JP3948876B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、蓄冷剤を用いて貯蔵室を低温に保つ冷却貯蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種冷却貯蔵庫は、例えば低温物品輸送システムにおいて用いられる。この物流システムにおいて、冷却貯蔵庫の輸送中は交流電源が使用できないため、冷却貯蔵庫にバッテリを搭載し、冷却貯蔵庫の断熱箱体内には蓄冷剤が配設され、この蓄冷剤の融解潜熱により冷却された冷気を前記バッテリから給電される直流(DC)送風機によって貯蔵室に循環し、冷却している。
【0003】
また、貯蔵室内には、貯蔵室内の温度を検出する温度検出手段が設けられており、この温度検出手段の出力により貯蔵室内を所定の温度、即ち、冷凍または冷蔵の温度に冷却している。
【0004】
しかしながら、上述の如く冷却貯蔵庫内は一つの温度帯しか設けられていないため、物品が少量であっても冷凍及び冷蔵の両者の物品がある場合には、冷凍用及び冷蔵用の二台の冷却貯蔵庫を配送手段に搭載しなければ成らなかった。
【0005】
そこで、冷凍及び冷蔵の両者の物品を一台の冷却貯蔵庫にて収容するために、冷却貯蔵庫の貯蔵室内に仕切板を設け冷凍室及び冷蔵室を形成し、冷凍室内を前記蓄冷剤の融解潜熱によって冷却する冷却貯蔵庫がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の一つの温度帯のみの冷却貯蔵庫では、上述の如く物品が少量であっても冷凍及び冷蔵の両者の物品がある場合には、冷凍用及び冷蔵用の二台の冷却貯蔵庫を配送手段に搭載しなければならず、利便性に欠けていた。また、従来の二つの温度帯を有する冷却貯蔵庫では、固定された仕切板が設けられていたため、繁忙期などの一方の温度帯の物品のみを収納を希望する場合に、仕切板が邪魔となる問題があった。
【0007】
そこで本発明は係る従来の課題を解決するために成されたものであり、一台の冷却貯蔵庫にて、貯蔵室内に二温度帯を形成することができると共に、使用目的に応じて貯蔵室内を一温度帯とすることができる冷却貯蔵庫を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、断熱箱体内に貯蔵室を構成し、蓄冷剤の融解潜熱によって貯蔵室内を冷却して成るものであって、貯蔵室内を複数室に区画する着脱可能な仕切板と、区画された各室それぞれに蓄冷剤にて冷却された冷気を供給するダクトと、各室それぞれの温度を調節する温度調節手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
本発明によれば、断熱箱体内に貯蔵室を構成し、蓄冷剤の融解潜熱によって貯蔵室内を冷却して成る冷却貯蔵庫において、貯蔵室内を複数室に区画する着脱可能な仕切板と、区画された各室に蓄冷剤にて冷却された冷気を供給するダクトと、各室の温度を調節する温度調節手段とを備えたので、貯蔵室内に異なる温度帯にて冷却を必要とする収納物を収納することができるようになる。
【0010】
また、貯蔵室内を複数室に区画する仕切板は着脱可能とされているため、使用目的に応じて仕切板を取り外すことにより、目的の温度帯の室の収納空間を拡張することができるようになる。
【0011】
請求項2の発明の冷却貯蔵庫は、請求項1の発明に加えて温度調節手段は、仕切板にて区画された各室にそれぞれ冷気を供給するための送風機と、各室の温度をそれぞれ検出する温度検出手段と、これら温度検出手段の出力に基づいて各送風機の運転を制御する制御手段とを備えて構成されていることを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて温度調節手段は、仕切板にて区画された各室にそれぞれ冷気を供給するための送風機と、各室の温度をそれぞれ検出する温度検出手段と、これら温度検出手段の出力に基づいて各送風機の運転を制御する制御手段とを備えて構成されているので、各送風機の運転を制御することによって各室を目的の温度に設定することができるようになる。
