限に抑えることができ、製品信頼性の向上が図られる。また、着磁工程と組付工程を同一装置内にて連続的に実施できるので、作業の効率化が図られ工数削減が可能となる。
【0028】
また、界磁用の永久磁石を希土類磁石とすることにより、ゴミ等を吸着しやすい強力な希土類磁石を用いつつも、着磁済のステータを直ちにアーマチュアに組み付けるので、ステータ内に異物が混入する機会を最小限に抑えることができ、製品信頼性の向上が図られる。また、着磁工程と組付工程を同一装置内にて連続的に実施できるので、危険な作業が機械化され安全性が向上すると共に、作業の効率化が図られ工数削減が可能となる。さらに、アーマチュア保持具として、ステータと芯合わせ機能を特に有さない片端支持の簡素な構成を用いることが可能となり、装置構成が簡略され装置コストの削減が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による組立装置にて組み付けが行われるモータの概要を示す説明図である。
【図2】図1のモータに使用されるステータの構成を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態であるモータ組立装置の構成を示す説明図である。
【図4】図3のモータ組立装置における作業工程を示す説明図である。
【図5】図3のモータ組立装置における図4に続く作業工程を示す説明図である。
【図6】図3のモータ組立装置における図5に続く作業工程を示す説明図である。
【図7】図3のモータ組立装置における図6に続く作業工程を示す説明図である。
【図8】図3のモータ組立装置における図7に続く作業工程を示す説明図である。
【符号の説明】
1 モータ
2 ステータ
3 アーマチュア
4 ヨーク
5 永久磁石
6 マグネットカバー
7 ブラケット
8 ブラケット
9 回転軸
10 アーマチュアコア
11 コンミュテータ
12 ベアリング
13 ベアリング
14 スロット
16 ブラシホルダ
17 ブラシ
21 モータ組立装置
22 ステータ押さえ治具
23 ステータ支持具
24 着磁装置
25 アーマチュア保持具
26 エアシリンダ
27 エアシリンダ
28 支持板
29 外側着磁コイル
30 内側着磁コイル
31 ステータ装着部
32 アーマチュア保持孔
H 上方位置
L 下方位置
Claims (4)
- 永久磁石を内周面に固着した円筒状のステータと、前記ステータ内に回転自在に配置されたアーマチュアとを有してなるモータの組立装置であって、
前記ステータの外側に配置される外側着磁コイルと、前記ステータの内側に配置される内側着磁コイルとを備える着磁装置と、
前記ステータの下端部を支持し、前記外側着磁コイルと前記内側着磁コイルとの間を前記ステータ中心軸線に沿って上下移動可能に設けられたステータ支持具と、
前記着磁装置の上方に前記ステータ支持具が外嵌可能に設けられ、前記アーマチュアの一端側を保持するアーマチュア保持具とを有し、
前記アーマチュア保持具上に保持された前記アーマチュアの外側に、前記着磁装置にて前記永久磁石が着磁された前記ステータを前記ステータ支持具により嵌装することを特徴とするモータ組立装置。 - 請求項1記載のモータ組立装置において、前記モータ組立装置はさらに、前記ステータ支持具の上方に配設され、前記ステータ支持具上に載置された前記ステータの上端部に当接し、前記ステータ支持具との間に前記ステータを挟持しつつ上下移動可能なステータ押さえ治具を有することを特徴とするモータ組立装置。
- 請求項1または2記載のモータ組立装置おいて、前記ステータは、円筒形状のヨークと、前記ヨーク内周面に固着された永久磁石と、前記永久磁石の内側に設けられ前記永久磁石の内面側を被覆するマグネットカバーとを有することを特徴とするモータ組立装置。
- 請求項1〜3の何れか1項に記載のモータ組立装置において、前記永久磁石が希土類磁石であることを特徴とするモータ組立装置。
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