JP3995211B2 - 転写抑制遺伝子及びペプチド - Google Patents
転写抑制遺伝子及びペプチド Download PDFInfo
- Publication number
- JP3995211B2 JP3995211B2 JP2005229594A JP2005229594A JP3995211B2 JP 3995211 B2 JP3995211 B2 JP 3995211B2 JP 2005229594 A JP2005229594 A JP 2005229594A JP 2005229594 A JP2005229594 A JP 2005229594A JP 3995211 B2 JP3995211 B2 JP 3995211B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gene
- amino acid
- dna
- acid sequence
- transcription
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
Description
すなわち、本発明は以下の発明を包含する。
(1)下記式(I)で表されるアミノ酸配列を有し、かつ転写因子を転写抑制因子に変換する機能を有するペプチド。
(2)下記式(II)で表されるアミノ酸配列を有し、かつ転写因子を転写抑制因子に変換する機能を有するペプチド。
(3)下記式(III)で表されるアミノ酸配列を有し、かつ転写因子を転写抑制因子に変換する機能を有するペプチド。
(4)Asp−Leu−Z4−Leu−Arg−Leuで表されるアミノ酸配列を有し、かつ転写因子を転写抑制因子に変換する機能を有するペプチド。
(式中、Z4はGlu又はGln又はAspを表す。)
(5)以下の(a)から(d)のいずれかのアミノ酸配列を有し、かつ転写因子を転写抑制因子に変換する機能を有するタンパク質
(a)配列番号31に示すアミノ酸配列
(b)配列番号31に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
(c)配列番号61に示すアミノ酸配列
(d)配列番号61に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
(6)下記式(I)で表されるアミノ酸配列を有し、かつ転写因子を転写抑制因子に変換する機能を有するペプチドをコードする遺伝子。
(式中、X1は0〜10個のアミノ酸残基を表し、X2はAsn又はGluを表し、X3は少なくとも6個のアミノ酸残基を表す。)
(7)下記式(II)で表されるアミノ酸配列を有し、かつ転写因子を転写抑制因子に変換する機能を有するペプチドをコードする遺伝子。
(式中、Y1は0〜10個のアミノ酸残基を表し、Y2はPhe又はIleを表し、Y3は少なくとも6個のアミノ酸残基を表す。)
(8)下記式(III)で表されるアミノ酸配列を有し、かつ転写因子を転写抑制因子に変換する機能を有するペプチドをコードする遺伝子。
(式中、Z1はLeu又はAsp−Leu又はLeu−Asp−Leuを表し、Z2はGlu又はGln又はAspを表し、Z3は0から10個のアミノ酸残基を表す。)
(9)Asp−Leu−Z4−Leu−Arg−Leuで表されるアミノ酸配列を有し、かつ転写因子を転写抑制因子に変換する機能を有するペプチドをコードする遺伝子。
(式中、Z4はGlu又はGln又はAspを表す。)
(10)以下の(a)から(d)のいずれかのアミノ酸配列を有し、かつ転写因子を転写抑制因子に変換する機能を有するタンパク質をコードする遺伝子。
(a)配列番号31に示すアミノ酸配列
(b)配列番号31に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
(c)配列番号61に示すアミノ酸配列
(d)配列番号61に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
(11)上記(1)から(5)のいずれかのペプチド又はタンパク質をコードする部分を含み、その両端部に制限酵素部位を有する二本鎖DNA。
(12)上記(1)から(5)のいずれかのペプチド又はタンパク質と転写因子とを連結したキメラタンパク質。
(13)上記(6)から(10)のいずれかの遺伝子と転写因子をコードする遺伝子とを連結したキメラ遺伝子。
(14)上記(13)のキメラ遺伝子を有する組み換えベクター。
(15)上記(14)の組み換えベクターを含む形質転換体。
(16)上記(14)の組み換えベクターを含む植物。
上記式(I)中、X1についてアミノ酸残基の数は0〜10個であればよいが、使用するペプチドの合成のし易さからみれば、短い方がよく、好ましくは10個以下、より好ましくは5個以下である。
上記式(II)中、Y1についてアミノ酸残基の数は0〜10個であればよいが、使用するペプチドの合成のし易さからみれば、短い方がよく、好ましくは10個以下、より好ましくは5個以下である。
上記式(III)中、Z3についてアミノ酸残基の数は0〜10個であればよいが、使用するペプチドの合成のし易さからみれば、短い方がよく、好ましくは10個以下、より好ましくは5個以下である。Z3の具体例としては、例えばG、GFF、GFA、GYY、AAA等が挙げられるが、これらに限定はされない。
上記(III)で表されるペプチドは、従来技術に示したペプチドの共通モチーフ(L/F)DLN(L/F)(X)Pとは異なるDLELRLなるモチーフを有し、これはSUPタンパク質の196〜201番目のアミノ酸配列(Asp-Leu−Glu−Leu−Arg−Leu)に相当する。全ペプチド数はペプチド合成のし易さからみれば、多くても合計で20アミノ酸以下のものが望ましい。例えば下記の各ペプチドが例示される。
(a)配列番号31に示すアミノ酸配列
(b)配列番号31に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
(c)配列番号61に示すアミノ酸配列
(d)配列番号61に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
上記の「配列番号31(又は配列番号61)に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列」における「1から数個」の範囲は特には限定されないが、例えば、1から20個、好ましくは1から10個、より好ましくは1から7個、さらに好ましくは1から5個、特に好ましくは1から3個程度を意味する。
(1)エフェクタープラスミドpGAL4DB-RDの構築(図1)
クローンテック社製(Clontech社, USA)のプラスミドpBI221を制限酵素XhoIとSacIで切断し、T4ポリメラーゼで平滑末端処理した後、アガロースゲル電気泳動でGUS遺伝子を除き、カリフラワーモザイクウイルス35Sプロモーター(以下CaMV 35Sという)とノパリン合成酵素遺伝子の転写終止領域(Nosターミネーター、以下Nos-terという)を含む35S-Nosプラスミド断片DNAを得た。
(2−1) pGAL4-LUCリポーター遺伝子の構築(図2)
プラスミドpUC18 を制限酵素EcoRIとSstI で消化した。pBI221 プラスミド(クローンテック社)を 制限酵素EcoRIと SstIで消化し、Nos-ter (nopaline synthase terminator) 領域を含む270bpのDNA断片をアガロースゲル電気泳動によって単離した。得られた断片を制限酵素EcoRIとSstI で消化しておいたプラスミドpUC18 のEcoRI-SstI部位に挿入した。カリフラワーモザイクウイルス35SプロモーターTATAボックスを含む相補鎖の
(Clontech社製) を 制限酵素SmaIと XbaIで消化し、T4 DNA ポリメラーゼで平滑末端化処理を行った後、5コピーの GAL4 タンパク質のDNA結合配列含む DNA 断片をアガロースゲル電気泳動で精製した。TATA-LUC ベクターを制限酵素BglIIで消化し、T4 DNA ポリメラーゼで平滑末端化処理を行った。この部位に平滑末端化した5コピーの GAL4 タンパク質のDNA結合配列含む DNA 断片を挿入し、得られたプラスミドのうち GAL4 タンパク質のDNA結合配列が順方向に向いているものを選抜し、リポーター遺伝子pGAL4-LUC を構築した(図2参照)。
プラスミドpBI121を鋳型として、
ウミシイタケ由来のルシフェラーゼ遺伝子をもつプロメガ社製カセットベクタ
ー pRL-null を制限酵素NheIと XbaI 制限酵素で切断し、T4 DNA ポリメラーゼで平滑末端化処理を行った後、アガロースゲル電気泳動で ウミシイタケ・ルシフェラーゼ遺伝子を含む 948 bp の DNA 断片を精製した。この DNA 断片をエフェクタープラスミドの構築の際に用いたGUS遺伝子を除いたpBI221ベクターのGUS遺伝子があった領域に挿入した。得られたプラスミドのうち、ウミシイタケ・ルシフェラーゼ遺伝子が順方向に向いているものを選抜した(pPTRL の構築)。
シロイヌナズナ植物にリポーター遺伝子とエフェクタープラスミドをパーティクルガン法を用いて導入し、エフェクターの効果をリポーター遺伝子の活性を測定することによって調べた。
上記で作成したp35S-GAL4-LUCリポーター遺伝子とエフェクタープラスミドpGAL4DB-RDのDNAを各1.2mgと、リファレンス遺伝子プラスミド0.32mgを直径1mmの金粒(BioRad社製)510mgにコーティングした。生育期間21日目のシロイヌナズナ葉7枚を、水で湿らせた濾紙をおいた9cmシャーレにならべ、Bio-Rad社製PDS-1000/Heボンバートメント機を用いてDNAを打ち込んだ。22℃で6時間明所で静置した後、レポーター遺伝子の活性を測定した。
6時間静置したシロイヌナズナ葉を、液体窒素中で粉砕し、Dual-Luciferase TM Reporter Assay System (Promega 社製) に添付されている Passive Lysis Buffer 200μl に懸濁した後、遠心して上清を回収した。この細胞抽出液 20μlをDual-LuciferaseTM Reporter Assay System (Promega 社製)に添付されている測定バッファー100μlに混合し、ルミノメーター(TD20/20, Turener Design社製)を用いてルシフェラーゼ活性測定を行った。ホタル・ルシフェラーゼ及びウミシイタケ・ルシフェラーゼ活性の測定を測定キットの説明書に従って 10 秒間の発光を積分モードでカウントした。リファレンス遺伝子の活性値をリポーター遺伝子の活性値で割り、その相対値であるRelative lucifarase activityを測定値として求めた。実験は、エフェクタープラスミドの種類ごと3回個別にトランジェントアッセイ実験を行い、平均値と標準偏差を求めた。エフェクターを入れない場合のp35S-GAL4-LUCレポーター遺伝子の活性の相対値を100として、エフェクタープラスミドを同時に細胞に導入したときにリポーター遺伝子の活性値の変動によってエフェクターの効果を調査した。すなわち、p35S-GAL4-LUCレポーター遺伝子と各ペプチド配列をコードするDNAを組み込んだエフェクタープラスミドpGAL4DB-RDを導入したとき、リポーターの活性値が減少すれば、そのペプチドは、レポーター遺伝子の活性を抑制する効果(リプレッサー機能)があることを示している。以下、リポーターの活性値を測定して、p35S-GAL4-LUCリポーターの相対活性値が100以下になる場合に、導入したエフェクターにはリプレッサー機能が存在すると判断した。
図4Aに、リポーター遺伝子とエフェクタープラスミドの構造を示す。図4B及び下記表1にリポーター遺伝子の活性の測定結果を示す。
(1) SUP遺伝子の単離
SUP遺伝子の塩基配列は、すでに報告されている。シロイヌナズナSUP遺伝子のタンパク質コード領域の5'側と3'側に相当する配列をもつオリゴヌクレオチドをそれぞれ合成し、これらをプライマーとして、SUP遺伝子を含むTACライブラリーK14B15クローン(かずさDNA研究所より譲渡)を鋳型として、PCRを行い、SUP遺伝子のタンパク質コード領域を含むDNA断片を単離した。全塩基配列を決定し、すでに報告されているSUP遺伝子のタンパク質コード領域であることを確認した。なお上記PCR反応の条件は、変性反応94℃1分、アニール反応47℃2分、伸長反応74℃1分を1サイクルとして25サイクル行った。
(2−1) SUP遺伝子の全タンパク質コード領域を含むエフェクタープラスミドpGAL4DB-SUPの構築(図5)
クローンテック社製(Clontech社, USA)のプラスミドpBI221を制限酵素XhoIとSacIで切断し、T4ポリメラーゼで平滑末端処理した後、アガロースゲル電気泳動でGUS遺伝子を除き、CaMV 35SとNos-terを含む35S-Nosプラスミド断片DNAを得た。
GAL4DBDをコードするフレームと読み枠が一致するように設計した
シロイヌナズナAtERF5cDNAを含むクローンpAtERF5を鋳型として、
リポーター遺伝子として、以下の手法により、p35S-GAL4-LUC及びpGAL4-GCC-LUCの2種を構築した。
(a)pGAL4-LUCの構築 (図2)
プラスミドpUC18 を制限酵素EcoRIとSstI で消化した。一方、pBI221 プラスミド(クローンテック社)を 制限酵素EcoRIと SstIで消化し、Nos-ter (nopaline synthase terminator) 領域を含む270bpのDNA断片をアガロースゲル電気泳動によって単離した。得られた断片を制限酵素EcoRIとSstI で消化しておいたプラスミドpUC18 のEcoRI-SstI部位に挿入した。次いで、カリフラワーモザイクウイルス35SプロモーターTATAボックスを含む相補鎖の
プラスミドpBI121を鋳型として、
4個のGCC box配列(AGCCGCC)を含む45bpDNAの相補鎖(下記)を合成し、70℃で15分間加熱した後、室温で60分放置し、アニールさせ、2本鎖DNAとした。
pGAL4-LUCレポーター遺伝子1.6μg、エフェクタープラスミド としてpGAL4DB-SUP、又はそのデレーションであるpGAL4DB-175/204SUPのDNA1.2μg、比較対照プラスミドp35S-AtERF5又はpGAL4DB1.2μg、及び リファレンス遺伝子プラスミド0.32μgを直径1mmの金粒(BioRad社製)510μgにコーティングした。生育期間21日目のシロイヌナズナ葉7枚を、水でしめらせた濾紙をおいた9cmシャーレにならべ、Bio-Rad社製PDS-1000/Heボンバートメント機をもちいてDNAを打ち込んだ。次いで、22℃で6時間明所で静置した後、レポーター遺伝子の活性を測定した。
6時間静置したシロイヌナズナ葉を、液体窒素中で粉砕し、Dual-LuciferaseTM Reporter Assay System (Promega 社製) に添付されている Passive Lysis Buffer200μlに懸濁した後、遠心して上清を回収した。この細胞抽出液 20μlをDual-LuciferaseTM Reporter Assay System (Promega 社製)に添付されている測定バッファー100μlに混合し、ルミノメーター(TD20/20, Turener Design社製)を用いてルシフェラーゼ活性測定を行った。ホタル・ルシフェラーゼ及びウミシイタケ・ルシフェラーゼ活性の測定を測定キットの説明書に従って 10 秒間の発光を積分モードでカウントした。リファレンス遺伝子の活性値をリポーター遺伝子の活性値で割り、その相対値であるRelative lucifarase activityを測定値として求めた。実験は、エフェクタープラスミドの種類ごと3回個別にトランジェントアッセイ実験を行い、平均値と標準偏差を求めた。エフェクターを入れない場合のp35S-GAL4-LUCレポーター遺伝子の活性の相対値を100、pGAL4-GCC-LUCリポーター遺伝子の相対値を1として、エフェクタープラスミドを同時に細胞に導入したときにリポーター遺伝子の活性値の変動によってエフェクターの効果を調査した。
(1)形質転換用ベクターpBIG2の構築
クローンテック社製(Clontech社,USA)のプラスミドp35S−GFPを制限酵素HindIIIとBamHIで切断し、カリフラワーモザイクウイルス35Sプロモーター(CaMV 35S)を含むDNA断片をアガロースゲル電気泳動で分離し回収した。
