JP3815858B2 - 紙用サイジング剤組成物 - Google Patents
紙用サイジング剤組成物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3815858B2 JP3815858B2 JP20253497A JP20253497A JP3815858B2 JP 3815858 B2 JP3815858 B2 JP 3815858B2 JP 20253497 A JP20253497 A JP 20253497A JP 20253497 A JP20253497 A JP 20253497A JP 3815858 B2 JP3815858 B2 JP 3815858B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- carboxyl group
- polyvinyl alcohol
- sizing agent
- agent composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paper (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙用サイジング剤組成物に関し、更に詳しくは、塗工性に優れ、かつ加工(サイジング)後の紙表面のねっぱり(粘着性)が少ない紙用サイジング剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ビニルエステル系樹脂、特にポリビニルアルコール系樹脂は、紙の表面強度、平滑度、光沢等の表面特性を改善するために紙の表面にコーティングして、紙用サイジング剤として広く利用されている。
かかるサイジング剤によってコーティングされた紙は、通常、その光沢、平滑性を向上させるためにカレンダーロールを通過させられるが、サイジング剤の種類によっては、コーティングされた紙が(特に高湿度雰囲気において)カレンダーロールに付着して、紙切れ等が生じたり、また、湿式オフセット印刷時においてもサイジング剤の粘着性(ねっぱり)により、印刷機のブランケットシリンダーに紙が張り付いて紙切れ等のトラブルを起こす原因ともなり、紙が湿潤状態においても粘着性(ねっぱり)が小さい紙用サイジング剤が望まれるところで、かかる粘着性(ねっぱり)の対策として、接着性塗布面同士を対向させ加圧することにより接合させ得る感圧接着性シートにおいて、該感圧接着性シートが支持体上に接着剤含有層を、更に接着剤含有層上に保護層を設けてなり、且つ保護層面同士を対向させ100kg/cm2の圧力をかけて接合した場合にJIS K−6833−1980に基づく測定で50g/25mm以上のT型剥離力を示すことを特徴とする感圧接着性シートが開示され(特開平3−140298号公報)、その中に接着剤としてアクリル酸エステル系エマルジョンが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、アルリルエステル系エマルジョンをポリビニルアルコール系樹脂のねっぱり防止剤として使用した場合インクが水負けを起こし、版汚れの原因となり、また本来のポリビニルアルコール系樹脂の特性である表面紙力強度、耐水性が低下する等の欠点がある。
【0004】
【問題を解決するための手段】
そこで、本発明者は、かかる事情を鑑みて鋭意研究を重ねた結果、カルボキシル基の含有量が0.1〜10モル%であるカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)、ポリアクリル酸塩(B)を含有し、ポリアクリル酸塩(B)の含有量がカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して0.1〜50重量部である紙用サイジング剤組成物が、紙の粘着性(ねっぱり)を防止して、塗工性にも優れ、サイズ度や紙力強度を向上させることもでき、ポリビニルアルコール系樹脂(A)がカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂であるとき、本発明の作用効果が特に顕著に得られることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明を以下に詳しく説明する。
本発明のカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)は、特に限定されず、カルボキシル基含有ポリ酢酸ビニルの部分ケン化物のみならず、下記の如きビニルエステルと共重合しうる単量体との共重合ケン化物を挙げることができる。
飽和カルボン酸のアリルエステル
ステアリン酸アリル、ラウリン酸アリル、ヤシ油脂肪酸アリル、オクチル酸アリル、酪酸アリル等。
α−オレフィン
エチレン、プロピレン、α−ヘキセン、α−オクテン、α−デセン、α−ドデセン、α−ヘキサデセン、α−オクタデセン等。
アルキルビニルエーテル
プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、ヘキシルビニルエーテル、オクチルビニルエーテル、デシルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテル、テトラデシルビニルエーテル、ヘキサデシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル等。
アルキルアリルエーテル
