JP3660459B2 - 電子部品の装着ヘッドおよびこれを備えた電子部品装着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品を吸着すると共に、吸着した電子部品を基板などに装着する電子部品の装着ヘッドおよびこれを備えた電子部品装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電子部品装着装置として、特開平7−302999号公報に記載のものが知られている。この電子部品装着装置では、装着装置本体を挟んで、装着装置本体に電子部品を供給する供給部と、装着装置本体から電子部品の装着を受ける装着部とが配設され、装着装置本体には、その回転テーブルの外周部に複数本の吸着ノズルを装着した装着ヘッドが設けられている。回転テーブルは間欠回転しながら、装着ヘッドを供給部と装着部との間で回転送りし、その際、装着ヘッドは、吸着ノズルで供給系から電子部品を吸着し、これを装着系の基板に装着する。各吸着ノズルにはその軸芯にノズル孔が形成され、ノズル孔は装着ヘッドの本体に形成した各ノズル共用の吸引通路に連通している。また、吸引通路は、真空管路を介して真空吸引装置に接続されている。
【0003】
ところで、この種の電子部品装着装置では、吸着ノズルにより電子部品を吸着する場合、同時に塵埃を吸引してしまい、吸引系の切換バルブなどに悪影響を及ぼす可能性がある。そこで、上記の真空管路には、回転テーブルの外周面に取り付けるようにしてフィルターユニットが介設されている。フィルターユニットは、周方向に複数個のフィルタを取り付けたフィルタホルダを備えており、複数個のフィルタのうちの1のフィルタが真空管路に臨んでいる。また、フィルタの下流側に位置して真空管路には切換バルブが組み込まれている。真空管路に臨んでいるフィルタが目詰まりした場合(実際には定期的に)には、回転テーブルの回転を利用してフィルタホルダをワンピッチ回転させて、次の新しいフィルタを真空管路に臨ませるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来の電子部品装着装置では、フィルタを装着ヘッドと真空吸引装置とを接続する真空管路に介設するようにしているため、吸着ノズルからフィルタユニットに至る経路では、塵埃の吸引を許容することになる。かかる場合、吸着ノズルは着脱可能であるため、そのノズル孔に塵埃が付着したり詰まったりしても、比較的簡単に取り除くことはできるが、装着ヘッド本体の吸引通路やフィルタユニットに至る真空管路では、これらを装置から取り外すなどしないと、塵埃を取り除くことは不可能である。もっとも、フィルタを吸着ノズルに装着すれば係る不具合は解消される。しかし、吸着ノズルは、使用個数が多く且つ電子部品に対応して度々交換されるため、フィルタの吸着ノズルへの装着や交換時期の管理が極めて煩雑になると共に、フィルタの内側に塵埃が付着しないように吸着ノズルを保管する必要があり、この点でも管理が煩雑になることが想定される。
【0005】
本発明は、フィルタの管理が容易で、且つ可能な限り吸引経路の上流側で塵埃を除去することができる電子部品の装着ヘッドおよびこれを備えた電子部品装着装置を提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子部品の装着ヘッドは、内部に吸引通路を形成したヘッド本体と、ヘッド本体の下端部に着脱自在に装着され軸芯に吸引通路に連通するノズル孔を形成した吸着ノズルとを備えた電子部品の装着ヘッドにおいて、吸引通路の上流端部の外周面にエアーフィルタを着脱自在に設けたことを特徴とする。
【0007】
この構成によれば、ヘッド本体の吸引通路の上流端部の外周面にエアーフィルタを設けるようにしているため、吸着ノズルを除く吸引経路の最上流端で塵埃を除去することがてきる。また、エアーフィルタを、吸引通路の上流端部に着脱自在に設けるようにしているため、吸着ノズルと同様な形態でエアーフィルタを交換することができる。さらに、エアーフィルタを、吸着ノズルではなく、これに対峙する吸引通路の上流端部の外周面に設けるようにしているため、吸着ノズルの交換と関係なくエアーフィルタを交換することができ、また、エアーフィルタの有無を直接視認することができ、交換時期などの管理が適切でかつ容易なものになる。
【0008】
この場合、ヘッド本体の下端部は、吸引通路の上流側部を形成した内筒部と、吸着ノズルの基部が装着される外筒部とを有し、エアーフィルタはその内周面が内筒部に装着されていることが、が好ましい。
【0009】
この構成によれば、吸着ノズルの着脱や気密性保持に対し、エアーフィルタが邪魔になることがなく、吸着ノズルを離脱させた状態で、エアーフィルタの有無を直接視認することができる。
【0010】
また、本発明の電子部品の装着ヘッドは、内部に吸引通路を形成したヘッド本体と、当該ヘッド本体の下端部に着脱自在に装着され軸芯に前記吸引通路に連通するノズル孔を形成した吸着ノズルとを備えた電子部品の装着ヘッドにおいて、前記ヘッド本体の下端部は、前記吸引通路の上流端部を形成した内筒部と、前記吸着ノズルの基部が装着される外筒部とを有し、エアーフィルタは、筒状に形成されたフィルタ本体と、内周面で内筒部に気密に装着され、外周面にフィルタ本体が装着される有底のフィルタホルダとを有し、フィルタホルダには、一端が外周面に開口し他端が吸引通路に連通する複数の貫通孔が形成されていることを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、ヘッド本体の下端部において、その内筒部の外周面にフィルタ本体が位置するため、フィルタの有効面積は吸引通路の断面積ではなく、複数の貫通孔の総断面積となり、有効面積を大きくとることができる。このため、吸引性能の低下を抑制することがてきると共に、フィルタの寿命を延ばすことができる。
【0012】
この場合、フィルタホルダの外周面には、複数の貫通孔に連なる環状溝が形成されていることが、好ましい。
【0013】
この構成によれば、フィルタの有効面積が、複数の貫通孔を含む環状溝の表面積となり、より一層有効面積を大きくすることができる。言い替えれば、フィルタのほぼ表面全域を防塵のために有効に活用することができ、より一層フィルタの寿命を延ばすことができる。
【0014】
また、本発明の電子部品装着装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の電子部品の装着ヘッドを備えた電子部品装着装置であって、装着ヘッドを移動させるヘッド移動機構と、エアーフィルタを保持可能に構成されると共に、吸着ノズルを離脱させた装着ヘッドに相対的に接近し装着ヘッドに対しエアーフィルタを着脱させるフィルタ着脱機構とを有することを特徴とする。
【0015】
この構成によれば、フィルタ着脱機構にエアーフィルタを保持させておいて、これに吸着ノズルを離脱させた装着ヘッドに相対的に接近させることで、エアーフィルタを自動で装着(交換)することができる。もちろん、フィルタ着脱機構のエアーフィルタを保持可能部分を複数設ければ、エアーフィルタの自動交換も可能になる。すなわち、装置の稼働を停止させることなく、エアーフィルタの交換が可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施形態に係る電子部品の吸着ノズルを搭載した電子部品装着装置について説明する。この電子部品装着装置は、いわゆる多機能チップマウンタであり、チップコンデンサやチップ抵抗などの表面実装部品、およびフラットパックICなどの多リード部品などの各種の電子部品を実装可能に構成されている。図1は電子部品装着装置の平面図であり、同図に示すように、この電子部品装着装置1は、供給された電子部品を基板に装着する装着装置本体2と、装着装置本体2に表面実装部品などの小さな電子部品を供給する第1部品供給装置3と、装着装置本体2に多リード部品などの大きな電子部品を供給する第2部品供給装置4とを備えている。
【0017】
装着装置本体2は、機台5と、機台5の中央部にセットテーブル7を有する基板搬送機構6と、1個または2個の装着ヘッド9を搭載したXYステージ8とを備えている。XYステージ8の作動により、装着ヘッド9が第1部品供給装置3または第2部品供給装置4に臨んで電子部品をピックアップし、この電子部品を更にセットテーブル7上にセットされた基板に装着する。この動作を繰り返して基板への電子部品の装着が完了すると、基板は基板搬送機構6により、その搬送路10上を先方に送り出され、これに代わって新たな基板がセットテーブル7に導入される。
【0018】
第1部品供給装置3は、カセット形式のテープフィーダ11を多数、横並びに配設したものであり、部品供給側の先端部が搬送路10に平行な機台5の一の辺に臨むように、すなわち装着ヘッド9のピックアップ領域に臨むように配設されている。各テープフィーダ11には、キャリアテープ(図示では省略)に装填された状態で電子部品が収容され、電子部品はテープフィーダ11の先端から1つずつ供給される。
【0019】
第2部品供給装置4は、第1部品供給装置3が臨む機台5の1の辺に直角に交わる他の1の辺に配設されている。第2部品供給装置4では、多数個の電子部品をトレイの上に整列配置し、更にこのトレイを1個または複数個、パレットPに搭載し、このパレットPを第1部品供給装置3とセットテーブル7との間のピックアップ位置に臨ませることで、電子部品を装着装置本体2に供給する。
【0020】
一方、装着ヘッド9の下端部には、電子部品を吸着する吸着ノズル12が着脱自在に装着されており、吸着ノズル12は、電子部品の平面形状や重量などに対応して交換できるようになっている。この場合、交換のための吸着ノズル12は、機台5の上面に配設したノズルストッカ13に収容されており、ノズルストッカ13には装着姿勢に保持された複数種の吸着ノズル12が横並びにセットされている。また、ノズルストッカ13に隣接して、後述するエアーフィルタ16をストックするフィルタストッカ14が配設されいる。
【0021】
次に、図2を参照して、上記のエアーフィルタ16を搭載した装着ヘッド9について、詳細に説明する。同図に示すように、装着ヘッド9は、軸芯に吸引通路31を形成したヘッド本体15と、軸芯にノズル孔32を形成した吸着ノズル12と、吸着ノズル12の基部33により隠ぺいされるようにしてヘッド本体15の下端部に装着されたエアーフィルタ16とで、構成されている。吸着ノズル12は装着ヘッド9に気密に装着されており、この状態で吸着ノズル12のノズル孔32とヘッド本体15の吸引通路31とは、エアーフィルタ16を介して連通している。また、吸引通路31の下流端は、真空管路を介して真空吸引装置に連通している(いずれも図示省略)。
【0022】
ヘッド本体15は、軸芯に上記の吸引通路31を形成した段付きの管状部材34と、管状部材34の下部外面に取り付けた把持機構35とから成り、把持機構35は、管状部材34に固定した支持ブロック36と、支持ブロック36に回動自在に支持された左右一対の把持アーム37,37とで構成されている。支持ブロック36の下半部は円錐台形状にくり貫かれており、このくり貫かれた部分の周壁(外周部)38の内周面が、吸着ノズル12が気密に嵌合する部位となっている。また、このくり貫かれた部分の中央には、薄肉に形成した管状部材34の下端部が突出しており、この突出部位(内周部)39の内部が吸引通路31の下流端部となると共に、外周面がエアーフィルタ16の装着部位となっている。すなわち、上記の周壁38とこの突出部位39との間に構成される空間に、吸着ノズル12の基部33とエアーフィルタ16とが収容されるように、構成されている。
【0023】
各把持アーム37は、その上下の中間部でピン40を介して支持ブロック36に回動自在に支持されており、上部で支持ブロック36との間に介設した圧縮ばね41により付勢されることで、下部が吸着ノズル12側に回動するようになっている。各把持アーム37の下部には、吸着ノズル12に当接するローラ42が取り付けられており、圧縮ばね41に付勢された両把持アーム37,37のローラ42,42が、支持ブロック36に装着した吸着ノズル12を把持するようになっている。この場合、両ローラ42,42は、吸着ノズル12のネック部43の上斜面部に当接し、吸着ノズル12を上側に引きつけるようにしてこれを把持している。
【0024】
吸着ノズル12は、ノズル孔32を拡開形成した基部33と、基部に下側に連なるネック部43と、ネック部43の下側に設けた鍔部44と、ネック部43から鍔部44を貫通して下方に延びるストレート部45とで構成されている。ストレート部45の下端は電子部品を吸着する部位であり、鍔部44は吸着ノズル12を上記のノズルストッカ13に着座させる部位である。また、ネック部43は上記のように、吸着ノズル12が把持機構35によって把持される部位である。
【0025】
一方、基部33には、その内側にエアーフィルタ16を収容すると共に、エアーフィルタ16を介してヘッド本体15の吸引通路31に連なるチャンバ部46が形成され、外周面に支持ブロック36の周壁38の内周面に密着するテーパ部が形成されている。すなわち、円錐台形状にくり貫いて形成した周壁38の内周面と、このテーパ部とは相補形状に形成されており、把持機構35で上側に引きつけるように吸着ノズル12を把持すると、この内周面とテーパ部とが密着して、吸着ノズル12がヘッド本体15に気密に装着される。
【0026】
エアーフィルタ16は、円筒状に形成したフィルタ本体51と、外周面にフィルタ本体51を装着したフィルタホルダ52とで構成されている。フィルタホルダ52は有底のキャップ状に形成され、その内周面で上記の管状部材34の突出部位39に装着され、外周面にフィルタ本体51が装着されている。また、フィルタホルダ52の上部内周面にはOリング53が組み込まれており、フィルタホルダ52は突出部位39に気密に装着されている。なお、Oリング53は突出部位39に形成した溝に係合することで、エアーフィルタ16の係止部材を兼ねている。
【0027】
さらに、フィルタホルダ52の上下中間部には複数個の貫通孔54が形成され、この複数個の貫通孔54は、突出部位39に形成した複数個の小孔39aに連通している。この場合、複数個の貫通孔54および複数個の小孔39aは、それぞれ周方向に等間隔に配設されている。また、フィルタホルダ52の外周面には、複数個の貫通孔54を結ぶ環状溝55が形成されている。この構成では、チャンバ部46の吸引エアーは、フィルタ本体51を通過すると共に、環状溝55、貫通孔54および小孔39aを通って吸引通路31に流れる。なお、図中の符号56は、フィルタホルダ52の下端に形成した掛止め突起である(詳細は後述する)。
【0028】
次に、図3、図4および図5を参照して、エアーフィルタ16の交換(装着)手順について説明する。装着ヘッド9は、上記のXYステージ8に搭載したヘッド昇降機構(ヘッド移動機構)21に支持されており、ヘッド昇降機構21により昇降される。一方、エアーフィルタ16は、上記のフィルタストッカ14に設けたフィルタ着脱機構22にセットされている。これらの図では、交換用のエアーフィルタ16aをセットしたものと、使用済みエアーフィルタ16bを装着ヘッド9から受け取るものとの、2つのフィルタ着脱機構22,22が設けられている。
【0029】
各フィルタ着脱機構22は、エアーフィルタ16をセットするセット台23と、エアーフィルタ16の掛止め突起56に係止してこれを挟持する挟持爪24と、挟持爪25を係止および係止解除動作させる駆動部25とで構成されている。また、ヘッド昇降機構21およびフィルタ着脱機構22はコントローラ26に接続されており、コントローラ26は、両機構21,22の駆動を制御してエアーフィルタ12を自動で交換する(詳細は後述する)。
【0030】
図3は、使用済みのエアーフィルタ16bを離脱させる動作を表している。この場合吸着ヘッド9は、既にその吸着ノズル12をノズルストッカ13上に解放している。図示右側のフィルタ着脱機構22にはエアーフィルタ16aがセットされているが、左側のフィルタ着脱機構22にはエアーフィルタ16がセットされていない。また、右側のフィルタ着脱機構22の挟持爪24が係止状態にあり、左側のフィルタ着脱機構22の挟持爪24が係止解除状態にある。
【0031】
この状態から装着ヘッド9が左側のフィルタ着脱機構22に上側から接近し、エアーフィルタ16bがセット台23に突き当たる(実際には直前で停止)と、装着ヘッド9の下降が停止する同時に挟持爪24が掛止め突起56を挟持するようにして係止動作する。次に、装着ヘッド9が上昇して、エアーフィルタ16bをセット台23上に置き去る。続いて、図4に示すように、装着ヘッド9が右側のフィルタ着脱機構22の直上部まで移動した後、再度下降する。この下降により、装着ヘッド9の突出部位39がエアーフィルタ16aに深く挿入されると、装着ヘッド9が停止すると同時に挟持爪24が係止解除動作する。このようにして、装着ヘッド9にエアーフィルタ16aが装着されると、図5に示すように、装着ヘッド9が、再度上昇し続いて吸着ノズル12を取りに行く。
【0032】
このように、エアーフィルタ16を吸着ノズル12と同様に自動で交換することができるので、電子部品装着装置1の稼働を停止しなくても、エアーフィルタ16の交換を行うことができる。このため、部品装着の一連の動作の中にエアーフィルタ16の交換動作を組み入れることができ、この交換動作が部品装着におけるタクトタイムに大きな影響を及ぼすことがなくなる。また、自動交換の為の構造を単純化することができる。
【0033】
また、エアーフィルタ16を吸着ノズル12の装着部であるヘッド本体15の下端部に設けるようにしているため、その着脱を簡単に行うことができると共に、吸着ノズル12に設ける場合のようにエアーフィルタ16や吸着ノズル12の管理が複雑になることがない。また、ヘッド本体15の吸引通路31や真空吸引装置に至る真空管路などに、塵埃か付着したり詰まったりすることがなく、吸引性能の低下も防止することができる。一方、エアーフィルタ16のフィルタ本体51を、突出部位39の外周面に配設するようにしているため、フィルタ本体51の有効面積を広くとることができる。
【0034】
なお、エアーフィルタを、自動ではなく手動で着脱(交換)させるようにしてもよい。また、エアーフィルタの交換は、時間、日数、週数、月数などを基準にして定期的に行うようにしてもよいし、例えば真空吸引装置側に設けた真空度検出センサの検出値に基づいて、行うようにしてもよい。さらに、本発明は、従来技術に記載の高速チップマウンタの装着ヘッドにも適用可能である。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明の装着ヘッドによれば、吸着ノズルの交換と関係なくエアーフィルタを交換することができ、また、エアーフィルタの有無を直接視認することができ、エアーフィルタ自体の管理が容易になると共にこれを簡単に交換することができる。また、エアーフィルタを除塵の効果が最もよく発揮される位置に設けることができ、塵埃を効率良く除去することができる。
【0036】
また、本発明の電子部品装着装置によれば、エアーフィルタを自動で交換できるので、交換の手間および交換の為の時間的なロスを少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る装着ヘッドを搭載した電子部品装着装置の平面図である。
【図2】実施形態に係る装着ヘッドの断面図である。
【図3】自動によるエアーフィルタの交換手順(1)を表した断面図である。
【図4】自動によるエアーフィルタの交換手順(2)を表した断面図である。
【図5】自動によるエアーフィルタの交換手順(3)を表した断面図である。
【符号の説明】
1 電子部品装着装置
2 装着本体
9 装着ヘッド
12 吸着ノズル
14 フィルタストッカ
15 ヘッド本体
16 エアーフィルタ
21 ヘッド昇降装置
22 フィルタ着脱装置
31 吸引通路
32 ノズル孔
33 基部
38 周壁
39 突出部位
51 フィルタ本体
52 フィルタホルダ
54 貫通孔
55 環状溝
Claims (5)
- 内部に吸引通路を形成したヘッド本体と、当該ヘッド本体の下端部に着脱自在に装着され軸芯に前記吸引通路に連通するノズル孔を形成した吸着ノズルとを備えた電子部品の装着ヘッドにおいて、
前記吸引通路の上流端部の外周面にエアーフィルタを着脱自在に設けたことを特徴とする電子部品の装着ヘッド。 - 前記ヘッド本体の下端部は、前記吸引通路の上流端部を形成した内筒部と、前記吸着ノズルの基部が装着される外筒部とを有し、
前記エアーフィルタはその内周面が前記内筒部に装着されていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品の装着ヘッド。 - 内部に吸引通路を形成したヘッド本体と、当該ヘッド本体の下端部に着脱自在に装着され軸芯に前記吸引通路に連通するノズル孔を形成した吸着ノズルとを備えた電子部品の装着ヘッドにおいて、
前記ヘッド本体の下端部は、前記吸引通路の上流端部を形成した内筒部と、前記吸着ノズルの基部が装着される外筒部とを有し、
前記エアーフィルタは、筒状に形成されたフィルタ本体と、内周面で前記内筒部に気密に装着され、外周面にフィルタ本体が装着される有底のフィルタホルダとを有し、
前記フィルタホルダには、一端が前記外周面に開口し他端が前記吸引通路に連通する複数の貫通孔が形成されていることを特徴とする電子部品の装着ヘッド。 - 前記フィルタホルダの外周面には、前記複数の貫通孔に連なる環状溝が形成されていることを特徴とする請求項3に記載の電子部品の装着ヘッド。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の電子部品の装着ヘッドを備えた電子部品装着装置であって、
前記装着ヘッドを移動させるヘッド移動機構と、
前記エアーフィルタを保持可能に構成されると共に、前記吸着ノズルを離脱させた前記装着ヘッドに相対的に接近し当該装着ヘッドに対し前記エアーフィルタを着脱させるフィルタ着脱機構とを有することを特徴とする電子部品装着装置。
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