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JP3988192B2 - 燃料噴射弁 - Google Patents

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本発明は、内燃機関(以下、エンジンという)に燃料を噴射する燃料噴射弁に関する。
従来、噴孔を開閉する弁体を駆動するための電磁駆動力を複数のコイルにより発生するようにした燃料噴射弁が知られている(例えば特許文献1参照)。一般に燃料噴射弁では、エンジン始動時等に燃料噴射量を少なく調整することが求められており、それは、複数のコイルを用いた燃料噴射弁においても同様である。
特開平11−148439号公報
しかし、複数のコイルを用いた従来の燃料噴射弁では、噴孔を開ける際に各コイルへの通電を同時に実施するため、それらコイルの駆動電流及び磁束の両者の発生並びに消滅が過剰に遅れてしまい、また各コイル及び対応するコア等により形成される各磁気回路が磁気的に相互干渉することで弁体の駆動応答性が低下してしまう。弁体の駆動応答性が低下することによって、燃料噴射量の調整精度も低下するため、上述の要求に応えることができない。
本発明の目的は、燃料噴射量を精密に調整可能な燃料噴射弁を提供することにある。
請求項1〜3に記載の発明によると、噴孔を閉じている弁体を燃料通路の燃圧による力に抗して駆動することで噴孔を開ける駆動手段は、弁体を駆動する電磁駆動力を発生するための磁気回路を個別に形成する複数のコイルを有し、燃料通路の燃圧が上昇するほど通電するコイルの数を増加する。したがって、エンジン始動時等、燃料通路の燃圧が低くなるときには、通電するコイルの数を減少させることで、コイル駆動電流及び磁束の両者の発生並びに消滅を早めることができ、また各磁気回路の相互干渉を防止することができる。これにより、弁体の駆動応答性が向上するので、燃料噴射量を精密に調整できる。しかも、燃料通路の燃圧が高くなるときには、通電するコイルの数を増加することで、電磁駆動力を確実に増大できる。そしてこのように、電磁駆動力が小さくて済む低燃圧時には通電するコイルの数を減少させ、大きな電磁駆動力が必要な高燃圧時には通電するコイルの数を増やすことができるので、エネルギー効率が向上する。
請求項2に記載の発明によると、複数の磁気回路は、弁体の駆動方向に互いに離間して形成されるので、通電するコイルの数が増加したときの各磁気回路の相互干渉を小さくできる。
請求項3に記載の発明によると、弁体がその駆動方向の複数箇所に有する作用部は、それぞれ対応するコイルへの通電によって発生した電磁駆動力が作用することで変位する。この発明によれば、通電するコイルの数が増加したときに発生する電磁駆動力の作用効率が、発生した電磁駆動力の全てを弁体の一つの作用部に作用させる場合に比べて高くなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
本発明の一実施形態による燃料噴射弁を図1に示す。この燃料噴射弁10は、直噴式のガソリンエンジン用であり、図示しないエンジンヘッドに搭載される。燃料噴射弁10は、ハウジング20、ノズルホルダ40、ノズルボディ42、コイル50,52,54、駆動回路60,62,64、電子制御装置(ECU)66、燃圧センサ68、ステータ100,102,104、固定コア70,72,74、ニードル80、可動コア90,92,94、スプリング96等を備えている。
ハウジング20は筒状を呈し、軸方向の一端部側から他端部側に向かって順に第一磁性部21、第一非磁性部22、第二磁性部23、第二非磁性部24、第三磁性部25、第三非磁性部26及び第四磁性部27を有している。各磁性部21,23,25,27は磁性材で形成され、各非磁性部22,24,26は非磁性材で形成されている。第一非磁性部22は、第一磁性部21と第二磁性部23との磁気的な短絡を防止する。第二非磁性部24は、第二磁性部23と第三磁性部25との磁気的な短絡を防止する。第三非磁性部26は、第三磁性部25と第四磁性部27との磁気的な短絡を防止する。尚、図示はしていないが、後述する二つの磁気回路に挟まれる第二磁性部23あるいは第三磁性部25の適切な位置を非磁性部とすることで、さらに磁気回路間の相互干渉を小さくできる。
ハウジング20の軸方向の一端部には、筒状の入口部材30が装着されている。入口部材30が形成する燃料入口31には、図示しない燃料ポンプから燃料が供給される。燃料入口31に供給された燃料は、燃料入口31内に設置された燃料フィルタ32を通過してハウジング20の内周側に流入する。燃料フィルタ32は、その通過燃料に含まれる異物を除去する。ハウジング20の軸方向の他端部には、筒状のノズルホルダ40を介して筒状のノズルボディ42が装着されている。ノズルボディ42は、反ハウジング側即ち燃料流れの下流側に向かうほど小径となる円錐状の内壁面に弁座44を有している。さらにノズルボディ42は、上記円錐状の内壁面において弁座44より下流側となる箇所と外壁面との間を貫く噴孔46を有している。
三つのコイル50,52,54は、ハウジング20の外周側にそれぞれスプール51,53,55を介して装着されている。三つのコイル50,52,54は、ハウジング20の軸方向に沿って同軸上に並び、互いに離間している。噴孔46に最も近い第一コイル50は、第一ターミナル61を介して第一駆動回路60に接続される。第一コイル50の反噴孔側にある第二コイル52は、第二ターミナル63を介して第二駆動回路62に接続される。第二コイル52の反第一コイル側にある第三コイル54は、第三ターミナル65を介して第三駆動回路64に接続される。三つの駆動回路60,62,64は共通のECU66に接続され、当該ECU66からそれぞれ受信する制御信号に従って対応コイル50,52,54への通電を実施する。検出手段としての燃圧センサ68はECU66に接続され、燃料ポンプから燃料入口31に供給される燃料の圧力を検出しその燃圧の検出信号をECU66に送信する。
三つのステータ100,102,104はそれぞれ磁性材で形成され、ハウジング20の軸方向に互いに離間するようにして、対応するコイル50,52,54の外周側を覆っている。第一ステータ100は、第一磁性部21及び第二磁性部23に磁気的に接続されている。第二ステータ102は、第二磁性部23及び第三磁性部25に磁気的に接続されている。第三ステータ104は、第三磁性部25及び第四磁性部27に磁気的に接続されている。
三つの固定コア70,72,74はそれぞれ磁性材で筒状に形成され、ハウジング20の内周側に装着されている。三つの固定コア70,72,74は、ハウジング20の軸方向に沿って同軸上に並び、互いに離間している。噴孔46に最も近い第一固定コア70は、ハウジング20を挟んで第一コイル50の内周側に位置固定されている。第一固定コア70の反噴孔側にある第二固定コア72は、ハウジング20を挟んで第二コイル52の内周側に位置固定されている。第二固定コア72の反第一固定コア側にある第三固定コア74は、ハウジング20を挟んで第三コイル54の内周側に位置固定されている。
ニードル80は、ハウジング20、ノズルホルダ40及びノズルボディ42の内周側に同軸上に配置され、軸方向に往復移動可能である。ニードル80は、弁座44に着座可能な当接部82を噴孔46に近い側の端部に有している。ノズルホルダ40及びノズルボディ42とニードル80との間には、燃料を噴孔46側に向かって流す燃料通路84が形成される。即ち、ニードル80は燃料通路84に収容されている。
三つの可動コア90,92,94はそれぞれ磁性材で筒状に形成され、ニードル80の外周側に一体移動可能に装着されている。三つの可動コア90,92,94は、ニードル80の軸方向即ち駆動方向に沿って同軸上に並び、互いに離間している。当接部82に最も近い第一可動コア90は、第一固定コア70より噴孔46側において第一固定コア70と向き合っている。第一可動コア90の反当接部側にある第二可動コア92は、第二固定コア72より噴孔46側となる固定コア70,72間において第二固定コア72と向き合っている。第二可動コア92の反第一可動コア側にある第三可動コア94は、第三固定コア74より噴孔46側となる固定コア72,74間において第三固定コア74と向き合っている。
第一コイル50が通電されるときには、当該第一コイル50、第一ステータ100、第一磁性部21、第一可動コア90、第一固定コア70及び第二磁性部23によって磁気回路が形成され、第一可動コア90を第一固定コア70側に吸引する磁気吸引力が発生する。即ち、第一コイル50への通電により生じた電磁駆動力としての磁気吸引力が第一可動コア90に作用する。第二コイル52が通電されるときには、当該第二コイル52、第二ステータ102、第二磁性部23、第二可動コア92、第二固定コア72及び第三磁性部25によって磁気回路が形成され、第二可動コア92を第二固定コア72側に吸引する磁気吸引力が発生する。即ち、第二コイル52への通電により生じた電磁駆動力としての磁気吸引力が第二可動コア92に作用する。第三コイル54が通電されるときには、当該第三コイル54、第三ステータ104、第三磁性部25、第三可動コア94、第三固定コア74及び第四磁性部27によって磁気回路が形成され、第三可動コア94を第三固定コア74側に吸引する磁気吸引力が発生する。即ち、第三コイル54への通電により生じた電磁駆動力としての磁気吸引力が第三可動コア94に作用する。
以上、コイル50,52,54、駆動回路60,62,64、ECU66及び固定コア70,72,74が駆動手段を構成し、ニードル80及び可動コア90,92,94が弁体を構成し、各可動コア90,92,94が作用部を構成している。
各可動コア90,92,94は、その内壁面と外壁面との間を貫く燃料孔91,93,95を有している。燃料入口31への流入燃料は、燃料フィルタ32、後述するアジャスティングパイプ97の内周側並びに第三固定コア74の内周側を経由して、第三可動コア94の内周側に流入する。第三可動コア94への流入燃料は、燃料孔95、第三磁性部25とニードル80との間並びに第二固定コア72の内周側を経由して、第二可動コア92の内周側に流入する。第二可動コア92への流入燃料は、燃料孔93、第二磁性部23とニードル80との間並びに第一固定コア70の内周側を経由して、第一可動コア90の内周側に流入する。第一可動コア90への流入燃料は、燃料孔91並びに第一磁性部21とニードル80との間を経由して、燃料通路84に流入する。この燃料通路84に流入した燃料の圧力は、燃圧センサ68により検出される燃圧と実質的に等しい。
付勢手段としてのスプリング96の一端部は、第三可動コア94の反第二固定コア側の端部に係止されている。スプリング96の他端部は、第三固定コア74の内周側に圧入されたアジャスティングパイプ97に係止されている。スプリング96は弾性変形により生じた復元力を第三可動コア94に作用させることによって、ニードル80を噴孔46側(図1の下側)に付勢する。
全てのコイル50,52,54への通電を停止しているとき、スプリング96の復元力によりニードル80が噴孔46側に付勢され、当接部82が弁座44に着座する。これにより、燃料通路84と噴孔46との連通が遮断され、噴孔46からの燃料噴射が停止する。即ち、噴孔46が燃料噴射不能に閉じられる。尚、このとき、第一固定コア70と第一可動コア90との間、第二固定コア72と第二可動コア92との間並びに第三固定コア74と第三可動コア94との間には、それぞれ所定の大きさのギャップが形成される。
少なくとも一つのコイル50,52,54に通電すると、当該通電されたコイル50,52,54の内周側の固定コア70,72,74と向き合う可動コア90,92,94に磁気吸引力が作用する。その結果、磁気吸引力の作用した可動コア90,92,94は、それと向き合う固定コア70,72,74側即ち反噴孔側に吸引されて変位するため、ニードル80が、燃料通路84等の燃圧による力とスプリング96の付勢力とに抗して反噴孔側(図1の上側)に駆動される。これにより、当接部82が弁座44から離座するため、燃料通路84と噴孔46とが連通し、燃料通路84内の燃料が噴孔46から外部に噴射される。即ち、噴孔46が開けられて噴孔46からの燃料噴射が実施される。この後、少なくとも一つのコイル50,52,54への通電を停止すると、それまで通電していたコイル50,52,54による磁気吸引力の発生も止まるため、ニードル80がスプリング96の付勢力により噴孔46側に移動し、当接部82が弁座44に再び着座する。以上により、一回の燃料噴射作動が終了する。
ここで、燃料噴射弁10の燃料噴射作動の一例についてさらに詳しく説明する。
燃料噴射弁10では、一回の燃料噴射を図2のフローチャートに従うようにして実施する。具体的に、まずステップS1では、燃圧センサ68により検出される燃圧(以下、検出燃圧という)Pdが所定の第一閾値Pth1より低いか否かを、ECU66により判定する。ここで第一閾値Pth1は、燃料噴射弁10に供給されて燃料通路84に導かれる燃料の最高圧力(以下、最高燃圧という)Pmaxより低い圧力に設定される。例えば、各コイル50,52,54への通電により発生する磁気吸引力が実質的に同じである場合には、例えば最高燃圧Pmaxの1/3以下の圧力に第一閾値Pth1が設定される。
ステップS1において、検出燃圧Pdが第一閾値Pth1より低いと判定された場合には、ステップS2に移行して、コイル50,52,54のうちいずれか一つのコイル、例えば第一コイル50に通電し、その後、当該通電を停止する。尚、このステップS2において、可動コア90,92,94のうち通電したコイルに対応するいずれか一つの可動コアが確実に変位するように、予め第一閾値Pth1を設定しておく必要がある。
一方、ステップS1において、検出燃圧Pdが第一閾値Pth1以上であると判定された場合には、ステップS3に移行する。
ステップS3では、検出燃圧Pdが所定の第二閾値Pth2より低いか否かを、ECU66により判定する。ここで第二閾値Pth2は、第一閾値Pth1より高く且つ最高燃圧Pmaxより低い圧力に設定される。例えば、各コイル50,52,54への通電により発生する磁気吸引力が実質的に同じである場合には、例えば第一閾値Pth1より高く且つ最高燃圧Pmaxの2/3以下の圧力に第二閾値Pth2が設定される。
ステップS3において、検出燃圧Pdが第二閾値Pth2より低いと判定された場合には、ステップS4に移行して、コイル50,52,54のうち上記ステップS2での通電対象コイルを含んだいずれか二つのコイル、例えば第一コイル50及び第二コイル52に通電し、その後、当該通電を停止する。尚、このステップS4において、可動コア90,92,94のうち通電したコイルに対応するいずれか二つの可動コアが確実に変位するように、予め第二閾値Pth2を設定しておく必要がある。
一方、ステップS3において、検出燃圧Pdが第二閾値Pth2以上であると判定された場合には、ステップS5に移行して、三つ全てのコイル50,52,54に通電し、その後、当該通電を停止する。
以上、ステップS2,S4,S5において所定コイル50,52,54への通電が停止することで、一回の燃料噴射が終了する。
このように燃料噴射弁10では、一回の燃料噴射において三つのコイル50,52,54のうち通電するものの数(以下、通電コイル数という)を、検出燃圧Pdが上昇するほど増加するようにしている。そのため、エンジン始動時等のように燃料通路84の燃圧が低くなるときには通電コイル数を減らすことで、コイル駆動電流及び磁束の両者の発生並びに消滅が過剰に遅れることを防止でき、また形成される各磁気回路の相互干渉を防止できる。これにより、ニードル80の駆動応答性が向上するので、燃料噴射量を精密に調整することが可能になる。しかも、エンジンが継続して運転されて燃料通路84の燃圧が高くなるときには、通電コイル数を増やすことで、ニードル80と共に可動コア90,92,94を変位させるための磁気吸引力を確実に増大できる。以上より、ニードル80及び可動コア90,92,94で構成された弁体を駆動するための力が小さくて済む低燃圧時には通電コイル数を減らし、当該弁体を駆動するのに大きな力が必要となる高燃圧時には通電コイル数を増やすようにしているので、エネルギー効率が高くなる。
さらに、燃料噴射弁10では、三つのコイル50,52,54等により三つの磁気回路がハウジング20の軸方向即ちニードル80の駆動方向に互いに離間して個別に形成されるので、通電コイルの数を増加させたとき各磁気回路の相互干渉を抑制できる。加えて、燃料噴射弁10では、ニードル80の駆動方向の三箇所に装着された可動コア90,92,94に対して、互いに別のコイル50,52,54への通電によって発生させた磁気吸引力を作用させるので、その作用効率が向上する。
尚、上述の実施形態では、通電コイル数を決定するために燃圧センサにより直接検出した燃圧を利用しているが、例えば冷却水温度、エンジン回転数、エンジン負荷又は車両速度に基づき推定した燃圧を利用して通電コイル数を決定してもよい。これは、燃圧が低くなるエンジン始動時等には、冷却水温度及びエンジン回転数が低く、エンジン負荷が小さく、また車両速度が低速となっているため、それら物理量に基づく燃圧の推定が可能となるからである。
また、上述の実施形態では、三つのコイルを備えた燃料噴射弁に本発明を適用した例について説明したが、二つのコイル又は四つ以上のコイルを備えた燃料噴射弁に本発明を適用してもよい。さらに、上述の実施形態では、複数のコイルをニードルの駆動方向に沿って配置して径方向に重ならないようにしているが、複数のコイルを径方向に重なるように配置してもよい。
またさらに、上述の実施形態では、ニードルの駆動方向に並ぶ複数のコイルにより発生した電磁駆動力としての磁気吸引力を、ニードルの駆動方向に作用部として並ぶ複数の可動コアのうち対応するものに作用させている。これに対し、複数のコイルにより発生した電磁駆動力を弁体の同じ作用部に作用させてもよい。
さらにまた、上述の実施形態では、一回の燃料噴射作動中に通電するコイルの数について変化させていない。これに対し、例えば一回の燃料噴射作動中に燃圧が変化した場合に、その燃圧の変化に応じて通電するコイルの数を増減させてもよい。
加えて、上述の実施形態では、直噴式ガソリンエンジン用の燃料噴射弁に本発明を適用した例について説明したが、予混合式ガソリンエンジン用又はディーゼルエンジン用等の燃料噴射弁に本発明を適用してもよい。
また加えて、上述の実施形態では、噴孔を閉じている弁体を燃料通路の燃圧による力に抗して駆動することで噴孔を開くようにした所謂内開式の燃料噴射弁に本発明を適用した。これに対し、複数のコイルを有し、噴孔を開いている弁体を燃料通路の燃圧による力に抗して駆動することで噴孔を閉じるようにした所謂外開式の燃料噴射弁において、燃料通路の燃圧が上昇するほど通電コイル数を増加する技術的思想を採用してもよい。
本発明の一実施形態による燃料噴射弁を示す断面図である。 本発明の一実施形態による燃料噴射弁の燃料噴射作動について説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 燃料噴射弁、46 噴孔、50,52,54 コイル(駆動手段)、60,62,64 駆動回路(駆動手段)、66 ECU(駆動手段)、68 燃圧センサ、70,72,74 固定コア(駆動手段)、 80 ニードル(弁体)、84 燃料通路、90,92,94 可動コア(作用部、弁体)、100,102,104 ステータ

Claims (3)

  1. 噴孔と、
    燃料を前記噴孔側に向かって流す燃料通路と、
    前記燃料通路に収容され、前記噴孔を開閉する弁体と、
    前記噴孔を閉じている前記弁体を前記燃料通路の燃圧による力に抗して駆動することで前記噴孔を開ける駆動手段と、
    を備え、
    前記駆動手段は、前記弁体を駆動する電磁駆動力を発生するための磁気回路を個別に形成する複数のコイルを有し、前記燃料通路の燃圧が上昇するほど通電する前記コイルの数を増加することを特徴とする燃料噴射弁。
  2. 複数の前記磁気回路は、前記弁体の駆動方向に互いに離間して形成されることを特徴とする請求項1に記載の燃料噴射弁。
  3. 前記弁体は、駆動方向の複数箇所に作用部を有し、各前記作用部は、対応する前記コイルへの通電によって発生した電磁駆動力が作用することで変位することを特徴とする請求項2に記載の燃料噴射弁。
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