プロピルアリルエーテル、ブチルアリルエーテル、ヘキシルアリルエーテル、オクチルアリルエーテル、デシルアリルエーテル、ドデシルアリルエーテル、テトラデシルアリルエーテル、ヘキサデシルアリルエーテル、オクタデシルアリルエーテル等。
その他、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アリルスルホン酸塩、エチレン性不飽和スルホン酸塩、スチレン、塩化ビニル等の使用も可能である。
【0006】
以下かかるカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂について、詳細に説明するが、これらに限定されるものではない。
カルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂の製造法は特に限定されず、任意の方法で製造することができる。
例えば、(1)カルボキシル基を有する不飽和単量体及びビニルエステル系化合物より共重合体を得た後、該共重合体をケン化する方法、(2)カルボキシル基を有するポリビニルアルコール系樹脂にオキシアルキレン基を有する単量体をグラフト重合させる方法等が挙げられるが、(1)の方法が樹脂の製造面、性能面から実用的である。
以下、(1)の方法について具体的に説明する。
【0007】
カルボキシル基を有する不飽和単量体としては、エチレン性不飽和ジカルボン酸(マレイン酸、フマル酸、イタコン酸)、又はエチレン性不飽和カルボン酸モノエステル(マレイン酸モノアルキルエステル、フマル酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキルエステル)、又はエチレン性不飽和ジカルボン酸ジエステル(マレイン酸ジアルキルエステル、フマル酸ジアルキルエステル、イタコン酸ジアルキルエステル)、又はエチレン性不飽和カルボン酸無水物(無水マレイン酸、無水イタコン酸)、あるいは(メタ)アクリル酸等の単量体、及びこれらの塩が挙げられ、エチレン性不飽和カルボン酸モノエステル又はその塩が好適に使用される。
また、ビニルエステル系化合物としては、ギ酸ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプリン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、バーサティック酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリン酸ビニル等が単独又は併用で用いることができるが、酢酸ビニルが特に実用性が高い。
【0008】
本発明においては、かかる重合の際に上記の如きカルボキシル基を有する単量体、ビニルエステル系化合物以外に、上述した如きビニルエステルと共重合しうる単量体を50モル%以下存在せしめて重合を行なっても良い。
共重合するに当たっては特に制限はなく、公知の重合方法が任意に用いられるが、普通メタノールあるいはエタノール等のアルコールを溶媒とする溶液重合が実施される。
かかる方法において単量体の仕込み方法としては、まずビニルエステル系化合物の全量と前記カルボキシル基含有不飽和単量体の一部を仕込み重合を開始し、残りの不飽和単量体を重合期間中に連続的に又は分割的に添加する方法、一括仕込みする方法等任意の手段を用いて良い。共重合反応は、アゾビスイソブチロニトリル、過酸化アセチル、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイルなどの公知のラジカル重合触媒を用いて行なわれる。又反応温度は50℃〜沸点程度の範囲から選択される。
【0009】
上記の如くして得られた共重合体は、次にケン化されてカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂となる。
ケン化に当たっては、共重合体をアルコールに溶解しアルカリ触媒の存在下に行なわれる。アルコールとしてはメタノール、エタノール、ブタノール等が挙げられる。
アルコール中の共重合体の濃度は20〜70重量%の範囲から選ばれる。ケン化触媒としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラート、ナトリウムエチラート、カリウムメチラート等のアルカリ金属の水酸化物やアルコラートの如きアルカリ触媒を用いることが必要である。かかる触媒の使用量はビニルエステル系化合物に対して1〜100ミリモル当量にすることが必要である。
【0010】
かかる場合、ケン化温度は特に制限はないが、通常は10〜70℃、更には30〜50℃の範囲から選ぶのが好ましい。反応は通常2〜5時間にわたって行なわれ、好ましいケン化度は10〜100モル%で、特に好ましくは50〜100モル%、殊に好ましくは70〜100モル%の範囲から選択される。
尚、ビニルアルコール成分を含有させる場合は上記方法に限られるものではなく、例えばポリビニルアルコール(部分ケン化物、完全ケン化物)に酸化アルキレン類を後反応させる方法等も実施可能である。
かくして、カルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂が得られるわけであるが、かかるカルボキシル基の含有量は0.1〜10モル%が好ましく、更には0.5〜5モル%で、かかるカルボキシル基の含有量が0.1モル%未満では紙力強度が弱く、逆に10モル%を越えるとサイジング剤組成物とした時の溶解性が不良となって好ましくない。
【0011】
また、本発明においては、(カルボキシル基含有)ポリビニルアルコール系樹脂(A)の平均重合度は100〜10000が好ましく、更には300〜3000で、かかる平均重合度が100未満では紙力強度が低下して印刷適性が不良となり、逆に10000を越えるとサイジング剤組成物とした時の塗工性や浸透性が低下して好ましくない。
次に、ポリアクリル酸塩(B)としては、ポリアクリル酸のナトリウム、カリウム、アンモニウム塩等を挙げることができ、ポリアクリル酸の重合度としては、500〜30000のものが用いられるが、好ましくは1000〜7000のものが用いられる。
【0012】
本発明の紙用サイジング剤組成物は、上記の如くカルボキシル基の含有量が0.1〜10モル%であるカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)、ポリアクリル酸塩(B)を含有するもので、これらの配合割合は、カルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して、ポリアクリル酸塩(B)を0.1〜50重量部、更には0.5〜30重量部含有させることが好ましく、かかる含有量が0.1重量部未満では、粘着性が低下せず、逆に50重量部を越えると紙力強度が低下して印刷適性が不良となって好ましくない。
【0013】
かくして、得られた本発明の紙用サイジング剤組成物は、一般には水に溶解して用いられるが、溶剤系でも使用可能である。溶剤の種類は、カルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)の特性、カルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)及びポリアクリル酸塩(B)の含有割合等に応じて適宜選択すれば良い。例えば、比較的ケン化度の低いものはペースト状で得られるので重合又はケン化に用いた溶媒をそのまま用いても良いし、必要ならば溶媒置換を行なっても良い。
塗工液の調製に当たっては特に制限はなく、要するに水と上記のカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)及びポリアクリル酸塩(B)を混合すれば良い。濃度は目的に応じて適宜調節すれば良いが、特に好ましい該ポリビニルアルコール系樹脂(A)の濃度は作業性等を考慮して通常は0.1〜40重量%、更には1〜20重量%程度の範囲から選ばれる。
【0014】
本発明の紙用サイジング剤組成物は、上記の如くカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)及びポリアクリル酸塩(B)を含有するものであるが、更に必要に応じてグリオキザール、尿素樹脂等の耐水化剤、消泡剤、離型剤、界面活性剤、防腐剤、防虫剤、防錆剤、増粘剤等の公知の添加剤を添加することもでき、又本発明の特徴を損なわない範囲でならば他の紙加工剤、例えば、従来公知の他のポリビニルアルコール、澱粉、カルボキシメチルセルロース、アクリル系ラテックス、SBRラテックス等の樹脂も混合することができる。
本発明の紙用サイジング剤組成物を塗被する紙としては特に制限はないが、例えば、マニラボール、白ボール、ライナー等の板紙、一般上質紙、中質紙、グラビア用紙等の印刷用紙、上・中・下級紙、新聞用紙などが好適に用いられる。
かかる紙に該紙用サイジング剤組成物を塗工するにあたっては、サイズプレスコーター法、ロールコーター法、エヤードクター法、ブレードコーター法、シムサイザーコーター法等公知の任意の方法が採用される。
【0015】
しかして、該紙用サイジング剤組成物の塗布量は、(カルボキシル基含有)ポリビニルアルコール系樹脂(A)が0.1〜5g/m2(固形分換算)、特に好ましくは0.5〜3g/m2(同上)程度になるようにするのが適当である。勿論前記方法に限らず、パルプ分散液中に本発明の紙用サイジング剤組成物を溶解して抄紙するいわゆる内部サイズ法、あるいは更に粉末状、繊維状の本発明の紙用サイジング剤組成物を紙中に混入させる等、任意の方法によって本発明の紙用サイジング剤組成物を紙に適用することができる。
【0016】
本発明の紙用サイジング剤組成物は、主として上記した如きクリアーコーティング剤として使用されるが、顔料コーティング用のバインダーとしても好適に利用することができ、顔料としてはクレー、炭酸カルシウム、カオリン、珪藻土、酸化チタン、酸化鉄、サチン白等の公知の顔料が使用される。かかるバインダーにおいては、従来顔料コーティングにおいて問題となっていたクレーショック(顔料を分散させた状態でバインダーを添加した場合に顔料が凝集する現象)が全く心配がなく、又顔料の分散性についても非常に優れた効果を発揮する。
【0017】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
尚、実施例中、「部」、「%」とあるのは、特にことわりのない限り重量基準を示す。
実施例1
[カルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)の調製]
重合缶に酢酸ビニル500部、マレイン酸3.4部、メタノール85部を仕込んで、系内を撹拌下、窒素気流中で昇温して60℃で30分間還流後、アゾビスイソブチロニトリルを酢酸ビニルに対して0.08モル%加え、6時間重合を行って反応終了後メタノール蒸気を吹き込んで未反応のモノマーを除去し、共重合体のメタノール溶液を得た。
次いで、得られたメタノール溶液を40%にメタノールで希釈し、30℃にして水酸化ナトリウムで中和した。更に共重合体中の酢酸ビニルに対して水酸化ナトリウムを20ミリモル%加えてケン化して、得られたケン化物を濾過し、70℃で乾燥してカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(ケン化度99.1モル%、平均重合度1400)(A)を得た。
【0018】
上記のカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)5.8部及び 重合度3000のポリアクリル酸ソーダ(B)0.2部[重量比(A)/(B)=100/3.4]を水94部に溶解して、サイジング剤組成物とし、該組成物を坪量60g/m2の酸性紙に樹脂固形分で0.8g/m2になるようにサイズプレスコート(50m/min,11kg/cm,6%水溶液)を行った後、円筒回転式ドライヤーにて105℃で2分間乾燥し、更にスーパーカレンダーにて仕上げを行ってサイジング紙を得た。
得られたサイジング紙について、再湿接着性、ねっぱり性、表面紙力強度、サイズ度の評価を以下の要領で行った。
【0019】
(再湿接着性)
J.TAPPI No.19「板紙の層間はく離強さ試験方法」に準じて、以下の通り行った。
得られたサイジング紙(100mm×100mm)のフェルト面同士を重ねて5分間水に浸漬した後、濾紙に挟んで、100kg/cmの圧力でカレンダーロールを通して圧着する。次いで、20℃,65%RHで24時間調湿後、幅3cmの試験片として引張試験機(トーヨーボールドウィン社製「テンシロンUTM−2−20」、引張速度;200mm/min)により接着力(g/30mm)を測定した。
(ねっぱり性)
オフセット輪転印刷機を用いて、サイジング紙に1色の両面印刷を連続的に行って、以下の如く評価した。
○ −−− 10000m以上の連続印刷が可能
△ −−− 5000mからサイジング剤の輪転印刷機(ロール)への付着
が認められた
× −−− 2000mからサイジング剤の輪転印刷機(ロール)への付着
が認められ、断紙に至った
(表面紙力強度)
IGT印刷試験機(熊谷理機(株)製)により、インキにFINE INK TV−20(大日本インキ化学工業(株)製)を用いて、IGTピック強度(cm/秒)の測定を行った。
(サイズ度)
JIS P 8122により、ステキヒトサイズ度(秒)の測定を行った。
【0020】
実施例2〜8、比較例3
実施例1に準じて表1に示される如き(カルボキシル基含有)ポリビニルアルコール系樹脂(A)及びポリアクリル酸塩(B)を用いて、同様に評価を行った。なお、比較例3においては、ポリビニルアルコール系樹脂の製造時にマレイン酸を添加しなかった以外は、実施例1と同様に行った。
【0021】
比較例1
実施例1においてポリアクリル酸塩(B)を添加しなかった以外は同様に実施し、同様に評価を行った。
比較例2
実施例1においてポリアクリル酸塩(B)の代わりにアクリル酸エスエル系エマルジョン(日本合成ゴム(株)製、「AE−923」)を同量用いて同様に実施し、同様に評価を行った。
実施例及び比較例の評価結果を表2に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表1】
【0024】
【発明の効果】
本発明の紙用サイジング剤組成物は、カルボキシル基の含有量が0.1〜10モル%であるカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)及びポリアクリル酸塩(B)を含有し、ポリアクリル酸塩(B)の含有量がカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して0.1〜50重量部であるため、紙の粘着性(ねっぱり)を防止して、塗工性にも優れ、サイズ度や紙力強度を向上させることもでき、マニラボール、白ボール、ライナー紙等の板紙、一般上質紙、中質紙、(軽量)コート紙、包装用紙、グラビア用紙等の印刷用紙、上・中・下級紙、新聞用紙等に好適に用いることができる。
Claims (2)
- カルボキシル基の含有量が0.1〜10モル%であるカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)及びポリアクリル酸塩(B)を含有し、ポリアクリル酸塩(B)の含有量がカルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)100重量部に対して0.1〜50重量部であることを特徴とする紙用サイジング剤組成物。
- カルボキシル基含有ポリビニルアルコール系樹脂(A)の平均重合度が100〜10000であることを特徴とする請求項1記載の紙用サイジング剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20253497A JP3815858B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 紙用サイジング剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20253497A JP3815858B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 紙用サイジング剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1136187A JPH1136187A (ja) | 1999-02-09 |
JP3815858B2 true JP3815858B2 (ja) | 2006-08-30 |
Family
ID=16459100
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20253497A Expired - Fee Related JP3815858B2 (ja) | 1997-07-11 | 1997-07-11 | 紙用サイジング剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3815858B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4508523B2 (ja) * | 2001-09-10 | 2010-07-21 | 王子製紙株式会社 | 印刷用塗被紙 |
-
1997
- 1997-07-11 JP JP20253497A patent/JP3815858B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1136187A (ja) | 1999-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3459438B2 (ja) | ポリビニルアルコール−デンプン誘導体組成物およびその用途 | |
JP3815858B2 (ja) | 紙用サイジング剤組成物 | |
JP2528839B2 (ja) | 紙用表面処理剤 | |
JP3091008B2 (ja) | 紙用サイジング剤及びこれを用いてサイジングした紙 | |
JP3354646B2 (ja) | ポリビニルアルコール系樹脂組成物 | |
JP3815859B2 (ja) | 紙用サイジング剤組成物 | |
JP4142148B2 (ja) | 紙加工用組成物 | |
JP3753276B2 (ja) | 紙用サイジング剤組成物 | |
JP3753277B2 (ja) | 紙用サイジング剤組成物 | |
US5248724A (en) | Sizing agent and paper sized therewith | |
JPH10259285A (ja) | 紙用コート剤 | |
JPH1143897A (ja) | 紙用サイジング剤組成物 | |
JPH1143894A (ja) | 紙用サイジング剤組成物 | |
JPH1121791A (ja) | 紙用サイジング剤組成物 | |
JP2957663B2 (ja) | 紙用コーテイング剤 | |
JPH1136186A (ja) | 紙用サイジング剤組成物 | |
JPH1121786A (ja) | 紙用サイジング剤組成物 | |
JPH1136185A (ja) | 紙用サイジング剤組成物 | |
US5374679A (en) | Sizing agent and paper sized therewith | |
JPH10298897A (ja) | 紙用コ−ト剤 | |
JPH1143893A (ja) | 紙用サイジング剤組成物 | |
JP4026791B2 (ja) | 剥離紙 | |
JP3817907B2 (ja) | オフセット印刷用新聞用紙およびその製造方法 | |
JP2828677B2 (ja) | 粘着シート | |
JP4293532B2 (ja) | 紙用サイジング剤組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040518 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040518 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051228 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060525 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060606 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090616 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100616 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110616 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120616 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616 Year of fee payment: 7 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616 Year of fee payment: 7 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130616 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |