JP3818616B2 - インフレーション成形法に用いるポリプロピレン系重合体組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はインフレーション成形法に用いるポリプロピレン系重合体組成物に関する。ポリオレフィン系フィルムの成形方法には、インフレーション成形法とキャスト成形法とがある。インフレーション成形法は、キャスト成形法に比べて、袋物を成形する場合に二次加工が不要であるという利点を有し、また広幅フィルムを成形する場合に成形装置が小型であるという利点を有しているので、袋物や広幅フィルムの成形に広く利用されている。本発明は、ポリオレフィン系フィルムのうちで特にポリプロピレン系フィルムをインフレーション成形法により成形する場合に、ポリプロピレン系フィルムに優れた平滑性、防曇性、透明性及びアンチブロッキング性を同時に付与することのできるポリプロピレン系重合体組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ポリオレフィン系フィルム成形用の重合体組成物として、ポリオレフィン系フィルムに平滑性、防曇性、アンチブロッキング性等を付与するため、ポリオレフィン系重合体に、1)ポリオキシアルキレン鎖を有するアルキロールアミドと無機粒子とを配合した例(特開平4−323228)、2)多価アルコール脂肪酸エステルと無機粒子とを配合した例(特開平4−220445)、3)アルキロールアミドと有機粒子とを配合した例(特開平8−59852)、4)多価アルコール脂肪酸エステル及びアルキロールアミンの混合物と微粉末の無定形シリカと脂肪酸アミドとを配合した例(特開平2−187441)、5)多価アルコール脂肪酸エステル及びアルキロールアミンの混合物とシリコーンゴム粒子と脂肪酸アミドとを配合した例(特開平4−220436)、6)無機粒子と脂肪酸アミドとを配合した例(特開平4−220443)等が提案されている。ところが、これらの従来例には、それらをキャスト成形法に供してポリオレフィン系フィルムを成形する場合には相応に効果を発現するものがあるものの、それらをインフレーション成形法に供してポリオレフィン系フィルムを成形する場合には、その成形操作上、キャスト成形法で成形する場合よりも成形時の平滑性が要求され、そのため比較的多量の平滑剤を用いることに起因して、効果の発現が概して低く且つ著しくアンバランスになり、特にポリオレフィン系フィルムとしてポリプロピレン系フィルムを成形する場合には、ポリプロピレン系フィルムへの平滑性、防曇性、透明性及びアンチブロッキング性の付与のうちで少なくともいずれか一つの点で重大な欠陥を有し、これらを同時に充足できないという欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、従来のポリプロピレン系重合体組成物では、これを用いてインフレーション成形法によりポリプロピレン系フィルムを製造する場合、ポリプロピレン系フィルムへの平滑性、防曇性、透明性及びアンチブロッキング性の付与を同時に充足できない点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明者らは、上記課題を解決するべく研究した結果、ポリプロピレン系重合体に対し、特定の添加剤A、特定の添加剤B及び特定の添加剤Cをそれぞれ所定割合で配合したポリプロピレン系重合体組成物が正しく好適であることを見出した。
【0005】
すなわち本発明は、ポリプロピレン系重合体、下記の添加剤A、下記の添加剤B及び下記の添加剤Cから成るインフレーション成形法に用いるポリプロピレン系重合体組成物であって、該ポリプロピレン系重合体100重量部に対し、該添加剤Aを0.3〜1重量部、該添加剤Bを0.2〜0.6重量部及び該添加剤Cを0.01〜0.1重量部の割合で含有して成ることを特徴とするポリプロピレン系重合体組成物に係る。
【0006】
添加剤A:多価アルコール脂肪酸エステルと下記の式1で示されるアミド化合物とが、該多価アルコール脂肪酸エステル/該アミド化合物=80/20〜20/80(重量比)の割合から成る添加剤
【0007】
【式1】
【0008】
式1において、
R:炭素数8〜22のアルカノイル基又は炭素数16〜22のアルケノイル基
m,n:1〜4の整数
【0009】
添加剤B:架橋シリコーン球状粒子、架橋ポリアミド球状粒子、架橋ポリトリアジン球状粒子、架橋ポリアクリル球状粒子及び架橋ポリスチレン球状粒子から選ばれる一つ又は二つ以上の有機架橋球状粒子
【0010】
添加剤C:アシル基の炭素数が16〜22である第1アミド、アシル基の炭素数が16〜22であり且つアルキル基の炭素数が1〜18であるN−アルキル置換脂肪酸アミド及びアシル基の炭素数が16〜22であるビス脂肪酸アミドから選ばれる一つ又は二つ以上の脂肪酸アミド
【0011】
本発明に用いるポリプロピレン系重合体としては、1)プロピレンのホモポリマー、2)プロピレンにエチレンや1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン等のα−オレフィンをプロピレンに対して10モル%以下の割合で共重合したコポリマー、3)前記1)と2)とのブレンドポリマーが挙げられる。本発明は本発明に用いるポリプロピレン系重合体の密度を特に限定するものではないが、密度が0.900〜0.910g/cm3のものが有利に使用できる。また本発明は本発明に用いるポリプロピレン系重合体のメルトフローレート(以下、MFRという)を特に限定するものではないが、230℃で2.16kg荷重時のMFRが0.1〜11g/10分のものが有利に使用できる。
【0012】
本発明に用いる添加剤Aは多価アルコール脂肪酸エステルと前記した式1で示されるアミド化合物とから成るものである。添加剤Aを構成する多価アルコール脂肪酸エステルとしては、公知のものが使用できるが、なかでも2〜6価の脂肪族アルコールと炭素数8〜22の脂肪酸とから得られる多価アルコール脂肪酸エステルが有利に使用できる。かかる多価アルコール脂肪酸エステルとしては、1)2〜6価の脂肪族アルコールの全ての水酸基を脂肪酸でエステル化した完全エステル、2)2〜6価の脂肪族アルコールの水酸基の一部を脂肪酸でエステル化した部分エステルが挙げられる。
【0013】
多価アルコール脂肪酸エステルを得るための原料として用いる2〜6価の脂肪族アルコールとしては、1)エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール等の2価の脂肪族アルコール、2)グリセリン、トリメチロールプロパン等の3価の脂肪族アルコール、3)ジグリセリン、トリグリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビタン等の4価の脂肪族アルコール、4)ソルビトール、テトラグリセリン等の5又は6価の脂肪族アルコールが挙げられるが、なかでも炭素数が3〜6の3又は4価の脂肪族アルコールが好ましく、特にグリセリンが好ましい。また多価アルコール脂肪酸エステルを得るための原料として用いる炭素数8〜22の脂肪酸としては、1)n−オクタン酸、イソオクタン酸、ノナン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソパルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等の炭素数8〜22の飽和脂肪酸、2)オレイン酸、リシノレイン酸、リレイン酸、リノール酸等の炭素数16〜22の不飽和脂肪酸が挙げられるが、なかでもステアリン酸、ベヘニン酸等の炭素数18〜22の飽和脂肪酸が好ましい。
【0014】
以上例示したような脂肪族アルコールと脂肪酸とから得られる多価アルコール脂肪酸エステルの具体例としては、1)モノn−オクタン酸エチレングリコール、モノラウリン酸プロピレングリコール、モノステアリン酸−1,3−ブチレングリコール、モノステアリン酸ジエチレングリコール、モノオレイン酸ジエチレングリコール、ジn−オクタン酸エチレングリコール、ジラウリン酸プロピレングリコール、ジステアリン酸−1,3−ブチレングリコール、ジステアリン酸ジエチレングリコール、ジオレイン酸ジエチレングリコール等の、2価の脂肪族アルコールと脂肪酸とのエステル、2)モノラウリン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、モノベヘニン酸グリセリン、モノオレイン酸グリセリン、ジラウリン酸グリセリン、ジステアリン酸グリセリン、ジベヘニン酸グリセリン、ジオレイン酸グリセリン、トリラウリン酸グリセリン、トリステアリン酸グリセリン、トリベヘニン酸グリセリン、トリオレイン酸グリセリン、モノラウリン酸トリメチロールプロパン、モノステアリン酸トリメチロールプロパン、モノベヘニン酸トリメチロールプロパン、ジラウリン酸トリメチロールプロパン、ジステアリン酸トリメチロールプロパン、ジベヘニン酸トリメチロールプロパン、トリラウリン酸トリメチロールプロパン、トリステアリン酸トリメチロールプロパン、トリベヘニン酸トリメチロールプロパン、トリオレイン酸トリメチロールプロパン等の、3価の脂肪族アルコールと脂肪酸とのエステル、3)モノラウリン酸ジグリセリン、モノラウリン酸トリグリセリン、モノラウリン酸ペンタエリスリトール、モノラウリン酸ソルビトール、モノステアリン酸ジグリセリン、モノベヘニン酸ペンタエリスリトール、ジラウリン酸ジグリセリン、ジステアリン酸トリグリセリン、ジステアリン酸ペンタエリスリトール、トリラウリン酸ジグリセリン、テトララウリン酸ジグリセリン、トリステアリン酸ペンタエリスリトール、テトラステアリン酸ペンタエリスリトール等の、4価の脂肪族アルコールと脂肪酸とのエステル、4)モノステアリン酸トリグリセリン、ジステアリン酸トリグリセリン、トリステアリン酸トリグリセリン、テトラステアリン酸トリグリセリン、ジラウリン酸ソルビトール、トリラウリン酸ソルビトール、テトララウリン酸ソルビトール、ペンタラウリン酸ソルビトール、ヘキサラウリン酸ソルビトール、ジステアリン酸テトラグリセリン、トリステアリン酸テトラグリセリン、テトラステアリン酸テトラグリセリン、ペンタステアリン酸テトラグリセリン等の、5又は6価の脂肪族アルコールと脂肪酸とのエステルが挙げられる。
【0015】
添加剤Aを構成するアミド化合物には、1)式1中のm及びnが1である場合のN,N−ビス(ヒドロキシエチル)脂肪酸アミド、2)式1中のm又はnが1であり且つ3≦m+n≦8である場合のN−ヒドロキシエチル−N−ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、3)式1中のm及びが2以上であり且つ4≦m+n≦8である場合のN,N−ビス(ポリオキシエチレン)脂肪酸アミドが包含される。
【0016】
式1において、Rとしては、1)オクタノイル基、ノナノイル基、デカノイル基、ヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基、エイコサノイル基、ドコサノイル基等の炭素数8〜22のアルカノイル基、2)ヘキサデセノイル基、オクタデセノイル基、エイコセノイル基等の炭素数16〜22のアルケノイル基が挙げられるが、なかでも炭素数16〜22のアルカノイル基が好ましい。また式1において、m及びnは1〜4の整数であるが、m及びnが1である場合のものが好ましい。
【0017】
好ましいアミド化合物の具体例としては、1)N,N−ビス(ヒドロキシエチル)オクタン酸アミド、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ラウリン酸アミド、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)パルミチン酸アミド、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ステアリン酸アミド、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ベヘニン酸アミド等の、飽和脂肪酸から誘導されるアミド化合物、2)N,N−ビス(ヒドロキシエチル)パルミトオレイン酸アミド、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)オレイン酸アミド、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)エルカ酸アミド等の、不飽和脂肪酸から誘導されるアミド化合物が挙げられるが、なかでもN,N−ビス(ヒドロキシエチル)ステアリン酸アミド、N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ベヘニン酸アミドが特に好ましい。
【0018】
本発明に用いる添加剤Aは、以上説明した多価アルコール脂肪酸エステルと式1で示されるアミド化合物とが、該多価アルコール脂肪酸エステル/該アミド化合物=80/20〜20/80(重量比)の割合から成るものとするが、60/40〜40/60(重量比)の割合から成るものとするのが好ましい。
【0019】
