JP3660635B2 - 電動パワーステアリング制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、パワーステアリングの舵角情報および操舵トルクに基づいて補助トルク発生用のモータ電流を生成する電動パワーステアリング制御装置に関し、特に舵角情報検出手段の異常を確実に検出して電動モータの制御信頼性を向上させた電動パワーステアリング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12はたとえば特開平4−2173号公報に開示された従来の電動パワーステアリング制御装置を示すブロック構成図である。
【0003】
図12において、電動モータ7を駆動制御するコントローラ10には、車載のバッテリ1から直接またはイグニションスイッチ2を介して給電されている。
車両(図示せず)のハンドルと連動するステアリング機構3は、ハンドルと一体のステアリングホイールを有し、ステアリングホイールの操舵トルクTsによって車輪を操舵する。
【0004】
ステアリング機構3には、運転者により操作される操舵トルクTsに対応した検出信号を生成するトルクセンサ4と、舵角θsに対応した検出信号を生成する舵角センサ5とが設けられている。
【0005】
車両には、車速Voに対応した検出信号を生成する車速センサ6が設けられている。
各センサ4〜6の検出信号(車速Vo、ステアリング機構3の舵角θsおよび操舵トルクTsに対応)は、コントローラ10に入力されており、コントローラ10は、舵角、操舵トルクTsの大きさおよび方向に応じたモータ電流imを電動モータ7に通流して電動モータ7を駆動する。
【0006】
電動モータ7は、ステアリング機構3に対して機械的に連結されており、コントローラ10から供給されるモータ電流imに応じて、ステアリングホイールに操舵補助トルクTaを発生させる。
【0007】
コントローラ10は、電源回路11、インターフェース12、制御部13、モータ駆動回路18、モータ電流検出手段19、リレー駆動回路20およびフェールリレー21とを備えている。
【0008】
電源回路11は、イグニションスイッチ2を介してバッテリ1に接続されており、イグニションスイッチ2のオン操作時に制御部13に給電を行う。
インターフェース12は、各センサ4〜6の検出信号を取り込み、制御部13に入力する。
【0009】
制御部13は、電動モータ7を制御するために、操舵力補助制御手段14、舵角検出手段15、舵角速度検出手段16および異常判定手段17を備えている。
【0010】
モータ駆動回路18は、制御部13の制御下で電動モータ7にモータ電流imを供給する。
モータ電流検出手段19は、電動モータ7に供給されるモータ電流imを検出する。
【0011】
リレー駆動回路20は、制御部13による異常判定時に、フェールリレー21を駆動する。
フェールリレー21は、バッテリ1から給電されて、リレー駆動回路20に応動してモータ駆動回路18を停止させる。
【0012】
制御部13内の舵角検出手段15は、舵角センサ5からの検出信号に基づいてステアリング機構3の舵角θsを検出し、舵角θsを舵角情報として、操舵力補助制御手段14、舵角速度検出手段16および異常判定手段17に入力する。
【0013】
舵角速度検出手段16は、舵角θsの時間変化率に基づいて舵角速度Vsを検出し、舵角速度Vsを舵角情報として操舵力補助制御手段14および異常判定手段17に入力する。
【0014】
異常判定手段17は、舵角θsまたは舵角速度Vsが異常値を示す(最大許容値θmax、Vmaxを越えた)場合に、舵角センサ5を含む舵角検出手段15または舵角速度検出手段16が故障であることを示す異常判定信号を操舵力補助制御手段14に入力する。
【0015】
図12においては、ステアリング機構3の舵角情報として舵角θsおよび舵角速度Vsを検出し、電動モータ7の回転情報としてモータ電流imを検出する場合を示している。
【0016】
制御部13内の異常判定手段17は、舵角θs、舵角速度Vsを、それぞれ、車速Voに応じた最大許容値θmax、Vmaxと比較しており、舵角θsが最大許容値θmaxを越えた場合、または、舵角速度Vsが最大許容値Vmaxを越えた場合に舵角検出手段15または舵角速度検出手段16の故障状態を判定する。
【0017】
