JP3617282B2 - 自動二輪車のツールボックス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動二輪車のツールボックスの構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動二輪車は、図4に示すように、補助席20に背もたれ25が設けられている場合には、この背もたれ25の内部に収納部26が区画形成され、この収納部26にツール27やマニュアル28が収納される。
なお、この種の先行技術文献として、実公昭63−24076号や実開平1−145687号公報などがあげられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自動二輪車は、以上のように背もたれ25に収納部26が区画形成されているので、十分なクッション厚を確保することができず、乗り心地が悪化するという問題があった。また、この場合、補助席20を取り外すことができないという問題もあった。さらに、自動二輪車1の重心から収納部26が離れて位置しているので、走行性能に悪影響が生じるおそれがあった。
【0004】
本発明は、前記従来の問題に鑑みなされたもので、乗り心地の悪化を防止することができるとともに、補助席が設けられる場合には補助席を取り外すことができ、しかも、走行性能に悪影響の生じることのない自動二輪車のツールボックスを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記課題を達成するため、最下部に前輪が取り付けられたフロントフォークを操舵可能に支持するヘッドパイプと、このヘッドパイプに前端が接続され、後方に伸びる左右一対のアッパーパイプと、下方に屈曲して後方に伸びる左右のダウンチューブと、アッパーパイプの後部とダウンチューブとの間に縦に架設されて下部にスイングアームのピポット部が設けられたメインチューブと、アッパーパイプの後部から後斜め上方に伸びるシートレールパイプとでフレームを構成し、
フレームの下部後方に、ピポット部から後方に伸びて後輪を支持するスイングアームを取り付け、このスイングアーム及び後輪が設けられたフレームの後部下方の一側部に、一対のアッパーパイプとダウンチューブとで区画するスペースに搭載されたエンジンに連結された排気消音装置を配設し、
フレームのシートレールパイプの前部下方には、スイングアームとの間にシートレールパイプの上部に位置するシートで上部が被覆される燃料タンクが設置され、この燃料タンク及びスイングアームの下方で排気消音装置の配設されたフレーム後部下方の一側部に対する他側部の位置に、開口側面を蓋で着脱自在に被覆した収納箱を配置し、
収納箱の下側に、フレームのダウンチューブを伸ばし設けたことを特徴としている。
【0006】
本発明によれば、収納箱がシートや背もたれではなく、自動二輪車の下部のダウンチューブとスイングアームとの間に位置し、しかも、自動二輪車の重心に接近する。また、排気消音装置の反対側に収納箱が位置するので、収納箱の使用の際、排気消音装置が障害物になることがない。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。本実施形態における自動二輪車のツールボックスは、図1や図3に示すように、自動二輪車1のフレーム2の下部後方にスイングアーム13を、フレーム2の後部一側部には複数のマフラ12をそれぞれ設け、フレーム2のダウンチューブ3とスイングアーム13との間に収納箱22を配備している。
【0008】
自動二輪車1は剛性の高いダブルクレードルタイプのフレーム2を備えている。このフレーム2は、その前部に傾斜したヘッドパイプを備え、このヘッドパイプから左右一対のアッパーパイプと、下方向に屈曲して伸長する左右一対のダウンチューブ3とがそれぞれ後方に向け伸長形成されており、アッパーパイプの後部とダウンチューブ3との間には左右両側に位置する一対のメインチューブが縦に架設されている。一対のアッパーパイプの後部からは左右一対のシートレールパイプ4が後部斜め上方に向け伸長形成され、各シートレールパイプ4と各メインチューブとの間には支持用のリアパイプが斜めに架設されている。なお、ダウンチューブ3の一部は、組立式に構成され、整備性の便宜が確保されている。
【0009】
ヘッドパイプには図1や図2に示すように、テレスコピック式のフロントフォーク5が軸受を介し操舵可能に貫通支持され、このフロントフォーク5の最上部に灯火装置などを備えたハンドル6が、上部にはヘッドランプ7やシグナルなどがそれぞれ装着されている。また、フロントフォーク5の下部にはフロントフェンダ8が、最下部のインナーチューブには前輪9及びフロントブレーキがそれぞれ取り付けられている。
【0010】
一対のアッパーパイプと一対のダウンチューブ3とが区画形成するスペースには上方に位置するタンクケース10と、下方に位置するV型2気筒などのエンジン11とがそれぞれ搭載され、このエンジン11には複数のマフラ12が屈曲した連結管を介し連結されており、この複数のマフラ12がフレーム2の下部後方の一側部に上下に並べて装着支持されている(図3参照)。また、左右一対のメインチューブの下部にはピボット部がそれぞれ設けられ、この一対のピボット部には上下方向に揺動するスイングアーム13がクッションユニット14を介し軸支弾装されており、スイングアーム13には後輪15が軸受を介し軸支されている。
【0011】
なお、図1の30は、ダウンチューブ3の後部とスイングアーム13との間に架設された補強チューブで、ダウンチューブ3の一部を構成する。また、図3の16は、スイングアーム13の左右両側にそれぞれ位置するピボットプレートを示す。
【0012】
一対のシートレールパイプ4の前方には上部に位置するシート17と、このシート17に上部が被覆される断面ほぼ凸形のフューエルタンク18とがそれぞれ設置され、このフューエルタンク18の左右両側には意匠装飾用のフレームカバー19がそれぞれ装着されている。また、一対のシートレールパイプ4の後方には補助席20と、リヤフェンダ21とがそれぞれ配設されている。
【0013】
さらに、収納箱22は、図3に示すように、上部が凹み、側面が開口形成された構造に構成され、ダウンチューブ(=シートステー)3とスイングアーム13との間に固定して介在配備されるとともに、フレーム2の下部後方の他側部に位置している。この収納箱22の開口側面には蓋23が着脱自在に斜めに覆着され、この蓋23にはカバー24が着脱自在に斜めに被覆されている。収納箱22には図示しないツールやマニュアルなどが適宜収納される。なお、収納箱22は、図3に示すように、ピボットプレート16に対してダウンチューブ3が低位に位置し、スイングアーム13の垂れ角が少ないので、スイングアーム13の下部に簡単に取り付けることができる。
【0014】
前記構成によれば、収納箱22が背もたれではなく、ダウンチューブ3とスイングアーム13との間に介在設置されているので、シート17まどのクッション厚を十分に確保することができ、乗り心地の維持・向上が期待できる。また、補助席20が設置される場合には、補助席20をきわめて容易に取り外すこともできる。また、自動二輪車1の重心と収納箱22が近接するので、低重心化が期待でき、これを通じて走行性能に悪影響が生じるおそれを容易に排除することができる。さらに、シート17の高さを低く設定することができるので、フューエルタンク18の容量を著しく増加させることが可能となる。
【0015】
なお、前記実施形態では収納箱22を単に介在設置したものを示したが、収納箱22の形状を適宜変更することが可能である。また、収納箱22を金属製としたり、あるいは合成樹脂製としても良い。また、収納箱22の内部を複数の収納室に区画したり、収納箱22の壁面にポケットを設けたり、あるいは単数複数のフックを取り付けても良い。さらに、収納箱22にツール及びマニュアル以外の各種小物品(例えば、雑貨類、書類、書籍、又は日用品など)を収納することができるのはいうまでもない。
【0016】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、自動二輪車の乗り心地を向上させることができ、補助席が設けられる場合には補助席を取り外すことができる。さらに、自動二輪車の走行性能に悪影響が生じるのを有効に防止することが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のツールボックスの実施形態を示す全体図である。
【図2】本発明に係る自動二輪車のツールボックスの実施形態を示す簡略全体図である。
【図3】図2のA−A線断面図である。
【図4】従来の自動二輪車を示す全体図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車
2 フレーム
3 ダウンチューブ
11 エンジン
12 マフラ(排気消音装置)
13 スイングアーム
14 クッションユニット
15 後輪
17 シート
18 フューエルタンク
20 補助席
22 収納箱
23 蓋
24 カバー
Claims (1)
- 最下部に前輪が取り付けられたフロントフォークを操舵可能に支持するヘッドパイプと、このヘッドパイプに前端が接続され、後方に伸びる左右一対のアッパーパイプと、下方に屈曲して後方に伸びる左右のダウンチューブと、アッパーパイプの後部とダウンチューブとの間に縦に架設されて下部にスイングアームのピポット部が設けられたメインチューブと、アッパーパイプの後部から後斜め上方に伸びるシートレールパイプとでフレームを構成し、
フレームの下部後方に、ピポット部から後方に伸びて後輪を支持するスイングアームを取り付け、このスイングアーム及び後輪が設けられたフレームの後部下方の一側部に、一対のアッパーパイプとダウンチューブとで区画するスペースに搭載されたエンジンに連結された排気消音装置を配設し、
フレームのシートレールパイプの前部下方には、スイングアームとの間にシートレールパイプの上部に位置するシートで上部が被覆される燃料タンクが設置され、この燃料タンク及びスイングアームの下方で排気消音装置の配設されたフレーム後部下方の一側部に対する他側部の位置に、開口側面を蓋で着脱自在に被覆した収納箱を配置し、
収納箱の下側に、フレームのダウンチューブを伸ばし設けたことを特徴とする自動二輪車のツールボックス。
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- 1997-11-10 JP JP30692097A patent/JP3617282B2/ja not_active Expired - Fee Related
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