【0013】
請求項3の発明の冷却貯蔵庫は、請求項2の発明に加えて仕切板の有無を検出する仕切板検出手段を設け、制御手段は、この仕切板検出手段により検出される仕切板の有無により、制御方式を変更することを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明に加えて仕切板の有無を検出する仕切板検出手段を設け、制御手段は、この仕切板検出手段により検出される仕切板の有無により、制御方式を変更するので、仕切板の有無に応じて各室の温度制御をすることができるようになる。
【0015】
請求項4の発明の冷却貯蔵庫は、請求項3の発明に加えて制御手段は、仕切板が存在しない場合、何れかの温度検出手段の出力に基づいて貯蔵室内の温度調節を行なうことを特徴とする。
【0016】
請求項4の発明によれば、請求項3の発明に加えて制御手段は、仕切板が存在しない場合、何れかの温度検出手段の出力に基づいて貯蔵室内の温度調節を行なうので、貯蔵室内には、一温度帯を形成することができるようになる。
【0017】
請求項5の発明の冷却貯蔵庫は、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の発明に加えて、貯蔵室の背面に形成され、蓄冷剤と熱交換した冷気を貯蔵室に供給するための吐出ダクトと、この吐出ダクトに並設され、貯蔵室内の冷気を蓄冷剤に帰還させるための吸込ダクトとを備えたことを特徴とする。
【0018】
請求項5の発明によれば、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の発明に加えて、貯蔵室の背面に形成され、蓄冷剤と熱交換した冷気を貯蔵室に供給するための吐出ダクトと、この吐出ダクトに並設され、貯蔵室内の冷気を蓄冷剤に帰還させるための吸込ダクトとを備えたので、蓄冷剤の融解潜熱によって生じる冷気を吐出ダクトから貯蔵室内に吐出し、貯蔵室内を循環した冷気を吸込ダクトから蓄冷剤に帰還させる冷気の循環を行なうことができるようになる。
【0019】
これにより、各室に設けられた送風機の運転を制御することによって吐出ダクトから吐出される冷気が制御され、各室をそれぞれの設定の温度帯にすることができるようになる。
【0020】
請求項6の発明の冷却貯蔵庫は、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に加えて貯蔵室の背面に形成され、蓄冷剤と熱交換した冷気を貯蔵室に供給するための吐出ダクトと、貯蔵室の側面に形成され、貯蔵室内の冷気を蓄冷剤に帰還させるための吸込ダクトとを備えたことを特徴とする。
【0021】
請求項6の発明によれば、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の発明に加えて、貯蔵室の背面に形成され、蓄冷剤と熱交換した冷気を貯蔵室に供給するための吐出ダクトと、貯蔵室の側面に形成され、貯蔵室内の冷気を蓄冷剤に帰還させるための吸込ダクトとを備えたので、蓄冷剤の融解潜熱によって生じる冷気を貯蔵室の背面に形成された吐出ダクトから貯蔵室内に吐出し、貯蔵室内を循環した冷気を貯蔵室の側面に形成された吸込ダクトから蓄冷剤に帰還させる冷気の循環を行なうことができるようになる。
【0022】
これにより、吐出ダクトと吸込ダクトが近接して形成される場合と比して、より一層貯蔵室内に均一に冷気を充満させることができるようになる。
【発明の実施の形態】
【0023】
