Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

JP3663598B2 - 血管の探知装置 - Google Patents

血管の探知装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3663598B2
JP3663598B2 JP2002129025A JP2002129025A JP3663598B2 JP 3663598 B2 JP3663598 B2 JP 3663598B2 JP 2002129025 A JP2002129025 A JP 2002129025A JP 2002129025 A JP2002129025 A JP 2002129025A JP 3663598 B2 JP3663598 B2 JP 3663598B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood vessel
light
skin
cylinder
casing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002129025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003052699A (ja
Inventor
岩雄 岡田
政友 新子
Original Assignee
岩雄 岡田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 岩雄 岡田 filed Critical 岩雄 岡田
Priority to JP2002129025A priority Critical patent/JP3663598B2/ja
Priority to TW91111614A priority patent/TWI238727B/zh
Priority to PCT/JP2002/005410 priority patent/WO2002098297A1/ja
Publication of JP2003052699A publication Critical patent/JP2003052699A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3663598B2 publication Critical patent/JP3663598B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/48Other medical applications
    • A61B5/4887Locating particular structures in or on the body
    • A61B5/489Blood vessels
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0059Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons using light, e.g. diagnosis by transillumination, diascopy, fluorescence

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、注射をするときや採血を行うとき等に皮膚の上から血管の位置を視認した上でその位置にマークを付けるために用いられる血管の探知装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開昭49−42182号公報、特開昭60−108043号公報、特開平7−255847号公報、特開2000−316866号公報等によって開示された患者の血管位置を探索する装置が知られている。
【0003】
特開昭49−42182号公報および特開昭60−108043号公報のものは、いずれも皮膚を介して体内に音波を送り込み、その反射音から血管の位置を検出してその部分にマーカーにより印を付けるように構成されている。
【0004】
また、特開平7−255847号公報のものは、皮膚に光を照射し、その反射光を受光してその光量が予め設定された閾値以下であるか否かが測定部で判別され、閾値以下のときは表示部のランプが点灯してその位置に血管が存在することを報知するようになっている。
【0005】
さらに、特開昭2000−316866号公報に記載されたものは、人体に赤外線を照射してその反射光を目視し、黒く視認された部分を血管の存在する位置として判別するようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特開昭49−42182号公報、特開昭60−108043号公報、特開平7−255847号公報に記載された血管位置を検出する装置は、所定の音波や光を発生させるための装置が必要であるとともに、人体からの反射音や反射光を一旦電気信号に変換して所定の方法で血管位置を判別し、その判別結果をディスプレー等の出力装置を介して出力するようになされている。従って、装置が全体的に大型化して手軽に持ち運びすることができないため汎用性および即応性に欠けるという問題点を有している。
【0007】
これに対し特開2000−316866号公報に記載されたものは、人体に赤外線を照射してその反射光を目視するだけでのものであるため出力装置は不要であるが、赤外線を発生させる電源装置が必要であり、この電源装置は、通常、商用電源を利用するものであるため、野外の商用電源が存在しない場所ではこの装置を利用することができず、これも上記同様に汎用性および即応性に欠けるという問題点を有している。
【0008】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたものであり、手軽に携帯することが可能であるばかりか、商用電源の有無に関らず人体や動物の血管の位置を確実に視認することができる血管の探知装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、皮膚の表面に光を照射することにより筋肉内へ透過した光が反射する反射光を目視することによって血管の位置を視認するように構成された血管の探知装置であって、先端側に皮膚に当接させる接皮部が形成されているとともに、基端側に接眼部が形成されてなる遮光筒と、この遮光筒の回りに配されて皮膚に向けて光を照射する発光部材とを備えて構成され、上記接皮部には、皮膚にマークを付けるマーカーが設けられていることを特徴とするものである。
【0010】
この発明によれば、遮光筒の接皮部の先端縁部を人体や動物の皮膚の目的とする部分に当接させた状態で発光部材を発光させると、この発光は皮膚を透過して筋肉内に到り、ここで乱反射して拡散し、一部は反射光となって遮光筒内に侵入するため、接眼部に目を当てて遮光筒内を覗くことにより、外光が遮断された状態でこの反射光を明確に視認することができる。
【0011】
そして、筋肉と血管とでは、血管の方が光を吸収する度合い(吸収率)が大きいため、皮膚を介して筋肉内に侵入した光の内、太い血管が存在する位置に照射されたものは、そのほとんどが血管に吸収されてしまい、血管存在位置の反射光は血管が存在しない(但し毛細血管は存在する)筋肉部分からの反射光より弱いものとなるばかりか、血管より奥部の筋肉部分にまで到達した光の反射光は、血管によって遮られることとなり、その結果、遮光筒内を目視することにより、皮下の血管位置が他の部分に比べて黒く視認され、これによって血管の存在位置が確認される。
【0012】
従って、遮光筒の接皮部を人体や動物の目的とする位置の皮膚上で移動させつつ接眼部から遮光筒内を覗き込んで目視観察を行うことにより、処理に適した血管が容易に探索される。
【0013】
そして、血管探知装置は、遮光筒とその回りに配された発光部材とを備えた小型のものであり、例えば、発光部材に電力を供給するための電池を遮光筒の適所に装填し得るように構成しても小型であることに変わりなく、従って、容易に携帯することが可能であるため、大型のものの場合はその探知装置の存在する位置まで患者が出向かなければならず、汎用性および即応性に欠けるという従来の不都合が解消され、場所を問わずに必要個所で手軽に血管位置の視認を行うことができ、特に救急時や商用電力を容易に得ることができない場所等で有効に利用される。
【0014】
また、接皮部には、皮膚にマークを付けるマーカーが設けられているため、遮光筒を覗き所望の血管が視認された状態で遮光筒を皮膚に向けて強く押し付けることにより、皮膚にマークが刻印された状態になる。従って、このマークの位置を目安にして注射針を刺し込むことにより、注射針を容易に血管内に導くことができる。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、上記接眼部にレンズが設けられていることを特徴とするものである。
【0016】
この発明によれば、レンズを介して遮光筒内を目視することにより、視度の調節が可能になり、焦点が合ったよく見える状態で容易に血管位置を探索することができる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、上記接眼部にフイルタが設けられていることを特徴とするものである。
【0018】
この発明によれば、フイルタを介して遮光筒内を目視することにより、視野のコントラスト調節が可能になり、コントラストが良好で血管をよく分別できる状態で容易に血管位置を探索することができる。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3記載の発明において、上記遮光筒の回りを囲む外筒が設けられ、この外筒と遮光筒との間に上記発光部材および電池を装填する装填室が形成されていることを特徴とするものである。
【0020】
この発明によれば、発光部材および電池が外筒内に収納されることにより、遮光筒の外周面に剥き出しで電池や発光部材を取り付けた場合に比較して血管探知装置の外観視が美麗になるとともに、凹凸が存在しなくなることにより携帯も容易になる。
【0021】
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、上記マーカーは、皮膚に直線状のマークを付けるように構成されていることを特徴とするものである。
【0022】
この発明によれば、マーカーと血管とが互いに重なり合うように遮光筒を軸心回りに回したり場所を移したりした後、遮光筒を皮膚に向けて強く押し付けることにより、マーカーによる直線マークが皮膚に刻印された状態になる。従って、円内の直線マークに沿うように注射針を皮膚に刺し込むことにより、注射針は血管の延びる方向に向けて皮下に侵入し、血管の外周面を貫いて平行に血管内に入り込み、一旦血管内に刺し込まれた注射針が血管を径方向に貫通してしまうような不都合が回避される。
【0023】
このように、マーカーによって注射針の針入方向が案内されるため、ただ単に点描等で位置を示しただけでは注射針の針入方向が明確でなくなり、これによって確実に注射針の先端を血管内に留まらせることが困難な従来の不都合が解消される。
【0024】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る血管探知装置の第一の実施形態を示す一部切欠き分解斜視図であり、図2は、図1に示す血管探知装置の組立て斜視図である。また、図3は、図2に示す血管探知装置のA−A線断面図であり、図4は、図2に示す血管探知装置の底面図である。
【0025】
これらの図に示すように、血管探知装置10は、皮膚の表面に光を照射することにより筋肉内へ透過した光が反射する反射光を目視することで血管の位置を視認するように構成されたものであり、外光の侵入を阻止した状態で皮膚の表面に押し当てられる遮光筒20と、この遮光筒の回りに配されて皮膚に向けて光を照射する発光部材30と、この発光部材30への電力供給のオン・オフを操作する電源スイッチ40と、これら遮光筒20、発光部材30および電源スイッチ40を内装するケーシング50とを備えた基本構成を有している。
【0026】
上記遮光筒20は、円筒状の筒本体21と、この筒本体21内の下端部において対向内周面間を横断する架橋材22と、筒本体21の下端部に外嵌される接皮筒23と、筒本体21の上部外周面に径方向の外方に向かって突設された操作突起24と、筒本体21の下部に筒心と同心で突設された3条の環状突起25とを備えて構成されている。
【0027】
上記筒本体21は、外径寸法および長さ寸法がそれぞれ略20mmおよび略70mmに設定されているとともに、肉厚寸法が略1.5mmに設定され、これによって一方の眼で筒本体21内を覗き込み易いようになっている。かかる筒本体21の上方開口部によって本発明に係る接眼部が形成されているとともに、下方の開口部によって本発明に係る接皮部が形成されている。
【0028】
上記架橋材22は、その下面の中心位置には下方に向けて略2mm程突設された長さ寸法が略3mmのマーカー26を有している。このマーカー26は、遮光筒20の下端部が人体や動物の皮膚に押し当てられた状態で、その位置に印を付けるためのものである。
【0029】
なお、皮膚は外圧が加えられて変形すると、その変形を所定時間維持する、いわゆる履歴性を有しており、押圧物の押圧面の形が容易に残るため、皮膚に向けてマーカー26を僅かに押圧するだけでその位置にマークが付けられることになる。
【0030】
上記接皮筒23は、筒本体21内への外光の侵入を確実に防止するためのものであり、本実施形態においては、内径寸法が筒本体21の外径寸法と略同一に寸法設定されたゴム製の筒によって形成されている。かかる接皮筒23は、筒本体21の下端部から上記マーカー26の突出量と同一の量だけ下方に向けて突出するように筒本体21に外嵌される。こうすることによって、マーカー26の下端面が緩やかに皮膚に当接した状態で接皮筒23の下端の周縁面が皮膚に当接し、この部分からの外光の筒本体21内への侵入が有効に阻止される。
【0031】
上記操作突起24は、ケーシング50に内装された遮光筒20を筒心回りに回動させたり、皮膚に向けて押圧操作するときに用いられるものである。かかる操作突起24の先端面には滑り止めのローレット模様24aが形成され、これによって操作突起24の操作性が良好になるようにしている。
【0032】
そして、かかる操作突起24によって片手で遮光筒20を回動および押し下げ操作することができるため、視認者は他方の手で被視認者の腕等の視認部位を支持することが可能になり、視認操作が安定する。このことは、被視認者が幼児であるときに特に有効である。
【0033】
上記環状突起25は、下部フランジ25a、中間フランジ25bおよび上部フランジ25cとからなっている。これらの環状突起25a,25b,25cは、遮光筒20がケーシング50に内装された状態で各種の内装物の装着状態を安定させるためのものである。具体的には、下部フランジ25aは、接皮筒23の筒本体21に対する過度の嵌まり込みを規制するためのものであり、中間フランジ25bは、発光部材30の装着状態を安定させるためのものであり、上部フランジ25cは、遮光筒20を上方に向かって付勢する後述のコイルスプリング58を遮光筒20側で支持するためのものである。
【0034】
上記発光部材30は、環状に形成されたプリント基板31と、このプリント基板31の下面に周方向等ピッチで装着される複数のLED(発光ダイオード)32とからなっている。プリント基板31は、外径が装着位置のケーシング50の内径より僅かに小さく寸法設定されているとともに、内径が遮光筒20の筒本体21の外径より僅かに大きく寸法設定されている。
【0035】
かかるプリント基板31は、筒本体21の中間フランジ25bと上部フランジ25cとの間に装着される。そのために、例えばプリント基板31の適所に径方向に延びるスリットを設け、このスリットを広げることでプリント基板31を筒本体21の中間フランジ25bと上部フランジ25cとの間に装着し得るようにしたり、プリント基板31を二分割方式のものにする等の工夫が凝らされている。
【0036】
上記LED32は、遮光筒20の下端面(すなわち接皮筒23の下端面)が人体や動物の皮膚に当接された状態で接皮筒23の周りに光を照射するためのものであり、こうすることによってLED32からの照射光は皮膚を透過して筋肉内に侵入し、筋肉内で拡散するとともに乱反射する。この反射光の一部は筒本体21内に入光し、これを目視観察することにより血管の位置を視認するようにしている。
【0037】
そして、血液の光吸収率は筋肉の光吸収率より大きいため、筋肉内に入った光は、血管が存在する位置ではそのほとんどが血液に吸収されてしまうとともに、散光した光が血管に遮られる。従って、LED32を発光させた状態で接皮筒23を皮膚に押し当てて遮光筒20を覗くと血管の位置が黒く見え、これによって血管の位置を視認することができる。
【0038】
上記電源スイッチ40は、スイッチ回路の内装されたスイッチ本体45と、このスイッチ本体45から突設されたスイッチボタン46とからなっている。スイッチボタン46は、オフ状態で押圧するとスイッチが入ったオン状態になり、オン状態で押圧するとスイッチが切れてオフ状態になる、いわゆるプッシュオンプッシュオフ式のものが採用され、これによって電源スイッチ40の操作性を良好にしている。なお、電源スイッチ40は、プッシュオンプッシュオフ式のものに限定されるものではなく、通常のトグルスイッチ等であってもよい。
【0039】
上記ケーシング50は、遮光筒20、発光部材30、および電源スイッチ40を内装する胴部ケーシング51と、この胴部ケーシング51の上部に装着される頂部ケーシング54と、同下端部に装着される連結リング体57とからなっている。
【0040】
上記胴部ケーシング51は、一部を除いて左右対称に形成された左片割れケーシング52と右片割れケーシング53とが互いに合体されることによって形成されるようになっている。
【0041】
各片割れケーシング52,53は、平板状の平板部51aと、この平板部51aの両側部から直角に折り曲げられた状態で延設された各片割れケーシング52,53当り一対の側板51bと、上記平板部51aの上下方向の略中間位置から下方の部分で外方に向かって膨設されて形成した膨出部51cと、この膨出部51cの下部に先細りになるように下方に向かって延設された先細り部51dと、各平板部51aの裏面側に互いに対向するように突設された平面視で半円状を呈した半円状リブを内装する半割れ角筒51eと、各半割れ角筒51eの上縁部から上方に向かって突設された円弧板51fとを備えて構成されている。
【0042】
上記左片割れケーシング52および右片割れケーシング53が互いに合体して胴部ケーシング51が形成されることにより、互いに対向した上記一対の先細り部51dによって逆円錐部51d′が形成されるとともに、同上記一対の円弧板51fによって上部筒体51f′が形成されるようになっている。
【0043】
そして、各円弧板51fの内面には、視度調節用のレンズ59を装着するためのレンズ装着溝59aが凹設され、各円弧板51fが合体されることによりレンズ59の周縁部がこれらのレンズ装着溝59aに嵌め込まれて上部筒体51f′内にレンズ59が装着された状態になるようにしている。すなわち、上部筒体51f′は、本発明に係る遮光筒20の一部とみなすことができる。
【0044】
上記膨出部51cは、先細り部51dとの境界部分において、各片割れケーシング52,53が合体された状態で平面視が真円になるように形状設定された真円部51gを有している。この真円部51gは、内径寸法が環状を呈した上記プリント基板31の外径寸法より僅かに大き目に寸法設定されているとともに、この位置に曲率中心が真円部51gの筒心と一致するように中心設定された上部半円形リブ51hが設けられている。
【0045】
この上部半円形リブ51hは、片割れケーシング52,53が合体された状態でプリント基板31を支持するためのものであり、内径寸法が複数のLED32の平面視で外側の包絡線によって形成される円(外側包絡円)の径寸法より若干大き目に設定され、これによって複数のLED32が上部半円形リブ51h内に嵌り込み得るようになっている。
【0046】
また、上部半円形リブ51hの下部位置には、上記下部フランジ25aに対応した下部環状突起51iが設けられている。この下部環状突起51iの内径寸法は上記外側包絡円の径寸法より若干大き目に寸法設定されている一方、上記遮光筒20の筒本体21に形成された下部フランジ25aの外径寸法はLED32の内側の包絡線によって形成される円(内側包絡円)より若干小さ目に寸法設定され、これによってプリント基板31が真円部51g内に装着された状態で、図3に示すように、LED32が下部フランジ25aと下部環状突起51iとの間の隙間に嵌まり込み得るようになっている。
【0047】
上記半割れ角筒51eは、内径寸法が遮光筒20の筒本体21の外径寸法より僅かに大きく寸法設定されているとともに、遮光筒20が半割れ角筒51eに装着されてそのマーカー26の下端面と胴部ケーシング51の先細り部51dの下端面とが同一平面に位置設定された状態で、半割れ角筒51eの下端面が遮光筒20の上部フランジ25cに対して若干離間した高さに位置設定されるように長さ寸法が設定されている。
【0048】
一方、遮光筒20は、その筒本体21が半割れ角筒51eに装着され、かつ、マーカー26の下端面とケーシング50の先細り部51dの下端面とが同一平面に位置設定された状態で、その上端部が胴部ケーシング51の円弧板51fの下端縁に当接するように長さ寸法が設定されている。
【0049】
そして、図3に示すように、筒本体21には、その上部フランジ25cとプリント基板31との間には圧縮コイルスプリング58が外嵌され、これによって遮光筒20が胴部ケーシング51内で常に上方に向けて付勢された状態になっており、筒本体21に上方に向かう力が加わることにより、遮光筒20の下端部が圧縮コイルスプリング58の付勢力に抗して胴部ケーシング51から外部に突出するようになっている。
【0050】
また、各片割れケーシング52,53の互いに対向した一方の側の各側板51bには、上記スイッチボタン46を挿通するための切欠き溝51jが設けられているとともに、この切欠き溝51jが設けられている側板51bと半割れ角筒51eとの間にスイッチ本体45を装着するためのスイッチ装着空間が形成されている。また、胴部ケーシング51におけるスイッチ装着空間510と反対側の空間に電池Dを装填するための電池装填空間511が形成されている。
【0051】
そして、左片割れケーシング52には、平板部51aにおける膨出部51cより若干上方位置に、上記遮光筒20の操作突起24を外部に突出させるための操作窓52aが設けられている。この操作窓52aは横長に形成されているとともに、上下寸法が操作突起24の上下幅より長めに設定され、これによって操作突起24が操作窓52aから外部に突出した状態で操作突起24を左右に操作することにより筒本体21を筒心回りに略90°の範囲で回動操作することができるとともに、同操作突起24を下方に向けて押圧することにより、筒本体21の下端部を胴部ケーシング51から外部に突出させ得るようになっている。
【0052】
また、先細り部51dの下端縁部には、下方に向けて突出した雄ねじ縁部51kが設けられている。各片割れケーシング52,53の雄ねじ縁部51kには、両者が合体した状態で雄ねじが形成されるようにねじ突条が形成されている。片割れケーシング52,53が合体された状態でこれらの雄ねじ縁部51kに上記連結リング体57が螺着され、これによって片割れケーシング52,53の下部の合体状態が維持されるようになっている。
【0053】
上記頂部ケーシング54は、各片割れケーシング52,53が合体されることによって形成された胴部ケーシング51の上部の合体状態を維持するためのものであり、逆漏斗状の逆漏斗部55と、この逆漏斗部55の上部の先窄まりの部分に形成されたキャップ部56とからなっている。
【0054】
逆漏斗部55の下端縁部には、外方位置が一段下がった段差縁部55aが設けられている一方、上記胴部ケーシング51の上縁部には内方位置が一段上がり、かつ、上記逆漏斗部55の段差縁部55aに対応する段差縁部51mが設けられ、片割れケーシング52,53が合体した状態で逆漏斗部55の段差縁部55aが胴部ケーシング51の段差縁部51mに嵌め込まれることにより胴部ケーシング51の上部の合体状態が維持されるようになっている。
【0055】
上記キャップ部56は、逆漏斗部55の頂部を上下に貫通した状態で形成されたキャップ筒56aと、このキャップ筒56aの頂部を塞ぐように設けられた、中央部に覗き孔56cを有する環状天板56bとを備えて構成されている。キャップ筒56aは、胴部ケーシング51の上部筒体51f′に摺接状態で外嵌されるように内径寸法が設定されているとともに、上記覗き孔56cは、径寸法が上部筒体51f′の内径寸法より若干小さ目に寸法設定されている。このようなキャップ部56のキャップ筒56aおよび環状天板56bによって本実施形態における本発明の接眼部が形成されている。
【0056】
上記連結リング体57は、各片割れケーシング52,53が合体された状態で、その下端部を互いに連結して一体化するためのものであり、内径寸法が胴部ケーシング51の下端部に形成された雄ねじ縁部51kの外径寸法より僅かに大きく寸法設定されているとともに、内周面に雄ねじ縁部51kのねじ突条に対向したねじ溝が螺設されている。従って、各片割れケーシング52,53が合体された状態でこの連結リング体57を雄ねじ縁部51kに螺着して締結することにより、合体された片割れケーシング52,53の下端部が外れ止めされることになる。
【0057】
そして、ケーシング50を組み付けるに際しては、まず、図1に示す状態において、右片割れケーシング53(左片割れケーシング52でもよい)のスイッチ装着空間510に電源スイッチ40を装着する。さらに、右片割れケーシング53のレンズ装着溝59aにレンズ59を嵌め込んだ後、下面にLED32が取り付けられたプリント基板31を右片割れケーシング53の上部半円形リブ51h上に配置する。
【0058】
ついで、右片割れケーシング53の半割れ角筒51e内に筒本体21の操作突起24と反対側の面を嵌め込んだ後、引き続き左片割れケーシング52の半割れ角筒51eを筒本体21に被せるようにして左片割れケーシング52を右片割れケーシング53に合わせる。こうすることによって、遮光筒20を胴部ケーシング51内に装着した状態にすることができる。
【0059】
この状態で、胴部ケーシング51の下部の雄ねじ縁部51kに連結リング体57を螺着して連結するとともに、頂部ケーシング54を胴部ケーシング51の頂部に被せて上下の段差縁部55a,51mを互いに嵌め合わせる。こうすることによって、図2に示すように、ケーシング50内に遮光筒20、発光部材30および電源スイッチ40が内装された血管探知装置10が完成する。電池Dは、血管視認装置10の完成後に胴部ケーシング51から頂部ケーシング54を取り外した状態で電池装填空間511に装填される。
【0060】
そして、電池装填空間511に電池Dが装填された状態で頂部ケーシング54を胴部ケーシング51に装着することにより、キャップ筒56aの裏側に設けられている通電接続用の接続板が電池Dの極部を押圧し、これによって電池Dの電力を電源スイッチ40を介してLED32に供給する電気回路が形成されるようになっている。
【0061】
図5は、このように構成された本実施形態の血管探知装置10の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、血管探知装置10の下端面を皮膚Sに当接させた状態を示す側面図、(ロ)は、血管探知装置10の接眼部から皮膚Sを覗き込んだ状態を示す平面図、(ハ)は、(ロ)において操作突起24を回動操作することにより架橋材22を血管の延びる方向に合わせた状態を示す平面図、(ニ)−▲1▼は、(ハ)において操作突起24を押圧操作することによりマーカー26を突出させて皮膚SにマークMを付けつつある状態を示す側面図、(ニ)−▲2▼は、皮膚Sに付いたマークMを示す平面図である。
【0062】
血管Kの位置を探索するためには、まず、図5の(イ)に示すように、電源スイッチ40のオン操作によりLED32(図1)を発光させた状態で、血管探知装置10の下端面を皮膚Sの表面に当接させつつ覗き孔56cから遮光筒20内を覗き込む。そうすると、LED32からの発光は、図5の(イ)に矢印で示すように、皮膚S内に侵入して筋肉I部分で乱反射するとともに、一部の反射光は遮光筒20内を通って覗き孔56cから外部に向かうため、覗き孔56cから覗くことによって、図5の(ロ)に点描で示すように、皮膚Sが明るく輝いた状態を目視することができる。
【0063】
ところで、血管K内の血液は筋肉Iとは異なり、入った光のほとんどを吸収してしまう性質があることから、筋肉I内に入光した光の内で血管Kが存在する部分からは反射光が得られない他、筋肉内に進入した光が血管Kにより遮られる。従って、覗き孔56cから遮光筒20内を覗いた状態で、筋肉I内に血管Kが存在する位置は、図5の(ロ)に太い黒線で示すように黒く見える。これによって覗き孔56cを覗くことにより血管Kの位置を視認することができる。
【0064】
ついで、図5の(ロ)に示す状態において、操作突起24を回動操作して遮光筒20を筒心回りに回動させ、図5の(ハ)に示すように、遮光筒20の架橋材22の延びる方向を血管Kの延びる方向と一致させる。
【0065】
引き続き、操作突起24を下方に押圧すると、図5の(ニ)−▲1▼に示すように、遮光筒20のマーカー26がケーシング50から下方に突出し、これによって皮膚Sの表面がマーカー26によって押圧されて下方に凹むことになる。
【0066】
そして、上記マーカー26による皮膚Sの押圧操作を数秒間継続した後、血管探知装置10を皮膚Sから離すと、図5の(ニ)−▲2▼に示すように、皮膚Sの表面には延びる方向が血管Kの延びる方向と一致したマークMが付けられた状態になる。このマークMによって皮膚S下の血管Kの存在位置とその延びる方向が視認される。従って、このマークMの延びる方向に注射針を刺し通すことにより、注射針は血管内に確実に導入される。
【0067】
次に、図6〜8を参照して、本発明に係る血管探知装置の第二の実施形態について説明する。なお以下の説明では、第一の実施形態と同様の部材には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。図6は、本発明に係る血管探知装置の第二の実施形態を示す斜視図である。また、図7は、図6に示す血管探知装置の断面図であり、図8は、図7に示す血管探知装置の底面図である。
【0068】
図7を参照して、本発明の第二の実施形態に係る血管探知装置10は、外光の侵入を阻止した状態で皮膚の表面に押し当てられる遮光筒20と、この遮光筒の回りに配されて皮膚に向けて光を照射する発光部材30と、この発光部材30への電力供給のオン・オフを操作する電源スイッチ40と、これら遮光筒20、発光部材30および電源スイッチ40を内装するケーシング50とを備えた基本構成を有している。
【0069】
上記遮光筒20は、円筒状の筒本体21と、この筒本体21内の下端部において対向内周面間を横断する架橋材22と、筒本体21の上部外周面に径方向の外方に向かって突設された操作突起24とを備えて構成されている。
【0070】
この筒本体21は、外径寸法および長さ寸法がそれぞれ略30mmおよび略70mmに設定されているとともに、肉厚寸法が略1.5mmに設定され、上方に開口した形状を有するとともに、下部は、フランジ面25eを介して縮径された構成になっている。
【0071】
筒本体21の下部には、また、フランジ面25eの上方に遮光筒20がケーシング50に内装された状態において、遮光筒20の位置決めを行うための1条の下部環状突起25dが、筒心と同心に備えられている。
【0072】
また、架橋材22は、筒本体21の縮径された部分から下方に突出するように設けられた透明の樹脂からなる矩形の板状の部分であり、表面における光の反射を押さえるために、表面光透過加工が施されるとともに、下端に血管の位置にある皮膚にマーキングを行うためのマーカー26を有している。また、ケーシング50の下方開口部に設けられる遮光部51nから延設される接皮筒23の内周面と摺動可能に構成されている。
【0073】
さらに、操作突起24は、第二の実施形態では、皮膚に向けて押圧操作するための上下方向の変位のみ可能なように構成されている。そのため血管と架橋材22の方向を一致させるには、視認者はケーシング50を支持した手でケーシング50ごと遮光筒20を回動させるだけでよい。
【0074】
上記発光部材30は、環状に形成されたプリント基板31と、このプリント基板31の下面に図8にも示すように、周方向等ピッチで装着される複数(12個)のLED(発光ダイオード)32とからなっている。
【0075】
このプリント基板31は、外径が装着位置のケーシング50の内径より僅かに小さく寸法設定されているとともに、内径が遮光筒20の筒本体21の縮径部の外径より僅かに大きく寸法設定されている。
【0076】
また、LED32は、それぞれ発光部32aと、一対の導電部32bから構成されており、導電部32bは、ケーシング50の下端に設けられる遮光部51nに開けられた孔51pを貫通するようにして、プリント基板31に開けられた孔31aに挿通されてプリント基板31と電気的に接続される。そして、この遮光部51nに開けられた孔51pとプリント基板31に開けられた孔31aとは、LED32の発光部32aが、遮光部51nから延設された接皮筒23とケーシング50の下端との間に環状に配列されるように寸法設定されている。
【0077】
図6を参照して、第二の実施形態では、上記ケーシング50は、遮光筒20、発光部材30、および電源スイッチ40を内装する胴部ケーシング51と、この胴部ケーシング51の上部に装着される電池カバー50aと、同下端部に装着される連結リング体57とからなっている。
【0078】
この胴部ケーシング51は、一部を除いて左右対称に形成された左片割れケーシング52と右片割れケーシング53とが互いに合体されることによって形成されるようになっており、各片割れケーシング52、53は、それぞれ電池カバー50aの周縁部と嵌合接合される電池カバー接合部51qと、円筒状の側板部51rと、側板部51rの下方の部分で外方に向かって膨設されて形成した膨出部51sと、この膨出部51sの下部に先細りになるように下方に向かって延設された先細り部51tと、先細り部51tの下方の部分で円筒状の下部側板部51uと、各電池カバー接合部51qの裏面側に互いに対向するように突設された平面視で半円状を呈した半円状リブを内装する半割れ角筒51e(図7)と、各半割れ角筒51eの上縁部から上方に向かって突設された円弧板51f(図7)とを備えて構成されている。
【0079】
そして、円弧板51fの上端には、雄ねじ縁部51xが形成されており、この雄ねじ縁部51xとフィルタ押さえ60cの内周面に形成されたねじとを螺合させて、捩じ込むことにより、各片割れケーシング52,53が合体されることによって形成された胴部ケーシング51の上部の合体状態を維持することができるように構成されている。
【0080】
図7を参照して、フィルタ押さえ60cはまた、筒本体21の上方すなわち基端側に位置する円弧板51fの上端に捩じ込まれることにより、フィルタ60を円弧板51fの上端に装着することができるようになっている。フィルタ60は、血管を分別して容易に位置を探索することができるようにするために視野のコントラスト調節を可能にするものであり、フィルタ本体60aとフィルタ本体60aを嵌めこんだフィルタ枠60bとから構成されている。
【0081】
このように、第二の実施形態では、筒本体21の上方すなわち基端側に位置する円弧板51fと、フィルタ押さえ60cによって本実施形態における本発明の接眼部が形成され、これによって一方の眼もしくは両方の眼で筒本体21内を覗き込み易いようになっている。
【0082】
また、胴部ケーシング51の半割れ角筒51eには、環状突起状の摺動部51y、51zが設けられており、胴部ケーシング51の中央に筒本体21を上下方向に変位可能に支持している。一方、半割れ角筒51eの下端縁には、筒本体21の下部に設けられた筒心と同心で突設された1条の下部環状突起25dが当接しており、この状態で、架橋材22のマーカー26の下端面とケーシング50の連結リング体57の下端面とが同一平面に位置するように胴部ケーシング51と筒本体21との長さ寸法が設定されている。
【0083】
さらに、胴部ケーシング51の先細り部51tの上方と下方とには、境界部分において、それぞれ各片割れケーシング52,53が合体された状態で平面視が真円になるように形状設定された真円部51g、51g′が設けられており、下方の境界部分の真円部51g′は、内径寸法が環状を呈した上記プリント基板31の外径寸法より僅かに大き目に寸法設定されている。
【0084】
また、この真円部51g′のさらに下方の位置には、曲率中心が真円部51g′の筒心と一致するように中心設定された上部半円形リブ51h、51h′が設けられている。そしてこの上部半円形リブ51h、51h′は、片割れケーシング52,53が合体された状態で互いに協働してプリント基板31を支持するように構成されている。
【0085】
ここで、上部半円形リブ51h、51h′に支持されるプリント基板31の内側面は、筒本体21の縮径部の下端外周面と摺動可能に構成されており、プリント基板31と筒本体21のフランジ面25eとの間には圧縮コイルスプリング58が外嵌され、常に遮光筒20を上方に向けて付勢している。そして、遮光筒20の操作突起24に下方に向かう力が加わることにより、遮光筒20全体が、圧縮コイルスプリング58の付勢力に抗して下方に変位し、遮光筒20の下端に設けられた架橋材22のマーカー26が胴部ケーシング51の下方に突出するようになっている。
【0086】
また、上部半円形リブ51hの下方には、曲率中心が真円部51g′の筒心と一致するように中心設定された下部環状突起51wが設けられている。この下部環状突起51wの内径寸法は複数のLED32の平面視で外側の包絡線によって形成される円(外側包絡円)の径寸法より若干大き目に寸法設定されており、これによって複数のLED32が下部環状突起51w内に嵌り込み得るようになっている。また、この下部環状突起51wと上部半円形リブ51hとが、互いに協働して遮光部51nを支持するように構成されている。
【0087】
さらに、この下部環状突起51wの下方には、ケーシング50の先端外周面に雄ねじ縁部51kが形成されており、この雄ねじ縁部51kに、連結リング体57の上部内周面に形成されたねじを螺合させて締め込むことにより、各片割れケーシング52,53の合体状態を維持することができるように構成されている。
【0088】
左片割れケーシング52には、スイッチボタン46(図3参照)を挿通するための図略の切欠き孔が設けられているとともに、この切欠き孔の近傍の片割れケーシング52の背面にスイッチ本体45を装着するための図略のスイッチ装着空間が形成されている。そして、スイッチ本体45のスイッチボタン46が切欠き孔から外部に突出した状態で、このスイッチボタン46の先端を上下に操作することにより、発光部材30への電力供給をオン・オフさせることができるようになっている。
【0089】
また、右片割れケーシング53には、図6にも示すように、膨出部51sより若干上方位置に、遮光筒20の操作突起24を外部に突出させるための操作窓52aが設けられている。この操作窓52aは縦長に形成されているとともに、上下寸法が操作突起24の上下幅より長めに設定され、これによって操作突起24が操作窓52aから外部に突出した状態で操作突起24を下方に向けて押圧することにより、マーカー26の下端面を連結リング体57から外部に突出させ得るようになっている。
【0090】
各電池カバー50aと半割れ角筒51eとの間には、電池Dを装填するための電池装填空間511がそれぞれ形成されており、ここに、バッテリーホルダ512がそれぞれ設けられている。そして、このバッテリーホルダ512には、それぞれ単3乾電池が2個ずつ装填できるようになっており、合計4個の単3乾電池で全部のLED32を発光させることができるように構成されている。
【0091】
次に、図6〜8および図9を参照して第二の実施形態に係る血管視認装置10の作用について説明する。
【0092】
図6〜8を参照して、ケーシング50を組み付けるに際しては、まず、左片割れケーシング52の図略のスイッチ装着空間、フィルタ装着溝60dにそれぞれ電源スイッチ40、フィルタ60を嵌め込む。
【0093】
次に、架橋材22を装着した筒本体21の下部に圧縮コイルスプリング58と、プリント基板31と、接皮筒23とを取り付けた後、接皮筒23の遮光部51nの側からプリント基板31にLED32を取り付ける。そして、筒本体21の下部環状突起25dが、半割れ角筒51eの下端に接するように、また、プリント基板31と、接皮筒23の遮光部51nが、それぞれ、上部半円形リブ51h、51h′の間および、下部環状突起51wと上部半円形リブ51hとの間に入るように、筒本体21を胴部ケーシング51の半割れ角筒51eに設けた摺動部51y、51zに筒本体21が上下方向に変位可能に支持させる。
【0094】
さらに、右片割れケーシング53の半割れ角筒51eを筒本体21に被せるようにして右片割れケーシング53を左片割れケーシング52に合わせ、この状態で、胴部ケーシング51の下部の雄ねじ縁部51kに連結リング体57を螺着して連結するとともに、フィルタ押さえ60cを胴部ケーシング51の頂部に被せて雄ねじ縁部51xを螺着して連結する。このようにして、ケーシング50内に遮光筒20、発光部材30および電源スイッチ40が内装された血管探知装置10が完成する(図6参照)。
【0095】
電池Dは、血管視認装置10の完成後に胴部ケーシング51から電池カバー50aを取り外した状態でバッテリーホルダ512に装填される。そして、バッテリーホルダ512に電池Dが装填された状態で電池カバー50aを胴部ケーシング51に装着することにより、血管探知装置10への電池Dの装填が完了する。
【0096】
図9は、第二の実施形態に係る血管探知装置10の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、血管探知装置10の接眼部から皮膚Sを覗き込んだ状態を示す平面図、(ロ)は、(イ)において血管探知装置10を回動操作することにより架橋材22を血管の延びる方向に合わせた状態を示す平面図である。
【0097】
第二の実施形態に係る血管探知装置10の使用要領は以下のとおりである。すなわち、図9の(イ)に示す状態において、血管探知装置10の全体を回動操作して遮光筒20を筒心回りに回動させ、図9の(ロ)に示すように、遮光筒20の架橋材22の延びる方向を血管Kの延びる方向と一致させる。
【0098】
次に、操作突起24を下方に押圧して遮光筒20の架橋材22をケーシング50から下方に突出させ、これによって皮膚Sの表面を架橋材22のマーカー26によって押圧して下方に凹ませ、血管Kの延びる方向と一致したマークを皮膚Sの表面に付ける。
【0099】
本発明は、以上詳述したように、皮膚Sの表面に光を照射することにより筋肉I内へ透過した光が反射する反射光を目視することによって血管Kの位置を視認するように構成された血管探知装置10であり、先端側に皮膚Sに当接させる接皮部が形成されているとともに、基端側に接眼部が形成されてなる遮光筒20と、この遮光筒20の回りに配されて皮膚Sに向けて光を照射する発光部材30とを備えて構成したため、遮光筒20の接皮部(遮光筒20の下端面)を人体や動物の皮膚Sの目的とする部分に当接させた状態で発光部材30を発光させることにより、この発光は皮膚Sを透過して筋肉I内に到り、ここで乱反射して拡散し、一部は反射光となって遮光筒20内に侵入する。従って、接眼部に目を当てて遮光筒20内を覗くことにより、外光が遮断された状態で上記反射光を明確に視認することができる。
【0100】
そして、筋肉Iと血管Kとでは、血管Kの方が光を吸収する度合い(吸収率)が大きいため、皮膚Sを介して筋肉I内に侵入した光の内、太い血管Kが存在する位置に照射されたものは、そのほとんどが血管Kに吸収されてしまい、血管Kが存在する位置の反射光は血管Kが存在しない(但し毛細血管は存在する)筋肉I部分からの反射光より弱いものとなり、また、血管Kより奥部の筋肉部分で反射した光は血管Kで遮られ、その結果、遮光筒20内を目視することにより、皮下の血管K位置が他の部分に比べて黒く視認され、これによって血管Kの存在位置が確認される。
【0101】
従って、遮光筒20の接皮部を人体や動物の目的とする位置の皮膚S上で移動させつつ接眼部から遮光筒20内を覗き込んで目視観察を行うことにより、処理に適した血管Kが容易に探索される。
【0102】
そして、血管探知装置10は、遮光筒20とその回りに配された発光部材30とを備えた小型のものであり、容易に携帯することが可能であるため、大型で汎用性および即応性に欠けるという従来の不都合が解消され、場所を問わずに必要な個所で手軽に血管K位置の視認を行うことができ、特に救急時や商用電力を容易に得ることができない場所等で有効に利用することができる。
【0103】
そして、遮光筒20には、その下端部に軸心を含むように遮光筒20を横断した、皮膚Sに直線状のマークを付けるマーカー26が設けられているため、遮光筒20を覗いて所望の血管Kが目視された状態で、マーカー26と血管Kとが互いに重なり合うように遮光筒20を軸心回りに回し後、マーカー26を皮膚Sに向けて強く押し付けることによりマーカー26による直線状のマークMを皮膚Sに刻印することができる。
【0104】
従って、マークMに沿うように注射針を皮膚Sに刺し込むことにより、注射針は血管Kの延びる方向に向けて皮下に侵入し、血管Kの外周面を貫いて平行に血管K内に入り込み、一旦血管K内に刺し込まれた注射針が血管Kを径方向に貫通してしまうような不都合を回避することができる。
【0105】
このように、マーカー26によって注射針の針入方向が案内されるため、ただ単に点描等で位置を示しただけでは注射針の針入方向が明確でなくなり、これによって確実に注射針の先端を血管K内に留まらせることが困難な従来の不都合を解消することができる。
【0106】
また、遮光筒20の上部にレンズ59を設けているため、レンズ59を介して遮光筒20内を目視することにより、視度が調節されてより容易に血管K位置を探索することができる。
【0107】
また、フイルタを介して遮光筒内を目視することにより、視野のコントラスト調節が可能になり、コントラストが良好で血管をよく分別できる状態で容易に血管位置を探索することができる。
【0108】
また、遮光筒20の回りを囲むケーシング50を設け、このケーシング50と遮光筒20との間に発光部材30および電源スイッチ40を装着する装填室(スイッチ装着空間510、電池装填空間511)を設けたため、発光部材30や電源スイッチ40がケーシング50内に収納されることにより、遮光筒20の外周面に剥き出しで電池Dや発光部材30を取り付けた場合に比較して血管探知装置10の外観視を美麗にすることができるとともに、凹凸が存在しなくなることにより容易に携帯することができる。
【0109】
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
【0110】
(1)上記の実施形態においては発光部材30にLED32が採用されているが、本発明は、発光部材30としてLED32を採用することに限定されるものではなく、タングステン球、ハロゲン球、あるいはクリプトン球などの、いわゆる豆電球を用いてもよい。
【0111】
(2)上記の実施形態において、発光部材30として放射状に光を発する豆電球を用いた場合には、豆電球の発光を皮膚Sに向かうように反射する反射鏡を設けてもよい。こうすることによって、豆電球からの発光の皮膚Sに向かう光量を反射鏡によって多くすることができ、遮光筒20内の皮膚Sの目視位置が明るくなって血管Kの位置が際立ち、血管位置をより容易に視認することができる。
【0112】
(3)上記の実施形態においては、遮光筒20に付勢力を付与するために圧縮コイルスプリング58が採用されているが、圧縮コイルスプリング58に代えて板ばねを採用してもよいし、圧縮弾性変形する、例えば発泡性合成樹脂等の弾性材料を用いてもよい。
【0113】
(4)上記の実施形態においては、筒本体21の上部に1枚のレンズ59が装着されているが、1枚のレンズ59に代えて複数枚の各種のレンズを積層した、いわゆる合せレンズを採用してもよい。
【0114】
(5)上記の実施形態においては、胴部ケーシング51の上部位置に、筒本体21に連設される上部筒体51f′が上方に向けて突設されているが、本発明は、上部筒体51f′を設けることが必須ではなく、上部筒体51f′を設ける代わりに筒本体21を胴部ケーシング51の平板部51aより長尺にし、この筒本体21の頂部を胴部ケーシング51から上方に突出させるようにしてもよい。
【0115】
(6)上記の実施形態において、ケーシング50に発光部材30への電源を、電池Dと外部電力との間で切り換える切換器を設け、さらに電池Dとして充電式のものを採用するとともに、接続プラグ43が商用電源に接続されているときで、かつ、スイッチボタン46がオフに設定されているときは、充電式の電池に電力が供給されるようにしておけば、接続プラグ43を商用電源に接続しておくことにより常に電池が充電され、電池切れを防ぐことができて便利である。
【0116】
また、切換器の操作で状況に応じて電池Dを電源にしたり、商用電力を電源にすることができ、商用電力が得られる場所ではそれを優先的に利用することで電池Dの寿命を長持ちさせることができる。
【0117】
(7)上記の実施形態において、遮光筒20として覗き孔56cまで延びたものを採用するとともに、この遮光筒20内にレンズ59を装着し、レンズ59と皮膚面との距離を調節し得る機構を設けてもよい。また、複数の凸レンズおよび凹レンズを組み合わせた複合レンズを採用し、各レンズ間の距離を変化させ得る焦点調節機構を設けてもよい。こうすることによって、視度を個人差に応じて調整することが可能になり、血管視認装置10の汎用性が向上する。
【0118】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、先端側に皮膚に当接させる接皮部が形成されているとともに、基端側に接眼部が形成されてなる遮光筒と、この遮光筒の回りに配されて皮膚に向けて光を照射する発光部材とを備えて血管探知装置を構成したため、遮光筒の接皮部の先端縁部を人体や動物の皮膚の目的とする部分に当接させた状態で発光部材を発光させることにより、この発光は皮膚を透過して筋肉内に侵入して乱反射および拡散し、一部は反射光となって遮光筒内に戻される。従って、接眼部に目を当てて遮光筒内を覗くことにより、外光が遮断された状態でこの反射光を明確に視認することができる。
【0119】
そして、太い血管が存在する血管存在位置の反射光は太い血管が存在しない筋肉部分からの反射光より弱いものとなるため、遮光筒内を目視することにより、皮下の血管位置が他の部分に比べて黒く視認され、これによって血管の存在位置を確認することができる。
【0120】
従って、遮光筒の接皮部を人体や動物の目的とする位置の皮膚上で移動させつつ接眼部から遮光筒内を覗き込んで目視観察を行うことにより、処理に適した血管が容易を容易に探索することができる。
【0121】
そして、血管探知装置は、遮光筒とその回りに配された発光部材とを備えた小型のものであり、容易に携帯することができるため、大型のものの場合はその探知装置の存在する位置まで患者が出向かなければならず、汎用性および即応性に欠けるという従来の不都合が解消され、場所を問わずに必要個所で手軽に血管位置の視認を行うことができ、特に救急時や商用電力を容易に得ることができない場所等で有効に利用することができる。
【0122】
請求項2記載の発明によれば、接眼部にレンズを設けたため、レンズを介することで視度の調節が容易になり、より確実に血管位置を探索することができる。
【0123】
請求項3記載の発明によれば、フイルタを介して遮光筒内を目視することにより、視野のコントラスト調節が可能になり、コントラストが良好で血管をよく分別できる状態で容易に血管位置を探索することができる。
【0124】
請求項4記載の発明によれば、遮光筒の回りを囲む外筒と遮光筒との間に発光部材および電池を装填する装填室を形成したため、遮光筒の外周面に剥き出しで電池や発光部材を取り付けた場合に比較して血管探知装置の外観視を美麗にすることができるとともに、容易に携帯することができる。
【0125】
請求項5記載の発明によれば、接皮部には、皮膚に直線状のマークを付けるマーカーを設けたため、遮光筒を覗き所望の血管が視認された状態で、マーカーと血管とが互いに重なり合うように遮光筒を軸心回りに回したり場所を移したりした後、遮光筒を皮膚に向けて強く押し付けることにより、マーカーによる直線マークを皮膚に刻印することができる。
【0126】
従って、円内の直線マークに沿うように注射針を皮膚に刺し込むことにより、注射針は血管の延びる方向に向けて皮下に侵入し、血管の外周面を貫いて平行に血管内に入り込み、一旦血管内に刺し込まれた注射針が血管を径方向に貫通してしまうような不都合を回避することができる。
【0127】
このように、マーカーによって注射針の針入方向が案内されるため、ただ単に点描等で位置を示しただけでは注射針の針入方向が明確でなくなり、これによって確実に注射針の先端を血管内に留まらせることが困難な従来の不都合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る血管探知装置の一実施形態を示す一部切欠き分解斜視図である。
【図2】図1に示す血管探知装置の組立て斜視図である。
【図3】図2に示す血管探知装置のA−A線断面図である。
【図4】図2に示す血管探知装置の底面図である。
【図5】血管探知装置の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、血管探知装置の下端面を皮膚Sに当接させた状態を示す側面図、(ロ)は、血管探知装置の接眼部から皮膚Sを覗き込んだ状態を示す平面図、(ハ)は、(ロ)において操作突起を回動操作することにより架橋材を血管の延びる方向に合わせた状態を示す平面図、(ニ)−▲1▼は、(ハ)において操作突起を押圧操作することによりマーカーを突出させて皮膚にマークを付けつつある状態を示す側面図、(ニ)−▲2▼は、皮膚に付いたマークを示す平面図である。
【図6】第二の実施形態に係る血管探知装置の斜視図である。
【図7】図6に示す血管探知装置の断面図である。
【図8】図6に示す血管探知装置の底面図である。
【図9】第二の実施形態に係る血管探知装置の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、血管探知装置の接眼部から皮膚Sを覗き込んだ状態を示す平面図、(ロ)は、(イ)において操作突起を回動操作することにより架橋材を血管の延びる方向に合わせた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
10 血管探知装置 20 遮光筒
21 筒本体 22 架橋材
23 接皮筒 24 操作突起
24a ローレット模様 25 環状突起
25a 下部フランジ 25b 中間フランジ
25c 上部フランジ 25d 下部環状突起
25e フランジ面 26 マーカー
30 発光部材 31 プリント基板
32 LED 40 電源スイッチ
43 接続プラグ 44 電源スイッチ
45 スイッチ本体 46 スイッチボタン
50 ケーシング 50a 電池カバー
51 胴部ケーシング 510 スイッチ装着空間
511 電池装填空間 51a 平板部
51b 側板 51c 膨出部
51d 先細り部 51d′ 逆円錐部
51e 半割れ角筒 51f 円弧板
51f′ 上部筒体 51g 真円部
51h 上部半円形リブ 51i 下部環状突起
51j 切欠き溝 51k 雄ねじ縁部
51m 段差縁部 51n 遮光部
51p 孔 51q 電池カバー接合部
51r 側板部 51s 膨出部
51t 先細り部 51u 下部側板部
51w 下部環状突起 51x 雄ねじ縁部
51y 摺動部 51z 摺動部
52 左片割れケーシング
52a 操作窓 53 右片割れケーシング
54 頂部ケーシング 55 逆漏斗部
55a 段差縁部 56 キャップ部
56a キャップ筒 56b 環状天板
56c 覗き孔 57 連結リング体
58 圧縮コイルスプリング
59 レンズ 59a レンズ装着溝
60 フィルタ 60d フィルタ装着溝
D 電池 I 筋肉
K 血管 M マーク
S 皮膚

Claims (5)

  1. 皮膚の表面に光を照射することにより筋肉内へ透過した光が反射する反射光を目視することによって血管の位置を視認するように構成された血管の探知装置であって、先端側に皮膚に当接させる接皮部が形成されているとともに、基端側に接眼部が形成されてなる遮光筒と、この遮光筒の回りに配されて皮膚に向けて光を照射する発光部材とを備えて構成され、上記接皮部には皮膚にマークを付けるマーカーが設けられていることを特徴とする血管の探知装置。
  2. 上記接眼部にレンズが設けられていることを特徴とする請求項1記載の血管の探知装置。
  3. 上記接眼部にフィルタが設けられていることを特徴とする請求項1または2記載の血管の探知装置。
  4. 上記遮光筒の回りを囲む外筒が設けられ、この外筒と遮光筒との間に上記発光部材および電池を装填する装填室が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の血管の探知装置。
  5. 上記マーカーは、皮膚に直線状のマークを付けるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の血管の探知装置。
JP2002129025A 2001-06-04 2002-04-30 血管の探知装置 Expired - Fee Related JP3663598B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002129025A JP3663598B2 (ja) 2001-06-04 2002-04-30 血管の探知装置
TW91111614A TWI238727B (en) 2001-06-04 2002-05-31 Blood vessel detector
PCT/JP2002/005410 WO2002098297A1 (en) 2001-06-04 2002-06-03 Blood vessel detector

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001168697 2001-06-04
JP2001-168697 2001-06-04
JP2002129025A JP3663598B2 (ja) 2001-06-04 2002-04-30 血管の探知装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003052699A JP2003052699A (ja) 2003-02-25
JP3663598B2 true JP3663598B2 (ja) 2005-06-22

Family

ID=26616315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002129025A Expired - Fee Related JP3663598B2 (ja) 2001-06-04 2002-04-30 血管の探知装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP3663598B2 (ja)
TW (1) TWI238727B (ja)
WO (1) WO2002098297A1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4648329B2 (ja) * 2004-11-02 2011-03-09 日東紡績株式会社 血管位置検出装置
GB2429056B (en) * 2005-08-10 2008-01-02 Toshiba Res Europ Ltd A medical device
JP5034697B2 (ja) * 2007-06-11 2012-09-26 富士通株式会社 血管撮像装置
WO2011040599A1 (ja) * 2009-10-02 2011-04-07 シャープ株式会社 血管状態モニタリング装置およびモニタリング方法
US9173604B2 (en) 2010-03-19 2015-11-03 Sharp Kabushiki Kaisha Measurement device, measurement method, measurement result processing device, measurement system, measurement result processing method, control program, and recording medium
FR2972109A1 (fr) * 2011-03-04 2012-09-07 Peritesco Procede de determination d'un eclairage standardise pour l'etude de l'etat de surface d'une zone de peau et dispositif associe
WO2013131512A1 (de) * 2012-03-08 2013-09-12 Dieter Egert Einrichtung zur visualisierung von gewebestrukturen
CN109069007A (zh) * 2016-03-08 2018-12-21 泽博拉医疗科技公司 皮肤疾病的非侵入式检测
EP3597099A4 (en) * 2017-03-16 2020-02-19 Fujifilm Corporation IMAGING DEVICE, IMAGE DISPLAY SYSTEM, AND IMAGE DISPLAY METHOD
EP3614915A4 (en) 2017-04-28 2021-01-20 Enspectra Health, Inc. SARCOMAS IMAGING AND MEASUREMENT SYSTEMS AND METHODS

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6032070A (en) * 1995-06-07 2000-02-29 University Of Arkansas Method and apparatus for detecting electro-magnetic reflection from biological tissue

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003052699A (ja) 2003-02-25
TWI238727B (en) 2005-09-01
WO2002098297A1 (en) 2002-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3663598B2 (ja) 血管の探知装置
KR900005856B1 (ko) 반도체레이저 의료장치
JP4566930B2 (ja) 撮像装置
JP6887573B2 (ja) 皮膚パラメータの測定のための装置、システム、方法及びコンピュータプログラム
CN105682537A (zh) 自动视野仪
KR20160008186A (ko) 주사 장치 부착용 보조 장치
WO2021051672A1 (zh) 具有智能调节击打功能的筋膜枪
US20110012535A1 (en) Portable lighting devices
WO2023092753A1 (zh) 视力训练装置以及视力训练仪
US20110012534A1 (en) Portable lighting devices
US5024519A (en) Apparatus and method for visual-field testing
CN112469169B (zh) 一种手电筒控制方法、装置、存储介质及手电筒
CN113439913B (zh) 一种可穿戴设备
CN109847193A (zh) 便携式视力保护装置
US4682867A (en) Apparatus for the self-examination of the human eye
US6877242B2 (en) Illuminated caliper instrument
JP2019129863A (ja) 点眼器
US20070121315A1 (en) Cosmetic case with light-up compact mirror
CN215534273U (zh) 一种瞳孔笔
US6250761B1 (en) Retinoscope
KR20010007923A (ko) 고정초점 카메라를 이용한 홍채이미지 획득방법 및 획득장치
CN221266134U (zh) 聚光瞳孔笔
JP6789605B2 (ja) 前方を向いた照明装置と後方を向いた照明装置とを有する携帯用照明装置
JP2009032428A (ja) 照明装置
CN210295122U (zh) 接触式双目虹膜采集设备

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040129

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees