JP3598323B2 - エレベータの運行制御装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、エレベータの運行制御装置に関し、特に複数の乗り場呼びが同時に発生した状態と、その時点での運行方向とから次に応答する乗り場を決定するようにしたエレベータの運行制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベータの運行制御装置の一般的な例として、次のような構成のものがある。これは、新たに乗り場呼びを取り込んだ際に、複数の乗り場呼びが同時に発生した場合は、かご停止階に対し、同一方向同士の乗り場呼びの場合、上昇方向の時にはより低い階の乗り場呼びを、下降方向の時にはより高い階の乗り場呼びを優先させ、異方向の乗り場呼びの場合、上昇方向への乗り場呼びを優先させて応答するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような構成のエレベータの運行制御装置にあっては、満員通過が解除になった直後や最終のかご呼びに応答しているときに、同時に発生した複数の乗り場呼びに対して、その時点での運行方向に関係なく、上の階にある乗り場呼びから評価していき、上昇方向と下降方向の両方の乗り場呼びがある場合には上昇方向への乗り場呼びを優先させて応答してしまうため、自分達の方へ向かってきているはずのエレベータが急に方向反転してしまうという現象がしばしば発生していた。
【0004】
また、かごの走行中と同じ方向への乗り場呼びがある階に接近していながら方向反転してしまい、直前の運行方向にある乗り場呼びには、反対方向への運転が終了してから応答することになるのは、サービスの合理性を欠くだけでなく、乗り場での待機客が、エレベータの動きに対して不信感を抱く原因にもなっていた。
【0005】
そこで、本発明の目的は、同時に発生した複数の乗り場呼びに対して、同時発生した複数の乗り場呼びの状態とその時点でのエレベータの運行方向とから次に応答する乗り場呼びを決定し、乗り場での待機客に伝えるエレベータの運行方向の変化を自然にし、より合理的な呼び応答サービスを実現するエレベータの運行制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に対応する発明は、乗り場呼び登録装置及びかご内呼び登録装置によって登録された呼びに応じてかごを所定方向に昇降運転するエレベータの運行制御装置において、
各階床の前記乗り場呼び登録装置から登録される乗り場呼び登録から複数の乗り場呼びが同時またはほぼ同時に発生した場合、その発生時点のかごの運行方向および次停止予定階より一つ手前の乗り場呼びに着目し、このかごの運行方向と同一方向で次停止予定階より先の階から乗り場呼びが有るか否かを判断し、次停止予定階より先の階から乗り場呼びが有り、かつ、当該次停止階と手前の階との間が急行ゾーンである場合、前記先の階からの乗り場呼びを次に応答する乗り場呼びと決定する乗り場呼び決定手段を設けた構成である。
【0007】
上記目的を達成するため、請求項2に対応する発明は、乗り場呼び登録装置及びかご内呼び登録装置によって登録された呼びに応じてかごを所定方向に昇降運転するエレベータの運行制御装置において、
各階床の前記乗り場呼び登録装置から登録される乗り場呼び登録から複数の乗り場呼びが同時またはほぼ同時に発生した場合、その発生時点のかごの運行方向および次停止予定階より一つ手前の乗り場呼びに着目し、このかごの運行方向と同一方向で次停止予定階より先の階から乗り場呼びが有るか否かを判断し、次停止予定階より先の階から乗り場呼びが有り、かつ、当該次停止予定階と手前の階との間が急行ゾーンである場合、前記先の階からの乗り場呼びを次に応答する乗り場呼びと決定し、前記次停止予定階と手前の階との間が急行ゾーンでない場合であって、前記かごの運行方向と同一方向で次停止予定階の一つ手前の階からの乗り場呼びがあった場合、その乗場呼びを次に応答する乗り場呼びと決定する乗り場呼び決定手段を設けた構成である。
【0008】
上記目的を達成するため、請求項3に対応する発明は、乗り場呼び登録装置及びかご内呼び登録装置によって登録された呼びに応じてかごを所定方向に昇降運転するエレベータの運行制御装置において、
各階床の前記乗り場呼び登録装置から登録される乗り場呼び登録から複数の乗り場呼びが同時またはほぼ同時に発生した場合、その発生時点のかごの運行方向および次停止予定階より一つ手前の乗り場呼びに着目し、このかごの運行方向と同一方向で次停止予定階より先の階から乗り場呼びが有るか否かを判断し、次停止予定階より先の階から乗り場呼びが有り、かつ、当該次停止予定階と手前の階との間が急行ゾーンである場合、前記先の階からの乗り場呼びを次に応答する乗り場呼びと決定し、前記次停止予定階と手前の階との間が急行ゾーンでない場合であって、前記かごの運行方向と同一方向で次停止予定階の一つ手前の階からの乗り場呼びがあった場合、その乗場呼びを次に応答する乗り場呼びと決定する乗り場呼び決定手段と、この乗り場呼び決定手段によって前記次停止予定階より一つ手前の階からの乗り場呼びを次に応答する乗り場呼びと決定した場合、エレベータの運行方向に変化がないことを乗り場に待機する待機客に伝える乗り場報知装置と、前記かごの実際の運行方向及び乗り場呼び決定手段の決定に従って現在の運行方向と実際の運行方向とが異なる場合にはその旨をあらかじめかご内の乗客に伝えるかご内報知装置とを設けた構成である。
【0009】
【作用】
請求項1または請求項2に対応する発明によれば、乗り場での待機客に伝えるエレベータの運行方向の変化を自然にし、より合理的な呼び応答サービスを実現することができる。
【0010】
請求項3に対応する発明によれば、次に停止する階より先に運行方向と同一方向の乗り場呼びがあり、かつ、停止する予定の階より一つ手前の階にも同様な方向の乗り場呼びがある場合には、停止する予定の階に停止後、一旦一つ前の階に戻って、乗り場呼びに対してサービスを行う場合、乗り場の待機客に対しては乗り場報知装置によりエレベータの運行方向に変化がないように伝え、かご内の乗客に対しては、かご内報知装置により動作内容をあらかじめ伝えるので、エレベータ利用者に対するサービスが向上する。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施例の概略構成を示すブロック図であり、これはエレベータの運行を制御する運行制御装置(請求項の乗り場呼び決定装置に相当)6が各種データや指令の流れの中心になっていて、運行制御装置6には乗り場呼び登録装置1と、乗り場報知装置2と、かご内呼び登録装置3と、かご内報知装置4と、ドア制御装置5からの信号がそれぞれ入力され、また運行制御装置6は各装置1〜5に対して所定の信号を出力する。
【0012】
乗り場呼び登録装置1は、各階床の乗り場に設けられ待機客が行き先方向を登録できるようになっており、これによって行き先方向登録されると、各乗り場での呼び登録状態が運行制御装置6へ伝えられる。
【0013】
乗り場報知装置2は、各階床の乗り場に設けられ、乗り場の待機客に対してエレベータが実際に走行している方向あるいはこれから走行しようとする方向を伝える。
【0014】
かご内呼び登録装置3は、かご内に設けられかご内の乗客が希望とする階床を呼び登録できるようになっており、そのかご呼び状態が運行制御装置6に対して伝えられる。
【0015】
かご内報知装置4は、かご内に設けられかご内の乗客に対してエレベータが実際に走行している方向あるいはこれから走行しようとする方向を伝える。
ドア制御装置5はドアの開閉状態を運行制御装置6に対して伝え、運行制御装置6はエレベータの状態に応じてドア制御装置6に対して戸開または戸閉の指令を伝える。
【0016】
運行制御装置6は、従来と同様に乗り場呼び、かご呼び、ドアの状態に応じてエレベータを運行したり、この運行状態を報知したりするための機能手段を有することは言うまでもなく、これ以外に新たに乗り場呼び状態検出手段と、かごの運転方向検出手段と、急行ゾーン検出手段と、乗り場呼び決定手段を備えている。運行制御装置6の具体的な動作については、図2のフローチャートに示している。図2は、乗り場呼びに対する応答順位を決定するまでを示したフローチャートであるが、本フローチャートによる処理は乗り場呼びに対する応答が有効になっている間は常に実行される。
【0017】
