JP3965364B2 - 車両ホイール用カバーディスク - Google Patents
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Description
本発明は、保持装置を有する車両・ホイール用のカバーディスク(ホイールキャップ)に関し、その保持装置は、適切に位置決めされているカバーディスクを側方から押し付けることによって作動され、それによりカバーディスクをホイールボディに固定する。技術的な環境については、例えばEPO特許出願公開第0310777号明細書(EP0310777A1)又はドイツ特許出願公開第2745072号明細書(DE-OS2745072)に示されている。
【0002】
車両、特に乗用車のホイール・カバーディスクのためには基本的に多数の構成が知られている。この際、これらのカバーディスクは比較的容易にホイール上に固定されるべきであり、定期のホイール交換のために、同様に容易にホイールから取り去られ得るべきであるが、この場合、通常の走行時にはカバーディスクが確実に且つ紛失され得ないように車両・ホイールにおいて保持されるべきである。この際、最も広く普及している固定形式は、保持ラグを有する少なくとも複数の保持タングを用いたクリップ結合であり、それらの保持ラグは固定ショルダ等に係合する。この場合、これらの保持タングは、通常、ホイールカバーに設けられていて、それに対し、固定ショルダ等は車両・ホイール又は所謂ホイールボディに設けられている。
【0003】
これらの公知のカバーディスクは、多少なりとも側方からの強い押し付けによって比較的容易にホイールボディ上に装着され得るが、カバーディスクの取り外しは実質的に適切な工具を使ってのみ可能であり、この際、多くの場合、カバーディスクはネジ回し等を用いてホイールボディからてこの原理で持ち上げられるが、それによってホイールボディもカバーディスクも損傷されることがある。
【0004】
従って、容易に取り付け可能及び取り外し可能であることによって傑出する、保持装置を備えたカバーディスクが提示されるべきである。特に、カバーディスクを工具を用いずに取り外し可能とすべきである(=本発明の課題)。
【0005】
この課題の解決策は、カバーディスクを回さずに(取り付け方向に対して)同方向に再度押し付けることによって保持装置が非作動にされ、それによりカバーディスクがホイールボディから容易に取り去られ得ることによって特徴付けられている。有利な構成及び他の構成は、従属請求項の内容に示されている。
【0006】
本発明に従い、カバーディスクを取り付けるために実施され且つ周知であり既述したように工具を使わないで実行され得る同じ行為又は動きは、カバーディスクが再度ホイールボディに対して押し付けられることにより、取り外しのためにも実施される。その際、このことは、ボールペンの操作、即ち、操作ノブを同じ方向に押圧することにより、ペンから芯が繰り出され、再びペンの中に引き込まれ得るという操作に類似している。この技術的に基本的に周知の原理を利用し、車両・ホイールのカバーディスクが容易に取り付けられるだけではなく、同様に容易に取り外され得るということが提供されている。
【0007】
有利な実施形態では、保持装置が、連結リンクレーン(連結リンク軌道部)並びにこの連結リンクレーン内に(カバーディスクの取り付け時に)案内される止めピンから構成されていて、この場合、これらの要素の一方の要素はホイールボディに、他方の要素はカバーディスクに付設されている。ここで、ホイールボディに対してカバーディスクを備え付ける場合には、止めピンが、その自由端を用い、この止めピンがカバーディスクの初回の押し付けにより連結リンクレーン内の固定ポジション内に到達するように連結リンクレーン内で案内されると、カバーディスクは先ずホイールボディに固定保持されている。その後、再度カバーディスクが押し付けられて止めピンの自由端がその固定ポジションから出てゆき、止めピンを連結リンクレーンから導出する連結リンクレーン・部分内に移行されると、その後、カバーディスクは容易にホイールボディから取り去られ得る。この際、カバーディスクのこの押し付けは追加的な補助手段を使って又はそのような補助手段を使わずに行われ得る。
【0008】
この際、既に取り付けられたカバーディスクがバネ力の克服後だけにホイールボディに対して押し付け可能であると、そのような力作用がないのであれば止めピンはその自由端を用いて固定ポジションに留まり、その結果、車両の通常の走行時にカバーディスクが自動で解除されることはなく、それにより紛失してしまうことはない。更に、克服すべきバネ力は、カバーディスクの再度の押し付け時に止めピンがその自由端を用いて実際に連結リンクレーンの固定ポジションから、最終的には連結リンクレーンから導出する所望の連結リンクレーン・部分に到達することを結果としてもたらし得る。また、最後に述べた動きも前述の克服すべきバネ力により援助される。
【0009】
