JP3641124B2 - 通信方法および通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続された複数の通信装置、例えば車両の現在位置を地図とともに表示する走行位置表示装置とその他の車載用情報機器装置との間の通信方法とそれを実現するための通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来のこの種の通信装置の概要を示している。図6において、11は通信コントローラであり、この通信コントローラは、通信プロトコルの物理層とデータリンク層を実現するものである。12はデータの読み出し/書き込みが可能なメモリ、13は各種の演算を行うCPU(中央演算処理装置)である。CPU13は、通信コントローラ11の制御を行い、メモリ12からのデータ読み出し、メモリ12へのデータ書き込みを行うものである。これらにより、1つの通信装置14が構成されている。15、16は他の通信装置であり、通信装置14と同じ構成を有する。17はこれら通信装置14、15、16が接続されるネットワークの伝送線路である。
【0003】
通信装置14の通信コントローラ11は、他の通信装置15、16からデータを受信すると、CPU13に受信割り込みを通知し、CPU13は、受信データを通信コントローラ11からメモリ12へ取り込み、他の通信装置15、16からの受信データを取得することができる。データを他の通信装置15、16へ送信する場合は、CPU13は、通信コントローラ11に送信開始コマンドを送り、メモリ12から通信コントローラ11へデータ転送を行い、通信コントローラ11は、他の通信装置15、16にデータを送出する。
【0004】
通信コントローラ11は、通信プロトコルの物理層、データリンク層(OSI参照モデル)を構成するものである。OSI参照モデルの7階層を図7に示す。通信プロトコルの物理層、データリンク層であるローカル・エリア・ネットワーク(LAN)の伝送方式としては、IEEE802で標準化されている、「搬送波感知多重アクセス/衝突検出」(CSMA/CD)やトークン・バス、トークン・リング等がある。ネットワークの伝送方式であるトークン・パッシング方式は、トークンという特殊データを使ってネットワークを制御する方法である。トークンは、送信権を意味するものである。ネットワーク内に1個のトークンを巡回させ、そのトークンを持っている装置がデータを送信することができる。
【0005】
例えば図6の通信装置15にトークンが有る場合は、通信装置15がデータ送信権を持っており、この通信装置15のみがデータを送信することができる。この通信装置15は、送信するデータがない場合や、データを送信し終わった場合に、トークンを次の通信装置16に送る。次の通信装置16は、トークンを受け取ると送信権を得ることができ、データを送信できる。このようにトークンを巡回させることによって、複数の通信装置が同時にデータを送信しないように制御することができる。トークン・パッシングは、ネットワークがリング型かバス型かによって、トークン・リングとトークン・バスとに分けることができる。このネットワークの伝送方式は、各通信装置14、15、16内部の通信コントローラ11が実現している。
【0006】
通信コントローラ11が実現するデータリンク層以下のネットワーク構築方法(論理リンクが確立されるまで)を図面を参照しながら説明を行う。図8に示すように、ここでは4台の装置21、22、23、24がネットワーク25に接続されている場合を考える。ネットワーク25に接続される各装置21〜24は、それぞれノードID番号を持つ。図8はノードID番号#2、#14、#165、#245の4台の装置21〜24がネットワーク25に接続されている場合を示すものである。図8の4台の装置21〜24が同時に立ち上がる場合、各装置は自分の装置IDを用いてタイマーを起動させる。
【0007】
図9に示すように、各装置は、
(255−ノードID)×固定値
で計算される値でタイマーを起動を行う。最初にタイムアウトする装置は、図10に示す通りID#245の装置24となる。タイムアウトしたID#245の装置24は、自分がバスへの送信権を獲得したとして、NID(Next ID)に#245を指定してトークン(ITT)を送出する。トークン(ITT)の形式を図11に示す。NID=#245のトークンを受信した各装置21、22、23は起動しているタイマーを停止する。NID=#245のトークン(ITT)に応答する装置は、ネットワーク上に存在しないため、応答監視タイマーがタイムアウトする。そこでID#245の装置24は、NIDをインクリメントてNID=#246のトークン(ITT)を再び送出する。このような動作を図12に示すように応答があるまで繰り返す。
【0008】
この繰り返しの結果、NID=#2のトークン(ITT)を受信したID#2の装置21は、自分がバスの送信権を獲得したとして、図13に示すように、NID=#2のトークン(ITT)を送出する。NID=#2のトークン(ITT)を受信したID#245の装置24は、トークン(ITT)がID#2の装置21に渡ったとして、バスの送信権がID#2の装置21に渡ったと判断し、ネットワーク上にID#2の装置21が存在し、NIDは#2であることを記憶する。ID#2の装置21も、ID#245の装置24と同じように、NIDをインクリメントしてトークン(ITT)を送出するすることによって、NIDが#14であることを記憶する。ID#14、ID#165の装置22、23も同様に自分のNIDを記憶する。このようにして、図14に示すようにネットワークのトークン・パスが確立する。
【0009】
以上が、図15に示す通信コントローラ11が実現するOSI参照モデルのデータリンク層以下の通信プロトコルである。このためCPU13は、トークン(ITT)の巡回や送信権を意識することなく、送信したいデータを、送信したい時に、通信コントローラ11へ送り、ネットワーク上に接続された装置とのネットワーク層以上の通信が可能となるものである。
【0010】
次に、図15のネットワーク層以上の通信プロトコルについて説明を行う。ネットワークに接続される装置がネットワークを管理するマスター装置と、マスター装置に従うスレーブ装置に別れたシステムの場合、ネットワークの構成を認識する必要のあるマスター装置は、各スレーブ装置に対して、ネットワークへの登録を促すコマンドを同報で送出する。これはデータパケットで行われることになる。データパケットは、トークン(ITT)の中でNIDに指定されるノードID番号の装置のみが送出できるものである。同報コマンドを受信したスレーブ装置は、自分のノードID番号をマスター装置に一斉にデータパケットで応答することになる。これによってマスター装置は、LAN上に接続される装置が何であるかを判断し、ネットワーク構成マップを作成し、ネットワークとしてのネットワーク層以上の通信を行うことが可能となる。
【0011】
以上のように、従来の通信プロトコルでは、各階層で取得した情報は、その階層の中のみで使用されており、データリンク層以下のNIDの情報は、ネットワーク層以上の階層へは積極的に通知しないことが一般的である。また、データリンク層以下は、NIDは何であるか解っていても、ネットワーク上に接続される全てのノードIDの情報までは持っていないので、ネットワーク層以上では、ネットワークに接続される全てのノードIDを取得するために、データパケットを使って情報の収集を行っている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、ネットワークを管理するマスター装置は、LANを構築した他の周辺装置と通信を行うとき、始めにLAN上に接続されている装置は何であるかを把握する必要がある。そのためには、従来はLAN上に接続されている装置に対して、同報でネットワークへの登録を促すコマンドをデータパケットで送出し、その応答によってLAN上に接続されている装置を認識する方法が多くとられている。この場合、同報コマンドは送信側からの一方的なコマンドのため、送出したデータを確実に受信側へ送出できたかどうかの確認ができず、これを確実なものとするために、情報の遅延や損失が発生するという問題があった。また、同報受信したスレーブ装置は、一斉にその応答をデータパケットによってマスター装置に返すため、情報の量(トラフィック)が上がり、ここでも情報の遅延や損失を発生する場合があった。
【0013】
また、同報を使わない場合、ネットワーク上に存在しない装置に対しても装置情報の要求を行うことになり、これは応答が無いことでその装置がネットワーク上に存在しないことを判断しなければならないため、ネットワーク上には不要なデータパケットが送出されることになり、ネットワーク上を一定時間に流れる情報の量(トラフィック)が増大するという問題を有していた。
【0014】
本発明は、上記問題に鑑み、ネットワーク上に接続される各装置の装置情報を収集してネットワークを構築する際に、データパケットの送受信なしにネットワーク構成マップの作成を行い、ネットワーク上のトラフィックを抑え、情報の遅延や損失を防ぐことのできる通信方法および通信装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本発明は、ネットワーク上に接続される各装置の装置情報を通信プロトコルの物理層およびデータリンク層を構成する通信手段により、データパケットの送受信なしにネットワーク上の全てのノードID番号の検索を行い、ネットワークを構築するための装置情報を収集するようにしたものである。