米国ソーク研究所から譲渡された、EIN3cDNAの全長を含むpEIN3クローンを鋳型として、
pEIN3SUPRDによるシロイヌナズナ植物の形質転換は、Transfomation of Arabidopsis thaliana byvacuum infiltration(http://www.bch.msu.edu/pamgreen/protocol.htm)に従った。ただし、感染させるのにバキュウムは用いないで、浸すだけにした。プラスミドpEIN3RDを、土壌細菌[(Agrobacterium tumefaciens strain GV3101(C58C1Rifr)pMP90(Gmr)(koncz and Schell 1986))株にエレクトロポレーション法で導入した。導入した菌を1リットルのYEP培地(下記表2)でOD600が1になるまで培養した。
得られた次世代(T2)の形質転換植物の種子を、エチレンの前駆体である1-aminocyclopropane-D-carboxylic acid (ACC)が最終濃度10uM添加され、滅菌された生育培地を含む MSプレート(下記表5)に蒔種した。
(1)形質転換用ベクターpBIG2の構築
形質転換用ベクターpBIG2の構築は実施例3(1)と同様にして行った。
米国ソーク研究所から譲渡された、EIN3cDNAの全長を含むpEIN3クローンを鋳型として、
上記と同じ方法で、下記配列のERF3の191−225のリプレッションドメインの215と217番目のアスパラギン酸を共にアラニンに置換した変異ドメインを持つRDmをコードするDNA断片を挿入しpEIN3RDmを完成させた。
実施例3(3)と同様にして、形質転換ベクターpEIN3PRD及び比較対照形質転換ベクターpEIN3RDmを用いてシロイヌナズナ植物の形質転換を行い、さらにハイグロマイシンプレートで選抜し、次世代の種子を得た。
得られた次世代(T2)形質転換植物の種子を、実施例3(4)と同様にして生育させ、エチレン応答を示す生理現象である、黄化芽生えでのトリプルレスポンス(3重応答)を観察した。同一条件下で野生株Col-0及びEIN3の変異体であるein3植物体のエチレン応答性も観察した。結果を図11、図12に示す。
(1)形質転換用ベクターpBIG2の構築
形質転換用ベクターpBIG2の構築は、実施例3(1)と同様にして行った。
アミノ酸ペプチドDLDLELRLGFA(SRDという)と、転写因子CUC-SHAPED COTYKEDON1 (CUC1)のタンパク質コード領域(配列番号54)のカルボキシル末端とが結合した状態のアミノ酸配列(VSVWPFTLDLDLELRLGFA)になるように、かつCUC1遺伝子のコード領域から終止コドンを削除した配列とSRDのコード領域との読み枠が一致するように、相補鎖(3'コンプリメントDNA)である以下の配列を合成した。
実施例3(3)と同様にして、p35S::CUC1SRDによるシロイヌナズナ植物の形質転換を行った。
得られた形質転換植物(35S::CUC1SRD)の発芽体の形質を図15(右)に示す。
(1)形質転換用ベクターpBIG2の構築
形質転換用ベクターpBIG2の構築は実施例3(1)と同様にして行った。
米国ソーク研究所から譲渡された、EIN3cDNAの全長を含むpEIN3クローンを鋳型として、
EIN3cDNAの全長を含むpEIN3クローンを制限酵素SmaIとPstIで切断し、アガロース電気泳動によってEIN3のアミノ酸配列163-565の領域をコードするDNA断片(487-1695)を単離した。このDNA断片を、制限酵素SmaIとPstIで切断しておいたクローニングベクターpBluescriptIIに挿入しプラスミドpEIN3-163-565を作成した。
実施例3(3)と同様にしてpEIN3SRD1又はpEIN3RD1によるシロイヌナズナ植物の形質転換を行い、次世代の種子を得た。
実施例3(4)と同様にして種黄化芽生えでのトリプルレスポンス(三重応答)を観察した。結果を図16及び図17に示す。
(1)形質転換用ベクターp35S::PAP1SRDXの構築
(1−1)PAP1cDNAの単離
シロイヌナズナcDNAライブラリーより、以下のプライマーを用いて終止コドンを除くPAP1のコード領域のみを含むDNA断片をPCRを用いて増幅し、アガロース電気泳動により分離し回収した。なお、PCRの条件は実施例3と同様である。
一方、12アミノ酸ペプチドLDLDLELRLGFA(SRDX)をコードし、3‘末端に終止コドンTAAを持つように設計した、以下の配列を有するDNAをそれぞれ合成し、実施例3と同様にアニールして2本鎖DNAとした。
上記で得たPAP1遺伝子タンパク質コード領域のみを含むDNA断片とSRDXのコード領域を含むDNA断片を、実施例3と同様にして、制限酵素SmaIで切断したpBIG2に挿入し、順方向にクローニングされているものを単離し、形質転換ベクターp35S::PAP1SRDXを得た。
形質転換ベクターp35S::PAP1SRDXにより形質転換して得たシロイヌナズナ植物の次世代種子と、比較のための野生株(Col-0)の種子とを、3%のショ糖を含むMS寒天培地及びショ糖を含まないMS寒天培地上に蒔種し、実施例3と同様の条件下で生育させた。その結果、野生型の発芽体では、ストレスを与える条件である3%のショ糖を含むMS寒天培地において、アントシアニンの特徴を示す赤紫色の色素を蓄積した。これに対して、p35S::PAP1SRDXで形質転換したシロイヌナズナ植物の発芽体では、この色素の蓄積が見られなかった(図18A)。