この関連では、このバネ力を提供するために独自のバネ要素が設けられ得て、このバネ要素が、適切な箇所に、例えばコイル圧縮バネとして形成されていてカバーディスクとホイールボディとの間に配設され得るということが指摘される。しかし、有利な機能統合の意味では、カバーディスク自体が、バネのように弾力のあるように、即ち弾性的に、例えばダイヤフラムの形式で形成され得て、従って言わば皿バネとして作用し得る。この際、カバーディスクは少なくともその周の部分を用いてホイールボディで支持されて得て、それに対し、例えばカバーディスクの中央部又は他の周部分には保持装置が設けられていて、このことは、最後に述べた(1つの又は場合によっては複数の)領域内で、カバーディスクとホイールボディとの間の所望の相対運動が可能であることを要求する。
【0010】
止めピンがカバーディスクに固定されている場合、前記の連結リンクレーンは車両・ホイール又はホイールボディに付設されていることになる。実質的に通常のホイールボディの使用を可能にするためには、連結リンクレーンを別個の構成部材、即ち特有の所謂ホイールハブインサートに設け、この別個の構成部材又はホイールハブインサートがホイールボディ内に嵌め込み可能であることが提案される。この際、構成上、そのような構成部材内に連結リンクレーンを提供することは、そこに所謂止めピンを取り付けることよりも容易である。止めピンは、より容易に、また特に例えば所謂環状セグメント・突起部によって保護され、カバーディスクにおいてホイールボディ側の内側に取り付けられ得る。因みに、カバーディスクにおける止めピンのこの固定部、及び/又は、止めピン自体は、少なくとも僅かに柔軟性をもっていて、その理由は、それにより止めピンが、その自由端を用い、所望の機能の観点で、必然的に曲がって経過している連結リンクレーンに最適な状態で導かれ得るためである。
【0011】
当然のことであるが、既述の追加的な別個の構成部材、即ちホイールハブインサートを適切な方式で車両・ホイール或いは車両・ホイールの所謂ホイールボディに固定することが必要である。このことは、このホイールハブインサートが少なくとも僅かに弾性的に形成されている保持ラグを介してホイールボディ内で保持される場合に特に容易に行われ、この際、有利にはホイールハブインサートの容易な交換も、必要とされる場合には可能である。提案されているホイールハブインサートとカバーディスクとの間のこの結合技術をロックするために、カバーディスクは、そのホイールボディ側において所謂環状セグメント・突起部を有し、この環状セグメント・突起部は、組み立てられた状態で、ホイールハブインサートをホイールボディに対して解除しようとする保持ラグの運動を防止する。この際、このような環状セグメント・突起部は更に第2の機能を担い得て、即ち、ホイールボディ又はホイールハブインサートに関する組み立て時にカバーディスクを案内する或いはセンタリングすることである。
【0012】
この関連で付言すべきこととして、本発明による保持装置(止めピンと連結リンクレーンから成る)は、基本的には1つで十分であるが、より確実な固定並びにより確実な組み立てのためには(対称性の観点においても)好ましくは互いに実質的に直径上で対向して位置する2つの止めピンがこれらに割り当てられる連結リンクレーンと共に設けられ得るということがある。
【0013】
最も好ましくない状況に遭遇した場合として、もしも、既述したように、カバーディスクの取り外しのために、カバーディスクがホイールボディに対して押し付けら、その際に特定の行程分だけホイールボディに対して移動されるだけであれば、本発明に従うカバーディスクは、そのために権限の与えられていない人物により又はそれどころか側方からの石の衝突によってもホイールボディから比較的容易に取り去られてしまう。このことを防止するために、有利な構成の意味において、カバーディスクには、正確な押し付け時にのみ克服可能なロック要素が設けられ得て、このロック要素は、カバーディスクの不正確な押し付け時には、このカバーディスクがホイールボディから容易に取り去られ得るように移動されてしまうことを防止する。
【0014】
従って、所謂「遮断装置」又はそれに類似する装置が設けられ得て、この遮断装置は、資格のない又は意図しないカバーディスクの取り去りを防止する。本発明に従う適切なロック要素の形式を有するこの「遮断装置」は、他方では比較的容易に且つ特に特殊工具を用いずにブリッジされるべきである。この要求のためには、容易に考慮できることであるが、カバーディスクの押し付けが極めて特有の方法で行われなくてはならなく、それは、成功するため、即ち、僅かな移動による押し付けの後にカバーディスクをホイールボディから容易に取り去ることを可能にするためである。このことは、カバーディスクとホイールボディとの間の保持装置がカバーディスクのそのような移動によって解除されたことを前提とし、この解除は、カバーディスクがホイールボディに対する押し付け時に特定の最低行程分だけホイールボディに対して変位された場合にだけ行われるべきである。つまり、カバーディスクを誤って押し付けた場合、即ちカバーディスクを不正確に押し付けた場合に、カバーディスクが前記の最低行程分だけホイールボディに対して変位されることを本発明に従うロック要素が防止すると、この場合、カバーディスクは、所望とおりに、ホイールボディからも取り去られず、その理由は、前記の保持装置が解除され得なかったためである。
