JP3619839B2 - 切手用糊塗布紙及びその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、切手用糊塗布紙及びその製造方法に関し、温湿度の環境条件の変化に対してもブロッキング及びカールを生じることがなく、一定の初期接着力を有するとともに、一定の条件下で再剥離可能な切手用糊塗布紙とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
切手は、全国の郵便局又はたばこ小売店等で販売されている。これら販売所では、空調設備の完備されている所から、そうでない所まで様々であり、切手の保管されている環境条件も地域又は季節等により大きく変動する状況にある。したがって、このような広範囲な温度、湿度の環境条件下で、切手が切手同士又は他のものとブロッキングしたり、カールなどの現象を起こすと使用不可能になってしまう。切手用紙としては、必要とされる糊の接着力を維持しつつ、上記のような条件下においてもブロッキングやカール等を生じさせない品質が要求される。
【0003】
過去においては糊の主成分として、アラビアゴムやデキストリンのような水溶性天然高分子が使用されていた。しかし、これらは耐湿性に欠けるためにグラシン紙を間紙として切手間に挿入するなどしてブロッキングを防止しなくてはならない問題があった。
【0004】
その後、再湿性接着剤として、ポリビニルエーテル、ポリビニロピロリドン、ポリアクリルアミド、部分ケン化ポリビニルアルコール等の合成高分子が開発され、耐湿性や接着力の点から現在ではポリビニルアルコール(以下、「PVA」と称する。)がその中心をなしているが、PVA単独で使用される例は少なく、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸エステルなどと混合使用されている。一般的に糊の再湿性接着剤として使用されているPVAは、その重合度が高くなるにつれてガラス転移点が高くなり、ブロッキングしにくくなるが、初期接着力、粘度に問題が生じる。一方、ポリ酢酸ビニルエマルション(以下、「PVAcエマルション」と称する。)は、ブロッキングしやすくなるが、カールや初期接着力には効果がある。
【0005】
再湿性接着剤には、使用目的に応じた接着性が要求され、例えば、特開昭53−11933号公報、特開昭53−11934公報、特開昭53−124340公報、特開昭53−72049公報に記載されているように、自動包装用に対しては初期接着力が、壁紙、ふすま紙に対してはオープンタイムの長いことが要求される。そのため、要求される糊の接着性に応じて各再湿性接着剤を適切に選定、配合しなければならない。
【0006】
切手は、その使用用途から上記に述べたブロッキングしにくくなる性質、耐カール性、初期接着力が要求されるのは当然であり、更に、使用者が貼り間違えたり、切手収集家が封筒等の被接着用紙から再剥離する場合には、容易に剥離する性質が望まれる。このように、互いに相反するような特性が要求される製品としては切手、収入印紙類に限られ、市場でもこの種の製品に用いられる糊の開発はなされていなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、切手用糊塗布紙とその製造方法に関するものであって、温湿度の環境条件の変化に対しても、ブロッキング及びカールを生じることなく、一定の初期接着力を有するとともに、一定の条件下で再剥離可能な切手用糊塗布紙とその製造方法を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、切手を保管している際に温湿度の環境条件が変化しても、ブロッキング及びカールを生じることなく、貼付時には一定の初期接着力を有するとともに、一定の条件下で再剥離可能な切手用糊塗布紙とその製造方法について鋭意研究を重ねた結果、特定の重合度とケン化度を有するPVA及び特定のPVAcエマルション並びにソルビットを特定量の割合で配合した糊液を塗工、乾燥した後、キャレンダ処理することによって、上記の性質を満足させることが可能となる切手用糊塗布紙とその製造方法を見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明の切手用糊塗布紙は、塗工紙の裏面又は原紙の片面に、糊液が塗布、乾燥され、キャレンダに通紙して加圧、仕上げされた糊塗布紙であって、前記糊液は、平均重合度300〜400、ケン化度88±2(mol/%)のPVAを45〜49%、可塑剤無添加で最低造膜温度10〜15℃のPVAcエマルションを45〜49%、ソルビットを2〜10%の割合で含有することを特徴とする切手用糊塗布紙である。
【0010】
また、本発明の切手用糊塗布紙は、PVAcエマルションの中に前記エマルションの保護コロイド及び乳化剤として、ケン化度85〜90(mol/%)、平均重合度300〜2500のPVAが固形分として25〜45%の割合で含まれたことを特徴とする切手用糊塗布紙である。
【0011】
また、本発明の切手用糊塗布紙は、糊塗布量が乾燥重量で15〜20g/m2であることを特徴とする切手用糊塗布紙である。
【0012】
また、本発明の切手用糊塗布紙の製造方法は、塗工紙の裏面又は原紙の片面に、糊液を塗布、乾燥し、キャレンダに通紙して加圧、仕上げする糊塗布紙の製造方法であって、前記面に、平均重合度300〜400、ケン化度88±2(mol/%)のPVAを45〜49%、可塑剤無添加で最低造膜温度10〜15℃のPVAcエマルションを45〜49%、ソルビットを2〜10%の割合で含有する前記糊液を塗布、乾燥し、前記キャレンダに通紙して加圧、仕上げすることを特徴とする切手用糊塗布紙の製造方法である。
【0013】
また、本発明の切手用糊塗布紙の製造方法は、PVAcエマルションの中に前記エマルションの保護コロイド及び乳化剤として、ケン化度85〜90(mol/%)、平均重合度300〜2500のPVAを固形分として25〜45%の割合で含ませることを特徴とする切手用糊塗布紙の製造方法である。
【0014】
また、本発明の切手用糊塗布紙の製造方法は、糊塗布量を乾燥重量で15〜20g/m2 とすることを特徴とする切手用糊塗布紙の製造方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明で用いられる原紙は、特に限定されるものではないが、例えば、原紙の坪量としては50〜100 g/m2程度の範囲で適宜、使用される。原紙の抄造に際して使用するパルプは、木材や木綿等の植物繊維を原料とするKP法やSP法によって得られる化学パルプ、GP、TMP、CTMP、CGP、SCP等の機械パルプ、漂白パルプ等のいずれかのパルプを適宜、選択して使用できる。抄紙方法についても特に限定されるものではなく、通常の抄紙方法、例えば、抄紙PH4.5付近で行う酸性抄紙方法又は抄紙PH7.0付近で行う中性抄紙方法によって抄紙される。また、抄紙機も長網抄紙機、円網抄紙機、長網と円網のコンビネーションマシン、ツインワイヤーを装備した抄紙機、ヤンキー抄紙機等のいずれかの抄紙機を適宜、選択して使用できる。
【0016】
抄紙原紙にパルプとともに配合される抄紙填料としては、製紙業界で一般に使用されている填料が使用される。例えば、タルク、重質炭酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、クレー、二酸化チタン等が例示される。
【0017】
なお,原紙中にはパルプ繊維や填料の他に,本発明の目的効果を損なわない範囲で、一般的に使用されている各種の歩留まり向上剤、紙力向上剤、内添サイズ剤、ピッチコントロール剤、消泡剤等の薬品類を適宜、使用できる。
【0018】
また、顔料として、炭酸カルシウム、カオリン、チタン等の無機顔料や有機顔料を適宜、組み合わせ、接着剤としてスチレン・ブタジエン系共重合体等の接着剤、その他、補助剤として分散剤、増粘剤、消泡剤等を使用し、固形分濃度約60%の顔料スラリーを調製する。このようにして得られた顔料スラリーを前記要領で得られた原紙の片面に塗工する際は、例えば、ブレードコーター、ロールコーター、エアナイフコーター等の公知の塗工装置を設けたオンマシン又はオフマシンのコーターによって一層又は複層に分けて塗工層を設けることができる。
【0019】
この際の原紙への顔料スラリーの塗工量は、一般に乾燥重量が10〜16g/m2 であり、湿潤塗工層の乾燥方式としては、例えば、蒸気乾燥、赤外線ヒーター等の各種方式が適宜、採用される。
【0020】
本発明の切手用糊塗布紙は、このようにして得られた塗工紙の裏面又は原紙の片面に、平均重合度300〜400、ケン化度88±2(mol/%)のPVAを45〜49%、可塑剤無添加で最低造膜温度10〜15℃のPVAcエマルションを45〜49%、ソルビットを2〜10%の割合で含有する糊液が塗布、乾燥され、キャレンダに通紙して加圧、仕上げされているので、温湿度の環境条件が変化しても、ブロッキング及びカールを生じることなく、貼付時には一定の初期接着力を有するとともに、一定の条件下で再剥離可能な切手用糊塗布紙となっている。
【0021】
【実施例】
以下に、実施例と比較例を挙げて、本発明及びその効果を具体的に説明する。勿論、本発明はこられの実施例に限定されるものではない。
【0022】
なお、以下の実施例及び比較例では、PVAの重合度とPVAのケン化度、PVAcエマルションの最低造膜温度の各測定方法は、それぞれ、JIS K 6726、JIS K 6804の方法によった。
【0023】
また、以下の実施例及び比較例では、ブロッキング、カール、初期接着力、再剥離性の各評価基準は、以下の基準によることとした。
【0024】
糊塗布紙とその印刷物をそれぞれ10束(1束は100×100mmのシート100枚)積み重ね、それぞれに約24Kgのおもりをのせ、それぞれ25℃、85%RHと30℃、90%RHの環境条件下で24時間、48時間放置し、ブロッキングの発生状態を目視により下記基準に基づいて判定した。その際の判定基準は、◎:ブロッキングなし、○:わずかにブロッキングしたもの、×:完全にブロッキングしたもの、の各基準によった。
【0025】
50×50mmの切手用糊塗布紙及びその印刷物を用意し、20℃で33、55、65、88%の各RHの条件下で試験し、8時間後のカール度を図1に示すJ.TAPPI「紙のカール試験方法2」のカール度目測用ガラスゲージで測定した。
【0026】
30×35mmの切手用糊塗布紙及びその印刷物をラミネートクラフト紙のクラフト面に、20℃、65%RHの室内で通常に切手を使用する場合と同様の方法で吸水スポンジを用いて貼り付け、5秒間隔で引き剥がし、試料が破れるまでの固着所用時間及びクラフト紙の紙層の剥離状態を目視によって判定し、初期接着力を測定した。その際の判定基準は、◎:5秒未満で完全にクラフト紙に接着したもの、○:15秒未満で完全にクラフト紙に接着したもの、×:15秒以上でもクラフト紙に完全に接着しないもの、の各基準によった。
【0027】
15×15mmの切手用糊塗布紙及びその印刷物の糊面を水で十分に湿潤させて、ラミネートクラフト紙のクラフト面に貼付した後、水中に浸漬させ、手で切手用紙をクラフト紙から破壊せずに剥がせるまでに要した時間を測定して再剥離性の評価を行った。その際の評価基準は、◎:2分以内で剥離可能なもの、○:5分以内で剥離可能なもの、×:剥離するのに5分以上要するもの、の各基準によった。
【0028】
(実施例1)
フリーネス(csf)が両者ともに500mlとなるように叩解したLBKP90%、NBKP10%からなるパルプスラリ100%に、タルク(上)(日本タルク社製)10%を添加した後に、硫酸アルミニウム1.5%、サイズ剤1.0%を添加し、紙料を調製した。この紙料を長網抄紙機で抄紙し、坪量65g/m2 の塗工用原紙を得た。
【0029】
平均重合度が350、ケン化度が88(mol/%)のPVA粉末に水を加えて濃度35%に調製し、80℃で1時間加熱しながら撹拌し溶解した。次いで、この溶液に固形分濃度49%、最低造膜温度が13℃でエマルションの保護コロイド及び乳化剤として、ケン化度85(mol/%)、平均重合度1000のPVAを固形分として30%含むPVAcエマルションを固形分重量比で1:1で加えた。この溶液の固形分重量との固形分重量比が98:2になるようにソルビットを加え、撹拌し、溶液の固形分濃度が36%になるように調製し、糊液を得た。
【0030】
次に、カオリン80%、炭酸カルシウム20%、分散剤0.5%、増粘剤0.5%、SBR15%に調製水を加え、撹拌し、濃度60%の塗工液を得た。
【0031】
前記塗工用原紙の片面に前記塗工液を乾燥重量で13g/m2 となるようにブレードコータを用いて塗工し、前記面の裏面に前記糊液を乾燥重量で18g/m2 となるように同様の方法で塗工し、紙水分が5%となるように乾燥した。
【0032】
得られた糊塗布紙を金属製のヒートロールと弾性ロール各1本からなるソフトカレンダーを用いて、顔料塗工面のみが2回ヒートロールに接触するようにヒートロール温度100℃、線圧100Kg/cmでキャレンダ仕上げを行った。
【0033】
また、この糊塗布紙のコート面にグラビア印刷適性試験機によるグラビア印刷及びオフセット印刷機によるオフセット印刷を施した印刷物を併せて作製した。
【0034】
(実施例2)
平均重合度が350、ケン化度が88(mol/%)のPVAが48%、最低造膜温度が13℃のPVAcエマルションが48%及びソルビットが4%の割合で配合され、PVAcエマルション中のPVAの重合度が1500で、糊塗布量が乾燥重量で15g/m2 であること以外は、実施例1と同様にして切手用糊塗布紙及びその印刷物を作製した。
【0035】
(実施例3)
PVAの平均重合度が400、PVAcエマルションが、その中にエマルションの保護コロイド及び乳化剤として、ケン化度90(mol/%)、平均重合度1000のPVAを固形分として35%含み、糊塗布量が乾燥重量で20g/m2 であること以外は実施例1と同様にして切手用糊塗布紙及びその印刷物を作製した。
【0036】
(実施例4)
PVAのケン化度が90(mol/%)、PVAcエマルションの最低造膜温度が15℃、PVAcエマルションが、その中にエマルションの保護コロイド及び乳化剤として、ケン化度90(mol/%)のPVAを固形分として35%含むこと以外は実施例1と同様にして切手用糊塗布紙及びその印刷物を作製した。
【0037】
(比較例1)
エマルションの保護コロイド及び乳化剤として、ケン化度85(mol/%)、平均重合度1000のPVAを固形分として5%含むPVAcエマルションを配合すること以外は実施例1と同様にして切手用糊塗布紙及びその印刷物を作製した。
【0038】
(比較例2)
糊塗布量が乾燥重量で10g/m2 であること以外は実施例1と同様にして切手用糊塗布紙及びその印刷物を作製した。
【0039】
(比較例3)
平均重合度350、ケン化度88(mol/%)のPVAを70%配合し、エマルションの保護コロイド及び乳化剤として、ケン化度85(mol/%)、平均重合度1000のPVAを固形分として30%含むPVAcエマルションを30%配合すること以外は実施例1と同様にして切手用糊塗布紙及びその印刷物を作製した。
【0040】
(比較例4)
PVAcエマルションが、平均重合度3500のPVAを固形分として30%含むこと以外は実施例1と同様にして切手用糊塗布紙及びその印刷物を作製した。
【0041】
(比較例5)
PVAcエマルションが、ケン化度65(mol/%)のPVAを固形分として30%含むこと以外は実施例1と同様にして切手用糊塗布紙及びその印刷物を作製した。
【0042】
(比較例6)
平均重合度が1000のPVAを49%配合すること以外は実施例1と同様にして切手用糊塗布紙及びその印刷物を作製した。
【0043】
(比較例7)
PVAのケン化度が50(mol/%)であること以外は実施例1と同様にして切手用糊塗布紙及びその印刷物を作製した。
【0044】
(比較例8)
最低造膜温度が25℃のPVAcエマルションを49%配合すること以外は実施例1と同様にして切手用糊塗布紙及びその印刷物を作製した。
【0045】
上記の実施例1〜4及び比較例1〜8で作成した切手用糊塗布紙及びその印刷物についてのブロッキング、カール、初期接着力、再剥離性の評価結果は表1に示す通りであった。
【0046】
【表1】
【0047】
上記の表の結果より、実施例1〜4で作製した切手用糊塗布紙及びその印刷物は、どれもブロッキング、カールが良好で、初期接着力、再剥離性も十分に確保されている。しかし、比較例1、5、6で作製した切手用糊塗布紙及びその印刷物は、ブロッキング、カール、再剥離性が悪く、比較例2、3、4、7で作製した切手用糊塗布紙及びその印刷物は、カール、初期接着力が悪く、比較例8で作製した切手用糊塗布紙及びその印刷物は、ブロッキング、カール、初期接着力に問題があった。
【0048】
【発明の効果】
本発明で得られた切手用糊塗布紙は、温湿度の環境条件の変化に対しても、ブロッキング及びカールが生じることなく、一定の初期接着力を有するとともに、一定の条件下で再剥離可能な切手用糊塗布紙であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】J.TAPPI「紙のカール試験方法2」のカール度目測用ガラスゲージを示す図。
Claims (2)
- 塗工紙の表面又は原紙の片面に、糊液が塗布、乾燥され、キャレンダに通紙して加圧、仕上げされた糊塗工紙であって、
前記糊液は、平均重合度300〜400、ケン化度88±2(mol/%)のポリビニルアルコール(PVA)が45〜49%、
可塑剤無添加で最低造膜温度10〜15℃のポリ酢酸ビニルエマルション(PVAcエマルション)が45〜49%、
ソルビットが2〜10%の割合で構成され、
前記ポリ酢酸ビニルエマルションには、保護コロイド及び乳化剤として、ケン化度85〜90(mol/%)、平均重合度300〜2500のポリビニルアルコール(PVA)を固形分として25〜45%の割合で配合したものであり、
前記糊液の塗布量は乾燥重量で15〜20g/m 2 であることを特徴とする切手用糊塗布紙。 - 塗工紙の裏面又は原紙の片面に、糊液を塗布、乾燥し、キャレンダに通紙して加圧、仕上げする糊塗布紙の製造方法であって、
平均重合度300〜400、ケン化度88±2(mol/%)のポリビニルアルコール(PVA)を45〜49%、
保護コロイド及び乳化剤としてケン化度85〜90(mol/%)、平均重合度300〜2500のポリビニルアルコール(PVA)を固形分として25〜45%含有した可塑剤無添加で最低造膜温度10〜15℃のポリ酢酸ビニルエマルション(PVAcエマルション)を45〜49%、
ソルビットを2〜10%の割合で構成した糊液を
乾燥重量で15〜20g/m 2 塗布、乾燥し、前記キャレンダに通紙して加圧、仕上げすることを特徴とする切手用糊塗布紙の製造方法。
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