本発明に用いる添加剤Bは有機架橋球状粒子である。かかる有機架橋球状粒子としては、架橋シリコーン球状粒子、架橋ポリアミド球状粒子、架橋ポリトリアジン球状粒子、架橋ポリアクリル球状粒子、架橋ポリスチレン球状粒子が挙げられ、これらは単独又は混合で用いることができる。本発明は、添加剤Bとして用いる有機架橋球状粒子の平均粒子径を特に制限するものではないが、平均粒子系が1〜10μmのものが好ましく、1〜5μmのものが特に好ましい。また本発明は、有機架橋球状粒子の短径と長径との比を特に制限するものではないが、短径と長径との比が0.7〜1のものが好ましく、0.8〜1のものが特に好ましい。更にまた本発明は、有機架橋球状粒子の屈折率を特に制限するものではないが、屈折率が1.45〜1.55のものが好ましく、1.48〜1.52のものが特に好ましい。添加剤Bとして用いる有機架橋球状粒子のなかでも、平均粒子径が1〜10μmであって、短径と長径との比が0.7〜1であり、屈折率が1.45〜1.55である架橋ポリアクリル球状粒子が最も好ましい。かかる架橋ポリアクリル球状粒子の具体例としては、メタクリル酸メチルとトリメタクリル酸トリメチロールプロパンとの共重合体から成る球状粒子、メタクリル酸ブチルとスチレン−4−ビニルスチレンとの共重合体から成る球状粒子、メタクリル酸メチルとジメタクリル酸エチレングリコールとの共重合体から成る球状粒子、アクリル酸メチルとトリメタクリル酸トリメチロールプロパンとの共重合体から成る球状粒子、アクリル酸メチルとスチレンとトリメタクリル酸トリメチロールプロパンとの共重合体から成る球状粒子、アクリル酸メチルとジメタクリル酸エチレングリコールとの共重合体から成る球状粒子等が挙げられる。
【0020】
本発明に用いる添加剤Cとしては、1)パルミチン酸アミド、パルミトオレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、ベヘニン酸アミド、エルカ酸アミド等の、アシル基の炭素数が16〜22である第1アミド、2)N−メチルステアリン酸アミド、N−ステアリルカプリル酸アミド、N−ステアリルラウリン酸アミド、N−ステアリルステアリン酸アミド、N−ステアリルベヘニン酸アミド、N−ブチルエルカ酸アミド、N−オクチルエルカ酸アミド、N−ラウリルエルカ酸アミド等の、アシル基の炭素数が16〜22であり且つアルキル基の炭素数が1〜18であるN−アルキル置換脂肪酸アミド、3)エチレンビスオレイン酸アミド、ヘキサメチレンビスオレイン酸アミド等の、アシル基の炭素数が16〜22であるビス脂肪酸アミド等が挙げられ、これらは単独又は混合で用いることができるが、なかでもパルミトオレイン酸アミド、オレイン酸アミド等の、アシル基が炭素数16〜18の不飽和のアシル基である第1アミドが好ましい。
【0021】
本発明のポリプロピレン系重合体組成物は、以上説明したようなポリプロピレン系重合体、添加剤A、添加剤B及び添加剤Cから成るものであって、ポリプロピレン系重合体100重量部に対し、添加剤Aを0.3〜1重量部、好ましくは0.4〜0.8重量部、添加剤Bを0.2〜0.6重量部、好ましくは0.3〜0.5重量部及び添加剤Cを0.01〜0.1重量部、好ましくは0.02〜0.08重量部の割合から成るものである。
【0022】
本発明は、本発明のポリプロピレン系重合体組成物を調製する方法を特に制限するものではなく、これには公知の方法が適用できる。例えば、1)ポリプロピレン系重合体、添加剤A、添加剤B及び添加剤Cをタンブラーブレンダー或はヘンシェルミキサー等の混合機に投入し、混合して、混合後更に単軸押出機或は多軸押出機等の押出機により溶融混練造粒して、添加剤A、添加剤B及び添加剤Cを所定の割合で高濃度に含有するマスターペレットを調製し、このマスターペレットとポリプロピレン系重合体とを所定の割合で溶融混練してポリプロピレン系重合体組成物とする方法、2)ポリプロピレン系重合体、添加剤A、添加剤B及び添加剤Cをタンブラーブレンダー或はヘンシェルミキサー等の混合機に投入し、混合して、混合後更にニーダー、バンバリーミキサー等で溶融混練造粒してポリプロピレン系重合体組成物とする方法等が挙げられる。
【0023】
本発明のポリプロピレン系重合体組成物はインフレーション成形法によりポリプロピレン系フィルムを成形する場合に用いられるものである。かかるインフレーション成形法には公知のものが利用できる。これには例えば、空冷インフレーション成形法、空冷二段インフレーション成形法、水冷インフレーション成形法等が挙げられる。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明のポリプロピレン系重合体組成物の実施形態としては、次の1)〜8)が挙げられる。