【0015】
提案されているロック要素は、様々な作用原理を基礎にして作動し得る。好ましくは、2つの構成部材にして、これらの構成部材のうち一方はカバーディスクに固定されていて他方は最終的にホイールボディに固定されているという2つの構成部材が、カバーディスクが不正確な方式でホイールボディに対して押し付けられる場合に、常に互いにかみ合って動かなくなる。この際、この所謂かみ合いによるロックは、広い意味で理解されべきもので、互いの形状で拘束し合うこと(形状拘束)、及び/又は、摩擦によって互いに拘束し合うこと(摩擦拘束)で行われる。ロック要素がペアの嵌合要素として形成されている場合には摩擦拘束が容易に利用され得て、この場合、視覚的並びに機能的な理由からカバーディスクにおいてホイールボディ側に設けられていてカバーディスクに対して実質的に垂直に指向されている第1嵌合要素が、狭い嵌め合いのもとで、最終的にホイールボディに固定されている第2嵌合要素内又は第2嵌合要素上に挿入可能である。
【0016】
カバーディスクの前記の正確な押し付けに関して述べると、その押し付けに基づき、カバーディスクとホイールボディとの間の保持装置が結果として非作動にされるように経過してゆくカバーディスクの移動が可能とされ、このことは、特に、カバーディスクがホイール面或いはカバーディスク・面に対して正確に垂直に、即ち正確にホイール軸線の方向に押し付けられる場合に成される。このことは、通常のようにホイールに対して中心に取り付けられている好ましくは円形状のカバーディスクが正確にその(円)中心点で適切な押し付け圧力を用いて付勢される場合か、又は、この押し付け圧力が、カバーディスクをホイールボディに対して押し付けるために、カバーディスクの縁領域において互いに正確に直径上に対向して位置する2つの箇所に施される場合に達成され得る。この関連では、ロック要素としてペアの嵌合要素を使用する際、円形状のカバーディスクの周に渡って見て、180°互いにずらされて2つのペアの嵌合要素が設けられている場合に特に確実なものとされる。この場合、これらの嵌合要素・ペアは次のように設計され得る。即ち、ホイールボディに対してカバーディスクを押し付けるための押し付け圧力がこれらの嵌合要素・ペアの領域内に施される場合にだけ、これらの嵌合要素・ペアが、保持装置の非作動のために必要不可欠なカバーディスクの移動或いは変位運動を可能にするようにである。
【0017】
本発明によるロック要素として互いに共同作用する嵌合要素の、容易ではあるが信頼性のある有利な構成は、嵌合要素の一方が、横断面で長方形のピンの形式で、他方の嵌合要素が、そのピンを少なくとも互いに対向して位置する側面の間で案内する構造体として形成されている場合に得られる。比喩的に述べると、そのためにこの嵌合要素・ペアは例えばマッチ箱のように構成され得て、この際、マッチを収容する内側の箱部分が、長方形の横断面を有し「ピン」としてカバーディスクに結合されていて、ホイールボディに対してカバーディスクを押し付ける際に、所謂「構造体」として前記の「ピン」を案内し且つ最終的にホイールボディに固定されている外側の箱・包囲部分内に挿入される。この際、最終的にホイールボディに固定されている構造体、或いは、全般的に言うと、最終的にホイールボディに固定されている、本発明に従うロック要素の(第2)嵌合要素は、必ずしもホイールボディに直接的に固定されている必要はないということが付言されるべきである。更に、この第2嵌合要素(或いはピンを案内する前記の構造体)は、カバーディスクとホイールボディとの間の中間要素にも設けられ得て、この中間要素は、例えばカバーディスクとそれに付属する保持装置を直接的に支持し、この中間要素の方は適切にホイールボディに固定されている。このことは所謂ホイールハブインサートの形式として既に記述されている。
【0018】
前記の嵌合要素・ペアにおける製造・誤差に対する要求を極端に増大させ得ないために、この嵌合要素・ペアは、カバーディスクの部分的な移動の後に更にきつく狭められた嵌め合い部が提供されるように構成されている。このことは、カバーディスクがホイールボディに対して完全に正確にホイール軸線の方向に押し付けられた場合だけに実際にこれらの嵌合要素間におけるスムーズな動きが保証されていることを確実にする。それに対して僅かに傾斜して力が導入される場合には既に嵌合要素がこれらの嵌合要素の狭められた嵌め合い部において互いにかみ合って動かなくなり、それにより、カバーディスクとホイールボディとの間の保持装置を解除する方向におけるカバーディスクの更なる移動が防止される。
【0019】
次に、有利な実施例に基づき、本発明を更に詳細に説明する。この際、添付の図1は、車両・ホイールの部分・縦断面図を示し、この車両・ホイール内には上述のホイールハブインサートが設けられていて、このホイールハブインサート上或いはこのホイールハブインサート内には、車両・ホイールの横に描かれているカバーディスクが装着される。図2は、図1による図に対応し、カバーディスクが取り付けられた状況を示している。図3による図、即ち、連結リンクレーンを有するホイールハブインサートだけが断面図として並びに連結リンクレーン内に案内されている止めピンが描かれている図からは、カバーディスクを取り外す際の状況が見て取れる。図4には、所謂ホイールハブインサートが斜視図として描かれている。図5による図、即ち、ホイールボディ並びにホイールハブインサートを図1に対してホイール軸線を中心に回転された部分・縦断面図として示す図からは、ホイールハブインサートがホイールボディに固定されている様子が見て取れる。図6は、図1のA−A線による詳細断面図を示している。図7は、前記の図に対する補足として、所謂ロック手段又は「遮断装置」を示している。この際、後方内側からのカバーディスクの3D外観だけが描かれている。図8aから図8cは、各々、「遮断装置」として機能するロック要素を形成するペアの嵌合要素の断面図を、ホイールボディ或いはこのホイールボディに装着された中間要素に対するカバーディスクの異なる3つのポジションで示していて、その中間要素は、嵌合要素・ペアの第2嵌合要素を支持している。また、本発明の本質は、基本的に、更に詳細に説明される全体の構成要件であり得る。
【0020】
先ず、図1及び図2に関し、車両・ホイール、特に乗用車のホイールにおいて、部分的にだけ描かれているホイールボディ2の回転軸線が符号1で示されている。このホイールボディ2上にはサイドにホイール・カバーディスク(ホイールキャップ)3が容易な方式で装着され、このカバーディスク3は同様に容易な方式で(特に工具を利用することなく)ホイールボディ2から再び取り外され得る。そのために、互いに直径上で対向して位置する2つの保持装置が設けられていて、これらの保持装置は、各々、止めピン4並びに連結リンクレーン(連結リンク軌道部)5から構成されている。
【0021】
カバーディスク3においてホイールボディ2側の所謂内側には、回転軸線1と同軸に、またこの際に互いに直径上で対向して位置するように、2つの環状セグメント・突起部6が設けられていて、この際、これらの一致する環状セグメント・突起部6により形成されている円形リングの直径は、ホイールボディ2内のホイールハブ・貫通穴7にほぼ適合されている。これらの両方の環状セグメント・突起部6の間には、互いに実質的に直径上で対向して位置する2つの所謂止めピン4がカバーディスク3の内側に固定されていて、これらの止めピン4は、ほぼ回転軸線1の方向に延びている。この固定部或いは止めピン4の固定部には比較的柔軟性があり、即ち、各止めピン4は、言わばバネのように弾力のあるように、即ち弾性的にカバーディスク3に結合されている。止めピン4の自由端4aには、図6から見て取れるように、一直線に並び且つ回転軸線1に対して垂直に外方に向かって配設されている2つの保持ピン4bが設けられている。
【0022】
各保持装置の他方の構成部材は連結リンクレーン5であり、この際、2つの連結リンクレーン5は、止めピン4に対応して実質的に直径上に対向して互いに位置するように、外側では円形シリンダ状で且つこの際に実質的に環形状のホイールハブインサート8における内面に接して又は内面内に設けられている。連結リンクレーン5の構成は図4から最も良く見て取れる。これらの連結リンクレーン5は、ホイールハブインサート8においてより肉厚の壁部分8aから出てゆくように形成されていて、所謂導入・部分5a、所謂固定ポジション5b、並びに所謂導出・部分5cを有する(図3も参照)。(図1において回転軸線1の高さにある)スタートポジションSから始まる導入・部分5a、及び導出・部分5cは、回転軸線1に対してランプ形状に傾けられていて、この際、図1による図では、部分5aが回転軸線1の上側に、部分5cが回転軸線1の下側に位置している。それらの間には所謂固定ポジション5bが位置し、この固定ポジション5bは、この図では僅かに回転軸線1の上側に位置している。この固定ポジション5bは、連結リンクレーン5内の言わば転換点を表している。この際、連結リンクレーン5或いはこの順番でつながっている連結リンクレーン5の部分5a、5b、5cは、外側ではより肉厚の壁部分8aによって完全に又は部分的に境界付けられ、内側では所謂案内部材8bによって境界付けられ、また、この案内部材8bは、より肉厚の壁部分8aの構成部材でもある。
【0023】
次の説明に関し、図1から最も良く見て取れるように、ホイールハブインサート8は、円形状の横断面を有する既述のホイールハブ・貫通穴7内に嵌め込まれている。ここでカバーディスク3は、矢印方向9に従い、次のように側方からホイールボディ2上に装着される。即ち、各止めピン4が、自由端4aに設けられているその保持ピン4bを用い、割り当てられている連結リンクレーン5内或いは連結リンクレーン5の導入・部分5a内に挿入されるようにである。この際、カバーディスク3は、既述の環状セグメント・突起部6及びその所謂平坦部6a(図6参照)によってセンタリングされる或いは適切に案内される。この際、それらの平坦部6aは、それらの外面を用い、割り当てられているホイールハブインサート8の内面に沿ってスライドする。矢印方向9に従うこの差込運動により、カバーディスク3は最終的に図2に示されているポジションに到達し、このポジションは取り付けられた状態を再現している。この際、各止めピン4の各保持ピン4bは、割り当てられている連結リンクレーン5内において既述の固定ポジション5b内に位置し、この際、このポジションは、外周部3aを用いて既にホイールボディ2に接触しているカバーディスク3が止めピン4の領域において矢印方向9に従って更に押し付けられる場合に初めてとられることになる。この際、カバーディスク3自体は従ってダイヤフラムバネ或いは皿バネとして作用し、このダイヤフラムバネ或いは皿バネは、図2による取り付けられた状態、即ち(その際に緊張固定される)各止めピン4の自由端4aにおける保持ピン4bが固定ポジション5b内に位置する場合に、言わば予め負荷のかけられた状態(プリロードされた状態)となっている。
【0024】
カバーディスク3を取り外す場合の状況は図3で最も良く表されている。そのために、図3では描かれていない或いはその止めピン4だけが描かれているカバーディスク3は、再び矢印方向9に従い、実質的に両方の止めピン4の領域において、ホイールボディ2或いはホイールボディ2内に設けられているホイールハブインサート8に対して押し付けられる。その結果として得られる矢印方向9に従う止めピン4の変位運動(この変位運動は、言わば予め負荷のかけられた状態のカバーディスク3における既述の弾性特性によって可能とされる)により、所謂(図1に対応する)ゼロ位置から逸れていることによって予め負荷のかけられている止めピン4における各自由端4aは、連結リンクレーン5の固定ポジション5bから出て行き、連結リンクレーン5の導出・部分5c内に移行され、その後、カバーディスク3が、第1には説明したバネ作用に基づき、第2には手動でも、矢印方向9とは反対方向にホイールボディ2から取り去られる、即ち、ホイールハブインサート8から取り除かれる。この際、止めピン4の自由端4aにおける保持ピン4bは、連結リンクレーン5の導出・部分5c内で矢印10に従って移動する。
【0025】
ホイールハブインサート8がホイールボディ2内或いはホイールボディ2のホイールハブ・貫通穴7内でいかに保持されるかは、図5から最も良く見て取れる。ホイールハブインサート8の壁部から、全部で4つの箇所で且つこの際に互いにペアを成して直径上で対向して位置するように保持ラグ11(図1及び図4も参照)が作り出されていて、これらの保持ラグ11は、外側で円形シリンダ状のホイールハブインサート8の外面を超え、バネのように弾力のあるように突出する。図5で示されているように、これらの弾性的な保持ラグ11は、取り付けられた状態において、ホイールハブ・貫通穴7内でホイールボディ2の対応的な環形状の突出部12に係合する。従って、ホイールハブインサート8は、その縁ウェブ8cと共に作用し、ホイールボディ2に対して(少なくとも回転軸線1の方向で)移動することはなく、これは、弾性的な保持ラグ11が半径方向で内側に向かって回転軸線1に向かって逸らされ得ない場合であり、このことは、図示されているように、カバーディスク3が取り付けられた場合に保持ラグ11の領域でこれらの保持ラグ11内に位置している、カバーディスク3の両方の環状セグメント・突起部6により防止されている。それに対し、カバーディスク3が取り付けられていない場合にはホイールハブインサート8も矢印方向9とは反対方向に取り外され得て、その理由は、適切な引張力を施すことにより、保持ラグ11が半径方向に僅かに内方に移動するためである。また逆に、当然のことであるが、ホイールハブインサート8の取り付けも可能である。因みに、望まれる場合又は必要な場合には、カバーディスク3とホイールハブインサート8との間において周方向の所定のオリエンテーション(位置決め基準点)が予め設定され得る又は設けられ得る。
【0026】
本発明に従うカバーディスク3は、図示されて詳細に説明された保持装置(実質的に、両方の止めピン4とそれらに割り当てられている連結リンクレーン5とから成る)を用い、容易に取り付け可能であるばかりか、特に同様に容易に取り外し可能である。これらの両方の工程のためには、カバーディスク3上、例えば止めピン4の領域に、矢印方向9に従う押し付け力が施されるだけでよい。
【0027】
更に図7、図8a〜図8cに基づき、有利な他の構成を説明する。即ち、ここでは2つのロック要素の形式を有する所謂遮断装置に関してであり、それらのロック要素は、所謂嵌合要素により形成され、カバーディスクが正確に押し付けられた場合にだけ、次のように移動され得ることを保証する。即ち、正確な押し付けの後にこのカバーディスクがホイールボディから容易に取り去られ得るようにである。先ず、図7では、それまでの図面に対応し、符号1を用い、非図示の車両・ホイールの回転軸線が示されていて、この際、車両・ホイールの所謂ホイールボディ上にはカバーディスク3が装着され得て、ここで図示されたカバーディスク3では、実質的に裏側或いは内側、即ち非図示のホイールボディ側が見て取れる。この際、回転軸線1は、カバーディスク3のセンタ或いは中心点を通じて延びていて、カバーディスク3によって描かれる面上で垂直に立っている。
【0028】
カバーディスク3の内側から、既に詳細に説明したように、2つの止めピン4が回転軸線1に対して実質的に平行に且つ内方に即ちホイールボディに向かって突出している。各止めピン4の自由端にはこの止めピン4に対して垂直に保持ピン4bが設けられている。止めピン4のこの保持ピン4bは連結リンクレーンと共に作用し、この連結リンクレーンは、ホイールボディに固定されていて図7では非図示の所謂ホイールハブインサート内に設けられていて、その止めピン4或いはそれらの止めピン4及び保持ピン4bと共に、ホイールボディにおけるカバーディスク3のための保持装置を形成する。この際、前記の連結リンクレーンは次のように構成されている。即ち、保持装置がカバーディスク3の押し付けによりホイールボディに対して作動され、その結果、カバーディスクがホイールボディに固定されていて、カバーディスクを同じ方向に再度押し付けることによりホイールボディに向かってカバーディスクが押し付けと同時に移動して保持装置が非作動にされ、その結果、その後にカバーディスク3がホイールボディから容易に取り去られ得るようにである。
【0029】
両方の止めピン4の他に、図7で示されているように、カバーディスク3の内側から同様に回転軸線1に対して平行に2つの所謂第1嵌合要素13が突出していて、これらの第1嵌合要素13は、カバーディスク・中心点から離れて互いに直径上で対向して位置するように、即ち円形状のカバーディスクの周に渡って見て180°互いにずらされて配設されている。これらの嵌合要素13のそれぞれは、長方形の横断面を有する溝形状の構造体を形成し、この際、この「溝」は回転軸線1に対して正確に平行に延びている。各嵌合要素13のこの溝内には第2嵌合要素14が突出し、この第2嵌合要素14は、言わば対応的な著方形の横断面を有するピンとして形成されている。この第2嵌合要素14は、図8a〜図8cにだけ描かれていて、この際、これらの図8a〜図8cは、図7内(図7には第2嵌合要素14は描かれていない)のX−X線による嵌合要素13の断面図を示している。
【0030】
図8a〜図8cだけから見て取れる第2嵌合要素14は、この第2嵌合要素14の主要部分において(実質的に)長方形の横断面を有するピンの形式を有し、最終的には、ホイールキャリア、ここでは前々段落で述べたホイールハブインサートに固定されている或いは設けられている。この際、このピン状の第2嵌合要素14は所謂ホイール構造体16により十分な間隔をもって包囲されているが、このホイール構造体16は、所謂ロック要素15として互いに共同して作用する両方の嵌合要素13、14の実質的な機能にとって必ずしも必要なものではない。
【0031】
図8a〜図8cでは、カバーディスク3、従ってこのカバーディスク3に固定されている第1嵌合要素13が、前記の保持装置を非作動にするためにホイールボディに対して押し付けられ、その際にこのホイールボディに向かって移動される場合に、両方の嵌合要素13、14の相対位置が互いに如何に変化するかが順を追って描かれている。嵌合要素13のこの変位運動(摺動運動)或いは移動により、ピンとして形成されている第2嵌合要素14は第1嵌合要素13の「溝」内に挿入される。この際「溝」或いは第1嵌合要素13を形成する構造体は、第2嵌合要素14の形式の「ピン」を、図示されているように互いに対向して位置する側面の間で案内する。
【0032】
この際、両方の嵌合要素13、14の間の嵌め合いは、次のように狭く即ち密接に寸法決定されている。即ち、カバーディスク3が正確に回転軸線1の方向に押し付けられる場合にだけ、図8a〜8cの順番で描かれている移動が可能となるようにである。図示されているように、2つのそのようなペアの嵌合要素13、14がカバーディスク3の周に渡って互いに180°ずらされて設けられていると、ホイールボディに対してカバーディスク3を正確に押し付けるという前記の前提条件は、カバーディスク3の(図7では見ることのできない)外側に対する適切な押し付け圧力が、次のような領域内、即ちそれらの領域の後側で嵌合要素13がカバーディスク3の内側から突出している領域内に正確に施される場合にだけ、実質的に満たされ得て、この際、追加的に、全押し付け圧力はこれらの両方の箇所に均等に配分されなくてはならない。それに対し、この要求が満たされない場合、即ち、カバーディスク3が外方から均等ではなく又は間違った箇所を介してホイールボディに対して押圧される場合、その際には「斜めの」負荷に基づき、嵌合要素・ペアの両方の嵌合要素13、14は、互いにかみ合って動かなくなり、つまり、自己制止が生じ、カバーディスク3がそれ以上ホイールボディに向かって移動されず或いは嵌合要素14がそれ以上嵌合要素13内に挿入され得ないほど強く互いに擦られる。まとめると、従って、嵌合要素13、14(或いは対応する嵌合要素・ペア)はロック要素15を形成し、このロック要素15は、ホイールボディに対してカバーディスク3が不正確に押し付けられた場合にこのカバーディスク3がホイールボディから容易に取り去られ得るように移動されてしまうことを防止する。
【0033】
図8a〜図8cより見て取れるように、嵌合要素14は、カバーディスク3の部分的な移動の後に更にきつく狭められた嵌め合い部が提供されるように、即ち、カバーディスク3の部分的な移動の後に嵌め合いが狭められて更にきつい状態になるように構成されている。長方形の「ピン」の横断面は、その「下側」の領域「U」で、その自由端の領域「O」よりも僅かに大きい。カバーディスク3がホイールボディに取り付けられている場合には「上側」の領域「O」において第1嵌合要素13が絶えず第2嵌合要素に接しているのに対し、「下側」の領域「U」では、カバーディスク3、従って第1嵌合要素13がホイールボディに向かって特定の行程分だけ既に移動された即ち「押し付け」られた場合にだけ、第1嵌合要素13が第2嵌合要素14と接触することになる。カバーディスク3及びそれと共に嵌合要素13の、カバーディスクとホイールボディとの間の前記の保持装置を解除するために必要不可欠なより強い移動或いは押し付けは、カバーディスク3が既述したようにホイールボディに対してホイール軸線1の方向に完全に正確に押し付けられた場合にだけ可能であり、その理由は、その場合にだけ嵌合要素13、14の間のスムーズな動きが保証されているためである。
【0034】
従って、嵌合要素13、14によって形成されているロック要素15或いはここでは両方のロック要素15は、カバーディスク3を正確に押し付ける場合にだけ前記の保持装置の解除を可能にし、それに対し、僅かに斜めの力を導入してしまった場合には常に嵌合要素13、14が互いにかみ合って動かなくなり、それによりカバーディスクとホイールボディとの間の保持装置を解除する方向にカバーディスク3を更に移動することが防止される。この際、紹介したロック装置15は、確実に機能を実行すると共に、容易であり、重量の節約に貢献し且つ低コストである構造によって傑出し、この際、更に指摘されるべきこととして、特に構成上の形式における多数の詳細が、特許請求項の内容を逸脱することなく、図示された実施例から変形されて構成され得ることを挙げる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、車両・ホイールの部分・縦断面を示す図である。
【図2】 図2は、カバーディスクが取り付けられた状況を示す、図1に対応する図である。
【図3】 図3は、カバーディスクを取り外す際の状況を示す図であり、連結リンクレーンを有するホイールハブインサートだけが断面図として並びに連結リンクレーン内に案内されている止めピンが描かれている図である。
【図4】 図4は、斜視図としてホイールハブインサートを示す図である。
【図5】 図5は、ホイールボディ並びにホイールハブインサートを図1に対してホイール軸線を中心に回転された部分・縦断面図として示す図であり、ホイールハブインサートがホイールボディに固定されている様子を示す図である。
【図6】 図6は、図1のA−A線による詳細断面を示す図である。
【図7】 図7は、ロック手段又は「遮断装置」を示す図である。
【図8】 図8aから図8cは、各々、「遮断装置」として機能するロック要素を形成するペアの嵌合要素の断面を、ホイールボディ或いはこのホイールボディに装着された中間要素に対するカバーディスクの異なる3つのポジションで示す図である。
【符号の説明】
1 回転軸線
2 ホイールボディ
3 カバーディスク(ホイールキャップ)
3a 外周(カバーディスク3の)
4 止めピン
4a 自由端(止めピン4の)
4b 保持ピン(自由端4aにおける)
5 連結リンクレーン
5a 導入・部分
5b 固定ポジション
5c 導出・部分
6 環状セグメント・突起部
6a 平坦部(環状セグメント・突起部6の)
7 ホイールハブ・貫通穴(ホイールボディ2内)
8 ホイールハブインサート
8a より肉厚の壁部分(ホイールハブインサート8の)
8b 案内部材
8c 縁ウェブ
9 矢印方向
10 矢印方向
11 保持ラグ
12 突出部(ホイールハブ・貫通穴7内のホイールボディ2における)
13 嵌合要素
14 嵌合要素
15 ロック要素
16 縁構造体
O ピン形状の嵌合要素14の上領域
U ピン形状の嵌合要素14の下領域
S 導入・部分5aにおけるスタートポジション。自由端4aの所謂ゼロ位置(図1)に一致する。
Claims (12)
- 保持装置を有する車両・ホイール用のカバーディスクであって、その保持装置が、適切に位置決めされているカバーディスク(3)を回さずに側方から押し付けることによって作動され、それによりカバーディスク(3)をホイールボディ(2)に固定する、前記カバーディスクにおいて、
カバーディスク(3)を回さずに同方向に再度押し付けることによって保持装置が非作動にされ、それによりカバーディスク(3)がホイールボディ(2)から容易に取り去られ得ることを特徴とするカバーディスク。 - 保持装置の要素が、連結リンクレーン(5)並びにこの連結リンクレーン(5)内にカバーディスク(3)の取り付け時に案内される止めピン(4)であり、更には、これらの要素の一方の要素がホイールボディ(2)に、他方の要素がカバーディスク(3)に付設されていること、更に、ホイールボディ(2)に対してカバーディスク(3)を備え付ける場合には、止めピン(4)が、その自由端(4a)を用い、この止めピン(4)がカバーディスク(3)の初回の押し付けにより連結リンクレーン(5)内の固定ポジション(5b)内に到達するように連結リンクレーン(5)内で案内されること、更に、カバーディスク(3)を再度押し付ける場合には、止めピン(4)の自由端(4a)が、その固定ポジション(5b)から出てゆき連結リンクレーン・部分(5c)内に移行され、この連結リンクレーン・部分(5c)を介して止めピン(4)が連結リンクレーン(5)から導出可能であることを特徴とする、請求項1に記載の、保持装置を有するカバーディスク。
- カバーディスク(3)が、少なくともその周の部分を用いてホイールボディ(2)で支持されていて、それに対し、保持装置がカバーディスク(3)の中央部に設けられていて、それにより、カバーディスク(3)の中央の領域をホイールボディ(2)に対して押し付けることでカバーディスク(3)が皿バネのように作用し、従ってこの押し付けとは反対方向にバネ力が向けられていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の、保持装置を有するカバーディスク。
- 止めピン(4)がカバーディスク(3)に固定されていて、更には、この固定部及び/又は止めピン(4)自体が少なくとも僅かに柔軟性をもっていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の、保持装置を有するカバーディスク。
- 連結リンクレーン(5)がホイールハブインサート(8)内に設けられていて、このホイールハブインサート(8)がホイールボディ(2)内に嵌め込み可能であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の、保持装置を有するカバーディスク。
- ホイールハブインサート(8)が、少なくとも僅かに弾性的に形成されている保持ラグ(11)を介してホイールボディ(2)内で保持され、更には、取り付けられたカバーディスク(3)が、少なくとも1つの環状セグメント・突起部(6)を用い、ホイールハブインサート(8)をホイールボディ(2)に対して解除しようとする保持ラグ(11)の運動を防止することを特徴とする、請求項5に記載の、保持装置を有するカバーディスク。
- 互いに実質的に直径上で対向して位置する2つの止めピン(4)が、これらに割り当てられる連結リンクレーン(5)と共に設けられていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の、保持装置を有するカバーディスク。
- カバーディスク(3)には、正確な押し付け時にのみ克服可能なロック要素(15)が設けられていて、このロック要素(15)が、カバーディスク(3)の不正確な押し付け時には、このカバーディスク(3)がホイールボディ(2)から容易に取り去られ得るように移動されてしまうことを防止することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のカバーディスク。
- ロック要素(15)がペアの嵌合要素(13、14)として形成されていて、更には、カバーディスク(3)においてホイールボディ(2)側に設けられていて且つカバーディスク(3)に対して実質的に垂直に指向されている第1嵌合要素(13)が、狭い嵌め合いのもとで、最終的にホイールボディ(2)に固定されている第2嵌合要素(14)内又は第2嵌合要素(14)上に挿入可能であることを特徴とする、請求項8に記載のカバーディスク。
- 嵌合要素の一方の嵌合要素(14)が、横断面で長方形のピンの形式で、他方の嵌合要素(13)が、そのピンを少なくとも互いに対向して位置する側面の間で案内する構造体として形成されていることを特徴とする、請求項9に記載のカバーディスク。
- 実質的に円形状のカバーディスク(3)の周に渡って見て、180°互いにずらされて2つのペアの嵌合要素(13、14)が設けられていることを特徴とする、請求項9又は10に記載のカバーディスク。
- 嵌合要素・ペアの嵌合要素の少なくとも1つ(14)が、カバーディスク(3)の部分的な移動の後に更にきつく狭められた嵌め合い部が提供されるように構成されていることを特徴とする、請求項9〜11のいずれか一項に記載のカバーディスク。
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