JP3817843B2 - 天井埋め込み形照明器具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、直管形蛍光ランプを光源に使用する天井埋め込み形照明器具に係り、特に、器具本体に連結されてこの本体を天井裏に配置するために使用される固定金具を改良した天井埋め込み形照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
天井埋め込み形照明器具は、下面が開放された細長い箱構造の器具本体と、この本体の数箇所例えば長手方向の両端部に夫々連結された固定金具と、これら固定金具の下側に配置される反射板とを備えている。天井裏の吊りボルトに吊持される器具本体には、放電灯安定器等の点灯装置、端子台等の電気部品が予め内蔵されており、非常用の照明器具にあっては前記電気部品のほかにバッテリー、スイッチ、非常用点灯ユニット等の電気部品も内蔵されるようになっている。又、器具本体の長手方向両端部にはランプソケットが連結されたソケット取付け金具が夫々取付けられている。
【0003】
固定金具は、器具本体に連結される金具主部と、天井の器具取付け孔の孔縁下面に引っ掛けられる一対の天井接触部と、これら金具主部と天井接触部の両者に対して折り曲げられて前記両者を一体に連続させた一対の立ち上がり部とを有していて、各部同じ幅で形成されている。金具主部に連結された器具本体の天井裏での高さ位置は立ち上がり部により決められるようになっている。反射板は金具主部にねじ込まれる化粧ねじにより取付けられ、この反射板内に突出される前記ランプソケットには直管形蛍光ランプが取外し可能に接続される。
【0004】
この種の天井埋め込み形照明器具の器具本体及び前記各種の電気部品以外の部品、すなわち、複数の固定金具、反射板、及びソケット取付け金具等は、器具の取付け施工現場で器具本体を中心に組立てられ、この組立てを伴いながら天井への器具の装着が行われる。一方、細長い箱状をなす器具本体内の電気部品が配置された部分以外の本体内空間はデッドスペースとなっている。
【0005】
そのため、照明器具を包装する場合には、前記デッドスペースを利用してソケット取付け金具及び固定金具を取出し可能に器具本体に収容することが行われており、その収容例が図9(A)(B)又は図10(A)(B)に示されている。なお、これらの図中1は器具本体、1aは吊りボルト導入孔、1bは電源線引き込み孔、2は固定金具、2aは金具主部、2bは天井接触部、2cは立ち上がり部、2dは器具本体1への連結用係合爪、3はソケット取付け金具、4はランプソケット、5は点灯装置、6は端子台である。
【0006】
図9(A)(B)の例では、ランプソケット4が取付けられたソケット取付け金具3が、器具本体1の端板1cと吊りボルト導入孔1aとの間のデッドスペースに収容され、2個の固定金具2は器具本体1の幅方向に並べて端子台6とこれに近い方の吊りボルト導入孔1aとの間のデッドスペースに収容されている。この例においては2個の固定金具2を前記のように幅方向に並べるために、これらの金具2の一対の天井接触部2cを器具本体1の開放面と対向する壁1dに支持させた姿勢、言い換えれば、立ち上がり部2cが脚となるように立てて収容されている。
【0007】
図10(A)(B)の例では、ソケット取付け金具3は図9(A)(B)の例と同様に収容されるが、固定金具2はその一側面を壁1dに支持させた姿勢、言い換えれば、横倒しに寝かせた姿勢で収容されている。この場合、固定金具2の幅が器具本体1の高さ(深さ)寸法の大半を占めることから、一つの固定金具2のみが前記のように器具本体1に収容され、残る固定金具2は器具本体1には収容されることがない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように従来は、一つ一つの固定金具2の大きさに応じたスペースを要して、固定金具2を器具本体1に収容している。
【0009】
そのため、図9(A)(B)の収容例では、固定金具2の立ち上がり部2cの高さ寸法に応じて、図9(B)に示されるように器具本体1の開放面から固定金具2の金具主部2aが突出されてしまう。その結果として、器具本体1から突出した金具主部2aを考慮しながら器具本体1を包装しなければならないため、包装箱に大形なものが必要になるとともに、それに伴い包装コストが高いという問題がある。
【0010】
同様に、図10(A)(B)の収容例では、器具本体1内に一つの固定金具2しか収容できないので、収容しきれなかった他の固定金具2についての個別包装が必要とされ、それに応じて包装コストが高いという問題がある。
【0011】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、使用するすべての固定金具が収容された器具本体についての包装箱を小形にできて包装コストを低減できる天井埋め込み形照明器具を得ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下面が開放された細長い箱状に形成され、かつ、天井に開口された器具取付け孔に挿入されて天井裏の吊りボルトに吊持される器具本体と、この器具本体に連結される金具主部及び前記器具取付け孔の孔縁下面に引っ掛けられる一対の天井接触部を有するとともに、これら金具主部と天井接触部の両者に対して折り曲げられて前記両者を一体に連続させた立ち上がり部を有する複数の固定金具と、前記器具取付け孔を覆い隠して前記固定金具の下側に配置される反射板と、を具備した天井埋め込み形照明器具を前提とする。
【0013】
そして、前記課題を解決するために、請求項1の発明は、前記天井接触部の幅を前記金具主部の幅より狭くするとともに、この接触部が挿通可能な1以上の接触部通孔を前記金具主部に設け、前記一対の天井接触部の一方を組合わされる他の固定金具の前記接触部通孔に挿通させて複数の前記固定金具を組合わせて、これら組合わされた固定金具を前記器具本体に収容可能にしたことを特徴とするものである。
【0014】
この請求項1の発明では、複数の固定金具を器具本体に収容するにあたって、ある固定金具が有する一対の天井接触部の内の一方を、前記ある固定金具に組合わされる他の固定金具の金具主部に設けた接触部通孔に挿通させて、前記複数の固定金具を長手方向に位置をずらして互いの内面が向かい合うように組合わせることができる。この組合わせ状態によれば、複数の固定金具の立ち上がり部及び天井接触部がなすL形状部分が互い違いに入り込むように配置され、組合わされた複数の固定金具の組合わせ幅は実質的には一つの固定金具の高さに略等しいとともに、組合わされた複数の固定金具の組合わせ高さは一つの固定金具の幅に等しい。したがって、本発明に係る照明器具の包装において、この器具に使用するすべての固定金具を、既述のように組合わせて、その一側面が器具本体の開放面と対向する壁部に接するような横倒しの姿勢にして器具本体に収容できる。そして、前記組合わせ高さは器具本体の高さより短いから、組合わされた複数の固定金具の一部が前記収容状態において器具本体の開放面から突出することもない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0016】
図1及び図2中21は天井であり、21aは天井21の一部に開口された器具取付け孔である。この取付け孔21aは以下説明する天井埋め込み形照明器具22の長さに対応して細長い長方形をなしている。天井裏には器具取付け孔21aに臨んで複数本例えば2本の吊りボルト23が配置されており、これらのボルト23の下端部にはワッシャ24が嵌合されるとともにナット25が螺合され、このナット25を締上げることにより照明器具22が天井21に埋め込んで装着されるようになっている。
【0017】
図2に示されるように照明器具22は、金属製の器具本体31と、複数の金属製固定金具32と、金属製又は合成樹脂や紙等の非金属製もしくはこれらの複合材料からなる下面開放型の反射板33と、光源をなす直管型蛍光ランプ34とを備えている。
【0018】
器具本体31は、下面が開放された細長い箱構造をなしており、その内部には図2及び図6に示されるように放電灯安定器等の点灯装置26や端子台27等の電気部品が収容されている。更に、器具本体31の長手方向両端には夫々ソケット取付け金具35が取付けられている。第1の実施の形態に係る照明器具22は2灯用であるので、それに合わせて、器具本体31の両側壁31a下端から幅方向外側に略水平状に突出する一対のソケットホルダー部35aを有した2灯用のソケット取付け金具35が使用されている。これらソケットホルダー部35aの夫々には前記ランプ34が取外し可能に装着されるランプソケット36が下向きに突出して取付けられている。ランプソケット36の高さ寸法は器具本体31の幅寸法よりも短い。