1)エチレン含有量が4モル%であり、MFRが7.0g/10分であって、密度が0.9g/cm3であるポリプロピレン系重合体(P−1)100重量部に対し、モノステアリン酸グリセリン/式1中のRがステアロイル基であって、m及びnが1である場合のアミド化合物=50/50(重量比)の割合から成る添加剤(A−1)0.7重量部、平均粒子径が4μmであり、短径と長径との比が0.90であって、屈折率が1.50である架橋ポリアクリル球状粒子から成る添加剤(B−1)0.3重量部、及びオレイン酸アミドから成る添加剤(C−1)0.06重量部を配合したインフレーション成形法に用いるポリプロピレン系重合体組成物。
【0025】
2)エチレン含有量が3.5モル%、また1−ブテン含有量が4.5モル%であり、MFRが8.0g/10分であって、密度が0.9g/cm3であるポリプロピレン系重合体(P−2)100重量部に対し、添加剤(A−1)0.5重量部、添加剤(B−1)0.4重量部、及び添加剤(C−1)0.04重量部を配合したインフレーション成形法に用いるポリプロピレン系重合体組成物。
【0026】
3)プロピレン単独重合体であって、MFRが3.0g/10分であり、密度が0.9g/cm3であるポリプロピレン系重合体(P−3)100重量部に対し、モノベヘニン酸グリセリン/式1中のRがステアロイル基であって、m及びnが1である場合のアミド化合物=60/40(重量比)の割合から成る添加剤(A−2)0.8重量部、平均粒子径が2μmであり、短径と長径との比が0.85であって、屈折率が1.50である架橋ポリアクリル球状粒子から成る添加剤(B−2)0.5重量部、及び添加剤(C−1)0.04重量部を配合したインフレーション成形法に用いるポリプロピレン系重合体組成物。
【0027】
4)ポリプロピレン系重合体(P−3)100重量部に対し、添加剤(A−1)0.7重量部、添加剤(B−1)0.4重量部、及びパルミトオレイン酸アミド/オレイン酸アミド=20/80(重量比)の混合物から成る添加剤(C−2)0.04重量部を配合したインフレーション成形法に用いるポリプロピレン系重合体組成物。
【0028】
5)ポリプロピレン系重合体(P−1)100重量部に対し、モノベヘニン酸グリセリン/N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ベヘニン酸アミド=40/60(重量比)から成る添加剤(A−3)0.5重量部、添加剤(B−2)0.4重量部、及び添加剤(C−2)0.06重量部を配合したインフレーション成形法に用いるポリプロピレン系重合体組成物。
【0029】
6)ポリプロピレン系重合体(P−1)100重量部に対し、モノベヘニン酸グリセリン/N,N−ビス(ポリオキシエチレン)ステアリン酸アミド=30/70(重量比)の割合から成る添加剤(A−4)0.3重量部、平均粒子径が2.5μmであり、短径と長径との比が0.85であって、屈折率が1.40である架橋シリコーン球状粒子から成る添加剤(B−3)0.4重量部、及びエルカ酸アミドから成る添加剤(C−3)0.04重量部を配合したインフレーション成形法に用いるポリプロピレン系重合体組成物。
【0030】
7)ポリプロピレン系重合体(P−2)100重量部に対し、添加剤(A−2)0.5重量部、平均粒子径が1.8μmであり、短径と長径との比が0.75であって、屈折率が1.59である架橋ポリスチレン球状粒子から成る添加剤(B−4)0.6重量部、添加剤(C−1)0.04重量部を配合したインフレーション成形法に用いるポリプロピレン系重合体組成物。
【0031】
8)ポリプロピレン系重合体(P−3)100重量部に対し、添加剤(A−1)0.9重量部、添加剤(B−1)0.4重量部、及び添加剤(C−2)0.07重量部を配合したインフレーション成形法に用いるポリプロピレン系重合体組成物。
【0032】
以下、本発明の構成及び効果をより具体的にするため実施例等を挙げるが、本発明がこれらの実施例に限定されるというものではない。尚、以下の実施例及び比較例において、部は重量部を、また%は重量%を意味する。
【0033】
【実施例】
試験区分1(ポリプロピレン系重合体組成物の調製及びインフレーション成形法によるポリプロピレン系フィルムの作製)
実施例1
