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JP3751107B2 - 携帯電話機 - Google Patents

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JP3751107B2
JP3751107B2 JP7102897A JP7102897A JP3751107B2 JP 3751107 B2 JP3751107 B2 JP 3751107B2 JP 7102897 A JP7102897 A JP 7102897A JP 7102897 A JP7102897 A JP 7102897A JP 3751107 B2 JP3751107 B2 JP 3751107B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、携帯電話機においては、リンガやブザーの鳴動や、バイブレータの振動等によって着信があったことを使用者に報知しており、この着信報知状態において通話ボタン等の特定のボタンを操作することによって通話状態に移行するための通信プロトコルが実行され、通話状態に移行されるようになっており、又このような携帯電話機においては、予め留守番モードに設定しておくことにより、着信があったときに自動的に通話状態に移行するための通信プロトコルを実行し、通話状態に移行したときにおいて予め登録した応答メッセージを相手側装置に送出したり、その後に相手側装置から送出される用件メッセージを録音したりするようにする留守番機能を備えたものがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来装置では、着信報知が成されている場合において着信報知を停止するためには、通話ボタン等の特定のボタンを操作しなくてはならないため、ボタン操作に時間がかかり即座に着信報知を停止させることができず、そのため、リンガやブザー等の鳴動やバイブレータの振動によって生じる不快な音等によって周囲に迷惑をかけるといった問題点があり、且つ着信報知の停止と共に通話状態に移行することから相手への応答も行わなくてはならず、その応答のための通話によって周囲に迷惑をかけるといった問題点もあった。
【0004】
又、留守番機能を携帯電話機では、予め留守番モードに設定しておくことにより、着信報知が行われることなく相手への応答を行うことができるものの、予め留守番モードに設定されていない場合には、着信があったときに着信報知が行われるため、リンガやブザー等の鳴動やバイブレータ等の振動によって生じる不快な音等によって周囲に迷惑をかけるといった問題点があり、且つ留守ボタン等の特定のボタンを操作しなくてはならないため、ボタン操作に時間がかかり即座に留守番機能を起動させることができないといった問題点があった。
【0005】
本発明は、着信報知による周囲への迷惑を軽減することができる携帯電話機を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、着信時において呼出音の放音やバイブレータの振動等によって着信報知を行う携帯電話機において、機器本体に付加される圧力を検知する検知手段と、着信に対して自動的に応答して予め登録されたメッセージを送信する留守番機能と、着信時において上記検知手段によって圧力が検知されたとき、上記着信報知を中断若しくは変更させると共に、上記検知手段による圧力検知に応答して着信報知を中断若しくは変更させている状態において、上記検知手段によって再び圧力が検知されたとき、上記留守番機能を起動させるように制御する制御手段とを設けたものである。
【0010】
従って、請求項記載の発明によれば、着信検出に伴って呼出音の放音やバイブレータの振動等による着信報知が行われている状態において、検知手段によって装置本体に付加される圧力が検知されたとき、制御手段が着信報知を中断若しくは変更させ、且つこの状態において再び検知手段によって装置本体に付加される圧力が検知されたとき、制御手段が留守番機能を起動させることにより、使用者における簡単な操作によって迅速且つ確実に着信報知中における着信報知の中断若しくは変更することができると共に、留守番モードの設定を行うことができる。
【0011】
また例えば、着信時において呼出音の放音やバイブレータの振動等によって着信報知を行う携帯電話機において、機器本体に付加される圧力を検知する検知手段と、着信に対して自動的に応答して予め登録されたメッセージを送信する留守番機能と、着信時において上記検知手段によって圧力が検知されたとき、上記着信報知を中断若しくは変更させると共に、上記留守番機能を起動させるように制御する制御手段とを設けるようにしてもよい。この携帯電話機によれば、着信検出に伴って呼出音の放音やバイブレータの振動等による着信報知が行われている状態において、検知手段によって装置本体に付加される圧力が検知されたとき、制御手段が着信報知を中断若しくは変更すると共に留守番機能を起動させることにより、使用者における簡単な操作によって迅速且つ確実に着信報知中における着信報知の中断若しくは変更を行い、留守番モードに設定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の一実施の形態である携帯電話機の電気的構成を示す概略機能ブロック図、図2は同携帯電話機における着信時の動作制御の一例を示すフローチャート、図3は同携帯電話機における着信時の動作制御に他の例を示すフローチャートである。
【0014】
図1において、1はアンテナ、2はアンテナ1を介して図示しない基地局と所定の周波数帯域による電波の送受信を行う無線部、3は無線部2によって送受信される電波の変復調や各種データの判定/分離等の各種処理を行うチャネルコーデック部、4はチャネルコーデック部3によって分離された音声データ又は後述する主制御部13からの呼出音データの復調やチャネルコーデック部3によって合成する音声データの変調を行う音声コーデック部、5は音声コーデック部4によって復調された音声信号を外部に放音するスピーカ、6は外部音声を集音して電気信号に変換し、当該変換した音声信号を音声コーデック部4に送出するマイク、7は音声コーデック部4によって復調された呼出音を外部に放音するブザーである。
【0015】
8は音声コーデック部4によって復調された音声信号を録音すると共に、当該録音した音声信号を再生して音声コーデック部4に送出する留守応答部、9は電話番号等の入力を行う数字キーと留守設定や通話指示等を行う各種機能キー等からなる操作入力部、10は機器本体に印加される圧力を検知する圧力センサ、11は操作入力部9によって入力された電話番号や機器の状態等を表示する表示部、12は機器本体を振動させるバイブレータである。
【0016】
13はチャネルコーデック部3によって分離された制御データ、操作入力部9からの各種指示、及び圧力センサ10による圧力検知等に基づいてチャネルコーデック部3における各種処理の制御、音声コーデック部4への呼出音データの送出制御、留守応答部8における録音再生制御、表示部11における表示制御、及びバイブレータ12における振動制御等を行う主制御部である。
【0017】
上記のように構成された携帯電話機について、まず着信時の動作制御の一例を図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0018】
留守番モードに設定されていない待受状態において、図示しない基地局より送信される制御信号がアンテナ1を介して無線部2により受信されると共にチャネルコーデック部3によって制御データが分離され、主制御部13においてその分離された制御データに自局の呼出を要求するデータが含まれていると判定される(ステップF1)と、主制御部13は音声コーデック部4に呼出音データを送出してブザー7による鳴動を行わせたり、バイブレータ12による振動を開始させて機器本体を振動させたりして着信を報知する(ステップF2)と共に、表示部11を制御して着信があることを報知するメッセージを表示させる(ステップF3)。
【0019】
そして、この着信報知状態において、使用者が機器本体に圧力を加え、圧力センサ10がその圧力を検知する(ステップF5)と、主制御部13はその圧力センサ10による圧力検知に応答して現在着信報知が行われているか否か判定し(ステップF6)、このとき、着信報知が行われていると判定された場合には、主制御部13は音声コーデック部4への呼出音データの送出を中断してブザー7による鳴動を中止させたり、バイブレータ12による振動を終了させて機器本体の振動を中止させたりして着信報知を中断し(ステップF8)、再び機器本体への圧力が加えられるか否かの判定を行う(ステップF5)。
【0020】
一方、主制御部13が圧力センサ10による圧力検知に応答して現在着信報知が行われているか否か判定されたときに、着信報知が行われていないと判定された場合(ステップF6)、即ち一回目の機器本体への圧力によって着信報知が中断している状態において再び機器本体に圧力が加えられた場合には、主制御部13はチャネルコーデック部3を制御して図示しない基地局と制御信号の送受信を行って通話チャンネルを確立させると共に、留守応答部8を制御して相手側に応答メッセージを送出させ、その後に相手側から送出される用件メッセージを録音させる留守応答動作を実行し(ステップF7)、その後、待受状態に戻る。
【0021】
尚、機器本体への圧力の検知を行っているときに自局への呼出が終了した場合(ステップF4)には、全ての設定及び動作を終了して待受状態に戻る。
【0022】
従って、上記動作制御によれば、機器本体に圧力を加えるといった簡単な操作によって着信報知中における着信報知を中断することができると共に、この状態において再び機器本体に圧力を加えることによって使用者における応答通話等を要することなく、着信に対する相手への応答を行わせることができる。
【0023】
尚、上記動作制御においては、機器本体に1回目の圧力が加えられたときに着信報知を中断するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、機器本体に1回目の圧力が加えられたときにブザー7の鳴動による呼出音の音量を下げるようにしたり、ブザー7の鳴動による着信報知からバイブレータ12の振動による着信報知に切り替えるようにし、大音量の呼出音の外部放音による周囲の迷惑を軽減するようにしても良い。
【0024】
次に、着信時の動作制御の他の例を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0025】
留守番モードに設定されていない待受状態において、図示しない基地局より送信される制御信号がアンテナ1を介して無線部2により受信されると共にチャネルコーデック部3によって制御データが分離され、主制御部13においてその分離された制御データに自局の呼出を要求するデータが含まれていると判定される(ステップF11)と、主制御部13は音声コーデック部4に呼出音データを送出してブザー7による鳴動を行わせたり、バイブレータ12による振動を開始させて機器本体を振動させたりして着信を報知する(ステップF12)と共に、表示部11を制御して着信があることを報知するメッセージを表示させる(ステップF13)。
【0026】
そして、この着信報知状態において、使用者が機器本体に圧力を加え、圧力センサ10がその圧力を検知する(ステップF15)と、主制御部13はその圧力センサ10による圧力検知に応答してチャネルコーデック部3を制御して図示しない基地局と制御信号の送受信を行って通話チャンネルを確立させると共に、留守応答部8を制御して相手側に応答メッセージを送出させ、その後に相手側から送出される用件メッセージを録音させる留守応答動作を実行し(ステップF16)、その後、待受状態に戻る。
【0027】
尚、機器本体への圧力の検知を行っているときに自局への呼出が終了した場合(ステップF14)には、全ての設定及び動作を終了して待受状態に戻る。
【0028】
従って、上記動作制御によれば、機器本体に圧力を加えるといった簡単な操作によって着信報知中における着信報知を中断し、且つ使用者における応答通話等を要することなく、着信に対する相手への応答を行わせることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の発明によれば、機器本体に圧力を加えるといった簡単な操作によって着信報知中における着信報知を中断若しくは変更することができるため、リンガやブザー等の鳴動やバイブレータの振動によって生じる不快な音を使用者における簡単な操作によって即座に停止することができ、これら音の発生による周囲への迷惑を軽減することができると共に、着信報知を中断若しくは変更させている状態において、再び機器本体に圧力を加えることにより、使用者における応答通話等を要することなく、着信に対する相手への応答を行わせることができる
【0030】
また、着信時において呼出音の放音やバイブレータの振動等によって着信報知を行う携帯電話機において、機器本体に付加される圧力を検知する検知手段と、着信に対して自動的に応答して予め登録されたメッセージを送信する留守番機能と、着信時において上記検知手段によって圧力が検知されたとき、上記着信報知を中断若しくは変更させると共に、上記留守番機能を起動させるように制御する制御手段とを設けた携帯電話機によれば、機器本体に圧力を加えるといった簡単な操作によって着信報知の中断若しくは変更と共に留守番モードに設定することができるため、リンガやブザー等の鳴動やバイブレータの振動によって生じる不快な音を使用者における簡単な操作によって即座に停止することができ、且つ使用者における応答通話等を要することなく、着信に対する相手への応答を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である携帯電話機の電気的構成を示す概略機能ブロック図。
【図2】同携帯電話機における着信時の動作制御の一例を示すフローチャート。
【図3】同携帯電話機における着信時の動作制御の他の例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 無線部
3 チャネルコーデック部
4 音声コーデック部
5 スピーカ
6 マイク
7 ブザー
8 留守応答部
9 操作入力部
10 圧力センサ
11 表示部
12 バイブレータ
13 主制御部

Claims (1)

  1. 着信時において呼出音の放音やバイブレータの振動等によって着信報知を行う携帯電話機において、
    機器本体に付加される圧力を検知する検知手段と、
    着信に対して自動的に応答して予め登録されたメッセージを送信する留守番機能と、
    着信時において上記検知手段によって圧力が検知されたとき、上記着信報知を中断若しくは変更させると共に、上記検知手段による圧力検知に応答して着信報知を中断若しくは変更させている状態において、上記検知手段によって再び圧力が検知されたとき、上記留守番機能を起動させるように制御する制御手段とを設けたことを特徴とする携帯電話機。
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