JP3691653B2 - 無人搬送車の走行経路における搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、無人搬送車用の作業ラインの構造に関し、特に、無人搬送車を作業台として使用するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、製品の生産工場等において、部品の搬送等を、蓄電池を駆動源として、電動モータで走行する無人搬送車(Automated Guided Vehicles ;AGV)で行う搬送方式が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなAGVシステムにおいては、部品の搬送をAGVで行うが、組立ラインにおいては、その組立工程において、AGVから搬送された部品を無人搬送車から降ろし、コンベア等に乗せる必要がある。
即ち、従来のAGVシステムは、無人搬送車の搬送ラインは設けられているが、組立ラインにおいて無人搬送車を作業台として、作業者に所定の作業を行わせるための構成部分はない。
【0004】
そこで、本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、組立ライン等の作業ラインにおいて無人搬送車を作業台として使用可能にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このため、請求項1記載の発明は、
搭載された蓄電池から走行用電動モータを駆動することによって、複数の無人搬送車が走行する所定の走行経路の途中に、前記無人搬送車を等間隔で搬送させて、該無人搬送車を作業者に所定の作業を行わせるための作業台として使用可能なコンベアシステムであって、その出口において、無人搬送車をトウピン抜き忘れ防止のために一時停止させる制御機能を備えたコンベアシステムを設けたことを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明は、
前記コンベアシステムは、床面に埋設された駆動チェーンと、無人搬送車のトウピンが嵌合する嵌合部であって、前記駆動チェーンに沿って等間隔で設けられて該駆動チェーンと共に移動する複数の嵌合部を備えたコンベア装置を含んで構成されたことを特徴とする。
【0007】
請求項3に係る発明は、
前記コンベアシステムは、その入口において、コンベアシステムと無人搬送車の動きを同期化して無人搬送車をコンベアシステムに向かわせるアプローチ進入制御機能を備えたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、
前記コンベアシステムは、その入口において、無人搬送車の歯抜け防止のために、コンベアシステムを一時停止させる制御機能を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項5に係る発明は、
前記コンベアシステムは、その入口において、無人搬送車からのトウピン出し位置を制御する制御機能を備えたことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、
前記コンベアシステムは、その出口において、コンベアシステムからのトウピン抜き位置を制御する機能を備えたことを特徴とする。
【0010】
かかる本発明の作用について説明する。
請求項1に係る発明において、無人搬送車にて例えば部品の搬送を行いつつ、例えば組立工程において、無人搬送車を作業台として作業者による組み立て作業が行われる。このとき、コンベアシステムの出口において、無人搬送車をトウピン抜き忘れ防止のために一時停止させるので、無人搬送車が円滑にコンベアシステムから乗り移り制御され、衝突防止によって安全性の向上も図られる。
請求項2に係る発明において、コンベア装置によって無人搬送車が搬送される。
【0011】
請求項3〜5に係る発明において、コンベアシステムの入口においては、例えば、コンベアシステム同期化アプローチ進入指令が出力され、その後段にて歯抜け防止検出(一時停止)が行われ、その後段にてトウピン出し位置指令が出力されるため、無人搬送車が円滑にコンベアシステムに乗り移り制御される。
請求項6に係る発明において、コンベアシステムの出口においては、例えばトウピン抜き位置指令が出力されるため、無人搬送車が円滑にコンベアシステムから乗り移り制御され、衝突防止によって安全性の向上も図られる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、添付された図面を参照して本発明を詳述する。
図1は、無人搬送車を複数台(例えば28台)使用して構成したエンジン組み立てラインのレイアウトの一例を示している。
このエンジン組み立てラインは、無人搬送車10と、MRG1工程20と、MRG2工程22と、TOP1工程24と、TOP2工程26と、TOP3工程28と、最終組立工程30と、ENG降ろし工程34と、充電工程40と、から構成される。
【0013】
無人搬送車10は、図2に示すように、無線による各種制御指令を受信する無線受信機11と、受信した各種制御指令に従って図示しない走行用電動モータの駆動制御を行うコントロールユニット12と、図示しないバッテリ(蓄電池)の端子間電圧Vを検出する電圧センサ13(充電状態検出手段)と、検出されたバッテリの端子間電圧Vを光通信により外部に送信する光通信送信機14と、図示しないトウピン昇降機構と、を含んで構成される。
【0014】
前記コントロールユニット12は、少なくとも中央処理装置(CPU)とメモリとを備え、メモリ上のプログラムに従って無人搬送車10の各種制御を行う。
そして、無人搬送車10は、エンジン及びその構成部品を各工程に搬送すると共に、最終組立工程30における作業台として機能する。
MRG1工程20と、MRG2工程22と、TOP1工程24と、TOP2工程26と、TOP3工程28では、エンジン或いは構成部品を無人搬送車10から別工程(図示せず)に降ろしたり、或いは、別工程で組み立てられエンジンを無人搬送車10に積み込む。
【0015】
最終組立工程30では、コンベアシステム31により無人搬送車10を等間隔で走行させ、無人搬送車10を作業台として、作業者に最終的なエンジンの組み立てを行わせる。
コンベアシステム31は、図4に示すように、床面に埋設された駆動チェーン80と、無人搬送車10のトウピン81(図3参照)が嵌合する嵌合部としてのチェーンドック82であって、前記駆動チェーン80に沿って等間隔で設けられて該駆動チェーン80と共に移動する複数のチェーンドック82を備えたコンベア装置(例えば、低床型チェーンドック付きドーリーコンベア装置)を含んで構成される。
【0016】
無人搬送車10を走行させる機構は、コンベアシステム31の入口において、無人搬送車10から所定のタイミングでトウピン81を突出させ、コンベア装置のチェーンドック82にトウピン81を嵌合させる。
そして、駆動チェーン80と共に移動するトウピン81により、無人搬送車10を走行させる。
【0017】
無人搬送車10がコンベアシステム31の出口まて走行すると、所定のタイミングでトウピン81を収納し、無人搬送車10は自力で走行を開始する。
尚、かかるコンベアシステム31の詳細については後述する。
ENG降ろし工程34では、組み上がったエンジンを無人搬送車10から降ろし、他の工程、例えば、オーバヘッドコンベア等によりエンジンをエンジン搭載工程に搬送する。
【0018】
そして、工場の床面には、MRG1工程20と、MRG2工程22と、TOP1工程24と、TOP2工程26と、TOP3工程28と、最終組立工程30と、ENG降ろし工程34とを結ぶように、無人搬送車10の主走行経路となる主誘導路50がループ状に埋設されている。又、この主走行経路となる主誘導路50から分岐した後再び合流する分岐走行経路として複数の分岐誘導路50Aが埋設されている。
【0019】
誘導路50、50Aとしては、電磁誘導方式で使用される誘導線、光学誘導方式で使用される路線テープ、或いは、磁気テープ誘導方式で使用される発磁体等がある。本実施形態では、油等で床面が汚れ、また、重量物が搬送されること等を考慮して、磁気テープ誘導方式が採用されている。
又、充電工程40では、無人搬送車10のバッテリの充電が行われる。
【0020】
この充電工程40では、ループ状の主誘導路50を走行することで消費した電力を予め定めた短時間で補充する周回充電ステーション41と、所定の時間をかけて消費した電力を補充するリリーフ充電ステーション42〜46と、を含んで構成される。
周回充電ステーション41は、主誘導路50に対して唯一設けられ、比較的短時間(例えば、1分間)で急速充電を行う。
【0021】
又、リリーフ充電ステーション42〜46は、上記したように誘導路50を分岐することで形成した分岐誘導路50Aに夫々設けられ、比較的長時間(例えば、1時間)で急速充電を行う。
周回充電ステーション41には、周回充電器41aが、リリーフ充電ステーション42〜46には、第1〜第5充電器42a〜46aが夫々設置されている。
【0022】
尚、周回充電ステーション41で充電を行うか、或いは、リリーフ充電ステーション42〜46で充電を行うかは、例えば、無人搬送車10のバッテリの端子間電圧Vにより、端子間電圧Vが所定値V1以上であれば、周回充電ステーション41で充電を行い、端子間電圧Vが所定値V1未満であれば、リリーフ充電ステーション42〜46で充電を行うように、無人搬送車10の運行を制御する(自動充電ピットイン制御)。
【0023】
これについては後に詳述する。
以上説明した構成に加え、MRG1工程20と、MRG2工程22と、TOP1工程24と、TOP2工程26と、TOP3工程28と、最終組立工程30と、ENG降ろし工程34と、充電工程40とには、各工程における制御を行う制御装置としての制御盤21,23,25,27,29,32,35及び48が夫々備えられている。
【0024】
各制御盤は、マイクロコンピュータを内蔵したコントロールユニットと、各工程の起動等を行う操作部と、から構成される。
更に、無人搬送車10の運行制御等を集中して行う集中制御盤60(集中制御装置)が備えられている。
集中制御盤60は、無人搬送車10に無線により各種制御指令を発信する無線発信機61と、マイクロコンピュータを内蔵したコントロールユニット62と、無人搬送車10の稼動状態等を表示するモニタ63とから構成される。
【0025】
そして、各工程を制御する制御盤21等と集中制御盤60とは、PCリンク70を介して接続され、相互にデータを交換できるようになっている。
最終組立工程30、ENG降ろし工程34及び充電工程40の各充電器には、無人搬送車10から送信されたバッテリの端子間電圧Vを受信する光通信受信機72が夫々設けられている。そして、無人搬送車10から送信された端子間電圧Vは、光通信受信機72により受信され、PCリンク70を介して集中制御盤60に伝達される。
【0026】
前記制御盤35には、上記したように、前記無人搬送車10から送信されたバッテリの端子間電圧Vに基づいて、前記周回充電ステーション41で充電を行うか、或いは、リリーフ充電ステーション42〜46で充電を行うかを判定する判定手段と、該判定手段による判定結果に基づいて、無人搬送車10に対してビットインすべき充電ステーションに向かっての走行を指令する走行指令手段と、が備えられている。
【0027】
又、中央制御盤60には、リリーフ充電ステーション42〜46での蓄電池への充電時間が所定時間(例えば1時間)経過後の第1の条件と、蓄電池への充電電流値が所定値まで低下した(例えば、50Aから10Aに低下)第2の条件のうちいずれか一方が満足されたときに、充電が完了したとして、無人搬送車10のリリーフ充電ステーション42〜46からの発進を指令する発進指令手段を備えている。
【0028】
次に、前記コンベアシステムの詳細について説明する。
先ず、無人搬送車10側のトウピン81の構造について、図3を参照して説明する。
各無人搬送車10の底部には、鉛直方向に進退スライド動作可能なトウピン81と、該トウピン81の進退動作を行う駆動装置とが設けられている。
【0029】
前記駆動装置は、モータシリンダ装置83からなり、該モータシリンダ装置83の上方に伸びる駆動ロッド84の先端部には、連結部材85を介してトウピン81の上端部が連結されている。
トウピン81は筒状のガイド部材86の内側にスライド自由に配設されており、前記駆動ロッド84の上下動作によって上下動、即ち、無人搬送車10底部側に収納される位置Aと、該底部から下方に突出する位置Bとに、進退動作される。
【0030】
又、トウピン81の上部側の周面に対向する上下2位置には、前記連結部材85の位置を検出することにより、トウピン81の位置を検出する2つの近接スイッチ87,88が設けられており、上側の近接スイッチ87によって、トウピン81の収納状態を検出し、下側の近接スイッチ88によって、トウピン81の突出状態を検出するようになっている。
【0031】
次に、コンベア装置の構造について、図4を参照して説明する。
前記駆動チェーン80は、直線的に伸びる最終組立工程30において、細長いループ状に配設されており、駆動チェーン80の所定間隔毎の各チェーン部80Aの側面に、前記チェーンドック82が固定取付されている。
チェーンドック82は、主ドック82Aと補助ドック82Bとが隣接して設けられた構成である。
【0032】
又、チェーンドック82は、一対の支持部82aと、各支持部82aから夫々互いに近寄る方向に所定角度をもって傾斜して側方に伸びる一対の係合爪部82bとから構成され、この一対の係合爪部82b間にトウピン81の先端部が嵌合される。
次に、無人搬送車10のコンベア装置入口と出口での乗り移りの制御方法について説明する。
【0033】
コンベア装置入口においては、コンベア装置同期化アプローチ進入指令が出力され、その後段にて歯抜け防止検出(一時停止)が行われ、その後段にてトウピン出し位置指令が出力される。
コンベア装置出口においては、トウピン抜き位置指令が出力され、その後段にてトウピン抜き忘れ防止検出(一時停止)が行われ、その後段にて、無人搬送車の衝突防止のためのフルワーク検出停止制御が実行される。
【0034】
かかる制御を図5及び図6に基づいて説明する。
先ず、図5に基づいて、コンベア装置入口での乗り移り制御について説明する。
TOP3工程28の位置をA番地、その後段をB番地、その後段をC番地とする。
【0035】
(1)TOP3工程28(A番地)より無人搬送車10の再起動(無人搬送車A番地到着、TOP3工程28での作業完了、入口1 OTR(光通信装置)同期OFF)
(2)B番地より無人搬送車10の再起動(無人搬送車B番地到着、前方在席LS(リミットスイッチ)ON、入口2 OTR同期OFF)
(3)C番地より無人搬送車10の再起動(C番地での無人搬送車のトウピン下降、無人搬送車C番地到着、トウピン下降タイミングLS(リミットスイッチ)ON)
尚、コンベア装置の入口2のOTR位置に無人搬送車10が到着し、トウピンを下降して前進中に前方在席LSがONした時点で後方(入口1、入口2のOTR位置)に無人搬送車がないとき、コンベア装置が一時停止され、その後、入口2のOTR位置に無人搬送車10が到着すると、コンベア装置が再起動される。
【0036】
即ち、無人搬送車10が到着してトウピンを下降して前進中に後方に無人搬送車10がないとき、コンベア装置が一時停止されることによって、無人搬送車10の間隔が拡がらないようにして、無人搬送車の歯抜けが防止されるようになっている。
次に、図6に基づいて、コンベア装置出口での乗り移り制御について説明する。
【0037】
コンベア装置出口位置をD番地、その後段をE番地、その後段をF番地とする。
(1)D番地に無人搬送車10が到着(トウピン上昇、運転準備入り、自動起動、自力走行開始)
(2)E番地に無人搬送車10が到着
a.E番地を読み取って無人搬送車10からコンベア装置側に到着確認信号を送る。
【0038】
b.コンベア装置側で到着確認信号を受け、無人搬送車10に「無人搬送車外部起動信号(運転準備指令、トウピン上昇指令、自動起動指令)」を送る。
c.無人搬送車10からコンベア装置側に「無人搬送車作業完了信号(運転準備入り、トウピン上昇端、自動起動中)」を送る。
d.コンベア装置側で「無人搬送車作業完了信号」を受け、無人搬送車再起動指令を送る。
【0039】
e.無人搬送車10再起動
尚、上記の信号の受け渡しは、出口OTRで実行される。
以上の制御により、部品等を乗せた無人搬送車10は、最終組立工程30において、コンベアシステム31のコンベア装置の入口にて待機し、進入指令に基づいて前進し、トウピン出し位置で一時停止される。そして、トウピン出し指令にてトウピンが出た状態で待機し、このトウピンに嵌合したチェーンドックの移動により無人搬送車10が引っ張られてその搬送が開始され、コンベア装置の出口まで引っ張られた後、トウピン抜き位置での指令で、トウピンがチェーンドックから抜けた後、無人搬送車10は自走していく。
【0040】
以上のように、複数の無人搬送車10が走行する所定の走行経路の途中に、前記無人搬送車10を等間隔で搬送させて、該無人搬送車を作業者に所定の作業を行わせるための作業台として使用可能なコンベアシステム31を設けるようにした結果、無人搬送車10にて部品等の搬送を行いつつ、最終組立工程30において、無人搬送車10を作業台として作業者による組み立て作業を行うことができ、従来のように、無人搬送車から搬送された部品等を無人搬送車から降ろし、コンベア等に乗せ換える必要がなく、システムの運行を円滑に進められ、生産性を向上できる。
【0041】
又、かかる構成によると、コンベア装置入口においては、コンベア装置同期化アプローチ進入指令が出力され、その後段にて歯抜け防止検出(一時停止)が行われ、その後段にてトウピン出し位置指令が出力されるため、無人搬送車を円滑にコンベア装置に乗り移り制御でき、特に、無人搬送車10が到着してトウピンを下降して前進中に後方に無人搬送車10がないとき、コンベア装置が一時停止されることによって、無人搬送車10の間隔が拡がらないようにして、無人搬送車10の歯抜けを防止した結果、組立工程での無人搬送車の流れをスムーズにすることができ、組立の流れを円滑化できる。
【0042】
更に、コンベア装置出口においては、トウピン抜き位置指令が出力され、その後段にてトウピン抜き忘れ防止検出(一時停止)が行われ、その後段にて、無人搬送車10の衝突防止のためのフルワーク検出停止制御が実行されるため、無人搬送車10を円滑にコンベア装置から乗り移り制御できると共に、衝突防止によって安全性の向上を図ることができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明によれば、複数の無人搬送車が走行する所定の走行経路の途中に、前記無人搬送車を等間隔で搬送させて、該無人搬送車を作業者に所定の作業を行わせるための作業台として使用可能なコンベアシステムを設けるようにした結果、無人搬送車にて部品等の搬送を行いつつ、例えば組立工程において、無人搬送車を作業台として作業者による組み立て作業を行うことができ、従来のように、無人搬送車から搬送された部品等を無人搬送車から降ろし、コンベア等に乗せ変える必要がなく、システムの運行を円滑に進められ、生産性を向上できる。このとき、コンベアシステムの入口において、例えばトウピン抜き忘れ防止検出(一時停止)が行われるため、無人搬送車を円滑にコンベアシステムから乗り移り制御でき、衝突防止によって安全性の向上も図れる。
【0044】
請求項2に係る発明によれば、コンベアシステムを、駆動チェーンと、無人搬送車のトウピンが嵌合する嵌合部を備えたコンベア装置を含んで構成したから、無人搬送車の搬送を簡単な構造で確実に行うことができる。
請求項3〜5に係る発明によれば、コンベアシステムの入口においては、例えば、コンベアシステム同期化アプローチ進入指令が出力され、その後段にて歯抜け防止検出(一時停止)が行われ、その後段にてトウピン出し位置指令が出力されるため、無人搬送車を円滑にコンベアシステムに乗り移り制御できる。
【0045】
請求項6に係る発明において、コンベアシステムの出口においては、例えばトウピン抜き位置指令が出力されるため、無人搬送車を円滑にコンベアシステムから乗り移り制御でき、衝突防止によって安全性の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る無人搬送車の制御システムの一実施形態を説明するエンジン組み立てラインのレイアウトの一例を示す図
【図2】 同上のシステムの一実施形態を示す構成図
【図3】 無人搬送車側のトウピンの構造を説明する正面図
【図4】 コンベア装置の構造を説明する平面図
【図5】 コンベア装置入口での乗り移り制御を説明する図
【図6】 コンベア装置出口での乗り移り制御を説明する図
【符号の説明】
10 無人搬送車
13 電動モータ
14 蓄電池
15 コントロールユニット
21,23,25,27,29,32,35及び48 制御盤
31 コンベアシステム
80 駆動チェーン
81 トウピン
82 チェーンドック
83 モータシリンダ装置
60 集中制御盤(集中制御装置)
Claims (6)
- 搭載された蓄電池から走行用電動モータを駆動することによって、複数の無人搬送車が走行する所定の走行経路の途中に、前記無人搬送車を等間隔で搬送させて、該無人搬送車を作業者に所定の作業を行わせるための作業台として使用可能なコンベアシステムであって、その出口において、無人搬送車をトウピン抜き忘れ防止のために一時停止させる制御機能を備えたコンベアシステムを設けたことを特徴とする無人搬送車の走行経路における搬送装置。
- 前記コンベアシステムは、床面に埋設された駆動チェーンと、無人搬送車のトウピンが嵌合する嵌合部であって、前記駆動チェーンに沿って等間隔で設けられて該駆動チェーンと共に移動する複数の嵌合部を備えたコンベア装置を含んで構成されたことを特徴とする請求項1記載の無人搬送車の走行経路における搬送装置。
- 前記コンベアシステムは、その入口において、コンベアシステムと無人搬送車の動きを同期化して無人搬送車をコンベアシステムに向かわせるアプローチ進入制御機能を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の無人搬送車の走行経路における搬送装置。
- 前記コンベアシステムは、その入口において、無人搬送車の歯抜け防止のために、コンベアシステムを一時停止させる制御機能を備えたことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の無人搬送車の走行経路における搬送装置。
- 前記コンベアシステムは、その入口において、無人搬送車からのトウピン出し位置を制御する制御機能を備えたことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の無人搬送車の走行経路における搬送装置。
- 前記コンベアシステムは、その出口において、コンベアシステムからのトウピン抜き位置を制御する機能を備えたことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つに記載の無人搬送車の走行経路における搬送装置。
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