(1)形質転換ベクターp35S::AtMYB23SRDXの構築
(1−1)AtMYB23 cDNAの単離
シロイヌナズナcDNAライブラリーより、以下のプライマーを用いて終止コドンを除くAtMYB23のコード領域のみを含むDNA断片をPCRを用いて増幅し、アガロース電気泳動により分離し回収した。なお、PCRの条件は実施例3と同様である。
一方、12アミノ酸ペプチドLDLDLELRLGFA(SRDX)をコードし、3‘末端に終止コドンTAAを持つように設計した、以下の配列を有するDNAをそれぞれ合成し、実施例3と同様にアニールして2本鎖DNAとした。
上記で得たAtMYB23遺伝子のタンパク質コード領域のみを含むDNA断片とSRDXのコード領域を含むDAN断片を、実施例3と同様にして、制限酵素SmaIで切断したpBIG2に挿入し、順方向にクローニングされているものを単離し、形質転換ベクターp35S::AtMYB23SRDXを得た。
形質転換ベクターp35S::AtMYB23SRDXにより形質転換されたシロイヌナズ植物のの次世代種子と、比較のための野生株(Col-0)の種子とを、MS寒天培地上に蒔種し、実施例3と同様の条件下で生育させた。その結果、p35S::AtMYB23SRDXで形質転換した植物体は、野生型植物であるCol-0では表皮に存在するトリコームが無いか、若しくは著しくその数が野生型に比べて著しく減少している植物体となった(図19A)。
リポーター遺伝子としてCaMV35S-GAL4::LUC、エフェクタープラスミドとしてCaMV35S::GAL4DBD:RD (SUPリプレッションドメイン175-204領域)を用い、実施例2と同様にしてタバコ(Nicotiana tabacum BY4)種子蒔種後2週間目の植物体から採取した葉(1.5cm)にパーティクルガン法を用いて導入した後、水で湿らせた濾紙上で25℃、16時間静置後、リポーター遺伝子であるルシフェラーゼの活性を測定した。その結果、コントロールとして用いた35S-GAL4DBとリポータープラスミドを導入したもの(相対値100とする)に比べ、35S-GAL4DB-RDを導入した場合、リポーター遺伝子の活性を84%抑制する効果を示した。また、同様にして、ペチュニア種子蒔種後3週間目の植物体から採取した葉(1.0cm)に上記のエフェクタープラスミドとリポータープラスミドをパーティクルガンを用いて導入し、ルシフェラーゼの活性を測定した。その結果、コントロールとして用いた35S-GAL4DBとリポータープラスミドを導入したもの(相対値100とする)に比べ、35S-GAL4DB-RDを導入した場合、リポーター遺伝子の活性を82%の抑制する効果を示した。
上記実施例7、8におけるRT-PCR方法による遺伝子発現の解析法を以下に示す。
Claims (5)
- 転写因子と、第1または第2のペプチドのいずれかが融合している転写抑制因子であって、
第1のペプチドは、Leu−Asp−Leu−Asp−Leu−Z1−Leu−Arg−Leu−Z2(ここで、Z1は、Glu、Gln又はAspであり、Z2は、10個の任意のアミノ酸である。)で表されるアミノ酸配列からなるか、またはそのフラグメントでありかつAsp−Leu−Z1−Leu−Arg−Leuで表されるアミノ酸配列を含み、
第2のペプチドは、以下の(a)〜(d):
(a)配列番号31に示すアミノ酸配列;
(b)配列番号31に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列;
(c)配列番号61に示すアミノ酸配列;または
(d)配列番号61に示すアミノ酸配列において1若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加されたアミノ酸配列
のいずれかのアミノ酸配列からなり、
ここで、第1または第2のペプチドは、転写因子を転写抑制因子に変換する機能を有する、転写抑制因子。 - 請求項1に記載の転写抑制因子をコードする、遺伝子。
- 請求項2に記載の遺伝子を含む、発現ベクター。
- 請求項2に記載の遺伝子が発現可能に導入されている、形質転換体。
- 請求項2に記載の遺伝子が発現可能に導入されている、植物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005229594A JP3995211B2 (ja) | 2001-12-26 | 2005-08-08 | 転写抑制遺伝子及びペプチド |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001395488 | 2001-12-26 | ||
JP2001395487 | 2001-12-26 | ||
JP2002160671 | 2002-05-31 | ||
JP2005229594A JP3995211B2 (ja) | 2001-12-26 | 2005-08-08 | 転写抑制遺伝子及びペプチド |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003556433A Division JP3829200B2 (ja) | 2001-12-26 | 2002-12-24 | 転写抑制遺伝子及びペプチド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005325136A JP2005325136A (ja) | 2005-11-24 |