【0019】
器具本体31の相対向する側壁31aには、その長手方向両端部に位置して縦長なスリットからなる連結孔38が夫々形成されている。更に、器具本体31の開放された下面と対向する上壁31bには、その長手方向両端部に位置して吊りボルト導入孔39が開けられている。又、図6中40は上壁31bに開けられた電源線引き込み孔である。
【0020】
図3〜図5等に示されるように亜鉛引き鉄板などからなる一対の固定金具32は、金具主部41と、一対の天井接触部42と、一対の立ち上がり部43とを有している。
【0021】
金具主部41は、その幅方向両側縁を上向きに折り曲げてなる補強フランジ41aを有し、かつ、これら一対のフランジ41a間の板部に位置して、ねじ受けとしての螺孔44が複数設けられているとともに、例えば2個の接触部通孔45が設けられている。両接触部通孔45は、矩形の孔等からなり、例えば金具主部41の前記立ち上がり部43側に寄った両端部に夫々形成されている。
【0022】
補強フランジ41aの中央部には一対の係合爪46が夫々形成され、同じ補強フランジ41aに形成された一対の係合爪46は、その爪先が非対向となるように互いに逆方向に向いて設けられている。これらの係合爪46を介して固定金具32が器具本体31の長手方向の端部に連結されている。詳しくは、各係合爪46の爪先部を前記連結孔38に器具本体31の内側から夫々挿通させて、これら連結孔38に各係合爪46を夫々引っ掛けることにより、固定金具32が器具本体31をその幅方向に横切って器具本体31に連結されている。なお、こうした連結孔38と係合爪46との係合は、前記器具本体31の側壁31a間を広げるように側壁31aを一旦弾性変形させて実施される。
【0023】
一対の天井接触部42は、金具主部41の前記板部と平行に設けられて、器具取付け孔21aの幅方向に向かい合った孔縁の下面に引っ掛けられるものである。一対の立ち上がり部43は、金具主部41と天井接触部42との両者を一体に連続して設けられている。これらの立ち上がり部43間の離間寸法、言い換えれば、金具主部41の長さは器具取付け孔21aの開口幅より少し短くなっている。
【0024】
図3(C)に示されるように立ち上がり部43の幅は、天井接触部42側程狭くなっているとともに、天井接触部42の幅Aも立ち上がり部43の最小幅と等しくなっている。そして、天井接触部42は前記接触部通孔45を挿通可能な大きさに形成されている。したがって、金具主部41の幅Bが固定金具32の最大幅をなしており、この幅Bは、器具本体31の開放面から上壁31bまでの寸法、つまり、器具本体31の高さ(深さ)寸法よりも短い。
【0025】
又、天井裏での器具本体31の高さ位置を決める立ち上がり部42の高さ寸法は、器具本体31の両側壁31a間の寸法、言い換えれば、器具本体31の幅よりも短くしてある。更に、立ち上がり部43の天井接触部42側の段部43aから金具主部41側の部分は、接触部通孔45を挿通できないように接触部通孔45よりも幅広に形成されている。それにより、前記段部43aは固定金具32同志を組合わせる際において、接触部通孔45への天井接触部42の挿入深さを決めるストッパとして使用され、そのストッパ作用によって組合わされた複数の固定金具32、32の最大組合わせ幅が、器具本体31の幅と同等以下となるようにしてある。なお、図2〜図5中47は、金具主部41の長手方向の端部から立ち上がり部43を経て天井接触部42に至る補強用ビードである。
【0026】
前記下面開放型の反射板33は、その開口縁に器具取付け孔21aの孔縁を下側から覆う張り出し開口縁33aを有している。この反射板33の長手方向に延びる両側反射壁は夫々傾斜されている。反射板33の天井反射壁の長手方向両端には夫々ソケット通孔(図示しない)が開けられていて、これらの通孔にはランプソケット36が上方から挿通される。更に、反射板33の天井反射壁にはねじ通孔(図示しない)が設けられており、これらのねじ通孔を上方に挿通する化粧ねじ48は、前記螺孔44にねじ込まれて反射板33を固定金具32に取付けている。