また、異常判定手段17は、操舵動作によって操舵トルクTsが変動しているにもかかわらず、舵角θsが変動しない場合などを異常状態として異常判定を行う。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電動パワーステアリング制御装置は以上のように、舵角検出手段15や舵角速度検出手段16の異常判定条件として、ステアリング機構3の実際の回転動作を直接反映していないパラメータ(車速Voや操舵トルクTs)を用いているので、異常判定の条件設定が極めて困難であり、高精度に異常判定することができないという問題点があった。
【0019】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、車速や操舵トルクを異常判定条件に使用せずに、ステアリング機構の実際の回転動作を直接反映したパラメータのみを用いることにより、舵角検出手段や舵角速度検出手段に異常が発生したときに、簡単且つ高精度に異常判定することのできる電動パワーステアリング制御装置を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る電動パワーステアリング制御装置は、ステアリングホイールの操舵トルクを受けて車輪を操舵するステアリング機構と、ステアリング機構の舵角情報を検出する舵角情報検出手段と、ステアリング機構の操舵トルクを検出するトルク検出手段と、舵角情報、操舵トルクの大きさおよび方向に応じたモータ電流を生成するコントローラと、ステアリング機構に対して機械的に連結されて、モータ電流に応じた操舵補助トルクをステアリングホイールに発生させる電動モータと、電動モータの回転情報を検出するモータ回転情報検出手段と、モータ回転情報と舵角情報との偏差が比較基準値以上を示す場合に舵角情報検出手段が異常であると判定する異常判定手段とを備え、コントローラは、舵角情報使用禁止手段を含み、異常判定手段により舵角情報検出手段が異常であると判定された場合に、モータ電流の制御に対する舵角情報の使用のみを直ちに禁止するものである。
また、この発明に係る電動パワーステアリング制御装置のコントローラは、舵角情報を常に記憶する舵角情報記憶手段を含み、異常判定手段により舵角情報検出手段が異常であると判定された場合に、異常判定される直前に記憶した前回舵角情報をモータ電流の制御に用いるとともに、前回舵角情報を徐々に減少させてモータ電流の制御への影響を徐々に減少させたものである。
【0021】
また、この発明に係る電動パワーステアリング制御装置の舵角情報検出手段は、ステアリング機構の舵角速度を検出する舵角速度検出手段を含み、モータ回転情報検出手段は、電動モータのモータ角速度を検出するモータ角速度検出手段を含み、異常判定手段は、モータ角速度と舵角速度との速度偏差が比較基準値以上を示す場合に舵角速度検出手段が異常であると判定するものである。
【0022】
また、この発明に係る電動パワーステアリング制御装置の舵角情報検出手段は、ステアリング機構の舵角を検出する舵角検出手段を含み、舵角速度検出手段は、舵角を微分処理することにより舵角速度を検出するものである。
【0023】
また、この発明に係る電動パワーステアリング制御装置の舵角情報検出手段は、ステアリング機構の舵角を検出する舵角検出手段を含み、モータ回転情報検出手段は、電動モータのモータ回転角度を検出するモータ回転角度検出手段を含み、異常判定手段は、モータ回転角度と舵角との角度偏差が比較基準値以上を示す場合に舵角検出手段が異常であると判定するものである。
【0024】
また、この発明に係る電動パワーステアリング制御装置の舵角情報検出手段は、ステアリング機構の舵角速度を検出する舵角情報検出手段を含み、舵角検出手段は、舵角速度を積分処理することにより舵角を検出するものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の形態1による異常判定手段17Aを示すブロック構成図である。
【0028】
図1において、前述(図12参照)と同様のものについては、同一符号を付して、または符号の後に「A」を付して詳述を省略する。また。図示されない構成は、図12に示した通りである。
【0029】
舵角速度検出手段16は、前述と同様に、ステアリング機構3内のステアリングホイールを操舵したときの舵角速度Vsを検出する。
モータ角速度検出手段101は、電動モータ7の回転情報としてモータ角速度Vmを検出する。
【0030】
この場合、異常判定手段17Aは、ステアリング機構3の舵角情報と電動モータ7の回転情報とに基づいて、舵角速度検出手段16の異常判定を行うようになっている。
【0031】
すなわち、異常判定手段17Aは、舵角速度検出手段16からの舵角速度Vsと、モータ角速度検出手段101からのモータ角速度Vmとを比較することにより、舵角速度検出手段16の異常状態を判定する。
【0032】
異常判定手段17Aは、速度偏差検出手段102、比較基準値設定手段103および比較手段104を備えている。
速度偏差検出手段102は、舵角速度Vsとモータ角速度Vmとの速度偏差ΔV(=|Vs−Vm|)を検出する。
【0033】
比較基準値設定手段103は、速度偏差ΔVに対する異常判定用の比較基準値αを設定する。
比較手段104は、速度偏差ΔVと比較基準値αとを比較して、ΔV≧αの関係を満たす場合に、舵角速度検出手段16が異常であることを示す異常判定信号を操舵力補助制御手段14に出力する。
【0034】
図2はモータ角速度検出手段101の具体的構成例を示すブロック図である。図2において、モータ角速度検出手段101は、電動モータ7の回転情報としてモータ角速度Vmを検出するために、モータ印加電圧検出手段105からのモータ印加電圧Emと、モータ電流検出手段19からのモータ電流imとを用いている。
【0035】
モータ印加電圧検出手段105は、モータ電流検出手段19と同様に、モータ駆動回路18(図12参照)の制御量からモータ印加電圧Emを検出することができる。
【0036】
たとえば電動モータ7としてDCモータを使用した場合、図2のように、電動モータ7に供給されるモータ電流imおよびモータ印加電圧Emを用いてモータ角速度Vmが求められることは、周知の事実である。
【0037】
次に、図12とともに図3のフローチャートを参照しながら、図1および図2に示したこの発明の実施の形態1による処理動作について詳細に説明する。
図3において、まず、舵角速度検出手段16は、舵角θsに基づいて舵角速度Vsを検出し(ステップS1)、モータ角速度検出手段101は、モータ印加電圧Emおよびモータ電流imに基づいてモータ角速度Vmを検出する(ステップS2)。
【0038】
続いて、異常判定手段17A内の速度偏差検出手段102は、舵角速度Vsとモータ角速度Vmとの速度偏差ΔV(=|Vs−Vm))を求め(ステップS3)、比較手段104は、速度偏差ΔVが所定の比較基準値α以上であるか否かを判定する(ステップS4)。
【0039】
もし、ΔV≧α(すなわち、YES)と判定されれば、舵角速度検出手段16が異常であると見なし、異常判定フラグFVを「1」にセットして異常時処理を実行し(ステップS5)、図3の処理ルーチンを終了する。
【0040】
一方、ステップS4において、ΔV<α(すなわち、NO)と判定されれば、異常状態ではないので、異常判定フラグFVを「0」にクリアして、図3の処理ルーチンを終了する。
【0041】
このように、ステアリング機構3の舵角速度Vsを正確に反映したモータ角速度Vmを用いて異常判定することにより、舵角速度検出手段16で検出された舵角速度Vsが異常値であること(舵角速度検出手段16に異常が発生していること)を正確に検出して、迅速に対処することができる。
【0042】
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、舵角情報として舵角速度Vsを用い、モータ回転情報としてモータ角速度Vmを用いたが、舵角情報として舵角θsを用い、モータ回転情報としてモータ回転角度θmを用いてもよい。
【0043】
図4は異常判定用のパラメータとして舵角θsおよびモータ回転角度θmを用いたこの発明の実施の形態2による異常判定手段17Bおよびその周辺構成を示すブロック図である。
【0044】
図4において、前述(図12、図1参照)と同様のものについては、同一符号を付して、または符号の後に「B」を付して詳述を省略する。また。図示されない構成は、図12に示した通りである。
【0045】
舵角検出手段15は、前述と同様に、ステアリング機構3内のステアリングホイールを操舵したときの舵角θsを検出する。
モータ回転角度検出手段201は、電動モータ7の回転情報としてモータ回転角度θmを検出する。
【0046】
この場合、異常判定手段17Bは、舵角検出手段15からの舵角θsと、モータ回転角度検出手段201からのモータ回転角度θmとを比較することにより、舵角検出手段15の異常状態を判定するようになっている。
【0047】
異常判定手段17Bは、角度偏差検出手段102B、比較基準値設定手段103Bおよび比較手段104Bを備えている。
角度偏差検出手段102Bは、舵角θsとモータ回転角度θmとの角度偏差Δθ(=|θs−θm|)を検出する。
【0048】
比較基準値設定手段103Bは、角度偏差Δθに対する異常判定用の比較基準値βを設定する。
比較手段104Bは、角度偏差Δθと比較基準値βとを比較して、Δθ≧βの関係を満たす場合に、舵角検出手段15が異常であることを示す異常判定信号を操舵力補助制御手段14に出力する。
【0049】
次に、図12とともに図5のフローチャートを参照しながら、図4に示したこの発明の実施の形態2による処理動作について詳細に説明する。
図5において、ステップS11〜S16は、前述(図3参照)のステップS1〜S6に対応しており、処理に使用されるパラメータが異なるのみである。
【0050】
まず、舵角検出手段15は、舵角センサ5から舵角信号を取り込み、舵角θsを検出し(ステップS11)、モータ回転角度検出手段201は、モータ回転角度θmを検出する(ステップS12)。
【0051】
続いて、異常判定手段17B内の角度偏差検出手段102Bは、舵角θsとモータ回転角度θmとの角度偏差Δθ(=|θs−θm))を求め(ステップS13)、比較手段104Bは、角度偏差Δθが所定の比較基準値β以上であるか否かを判定する(ステップS14)。
【0052】
もし、Δθ≧β(すなわち、YES)と判定されれば、舵角検出手段15が異常であると見なし、異常判定フラグFθを「1」にセットして異常時処理を実行し(ステップS15)、図5の処理ルーチンを終了する。
【0053】
一方、ステップS14において、Δθ<β(すなわち、NO)と判定されれば、異常状態ではないので、異常判定フラグFθを「0」にクリアして、図5の処理ルーチンを終了する。
【0054】
このように、ステアリング機構3の舵角θsを正確に反映したモータ回転角度θmを用いて異常判定することにより、舵角検出手段15で検出された舵角θsが異常値であること(舵角検出手段15に異常が発生していること)を正確に検出して、迅速に対処することができる。
【0055】
実施の形態3.
なお、上記実施の形態1、2では、異常判定時の処理について具体的に言及しなかったが、異常判定時には舵角情報を用いた電動モータ7の制御を直ちに禁止してもよい。
【0056】
図6および図7は異常判定時に舵角情報の使用を直ちに禁止したこの発明の実施の形態3による処理動作を示すフローチャートである。
図6は舵角情報が舵角速度Vsの場合、図7は舵角情報が舵角θsの場合をそれぞれ示している。
【0057】
この場合、コントローラ10内の操舵力補助制御手段14(図12参照)は、舵角情報使用禁止手段を含み、異常判定手段17Aまたは17Bにより舵角情報検出手段(舵角速度検出手段16または舵角検出手段15)が異常であると判定された場合には、モータ電流imの制御に対する舵角情報の使用を直ちに禁止するようになっている。
【0058】
すなわち、前述(図3参照)の異常判定処理ステップS5により異常判定フラグFVが「1」にセットされた場合には図6の禁止処理が実行され、前述(図5参照)の異常判定処理ステップS15により異常判定フラグFθが「1」にセットされた場合には図7の禁止処理が実行される。
【0059】
図6において、操舵力補助制御手段14は、まず、異常判定手段17A(図1参照)により異常判定フラグFVが「1」にセットされているか否かを判定する(ステップS21)。
【0060】
もし、FV=1(すなわち、YES)と判定されれば、舵角速度検出手段16の異常が検出されているので、直ちに舵角速度制御値Vcを0[deg/s]に設定して、舵角速度Vsの使用を禁止し(ステップS22)、図6の処理ルーチンを終了する。
【0061】
一方、ステップS21において、FV=0(すなわち、NO)と判定されれば、舵角速度検出手段16が正常状態なので、制御禁止ステップS22を実行せずに、図6の処理ルーチンを終了する。
【0062】
このように、舵角速度検出手段16の異常が判定された場合に、舵角速度Vsの制御値Vcへの使用を直ちに禁止することにより、故障の影響を受けずに制御することができる。
【0063】
同様に、舵角情報として舵角θsを用いた場合には、図7において、異常判定手段17B(図4参照)により異常判定フラグFθが「1」にセットされているか否かを判定する(ステップS31)。
【0064】
もし、Fθ=1(すなわち、YES)と判定されれば、舵角検出手段15の異常が検出されているので、直ちに舵角制御値θcを0[deg]に設定して、舵角θsの使用を禁止し(ステップS32)、図7の処理ルーチンを終了する。
【0065】
一方、ステップS31において、Fθ=0(すなわち、NO)と判定されれば、舵角検出手段15が正常状態なので、制御禁止ステップS32を実行せずに、図7の処理ルーチンを終了する。
【0066】
このように、舵角検出手段15の異常が判定された場合に、舵角θsの制御値θcへの使用を直ちに禁止することにより、故障の影響を受けずに制御することができる。
【0067】
したがって、舵角情報が舵角速度Vsまたは舵角θsのいずれの場合も、異常判定時に舵角情報検出手段からの異常値が制御に反映されることはなく、電動モータ7の制御信頼性を損なうことはない。
【0068】
実施の形態4.
なお、上記実施の形態3では、異常判定時に、直ちに制御値Vcまたはθcを0に設定して舵角情報の使用を禁止したが、異常判定される直前の制御値を記憶しておき、異常判定直後に前回制御値を用い、前回制御値から徐々に制御値Vcまたはθcを0に減少させてもよい。
【0069】
図8および図9は異常判定時に前回制御値を使用して徐々に制御値を0に減少させたこの発明の実施の形態4による処理動作を示すフローチャートである。
図8は舵角情報が舵角速度Vsの場合、図9は舵角情報が舵角θsの場合をそれぞれ示しており、各図において、ステップS21およびS31は前述(図6、図7参照)と同様の処理である。
【0070】
この場合、コントローラ10内の操舵力補助制御手段14(図12参照)は、舵角情報を常に記憶する舵角情報記憶手段を含み、異常判定手段17Aまたは17Bにより舵角情報検出手段(舵角速度検出手段16または舵角検出手段15)が異常であると判定された場合には、異常判定される直前に記憶した前回舵角情報をモータ電流imの制御に用いるとともに、前回舵角情報を徐々に0まで減少させた値を用いてモータ電流imを制御するするようになっている。
【0071】
すなわち、上記実施の形態3のように、制御に使用される舵角情報(制御値)を直ちに「0」に設定(禁止)するのではなく、異常発生前のデータを使用して、徐々に故障の影響を受けなくする。
【0072】
図8において、まず、異常判定フラグFVが「1」にセットされているか否かを判定し(ステップS21)、FV=1(すなわち、YES)と判定されれば、舵角速度検出手段16の異常が検出されているので、舵角速度Vsの制御値Vcを以下の式(1)のように設定する(ステップS41)。
【0073】
Vc=|VM|−Va ・・・(1)
【0074】
ただし、式(1)において、VMは前回記憶された制御値、Vaは制御値Vcを漸減するための所定値である。
また、式(1)から明らかなように、制御値Vcは絶対値演算で求まる値なので、Vc≧0が演算条件として与えられており、制御値Vcの減算処理は「0」でクリップされる。
【0075】
次に、制御値Vcに対して電動モータ7の回転方向の符号が付加され(ステップS42)、モータ駆動回路18(図12参照)を介して電動モータ7にモータ電流imが供給される。
【0076】
最後に、現在の制御値Vcを前回の制御値VMとして更新登録し(ステップS43)、図8の処理ルーチンを終了する。
一方、ステップS21において、FV=0(すなわち、NO)と判定されれば、舵角速度検出手段16が正常状態なので、ステップS41およびS42を実行せずに、直ちに前回制御値VMの更新ステップS43を実行して、図8の処理ルーチンを終了する。
【0077】
異常判定時に次回の図8の処理ルーチンを実行する場合には、既に減算された前回制御値VMからさらに所定値Vaを減算した値が制御値Vcとして使用されるので、制御値Vcは「0」に達するまで徐々に減少されることになる。
【0078】
このように、異常判定フラグFVが「1」にセットされている場合(異常発生時)に、前回記憶された制御値VMから所定値Vaを減算した値を次回の制御値VMとして使用することにより、舵角速度Vsが異常値となった場合に、徐々に故障の影響を受けなくすることができ、異常検出直後の制御ショックを軽減することができる。
【0079】
同様に、舵角情報として舵角θsを用いた場合には、図9において、異常判定フラグFθが「1」にセットされているか否かを判定し(ステップS31)、Fθ=1(すなわち、YES)と判定されれば、舵角検出手段15の異常が検出されているので、舵角θsの制御値θcを以下の式(2)のように設定する(ステップS51)。
【0080】
θc=|θM|−θa ・・・(2)
【0081】
ただし、式(2)において、θMは前回記憶された制御値、θaは制御値θcを漸減するための所定値である。
また、式(2)から明らかなように、制御値θcは絶対値演算で求まる値なので、θc≧0が演算条件として与えられており、制御値θcの減算処理は「0」でクリップされる。
【0082】
次に、制御値θcに対して電動モータ7の回転方向の符号が付加され(ステップS52)、モータ駆動回路18を介して電動モータ7にモータ電流imが供給される。
【0083】
最後に、現在の制御値θcを前回の制御値θMとして更新登録し(ステップS53)、図9の処理ルーチンを終了する。
【0084】
一方、ステップS31において、θV=0(すなわち、NO)と判定されれば、舵角検出手段15が正常状態なので、ステップS51およびS52を実行せずに、直ちに前回制御値θMの更新ステップS53を実行して、図9の処理ルーチンを終了する。
【0085】
このように、異常判定フラグθVが「1」にセットされている場合(異常発生時)に、前回制御値θMから所定値θaを減算した値を次回の制御値VMとして使用することにより、舵角θsが異常値となって場合に、徐々に故障の影響を受けなくすることができ、異常検出直後の制御ショックを軽減することができる。
【0086】
したがって、舵角情報が舵角速度Vsまたは舵角θsのいずれの場合も、異常判定時に舵角情報検出手段からの異常値が制御に反映されることはなく、電動モータ7の制御信頼性を損なうことはない。
ここでは、前回舵角情報を0まで減少させたが、モータ電流の制御への影響を無視できる程度(0でなくても)まで徐々に減少させればよい。
【0087】
実施の形態5.
なお、上記実施の形態1〜4では、舵角速度検出手段16および舵角検出手段15の具体的処理について言及しなかったが、いずれか一方の舵角情報を用いた演算処理により他方の舵角情報を求めてもよい。
【0088】
図10および図11は舵角θsまたは舵角速度Vsの一方を演算処理して他方を検出するようにしたこの発明の実施の形態5による処理動作を示すフローチャートである。
図10は舵角θsから舵角速度Vsを検出する場合、図11は舵角速度Vsから舵角θsを検出する場合をそれぞれ示している。
【0089】
図10において、舵角速度検出手段16は、まず、舵角検出手段15から舵角θsを検出し(ステップS61)、以下の式(3)のように舵角θsを微分することにより、舵角速度Vsを検出する(ステップS62)。
【0090】
Vs=dθs/dt ・・・(3)
【0091】
このように、舵角θsを微分処理して舵角速度Vsを検出することにより、舵角速度検出手段16を実質的に省略することができる。
【0092】
同様に、舵角速度Vsから舵角θsを検出する場合には、図11において、舵角検出手段15は、舵角速度検出手段15から舵角速度Vsを検出し(ステップS71)、以下の式(4)のように、舵角速度Vsを積分することにより、舵角θsを検出する(ステップS72)。
【0093】
θs=∫Vs・dt ・・・(4)
【0094】
このように、舵角速度Vsを積分処理して舵角θsを検出することにより、舵角検出手段15を実質的に省略することができる。
したがって、舵角情報が舵角速度Vsまたは舵角θsのいずれの場合も、一方の検出手段を省略して構成を簡略化することができる。
【0095】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、ステアリングホイールの操舵トルクを受けて車輪を操舵するステアリング機構と、ステアリング機構の舵角情報を検出する舵角情報検出手段と、ステアリング機構の操舵トルクを検出するトルク検出手段と、舵角情報、操舵トルクの大きさおよび方向に応じたモータ電流を生成するコントローラと、ステアリング機構に対して機械的に連結されて、モータ電流に応じた操舵補助トルクをステアリングホイールに発生させる電動モータと、電動モータの回転情報を検出するモータ回転情報検出手段と、モータ回転情報と舵角情報との偏差が比較基準値以上を示す場合に舵角情報検出手段が異常であると判定する異常判定手段とを備え、ステアリング機構の実際の回転動作を直接反映したパラメータのみを用いるとともに、コントローラは、舵角情報使用禁止手段を含み、異常判定手段により舵角情報検出手段が異常であると判定された場合に、モータ電流の制御に対する舵角情報の使用のみを直ちに禁止するようにしたので、簡単且つ高精度に舵角情報検出手段の異常を判定するとともに、電動モータの制御に対する異常値の影響を回避することのできる電動パワーステアリング制御装置が得られる効果がある。
また、この発明によれば、コントローラは、舵角情報を常に記憶する舵角情報記憶手段を含み、異常判定手段により舵角情報検出手段が異常であると判定された場合に、異常判定される直前に記憶した前回舵角情報をモータ電流の制御に用いるとともに、前回舵角情報を徐々に減少させてモータ電流の制御への影響を徐々に減少させたので、電動モータの制御に対する異常値の影響を回避するとともに、異常検出時の制御ショックを軽減した電動パワーステアリング制御装置が得られる効果がある。
【0096】
また、この発明によれば、舵角情報検出手段は、ステアリング機構の舵角速度を検出する舵角速度検出手段を含み、モータ回転情報検出手段は、電動モータのモータ角速度を検出するモータ角速度検出手段を含み、異常判定手段は、モータ角速度と舵角速度との速度偏差が比較基準値以上を示す場合に舵角速度検出手段が異常であると判定するようにしたので、簡単且つ高精度に舵角速度検出手段の異常を判定することのできる電動パワーステアリング制御装置が得られる効果がある。
【0097】
また、この発明によれば、舵角情報検出手段は、ステアリング機構の舵角を検出する舵角検出手段を含み、舵角速度検出手段は、舵角を微分処理することにより舵角速度を検出するようにしたので、さらに構成を簡略化した電動パワーステアリング制御装置が得られる効果がある。
【0098】
また、この発明によれば、舵角情報検出手段は、ステアリング機構の舵角を検出する舵角検出手段を含み、モータ回転情報検出手段は、電動モータのモータ回転角度を検出するモータ回転角度検出手段を含み、異常判定手段は、モータ回転角度と舵角との角度偏差が比較基準値以上を示す場合に舵角検出手段が異常であると判定するようにしたので、簡単且つ高精度に舵角検出手段の異常を判定することのできる電動パワーステアリング制御装置が得られる効果がある。
【0099】
また、この発明によれば、舵角情報検出手段は、ステアリング機構の舵角速度を検出する舵角情報検出手段を含み、舵角検出手段は、舵角速度を積分処理することにより舵角を検出するようにしたので、さらに構成を簡略化した電動パワーステアリング制御装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による異常判定手段を具体的に示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるモータ角速度検出手段の周辺構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による処理動作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態2による異常判定手段を具体的に示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による処理動作を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態3による舵角速度検出手段の異常判定処理動作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3による舵角検出手段の異常判定処理動作を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態4による舵角速度検出手段の異常判定時の処理動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4による舵角検出手段の異常判定時の処理動作を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態5による舵角速度検出手段の異常判定時の処理動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態5による舵角検出手段の異常判定時の処理動作を示すフローチャートである。
【図12】 従来の電動パワーステアリング制御装置を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
3 ステアリング機構、4 トルクセンサ、7 電動モータ、10 コントローラ、15 舵角検出手段、16 舵角速度検出手段、17A、17B 異常判定手段、101 モータ角速度検出手段、102 速度偏差検出手段、102B角度偏差検出手段、104、104B 比較手段、201 モータ回転角度検出手段、im モータ電流、Ta 操舵補助トルク、Ts 操舵トルク、Vm モータ角速度、Vs 舵角速度、ΔV 速度偏差、θm モータ回転角度、θs舵角、Δθ 角度偏差、α、β 比較基準値。
Claims (6)
- ステアリングホイールの操舵トルクを受けて車輪を操舵するステアリング機構と、
前記ステアリング機構の舵角情報を検出する舵角情報検出手段と、
前記ステアリング機構の操舵トルクを検出するトルク検出手段と、
前記舵角情報、前記操舵トルクの大きさおよび方向に応じたモータ電流を生成するコントローラと、
前記ステアリング機構に対して機械的に連結されて、前記モータ電流に応じた操舵補助トルクを前記ステアリングホイールに発生させる電動モータと、
前記電動モータの回転情報を検出するモータ回転情報検出手段と、
前記モータ回転情報と前記舵角情報との偏差が比較基準値以上を示す場合に前記舵角情報検出手段が異常であると判定する異常判定手段とを備え、
前記コントローラは、
舵角情報使用禁止手段を含み、
前記異常判定手段により前記舵角情報検出手段が異常であると判定された場合に、前記モータ電流の制御に対する前記舵角情報の使用のみを直ちに禁止することを特徴とする電動パワーステアリング制御装置。 - ステアリングホイールの操舵トルクを受けて車輪を操舵するステアリング機構と、
前記ステアリング機構の舵角情報を検出する舵角情報検出手段と、
前記ステアリング機構の操舵トルクを検出するトルク検出手段と、
前記舵角情報、前記操舵トルクの大きさおよび方向に応じたモータ電流を生成するコントローラと、
前記ステアリング機構に対して機械的に連結されて、前記モータ電流に応じた操舵補助トルクを前記ステアリングホイールに発生させる電動モータと、
前記電動モータの回転情報を検出するモータ回転情報検出手段と、
前記モータ回転情報と前記舵角情報との偏差が比較基準値以上を示す場合に前記舵角情報検出手段が異常であると判定する異常判定手段とを備え、
前記コントローラは、
前記舵角情報を常に記憶する舵角情報記憶手段を含み、
前記異常判定手段により前記舵角情報検出手段が異常であると判定された場合に、異常判定される直前に記憶した前回舵角情報を前記モータ電流の制御に用いるとともに、前記前回舵角情報を徐々に減少させて前記モータ電流の制御への影響を徐々に減少させたことを特徴とする電動パワーステアリング制御装置。 - 前記舵角情報検出手段は、前記ステアリング機構の舵角速度を検出する舵角速度検出手段を含み、
前記モータ回転情報検出手段は、前記電動モータのモータ角速度を検出するモータ角速度検出手段を含み、
前記異常判定手段は、前記モータ角速度と前記舵角速度との速度偏差が比較基準値以上を示す場合に前記舵角速度検出手段が異常であると判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動パワーステアリング制御装置。 - 前記舵角情報検出手段は、前記ステアリング機構の舵角を検出する舵角検出手段を含み、
前記舵角速度検出手段は、前記舵角を微分処理することにより前記舵角速度を検出することを特徴とする請求項3に記載の電動パワーステアリング制御装置。 - 前記舵角情報検出手段は、前記ステアリング機構の舵角を検出する舵角検出手段を含み、
前記モータ回転情報検出手段は、前記電動モータのモータ回転角度を検出するモータ回転角度検出手段を含み、
前記異常判定手段は、前記モータ回転角度と前記舵角との角度偏差が比較基準値以上を示す場合に前記舵角検出手段が異常であると判定することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の電動パワーステアリング制御装置。 - 前記舵角情報検出手段は、前記ステアリング機構の舵角速度を検出する舵角速度検出手段を含み、
前記舵角検出手段は、前記舵角速度を積分処理することにより前記舵角を検出することを特徴とする請求項5に記載の電動パワーステアリング制御装置。
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