JP3869671B2 - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体ウエハ、液晶表示装置等のフラットパネルディスプレイ用のガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板などの各種基板を純水等の処理液で処理した後に乾燥させる基板処理方法、特に、処理槽内に貯留された処理液中から基板を引き上げあるいは処理槽内から処理液を排出し、基板に対しイソプロピルアルコール(IPA)等の有機溶剤の蒸気を供給して基板を乾燥させる基板処理方法、ならびに、その方法を実施するために使用される基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエハ等の基板を、処理槽内に収容された処理液、例えば純水中に浸漬させて洗浄処理した後に乾燥させる方法として、例えば特開平6−326073号公報等には、処理槽内に貯留された純水中に基板を浸漬させて洗浄処理した後に、基板を処理槽内の純水中から引き上げ、あるいは、基板を処理槽内で静止させたまま処理槽内から純水を排出して、基板を処理槽内の純水中から露出させ、この際に、窒素ガス等の不活性ガスをキャリアガスとして水溶性の有機溶剤、例えばIPAの蒸気を、純水中から露出させられた基板の周囲へ供給し、基板の表面上の気液界面で、IPA蒸気を凝縮させて基板表面に付着した純水をIPAに置換させた後、処理槽が内設された密閉のチャンバ内を真空排気してチャンバの内部を減圧状態にすることにより、基板の表面に凝縮したIPAを蒸発させて、基板を速やかに乾燥させる、といった方法が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したような従来の基板処理方法では、処理槽内の純水中から基板を引き上げる過程において、純水の液面に対する基板の位置や基板の引き上げ速度の変化などの条件に合わせてチャンバ内のIPA濃度を細かに制御する、といったことは行われておらず、また、チャンバ内へ供給するIPA蒸気の濃度を微細に制御すること自体が困難であった。また、純水中からの基板の引き上げ過程でチャンバ内を排気することは行われていたが、その場合でも単に一定の流量で排気するだけであった。
【0004】
このように従来は、純水中からの基板の引き上げ過程で所定の条件に合わせてチャンバ内のIPA濃度を細かに制御することが行われていなかったため、基板面上でIPAの濃度斑が発生することがあった。この結果、基板面内における乾燥状態にばらつきを生じたり、デバイスパーティクルが発生したりする、といった不都合を生じていた。
【0005】
この発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、処理槽内に貯留された処理液中から露出させられた基板に対し有機溶剤の蒸気を供給して基板を乾燥させる場合において、基板面上で有機溶剤の濃度斑が発生することを防止することができる基板処理方法を提供すること、ならびに、その方法を好適に実施することができる基板処理装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、処理槽内に貯留された処理液中から基板を引き上げる工程と、前記処理槽内の処理液中から引き上げられる基板に対し有機溶剤の蒸気を供給して基板の表面で有機溶剤を凝縮させた後に、その有機溶剤を蒸発させて基板を乾燥させる工程と、を含む基板処理方法において、前記処理槽内の処理液中から基板を引き上げる際に、処理槽が含まれた空間を、基板の引き上げを開始した時点からの経過時間と前記空間からの排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づき基板の引き上げ開始時点からの経過時間に応じて流量を多くするように調節しつつ排気することを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、処理槽内に貯留された処理液中から基板を引き上げる工程と、前記処理槽内の処理液中から引き上げられる基板に対し有機溶剤の蒸気を供給して基板の表面で有機溶剤を凝縮させた後に、その有機溶剤を蒸発させて基板を乾燥させる工程と、を含む基板処理方法において、前記処理槽内の処理液中から基板を引き上げる際に、処理槽が含まれた空間を、基板の引き上げ速度と前記空間からの排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づき基板の引き上げ速度の低下に応じて流量を多くするように調節しつつ排気することを特徴とする。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2記載の基板処理方法において、前記処理槽内の処理液の液面上部を排気することを特徴とする。
【0009】
【0010】
請求項4に係る発明は、処理液が貯留されその処理液中に基板が浸漬させられて処理される処理槽と、前記処理槽内に貯留された処理液中から基板を引き上げるリフタと、前記処理槽内の処理液中から引き上げられる基板に対して有機溶剤の蒸気を供給する蒸気供給手段と、前記リフタによって前記処理槽内の処理液中から基板が引き上げられる際に、処理槽が含まれた空間を排気する排気手段と、前記リフタによって前記処理槽内の処理液中から基板が引き上げられる際に、前記リフタが上昇を開始した時点からの経過時間と前記空間からの排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づき前記リフタの上昇開始時点からの経過時間に応じて流量を多くするように前記排気手段を制御して排気流量を調節する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項5に係る発明は、処理液が貯留されその処理液中に基板が浸漬させられて処理される処理槽と、前記処理槽内に貯留された処理液中から基板を引き上げるリフタと、前記処理槽内の処理液中から引き上げられる基板に対して有機溶剤の蒸気を供給する蒸気供給手段と、前記リフタによって前記処理槽内の処理液中から基板が引き上げられる際に、処理槽が含まれた空間を排気する排気手段と、前記リフタによって前記処理槽内の処理液中から基板が引き上げられる際に、前記リフタの上昇速度と前記空間からの排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づき前記リフタの上昇速度の低下に応じて流量を多くするように前記排気手段を制御して排気流量を調節する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項6に係る発明は、請求項4または請求項5記載の基板処理装置において、前記排気手段が、前記処理槽内の処理液の液面上部に吸い込み口を有することを特徴とする。
【0013】
【0014】
請求項1に係る発明の基板処理方法によると、処理槽内の処理液中から基板が引き上げられる際に、処理槽が含まれた空間が排気され、基板の引き上げを開始した時点からの経過時間と前記空間からの排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づき基板の引き上げ開始時点からの経過時間(換言すれば処理液の液面に対する基板の位置)に応じて排気流量が多くされる。ここで、処理槽が含まれた空間の有機溶剤蒸気の濃度は、有機溶剤蒸気の供給を開始してから時間の経過に従って高くなる。このため、時間の経過に応じて排気流量が多くなることにより、基板表面への有機溶剤蒸気の凝縮状態(単位時間当りの凝縮量)が一定になり、基板面上で有機溶剤の濃度斑が発生することが抑えられる。なお、処理槽が含まれた空間は、処理チャンバ等で形成することが考えられる。
【0015】
請求項2に係る発明の基板処理方法によると、処理槽内の処理液中から基板が引き上げられる際に、処理槽が含まれた空間が排気され、基板の引き上げ速度と前記空間からの排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づき基板の引き上げ速度の低下に応じて排気流量が多くされ、すなわち、処理液中から基板が速い速度で引き上げられる時は排気流量が少なくされ、処理液中から基板が遅い速度で引き上げられる時は排気流量が多くされる。このため、基板表面への有機溶剤蒸気の凝縮状態が一定になり、基板面上で有機溶剤の濃度斑が発生することが抑えられる。なお、処理槽が含まれた空間は、処理チャンバ等で形成することが考えられる。
【0016】
請求項3に係る発明の基板処理方法では、処理槽内の処理液の液面上部が排気されるので、処理液の液面上に引き上げられる基板表面への有機溶剤蒸気の凝縮状態が効果的に調整される。
【0017】
【0018】
請求項4に係る発明の基板処理装置においては、リフタによって処理槽内の処理液中から基板が引き上げられる際に、排気手段により処理槽が含まれた空間が排気され、制御手段により排気手段が制御されて、リフタが上昇を開始した時点からの経過時間と前記空間からの排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づきリフタの上昇開始時点からの経過時間に応じて排気流量が多くされる。ここで、処理槽が含まれた空間の有機溶剤蒸気の濃度は、蒸気供給手段による有機溶剤蒸気の供給が開始されてから時間の経過に従って高くなる。このため、時間の経過に応じて排気流量が多くなることにより、基板表面への有機溶剤蒸気の凝縮状態が一定になり、基板面上で有機溶剤の濃度斑が発生することが抑えられる。
【0019】
請求項5に係る発明の基板処理装置においては、リフタによって処理槽内の処理液中から基板が引き上げられる際に、排気手段により処理槽が含まれた空間が排気され、制御手段により排気手段が制御されて、リフタの上昇速度と前記空間からの排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づきリフタの上昇速度の低下に応じて排気流量が多くされる。このため、基板表面への有機溶剤蒸気の凝縮状態が一定になり、基板面上で有機溶剤の濃度斑が発生することが抑えられる。
【0020】
請求項6に係る発明の基板処理装置では、処理槽内の処理液の液面上部に配置された吸い込み口を通して排気が行われるので、処理液の液面上に引き上げられる基板表面への有機溶剤蒸気の凝縮状態が効果的に調整される。
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0023】
図1は、この発明に係る基板処理方法を実施するのに使用される基板処理装置の概略構成の1例を示す模式図である。この基板処理装置は、処理液、例えば純水が貯留されその純水中に基板Wが浸漬させられて洗浄処理される処理槽10、および、処理槽10の周囲を取り囲む処理チャンバ12を備えている。
【0024】
処理槽10は、その詳細な図示および説明を省略するが、下部に純水供給口を有するとともに上部に純水が溢れ出す溢流部を有し、底部に排水口が設けられている。処理チャンバ12は、蓋(図示せず)を開閉させることにより基板Wの搬入および搬出を行うことができるともに密閉することが可能である。処理チャンバ12の内部には、昇降駆動されるリフタ14が配設されており、このリフタ14は、処理チャンバ12内へ搬入された基板Wを受け取って処理槽10の内部へ挿入し、処理槽10内で基板Wを支持し、処理が終わった基板Wを処理槽10内から取り出す。また、処理チャンバ12の底部には、気液排出口16が設けられており、気液排出口16に、開閉弁20が介挿された排気管18、および、開閉弁24が介挿された排水管22がそれぞれ連通している。
【0025】
また、処理チャンバ12内の上部には、蒸気供給ノズル26が設けられている。蒸気供給ノズル26には、不活性ガス、例えば窒素ガスをキャリアガスとして有機溶剤、例えばIPAの蒸気を供給する蒸気供給管28が連通して接続されており、蒸気供給管28には、開閉弁30が介在して設けられている。また、処理チャンバ12の内部には、処理槽10内の純水の液面の近傍に吸い込み口32が配置されており、その吸い込み口32に調整排気管34が連通している。調整排気管34には、開閉弁36、排気ポンプ38および流量計40がそれぞれ設けられている。
【0026】
排気ポンプ38および流量計40にはコントローラ42が接続されており、流量計40の検出信号がコントローラ42へ送られ、コントローラ42から排気ポンプ38へ制御信号が送られるように構成されている。また、図2に示すように、コントローラ42には、リフタ14の位置情報、従って処理槽10内の純水中で基板Wを保持したリフタ14が上昇を開始した時点からの経過時間に関する情報、あるいはリフタ14の上昇速度に関する情報を示す信号が入力される。そして、コントローラ42では、リフタ14の時間情報あるいは速度情報から、経過時間あるいはリフト14の上昇速度と排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づいて、各時点における排気流量が算出され、所定通りに排気流量が変化するように排気ポンプ38の制御が行われる。
【0027】
また、コントローラ42により、排気管18および排水管22にそれぞれ介挿された開閉弁20、24の開閉動作、リフタ14の昇降動作、ならびに、蒸気供給管28および調整排気管34にそれぞれ介挿された開閉弁30、36の開閉動作の制御が行われる。
【0028】
次に、上記した構成の基板処理装置を使用して純水での洗浄処理後に行われる基板の乾燥処理操作の1例について説明する。
【0029】
処理槽10内に貯留された純水中に基板Wが浸漬させられて基板Wの洗浄処理が行われ、その洗浄処理が終了すると、開閉弁30が開かれ、窒素ガスをキャリアガスとしてIPA蒸気が蒸気供給管28を通って蒸気供給ノズル26へ送られ、蒸気供給ノズル26から処理チャンバ12内へIPA蒸気が供給される。IPA蒸気の供給が開始された後、開閉弁36が開かれ、排気ポンプ38が起動して、吸い込み口32へ雰囲気ガスが吸入され、調整排気管34を通して排気が行われる。
【0030】
排気が開始された後、リフタ14が駆動され、リフタ14により基板Wが処理槽10内の純水中からゆっくりと引き上げられる。そして、純水中から引き上げられた基板Wの表面では、IPA蒸気が凝縮して、基板W表面に付着した純水がIPAに置換されていく。この際、上記したように、リフタ14の上昇開始時点からの経過時間に関する情報を示す信号がコントローラ42に入力され、コントローラ42において、経過時間情報から各時点における排気流量の目標値が算出される。そして、流量計40によって検出された流量値と目標値との差分に応じた制御信号がコントローラ42から排気ポンプ38へ送られ、所定通りに排気流量が変化するように排気ポンプ38がフィードバック制御される。具体的には、時間の経過に応じて排気流量が多くされる。これは、処理チャンバ12内のIPA蒸気の濃度は、IPA蒸気の供給を開始してから時間の経過に従って高くなるので、時間の経過に応じて排気流量を多くすることにより、基板W表面へのIPA蒸気の凝縮状態が一定になるようにするためである。これを図3により説明すると、図3の(a)に示すように、基板Wが処理槽10内の純水44の液面から僅かに露出した時の排気流量をV1(m3/sec)とし、図3の(b)に示すように、基板Wの大部分が純水44の液面上に露出した時の排気流量をV2(m3/sec)とすると、V1<V2となるように排気ポンプ38を制御する。
【0031】
また、経過時間に関する情報を示す信号の代わりに、リフタ14の上昇速度に関する情報を示す信号がコントローラ42に入力されるようにしてもよい。この場合には、リフタ14の上昇速度の低下に応じて排気流量が多くされる。すなわち、リフタ14の上昇速度がv1(m/sec)であるときの排気流量をV1(m3/sec)とし、リフタ14の上昇速度がv2(m/sec)であるときの排気流量をV2(m3/sec)とした場合に、v1>v2であるときは、V1<V2となるように排気ポンプ38を制御する。これにより、基板W表面へのIPA蒸気の凝縮状態が一定になる。
【0032】
基板Wが純水中から完全に引き上げられると、調整排気管34に介挿された開閉弁36が閉じられ、排気ポンプ38の駆動が停止して、排気が停止される。その後に、蒸気供給管28に介挿された開閉弁30が閉じられ、処理チャンバ12内へのIPA蒸気の供給が停止される。この時点では、基板Wの表面はIPAによって完全に置換された状態となる。
【0033】
リフタ14により処理槽10内の純水中から基板Wが完全に引き上げられると、処理槽10内からの排水や窒素ガスによる処理チャンバ12内のパージを行うなどした後、密閉された処理チャンバ12の内部に基板Wを保持したまま、排気管18を通して処理チャンバ12の内部を真空排気し、処理チャンバ12内に保持された基板Wを速やかに減圧乾燥させる。これにより、基板Wの表面からIPAが完全に蒸発して除去され、基板Wの乾燥が終了する。基板Wの乾燥処理が終了すると、真空排気を停止した後、処理チャンバ12の蓋を開けて基板Wを処理チャンバ12内から搬出する。
【0034】
上記した実施形態では、排気流量を調整するのに、排気ポンプ38を制御するようにしたが、調整排気管34に流量調整弁を設けて、その流量調整弁を制御することにより排気流量を調整するようにしてもよい。また、流量計40の代わりに圧力計を設け、その圧力計により排気圧を測定して、排気ポンプ38をフィードバック制御するようにしてもよい。
【0035】
【0036】
【発明の効果】
請求項1および請求項2に係る各発明の基板処理方法により、処理槽内に貯留された処理液中から引き上げられた基板に対し有機溶剤の蒸気を供給して基板を乾燥させるときは、基板表面への有機溶剤蒸気の凝縮状態を一定にして、基板面上で有機溶剤の濃度斑が発生することを防止することができる。このため、基板面内における乾燥状態にばらつきを生じたり、デバイスパーティクルが発生したりする、といった不都合を無くすことができる。
【0037】
請求項3に係る発明の基板処理方法では、処理液の液面上に引き上げられる基板表面への有機溶剤蒸気の凝縮状態を効果的に調整することができる。
【0038】
【0039】
【0040】
請求項4および請求項5に係る各発明の基板処理装置を使用すると、基板表面への有機溶剤蒸気の凝縮状態を一定にして、基板面上で有機溶剤の濃度斑が発生することを防止することができ、このため、基板面内における乾燥状態にばらつきを生じたり、デバイスパーティクルが発生したりする、といった不都合を無くすことができる。
【0041】
請求項6に係る発明の基板処理装置では、処理液の液面上に引き上げられる基板表面への有機溶剤蒸気の凝縮状態を効果的に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る基板処理方法を実施するのに使用される基板処理装置の概略構成の1例を示す模式図である。
【図2】 図1に示した基板処理装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 図1に示した基板処理装置を使用して純水での洗浄処理後に基板を乾燥処理する場合における制御動作の1例を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10 処理槽
12 処理チャンバ
14 リフタ
16 気液排出口
18 排気管
20、24、30、36 開閉弁
22 排水管
26 蒸気供給ノズル
28 蒸気供給管
32 吸い込み口
34 調整排気管
38 排気ポンプ
40 流量計
42 コントローラ
W 基板
Claims (6)
- 処理槽内に貯留された処理液中から基板を引き上げる工程と、
前記処理槽内の処理液中から引き上げられる基板に対し有機溶剤の蒸気を供給して基板の表面で有機溶剤を凝縮させた後に、その有機溶剤を蒸発させて基板を乾燥させる工程と、
を含む基板処理方法において、
前記処理槽内の処理液中から基板を引き上げる際に、処理槽が含まれた空間を、基板の引き上げを開始した時点からの経過時間と前記空間からの排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づき基板の引き上げ開始時点からの経過時間に応じて流量を多くするように調節しつつ排気することを特徴とする基板処理方法。 - 処理槽内に貯留された処理液中から基板を引き上げる工程と、
前記処理槽内の処理液中から引き上げられる基板に対し有機溶剤の蒸気を供給して基板の表面で有機溶剤を凝縮させた後に、その有機溶剤を蒸発させて基板を乾燥させる工程と、
を含む基板処理方法において、
前記処理槽内の処理液中から基板を引き上げる際に、処理槽が含まれた空間を、基板の引き上げ速度と前記空間からの排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づき基板の引き上げ速度の低下に応じて流量を多くするように調節しつつ排気することを特徴とする基板処理方法。 - 前記処理槽内の処理液の液面上部を排気する請求項1または請求項2記載の基板処理方法。
- 処理液が貯留されその処理液中に基板が浸漬させられて処理される処理槽と、
前記処理槽内に貯留された処理液中から基板を引き上げるリフタと、
前記処理槽内の処理液中から引き上げられる基板に対して有機溶剤の蒸気を供給する蒸気供給手段と、
前記リフタによって前記処理槽内の処理液中から基板が引き上げられる際に、処理槽が含まれた空間を排気する排気手段と、
前記リフタによって前記処理槽内の処理液中から基板が引き上げられる際に、前記リフタが上昇を開始した時点からの経過時間と前記空間からの排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づき前記リフタの上昇開始時点からの経過時間に応じて流量を多くするように前記排気手段を制御して排気流量を調節する制御手段と、
を備えたことを特徴とする基板処理装置。 - 処理液が貯留されその処理液中に基板が浸漬させられて処理される処理槽と、
前記処理槽内に貯留された処理液中から基板を引き上げるリフタと、
前記処理槽内の処理液中から引き上げられる基板に対して有機溶剤の蒸気を供給する蒸気供給手段と、
前記リフタによって前記処理槽内の処理液中から基板が引き上げられる際に、処理槽が含まれた空間を排気する排気手段と、
前記リフタによって前記処理槽内の処理液中から基板が引き上げられる際に、前記リフタの上昇速度と前記空間からの排気流量との相関関係を示す予め記憶されたデータに基づき前記リフタの上昇速度の低下に応じて流量を多くするように前記排気手段を制御して排気流量を調節する制御手段と、
を備えたことを特徴とする基板処理装置。 - 前記排気手段が、前記処理槽内の処理液の液面上部に吸い込み口を有する請求項4または請求項5記載の基板処理装置。
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