【0027】
なお、前記構成の天井埋め込み形照明器具22は、次の、手順で天井21に埋め込んで装着される。まず、器具本体31の長手方向両端部に夫々固定金具32を連結させた状態で、これら固定金具32の一対の天井接触部42が天井21の器具取付け孔21aの孔縁下面に当るまで、器具本体31を天井取付け孔21aに挿入するとともに、その際に、器具本体31の上壁31bの各吊りボルト導入孔39に天井裏の吊りボルト23の下端部を夫々導入する。次に、器具本体31内において吊りボルト23の下端部に、ワッシャ24を嵌合するとともにナット25を螺合して締め上げることにより、天井接触部42を器具取付け孔21aの孔縁下面に強く密着させるとともに器具本体31を2本の吊りボルト23に吊持する。この後、器具取付け孔21aに下面開放型の反射板33を挿入して、この反射板33を固定金具32の下側に配置する。次に、反射板33に化粧ねじ48を通して、これらのねじ48を固定金具32の螺孔44に螺合することにより、器具取付け孔21a及びその孔縁を覆い隠して反射板33を取付ける。最後に、前記反射板33の取付けに伴いソケット通孔を通って反射板33内に配置されたランプソケット36に直管型蛍光ランプ34を取付ける。以上の手順により照明器具22が天井21に埋め込んで装着される。
【0028】
ところで、2個のソケット取付け金具35及び2個の固定金具32は、前記構成の照明器具22の包装において、器具本体31内のデッドスペースを利用して取出し可能に器具本体31に収容される。
【0029】
すなわち、図6に示されるようにランプソケット36が取付けられたソケット取付け金具35は、器具本体31の端板と吊りボルト導入孔39との間のスペースに夫々収容される。また、2個の固定金具32は、図5に示されるように互いに組合わされて端子台27とこれに近い方の吊りボルト導入孔39との間のスペースに収容される。
【0030】
2個の固定金具32を組合わせるには、その内面同志を互いに向かい合わせながら、一方の固定金具32が有する一対の天井接触部42の内の一方を、他方の固定金具32に設けた2個の接触部通孔45の内の一方に挿通させるとともに、他方の天井接触部42を他方の固定金具32の外側に配置する。この時、同様に前記他方の固定金具32が有する一対の天井接触部42の内の一方も、前記一方の固定金具32に設けた2個の接触部通孔45の内の一方に挿通させるとともに、他方の天井接触部42を前記一方の固定金具32の外側に配置する。
【0031】
このようにして互いに抱き合うように組み合わされた2個の固定金具32の状態は図5に示されている。この組合わせ状態では、2個の固定金具32の立ち上がり部43及び天井接触部42がなすL形状部分は互い違いに入り込むようにして略平行状に配置されるので、組合わされた2個の固定金具32の組合わせ幅Wは実質的には一つの固定金具32の高さhに略等しいとともに、組合わされた2個の固定金具32の組合わせ高さHは一つの固定金具32の最大幅Bに等しい。又、組合わせ長さLは2個の固定金具32の対向し合う長さに応じて2個の固定金具32を長手方向に並べた寸法よりも短い。しかも、この実施の形態のように接触部通孔45を金具主部41長手方向の端部に設けた構成によれば、金具主部41の大半を占めて2個の固定金具32が対向し合うので、前記組合わせ長さLをかなり短くでき、器具本体31内に大きなスペースを必要とせずに収容できる点で優れている。
【0032】
そして、開放面が上を向く姿勢で配置された器具本体31に対して、以上のように組み合わされた2個の固定金具32は、その一側面を器具本体31の上壁31bに支持させた横倒しの姿勢で、器具本体31内の前記スペースに収容される。この収容状態は図5中2点鎖線及び図6に示される。なお、この収容において器具本体31の幅よりも前記組合わせ幅Wが少し大きい場合には、図5中2点鎖線に示すように器具本体31の両側壁31aを可撓変形(この変形は器具本体31が薄い板金からなりその側壁31aが長いので容易である。)させて、組み合わされた2個の固定金具32を器具本体31に収容できる。そして、このように収容する場合には、器具本体31の両側壁31aの弾性力により収容された2個の固定金具を所定収容位置に位置決めできる点で優れている。