まず、乗り場呼びを取り込み(ST1)、取り込んだ乗り場呼び登録状態を前回取り込んだ乗り場呼び登録状態と比較し、同時またはほぼ同時に発生した乗り場呼びが複数あるかどうかの判断を行う(ST2)。ST2においてYesの場合(同時に発生した乗り場呼びが複数あると判断した場合)、かごが方向性を持っているかどうかの判断を行う(ST3)。ST3においてYesの場合(かごが方向性を持っていると判断した場合)、次に停止しようとしている階より先の階に現在の運行方向と同一方向への乗り場呼びが発生したかの判断を行う(ST4)。
【0018】
なお、前記判断ST2をはじめ、前記判断ステップST3、前記判断ステップST4がNoの場合(同時に発生した乗り場呼びが複数ないと判断した場合、かごが方向性を持っていないと判断した場合、次に停止しようとしている階より先の階に現在の運行方向と同一方向への乗り場呼びがない場合)には、乗り場呼びに対する応答順位の決定は従来通り(ST9)であるので、その説明を省略する。
【0019】
そして、前記判断ステップST4がYesの場合(次に停止しようとしている階より先の階に現在の運行方向と同一方向への乗り場呼びがある場合)、次に停止しようとしている階とその手前の階の間が急行ゾーンであるかの判断を行なう(ST5)。ここで、判断ステップST5において、参照している急行ゾーンとは、エレベータが通常サービス時には停止せず、通過してしまうゾーンのことである。前記判断ステップST5ではその急行ゾーンであるかを、次に停止しようとしている階に止まった後に、その手前の階へ一旦戻ってもサービス低下を招くほど時間がかからないかを判断するための指標として用いている。すなわち、判断ステップST5において急行ゾーンと判断すれば、一旦手前の階に戻っていてはサービス低下を招くと判断する。
【0020】
従って、前記判断ステップST5がYesの場合(急行ゾーンがあると判断した場合)、停止しようとしている階に止まった後に最優先で応答する乗り場呼びは停止階より先の階にある現在の運行方向と同一方向の乗り場呼びと決定する(ST6)。
【0021】
前記判断ステップST5がNoの場合(急行ゾーン存在しないと判断した場合)は、次に停止しようとしている階より一つ手前の階に現在の運行方向と同一方向の乗り場呼びが存在するかの判断を行う(ST7)。この判断ステップST7がNoの場合(現在の運行方向と同一方向の乗り場呼びが存在しないと判断した場合)は前記処理ステップST6の処理決定を行う。
【0022】
前記判断ステップST7がYesの場合(現在の運行方向と同一方向の乗り場呼びが存在すると判断した場合)、停止しようとしている階に止まった後に最優先で応答する乗り場呼びは停止階より一つ手前の階にある現在の運行方向と同一方向の乗り場呼びと決定する(ST8)。この判断決定ステップST8を行った場合、判断決定直後に停止した階にて乗客が乗せた後、一旦手前の階に戻って、同じ方向に向かう乗客を乗せてから本来の運行方向へ向かうことになる。
【0023】
ここで、前記判断決定ステップST8を行う場合の具体例を図3および図4を参照して説明する。
図3は、本実施例において最も特徴的である前記判断決定ステップST8を下した場合、エレベータの応答の仕方がどうなるかを具体的な状況設定を元に示したものである。ここで言う具体的な状況設定とは以下のようなものである。最終かご呼びである4階4Fへの停止を決めたエレベータが減速を開始した直後に取り込んだ乗り場呼びに5階の乗り場呼び登録装置1の上昇方向呼び登録釦5HUからの入力と5階の乗り場呼び登録装置の下降方向呼び登録釦5HDからの入力と3階の乗り場呼び登録装置の下降方向呼び登録釦3HDからの入力が同時に起こった場合である。この状況設定の場合、前記判断決定ステップST8が行われる。
【0024】
図3では、エレベータの応答の仕方を、エレベータの位置に着目して3段階に分けて示している。各段階はそれぞれ、(a)停止しようとしていた階(4階4F)に止まってから乗客の昇降が済むまで、(b)一旦手前の階(5階5F)に停止してから乗客が乗り込み本来の運行方向に戻るまで、(c)運行方向にある呼びに応答するため3階3Fに止まるまでを表している。
【0025】
図4は図3と同じ状況設定下において、乗り場報知装置2およびかご内報知装置4による方向報知の様子を示したものである。図4中の(a)、(b)、(c)は前記図3について説明したのと同じ意味である。各乗り場で表示する方向は、(a)、(b)、(c)を通じて下降方向とし、乗り場で待機中の客に対しては、あくまでもエレベータは下降方向への運行を優先的に行っていることを示す。一方、かご内については、4階にて乗客の乗降が終了するまで(戸閉するまで)はかご内報知装置4による方向表示は下降方向を示し、戸閉時に上昇方向に切り替える。前記ドア閉時に、かご呼びが登録されていれば、乗客が乗り込んだと判断して、「一旦5階に向かって、その後下へ参ります。」と案内アナウンスをするなどして、下へ向かうものと思っている乗客を混乱させないようにする[図4(a)]。かご内報知装置4による方向表示は5階に停止する直前までは上昇方向、停止直前になってから下降方向を示す[図4(b)]。以後3階の乗り場呼びの応答するため停止する[図4(c)]まで下降方向を示している。
【0026】
以上述べた実施例によれば、概略以下のような作用効果が得られる.。すなわち、図2のST1〜ST5に示すように、同時に発生した複数の乗り場呼びに対して、その時点の運行方向と次に停止する予定の階より一つ手前の階からの乗り場呼びに着目して、ST6に示すように、先の階の乗り場呼びを次に応答する乗り場呼び呼びとして決定する。
【0027】
また、図2のST1からST5、ST7に示すように、次に停止する階より先に運行方向と同一方向の乗り場呼びがあり、かつ、停止する階より一つ手前の階にも同様に乗り場呼びがある場合には、急行ゾーンでないことを確認のうえ、ST8に示すように停止する階に停止後、一旦一つ手前の階に戻って乗り場呼びサービスを行う。
【0028】
その際、乗り場の待機客に対しては乗り場報知装置によりエレベータの運行方向に変化がないように伝え、かご内の乗客に対しては、かご内報知装置により動作内容をあらかじめ伝える。
【0029】
この結果、乗り場での待機客に伝えるエレベータの運行方向の変化を自然にし、より合理的な呼び応答サービスを実現するエレベータの運行制御装置を得ることができる。
【0030】
【発明の効果】
このように本発明によれば、乗り場での待機客に伝えるエレベータの運行方向の変化が自然になり、より合理的な呼び応答サービスを実現するエレベータの運行制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図。
【図2】図1の実施例において乗り場呼びに対する応答順位を決定するフローチャート。
【図3】図1の第1実施例において最も特徴的な動作を説明するための図。
【図4】図3の各段階における乗り場での方向表示とかご内での方向表示を示した図。
【符号の説明】
1…乗り場呼び登録装置、2…乗り場報知装置、3…かご内呼び登録装置、4…かご内報知装置、5…運行制御装置、6…ドア制御装置、5F…5階、4F…4階、3F…3階、5HU…5階の乗り場呼び登録装置の上昇方向の呼び登録釦、5HD…5階の乗り場呼び登録装置の下降方向の呼び登録釦、4HU…4階の乗り場呼び登録装置の上昇方向の呼び登録釦、4HD…4階の乗り場呼び登録装置の下降方向の呼び登録釦、3HU…3階の乗り場呼び登録装置の上昇方向の呼び登録釦、3HD…3階の乗り場呼び登録装置の下降方向の呼び登録釦、CU…かご内報知装置の上昇方向表示灯、CD…かご内報知装置の下降方向表示灯。
Claims (3)
- 乗り場呼び登録装置及びかご内呼び登録装置によって登録された呼びに応じてかごを所定方向に昇降運転するエレベータの運行制御装置において、
各階床の前記乗り場呼び登録装置から登録される乗り場呼び登録から複数の乗り場呼びが同時またはほぼ同時に発生した場合、その発生時点のかごの運行方向および次停止予定階より一つ手前の乗り場呼びに着目し、このかごの運行方向と同一方向で次停止予定階より先の階から乗り場呼びが有るか否かを判断し、次停止予定階より先の階から乗り場呼びが有り、かつ、当該次停止予定階と手前の階との間が急行ゾーンである場合、前記先の階からの乗り場呼びを次に応答する乗り場呼びと決定する乗り場呼び決定手段を具備したことを特徴とするエレベータの運行制御装置。 - 乗り場呼び登録装置及びかご内呼び登録装置によって登録された呼びに応じてかごを所定方向に昇降運転するエレベータの運行制御装置において、
各階床の前記乗り場呼び登録装置から登録される乗り場呼び登録から複数の乗り場呼びが同時またはほぼ同時に発生した場合、その発生時点のかごの運行方向および次停止予定階より一つ手前の乗り場呼びに着目し、このかごの運行方向と同一方向で次停止予定階より先の階から乗り場呼びが有るか否かを判断し、次停止予定階より先の階から乗り場呼びが有り、かつ、当該次停止予定階と手前の階との間が急行ゾーンである場合、前記先の階からの乗り場呼びを次に応答する乗り場呼びと決定し、前記次停止予定階と手前の階との間が急行ゾーンでない場合であって、前記かごの運行方向と同一方向で次停止予定階の一つ手前の階からの乗り場呼びがあった場合、その乗場呼びを次に応答する乗り場呼びと決定する乗り場呼び決定手段を具備したことを特徴とするエレベータの運行制御装置。 - 乗り場呼び登録装置及びかご内呼び登録装置によって登録された呼びに応じてかごを所定方向に昇降運転するエレベータの運行制御装置において、
各階床の前記乗り場呼び登録装置から登録される乗り場呼び登録から複数の乗り場呼びが同時またはほぼ同時に発生した場合、その発生時点のかごの運行方向および次停止予定階より一つ手前の乗り場呼びに着目し、このかごの運行方向と同一方向で次停止予定階より先の階から乗り場呼びが有るか否かを判断し、次停止予定階より先の階から乗り場呼びが有り、かつ、当該次停止予定階と手前の階との間が急行ゾーンである場合、前記先の階からの乗り場呼びを次に応答する乗り場呼びと決定し、前記次停止予定階と手前の階との間が急行ゾーンでない場合であって、前記かごの運行方向と同一方向で次停止予定階の一つ手前の階からの乗り場呼びがあった場合、その乗場呼びを次に応答する乗り場呼びと決定する乗り場呼び決定手段と、
この乗り場呼び決定手段によって前記次停止予定階より一つ手前の階からの乗り場呼びを次に応答する乗り場呼びと決定した場合、エレベータの運行方向に変化がないことを乗り場に待機する待機客に伝える乗り場報知装置と、
前記かごの実際の運行方向及び乗り場呼び決定手段の決定に従って現在の運行方向と実際の運行方向とが異なる場合にはその旨をあらかじめかご内の乗客に伝えるかご内報知装置とを具備したことを特徴とするエレベータの運行制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21354794A JP3598323B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | エレベータの運行制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21354794A JP3598323B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | エレベータの運行制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0873134A JPH0873134A (ja) | 1996-03-19 |
JP3598323B2 true JP3598323B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=16641012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP21354794A Expired - Lifetime JP3598323B2 (ja) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | エレベータの運行制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3598323B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-07 JP JP21354794A patent/JP3598323B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0873134A (ja) | 1996-03-19 |
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