JP3841914B2 - 発泡ガスケットの形成方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車用部品や電気・電子用部品等のシール箇所に適用される発泡ガスケットの形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物はよく知られており、例えば、原子力発電所の貫通部のシール材として使用されている。
近年、自動車の電子部品などを収納する防水ケース、自動車のヘッドライト、各種容器のふた等の各種部材のシール箇所に適用される発泡ガスケットの形成方法が多数提案されている(特開平3−94876号公報、特開平6−99509号公報および特開平6−57142号公報参照)。かかる発泡ガスケットに適用される発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、通常、主剤液と硬化剤の2液成分からなり、これらの成分をミキサー内で混合すると常温でも水素ガスが発生し発泡すると同時に硬化が進行する。そのため混合物は粘度が大きく増加する前にミキサーから外に排出しなければならない。排出が遅れるとミキサー内でゲル化が始まり、一旦ゲル化すると正常に吐出できなくなる。混合物をミキサーから吐出して多数の部品のシール箇所に次々に塗布する場合は、吐出停止時間が非常に短いため部品に塗布していない間も常に吐出を続けなければならない。さらに、こうして常に吐出していても長時間経過後にミキサー内にゲル化物を生じるため頻繁にミキサー内に溶剤を流して洗浄するとか、ミキサーを分解して洗浄しなければならないという問題点があった。そのため、発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物に硬化反応遅延剤を添加配合して水素ガス発生反応を遅らせる方法が検討されているが、一般に、良好な発泡体を得るには水素ガスが一斉に多量に発生することが必要であるため、かかる硬化反応遅延剤を添加する方法に従えば、良好な発泡体が得られ難いという問題点があった。また、かかる方法ではミキサーからの吐出停止時間の延長やミキサー洗浄回数の低減にはあまり有効ではなかった。
そこで、発明者らは、先に、白金系触媒を含有する熱可塑性シリコーン樹脂球微粒子を触媒として用いた発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物をミキサー内で混合する際に空気を導入する方法を提案した(特開平6ー200066号公報参照)。
この方法に従えば、白金系触媒が熱可塑性シリコーン樹脂中に埋め込まれているため、ミキサー中では水素ガス発生反応が起こらない。これにより混合物がミキサー内に滞留する時間に制限がなくなり、吐出が任意にできるようになり、また、ミキサーの洗浄が不要になった。そして、吐出された混合物が熱可塑性シリコーン樹脂のガラス転移点以上の温度に加熱されると白金系触媒が混合物内に拡散して水素ガス発生反応が開始する。
しかし、この方法は発生した水素ガスだけでは微細なセル構造を持つ発泡体を形成するのは難しく、発泡の核になる空気などの気体の気泡の混入が必要であり、工程が複数になる等の問題点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、上記問題点を解消するため鋭意検討した結果、本発明に到達した。
即ち、本発明の目的は、均一なセルを有する発泡ガスケットを安定して形成する方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記2工程からなることを特徴とする発泡ガスケットの形成方法に関する。
(1)下記の(A)〜(G)成分からなり、水素ガスを発生して発泡硬化する発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物の構成成分を、攪拌機構と吐出ノズルを備えた混合装置に送り込み混合する工程、および
(2)前記工程で得られた混合物を前記吐出ノズルから各種部材のシール箇所に吐出し、前記熱可塑性樹脂粉末の軟化点より高い温度に加熱して発泡・硬化させる工程。
(A)(a)1分子中にケイ素原子結合アルケニル基を2個以上含有する重合度120以上の液状オルガノポリシロキサン、(b)1分子中にケイ素原子結合水酸基を2個以上含有する重合度120以上の液状オルガノポリシロキサンおよびこれらの混合物からなる群から選ばれるオルガノポリシロキサン 100重量部、
(B)1分子中に水酸基を1個以上含有する重合度が100以下の液状オルガノシロキサンもしくはオルガノポリシロキサン 0〜50重量部、
(C)アルコール類 1〜20重量部、
(D)ケイ素原子に結合したC n F 2n+1 R基(式中、nは1〜10であり、 Rはアルキレン基である。)を含有するオルガノポリシロキサン 0〜20重量部、
(E)白金系触媒 触媒量、
(F)オルガノハイドロジェンポリシロキサン
本成分中のケイ素原子結合水素原子のモル数と、(A)成分のアルケニル基
あるいは水酸基と(B)成分中の水酸基と(C)成分中の水酸基の合計モル数
との比が(0 . 5:1)〜(50:1)となる量
および
(G)気体を内包する熱可塑性樹脂粉末 0 . 05〜5重量部
【0005】
本発明に使用される発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、気体を内包する熱可塑性樹脂粉末を含有し、加熱することにより水素ガスを発生して発泡しつつ硬化する組成物であり、次のような発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物である。
(A)(a)1分子中にケイ素原子結合アルケニル基を2個以上含有する重合度120以上の液状オルガノポリシロキサン、(b)1分子中にケイ素原子結合水酸基を2個以上含有する重合度120以上の液状オルガノポリシロキサンおよびこれらの混合物からなる群から選ばれるオルガノポリシロキサン 100重量部、
(B)1分子中に水酸基を1個以上含有する重合度が100以下の液状オルガノシロキサンもしくはオルガノポリシロキサン 0〜50重量部、
(C)アルコール類 1〜20重量部、
(D)ケイ素原子に結合したCnF2n+1R基(式中、nは1〜10であり、Rはアルキレン基である)を含有するオルガノポリシロキサン 0〜20重量部、
(E)白金系触媒 触媒量、
(F)オルガノハイドロジェンポリシロキサン
本成分中のケイ素原子結合水素原子のモル数と、(A)成分のアルケニル基
あるいは水酸基と(B)成分中の水酸基と(C)成分中の水酸基の合計モル数
との比が(0.5:1)〜(50:1)となる量
および
(G)気泡を内包する熱可塑性樹脂粉末 0.05〜5重量部
からなる発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物。
【0006】
この発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物について説明すると、この組成物に使用される(A)成分のオルガノポリシロキサンは、(a)一分子中に2個以上のケイ素原子結合アルケニル基を含有するオルガノポリシロキサン、あるいは(b)一分子中に2個以上のケイ素原子結合水酸基を有するオルガノポリシロキサン、あるいはこれらのオルガノポリシロキサンの混合物である。
前者(a)成分のアルケニル基を含有するオルガノポリシロキサンを使用した発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、(a)成分中のアルケニル基と後述する(F)成分のケイ素原子結合水素原子とが(E)成分の白金触媒の存在下で付加反応して架橋構造を形成する。この反応では水素ガスは発生せず、(B)成分や(C)成分の水酸基と(F)成分のケイ素原子結合水素原子とが縮合反応して水素ガスを発生する。
後者の(b)成分のケイ素原子結合水酸基を有するオルガノポリシロキサンを使用した発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物は、(a)成分中の水酸基と(F)成分のケイ素原子に結合した水素原子とが白金系触媒の存在で反応し水素ガスを発生しつつ架橋する。これだけでは発泡させるために水素ガスが不足するので(B)成分や(C)成分の水酸基と(F)成分のケイ素原子に結合した水素原子との反応により水素ガスを発生させる。
【0007】
(A)成分を構成する(a)成分の一分子中に2個以上のケイ素原子結合アルケニル基を有するオルガノポリシロキサンについては、アルケニル基としてはビニル基、アリル基、ヘキセニル基などが例示される。このアルケニル基以外の有機基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのような炭素数が1〜6のアルキル基、フェニル基、トリル基のようなアリール基、またはこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部または全部がハロゲン原子、シアノ基などで置換されたクロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基などから選択される脂肪族不飽和基を除く同一または異種の非置換または置換1価の炭化水素基が挙げられる。このようなオルガノポリシロキサンの分子構造は通常は直鎖状であるが少量ならば分岐あるいはレジン状のオルガノポリシロキサンを含んでいてもよい。重合度は120以上であり、200以上が好ましい。この値が120未満であると得られる発泡体が脆くなる傾向にある。
(A)成分を構成する(b)成分のオルガノポリシロキサンは、1分子中に2個以上の水酸基をもつものである。水酸基以外の有機基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのような炭素数が1〜6のアルキル基、フェニル基、トリル基のようなアリール基、ビニル基、アリル基、ヘキセニル基などのようなアルケニル基またはこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部または全部がハロゲン原子、シアノ基などで置換されたクロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基などから選択される同一または異種の非置換または置換1価の炭化水素基が挙げられる。このようなオルガノポリシロキサンの分子構造は通常は線状であるが少量ならば分岐あるいはレジン状のオルガノポリシロキサンを含んでいてもよい。重合度は120以上であり、200以上が好ましい。この値が120未満であると得られる発泡体が脆くなる傾向にある。
【0008】
(B)成分は1分子中に1個以上の水酸基を含有するオルガノシロキサンもしくはオルガノポリシロキサンであり、(F)成分と反応して水素ガスを発生するので、組成物中で発泡剤として作用する。1分子中に3個以上のシラノール基を含有するオルガノシロキサンを使用した場合には発泡剤と同時に架橋剤としても作用する。
シラノール基以外の有機基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのような炭素数が1〜6のアルキル基、フェニル基、トリル基のようなアリール基、ビニル基、アリル基、ヘキセニル基のようなアルケニル基またはこれらの基の炭素原子に結合した水素原子の一部または全部がハロゲン原子、シアノ基などで置換されたクロロメチル基、トリフルオロプロピル基、シアノエチル基などから選択される同一または異種の非置換または置換の1価の炭化水素基が例示される。
このようなオルガノポリシロキサンの分子構造は直線状、環状、分岐状レジン状のいずれでもよく、これらの混合物でもよく、シラノール基の位置は分子鎖の末端でも分子鎖中でもいずれでもよい。このオルガノシロキサンの重合度は100以下であり、80以下が好ましい。本成分の配合量は(A)成分100重量部に対して0〜50重量部である。
【0009】
(C)成分のアルコール類は、分子中に水酸基を一個以上有する炭化水素化合物であり、一般にアルコールと呼ばれているものであればよく、その種類は特に限定されない。この成分は(B)成分と同じく(F)成分と反応して水素ガスを発生するので組成物中で発泡剤として作用する。また組成物の粘度を下げる作用もある。本成分の例としてn-プロピルアルコール、n-ブチルアルコール、1、4ブタンジオール、1、4-ペンタンジオール、エチレングリコール、1、3プロパンジオール、1、5-ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ベンジルアルコール、オクチルアルコール、2-エチルヘキサノール、イソプロピレンアルコールなどが挙げられる。本成分の配合量は(A)成分100重量部に対して1〜20重量部である。
【0010】
(D)成分のオルガノポリシロキサンは、本発明組成物の発泡性を制御するために必要に応じて添加される成分であり整泡剤としての作用をする。このようなオルガノポリシロキサンは一般式CnF2n+1R(式中、nは1〜10であり、Rはメチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基で例示されるアルキレン基である。)で示される基を含有するオルガノポリシロキサンである。このオルガノポリシロキサンの分子構造は、直鎖状,分岐状,3次元構造を有するレジン状のいずれであってもよい。このようなオルガノポリシロキサンとしては、CF3CH2CH2基を含有するジメチルポリシロキサンもしくはジメチルポリシロキサンレジン,C2F5CH2CH2基を含有するジメチルポリシロキサンもしくはジメチルポリシロキサンレジン,C3F7CH2CH2基を含有するジメチルポリシロキサンもしくはジメチルポリシロキサンレジン,C8F17CH2CH2基を含有するジメチルポリシロキサンもしくはジメチルポリシロキサンレジンなどが例示される。本成分の配合量は、(A)成分100重量部に対して0〜20重量部、好ましくは0.5〜15重量部の範囲内である。
【0011】
(E)成分は、(A)成分と(F)成分との付加反応および(B)成分や(C)成分と(F)成分との脱水素ガス反応を促進するための触媒である。このような白金系触媒としては、塩化白金酸、塩化白金酸とオレフィンの錯体、塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンの錯体、塩化白金酸とジケトンの錯体が例示される。また、白金触媒を白金金属原子として0.01重量%以上含有するシリコーン樹脂から構成される球状微粒子触媒(ここでシリコーン樹脂のガラス転移点は20〜200℃であり、球状微粒子触媒の粒子径は0.01〜10μmである。)が挙げられる。この球状微粒子触媒は、混合後の発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物の粘度上昇やゲル化までの時間を延長させることができるので特に好ましい。
【0012】
(F)成分のオルガノハイドロジェンポリシロキサンは、(A)成分の架橋剤であり、また(B)成分と(C)成分と反応して水素ガスを発生させる働きをする。本成分は直鎖状,分岐状,環状のいずれでもよい。その配合量は本成分中に含有されるケイ素原子結合水素原子のモル数と(A)成分中のアルケニル基あるいは水酸基と(B)成分中の水酸基と(C)成分中の水酸基の合計モル数との比が(0.5:1)〜(50:1)となる量である。
【0013】
(G)成分の熱可塑性樹脂粉末は本発明の特徴となる成分であり、熱可塑性樹脂が加熱により溶融した際、樹脂に含まれていた気体がオルガノポリシロキサン組成物中に分散して発泡を促進し、セルを均一にする作用をする。
このような熱可塑性樹脂粉末を構成する熱可塑性樹脂は、白金触媒の活性を損なわなければ特に限定されない。このような熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂、ポリスチレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられる。この中ではシリコーン樹脂が最も好ましい。
シリコーン樹脂としては、一般式(R 3 SiO1/2)a(R 2 SiO)b(RSiO3/2)c(SiO2)dで表されるオルガノポリシロキサン(式中、Rはメチル基,エチル基,プロピル基,フェニル基,3,3,3−トリフロロプロピル基、ビニル基,ヘキセニル基等で例示される1価炭化水素基である。)が例示される。 熱可塑性樹脂のガラス転移点は20℃〜200℃の範囲がが好ましく、さらには20〜100℃の範囲が特に好ましい。ガラス転移温度は走査型示差熱量計(DSC)によって求められる。粉末の粒子径は特に限定されないが平均0.1〜500μmの範囲内のものが好ましい。また、気体としては空気、窒素ガス、ヘリウムガス、炭化水素ガス等が例示される。
このような熱可塑性樹脂粉末としては、粒子形状が不定形で内部に気泡を内包するものや粒子形状が球形で内部に気体を内包した中空体などが例示される。
このような熱可塑性樹脂粉末は、(1)熱可塑性樹脂を溶媒に溶かし加熱・攪拌しながら薄く広げ、減圧下で溶媒を除去した後粉砕するか、(2)熱可塑性樹脂を溶融して攪拌しながら薄く広げ、冷却した後、粉砕するか、(3)熱可塑性樹脂を溶媒に溶解し、水との分散液を熱気流中にスプレーノズルから噴霧して水を内包した熱可塑性樹脂カプセルを調製し、次に該カプセルから水を除くための熱処理によって製造することができる。このような(G)成分の配合量は(A)成分100重量部に対して0.05〜5.0重量部が好ましい。
【0014】
本発明の発泡ガスケットの形成方法は、工程(1)において上記のような発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物の構成成分を攪拌機構と吐出ノズルを備えた混合装置に送り込み混合するのであるが、これらの構成成分は、それぞれ2液以上の混合物として別々に混合装置に送り込むことも可能であり、これらの成分を主剤液成分と硬化剤成分の2液に分けて保存し、発泡ガス ケットを形成するに際して、これら2液を別々に混合装置に送り込む方法が一般的である。この場合、(A)成分、(B)成分、(C)成分、(D)成分および(E)成分の所定量を均一に混合してたとえば主剤液にして、(A)成分および(F)成分の所定量を均一に混合して硬化剤液として2液に分けて、混合装置に送り込み発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物の混合物とすることが好ましい。(G)成分は(A)成分あるいは(B)成分のいずれか一方あるいは両方に配合してもよい。
【0015】
この発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物には、上記(A)成分〜(G)成分に加えて、必要に応じて煙霧質シリカ、沈降性シリカ、ニ酸化チタン、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、石英粉末、タルク、粉砕鉱物質シリカ、酸化亜鉛、炭酸カルシウム等などの充填剤、アスベスト、ガラス繊維、鉱物質繊維、有機繊維などの繊維質充填剤、顔料、染料などの着色剤、ベンガラ、カーボンブラック、酸化セリウムなどの耐熱向上剤、耐寒性向上剤、シランカップリング剤などの接着向上剤、メチルブチノールのような反応抑制剤を添加することは本発明の目的を損なわない限り差し支えない。
【0016】
本発明の工程(1)で使用される装置としては、一般には主剤液と硬化剤液とが別々に導入されるタンク、これらの主剤液と硬化剤液をそれぞれ所定量送り出すための自動軽量吐出ポンプ、主剤液と硬化剤液とを混合するための混合機、吐出ノズルおよび吐出された混合物を加熱する加熱装置から構成される。
【0017】
攪拌桟構としては、混合の技術分野において通常用いられるものが使用でき、その種類等については特に限定されず、ダイナッミックミキサー,スタチッィクミミサーが例示される。特にスタティックミキサーを使用すれば発熱がないこと、構造が簡単で保守が容易なこと、軽量化できることなどの利点がありがあり好ましい。特に、各種部材のシール箇所あるいは間隙にロボットで自動的にビードを塗布する場合、軽量化により搭載荷重の小さいロボットが使用でき経済的である。またディスポ〜ザブルなスタティックミキサーを使用すればさらに保守が簡単になる。
【0018】
本発明の発泡ガスケットの成形方法は上記のような(1)工程で得られた混合物を吐出ノズルから各種部材のシール箇所に吐出し、前記熱可塑性樹脂粉末の軟化点より高い温度に加熱して、発泡・硬化させるのであるが、加熱方法としては、加熱空気をあてる方法、加熱された室内を通過させるかまたは静置する方法、加熱機器を有する室内を通過させる方法などがあり、また加熱手段としてはニクロム線、赤外線、近赤外線、遠赤外線等が例示される。発泡・硬化した混合物はゴム弾性を有するシリコーンゴム発泡体となり、シール箇所に発泡ガスケットを形成する。
【0019】
本発明の発泡ガスケットの成形方法は種々の分野のシール箇所に適用さる。例えば家庭用電気製品、照明器具、電気制御盤、ガス湯沸器や給湯器、建築用アルミサッシや外壁ボード、自動車のランプやエンジンまわり、ユニットバス、音響機器、ヒューズボックス、複写機などの各種部材のシール箇所に適用される。
【0020】
【実施例】
以下、実施例にて本発明を説明する。実施例中、CSとあるのはセンチストークスである。
【0021】
【実施例1】
平均組成式:[(CH3)2SiO]0.22[PhSiO 1.5 ]0.78で表されるメチルフェニルポリシロキサンレジン(ガラス転移点67℃)の30重量%ジクロロメタン溶液を100cc/分の速度、純水を25cc/分の速度でスタティックミキサー内に送液して分散液とした後に2流体ノズルを用いて窒素ガスを熱気流としたスプレードライヤー内に連続的に噴霧した。この時の熱気流温度は70℃で、圧力は0.5kg/cm2であった。補集したシリコーンレジン粒状物を純水100重量部と非イオン界面活性剤(トリメチルノナノールのエチレンオキサイド付加物)1部からなる水溶液に24時間浸漬して浮遊したシリコーンレジン中空体を補集した。シリコーンレジン中空体は平均粒径が40μmであり、外殻の平均厚さは4μmであった。
両末端にビニル基を持つジメチルポリシロキサン(重合度約500,25℃における粘度15、000cs)100重量部、両末端にシラノール基を持つジメチルポリシロキサン(重合度50、粘度100cs)10重量部,n−プロピルアルコール5重量部、C8F17(CH2)2Si(CH3)2Clとベンゼン可溶性のケイ素原子結合水酸基含有ジメチルポリシロキサンレジンとの縮合反応物5重量部、塩化白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンとの錯体触媒とガラス転移点が67℃のシリコーン樹脂とから構成される球状微粒子触媒1部、煙霧質シリカ10部を均一に混合してベース液とした。
このベース液に上記シリコーンレジン中空体粉末を配合量を変えて3種類の主剤液(A液)を作った。
両末端にビニル基を持つジメチルポリシロキサン(重合度約500、25℃における粘度15、000cs)100重量部、両末端がトリメチルシリル基であるメチルハイドロジェンポリシロキサン(重合度約30)10重量部、煙霧質シリカ5重量部を均一に混合して硬化剤液(B液)とした。
A液とB液を重量比で1:1に混合して減圧下で脱泡した後、成型型枠に均一に流しこみ、成型型枠ごと90℃のオーブン内で10分間加熱して発泡させた。発泡体の特性を求めた。表1に結果を示す。
比較例として、シリコーンレジン中空体を配合しないA液(ベース液と同じ)とB液を重量比で1:1になるようダイナミックミキサー内に送液し、A液とB液の合計の100gに25ccのエアーを細かく分断して導入した。
得られた気液混合物をノズルから成型型枠内に吐出し、成型型枠のまま90℃オーブン内で10分間加熱して試験体を作成した。なお、エアーを導入せずに吐出した場合は、得られる試験体はセルが粗大で均質な発泡体は得られなかった。
【0022】
【表1】
硬化時間:日本合成ゴム製キュラストメーターでの硬化曲線立ち上がり時間
圧縮永久歪:150℃で72時間加熱。50%圧縮。
【0023】
【実施例2】
平均組成式:[(CH3)2SiO]0.22[PhSiO 1.5 ]0.78で表されるメチルフェニルポリシロキサンレジン(ガラス転移点67℃)の70重量%トルエン溶液を80℃に加熱し、激しく攪拌しながら金属性平板上に厚さ1mm程度に薄く広げた。その後金属平板を50℃に加熱して減圧によりトルエンを除去した。得られた固形のシリコーンレジンを乳鉢内で粉砕し、150メッシュ金網でふるって微粉末を得た。顕微鏡で観察すると不定形の粒子の1個1個に大小の気泡が内包されていた。
得られた微粉末を実施例1のベース液100gに1.5g配合してA液とした。実施例1のB液と重量比で1:1に混合し減圧下で脱泡した後成型型枠に均一に流し込み型枠ごと90℃オーブンに10分間加熱した。
セルが細かく均一な発泡体がえられた。比重は0.38,アスカーC硬さは13であり、50%圧縮して150℃で72時間加熱後の圧縮永久歪は30%であった。
【0024】
【実施例3】
実施例1で調製した実験No.3のA液とB液を第1図で示すタンク5、タンク6に充填し、ポンプ7、ポンプ8を作動させて同量づつ別々に混合室1の内部に送り込みんだ。混合液をノズル3を通してポリプロピレン製の自動車用ダストカバーのシール部(深さ1mmx幅3mmの溝部)に直径2mmのビード状に吐出した。ダストカバーを90℃のオーブン内で10分間加熱してビードを発泡・硬化させたところ、溝部上面から測定して高さ約3mmの発泡ビードが得られた。
このダストカバーをボルト穴を通してボルトで厚さ10mmのアルミ板に取り付けた。この時発泡ビードの厚さは1mmまで圧縮されていた。
アルミ板に取り付けられた導入孔からシール部を浸漬するように内部の容積の約1/2に水を入れ、次に圧縮空気で加圧した。空気圧0.5kg/cm2で10分間加圧しても水の洩れは観察されなかった。
【0025】
【実施例4】
実施例1の実験No.3のA液とB液を2液型のプラスチック・カートリッジ(MIXPAC Systems社製CD-051-01-09)に充填した。使用前にプラスチック・カートリッジの先端に12エレメントのディスポーザブル・スタティックミキサー(MIXPAC Systms社製MA6.3-12S)を取りつけ、ハンディガン(MIXPAC Systems社製DM51-00-E0)に装着した。次いで、この混合物を金属性の本体にボルトで固定された自動車用ダストカバーのポリプロピレン製自動車用ダストカバーの間隙(奥行き20mm,長さ500mm,間隙幅3mm〜5mm)に直径が間隙幅の1/2程度のビードで吐出した。
間隙部分に沿ってドライヤーを左右に振りながら移動させて熱風を送りビードを発泡・硬化させた。
シール性能を調べるため、希薄なセッケン水を外側から発泡ビード部分にたっぷりハケで塗り内部から圧縮エアーを送り込んだが、洩れは観察されなかった。
【0026】
【発明の効果】
本発明の発泡ガスケットの成形方法は上述のような2工程からなるので、均一なセルを有する発泡ガスケットを安定して形成することができるという特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の発泡ガスケット形成方法を実施する装置の一具体例を示したものである。
【符号の説明】
1 混合室
2 回転羽根
3 吐出ノズル
4 モーター
5 タンク
6 タンク
7 ポンプ
8 ポンプ
9 被塗物
10 パイプ
11 パイプ
Claims (8)
- 下記2工程からなることを特徴とする発泡ガスケットの形成方法。
(1)下記の(A)〜(G)成分からなり、水素ガスを発生して発泡硬化する発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物の構成成分を、攪拌機構と吐出ノズルを備えた混合装置に送り込み混合する工程、および
(2)前記工程で得られた混合物を前記吐出ノズルから各種部材のシール箇所に吐出し、前記熱可塑性樹脂粉末の軟化点より高い温度に加熱して発泡・硬化させる工程。
(A)(a)1分子中にケイ素原子結合アルケニル基を2個以上含有する重合度120以上の液状オルガノポリシロキサン、(b)1分子中にケイ素原子結合水酸基を2個以上含有する重合度120以上の液状オルガノポリシロキサンおよびこれらの混合物からなる群から選ばれるオルガノポリシロキサン 100重量部、
(B)1分子中に水酸基を1個以上含有する重合度が100以下の液状オルガノシロキサンもしくはオルガノポリシロキサン 0〜50重量部、
(C)アルコール類 1〜20重量部、
(D)ケイ素原子に結合したC n F 2n+1 R基(式中、nは1〜10であり、 Rはアルキレン基である。)を含有するオルガノポリシロキサン 0〜20重量部、
(E)白金系触媒 触媒量、
(F)オルガノハイドロジェンポリシロキサン
本成分中のケイ素原子結合水素原子のモル数と、(A)成分のアルケニル基
あるいは水酸基と(B)成分中の水酸基と(C)成分中の水酸基の合計モル数
との比が(0 . 5:1)〜(50:1)となる量
および
(G)気体を内包する熱可塑性樹脂粉末 0 . 05〜5重量部 - 熱可塑性樹脂粉末に内包される気体が、空気、窒素ガスおよびヘリウムガスからなる群から選択されることを特徴とする請求項1記載の発泡ガスケットの形成方法。
- 発泡硬化性オルガノポリシロキサン組成物が(A)成分〜(E)成分からなる主剤液と(A)成分と(F)成分からなる硬化剤液の2液からなり、該主剤液と該硬化剤液のいずれか一方または両方が(G)成分を包含しており、該主剤液と該硬化剤液を別々に混合装置に送り込み、混合することを特徴とする請求項1または請求項2記載の発泡ガスケットの形成方法。
- (G)熱可塑組成樹脂粉末が、熱可塑性樹脂を外殻としその内部に気体を含有する球状の中空体である請求項1〜3のいずれか1項記載の発泡ガスケットの形成方法。
- (G)熱可塑性組成樹脂粉末が、熱可塑組成樹脂を外殻とし、その内部に気体を含有する不定形な熱可塑性樹脂粉末である請求項1〜3のいずれか1項記載の発泡ガスケットの形成方法。
- (G)熱可塑性樹脂粉末のガラス転移点が20〜200℃の範囲内にある請求項1〜5のいずれか1項記載の発泡ガスケットの形成方法。
- (G)熱可塑性組成樹脂粉末がシリコーン樹脂粉末である請求項1〜6のいずれか1項記載の発泡ガスケットの形成方法。
- (E)成分の白金系触媒が、白金を金属原子として0.01重量%以上含有する熱可塑性シリコーン樹脂から構成される球状微粒子触媒(ここで、シリコーン樹脂のガラス転移点は20〜200℃であり、球状微粒子触媒の粒子径は0.01〜10μmである。)であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の発泡ガスケットの形成方法。
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