【0033】
前記収容状態において、既述のように組合わされた2個の固定金具32の組合わせ高さHは一つの固定金具32の最大幅Bに等しく、この幅Bは器具本体31の高さ寸法よりも短いから、結局、収容された2個の固定金具32の一部が器具本体31の開放面から突出することはない。そのため、前記突出を考慮した大きさの包装箱を使用する必要がなく、以上のように固定金具32等を収容した器具本体31を包装する図示しない包装箱(個装用包装箱の例を図6中2点鎖線で示す)Kに高さが低い小形なものを使用できる。又、前記のように第1の実施の形態に係る照明器具22が備えるすべての固定金具32を、余すことなく器具本体31内のデッドスペースに収容できるから、収容しきれない固定金具32を個別に包装する手間や包装資材等も省略できる。したがって、これらの理由によって、包装コストを低減することができ、その実用上の効果は大である。
【0034】
図7及び図8は本発明の第2の実施の形態を示している。この第2の実施の形態は基本的には第1の実施の形態と同様な構成であるので、同様構成部分には第1の実施の形態と同じ符号を付して、その構成及び作用の説明を省略し、以下異なる部分について説明する。第2の実施の形態が第1の実施の形態と異なる部分は、固定金具の接触部通孔である。
【0035】
すなわち、第2の実施の形態において、固定金具32の金具主部41には一対の第1接触部通孔45の他に第2接触部通孔145が設けられている。一対の第1接触部通孔45は金具主部41の長手方向両端部に夫々形成されており、第2接触部通孔145は金具主部41の長手方向中央部に形成されている。この第2接触部通孔145は第1接触部通孔45を2個合わせた大きさをなしているが、これに代えて2個の近接した孔で形成しても良い。なお、以上の点以外の構成は、図示されない部分を含めて第1の実施の形態と同じである。
【0036】
この第2の実施の形態に係る天井埋め込み形照明器具では、その包装にあたり第1接触部通孔45を利用して第1の実施の形態のように2個の固定金具32のみならず、3個以上の固定金具を互いに抱き合うような形態に組合わせて器具本体31内に収容できる。
【0037】
次に3個の固定金具32を組合わせる場合について説明する。まず、1の固定金具32を基準としてこれに他の2個の固定金具の内の1の固定金具32を組合わせる。その場合、これら2個の固定金具32の内面同志を互いに向かい合わせながら、一方の固定金具32が有する一対の天井接触部42の内の一方を、他方の固定金具32の第2接触部通孔145に挿通させるとともに、他方の天井接触部42を他方の固定金具32の外側に配置する。この時、同様に前記他方の固定金具32が有する一対の天井接触部42の内の一方も、前記一方の固定金具32に設けた第2接触部通孔145に挿通させるとともに、他方の天井接触部42を前記一方の固定金具32の外側に配置する。こうして組み合わされた状態は図7に示されている。次に、残る1の固定金具32を前記基準とした1の固定金具32に、既述の組合わせ手順と同様の手順で組合わせる。
【0038】
そして、照明器具22の包装において、前記のようにして組み合わされた3個の固定金具32を横倒しに寝かせた姿勢で、器具本体31内のデッドスペースに収容できる。この収容状態は図7中2点鎖線及び図6に示されている。なお、固定金具32を3個以上使用する天井埋め込み形照明器具22は、より長い直管形蛍光ランプを使用するものであり、それに応じて器具本体31の長さも当然に長いとともに、この器具本体31内のデッドスペースの長さも長くなっているから、固定金具32の使用数に応じて組合わせ長さLが長くなるにも拘らず、それを器具本体31に収容することができる。したがって、この第2の実施の形態においても、包装にあたって複数の固定金具32のすべてを組合わせて器具本体31に収容できるので、本発明の課題を解決できる。
【0039】
なお、本発明は器具本体に反射板取付け金具を取付けて、そのねじ受けに螺合されるねじを介して固定金具の下側に配置される反射板を取付けるようにした天井用埋め込み形照明器具にも適用できる。又、複数の器具本体をその長手方向に並べるとともに、隣接した器具本体相互を連結して天井に設置される連結形の天井埋め込み形照明器具にも適用できる。