エチレン含有量が4モル%であり、MFRが7.0g/10分であって、密度が0.9g/cm3であるポリプロピレン系重合体(P−1)100部、モノステアリン酸グリセリン/N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ステアリン酸アミド=50/50(重量比)から成る添加剤(A−1)6部、平均粒子径が4μmであり、短径と長径との比が0.90であって、屈折率が1.50である架橋ポリアクリル球状粒子(B−1)4部、及びオレイン酸アミドから成る添加剤(C−1)0.4部をバンバリーミキサーに投入し、230℃で練り込み、マスターペレットを得た。このマスターペレット10部とポリプロピレン系重合体(P−1)90部とを一軸押出機により溶融混練し、ペレット化して、ポリプロピレン系重合体組成物(実施例1)を調製した。そしてこのポリプロピレン系重合体組成物をインフレ成形機(中部化学機械製作所製のTKN−40)に供し、75mmφでリップ間隙0.5mmのダイを取り付けた加工温度200℃及びBUR=1.8の条件下にインフレーション成形加工を行ない、厚さ30μmのポリプロピレン系フィルムを作製した。
【0034】
実施例2〜8及び比較例1〜12
実施例1と同様にして、実施例2〜8及び比較例1〜12のポリプロピレン系重合体組成物を調製し、ポリプロピレン系フィルムを作製した。実施例1も含め、これらの内容を表1にまとめて示した。
【0035】
試験区分2(評価)
試験区分1で作製した各ポリプロピレン系フィルムについて、平滑性、防曇性、透明性及びアンチブロッキング性をそれぞれ下記の方法で評価した。結果を表1にまとめて示した。
【0036】
・平滑性
各ポリプロピレン系フィルムについて、東洋精機社製の摩擦測定機TR型を用い、ASTM−D−1894に準じて動摩擦係数を測定し、測定値を下記の基準で評価した。
評価基準
◎:0.15〜0.30(インフレーション成形性が優れている)
○:0.30〜0.39(インフレーション成形性が良好である)
△:0.40〜0.45(インフレーション成形性が若干劣っている)
×:0.46以上(インフレーション成形性が著しく劣り、実用できない)
【0037】
・防曇性
100mlのビーカーに20℃の水を60ml入れ、各ポリプロピレン系フィルムでビーカーの口を密封して5℃の冷蔵庫で1時間放置し、水滴の付着状態を観察して、下記の基準で評価した。
評価基準
◎:無滴であり、優れている
○:極一部に水滴が付着しているが、良好である
△:部分的に水滴が付着しており、やや劣っている
×:細かな水滴が全面に付着しており、不透明になっていて、実用できない
【0038】
・透明性
各ポリプロピレン系フィルムについて、東洋精機社製の直読ヘイズメーターを用い、20℃で65%RHの条件下で、JIS−K6714に準じて測定し、測定値を下記の基準で評価した。
評価基準
◎:3.0%未満(透明性が優れている)
○:3.0%以上4.5%未満(透明性が良好であり、問題ない)
△:4.5%以上5.5%未満(透明性がやや劣っており、問題あり)
×:5.5%以上(透明性が著しく劣っており、実用できない)
【0039】
・アンチブロッキング性
各ポリプロピレン系フィルムから切り出した2枚のフィルム(5cm×8cm)を重ね合わせ面積25cm2となるように重ね合わせ、荷重10kg/25cm2、温度40℃、湿度60%RHの雰囲気に24時間放置後、引張り試験機を用い、引張り速度100mm/分で剥離するのに要する力を測定し、測定値を下記の基準で評価した。
評価基準
◎:100g未満(アンチブロッキング性が優れている)
○:100g以上300g未満(アンチブロッキング性が良好である)
△:300g以上800g未満(アンチブロッキング性が劣っている)
×:800g以上(アンチブロッキング性が著しく劣り、実用できない)
【0040】
【表1】
【0041】
表1において、
P−1:エチレン含有量が4モル%であり、MFRが7.0g/10分であって、密度が0.9g/cm3であるポリプロピレン系重合体
P−2:エチレン含有量が3.5モル%、また1−ブテン含有量が4.5モル%であり、MFRが8.0g/10分であって、密度が0.9g/cm3であるポリプロピレン系重合体
P−3:プロピレン単独重合体であり、MFRが3.0g/10分であって、密度が0.9g/cm3であるポリプロピレン系重合体
【0042】
A−1:モノステアリン酸グリセリン/N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ステアリン酸アミド=50/50(重量比)から成る添加剤
A−2:モノベヘニン酸グリセリン/N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ステアリン酸アミド=60/40(重量比)から成る添加剤
A−3:モノベヘニン酸グリセリン/N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ベヘニン酸アミド=40/60(重量比)から成る添加剤
A−4:モノベヘニン酸グリセリン/N,N−ビス(ポリオキシエチレン)ステアリン酸アミド(m=n=2)=30/70(重量比)から成る添加剤
a−1:モノステアリン酸グリセリン
a−2:N,N−ビス(ヒドロキシエチル)ステアリン酸アミド
a−3:モノステアリン酸グリセリン/N,N−ビス(ポリオキシエチレン)ステアリルアミノエーテル(オキシエチレン単位の繰り返し数10)=50/50(重量比)から成る添加剤
【0043】
B−1:平均粒子径が4μmであり、短径と長径との比が0.90であって、屈折率が1.50である架橋ポリアクリル球状粒子
B−2:平均粒子径が2μmであり、短径と長径との比が0.80であって、屈折率が1.50である架橋ポリアクリル球状粒子
B−3:平均粒子径が2.5μmであり、短径と長径との比が0.85であって、屈折率が1.40である架橋シリコーン球状粒子
B−4:平均粒子径が1.8μmであり、短径と長径との比が0.75であって、屈折率が1.59である架橋ポリスチレン球状粒子
b−1:屈折率が1.43である無定形のシリカ粒子
【0044】
C−1:オレイン酸アミド
C−2:パルミトオレイン酸アミド/オレイン酸アミド=20/80(重量比)の混合物
C−3:エルカ酸アミド
【0045】
【発明の効果】
既に明らかなように、以上説明した本発明には、インフレーション成形法によりポリプロピレン系フィルムを成形する場合に、ポリプロピレン系フィルムに優れた平滑性、防曇性、透明性及びアンチブロッキング性を同時に付与することができるという効果がある。
Claims (5)
- ポリプロピレン系重合体、下記の添加剤A、下記の添加剤B及び下記の添加剤Cから成るインフレーション成形法に用いるポリプロピレン系重合体組成物であって、該ポリプロピレン系重合体100重量部に対し、該添加剤Aを0.3〜1重量部、該添加剤Bを0.2〜0.6重量部及び該添加剤Cを0.01〜0.1重量部の割合で含有して成ることを特徴とするポリプロピレン系重合体組成物。
添加剤A:多価アルコール脂肪酸エステルと下記の式1で示されるアミド化合物とが、該多価アルコール脂肪酸エステル/該アミド化合物=80/20〜20/80(重量比)の割合から成る添加剤
【式1】
(式1において、
R:炭素数8〜22のアルカノイル基又は炭素数16〜22のアルケノイル基 m,n:1〜4の整数)
添加剤B:架橋シリコーン球状粒子、架橋ポリアミド球状粒子、架橋ポリトリアジン球状粒子、架橋ポリアクリル球状粒子及び架橋ポリスチレン球状粒子から選ばれる一つ又は二つ以上の有機架橋球状粒子
添加剤C:アシル基の炭素数が16〜22である第1アミド、アシル基の炭素数が16〜22であり且つアルキル基の炭素数が1〜18であるN−アルキル置換脂肪酸アミド及びアシル基の炭素数が16〜22であるビス脂肪酸アミドから選ばれる一つ又は二つ以上の脂肪酸アミド - 添加剤Aが、多価アルコール脂肪酸エステルが炭素数が3〜6の3又は4価の脂肪族アルコールと炭素数18〜22の飽和脂肪酸とのエステルであって、アミド化合物が式1中のRが16〜22のアルカノイル基であり且つm及びnが1である場合のものである請求項1記載のポリプロピレン系重合体組成物。
- 添加剤Bが、平均粒子径1〜10μm、短径と長径との比が0.7〜1及び屈折率が1.45〜1.55の架橋ポリアクリル球状粒子である請求項1又は2記載のポリプロピレン系重合体組成物。
- 添加剤Cが、パルミチン酸アミド、パルミトオレイン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、ベヘニン酸アミド及びエルカ酸アミドから選ばれるものである請求項1〜3のいずれか一つの項記載のポリプロピレン系重合体組成物。
- 添加剤Cが、パルミトオレイン酸アミド及びオレイン酸アミドから選ばれるものである請求項1〜3のいずれか一つの項記載のポリプロピレン系重合体組成物。
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