以下、本発明の冷却貯蔵庫Rについて図1を参照して説明する。図1は本発明の冷却貯蔵庫Rの縦断側面図を示している。実施例の冷却貯蔵庫Rは、配送ベースにおいて交流電源が接続された状態では、当該交流電源の供給を受けて圧縮機を運転し、蓄冷剤を凍結させる蓄冷運転を行うと共に、食品などの物品を収納後、交流電源が切断された状態でトラックなどの配送車の荷台に積載され、当該配送中は蓄冷剤の融解潜熱によって冷却された冷気を貯蔵室に循環させて冷却する保冷運転を行う物流用冷却貯蔵庫である。
【0024】
この冷却貯蔵庫Rは前面に開口する断熱箱体1から成り、この断熱箱体1内には物品を貯蔵するための貯蔵室2が形成されると共に、この貯蔵室2の前面には開閉を行うための扉15が設けられており、断熱箱体1下方には機械室3が構成されている。尚、冷却貯蔵庫Rの下面四隅には移動用の車輪4・・・が取り付けられている。
【0025】
また、貯蔵室2内には、貯蔵室2内を上下に区画形成するための断熱板によって構成される仕切板5が着脱自在に取り付けられる。これにより、仕切板5の上方には、上貯蔵室2Aが形成されると共に、仕切板5の下方には下貯蔵室2Bが形成される。また、上貯蔵室2A及び下貯蔵室2Bのそれぞれには温度を検出するための温度センサ22A、22Bが設けられており、この温度センサ22A、22Bは図示しない制御装置に接続されている。そして、この仕切板5は図2及び図3に示す如く貯蔵室2の内壁及び後述するダクト板7に取り付けられた断面略L字状の取付具6の上面に載置することにより保持される。
【0026】
前記ダクト板7に取り付けられた取付具6の上方には、仕切板5の有無を検知するための仕切板検出手段として、検出スイッチ8が設けられている。この検出スイッチ8は、図示しない制御手段に接続されている。この検出スイッチ8は、仕切板5が取り付けられていない状態では前方に突出しており、図3に示す如く仕切板5が取付具6に載置されることによって、検出スイッチ8の後方に押圧され、仕切板5を検出するものである。
【0027】
また、貯蔵室2の背面には、断熱箱体1との間隔を存して前記ダクト板7が取り付けられており、このダクト板7と断熱箱体1間には後部ダクト9が構成される。この後部ダクト9は、図4及び図5に示す如く仕切板10、10がそれぞれ上下に延在して左右に設けられている。そして、この後部ダクト9の仕切板10、10との間には、吐出ダクト11が形成されており、前記上貯蔵室2A及び下貯蔵室2Bにそれぞれの上部に対応して送風機12A、12Bが設けられている。この送風機12A、12Bはそれぞれ前記機械室3内に設置されたバッテリ25によって運転されるものとする。
【0028】
更に、吐出ダクト11の左右には、前記仕切板10、10を介して吸込ダクト13、13が形成されている。ダクト板7には、この吸込ダクト13、13の前記上貯蔵室2A及び下貯蔵室2Bにそれぞれの上部に対応して複数の吸込口14が穿設されている。
【0029】
そして、下貯蔵室2Bの底面には断熱箱体1の底面と所定間隔を存して断熱仕切板16が架設され、これによって、断熱箱体1の下部には貯蔵室2と区画された蓄冷室17が構成される。この蓄冷室17内には平板状の蓄冷剤18が左右にわたってそれぞれ間隔を存して複数設けられている。また、これらの蓄冷剤18内には機械室3内に設置された圧縮機19、凝縮器23、凝縮器用送風機24と共に冷却装置を構成する冷却器20によって冷却される。
【0030】
蓄冷室17の後端には、後ガイド21が形成されており、蓄冷剤18間の隙間は全て前記後部ダクト9の吐出ダクト11と連通されると共に、両端に位置する蓄冷剤18の外方が前記後部ダクト9の左右に形成された吸込ダクト13、13とそれぞれ連通される。
【0031】
一方、前記制御装置には、上貯蔵室2Aの温度を検出する温度センサ22Aと、下貯蔵室2Bの温度を検出する温度センサ22Bと、前記仕切板5の検出スイッチ8が接続されており、これらの出力を元に送風機12A及び12Bが制御される。また、冷却貯蔵庫1には、図示しないコントロールパネルが設けられており、上貯蔵室2Aや下貯蔵室2Bの温度を設定することができる。
【0032】
以上の構成で、冷却貯蔵庫Rは、配送ベースにおいて交流電源が接続された状態で、交流電源の供給を受けて前記圧縮機19を運転し、蓄冷剤18を凍結させる。そして、冷却貯蔵庫R内に食品などの物品を収納後、交流電源が切断された状態でトラックなどの配送車の荷台に積載され、当該配送中は蓄冷剤の融解潜熱によって冷却された冷気を貯蔵室2に循環させて冷却を行う。
【0033】
このとき、予め使用者が貯蔵室2内を例えば冷凍及び冷蔵とする場合には、前記仕切板5を取付具6に設置し、前記コントロールパネルによって、例えば上貯蔵室2Aを冷蔵の温度帯に設定し、下貯蔵室2Bを冷凍の温度帯に設定する。これにより、図示しない制御装置によって送風機12A及び12Bの運転が制御される。
【0034】
ここで、図4及び図5を参照して冷気の流れを説明する。図4は冷却貯蔵庫Rの冷気の流れを説明するための構造説明図、図5は蓄冷室17内の平断面図を示している。前記制御装置により上貯蔵室2A及び下貯蔵室2Bの送風機12A及び12Bがそれぞれ運転されると、蓄冷室17内にて予め冷却された蓄冷剤18の融解潜熱によって冷却された冷気は、送風機12A及び12Bによって吐出ダクト11内を上昇した後、それぞれの上貯蔵室2A及び下貯蔵室2B内に冷気が吐出される。そして、それぞれの貯蔵室2A、2B内を滞留した冷気はそれぞれ吸込口14より吸込ダクト13内に吸い込まれた後、蓄冷室17内に帰還する。蓄冷室17内に帰還した冷気は、両端に位置する蓄冷剤18の外方を通過した後、それぞれの蓄冷剤18の間を通過して、ここで冷却された後、前述と同様に吐出ダクト11に吸い込まれる。
【0035】
このとき、それぞれの貯蔵室2A及び2Bは、貯蔵室2A及び2B内に設けられた温度センサ22A及び22Bによって温度が検出され、これにより、制御装置によって貯蔵室2A及び2B内の温度が制御される。尚、本実施例では、上貯蔵室2Aは冷蔵の温度帯に設定され、下貯蔵室2Bは冷凍の温度帯に設定されているが、逆に上貯蔵室2Aを冷凍の温度帯として下貯蔵室2Bを冷蔵の温度帯としても良い。また、両貯蔵室2A及び2Bを同じ温度帯としても良い。
【0036】
ここで、貯蔵室2内を一つの温度帯で貯蔵室2内を拡張して使用する場合には、前記仕切板5を取り外せば良い。このとき、制御装置には、仕切板5の検出スイッチ8が設けられているため、仕切板5が取り付けられていない場合には、制御装置は、予め設定された温度センサ22A又は22Bのどちらか一方の温度センサを用いて貯蔵室2内の冷却を制御する。この場合、送風機12A及び12Bは、両者運転しても良いが、一方のみを運転して冷却制御を行っても良い。また、温度センサ22A及び22Bの両者の検出温度によってそれぞれの送風機12及び12Bの運転を制御しても良い。
【0037】
以上の構成により、本発明の冷却貯蔵庫Rは、使用者の使用目的に応じて貯蔵室2内を2つの貯蔵室2A及び2Bに区画することにより、1台の冷却貯蔵庫Rにて、例えば冷凍及び冷蔵の両者の冷却温度帯を形成することができる。
【0038】
これにより、物品の配送時において物品が少量であるにも係わらず冷凍及び冷蔵の両者の物品がある場合に、冷凍専用及び冷蔵専用の二台の冷却貯蔵庫を要することなく一台の冷却貯蔵庫にて両者の物品を収容することができるようになり、トラックなどへの搭載台数を減少させることができるようになる。
【0039】
また、仕切板5を取り外すことによって貯蔵室2内を拡張することができ、繁忙期などの一方の温度帯の物品のみを収容する場合にも冷蔵専用又は冷凍専用の冷却貯蔵庫を用いることなく、使用目的に応じた温度帯の貯蔵室を形成することができるようになる。
【0040】
次ぎに、図6を参照して他の実施例の冷却貯蔵庫を説明する。本実施例の冷却貯蔵庫は、上記実施例における貯蔵室2の背面には、断熱箱体1と間隔を存してダクト板30が取り付けられており、このダクト板30と断熱箱体1間には吐出ダクト32が構成される。前記上貯蔵室2A及び下貯蔵室2Bにそれぞれの上部に対応して図示しない送風機が設けられている。そして、貯蔵室2の両側面には、同じく断熱箱体1と間隔を存してダクト板31、31が取り付けられており、このダクト板31、31と断熱箱体1間には吸込ダクト33、33が構成される。そして、ダクト板31、31には、この吸込ダクト33、33の前記上貯蔵室2A及び下貯蔵室2Bにそれぞれの上部に対応して複数の図示しない吸込口が穿設されている。
【0041】
そして、上記実施例と同様に蓄冷室17の後端には、後ガイド34が形成されており、蓄冷剤18間の隙間は全て前記吐出ダクト32と連通されると共に、両端に位置する蓄冷剤18の外方が前記吸込ダクト33、33とそれぞれ連通される。
【0042】
以上の構成で、貯蔵室2内の冷気の流れを図6を参照して説明する。上記実施例と同様に制御装置により上貯蔵室2A及び下貯蔵室2Bの送風機がそれぞれ運転されると、蓄冷室17内にて予め冷却された蓄冷剤18の融解潜熱によって冷却された冷気は、送風機によって吐出ダクト32内を上昇した後、それぞれの上貯蔵室2A及び下貯蔵室2B内に冷気が吐出される。そして、それぞれの貯蔵室2A、2B内を滞留した冷気はそれぞれ吸込口より吸込ダクト33内に吸い込まれた後、蓄冷室17内に帰還する。蓄冷室17内に帰還した冷気は、それぞれの蓄冷剤18の間を通過して、ここで冷却された後、前述と同様に吐出ダクト32に吸い込まれる。
【0043】
以上の構成により、吐出ダクト32と吸込ダクト33が近接して形成される場合と比して、より一層貯蔵室内に均一に冷気を充満させることができるようになる。
【0044】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、断熱箱体内に貯蔵室を構成し、蓄冷剤の融解潜熱によって貯蔵室内を冷却して成る冷却貯蔵庫において、貯蔵室内を複数室に区画する着脱可能な仕切板と、区画された各室それぞれに蓄冷剤にて冷却された冷気を供給するダクトと、各室それぞれの温度を調節する温度調節手段とを備えたので、貯蔵室内に異なる温度帯にて冷却を必要とする収納物を収納することができるようになる。
【0045】
また、貯蔵室内を複数室に区画する仕切板は着脱可能とされているため、使用目的に応じて仕切板を取り外すことにより、目的の温度帯の室の収納空間を拡張することができるようになる。
【0046】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて温度調節手段は、仕切板にて区画された各室にそれぞれ冷気を供給するための送風機と、各室の温度をそれぞれ検出する温度検出手段と、これら温度検出手段の出力に基づいて各送風機の運転を制御する制御手段とを備えて構成されているので、各送風機の運転を制御することによって各室を目的の温度に設定することができるようになる。
【0047】
請求項3の発明によれば、請求項2の発明に加えて仕切板の有無を検出する仕切板検出手段を設け、制御手段は、この仕切板検出手段により検出される仕切板の有無により、制御方式を変更するので、仕切板の有無に応じて各室の温度制御をすることができるようになる。
【0048】
請求項4の発明によれば、請求項3の発明に加えて制御手段は、仕切板が存在しない場合、何れかの温度検出手段の出力に基づいて貯蔵室内の温度調節を行なうので、貯蔵室内には、一温度帯を形成することができるようになる。
【0049】
請求項5の発明によれば、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の発明に加えて、貯蔵室の背面に形成され、蓄冷剤と熱交換した冷気を貯蔵室に供給するための吐出ダクトと、この吐出ダクトに並設され、貯蔵室内の冷気を蓄冷剤に帰還させるための吸込ダクトとを備えたので、蓄冷剤の融解潜熱によって生じる冷気を吐出ダクトから貯蔵室内に吐出し、貯蔵室内を循環した冷気を吸込ダクトから蓄冷剤に帰還させる冷気の循環を行なうことができるようになる。
【0050】
これにより、各室に設けられた送風機の運転を制御することによって吐出ダクトから吐出される冷気が制御され、各室をそれぞれの設定の温度帯にすることができるようになる。
【0051】
請求項6の発明によれば、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の発明に加えて、貯蔵室の背面に形成され、蓄冷剤と熱交換した冷気を貯蔵室に供給するための吐出ダクトと、貯蔵室の側面に形成され、貯蔵室内の冷気を蓄冷剤に帰還させるための吸込ダクトとを備えたので、蓄冷剤の融解潜熱によって生じる冷気を貯蔵室の背面に形成された吐出ダクトから貯蔵室内に吐出し、貯蔵室内を循環した冷気を貯蔵室の側面に形成された吸込ダクトから蓄冷剤に帰還させる冷気の循環を行なうことができるようになる。
【0052】
これにより、吐出ダクトと吸込ダクトが近接して形成される場合と比して、より一層貯蔵室内に均一に冷気を充満させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の冷却貯蔵庫の縦断側面図である。
【図2】 図1の冷却貯蔵庫の仕切板の載置前状態を示す拡大説明図である。
【図3】 図2の仕切板の載置状態を示す拡大説明図である。
【図4】 図1の冷却貯蔵庫の冷気の流れを示す構造説明図である。
【図5】 図1の冷却貯蔵庫の蓄冷室の平断面図である。
【図6】 他の実施例の冷却貯蔵庫の蓄冷室の平断面図である。
【符号の説明】
R 冷却貯蔵庫
1 断熱箱体
2 貯蔵室
2A 上貯蔵室
2B 下貯蔵室
3 機械室
4 車輪
5 仕切板
6 取付具
7、30、31 ダクト板
8 検出スイッチ
9 後部ダクト
10 仕切板
11、32 吐出ダクト
12A、12B 送風機
13、33 吸込ダクト
14 吸込口
16 断熱仕切板
17 蓄冷室
18 蓄冷剤
21、34 後ガイド
22A、22B 温度センサ
Claims (6)
- 断熱箱体内に貯蔵室を構成し、蓄冷剤の融解潜熱によって前記貯蔵室内を冷却して成る冷却貯蔵庫において、
前記貯蔵室内を複数室に区画する着脱可能な仕切板と、区画された各室それぞれに前記蓄冷剤にて冷却された冷気を供給するダクトと、前記各室それぞれの温度を調節する温度調節手段とを備えたことを特徴とする冷却貯蔵庫。 - 温度調節手段は、仕切板にて区画された各室にそれぞれ冷気を供給するための送風機と、前記各室の温度をそれぞれ検出する温度検出手段と、これら温度検出手段の出力に基づいて前記各送風機の運転を制御する制御手段とを備えて構成されていることを特徴とする請求項1の冷却貯蔵庫。
- 仕切板の有無を検出する仕切板検出手段を設け、制御手段は、この仕切板検出手段により検出される仕切板の有無により、制御方式を変更することを特徴とする請求項2の冷却貯蔵庫。
- 制御手段は、仕切板が存在しない場合、何れかの温度検出手段の出力に基づいて貯蔵室内の温度調節を行なうことを特徴とする請求項3の冷却貯蔵庫。
- 貯蔵室の背面に形成され、蓄冷剤と熱交換した冷気を貯蔵室に供給するための吐出ダクトと、この吐出ダクトに並設され、前記貯蔵室内の冷気を前記蓄冷剤に帰還させるための吸込ダクトとを備えたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の冷却貯蔵庫。
- 貯蔵室の背面に形成され、蓄冷剤と熱交換した冷気を貯蔵室に供給するための吐出ダクトと、前記貯蔵室の側面に形成され、前記貯蔵室内の冷気を前記蓄冷剤に帰還させるための吸込ダクトとを備えたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の冷却貯蔵庫。
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