JP3995211B2 true JP3995211B2 (ja) | 2007-10-24 |
Family
ID=35471748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005229594A Expired - Lifetime JP3995211B2 (ja) | 2001-12-26 | 2005-08-08 | 転写抑制遺伝子及びペプチド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3995211B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8847012B2 (en) | 2007-12-05 | 2014-09-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Genes that increase plant oil and method for using the same |
US8847011B2 (en) | 2007-12-05 | 2014-09-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Genes that increase plant oil and method for using the same |
US9045786B2 (en) | 2008-03-04 | 2015-06-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Gene that increases production of plant fat-and-oil and method for using the same |
US9169488B2 (en) | 2009-06-04 | 2015-10-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Gene capable of improving material productivity in seed and method for use thereof |
US9303265B2 (en) | 2009-06-04 | 2016-04-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Gene for increasing plant weight and method for using the same |
US9309531B2 (en) | 2009-06-04 | 2016-04-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Plant with reduced protein productivity in seeds, and method for producing same |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7519727B2 (ja) * | 2021-03-02 | 2024-07-22 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 | 受精を介さず種子植物の胚発生を誘導する方法、それに用いられるタンパク質、核酸、及びベクター、並びに受精を介さず胚を発生しうる組換え種子植物 |
-
2005
- 2005-08-08 JP JP2005229594A patent/JP3995211B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9068193B2 (en) | 2007-12-05 | 2015-06-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Genes that increase plant oil and method for using the same |
US8847011B2 (en) | 2007-12-05 | 2014-09-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Genes that increase plant oil and method for using the same |
US8847012B2 (en) | 2007-12-05 | 2014-09-30 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Genes that increase plant oil and method for using the same |
US9012727B2 (en) | 2007-12-05 | 2015-04-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Genes that increase plant oil and method for using the same |
US9018450B2 (en) | 2007-12-05 | 2015-04-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Genes that increase plant oil and method for using the same |
US9018446B2 (en) | 2007-12-05 | 2015-04-28 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Genes that increase plant oil and method for using the same |
US9062318B2 (en) | 2007-12-05 | 2015-06-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Genes that increase plant oil and method for using the same |
US9012726B2 (en) | 2007-12-05 | 2015-04-21 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Genes that increase plant oil and method for using the same |
US9045786B2 (en) | 2008-03-04 | 2015-06-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Gene that increases production of plant fat-and-oil and method for using the same |
US10000764B2 (en) | 2009-06-04 | 2018-06-19 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Gene for increasing plant weight and method for using the same |
US9309530B2 (en) | 2009-06-04 | 2016-04-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Gene capable of improving material productivity in seed and method for use thereof |
US9303265B2 (en) | 2009-06-04 | 2016-04-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Gene for increasing plant weight and method for using the same |
US9309531B2 (en) | 2009-06-04 | 2016-04-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Plant with reduced protein productivity in seeds, and method for producing same |
US9309529B2 (en) | 2009-06-04 | 2016-04-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Gene capable of improving material productivity in seed and method for use thereof |
US9816099B2 (en) | 2009-06-04 | 2017-11-14 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Gene for increasing plant weight and method for using the same |
US9840717B2 (en) | 2009-06-04 | 2017-12-12 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Plant with reduced protein productivity in seeds and method for producing same |
US9856488B2 (en) | 2009-06-04 | 2018-01-02 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Plant with reduced protein productivity in seeds and method for producing same |
US9970020B2 (en) | 2009-06-04 | 2018-05-15 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Plant with reduced protein productivity in seeds and method for producing same |
US9169488B2 (en) | 2009-06-04 | 2015-10-27 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Gene capable of improving material productivity in seed and method for use thereof |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005325136A (ja) | 2005-11-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3829200B2 (ja) | 転写抑制遺伝子及びペプチド | |
US5968793A (en) | Specific gene activation by chimeric Gal4 transcription factors in stable transgenic plants | |
JP5519192B2 (ja) | 種子のタンパク質含量を増産させる遺伝子及びその利用方法 | |
KR20080083145A (ko) | 구성적 식물 프로모터 | |
AU708850B2 (en) | Chemically-inducible arabidopsis PR-1 promoter | |
JP4283127B2 (ja) | 転写因子を転写抑制因子に変換するペプチド及びこれをコードするポリヌクレオチド、並びにその利用 | |
JP3995211B2 (ja) | 転写抑制遺伝子及びペプチド | |
JP2006006248A (ja) | 葉の形態形成が制御された植物体の生産方法およびこれを用いて得られる植物体、並びにその利用 | |
JP2001524315A (ja) | サイレント導入遺伝子の活性化のために有用な方法及び組成物 | |
JP2006020607A (ja) | 葉の形態が改変された植物体の生産方法およびこれを用いて得られる植物体、並びにその利用 | |
US7422901B2 (en) | Auxin transport proteins | |
JP5207354B2 (ja) | 転写抑制ペプチド及びその遺伝子 | |
JP2006055125A (ja) | 遺伝子の転写抑制機能を有する新規ペプチドおよびこれをコードするポリヌクレオチド、並びにその利用 | |
KR20190044866A (ko) | 벼 흰잎마름병균에 의한 프로모터 인식부위 및 이의 용도 | |
JP5907483B2 (ja) | 脱分化または再分化が促進されるように改変された植物体の生産方法、形質転換体、ならびにその方法に用いられる、キメラタンパク質、キメラ遺伝子、dna、組換え発現ベクタおよびキット | |
WO2005085467A1 (ja) | タンパク質複合体検出方法、およびタンパク質複合体検出キット | |
EP1077257A1 (en) | Photoinhibitory promoter | |
US6759529B1 (en) | Plant-gene promoter and methods of using the same | |
JP4439844B2 (ja) | 植物の鉄欠乏応答性及び/又は根特異的発現を付与するシスエレメント | |
US20040177404A1 (en) | Nucleotide sequences of 2S albumin gene and its promoter from grape and uses thereof | |
JP5360960B2 (ja) | 組換え植物における目的遺伝子産物の高生産方法 | |
JP4359963B2 (ja) | 植物プロモーター | |
JP5850079B2 (ja) | 種子のタンパク質含量を減少させる遺伝子及びその利用方法 | |
JP5850078B2 (ja) | 種子のタンパク質含量を減少させる遺伝子及びその利用方法 | |
JP5845306B2 (ja) | 種子のタンパク質含量を増産させる遺伝子及びその利用方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050907 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060509 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060608 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060704 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070403 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070531 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070724 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070727 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3995211 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100810 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110810 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120810 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130810 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |