JP3687633B2 - Waveform data display method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、モノクロのドットマトリクス型表示器に波形データの示す波形を表示する方法である波形表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、音の波形データをサンプリングし、その波形データを使用して音楽を演奏するためのサンプラや、音を複数トラックにレコーディングし、それを編集して曲を作成するためのマルチトラックレコーダ等の電子機器において、それらの装置に備える表示器に、記憶した波形データの示す波形をグラフィックとして表示させることが行われている。
【0003】
これは、表示された波形を見ながらその波形データのトリミング,カット,コピー,ペースト,フィルタ処理,振幅制御,読み出し開始点/終了点の設定,ループ範囲の設定等、種々の編集や設定を行うことができるようにするためである。
そして、このような表示を行う際、編集や設定を行う位置や範囲を指定するためのカーソルも同時に表示することが行われている。すなわち、波形と共に表示しているカーソルをユーザが波形の指定したい位置まで移動させたり、指定したい範囲を移動させたりすることにより、編集や設定の対象とする位置や範囲を指定することができるようにしているのである。
【0004】
ところで、上述したサンプラやマルチトラックレコーダにおいては、安価で制御も容易であることから、モノクロのドットマトリクス型表示器が用いられることが多い。ここで、このような表示器における従来の表示方法とその問題点について説明する。なお、図5乃至図7は従来の方法で波形データの波形とカーソルとを表示した場合の表示例を示す図であるが、波形とカーソルの交点付近のみを簡略化して示したものである。
【0005】
従来は、波形とカーソルを同時にモノクロのドットマトリクス型表示器に表示させる場合、図5に示すように、波形61とカーソル71は黒(オン)ドットの線として表示し、両者が重なる部分Aでは、その部分のドットを反転させて白(オフ)ドットとして表示していた。すなわち、表示しようとする波形データに基づいて波形ビットマップを作成し、その波形ビットマップ中のカーソルの位置に対応する列の各ドットについて「オン」を示す「1」との排他的論理和(EXOR)を取ることによってカーソルを含む波形ビットマップを表示データとして作成し、これに基づいた表示を行っていた。
このようにすれば、波形61とカーソル71が重なった部分でも波形を認識可能にすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の表示方法では、表示する波形が通常のなめらかな線による波形でなく、最大値から最小値までを塗りつぶして表示するエンベロープ波形であったり、特殊な形状の波形であったりした場合には表示が却ってわかりにくくなってしまうという問題があった。
【0007】
すなわち、例えば図6に示したようなエンベロープ波形62と共にカーソル71を表示した場合、振幅の大きい部分ではカーソルのかなりの部分が白ドットとして表示されることになり、カーソルが見えにくくなってしまう。また、図7に示したように1ラインからなる極めて急峻なピークのある波形63と共にカーソル71を表示した場合、そのピークとカーソル71とが重なると、その部分は白ドットになってしまい、符号Bで示した部分にあるはずのピークが見えず、不自然でわかりにくい表示になってしまう。
この発明は、このような問題を解決し、モノクロのドットマトリクス型表示器に波形データの示す波形を表示する場合において、波形がどのような形状であってもカーソルと共に見やすく自然に表示できるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明の波形データ表示方法は、ドットのオン/オフに対応した2状態の表示を行うドットマトリクス型表示器に波形データを波形として表示する方法において、表示しようとする波形データに基づいて、横軸をサンプルないし時間、縦軸を振幅とする表示用の波形ビットマップを作成する表示データ作成手順と、上記横軸におけるカーソルの位置を特定するカーソル位置特定手順と、上記波形ビットマップ中の上記カーソル位置特定手順で特定したカーソルの位置に対応する列について、オフのドットの部分をオンのドットに変更すると共に、オンのドットの部分を所定のオンオフラインパターンに変更する表示データ変更手順と、その手順で変更された波形ビットマップを前記表示器に出力してその波形ビットマップに基づいた表示を行わせる表示データ出力手順とを設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好ましい実施の形態を図面を参照して説明する。
まず、この発明の波形表示方法を適用するモノクロのドットマトリクス型表示器を備えた装置の例としてハードディスクレコーダについて図1及び図2を用いて説明する。図1はそのハードディスクレコーダの概略構成を示すブロック図、図2はそのハードディスクレコーダに備える表示器の表示例を示す図である。
このハードディスクレコーダは、入力される音を波形データとして複数トラックに記録し、それを編集して曲を作成するためのマルチトラックレコーダであり、波形入出力部11,レコーダ回路12,ハードディスク13,制御マイコン14,表示器15,操作子16を備えている。
【0010】
波形入出力部11は、音声信号を入力するためのマイクや波形データを音声として出力するためのスピーカ、その他音声信号や波形データを入出力するための各種機器を接続するためのインタフェースである。
レコーダ回路12は、波形入出力部11から入力される音声信号をハードディスク13での記録に適した形式の波形データに変換したり、波形データに設定や編集の結果を反映させたりといった種々の信号処理動作及びデータ処理動作を行う回路である。そして、ハードディスク13への波形データの記録やハードディスク13からの波形データの読み出しもレコーダ回路12によって行う。
【0011】
ハードディスク13は、波形入出力部11から入力された音声信号や波形データ、およびその編集結果等のデータを記憶する記憶手段である。
制御マイコン14は、このハードディスクレコーダの動作を統括制御する制御部であり、操作子16によって受け付けたユーザの指示に従って、レコーダ回路12における種々の処理や、表示器15による表示等を制御する。また、制御マイコン14は、これらの制御処理を行うためのプログラムを記憶したROMやワークメモリとして使用するRAMを備えている。
【0012】
表示器15は、モノクロのドットマトリクス型表示器である液晶表示パネルによって構成され、制御マイコン14から送出される表示データに従って装置の動作状態や設定及び波形データの示す波形等を表示する。
操作子16は、各種ボタンやダイヤルによって構成され、ユーザからの指示や操作を受け付けるためのものである。表示器15にタッチパネルを積層してこれも操作子16として用いるようにしてもよい。
【0013】
このようなハードディスクレコーダにおいて、表示器15による表示画面は例えば図2に示すようなものである。
(a)は各トラックの情報を表示する画面である。中央右寄りの記録領域表示部30には、横軸をサンプルあるいは時間、縦軸をトラック番号として、各トラックにおいて波形データが記憶されている領域を黒ドットによるバーで表示している。また、記録領域表示部30には破線のカーソル81も表示し、このカーソル81によって波形データのうち波形の表示に供する部分や再生開始位置を指定することができるようにしている。
【0014】
また、中央付近のトラック選択マーカ21はどのトラックを選択しているかを示すマーカであり、図では15番目のトラックを選択した状態を示している。そして、左上側のトラック情報表示部22には、選択されているトラックの情報が表示される。この画面において波形表示キー23が押下(もちろん、ポインタをこの上に移動させてエンターキーを押下したり、タッチパネルの対応する部分に触れたりすることを含む)されると、(b)に示すような波形表示画面に表示が切り換わる。
【0015】
波形表示画面では、中央の波形表示部40に、波形表示キー23が押下された時点で選択されていたトラックの波形データを波形として表示する。この表示は、記録領域表示部30に表示したカーソル81の位置を基準として、横軸をサンプルないし時間、縦軸を振幅として行う。基準線72は縦軸方向のゼロ値の位置を示す線である。また、波形表示部40にもカーソル71を表示するが、その横軸方向の初期位置は、記録領域表示部30のカーソル81で指定したサンプルないし時間と対応する位置とする。なお、ここでは15番目のトラックのカーソル81の位置には波形データが記憶されていないので、波形表示部40に波形を表示していない状態を示している。
カーソル位置表示部25は、カーソル71の位置をトラック内のサンプル番号あるいは時間として表示する表示部である。一度表示したカーソル71は、操作子16の操作によって移動させ、それに従ってカーソル位置表示部25の表示も変更する。また、カーソル71が波形表示部40の端付近に達した場合には、それ以上カーソル71を移動させず、波形をスクロールさせる。
【0016】
また、波形表示部40における波形の表示は、縦分解能表示部26と横分解能表示部27に表示している分解能で行う。縦分解能表示部26に表示している縦分解能は、縦方向の1ドットが振幅の何段階に相当するかを示し、縦分解能表示部26の左側の上下キーによって調整することができる。そして、横分解能表示部27に表示している横分解能は、横方向の1ラインが何サンプルあるいは何サンプル分の時間に相当するかを示し、横分解能表示部27の下側の左右キーによって調整することができる。
これらの分解能はトラック毎に記憶されており、波形の表示が指示されるとまずその記憶している値に設定される。そして、これらの分解能の変更が行われた場合には、現在のカーソル71の位置が波形表示部40の中央に来るように、新たな分解能で波形とカーソルの再描画を行う。
【0017】
この波形表示画面においては、操作子16によってカーソル71を適宜移動させて対象となる位置や範囲を指定しながら編集や設定及びマーキング等の操作を行うことができる。
そして、ロケートキー28が押下されるとカーソル81の位置をその時点でのカーソル71の位置と対応する位置に移動させて(a)の画面に戻る。イグジットキー29が押下されると、カーソル81の位置はもとのままで(a)の画面に戻る。
【0018】
一方、(a)の画面で名称設定キー24が押下されると、(c)に示すようなトラック名称設定画面に切り換わる。この画面は名称設定キー24が押下された時点で選択されていたトラックの名称を設定するための画面であり、中央右寄りに表示される名称設定ウィンドウ50によって名称を編集することができる。編集後OKキー51が押下されると、編集した名称をそのトラックの名称として設定して(a)の画面に戻る。
このハードディスクレコーダは、以上説明した以外にも様々な機能を有し、表示器15にそれに応じた表示を行うことができるが、この発明の特徴とは直接関係しないため、それらの説明は省略する。
【0019】
次に、この発明の波形データの表示方法について、上述したハードディスクレコーダの表示器15において波形表示部40の表示を行う場合の処理を例として図3及び図4を用いて説明する。図3はその処理を示すフローチャート、図4はその方法で波形データの波形とカーソルを表示した場合の表示例を示す図7と対応する図である。
上述したハードディスクレコーダの制御マイコン14は、波形表示部40に波形データを表示する必要が生じると、ROMに格納した所定のプログラムを実行して図3のフローチャートに示す波形データ表示処理を開始する。
【0020】
まず、ステップS1で、波形データのうち表示すべき範囲に対応した部分をハードディスク13から読み出す。この範囲は、記録領域表示部30のカーソル81の位置と、表示すべきトラックについて指定されている横分解能とに基づいて決定することができる。また、読み出しは、レコーダ回路12を介して行い、読み出した波形データは制御マイコン14のRAMに記憶させる。
そして、ステップS2で読み出した波形データから表示用波形データを作成する。この処理は、表示の横分解能(xサンプル/ラインとする)に応じて、読み出した波形データについて1ラインに表示する分のサンプル毎に縦軸方向に示す振幅の最大値と最小値を求めることによって行う。これは、xが十分大きい場合には、xサンプル毎の正と負のピーク値を抽出することを意味する。そして、表示用波形データも制御マイコン14のRAMに記憶させる。なお、横軸の単位が時間である場合には、xはその時間と対応するサンプル数とする。
【0021】
次のステップS3では、ステップS2で作成した表示用波形データから、表示の縦分解能(振幅y/ドットとする)に応じて表示用の波形ビットマップを作成する。この処理は、縦方向の各ラインについて、表示用波形データを参照して、そのラインにおける振幅の最大値をyで割った値に対応するドットから最小値をyで割った値に対応するドットまでのドットを全て「オン」を示す「1」にし、残りのドットを全て「オフ」を示す「0」にすることによって行う。この処理により、ライン毎に、波形の線が通る部分のドットを「オン」にした波形ビットマップを作成することができる。
そして、全てのラインについてこの処理を行うことにより、波形データの示す波形を横軸をサンプルないし時間、縦軸を振幅として黒ドットで表示するための表示データである波形ビットマップを作成することができる。この波形は、xが小さかったり振幅値の変化がゆるやかであったりした場合は図5に示したようなラインになるが、xが大きかったり振幅値の変化が急であったりした場合には、波形のラインを十分に分解しないで表示することになり、結果的に図6に示したようなエンベロープ波形による表示になる。これらのステップS2及びS3の処理が、表示データ作成手順の処理である。
【0022】
波形ビットマップの作成が終了すると、ステップS4でカーソルの位置を特定する。波形表示部40の表示を新規に行う場合には通常カーソル位置は中央とするが、波形データの開始位置付近、終了位置付近を表示する場合には波形データの端部を基準にカーソルの位置を定めるようにするとよい。
いずれにしろ、カーソルの表示位置はユーザの操作に応じて適切な位置に定めればよいが、定めた位置のデータを制御マイコン14のRAMに記憶しておき、これを参照してカーソルの位置を特定するようにすればよい。なお、ここではカーソルを長さが波形表示部40の縦方向の長さとほぼ等しい縦棒として表示しているので、位置は横軸方向のみについて特定すればよい。このステップS4の処理がカーソル位置特定手順の処理である。
【0023】
次のステップS5では、ステップS3で作成した波形ビットマップの、ステップS4で特定した位置の列のドットを変更してカーソルを書き加える処理を行う。この処理は、オフのドットの部分をオンのドットに変更すると共に、オンのドットの部分を所定のオンオフラインパターンのドットに変更することによって行う。このような処理により、波形とカーソルが重ならない部分ではそれぞれを実線で表示し、重なる部分は所定のパターンの線で表示することができる。
このステップS5の処理が、表示データ変更手順の処理である。
なお、所定のオンオフラインパターンとしては、例えば「010101・・・」を用いることができる。また、このステップS5において、必要な場合には、縦軸方向のゼロ値の位置を示す基準線を書き加える処理も行う。
【0024】
そして、ステップS6では、ステップS5でカーソルを書き加えた変更後の波形ビットマップを表示器15に出力して表示器15のビットマップレジスタに書き込み、その波形ビットマップに基づいた表示を行わせる。具体的には、「1」を書き込んだドットは黒(オン)表示、「0」を書き込んだドットは白(オフ)表示となる。このステップS6の処理が、表示データ出力手順の処理である。
以上で波形データ表示処理は終了し、制御マイコン14は元の処理に戻る。
【0025】
なお、ここでは波形表示部40における表示についてのみ説明したが、表示器15の他の部分の表示も、適宜表示用ビットマップを作成して表示器15のビットマップレジスタに書き込むことによって行うものとする。
また、ここでは波形表示部40全体の表示を行う処理について説明したが、波形の表示は変えずにカーソル71のみを移動させる場合には必ずしも波形表示部40全体を書き換える必要はなく、図3のステップS2で作成した表示用波形データを記憶しておけば、例えばこれを用いてカーソル71の移動元と移動先の2ラインのみについてステップS3乃至S6の処理を行うことにより、カーソル71を別のラインに移動させた状態の表示を行うことができる。
【0026】
以上説明したような処理を行うことにより、モノクロのドットマトリクス型表示器に波形データの示す波形とカーソルとを表示する場合に、波形とカーソルが重ならない部分はそれぞれを実線で表示し、重なる部分は所定のパターンの線で表示することができるので、どのような形状の波形の上にカーソルを置いた場合でも、カーソルがそこに置かれる前の表示がどのようであったかが見る人に簡単に理解できる。一方で表示に不自然さがない。従って、波形データの示す波形とカーソルとを共に見やすく自然に表示することができる。
すなわち、例えば従来のEXORを取る方法では図7のように波形のピークが見えなくなってしまうような場合でも、上述した方法で表示すると図4に示すように波形63とカーソル71との重なり部を点線で表示することができ、波形63の形状を自然にわかりやすく表示することができる。
【0027】
なお、所定のオンオフラインパターンとして用いるパターンは、上述した「010101・・・」に限らず、他の、例えば「001001001・・・」や「0010100101・・・」等のパターンを用いるようにしてもよい。また、使用するパターンに関わらず、オンオフラインパターンとする部分の両端のドットがオフ(0)になるようにしてもよい。すなわち、例えば8ドットの部分に「010101・・・」のパターンを適用する場合に、「01010101」ではなく「01010100」とするようにしてもよい。このようにすれば、波形とカーソルが重なっている範囲を明瞭に表示することができる。
【0028】
また、ここではカーソルを書き加える処理を制御マイコン14のソフトウェアによる処理として実現した例について説明したが、この処理は表示器15に備えるハードウェアあるいはソフトウェアによる処理として行うようにしてもよい。この場合、制御マイコン14は、カーソルを書き加えていない波形ビットマップとカーソルの位置情報を表示器15に対して送出し、表示器15は受け取った波形ビットマップに対して受け取ったカーソルの位置情報に基づく図3のステップS4と同様なカーソル書き込み処理を行った後で表示を行うことになる。
また、以上説明した波形データ表示方法を適用する装置はハードディスクレコーダに限られるものではなく、モノクロのドットマトリクス型表示器を備えた装置であれば、どのようなものでもよい。例えば、サンプラや波形計測器に適用することが考えられる。
また、表示器の表示色は白黒に限定されるものではなく、ドットのオン/オフに対応した2状態の表示を行うものであればよい。表示器自体も液晶表示パネルに限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明の波形データ表示方法によれば、モノクロのドットマトリクス型表示器に波形データの示す波形とカーソルとを表示する場合に、波形とカーソルが重ならない部分はそれぞれを実線で表示し、重なる部分は所定のパターンの線で表示することができるので、波形データの示す波形とカーソルとを共に見やすく自然に表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の波形データ表示方法を適用する装置の例であるハードディスクレコーダの概略構成を示すブロック図である。
【図2】そのハードディスクレコーダに備える表示器の表示例を示す図である。
【図3】そのハードディスクレコーダにおける波形表示部の表示の処理を示すフローチャートである。
【図4】この発明の波形データ表示方法で波形データの波形とカーソルを表示した場合の表示例を、波形とカーソルの交点付近のみを簡略化して示す図である。
【図5】従来の方法で波形データの波形とカーソルとを表示した場合の表示例を、波形とカーソルの交点付近のみを簡略化して示す図である。
【図6】その別の例を示す図である。
【図7】そのさらに別の例を示す図である。
【符号の説明】
11…波形入出力部、12…レコーダ回路、13…ハードディスク、14…制御マイコン、15…表示器、16…操作子、21…トラック選択マーカ、22…トラック情報表示部、23…波形表示キー、24…名称設定キー、25…カーソル位置表示部、26…縦分解能表示部、27…横分解能表示部、30…記録領域表示部、40…波形表示部、61,63…波形、62…エンベロープ波形、71,81…カーソル、72…基準線[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a waveform display method which is a method for displaying a waveform indicated by waveform data on a monochrome dot matrix display.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a sampler for sampling sound waveform data and using that waveform data to play music, a multitrack recorder for recording sound on multiple tracks and editing it to create a song, etc. In such electronic apparatuses, a waveform indicated by stored waveform data is displayed as a graphic on a display provided in those devices.
[0003]
This is for various editing and settings such as trimming, cutting, copying, pasting, filtering, amplitude control, reading start / end point setting, loop range setting, etc. while viewing the displayed waveform. To be able to do that.
When such display is performed, a cursor for designating a position and range for editing and setting is also displayed at the same time. In other words, the user can specify the position and range to be edited or set by moving the cursor displayed with the waveform to the position where the user wants to specify the waveform or moving the range to be specified. It is.
[0004]
By the way, in the sampler and multitrack recorder described above, a monochrome dot matrix type display is often used because it is inexpensive and easy to control. Here, a conventional display method and problems in such a display will be described. 5 to 7 are diagrams showing display examples when the waveform of the waveform data and the cursor are displayed by the conventional method, but only the vicinity of the intersection of the waveform and the cursor is shown in a simplified manner.
[0005]
Conventionally, when a waveform and a cursor are simultaneously displayed on a monochrome dot matrix type display, as shown in FIG. 5, the waveform 61 and the
In this way, the waveform can be recognized even at the portion where the waveform 61 and the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, with the conventional display method, when the waveform to be displayed is not an ordinary smooth line waveform, it is an envelope waveform that fills and displays from the maximum value to the minimum value, or a waveform with a special shape. Had a problem that the display was difficult to understand.
[0007]
That is, for example, when the
The present invention solves such a problem, and when displaying a waveform indicated by waveform data on a monochrome dot matrix type display, it can be easily displayed with a cursor so that it can be naturally displayed regardless of the shape of the waveform. The purpose is to do.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the waveform data display method of the present invention intends to display a waveform data as a waveform on a dot matrix type display that displays two states corresponding to ON / OFF of dots. Display data creation procedure for creating a waveform bitmap for display with the horizontal axis as sample or time and the vertical axis as amplitude based on the waveform data to be performed, and a cursor position specifying procedure for specifying the cursor position on the horizontal axis, , the columns corresponding to the position of the cursor specified above cursor location determination procedure in the waveform bitmap, as well as changing the dot portion of the off-on dots, a portion of the oN dots in a predetermined off-line pattern The display data changing procedure to be changed and the waveform bitmap changed in the procedure are output to the display unit and the waveform bitmap is output. It is provided with a display data output procedure to perform a display based on the bitmap.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
First, a hard disk recorder will be described with reference to FIGS. 1 and 2 as an example of an apparatus having a monochrome dot matrix type display to which the waveform display method of the present invention is applied. FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of the hard disk recorder, and FIG. 2 is a diagram showing a display example of a display provided in the hard disk recorder.
This hard disk recorder is a multi-track recorder for recording input sound as waveform data on a plurality of tracks and editing it to create a song. The waveform input /
[0010]
The waveform input /
The
[0011]
The
The
[0012]
The
The
[0013]
In such a hard disk recorder, the display screen by the
(A) is a screen for displaying information of each track. In the recording
[0014]
Further, the track selection marker 21 near the center is a marker indicating which track is selected. In the figure, the 15th track is selected. The track
[0015]
On the waveform display screen, the waveform data of the track selected when the
The cursor
[0016]
The
These resolutions are stored for each track. When the display of the waveform is instructed, the resolution is first set to the stored value. When these resolutions are changed, the waveform and the cursor are redrawn with new resolution so that the current position of the
[0017]
On this waveform display screen, operations such as editing, setting, and marking can be performed while appropriately moving the
When the locate key 28 is pressed, the position of the cursor 81 is moved to a position corresponding to the position of the
[0018]
On the other hand, when the
This hard disk recorder has various functions other than those described above, and can perform display according to the functions. However, since it is not directly related to the features of the present invention, description thereof will be omitted. .
[0019]
Next, the waveform data display method according to the present invention will be described with reference to FIGS. 3 and 4 by taking as an example processing for displaying the
When it is necessary to display waveform data on the
[0020]
First, in step S1, a portion of the waveform data corresponding to the range to be displayed is read from the
Then, display waveform data is created from the waveform data read in step S2. In this process, the maximum value and the minimum value of the amplitude shown in the vertical axis direction are obtained for each sample to be displayed on one line of the read waveform data in accordance with the horizontal resolution of display (x samples / line). Do by. This means that when x is sufficiently large, positive and negative peak values for each x sample are extracted. The display waveform data is also stored in the RAM of the
[0021]
In the next step S3, a waveform bitmap for display is created from the waveform data for display created in step S2 in accordance with the vertical resolution of display (amplitude y / dot). This process refers to the display waveform data for each vertical line, and the dot corresponding to the value obtained by dividing the maximum value of the amplitude in that line by the value obtained by dividing the minimum value by y. All the dots up to are set to “1” indicating “ON”, and all the remaining dots are set to “0” indicating “OFF”. By this processing, a waveform bitmap in which the dot of the portion where the waveform line passes is “ON” can be created for each line.
By performing this process for all lines, a waveform bitmap that is display data for displaying the waveform indicated by the waveform data as black dots with the horizontal axis as the sample or time and the vertical axis as the amplitude can be created. it can. This waveform becomes a line as shown in FIG. 5 when x is small or the change in amplitude value is gentle, but when x is large or the change in amplitude value is abrupt, The waveform lines are displayed without being sufficiently decomposed, and as a result, an envelope waveform as shown in FIG. 6 is displayed. The processing of these steps S2 and S3 is the display data creation procedure.
[0022]
When the creation of the waveform bitmap is completed, the position of the cursor is specified in step S4. When the
In any case, the display position of the cursor may be determined at an appropriate position according to the user's operation. However, the data of the determined position is stored in the RAM of the
[0023]
In the next step S5, a process of adding a cursor by changing the dot in the column at the position specified in step S4 of the waveform bitmap created in step S3 is performed. This processing is performed by changing the dot portion of the off together vary on the dot, the portion of the on-dots in the dot of a predetermined off-line pattern. By such processing, each portion where the waveform and the cursor do not overlap can be displayed as a solid line, and the overlapping portion can be displayed as a line of a predetermined pattern.
The process of step S5 is a display data change procedure.
As the predetermined off-line patterns, it can be used, for example "010101". In step S5, if necessary, a process of adding a reference line indicating the position of the zero value in the vertical axis direction is also performed.
[0024]
In step S6, the changed waveform bitmap to which the cursor is added in step S5 is output to the
Thus, the waveform data display process ends, and the
[0025]
Although only the display in the
Although the processing for displaying the entire
[0026]
When the waveform and cursor indicated by the waveform data are displayed on the monochrome dot matrix display by performing the processing as described above, the portions where the waveform and the cursor do not overlap are displayed as solid lines, and the overlapping portion Can be displayed with a predetermined pattern of lines, so it is easy for the viewer to see what the display looked like before the cursor was placed on it, regardless of the shape of the waveform. Understandable. On the other hand, there is no unnatural display. Accordingly, both the waveform indicated by the waveform data and the cursor can be easily displayed and displayed naturally.
That is, for example, even when the conventional EXOR method makes the waveform peak invisible as shown in FIG. 7, when displayed by the above-described method, the overlapping portion of the waveform 63 and the
[0027]
The pattern to be used as the predetermined off-line patterns, not limited to the above-described "010101", the other, for example, "001001001 ..." or even to use a pattern of "0010100101 ...", etc. Good. Further, regardless of the pattern used, the dots at both ends of the parts to be off-line pattern may be turned off (0). That is, for example, when a pattern “010101...” Is applied to an 8-dot portion, “01010100” may be used instead of “01010101”. In this way, the range where the waveform and the cursor overlap can be clearly displayed.
[0028]
Although an example in which the process of adding the cursor is realized as a process by software of the
The apparatus to which the waveform data display method described above is applied is not limited to a hard disk recorder, and any apparatus having a monochrome dot matrix type display may be used. For example, it can be applied to a sampler or a waveform measuring instrument.
Further, the display color of the display is not limited to black and white, and any display may be used as long as it can display two states corresponding to dot on / off. The display device itself is not limited to the liquid crystal display panel.
[0029]
【The invention's effect】
As described above, according to the waveform data display method of the present invention, when the waveform and the cursor indicated by the waveform data are displayed on the monochrome dot matrix display, the portions where the waveform and the cursor do not overlap each other are displayed. Since it is displayed with a solid line and the overlapping portion can be displayed with a line of a predetermined pattern, both the waveform indicated by the waveform data and the cursor can be displayed easily and naturally.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a schematic configuration of a hard disk recorder as an example of an apparatus to which a waveform data display method of the present invention is applied.
FIG. 2 is a diagram showing a display example of a display provided in the hard disk recorder.
FIG. 3 is a flowchart showing display processing of a waveform display section in the hard disk recorder.
FIG. 4 is a diagram showing a display example when the waveform of the waveform data and the cursor are displayed by the waveform data display method of the present invention, and shows only the vicinity of the intersection of the waveform and the cursor.
FIG. 5 is a diagram showing a display example in the case where a waveform and a cursor of waveform data are displayed by a conventional method, in a simplified manner only near the intersection of the waveform and the cursor.
FIG. 6 is a diagram showing another example thereof.
FIG. 7 is a diagram showing still another example thereof.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (1)
表示しようとする波形データに基づいて、横軸をサンプルないし時間、縦軸を振幅とする表示用の波形ビットマップを作成する表示データ作成手順と、
前記横軸におけるカーソルの位置を特定するカーソル位置特定手順と、
前記波形ビットマップ中の前記カーソル位置特定手順で特定したカーソルの位置に対応する列について、オフのドットの部分をオンのドットに変更すると共に、オンのドットの部分を所定のオンオフラインパターンに変更する表示データ変更手順と、
該手順で変更された波形ビットマップを前記表示器に出力してその波形ビットマップに基づいた表示を行わせる表示データ出力手順とを有することを特徴とする波形データ表示方法。A method of displaying waveform data as a waveform on a dot matrix type display that displays two states corresponding to dot on / off ,
Based on the waveform data to be displayed, a display data creation procedure for creating a waveform bitmap for display with the horizontal axis as sample or time and the vertical axis as amplitude,
A cursor position specifying procedure for specifying the position of the cursor on the horizontal axis;
Change above for waveform bitmap the string corresponding to the position of the specified cursor cursor location determination procedure in the, along with changing the dot portion of the off-on dots, a portion of the ON dots in a predetermined off-line pattern Display data change procedure,
A waveform data display method comprising: a display data output procedure for outputting a waveform bitmap changed in the procedure to the display device and performing display based on the waveform bitmap.
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