これにより、ネットワークを構築する際に、ネットワーク上のトラフィックを抑え、情報の遅延や損失を防ぐことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、ネットワークに接続された複数の通信装置がトークンパッシング方式によりデータを送受信する通信方法において、前記ネットワーク上に接続された複数の通信装置の全てのノードID番号を1つずつ指定して、前記ネットワークのネットワーク層におけるデータパケットの送受信なしにノードID番号の検索を行い、前記複数の通信装置すべてのノードID番号を取得するまで前記ネットワークの物理層およびデータリンク層においてトークンを順番に送出し回収して監視する処理を繰り返すことにより、前記ネットワーク上の前記全てのノードID番号を取得し、取得した前記ノードID番号から前記各通信装置のネットワークを構成するための装置情報を求めて、前記取得した全てのID番号を用いて、前記ID番号と前記装置情報とが対応づけられたネットワークアドレスマップを作成する通信方法であり、通信プロトコルにおいて、従来行われていたネットワーク層におけるデータパケットの送受信なしに、物理層およびデータリンク層において、ネットワークを構築する際のネットワーク上の装置情報を収集することができ、ネットワーク上のトラフィックを抑え、情報の遅延や損失を防止できるとともに、ネットワークを構築する際に必要なアドレスマップを容易に作成できる作用を有する。
【0017】
本発明の請求項2に記載の発明は、前記ネットワークにマスター装置とスレーブ装置とが接続され、前記マスター装置が前記複数の通信装置の前記全てのノードID番号を取得し、前記ネットワークアドレスマップを作成する請求項1記載の通信方法であり、ネットワークを管理するマスター装置により容易にネットワークを構築できる作用を有する。
【0018】
本発明の請求項3に記載の発明は、前記ネットワークに、車両の現在位置を地図とともに表示する走行位置表示装置と、その他の車載用情報機器装置とが接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信方法であり、走行位置表示装置とその他の車載用情報機器装置との間のネットワークを容易に構築できる作用を有する。
【0019】
本発明の請求項4に記載の発明は、データの送受信制御を行う通信手段と、送受信した前記データを蓄える記憶手段と、前記通信手段を制御して前記記憶手段からの前記データの読み出しや書き込みを行う制御手段とを備え、前記通信手段が、前記ネットワーク上に接続された複数の通信装置の全てのノードID番号を1つずつ指定して、前記ネットワークのネットワーク層におけるデータパケットの送受信なしにノードID番号の検索を行い、前記複数の通信装置全てのノードID番号を取得するまで前記ネットワークの物理層およびデータリンク層においてトークンを順番に送出し回収して監視する処理を繰り返すことにより、前記ネットワーク上に接続された複数の通信装置の全てのノードID番号を取得し、取得した前記ノードID番号から前記各通信装置のネットワークを構成するための装置情報を求めて、前記取得した全てのID番号を用いて、前記ID番号と前記装置情報とが対応づけられたネットワークアドレスマップを作成して前記記憶手段に蓄えることを特徴とする通信装置であり、通信プロトコルにおいて、従来行われていたネットワーク層におけるデータパケットの送受信なしに、物理層およびデータリンク層において、ネットワークを構築する際のネットワーク上の装置情報を収集することができ、ネットワーク上のトラフィックを抑え、情報の遅延や損失を防止できるとともに、ネットワークを構築する際に必要なアドレスマップを容易に作成できる作用を有する。
【0020】
本発明の請求項5に記載の発明は、前記ネットワークにマスター装置とスレーブ装置とが接続され、前記マスター装置が前記通信手段に前記ID番号検出手段を備えた請求項4記載の通信装置であり、ネットワークを管理するマスター装置により容易にネットワークを構築できる作用を有する。
【0021】
本発明の請求項6に記載の発明は、前記ネットワークに接続された前記複数の通信装置が、車両の現在位置を地図とともに表示する走行位置表示装置と、その他の車載用情報機器装置とである請求項4または請求項5記載の通信装置であり、走行位置表示装置とその他の車載用情報機器装置との間のネットワークを容易に構築できる作用を有する。
【0022】
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態における通信装置のシステム構成を示すものである。図1において、1は通信手段としての通信コントローラであり、ID番号検出部1aを備えている。2はデータの読み出し/書き込みが可能な記憶手段としてのメモリ、3は各種の演算を行う制御手段としてのCPU(中央演算処理装置)である。CPU3は、通信コントローラ1の制御を行い、メモリ2からのデータ読み出し、メモリ2へのデータ書き込みを行うものである。これらにより、1つの通信装置4が構成されている。5、6は他の通信装置であり、通信装置4と同じ構成を有する。7はこれら通信装置4、5、6が接続されるネットワークの伝送線路である。
【0023】
次に本実施の形態における動作について、LAN上に接続されて車両の現在位置を地図とともに表示する走行位置表示装置をマスター装置とし、その他の車載用情報機器装置をスレーブ装置として、マスター装置がLANを管理するシステムを例として説明する。一般的に装置情報は、その装置に割り付けられたノードID番号によって行われ、そのノードID番号によって、LAN上に接続される装置が何であるか判断できるようになっている。つまり、ノードID番号が解れば、その装置情報を認識できることになる。従来の通信プロトコルでは、トークンの周回については、データリンク層以下のプロトコルであり、データリンク層内で閉じた情報として扱っていた。本発明は、このデータリンク層以下の情報や機能をネットワーク層以上でも積極的に活用することを可能としたもので、この方法を実現するために、図1に示す通信コントローラ1は、トークン周回中にノードID番号を監視するID番号検出部1aを備え、指定されたノードID番号を、トークン周回中に検出することを可能としたものである。
【0024】
上述したように、トークン・パッシング方式のネットワークでは、LAN上に接続される装置が同時にデータを送出することを避けるために、トークンという特殊なデータを使って、装置に送信権を与え、データの送出を行わせている。このトークンは、LAN上の装置を巡回するために、トークンのLAN上での流れを監視することによって、現在LAN上に接続される装置の装置情報が認識することができる。トークンの形式は図11に示したように、NIDが指定されているものである。この指定されたNIDのノードID番号を持つ装置がバスの送信権を持つもので、その装置が送信するデータパケットがない場合や、データパケットを送り終わった時に、送信権をNIDの装置に渡すためにトークンを送出する。
【0025】
例えば、図3において、ID#245の装置24に送信権がある場合、ID#245の装置24から送りたいデータパケットがあれば、そのデータパケットを相手装置に対して送信する。そのデータパケットの送出が終われば、ID#245の装置24はNIDに#2を指定して、トークンを送出する。NID#2の装置21は、自分に送信権が移ったと判断する。次に図4に示すようにID#2の装置21からトークンを送出する場合、NID=#14としてトークンを送出する。そこでID#14の装置22は自分に送信権が移ったと判断する。このようにしてトークンはネットワーク上を巡回する。
【0026】
したがって、図5に示すように、ネットワークに接続された複数の装置21〜24のいずれかがマスター装置となり、他がスレーブ装置になった場合、マスター装置になった装置が、自分がトークンを持っている時から自分にトークンが戻ってくるまで、この巡回するトークンを、ネットワークに接続される全てのノードID番号を1つずつ指定して監視することによって、すべてのノードID番号を認識することができることになる。
【0027】
図2は本実施の形態における通信コントローラ1のID番号検出部1aの動作を示すフロー図であり、トークン周回中に装置IDを監視して、ネットワーク構成マップ作成のための処理を示すものである。図2において、まず始めに、通信コントローラ1のID番号検出部1aに対して、監視するノードID番号を指定して、LAN上にそのノードID番号が存在するかどうかの検索を行う(ST1)。そのために、トークンが周回するだけの時間を待つ(ST2)。指定したノードID番号がLAN上に存在すれば(ST3)、ネットワーク構成マップにそのノードID番号を登録する(ST4)。指定したノードID番号がLAN上にない場合、存在するはずの全てのノードID番号の検索が終了していれば(ST5)、ネットワーク構成マップの作成処理を終了し、検索すべきノードID番号がまだ残っていれば、次のノードID番号を検索するために、通信コントローラ1のID番号検出部1aに監視するノードID番号を指定して(ST6)、トークンの周回待ちに入る(ST2)。以上の処理の繰り返しで、LAN上に存在するはずの全てのノードID番号を取得してネットワーク構成マップを作成することができる。
【0028】
以上のように本実施の形態によれば、マスター装置としての走行位置表示装置が、LAN上に接続されるスレーブ装置としての他の車載用情報機器装置の装置情報を収集してネットワークを構築する場合、データパケットの送受信なしに、ノードID番号の検索を行い、LAN上のトラフィックを抑え、情報の遅延や損失を発生させることなく、ネットワーク構成マップを容易に作成することが可能となり、取得したID番号からネットワーク上に接続される装置が何であるかを容易に判断することができる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明は、ネットワーク上に接続される各装置の装置情報を通信プロトコルの物理層およびデータリンク層を構成する通信手段により、ネットワーク上に接続された複数の通信装置の全てのノードID番号を1つずつ指定して、データパケットの送受信なしにネットワーク上の全てのノードID番号の検索を行い、ネットワークを構築するための装置情報を収集するようにしたものであり、これにより、取得したID番号からネットワーク上に接続される装置が何であるかを容易に判断することができるとともに、ネットワークを構築する際に、ネットワーク上のトラフィックを抑え、情報の遅延や損失を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における通信装置の構成を示す概略ブロック図
【図2】本発明の実施の形態における動作を示すフロー図
【図3】本発明の実施の形態におけるトークンの巡回を説明するための模式図
【図4】本発明の実施の形態におけるトークンの巡回を説明するための模式図
【図5】本発明の実施の形態におけるトークンの巡回を説明するための模式図
【図6】従来例における通信装置の構成を示す概略ブロック図
【図7】OSI参照モデルの各階層の役割を示す一覧図
【図8】4台の通信装置で構築されたネットワークシステムの概略図
【図9】ネットワークシステム立ち上げ時のタイマー起動を示す模式図
【図10】最初の通信装置がトークンを送出する時の模式図
【図11】トークンの形式を示す模式図
【図12】NIDを検索する時の模式図
【図13】NIDを検出し次のノードがNIDを検索する時の模式図
【図14】トークンパスを示す模式図
【図15】OSI参照モデルの各階層でのデータ伝送例を示す模式図
【符号の説明】
1 通信コントローラ
1a ID番号検出部
2 メモリ
3 CPU
4、5、6 通信装置
7 ネットワークの伝送線路
Claims (6)
- ネットワークに接続された複数の通信装置がトークンパッシング方式によりデータを送受信する通信方法において、前記ネットワーク上に接続された複数の通信装置の全てのノードID番号を1つずつ指定して、前記ネットワークのネットワーク層におけるデータパケットの送受信なしにノードID番号の検索を行い、前記複数の通信装置すべてのノードID番号を取得するまで前記ネットワークの物理層およびデータリンク層においてトークンを順番に送出し回収して監視する処理を繰り返すことにより、前記ネットワーク上の前記全てのノードID番号を取得し、取得した前記ノードID番号から前記各通信装置のネットワークを構成するための装置情報を求めて、前記取得した全てのID番号を用いて、前記ID番号と前記装置情報とが対応づけられたネットワークアドレスマップを作成する通信方法。
- 前記ネットワークにマスター装置とスレーブ装置とが接続され、前記マスター装置が前記複数の通信装置の前記全てのノードID番号を取得し、前記ネットワークアドレスマップを作成する請求項1記載の通信方法。
- 前記ネットワークに、車両の現在位置を地図とともに表示する走行位置表示装置と、その他の車載用情報機器装置とが接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の通信方法。
- データの送受信制御を行う通信手段と、送受信した前記データを蓄える記憶手段と、前記通信手段を制御して前記記憶手段からの前記データの読み出しや書き込みを行う制御手段とを備え、前記通信手段が、前記ネットワーク上に接続された複数の通信装置の全てのノードID番号を1つずつ指定して、前記ネットワークのネットワーク層におけるデータパケットの送受信なしにノードID番号の検索を行い、前記複数の通信装置全てのノードID番号を取得するまで前記ネットワークの物理層およびデータリンク層においてトークンを順番に送出し回収して監視する処理を繰り返すことにより、前記ネットワーク上に接続された複数の通信装置の全てのノードID番号を取得し、取得した前記ノードID番号から前記各通信装置のネットワークを構成するための装置情報を求めて、前記取得した全てのID番号を用いて、前記ID番号と前記装置情報とが対応づけられたネットワークアドレスマップを作成して前記記憶手段に蓄えることを特徴とする通信装置。
- 前記ネットワークにマスター装置とスレーブ装置とが接続され、前記マスター装置が前記通信手段に前記ID番号検出手段を備えた請求項4記載の通信装置。
- 前記ネットワークに接続された前記複数の通信装置が、車両の現在位置を地図とともに表示する走行位置表示装置と、その他の車載用情報機器装置とである請求項4または請求項5記載の通信装置。
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