JP3790074B2 - 内視鏡用マーキング装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生体組織内に放射線不透過性のマーキング部材を留置させる操作を行う内視鏡用マーキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、体腔内の癌などの患部組織のような検査対象、或いは処置対象となる目的部位にマーキングを行う装置として、例えば特開平9−38093号公報に開示されているように、体腔内の目的部位に「鋲」などの被留置物(マーカー)を穿刺するデバイスが知られている。このデバイスではアンカー形状の被留置物(マーカー)が、把持鉗子により体腔内に留置される操作が行われることが一般的である。
【0003】
また、体腔内に生じた腫瘍に対して放射線治療を行う際に、強力な放射線を腫瘍にピンポイントで集中照射させるため、腫瘍組織下に定位放射線治療時の放射線照射ターゲットとしてのエックス線不透過のマーキング部材を埋め込む処置が行われる。
【0004】
この定位放射線治療のサポートツールとなるマーキング装置として内視鏡の鉗子チャンネルを利用して体内に挿入する装置が考えられている。このマーキング装置は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿入される軟性のカテーテルの先端をテーパー、かつ針状に構成し、このカテーテルの内部空間にマーキング部材を装填するとともに、このカテーテル内に配設されたプッシャーを手元側から押圧し、このプッシャーによってマーキング部材をカテーテルの先端から外部側に押し出す構成になっている。
【0005】
そして、このマーキング装置の使用時には内視鏡先端の鉗子口からマーキング装置を突出させた後、カテーテルの先端のテーパー、かつ針状部を腫瘍組織などの病変部に穿刺させる。その後、上記操作でマーキング部材を病変組織下に押し出すことにより、定位放射線治療時の放射線照射ターゲットとしてのマーキング部材を病変組織下に留置するようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
「鋲」などのマーカーを把持鉗子を使用して体腔内の目的部位に穿刺するデバイスでは把持鉗子の操作が難しいので、体腔内の目的部位に「鋲」などのマーカーを穿刺する作業に時間が掛かる問題がある。さらに、把持鉗子の操作によって「鋲」などのマーカーを体腔内の目的部位に正確に位置決めして穿刺する作業は難しいので、体腔内の目的部位に「鋲」などのマーカーを高精度に位置決めして穿刺する作業は作業者の負担が高くなる問題がある。
【0007】
また、内視鏡の鉗子チャンネルに挿入して使用される前述したマーキング装置では、目的部位にカテーテルを穿刺する作業は内視鏡先端の鉗子口からマーキング装置のカテーテルを突出させた後、このカテーテルを目的部位に穿刺する極めて単純な操作で行われる。しかしながら、カテーテルと内視鏡の鉗子チャンネルとのクリアランスが大きかったり、軟性のカテーテルの先端に曲がりなどの変形が生じている場合には、カテーテルの先端部を体腔内の目的部位に正確に位置決めする作業は難しいので、カテーテルの先端部を穿刺するポイントが体腔内の目的部位から多少ズレる場合がある。そのため、内視鏡の鉗子チャンネルに挿入して使用される前述したマーキング装置では、目的部位にカテーテルを穿刺する作業時に上記の理由から穿刺ポイントが定めにくく、マーキング部材を体腔内の目的部位に高精度に位置決めして留置する作業が難しい問題がある。
【0008】
さらに、このようにカテーテルの先端部を穿刺するポイントが体腔内の目的部位からズレた場合に、あえて正しい穿刺ポイントを探ったり、再アプローチによりカテーテルの先端部を体腔内の目的部位に穿刺する作業を行う穿刺ポイントの修正作業を行う場合にはカテーテルの先端部を目的部位以外の場所に接触させ、体腔内を傷つけるおそれがある。ここで、カテーテルの先端部を体腔内の目的部位に穿刺する作業を繰返し行う場合にはカテーテルの先端部の穿刺動作が不安定なものとなり、場合によっては、穿刺ポイントとなる生体組織の表層を座滅させるおそれもある。
【0009】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、その目的は、体腔内の目的部位にマーキング部材を留置する作業を簡単に行うことができるうえ、マーキング部材を体腔内の目的部位に高精度に位置決めして留置する作業を短時間で、正確に行うことができる内視鏡用マーキング装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、可撓性を有する中空の長尺なカテーテルと、このカテーテルの先端部に形成されたテーパー針状、若しくは先細り形状の穿刺部と、前記カテーテル内に前記穿刺部から押出し可能に収納され、生体組織内に留置されるとともに中心部に貫通孔が形成されたエックス線不透過性のマーキング部材と、前記カテーテル内に摺動自在に挿通され、前記穿刺部から前記マーキング部材を前記カテーテルの外部側に押出し操作する中空体のプッシャーと、このプッシャーの中空体内に摺動自在に設けられ、且つ、前記マーキング部材の前記貫通孔を挿通して生体組織の目的部位に穿刺されるガイド針とを具備し、予め前記ガイド針を生体組織の目的部位に穿刺した状態で、前記カテーテルの穿刺部を前記生体組織に穿刺する操作が行われることを特徴とする内視鏡用マーキング装置である。
【0014】
請求項2の発明は、前記カテーテルの穿刺部は、前記マーキング部材の押出し時に前記カテーテルを弾性変形し易くして前記マーキング部材の押出しを補助するスリットが形成されているものであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用マーキング装置である。
そして、本請求項2の発明では、マーキング部材の押出し時にカテーテルの穿刺部にマーキング部材から押圧力が加えられた際に、カテーテルの穿刺部のスリットの部分を拡開させることによりカテーテルの穿刺部を弾性変形し易くしてマーキング部材の押出しを補助するようにしたものである。
請求項3の発明は、前記カテーテルは、基端部に手元側の操作部が連結され、前記操作部は、軸心部に貫通孔が形成された固定部材を有し、前記プッシャーは、基端部に前記固定部材の前記貫通孔内に進退自在に挿入されるスライダー部材が接続固定され、前記スライダー部材は、前記貫通孔内で係脱可能に係止されて前記プッシャーのスライドストロークを規制する前後の位置規制部を有し、前記スライダー部材が前記前方の位置規制部が係止される後退位置で、前記プッシャーの先端部は前記マーキング部材の後方で保持されている待機位置で保持され、前記スライダー部材が前記後方の位置規制部が係止される押出し位置で、前記プッシャーの先端部が前記カテーテルの外部側に突出され、前記マーキング部材を前記カテーテルの外部側に押出し操作する押出し位置で保持されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用マーキング装置である。
請求項4の発明は、前記スライダー部材は、前記ガイド針が進退自在に挿通され、前記プッシャーの先端からの前記ガイド針の突出長を規制する突出長規制手段を有することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡用マーキング装置である。
請求項5の発明は、可撓性を有する中空の長尺なカテーテルと、このカテーテルの先端部に形成されたテーパー針状、若しくは先細り形状の穿刺部と、前記カテーテル内に前記穿刺部から押出し可能に収納され、生体組織内に留置されるエックス線不透過性のマーキング部材と、前記カテーテル内に摺動自在に挿通され、前記穿刺部から前記マーキング部材を前記カテーテルの外部側に押出し操作する中空体のプッシャーと、このプッシャーの中空体内に摺動自在に設けられ、生体組織の目的部位に穿刺されるガイド針とを具備し、前記マーキング部材は、中心部に前記ガイド針が挿通される貫通孔が形成され、前記マーキング部材の前記貫通孔に前記ガイド針が挿通された状態でセットされることを特徴とする内視鏡用マーキング装置である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図1乃至図8を参照して説明する。図1は本実施の形態の内視鏡用マーキング装置1全体を示すものである。本実施の形態のマーキング装置1には、細長いカテーテル2が設けられている。このカテーテル2の本体は可撓性を有した中空の長尺な樹脂製チューブによって形成されている。このカテーテル2の基端部側には後述する手元側の操作部3が設けられている。
【0016】
さらに、カテーテル2の先端部には図2に示すように先端先細りのテーパー部4が形成されている。このテーパー部4の先端部には穿刺針のように斜めに切断した切断端部5が形成されている。そして、このカテーテル2の先端部のテーパー部4および切断端部5によって鋭利な穿刺部6が形成されている。
【0017】
また、カテーテル2内には生体内に留置する球状のマーキング部材7が穿刺部6から押出し可能に収納されている。このマーキング部材7は例えば金等のエックス線不透過性の材料によって形成されている。なお、この球状のマーキング部材7は、カテーテル2の先端部のテーパー部4にて係脱可能に係止されている。
【0018】
さらに、カテーテル2の切断端部5には先端開口部5aの周縁部位に図4に示すようにカテーテル2の軸方向に沿ってテーパー部4上に延設されたスリット8が先端開口部5aの円周上に沿って少なくとも一個所以上形成されている。そして、カテーテル2の切断端部5の先端開口部5aの周縁部位がこのスリット8によって先端開口部5aの内径寸法を拡大する拡張形状に弾性変形可能になっている。
【0019】
ここで、このスリット8はマーキング部材7側から外力が加えられていない通常状態では拡開されない非変形形状で保持される。この状態ではマーキング部材7がカテーテル2のテーパー部4における先端開口部5aの周縁部位に突き当てられて係止された状態で保持されるようになっている。さらに、カテーテル2のテーパー部4内のマーキング部材7側からカテーテル2の先端開口部5aの周縁部位に押圧力が加えられた場合にはこの押圧力によってカテーテル2の先端開口部5aの周縁部位がスリット8を押し広げる拡張形状に弾性変形し、先端開口部5aの内径寸法を拡大してマーキング部材7を外部側に押出すことができるようになっている。これにより、カテーテル2のテーパー部4によってマーキング部材7を押出し可能に係止するようにしている。
【0020】
また、カテーテル2の先端部には図4に示すようにテーパー部4より後ろ側の外周面に、指標マーカー部9が付設されている。この指標マーカー部9にはカテーテル2の先端部外周面に表示された一定幅のリング状の指標9aがカテーテル2の軸方向に沿って一定の間隔で複数、並設されている。
【0021】
また、カテーテル2内には可撓性を有した例えば密巻コイルなどの中空体によって形成されるプッシャーコイル(プッシャー)10が摺動自在に挿通されている。このプッシャーコイル10はカテーテル2内でその中心軸方向に進退可能にスライド操作され、前方側に押出し操作される動作にともないカテーテル2の先端部の穿刺部6からマーキング部材7をカテーテル2の外部側に押出し操作するようになっている。
【0022】
さらに、このプッシャーコイル10のコイル内には図8に示すようにガイド針11が摺動自在に挿入されている。したがって、本実施の形態のマーキング装置1では、カテーテル2内にプッシャーコイル10が、更にその内側にガイド針11がそれぞれが互いに進退自在に組み合わされている。
【0023】
また、カテーテル2の手元側の操作部3には図3および図5(A)に示すようにカテーテル2の基端部に固定された固定部材12が設けられている。この固定部材12には図5(B)に示すように軸心部に貫通孔13が形成されている。この貫通孔13にはプッシャーコイル10が進退自在に挿入されている。
【0024】
さらに、この固定部材12の外周面には先端部側に小径な連結部14、基端部側に大径な指掛け部15がそれぞれ形成されている。ここで、連結部14の内部には貫通孔13よりも大径な連結穴16が形成されている。この連結穴16にはカテーテル2の基端部が挿入され、チューブツナギ部材17を介してこのカテーテル2の基端部が固定部材12に接続固定されている。そして、図5(A)に示すようにプッシャーコイル10は固定部材12の貫通孔13内からカテーテル2の内部に進退自在に挿入されるようになっている。
【0025】
なお、この固定部材12の指掛け部15には前後方向に一対のフランジ部15a,15bが離間対向配置された状態で突設されている。そして、前後のフランジ部15a,15b間に手指が挿入されて指掛けられるようになっている。
【0026】
また、プッシャーコイル10の基端部には略管状のスライダー部材18が接続固定されている。このスライダー部材18には先端部にスライド軸19、後端側にコイル操作ツマミ部20がそれぞれ設けられている。このスライド軸19の外周面には図5(B)に示すように前後一対の係合溝21a,21bが形成されている。ここで、前側係合溝21aと後ろ側係合溝21bとの間の間隔はプッシャーコイル10のスライドストロークに応じて任意に設定されている。
【0027】
また、このスライダー部材18は図5(C)に示すように固定部材12の貫通孔13内に挿入されている。さらに、固定部材12の貫通孔13の後端部には弾性体からなるリング状の係止部材22が保持部材23を介して固定されている。この係止部材22はスライダー部材18の前後方向へのスライド動作にともないスライダー部材18の前側係合溝21aまたは後ろ側係合溝21bに選択的にそれぞれ係脱可能に係合するようになっている。
【0028】
そして、図6に示すようにスライダー部材18の前側係合溝21aに係止部材22が係合することにより、プッシャーコイル10のスライドストロークの後方側の移動限位置(後退位置)が規制されるようになっている。このとき、プッシャーコイル10の先端部はマーキング部材7の後方に一定の間隔離間した待機位置で保持されている。さらに、図7に示すようにスライダー部材18の後ろ側係合溝21bに係止部材22が係合することにより、プッシャーコイル10のスライドストロークの前方側の移動限位置(押出し位置)が規制されるようになっている。このとき、プッシャーコイル10の先端部はカテーテル2の外部側に突出される押出し位置まで前進され、マーキング部材7をカテーテル2の外部側に押出し操作するようになっている。これにより、プッシャーコイル10のスライドストロークが前側係合溝21aと後ろ側係合溝21bとの間の間隔で任意に設定されるようになっている。
【0029】
また、図8に示すようにスライダー部材18の基端部にはテーパー状開口部24が形成されている。このスライダー部材18のテーパー状開口部24はプッシャーコイル10の内空と連通されている。そして、ガイド針11はこのスライダー部材18のテーパー状開口部24からプッシャーコイル10内に進退自在に挿通されている。
【0030】
また、ガイド針11の基端部には図8に示すように針操作ツマミ25が接続固定されている。この針操作ツマミ25の先端部にはスライダー部材18の基端のテーパー状開口部24と嵌着可能な先細状の雄テーパー部26が形成されている。そして、針操作ツマミ25の雄テーパー部26がスライダー部材18の基端のテーパー状開口部24と嵌着されることにより、プッシャーコイル10の先端からのガイド針11の突出長が規制されている。
【0031】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態の内視鏡用マーキング装置1の使用時には、まず、カテーテル2内に球状マーキング部材7を装填しない状態で、このカテーテル2を図示しない内視鏡の鉗子チャンネル内へ挿通し、体腔内の癌などの患部組織のような検査対象、或いは処置対象となる目的部位の近傍に誘導する。
【0032】
続いて、手元側の操作部3のスライダー部材18を前方へ押し込み操作し、図7に示すようにスライダー部材18の後ろ側係合溝21bに係止部材22を係合させる。これにより、プッシャーコイル10がスライドストロークの前方側の移動限位置まで移動される。
【0033】
この状態で、針操作ツマミ25を押し込み操作し、スライダー部材18のテーパー状開口部24に針操作ツマミ25の雄テーパー部26を嵌着させる。これにより、プッシャーコイル10内のガイド針11が前方へ押し出され、このガイド針11の先端部がカテーテル2の先端開口部5aから外部側に押し出し操作される。
【0034】
続いて、ガイド針11の先端部を体腔内の目的部位へ穿刺させる。その後、スライダー部材18の後ろ側係合溝21bと係止部材22との係合を解除して固定部材12を前方へ押し出すか、スライダー部材18のテーパー状開口部24に嵌着された針操作ツマミ25を解除し、固定部材12を前方に押し出す操作を行う。このとき、体腔内の目的部位へ穿刺されているガイド針11をガイドに指標マーカー部9を確認しながらカテーテル2を前方へ押し出し、カテーテル2の穿刺部6を体腔内の目的部位へ穿刺させる。
【0035】
また、カテーテル2の穿刺部6を体腔内の目的部位へ穿刺させたのち、スライダー部材18のテーパー状開口部24と針操作ツマミ25の雄テーパー部26との嵌着部位を離脱させ、ガイド針11をプッシャーコイル10内に収容した状態で、ガイド針11及びプッシャーコイル10をカテーテル2内から抜去する。
【0036】
続いて、カテーテル2の穿刺部6が患部などの体腔内の目的部位に穿刺されている状態で、手元側の操作部3の固定部材12の貫通孔13内に球状マーキング部材7を挿入し、この球状マーキング部材7をカテーテル2内に装填する。このとき、球状マーキング部材7は図6に示すようにカテーテル2のテーパー部4における先端開口部5aの周縁部位に突き当てられて係止された状態にセットされる。
【0037】
さらに、球状マーキング部材7のセット後、カテーテル2内にプッシャーコイル10が再度、挿入される。このとき、手元側の操作部3のスライダー部材18を前方へ押し込み操作し、図7に示すようにスライダー部材18の後ろ側係合溝21bに係止部材22を係合させる係合位置まで押し込む。これにより、プッシャーコイル10がスライドストロークの前方側の移動限位置まで移動され、このプッシャーコイル10によって球状マーキング部材7が前方に押圧される。そして、この球状マーキング部材7からの押圧力によってカテーテル2の先端開口部5aの周縁部位がスリット8を押し広げる拡張形状に弾性変形し、マーキング部材7が外部側に飛び出す。これにより、球状マーキング部材7が目的部位に留置される。
【0038】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態では体腔内の目的部位にマーキング部材7を留置する前に、カテーテル2内のプッシャーコイル10を体腔内の目的部位の近傍に導いた状態で、プッシャーコイル10内からガイド針11を押出し操作することにより、予めガイド針11を目的部位に穿刺することができる。このとき、ガイド針11は比較的リジットな部材からなるため、穿刺時の不安定要素が取り除かれるので、正しい穿刺ポイントを高精度に確保することができる。
【0039】
さらに、予め目的部位に穿刺されたガイド針11をガイドとしてカテーテル2の穿刺部6を体腔内の目的部位に穿刺するため、目的部位に確実にカテーテル2の穿刺部6を誘導し、かつ穿刺する作業が容易となる。そして、目的部位に確実にカテーテル2の穿刺部6を穿刺した後、マーキング部材7をプッシャーコイル10によってカテーテル2の外部側に押出し操作することにより、マーキング部材7を体腔内の目的部位に留置させることができる。そのため、体腔内の目的部位にマーキング部材7を留置する作業を簡単に行うことができるうえ、マーキング部材7を体腔内の目的部位に高精度に位置決めして留置する作業を短時間で、正確に行うことができる。
【0040】
また、本実施の形態ではガイド針11の先端部に球状部11aを形成している構成を示したが、その形状は、穿刺レベルに応じて図9に示す第1の変形例のように尖塔形状部11b、或いは図10に示す第2の変形例のように注射針形状部11cに形成する構成にしてもよい。
【0041】
また、図11(A),(B)は本発明の第2の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図1乃至図8参照)の内視鏡用マーキング装置1のマーキング部材7の構成を次の通り変更したものである。なお、これ以外の部分は第1の実施の形態の内視鏡用マーキング装置1と同一構成になっており、第1の実施の形態の内視鏡用マーキング装置1と同一部分には同一の符号を付してここではその説明を省略する。
【0042】
すなわち、本実施の形態のマーキング部材7にはその中心部にガイド針11を挿通可能とする貫通孔7aを設けたものである。そして、本実施の形態の実使用時には図11(A)に示すように球状マーキング部材7がカテーテル2のテーパー部4における先端開口部5aの周縁部位に突き当てられて係止された状態にセットされたのち、カテーテル2内にプッシャーコイル10が挿通され、更にプシャーコイル10内にガイド針11が挿通され、このガイド針11が球状マーキング部材7の中心部の貫通孔7aに串刺し状に挿通される。
【0043】
次に、上記構成の作用について説明する。本実施の形態では内視鏡用マーキング装置1の使用時には、球状マーキング部材7が予めカテーテル2内に装填される。この状態で、このカテーテル2を図示しない内視鏡の鉗子チャンネル内へ挿通し、体腔内の癌などの患部組織のような検査対象、或いは処置対象となる目的部位の近傍に誘導する。
【0044】
続いて、針操作ツマミ25を押し込み操作し、スライダー部材18のテーパー状開口部24に針操作ツマミ25の雄テーパー部26を嵌着させる。これにより、プッシャーコイル10内のガイド針11が前方へ押し出される。このとき、マーキング部材7の貫通孔7aにガイド針11を挿通させたのち、このガイド針11の先端部がカテーテル2の先端開口部5aから外部側に押し出し操作される。
【0045】
この状態で、体腔内の目的部位にガイド針11を穿刺させたのち、このガイド針11をガイドにカテーテル2の穿刺部6を誘導し、かつ穿刺する。その後、ガイド針11のみ抜去した状態で、マーキング部材7をプッシャーコイル10によってカテーテル2の外部側に押出し操作することにより、マーキング部材7を体腔内の目的部位に留置させる。
【0046】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態ではマーキング部材7の中心部にガイド針11を挿通可能とする貫通孔7aを設け、カテーテル2内に挿通されたプシャーコイル10内のガイド針11が球状マーキング部材7の中心部の貫通孔7aに串刺し状に挿通されるようにしたので、第1の実施の形態のようにマーキング部材7の留置作業時に、カテーテル2の穿刺部6の穿刺後にプッシャーコイル10をカテーテル2内から一旦抜去し、その後、マーキング部材7をカテーテル2内に装填し、プッシャーコイル10をカテーテル2内に再度、挿入する作業を省略することができる。そのため、本実施の形態ではマーキング部材7の留置作業時に、ワンアクションでの操作が可能となるので、マーキング部材7の留置作業の作業性を一層高めることができる。
【0047】
また、図12(A),(B)は本発明の第3の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第2の実施の形態(図11(A),(B)参照)の内視鏡用マーキング装置1の構成を次の通り変更したものである。
【0048】
すなわち、本実施の形態では、図12(A)に示すように、カテーテル2の先端に球状マーキング部材7の外径寸法より細く絞った細長い筒状の針部31を設けたものである。
【0049】
この針部31の内径寸法は、ガイド針11の外径寸法より大径に設定されている。さらに、この針部31の筒壁には図12(B)に示すように円周上に沿って対向位置2ケ所に、カテーテル2の軸方向に沿って延設されたスリット32が設けられている。これらのスリット32はカテーテル2の針部31の全長に亙って形成されている。
【0050】
また、針部31の先端面には、カテーテル2の軸方向と直交するフラットな切断面33が形成されている。なお、これ以外の部分の構成は第2の実施の形態の内視鏡用マーキング装置1と同じである。
【0051】
そこで、上記構成のものにあっては次の効果を奏する。すなわち、本実施の形態ではカテーテル2の先端に球状マーキング部材7の外径寸法より細く絞った細長い筒状の針部31を設けたので、管腔の末梢部への誘導が容易となる。さらに、カテーテル2の先端が細く絞られているため、ガイド針11がより強固となりガイド針11の穿刺が容易となる。
【0052】
また、カテーテル2の先端端面にフラットな切断面33が成形されているため、体腔内の損傷が軽減される効果がある。
【0053】
さらに、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施できることは勿論である。
次に、本出願の他の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。
記
(付記項1) 先端がテーパー針状若しくは先細り形状に形成された長尺な可撓性を有す中空のカテーテルと、カテーテル内に配置され組織内に留置されるエックス線不透過な材質からなるマーキング部材と、該カテーテル内に摺動自在に挿通されたマーキング部材を留置するためのプッシャーコイルを具備し、プッシャーコイル内に摺動自在に設けられたガイド針を有した内視鏡用マーキング装置。
【0054】
(付記項2) 先端がテーパー針状若しくは先細り形状に形成された長尺な可撓性を有す中空のカテーテルと、カテーテル内に配置され、中心部に貫通孔を持った組織内に留置されるエックス線不透過な材質からなるマーキング部材と、該カテーテル内に摺動自在に挿通されたマーキング部材を留置するためのプッシャーコイルを具備し、プッシャーコイル内に摺動自在に設けられたガイド針を有し、ガイド針がマーキング部材の貫通孔に挿通された内視鏡用マーキング装置。
【0055】
(付記項3) カテーテル遠位部が鋭利な針形状を有し、マーキング部材のカテーテルからの押し出しが容易となるように該カテーテル遠位端から一定の距離に、少なくとも一つ以上のスリットを設けた付記項1もしくは2の内視鏡用マーキング装置。
【0056】
(付記項4) カテーテル遠位部外径が基端部外径より細い先細り形状を有し、マーキング部材のカテーテルからの押し出しが容易となるように該カテーテル遠位端から一定の距離に、少なくとも一つ以上のスリットを設けた付記項2の内視鏡用マーキング装置。
【0057】
(付記項5) カテーテルが可撓性を有する樹脂からなり、マーキング部材が金・プラチナ等のエックス線不透過並びに生体適合性に優れた材料からなり、プッシャーコイルが可撓性を有す中空な材料からなり、ガイド針が可撓性を有す金属性ワイヤからなる、付記項1もしくは2の内視鏡用マーキング装置。
【0058】
(付記項1〜5の従来技術) これまで、体腔内にマーキングを行う装置としては、特開平9−38093号公報の様に「鋲」を穿刺するデバイスが知られている。しかし、このデバイスにおいては被留置物(マーカー)にアンカー形状を有する物が、把持鉗子により体腔内に留置されるものが一般的である。
本発明の主目的である、定位放射線治療時の放射線照射ターゲットとしてのマーカーを、体腔内に留置する上では次のデバイスが既知である。これは、体腔内に生じた腫瘍に対して放射線治療を行う際、ピンポイントで強力な放射線を集中照射させるため、腫瘍組織下にエックス線不透過のマーカーを埋め込む処置である。いわばデバイスは、定位放射線治療のサポートツールとなる物で、先端をテーパーかつ針状に構成した軟性のカテーテル内空にマーキング部材を装填し、手元側からプッシャーシースにてマーカーを押し出す装置である。カテーテル先端を病変部に穿刺した後、上記操作でマーカーを病変組織下に留置するのである。
【0059】
(付記項1〜5が解決しようとする課題) 前述したマーキング装置では、目的部位にカテーテルを穿刺する上で内視鏡先端の鉗子口からマーキング装置を突出させた後、カテーテルを穿刺すると言った極めて単純な操作で行われていた。しかし、カテーテルと内視鏡チャンネルとのクリアランスが大きかったり、軟性のカテーテル先端が多少変形・曲がりが生じている場合、穿刺するポイントがズレる場合がある。
そこで、あえて穿刺ポイントを探ったり、再アプローチにより体腔内を傷つけることもありえる。この穿刺においては、上記の理由から穿刺ポイントが定めにくく、不安定な穿刺がされていた。場合によっては、穿刺ポイントの表層が座滅することも生じていた。
【0060】
(付記項1〜5の課題を解決するための手段および作用) 本発明において、前述の不具合を解消すべく以下の構成のデバイスを提供するものである。デバイスのプッシャーシース内空に、ガイド針を進退自在に挿通せしめて構成した。これにより、予めガイド針を目的部位に穿刺することで、穿刺ポイントを確保することが出来る。ガイド針は比較的リジットな部材からなるため、穿刺時の不安定要素が取り除かれるのである。このガイド針をガイドとしてカテーテルを穿刺するため、目的部位に確実にカテーテルを誘導かつ穿刺することを容易となる。
【0061】
(付記項1〜5の効果) 本付記項の構成によると、マーカー留置のためにカテーテルを目的部位に穿刺する際、ガイド針がガイドとなり目的部位への確実かつ容易な誘導及び穿刺が可能となる。
【0062】
【発明の効果】
本請求項1、3〜5の発明によれば、マーキング部材にガイド針が挿通される貫通孔を形成したので、マーキング部材の貫通孔にガイド針を挿通させることにより、体腔内の目的部位にガイド針を穿刺させたのち、これをガイドにカテーテルの穿刺部を誘導して穿刺し、その後、ガイド針のみ抜去した状態で、マーキング部材をプッシャーによってカテーテルの外部側に押出し操作することができ、マーキング部材を体腔内の目的部位に留置させることができる。さらに、プッシャーの中空体内にガイド針を摺動自在に設け、プッシャーの中空体内からガイド針を押出し操作することにより、予めガイド針を目的部位に穿刺することで、穿刺ポイントを確保することができる。そのため、マーキング部材の留置のためにカテーテルの穿刺部を目的部位に穿刺する際に、ガイド針がガイドとなり、カテーテルの穿刺部を目的部位への確実、かつ容易な誘導及び穿刺が可能となる。その結果、体腔内の目的部位にマーキング部材を留置する作業を簡単に行うことができるうえ、マーキング部材を体腔内の目的部位に高精度に位置決めして留置する作業を短時間で、正確に行うことができる。
【0064】
本請求項2の発明によれば、マーキング部材の押出し時にカテーテルを弾性変形し易くしてマーキング部材の押出しを補助するスリットをカテーテルの穿刺部に形成したので、マーキング部材の押出し時にカテーテルの穿刺部にマーキング部材から押圧力が加えられた際に、カテーテルの穿刺部のスリットの部分を拡開させることにより、カテーテルの穿刺部を弾性変形し易くしてマーキング部材の押出しを補助することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の内視鏡用マーキング装置全体を示す斜視図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡用マーキング装置におけるカテーテルの先端部を示す縦断面図。
【図3】 第1の実施の形態の内視鏡用マーキング装置におけるカテーテルの基端部の保持部を示す側面図。
【図4】 第1の実施の形態の内視鏡用マーキング装置におけるカテーテルの先端部の係止部を示す平面図。
【図5】 (A)は第1の実施の形態の内視鏡用マーキング装置におけるカテーテルの基端部の保持部の内部構成を説明するための斜視図、(B)はカテーテルの基端部の保持部の内部構成を示す縦断面図、(C)はカテーテルのスライダー部材を示す縦断面図。
【図6】 第1の実施の形態の内視鏡用マーキング装置におけるマーキング部材の収容状態を示す縦断面図。
【図7】 第1の実施の形態の内視鏡用マーキング装置におけるマーキング部材の押出し状態を示す縦断面図。
【図8】 第1の実施の形態の内視鏡用マーキング装置におけるガイド針の押出し状態を示す縦断面図。
【図9】 第1の実施の形態の内視鏡用マーキング装置におけるガイド針の第1の変形例を示す斜視図。
【図10】 第1の実施の形態の内視鏡用マーキング装置におけるガイド針の第2の変形例を示す斜視図。
【図11】 本発明の第2の実施の形態を示すもので、(A)は内視鏡用マーキング装置におけるカテーテルの先端部を示す要部の縦断面図、(B)はマーキング部材の縦断面図。
【図12】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、(A)は内視鏡用マーキング装置におけるカテーテルの先端部を示す要部の縦断面図、(B)はカテーテルの針部のスリットを示す斜視図。
【符号の説明】
2 カテーテル
7 マーキング部材
6 穿刺部
10 プッシャーコイル(プッシャー)
11 ガイド針
Claims (5)
- 可撓性を有する中空の長尺なカテーテルと、
このカテーテルの先端部に形成されたテーパー針状、若しくは先細り形状の穿刺部と、
前記カテーテル内に前記穿刺部から押出し可能に収納され、生体組織内に留置されるとともに中心部に貫通孔が形成されたエックス線不透過性のマーキング部材と、
前記カテーテル内に摺動自在に挿通され、前記穿刺部から前記マーキング部材を前記カテーテルの外部側に押出し操作する中空体のプッシャーと、
このプッシャーの中空体内に摺動自在に設けられ、且つ、前記マーキング部材の前記貫通孔を挿通して生体組織の目的部位に穿刺されるガイド針と
を具備し、
予め前記ガイド針を生体組織の目的部位に穿刺した状態で、前記カテーテルの穿刺部を前記生体組織に穿刺する操作が行われることを特徴とする内視鏡用マーキング装置。 - 前記カテーテルの穿刺部は、前記マーキング部材の押出し時に前記カテーテルを弾性変形し易くして前記マーキング部材の押出しを補助するスリットが形成されているものであることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用マーキング装置。
- 前記カテーテルは、基端部に手元側の操作部が連結され、
前記操作部は、軸心部に貫通孔が形成された固定部材を有し、
前記プッシャーは、基端部に前記固定部材の前記貫通孔内に進退自在に挿入されるスライダー部材が接続固定され、
前記スライダー部材は、前記貫通孔内で係脱可能に係止されて前記プッシャーのスライドストロークを規制する前後の位置規制部を有し、
前記スライダー部材が前記前方の位置規制部が係止される後退位置で、前記プッシャーの先端部は前記マーキング部材の後方で保持されている待機位置で保持され、
前記スライダー部材が前記後方の位置規制部が係止される押出し位置で、前記プッシャーの先端部が前記カテーテルの外部側に突出され、前記マーキング部材を前記カテーテルの外部側に押出し操作する押出し位置で保持される
ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡用マーキング装置。 - 前記スライダー部材は、前記ガイド針が進退自在に挿通され、前記プッシャーの先端からの前記ガイド針の突出長を規制する突出長規制手段を有することを特徴とする請求項3に記載の内視鏡用マーキング装置。
- 可撓性を有する中空の長尺なカテーテルと、
このカテーテルの先端部に形成されたテーパー針状、若しくは先細り形状の穿刺部と、
前記カテーテル内に前記穿刺部から押出し可能に収納され、生体組織内に留置されるエックス線不透過性のマーキング部材と、
前記カテーテル内に摺動自在に挿通され、前記穿刺部から前記マーキング部材を前記カテーテルの外部側に押出し操作する中空体のプッシャーと、
このプッシャーの中空体内に摺動自在に設けられ、生体組織の目的部位に穿刺されるガイド針と
を具備し、
前記マーキング部材は、中心部に前記ガイド針が挿通される貫通孔が形成され、
前記マーキング部材の前記貫通孔に前記ガイド針が挿通された状態でセットされることを特徴とする内視鏡用マーキング装置。
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