【0040】
更に、本発明において固定金具の金具主部に設ける接触部通孔は一つのみでも良く、この場合には少なくとも1つの天井接触部が挿通できる大きさの接触部通孔を金具主部の長手方向中央部、又は金具主部の長手方向の端部、或いはこれらの中間位置に設けて実施することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したような形態で実施される請求項1に記載の発明によれば、この発明に係る照明器具の包装において、この照明器具が備えるすべての固定金具を、その長手方向に位置をずらして互いの内面が向かい合うように組合わせて、この組み合わされた複数の固定金具を横倒しの姿勢にして器具本体に収容できる。このように使用するすべての固定金具を器具本体に収容できるので一部の固定金具を個別的に包装する必要がなくなるとともに、器具本体に収容された固定金具の一部が器具本体の開放面から突出することがなくなり、したがって、固定金具を収容した器具本体を包装する包装箱を小形にできるとともに、包装コストも低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る天井埋め込み形照明器具の構成を示す斜視図。
【図2】図1に示された照明器具の構成を示す断面図。
【図3】(A)は第1の実施の形態に係る照明器具が備える固定金具を示す平面図。
(B)は図3(A)の固定金具を一部断面して示す正面図。
(C)は図3(A)に示された固定金具の側面図。
【図4】(A)は第1の実施の形態に係る照明器具が備える2個の固定金具の組合わせ状態を示す平面図。
(B)は図4(A)の組合わせ状態を一部断面して示す固定金具の正面図。
(C)は図4(A)に示された組合わせ状態の固定金具の側面図。
【図5】第1の実施の形態に係る照明器具が備える2個の固定金具の組合わせ状態を器具本体とともに示す斜視図。
【図6】(A)は第1の実施の形態に係る照明器具において器具本体にソケット取付け金具及び固定金具を収容した状態を示す平面図。
(B)は図6(A)の収容状態を示す断面図。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る照明器具が備える3個の固定金具の組合わせ状態を器具本体とともに示す斜視図。
【図8】第2の実施の形態に係る天井埋め込み形照明器具において器具本体にソケット取付け金具及び固定金具を収容した状態を示す平面図。
【図9】(A)は従来例に係る照明器具において器具本体にソケット取付け金具及び固定金具を収容した状態を示す平面図。
(B)は図9(A)の収容状態を示す断面図。
【図10】(A)は従来例に係る照明器具において器具本体にソケット取付け金具及び固定金具を収容した状態を示す平面図。
(B)は図10(A)の収容状態を示す断面図。
【符号の説明】
21…天井、
21a…器具取付け孔、
22…照明器具、
23…吊りボルト、
31…器具本体、
32…固定金具、
33…反射板、
34…蛍光ランプ、
41…金具主部、
42…天井接触部、
43…立ち上がり部、
45…接触部通孔、
145…接触部通孔、
K…包装箱。
Claims (1)
- 下面が開放された細長い箱状に形成され、かつ、天井に開口された器具取付け孔に挿入されて天井裏の吊りボルトに吊持される器具本体と、この器具本体に連結される金具主部及び前記器具取付け孔の孔縁下面に引っ掛けられる一対の天井接触部を有するとともに、これら金具主部と天井接触部の両者に対して折り曲げられて前記両者を一体に連続させた立ち上がり部を有する複数の固定金具と、前記器具取付け孔を覆い隠して前記固定金具の下側に配置される反射板と、を具備した天井埋め込み形照明器具において、
前記天井接触部の幅を前記金具主部の幅より狭くするとともに、この接触部が挿通可能な1以上の接触部通孔を前記金具主部に設け、前記一対の天井接触部の一方を組合わされる他の固定金具の前記接触部通孔に挿通させて複数の前記固定金具を組合わせて、これら組合わされた固定金具を前記器具本体に収容可能にしたことを特徴とする天井埋め込み形照明器具。
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