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JP3868116B2 - レーザ加工ヘッド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレーザ加工ヘッドに関し、特にフィラワイヤを送給したりティグ、マグ、プラズマ等の各種アーク溶接用電極を備えたレーザ加工ヘッドであり、レーザ加工の先端加工光学系として有用なものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来技術に係る複合溶接ヘッドを概念的に示す説明図である。同図に示すように、この複合溶接ヘッド23は、レーザ溶接とティグ溶接とを行うもので、レーザ溶接ヘッド24とティグ溶接ヘッド25との2つの溶接ヘッドを有している。かかる複合溶接ヘッド23では、同一溶接部位をレーザ光とティグアークとで加工しており、両方の溶接ヘッド24,25を母材16に対して垂直に設定する事ができないので、いずれか一方の溶接ヘッド24若しくは25を前方又は後方に傾け、つまり前進角又は後進角をつけて溶接している。図9では、ティグ溶接ヘッド25先端のダングステン電極10を前方に傾けレーザビーム6の集光部6aにアーク13が届くよう配慮している。
【0003】
図10は従来技術に係るフィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッド26を概念的に示す説明図である。同図に示すように、このフィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッド26は、全反射ミラー14及び結像レンズ系4中央に穴をあけてフィラワイヤを通した構造であり、フィラワイヤ7とレーザビーム光軸とを同軸化し、フィラワイヤ送給管8を介してフィラワイヤ7を送給しながら溶接するようにしたものである。このフィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッド26では光ファイバ1から出射されたレーザビーム6が全反射ミラー14で反射され、結像レンズ系4で集光されて母材16及びフィラワイヤ7の溶融に用いられる。フィラワイヤ7はフィラワイヤ送給装置9から送給される。
【0004】
図11は従来技術に係るティグアーク同軸化レーザ溶接ヘッド27を概念的に示す説明図である。同図に示すように、このティグアーク同軸化レーザ溶接ヘッド27はティグ溶接の電極10とレーザビーム光軸とを同軸化して、ティグ溶接とレーザ溶接を同時に行うようにしたものであり、その基本構成は、図10に示すフィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッド26と同様であり、電極10、これを保持する電極保持管11及び溶接電源12などが異なっているだけである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述の如き従来技術のうち、図9に示す複合溶接ヘッド23では、レーザ溶接ヘッド24とティグ溶接ヘッド25という2つの溶接ヘッドを有するので、この溶接ヘッドが大きくなり、溶接方向も2つの溶接ヘッドの前後が決められているので、自由に選択できない。したがって、3次元形状の溶接には不向きであるという問題を有する。図10に示すフィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッド26では、光ファイバ1から出射されるレーザビーム6の中央が光の強度分布の最も強い所であるが、その部分は丁度フィラワイヤ送給管8が位置しているため、フィラワイヤ送給管8に照射されたレーザビーム6は乱反射されビーム伝送損失となってしまい目的によっては有効に用いられないという問題がある。図11に示すティグアーク同軸化レーザ溶接ヘッド27は、図10に示すフィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッド26と同様にレーザビーム6が電極保持管11に乱反射されビーム出力の損失を生起するという問題がある。
【0006】
本願発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、3次元形状等の複雑な形状であっても良好にその溶接を行うことができ、同時に照射するレーザビームの損失を生起することなく効率の良い溶接を実現することができるレーザ加工ヘッドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の特定事項は次の点を特徴とする。
【0009】
)フィラワイヤ若しくはティグ、マグ、プラズマ等の各種アーク電極とレーザビームの光軸とを同軸化したフィラワイヤ若しくはティグ、マグ、プラズマ等のアーク同軸化レーザ溶接ヘッドにおいて、
凸型ルーフミラー及び凹型ルーフミラーを2枚組合せることにより、レーザビームを2分割して2つの集光レーザビームを作り、フィラワイヤ送給管若しくは電極保持管にレーザビームが照射されないようにしたこと。
【0010】
)フィラワイヤとレーザビームの光軸とからなるフィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッドにおいて、
凸型ルーフミラー及び凹型ルーフミラーを2枚組合せることにより、レーザビームを間隔を有して2分割して2つの集光レーザビームを作り、上記レーザビーム外側に配置されたフィラワイヤ送給管より上記レーザビームの間隔内のフィラワイヤ案内体を介して集光位置にフィラワイヤを送給するようにしたこと。
【0011】
)ティグ、マグ、プラズマ等の各種アーク電極とレーザビームの光軸とからなるティグ、マグ、プラズマ等のアーク同軸化レーザ溶接ヘッドにおいて、
凸型ルーフミラー及び凹型ルーフミラーを2枚組合せることにより、レーザビームを間隔を有して2分割して2つの集光レーザビームを作り、上記レーザビームの間隔内を通る通水管もしくは電極保持管にて支持されて集光位置上方に電極先端を保持すること。
【0012】
)上記1),2)又は3)に記載するレーザ加工ヘッドにおいて、レーザビーム伝送用光ファイバの位置、又は凸型ルーフミラー及び凹型ルーフミラーをレンズ中心に対し、光軸に垂直な平面で垂直2方向に可動可能とすることにより、2分割されたレーザビームの強度比あるいはレーザビーム位置を変化させるようにしたこと。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。なお、図9〜図11に示す従来技術と同一部分には同一番号を付し、重複する説明は省略する。
【0014】
図1は本発明の第1の実施の形態に係るフィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッドを示す断面図である。同図に示すように、このフィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッド21は凸型ルーフミラー2及び穴あき凹型ルーフミラー3を有しており、光ファイバ1から出射されたレーザビーム6を凸型ルーフミラー2で反射して2分割するとともに、このように2分割したレーザビーム6を穴あき凹型ルーフミラー3で反射して結像レンズ系4に導くように構成してある。穴あき凹型ルーフミラー3はその中央部にフィラワイヤ送給管8を通すための穴をあけたミラーである。この場合、レーザビーム6の2分割により図3にて後述するようレーザビーム6はその中央部がフィラワイヤ送給管8に当たることがなく、結像レンズ系4を通過して母材16の表面の結像面で収束し、フィラワイヤ7と母材16を溶融したキーホール溶接を実現する。
【0015】
図2は本発明の第2の実施の形態に係るティグアーク同軸化レーザ溶接ヘッドを示す断面図である。同図に示すように、このティグアーク同軸化レーザ溶接ヘッド22も、凸型ルーフミラー2及び穴あき凹型ルーフミラー3を有しており、光ファイバ1から出射されたレーザビーム6を凸型ルーフミラー2で反射して2分割するとともに、このように2分割したレーザビーム6を、電極保持管11を通すための穴をあけた穴あき凹型ルーフミラー3で反射して結像レンズ系4に導くように構成してある。そして、この場合もレーザビーム6は、レーザビーム6の中央部が電極保持管11に当たることなく結像レンズ系4を通過して母材16の表面の結像面で収束し、このように収束したレーザビーム6とティグ溶接の電極10によるアーク熱によって母材16を溶融してキーホール溶接を実現する。また、このとき光ファイバ1の位置は、光ファイバ駆動軸15によってレーザビーム6の光軸に垂直な面で自由に変えることができる。
【0016】
図3は上記第1及び第2の実施の形態における凹凸ルーフミラーの組合せによるレーザビーム6の2分割を説明するための説明図である。同図に示すように、光ファイバ1から出射されたレーザビーム6は、中央で山形に出っ張った2枚のミラーからなる凸型ルーフミラー2により中心から2分割され半円形の2つのレーザビーム6となって反射される。つまり、光ファイバ1から出射されたレーザビーム6が円形であるのに対して凸型ルーフミラー2で分割されたレーザビーム6は半円形の2つのレーザビーム6となり凹型ルーフミラー3へ向って反射される。このレーザビーム6は、その後中央で谷形に落ち込んだ2枚のミラーからなる凹型ルーフミラー3で反射されて複数の穴あきレンズで構成される結像レンズ系4に入射する。ここで、凸型ルーフミラー2の反射により、円形のレーザビーム6が半円となるが、半円同士の距離を光学系であるミラー2,3の配置と凸型ルーフミラー2及び凹型ルーフミラー3の頂角(山形、谷形)の角度により変えることができ、その間にフィラワイヤ送給管8又は電極保持管11が位置しているので、フィラワイヤ送給管8又は電極保持管11にレーザビーム6が照射されることはない。
【0017】
図4は上記第1及び第2の実施の形態における凹凸ルーフミラーの組合せによるレーザ加工ヘッドにおける集光過程の結像面よりレンズ側5mmの位置及び10mmの位置でのレーザビーム6のビーム強度分布を示す説明図である。同図に示すように、凸型ルーフミラー2及び凹型ルーフミラー3の組合せにより結像面近傍までレーザビーム6は2分割されており、このため中央のフィラワイヤ送給管8及び電極保持管11の位置にレーザビーム6の高強度分布が位置することはない。
【0018】
さらに、レーザビーム6の集光を多少ディフォーカスすることにより、図5に示すように、強度を変えたツインビームを創り出すことができる。そして、このビーム強度分布は、光ファイバ駆動軸15(図2参照、なお図示はしないが図1の場合も同様に構成してある。)で光ファイバ1の位置を調整することにより、また、凸型ル−フミラ−2や凹型ル−フミラ−3を光軸に垂直な平面で垂直2方向に動くようにすれば、集光部における2つの集光ビーム6のビーム強度を比較的自由に変えることができる。
【0019】
図1〜図3に示す構造は、凸型ルーフミラー2及び凹型ルーフミラー3を用いてレーザビーム6を半円形に2分割し、フィラワイヤ送給管8や電極保持管11へのビーム照射を抑制し防止するものである。
しかし、凹型ルーフミラー3の中央に穴をあけ、結像レンズ系4の中央にも穴をあける光学系の構造は、製造工数等の理由から高価なものとなり、また、フィラワイヤ送給管8や電極保持管11によって光学系に損傷を生じやすいという問題があるため、できれば普通の(穴のあいていない)凹型ルーフミラー3や結像レンズ系4を用いるのが良い。
【0020】
このため本発明者らは、普通の凹型ルーフミラー3や結像レンズ系4を用いて、レーザビーム光軸とフィラワイヤ7や電極10を同軸として3次元形状等の複雑な形状の溶接を良好に行ない、またフィラワイヤ送給管や電極保持管へのレーザビームの照射がなく効率良い溶接を行なう改良を行なった。
【0021】
図6(a)は、普通の(穴あきでない)凹型ルーフミラー3や結像レンズ系4を用いてフィラワイヤ7とレーザビーム6の光軸とをビーム集光位置にて同軸化させたものを示す簡略図てある。
すなわち、光ファイバ1から出射されたレーザビームは、凸型ルーフミラー2及び凹型ルーフミラー3にて半円形の2分割されたレーザビーム6とされ、しかも半円のレーザビームどおしは相互にある距離離れたビーム形状となる。そして、この凹型ルーフミラー3のレーザビーム6は、結像レンズ系4を介して集光される。この場合、凹型ルーフミラー3及び結像レンズ系4は穴のない普通の光学部品である。
【0022】
他方、結像レンズ系4に沿うように隣接してフィラワイヤ送給管8が配置される。そして、このフィラワイヤ送給管8内をレーザビーム6の光軸と平行となるようにフィラワイヤ7が送給される。
フィラワイヤ送給管8の下端には、フィラワイヤ案内体17が備えられている。このフィラワイヤ案内体17は、結像レンズ系4の下方にあってフィラワイヤ7を、レーザビーム6の光軸と同軸となるように案内するもので、図6(b)(c)に示す如く細長い直方体形状を有し、片方の端上部から他の片方の端下部までフィラワイヤを案内する孔が形成されている。
【0023】
フィラワイヤ案内体17の形状は、結像レンズ系4を出た2つの半円形レーザビーム6間に位置するように細長く形成され、レーザビーム6の照射を受けないようになっている。もっとも、レーザビーム6は母材に向って集光されすぼまるような光束となるので、フィラワイヤ案内体17を集光位置に密接して配置はできず、集光位置より上方に配置される。また、レーザビーム6の集光具合に従ってフィラワイヤ案内体17の下部をテーパをつけて全体としてくさび形状としてもよい。いずれにしても、フィラワイヤ案内体17のレーザビームの直接照射は避けられる。
【0024】
また、フィラワイヤ案内体17は、その内部にてフィラワイヤ7の向きが変えられる。このため、フィラワイヤ7の通過孔の形成に当り、図6(c)に示すように上下方向にフィラワイヤ案内体17を複数分割し、各分割片17a,17b,17cに直線の孔を形成し、その孔をつなぎ合わせるようにすれば、孔を容易に形成することができる。なお、各分割片17a,17b,17cは図6(c)では3分割しているが、更に多くすればフィラワイヤ7の更になめらかな案内が可能となる。また、フィラワイヤ案内体17の分割片17a,17b,17cは、図6(c)の如く縦に分割する他、横(長さ)方向に分割することもできる。更に、フィラワイヤ案内体17は、レーザビーム6が照射されないように形成され置かれるのであるが直接光以外にも他からの反射光が照射されることも考えられるので、外面には高反射率の金コートを施すのがよい。
【0025】
図6は、フィラワイヤ案内体17における改良例を示したものであるが、図7はティグ溶接の電極10の改良例を示している。すなわち、普通の(穴あきでない)凹型ルーフミラー3や結像レンズ系4を用いてタングステンの電極10とレーザビーム6の光軸とを同軸化させたものである。
光ファイバ1から出射されたレーザビームは、図6と同様、半円形で相互に離間した2分割のレーザビーム6とされ、母材16上に集光される。
他方、結像レンズ系4の下方にあってレーザビーム6の直接照射を受けない2分割のビーム間でレーザビーム6の光軸上には電極10が母材16に向って配置されている。そして、この電極10は2分割のレーザビーム6間を通るレンズ面と平行な通水管18にて支持され、電圧が印加される。
なお、電極10の先端は、レーザビーム10の集光程度に応じて先細に形成されることになるが、電極10の先端はアーク発生のため母材16に密接させないので、母材16との離間の程度を考慮して決めることができる。
【0026】
図8(a)は、電極10を結像レンズ系4脇から斜めに保持する構造を示しており、電極保持管11が通水管18を途中まで兼ねており、途中から通水管18がレンズ面と平行となるよう分岐される。
また、電極10は、その先端がレーザビーム6の光軸上に位置され、しかも図8(b)の如く電極10は電極保持管11を含めて2分割したレーザビーム6間に位置される。
なお、上述の図6、7、8に示す例でも前述の図2に示す光ファイバ駆動軸15による位置調整や凸型ル−フミラ−、凹型ル−フミラの移動にて集光ビ−ム強度を変えることができる。
【0027】
【発明の効果】
以上実施の形態とともに詳細に説明した通り、[請求項1]に記載する発明によれば、レーザビームを2分割し、フィラワイヤ送給管又はティグ、マグ、プラズマ等の各種アーク電極保持管にレーザビームが照射されないようにしたので、レーザビームを効率良く溶接のための母材に集中して照射することができる。また、フィラワイヤ送給管又はティグ、マグ、プラズマ等の各種アーク電極保持管はレーザビームと同軸であるため、3次元形状等の複雑な形状であっても作業性が阻害されることなく良好な溶接を行うことができる。[請求項]及び[請求項]に記載する発明によればレーザビーム間隔内にあってレーザビーム外側よりフィラワイヤ案内体にてフィラワイヤをビーム集光位置に送給したり、通水管や電極保持管にて電極をビーム集光位置に近づけたので、光学系に穴あき光学系を用いる必要もなく、安価なものとなった。[請求項]に記載する発明によればレーザビーム伝送用光ファイバの位置、又は凸型ルーフミラー及び凹型ルーフミラーをレンズ中心に対し、光軸に垂直な平面で垂直2方向に可動可能とするようにしたので2分割されたレーザビームの強度比あるいはレーザビームの位置を適宜変化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るフィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッドを示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るティグアーク同軸化レーザ溶接ヘッドを示す断面図。
【図3】上記第1及び第2の実施の形態における凹凸ルーフミラーの組合せによる作用を説明するための説明図。
【図4】上記第1及び第2の実施の形態における集光過程の結像面よりレンズ側位置でのビーム強度分布を示す説明図。
【図5】上記第1及び第2の実施の形態における穴あきレンズの整形ビーム強度分布を示す説明図。
【図6】第3の実施の形態を例示した簡略構成図。
【図7】第4の実施の形態を例示した簡略構成図。
【図8】第4の実施の形態の電極の変形例を示した構成図。
【図9】従来技術に係る複合溶接ヘッドを概念的に示す説明図。
【図10】従来技術に係るフィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッドを概念的に示す説明図。
【図11】従来技術に係るティグアーク同軸化レーザ溶接ヘッドを概念的に示す説明図。
【符号の説明】
1 光ファイバ
2 凸型ルーフミラー
3 凹型ルーフミラー
4 結像レンズ系
6 レーザビーム
7 フィラワイヤ
8 フィラワイヤ送給管
10 電極
11 電極保持管
14 全反射ミラー
15 光ファイバ駆動軸
16 母材
17 フィラワイヤ案内体
18 通水管
21 フィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッド
22 ティグアーク同軸化レーザ溶接ヘッド

Claims (4)

  1. フィラワイヤ若しくはティグ、マグ、プラズマ等の各種アーク電極とレーザビームの光軸とを同軸化したフィラワイヤ若しくはティグ、マグ、プラズマ等のアーク同軸化レーザ溶接ヘッドにおいて、
    凸型ルーフミラー及び凹型ルーフミラーを2枚組合せることにより、レーザビームを2分割して2つの集光レーザビームを作り、フィラワイヤ送給管若しくは電極保持管にレーザビームが照射されないようにしたことを特徴とするレーザ加工ヘッド。
  2. フィラワイヤとレーザビームの光軸とからなるフィラワイヤ同軸化レーザ溶接ヘッドにおいて、
    凸型ルーフミラー及び凹型ルーフミラーを2枚組合せることにより、レーザビームを間隔を有して2分割して2つの集光レーザビームを作り、上記レーザビーム外側に配置されたフィラワイヤ送給管より上記レーザビームの間隔内のフィラワイヤ案内体を介して集光位置にフィラワイヤを送給するようにしたことを特徴とするレーザ加工ヘッド。
  3. ティグ、マグ、プラズマ等の各種アーク電極とレーザビームの光軸とからなるティグ、マグ、プラズマ等のアーク同軸化レーザ溶接ヘッドにおいて、
    凸型ルーフミラー及び凹型ルーフミラーを2枚組合せることにより、レーザビームを間隔を有して2分割して2つの集光レーザビームを作り、上記レーザビームの間隔内を通る通水管もしくは電極保持管にて支持されて集光位置上方に電極先端を保持することを特徴とするレーザ加工ヘッド。
  4. 上記[請求項1]、[請求項2]又は[請求項3]に記載するレーザ加工ヘッドにおいて、
    レーザビーム伝送用光ファイバの位置、又は凸型ルーフミラー及び凹型ルーフミラーをレンズ中心に対し、光軸に垂直な平面で垂直2方向に可動可能とすることにより、2分割されたレーザビームの強度比あるいはレーザビーム位置を変化させるようにしたことを特徴とするレーザ加工ヘッド。
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