JP3770280B2 - 三次元画像の表示方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、三次元画像の表示方法及び装置に係り、特に三次元画像の内視鏡的映像化を行う疑似三次元画像の表示方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
医用画像は、X線CT画像やMRI画像、超音波断層像等の種々の画像より成る。疑似三次元画像を得るには、X線CT画像では断層面の画像を積み上げるやり方をとる。MRI画像では三次元的な画像計測を行うことができるため、それらを配列処理することで三次元原画像を得る。
【0003】
一方、視点と投影面とを与えて、視点と投影面との間に存在する三次元原画像を、その投影面に、視点からみたように投影する投影法が存在する。投影法には、平行投影法と中心投影法とが知られている。
中心投影法では、三次元画像に対して視点を面や線ではなく点とし、且つこの点としての視点を中心として位置づけ、視点と投影面との間に存在する三次元原画像を、視点を中心位置として中心投影して投影面に投影しようとするものである。例えば、三次元原画像が腸内部を含む画像であるとすると、視点をこの腸内部に持ってくる。そして視点からその腸内部に向けて視線を移せば、視点から奥側にある腸内部は拡がりを持って観察でき、あたかも内視鏡的に腸内部を観察する映像が得られる。これらの中心投影法は、特開平7−210704号、特開平7−296184号、特開平8−16813号として、本件出願人から出願されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記出願に係る中心投影法では、視点が器官の内部に入ると、映像としては器官の一部分しか見えない為、現在の映像が器官全体としてはどの位置なのか分かりにくい不具合がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、現在表示されている三次元画像が全体部分のどの部分を表示しているかが容易に分かる三次元画像の表示方法及び装置を提案することを目的としている。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
本発明は前記目的を達成するために、ボリューム画像を含む複数の断層像を積み上げた積上げ三次元画像を、物体の内部に設定した1つの視点及び該視点からの視線方向に基づいて前記視点を起点とした中心投影法を使用して投影面上に陰影付けして投影し、疑似三次元画像を示す第1の画像を構成する第1の画像構成手段と、前記視点よりも後方の位置と投影面との間に介在する複数の断層像を順次並べるとともに、順次並べた複数の断層像に対して前記視点の位置又は視点の位置及び視線方向を示す情報を付加した第2の画像を構成する第2の画像構成手段と、前記第1及び第2の画像構成手段によって構成された第1の画像及び第2の画像を同一画面上で同時に又は切り替えて表示する画像表示手段と、を備えたことを特徴としている。
【0006】
本発明によれば、第1の画像構成手段によって物体の内部からみた疑似三次元画像を示す第1の画像を構成し、この第1の画像を画面に表示する。そして同時に、第2の画像構成手段によって、第1の画像における視点よりも後方の位置と投影面との間に介在する複数の断層像を順次並べるとともに、順次並べた複数の断層像に対して前記視点の位置又は視点の位置及び視線方向を示す情報を付加した第2の画像を構成し、前記第1の画像と同一画面上又は第1の画像と切り替えて表示する。
【0007】
また、前記目的を達成するために、ボリューム画像を含む複数の断層像を積み上げた積上げ三次元画像を、物体の内部に設定した1つの視点及び該視点からの視線方向に基づいて前記視点を起点とした中心投影法を使用して投影面上に陰影付けして投影し、疑似三次元画像を示す第1の画像を構成する工程と、前記視線方向と同方向であって前記視点の後方に別の視点を設定し、該物体の全体像を把握可能に投影面上に陰影付けして投影し、疑似三次元画像を示す第2の画像を構成する工程と、前記第1及び第2の画像を同一画面上で同時に又は切り替えて表示する工程と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
本発明によれば、第1の画像構成手段によって物体の内部からみた疑似三次元画像を示す第1の画像を構成し、この第1の画像を画面に表示する。そして同時に、第2の画像構成手段によって、物体の全体像を把握可能にした疑似三次元画像を示す第2の画像を構成し、前記第1の画像と同一画面上又は第1の画像と切り替えて画像表示手段によって表示する。
【0009】
以上により、現在表示されている三次元画像の視点の位置と視線方向を容易に検知でき、三次元画像が全体部分のどの部分を表示しているかが容易に分かるようになる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係る三次元画像の表示方法及び装置の実施の形態を説明する。
まず、三次元画像の構成方法において、中心投影による座標変換について述べる。中心投影による投影面への各断層像の投影に当たっての、各断層像の画素座標の投影面上の座標への変換は次のように行われる。
【0011】
図6に示す例では、説明を簡単化するため投影面と断層像面、更にはx−y面が各々平行であるように座標系をとっている。この図6において、x,y,zは三次元座標系(x,y,z)の各軸、e点(x1,y1,d1)は視点eの位置、P点(X,Y)は投影面(表示画面に相当する)21上の点、S点(x0,y0,d0)はe点(x1,y1,d1)とP点(X,Y)を通る直線22と断層像23Aと交わる点、である。
【0012】
また、Dは投影面21の位置(z軸上)で、任意に設定可能である。
d0は断層像23Aの位置(z軸上)で、計測時に決まる。
d1は視点eのz座標、である。
これによれば、次の式が成り立つ。
【0013】
X={(D−d1)/(d0−d1)}×(x0−x1)+x1 …(1)
Y={(D−d1)/(d0−d1)}×(y0−y1)+y1 …(2)
x0={(d0−d1)/(D−d1)}×(X−x1)+x1 …(3)
y0={(d0−d1)/(D−d1)}×(Y−y1)+y1 …(4)
投影された画像を投影面21に相当する表示画面(図示せず)上に、縦512画素×横512画素で表示するとき、X,Yは−256から+256までの値を取る。それぞれのX,Yに対してd0の断層像23A上では上掲(3),(4)式によりx0,y0が決まり、どの点が投影すべきかが決まる。断層像23Aは複数あって、d0も複数個あるので、1組のX,Yに対して複数の投影すべき点x0,y0が決まる。
【0014】
同様の座標系において、断層像23Aの他にも断層像23B〜23Eを用意し、y軸方向から見た図を図7(a)に示す。この図7(a)において、断層像23A〜23Eは同一対象物について同一方向に等間隔で得られた断層像(図示例では等間隔であるが、必ずしも等間隔である必要はない)であり、断層像23Bには、臓器領域B1,B2,B3が強調して書いてある。臓器領域B1,B2,B3を投影面21に投影するとB1’,B2’,B3’となる。同様に、断層像23Cの臓器領域C1,C2を投影面21に投影するとC1’,C2’となる。
【0015】
ここで、投影データ(ここでは、B1’,B2’,B3’;C1’,C2’)を表示メモリ(図示せず)に書く時は、三次元的効果を出すために、視点eから見てより遠くに存在する投影データを先に書き込み、それより近くの投影データは後から上書きする。したがってここでは、投影データC1,C2より投影データB1,B2,B3の方が視点eより遠くに存在するので、投影データB1’,B2’,B3’を先に書いて、投影データC1′,C2′は後から上書きすることになる。なお図7(a)では、投影データB1’,B2’,B3’;C1’,C2’は各々投影面21から離して示しているが、これは表示メモリに書き込み投影データB1’,B2’,B3’;C1’,C2’の順番を判り易くしたためにすぎず、最初に書かれる投影データB1’,B2’,B3’も、それに上書きされる投影データC1’,C2’も実際には投影面21上に書かれる。
【0016】
図7(b)は、図7(a)よりも一般化して示したもので、投影面と断層像面が平行でない場合の例である。この場合は、断層像23A,23B,23C…から補間演算で投影面21と平行な面に向けられた断層像23a,23b,23c…を作っておく必要がある。その他は、図7(a)の場合と同様である。なお、b1’;c1’,c2’;d1’は、補間演算された断層像23b,23c,23d上の臓器領域b1;c1,c2;d1の投影データである。
【0017】
図8は、視点、断層像及び投影面がより複雑な位置関係をもった場合の中心投影による座標変換を説明するための図で、断層像23上のS点(x0,z0,y0)の投影結果が投影平面上のP点(x,y,z)になることを示す。
この図8において、中心投影による投影平面21への断層像23の投影に当たっての、断層像23の画素座標の投影平面21上の座標への変換は次のように行われる。
【0018】
ここで、
aはx軸と投影平面21の交わる点、
bはy軸と投影平面21の交わる点、
cはz軸と投影平面21の交わる点、
である。
【0019】
また、
αは原点から投影平面21に下ろした垂線をz−x面に投影した線がx軸となす角
βは前記垂線がx−z面となす角
e点(x1,y1,z1)は視点eの位置、
P点(x,y,z)は投影面(表示画面に相当する)21上の点、
S点(x0,z0,y0)はe点(x1,y1,z1)とP点(x,y,z)を通る直線22と断層像23の交わる点、
とすると、次の式が成り立つ。
【0020】
まず、投影平面21は
(x/a)+(y/b)+(z/c)=1 …(5)
で表わされる。
また、e点(x1,y1,z1)とP点(x,y,z)を通る直線22は
で与えられる。
【0021】
投影平面21がC1点(xc1,yc1,zc1)を通るとき、
k1=sinα
k2=cosα/sinβ
k3=cosα・cosβ/sinβ
ai=1/a
bi=1/b
ci=1/c
として、
ここで、上記C1点(xcl,ycl,zcl)には、例えば、視点e(x1,y1,z1)から投影平面21に下ろした垂線と投影平面21の交わる点(この点と視点e間の距離はh)として、
zcl=z1+−[h/sqrt{1+(c2 /a2 )+(c2 /b2 )}]
(「zl+−」の「−」はz0<zclのとき) …(10)
xcl=x1+{c・(z1−zcl)/a} …(11)
ycl=y1+{c・(z1−zc1)/b} …(12)
を使ってもよい。
【0022】
投影された画像を投影平面21に相当する表示画面(図示せず)上に、縦512画素×横512画素で表示するとき、X,Yは−256から+256までの値を取る。それぞれのX,Yに対して上掲(7)、(8)、(9)式によりx,yが決まる。e点のx1,y1,z1は任意に与えるので、下掲(13)、(14)式により、y0=d0の断層像上で画素S点の座標x0,z0が決まる。
【0023】
x0={(d0−y)/(y1−y)}×(x1−x)+x …(13)
x0={(d0−y)/(y1−y)}×(z1−z)+z …(14)
断層像は複数あって、d0も複数個あるので、1組のX,Yに対して複数の投影すべき点x0,y0が決まる。
なお、図8中のRは視点eからS点までの距離を示すもので、このRはP点の画素値(輝度)を求める際のパラメータとなる。P点の画素値は、設定された画素値(輝度)の最大値Rmaxから上記Rを引算した値に比例する。このP点は表示メモリ上では(η,ξ)点に対応するので(η,ξ)点に前記画素値を格納する。
【0024】
以上のような座標変換を、表示画面に相当する投影平面21上の全ての点について行う。また、全ての断層像23について行う。更に、構成された結果像である三次元画像に対して行っても、あるいは構成前の1枚、1枚の断層像に対して行ってもよい。
図9は本発明方法が適用可能なハードウェア構成例を示すブロック図である。この図9において、50はCPU、51は主メモリ、52は磁気ディスク、53は表示メモリ、55はマウスコントローラで、これらは共通バス57に接続されている。磁気ディスク52には、複数の断層像及び本発明方法の実行演算のためのプログラムなどが格納されている。
【0025】
CPU50は、これら複数の断層像及び本発明方法の実行演算のためのプログラムを読み出し、主メモリ51を用いて三次元画像作成等の演算を行い、その結果を表示メモリ53に送り、CRTモニタ54に表示させる。
例えば、後述するように物体内部に設定された視点及びこの視点からの視線方向に基づいて磁気ディスク52からCTデータを読み出し、視点を起点とした中心投影法を使用して投影面上に陰影付けして投影した三次元画像を作成する。
【0026】
また、上記三次元画像の視点の位置や視線方向を示すための画像を作成する。そして、これらの構成した画像データを合成して、又は切り替えて表示メモリ53に出力し、CRTモニタ54に表示させる。
マウスコントローラ55に接続されたマウス56は、三次元画像作成等の演算の際の、視点位置等を指定する。
【0027】
図1(a)は、上記CPU50の演算処理によってCRTモニタ54上に表示される表示画像の第1の実施の形態を示した構成図である。
同図に示すように、表示画面下部に器官内部からみた三次元画像7が表示される。三次元画像7は、図6〜図8で説明した前記中心投影法により作成した画像である。
【0028】
また、表示画面上部には複数の断層像1、2、3、4、5が表示される。これらの断層像は視点eよりも後方の位置と投影面との間に介在する断層像の内から等間隔毎に抽出された断層像を示している。これらの断層像は、磁気ディスク52からのCTデータに基づいて作成表示される。そして、視点eから視線方向Dに存在する断層像2、3、4、5には、それぞれ矩形の視野枠10、11、12、13が表示される。視野枠は、複数の投影線の内最も外側の四角錐状の投影線と断層像との交わる線に沿って構成した四角形を断層上に表示したものである(即ち、この視野枠の形状は、図8で視点から投影面の四隅K1、K2、K3、K4に投影したときの投影線と断層像との4交点を頂点とする矩形形状に対応している)。
【0029】
三次元画像7の視点eの位置、視線方向Dが移動した場合、この移動に応じて表示画面に表示される三次元画像7や断層像1、2、3、4、5の画像は順次更新されるようになっている。これは対応するCTデータを磁気ディスク52から読み出し、作成表示される。また、上記三次元画像7と断層像1〜5とは切り替えて表示画面上に選択表示するようにしてもよい。
【0030】
このように、器官内部からみた三次元画像7の視野枠を画面上部の断層像上に表示することにより、三次元画像7の視点eの位置と視線方向Dを容易に把握することができる。
図1(b)は、CRTモニタ54に表示される表示画像の第2の実施の形態を示した構成図である。図1(b)に示す表示画像は、図1(a)における断層像の正面図を傾けて表示したものである。即ち、表示画面上部に、断層像の正面図を対角線方向に歪ませて傾けて示した断層像1、2、3、4、5が表示される。
【0031】
図1(b)の表示画面上でのx,z軸方向の単位ベクトルをi,jとすると、歪んでない画像上の点の座標を(A,B)としたとき、対角線方向に歪ませた画像の画素点の座標は、(Ai,Bj)となり、これにより対角線方向に歪ませることができる。これは、磁気ディスク52からCTデータを読み出し、CPU50で演算処理して行なう。
【0032】
尚、同図に示すように、断層像1、2、3、4、5の表示部分に、投影線のうち最も外側の四角錐状の投影線の角の部分の投影線6a、6b、6cを表示するようにしてもよい。
図2、図3は、CRTモニタ54に表示される表示画像の第3の実施の形態を示した構成図である。図3に示す表示画像は、上記図1(b)に示した表示画像と同様に、表示画面下部に三次元画像7が表示され、表示画面上部に対角線方向に歪んだ断層像1、2、3、4、5が表示される(尚、断層像は図1(a)のように正面図として示してもよい)。そして、三次元画像7の視点eの位置に対応する断層像上の位置にマーカ20が表示される。このマーカ20は、三次元画像7の視点eの位置が移動すると、この視点eの位置の移動に追従して図3(a)、(b)、(c)に示すようにその表示位置が順次移動するようになっている。
【0033】
このように、マーカによって三次元画像7の視点eの位置を表示するようにしてもよい。これは、CPU50で視点eの位置に対応する座標を演算し、その位置にマーカ20を表示することによって行なう。尚、一般に視点eの位置は断層像の中間に存在してこれら全て表示してもよいが、簡略化の為にはマーカ20の表示位置は視点eの位置に最も近い断層像上のみに表示するようにしてもよい。また、マーカの方向によって視線方向を示すようにしてもよい。
【0034】
図4は、CRTモニタ54に表示される表示画像の第4の実施の形態を示した構成図である。図4(a)に示す表示画面左側に物体内部に視点eと視線方向Dを設定して構成された三次元画像41aが表示される。
また、画面右側に視線方向を上記三次元画像41aの視線方向Dと同じくし、視点位置を上記三次元画像41aの視線方向D上であり視点eの後方(例えば、物体の全体形状が視認できる位置)に設定されて構成された三次元画像40aが表示される。これにより、物体内部に視点を持つ三次元画像41aの視点eの位置が三次元画像40aの画像の中央に表示される。尚、視線方向は画面に垂直な方向となる。
【0035】
図4(b)は図4(a)との視線方向とその視線方向を変えた場合を示した図である。これらの処理は、CTデータを磁気ディスク52から読み出し、作成表示される。いずれの画像も図6から図8で示した中心投影法で構成できる。
このように、物体内部に置かれた三次元画像41aの視点eを、物体の全体像を表示した三次元画像40aの中心位置(一点鎖線の交差位置)で示すことによって視点eの位置を把握できる。
【0036】
尚、上記三次元画像41aと三次元画像40aは図5に示すように画面上で切り替えて選択表示するようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上、本発明に係る三次元画像の表示方法及び装置によれば、三次元画像の内視鏡的映像化においても、現在表示されている映像が器官全体のどの部分を表示しているかを示すことができるので、器官全体と表示位置との位置関係が解かりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、三次元画像と断層像上に表示した視界範囲(視野枠)との関係を示した図である。
【図2】図2は、三次元画像と断層像上に表示した視点位置(マーカ)との関係を示した図である。
【図3】図3は、図2に於いて断層像上に表示した視点位置(マーカ)を動かした場合を説明した部分図である。
【図4】図4は、物体内部の三次元画像と視点位置を後方に移動させて物体の全体を表示した三次元画像との関係を示した図である。
【図5】図5は、物体内部の三次元画像と、視点位置を後方に移動させて物体の全体を表示した三次元画像とを切り替え表示した場合を説明した図である。
【図6】図6は、三次元画像の構成方法における断層像画素座標の投影面上の座標への変換を説明するための図である。
【図7】図7は、複数の断層像についての画素座標の投影面上の座標への変換を説明するための図である。
【図8】図8は、視点、断層像及び投影面がより複雑な位置関係をもった場合の中心投影による座標変換を説明するための図である。
【図9】図9は、本発明が適用可能なハードウエア構成例を示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5…断層像
7…三次元画像
10、11、12、13…視野枠
50…CPU
51…主メモリ
52…磁気ディスク
53…表示メモリ
54…CRTモニタ
55…マウスコントローラ
56…マウス
Claims (4)
- 物体の複数の断層像を積上げた積上げ三次元画像を、前記物体の内部に設定した1つの視点と投影面の間に配置し、前記視点及び視線方向に基づいて前記視点を起点とした中心投影法により前記投影面に投影した第1の画像を構成する工程と、
前記視点より前記投影面に近い位置の断層像を順次並べるとともに、順次並べた断層像に対して、前記視点又は前記視点及び視線方向と、前記視点から見た視野枠とを付加した第2の画像を構成する工程と、
前記第1及び第2の画像を同一画面上で同時に又は切り替えて表示する工程と、
を備えたことを特徴とする三次元画像の表示方法。 - 物体の複数の断層像を積上げた積上げ三次元画像を、前記物体の内部に設定した1つの視点と投影面の間に配置し、前記視点及び視線方向に基づいて前記視点を起点とした中心投影法により前記投影面に投影した第1の画像を構成する工程と、
前記視点より前記投影面に近い位置の断層像を順次並べるとともに、順次並べた断層像に対して前記視点又は前記視点及び視線方向を付加した第2の画像を構成する工程であって、前記視点をその位置する断層像又は最も近い断層像にマークする工程と、
前記第1及び第2の画像を同一画面上で同時に又は切り替えて表示する工程と、
を備えたことを特徴とする三次元画像の表示方法。 - 物体の複数の断層像を積上げた積上げ三次元画像を、前記物体の内部に設定した1つの視点と投影面の間に配置し、前記視点及び視線方向に基づいて前記視点を起点とした中心投影法により前記投影面に投影した第1の画像を構成する手段と、
前記視点より前記投影面に近い位置の断層像を順次並べるとともに、順次並べた断層像に対して、前記視点又は前記視点及び視線方向と、前記視点から見た視野枠とを付加した第2の画像を構成する手段と、
前記第1及び第2の画像を同一画面上で同時に又は切り替えて表示する手段と、
を備えたことを特徴とする三次元画像の表示装置。 - 物体の複数の断層像を積上げた積上げ三次元画像を、前記物体の内部に設定した1つの視点と投影面の間に配置し、前記視点及び視線方向に基づいて前記視点を起点とした中心投影法により前記投影面に投影した第1の画像を構成する手段と、
前記視点より前記投影面に近い位置の断層像を順次並べるとともに、順次並べた断層像に対して前記視点又は前記視点及び視線方向を付加した第2の画像を構成する手段であって、前記視点をその位置する断層像又は最も近い断層像にマークする手段と、
前記第1及び第2の画像を同一画面上で同時に又は切り替えて表示する手段と、
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