JP3549627B2 - セメント組成物及びそれを用いた場所打ちライニング工法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に、土木・建築分野において使用されるセメント組成物、特に、トンネルの場所打ちライニング工法に使用されるセメント組成物及びそれを用いた場所打ちライニング工法に関する。
【0002】
【従来技術とその課題】
従来、トンネルの施工方法としては、シールド工法、掘削した断面を吹き付けコンクリートで固めながら堀り進めるNATM工法、並びに、推進とともに覆工コンクリートを打設する場所打ちライニング工法等が知られている。
【0003】
このうち、場所打ちライニング工法は、ヨーロッパにおいて開発され、日本に導入されたトンネルの施工方法であり、コンクリート打設時に、2kgf/cm2程度の圧力をかけるため、コンクリートが地山と密着して地山のゆるみを無くすことができ、地盤沈下を最小限にすることが可能となる方法である。
即ち、場所打ちライニング工法は、掘削装置と推進装置からなり、型枠機構を装備したシールド機後部で、直接覆工コンクリートを打設する方法であり、地山により異なるが、シールド機の推進と同時に、コンクリートを、導入管から、通常、40〜50cm程度のコンクリート厚になるように設置された、巻き立てコンクリート型枠の中へ流し込み、連続的に加圧し、打設して覆工するものである。
【0004】
この場所打ちライニング工法で使用するコンクリートは、例えば、混練後のスランプ値が20cm以上のように、型枠内に充分充填されるだけの流動性が必要であり、しかも、混練後、コンクリートポンプを使用して打設するので、一定時間その流動性を保持することが必要である。
さらに、シールド機を数百m/月程度の割合で前進させるため、例えば、1日圧縮強度が100kgf/cm2以上と、初期の強度発現性が必要である。
このように、場所打ちライニング工法には、流動性や良好な初期の強度発現性が要求されるが、従来のコンクリートでは、流動性を一定時間保持させると強度発現が遅れ、そのため、施工の能率が著しく悪くなるという課題があった。
【0005】
そして、場所打ちライニング工法に、従来のカルシウムアルミネートと無機硫酸塩を主成分としたセメント急硬材や超速硬セメントを含有したコンクリートを用いた場合は、強度発現性が充分であっても、一定時間流動性を保持することが難しく、コンクリートがポンプ内で硬化してしまう場合もあり、特別な混合機を必要とし、実用化しにくいという課題があった(特開平3−88754号公報)。
【0006】
また、コンクリートの強度発現性における温度依存性が大きいことから、低温時の強度発現性が乏しく、10℃程度以下、特に、5℃以下の環境では、著しく強度発現性が低下するという課題があった。
【0007】
本発明者は、前記課題を解決すべく種々努力を重ねた結果、特定のセメント組成物を使用することにより、一定時間流動性の保持ができ、強度発現性に富んだ、特に、低温時の強度発現性が良好なコンクリートが得られるとの知見を得て本発明を完成するに至った。
【0008】
【課題を解決するための手段】
即ち、本発明は、3CaO・SiO2含有量60重量%以上でブレーン値が3,500〜7,000cm2/gのポルトランドセメント、無水セッコウ、減水剤、及び、ギ酸、乳酸、酢酸、ギ酸カルシウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、乳酸カルシウム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、酢酸カルシウムからなる一種又は二種以上のギ酸類、並びに、必要に応じてシリカ微粉末を含有してなるセメント組成物であり、該セメント組成物を含有するコンクリートを打設し、加圧し、硬化後、型枠を移動して打継ぎすることを特徴とする場所打ちライニング工法である。
【0009】
以下、本発明をさらに詳しく説明する。
【0010】
本発明のセメントは、3CaO・SiO2(C3S)含有量が60重量%以上のものである。C3S含有量が60重量%未満では充分な初期強度が得られない。通常、市販の早強ポルトランドセメントの使用が可能である。
セメントの粒度は、ブレーン値で3,500〜7,000cm2/gが好ましい。3,500cm2/g未満では充分な初期強度が得られない場合があり、7,000cm2/gを越えるとコンクリートのスランプロスが大きくなる場合がある。
【0011】
本発明で使用する無水セッコウは特に限定されるものではなく、天然に産出する天然無水セッコウ、半水セッコウや二水セッコウを熱処理して得られる無水セッコウ、及び工業副産物として生成する無水セッコウ等の使用が可能である。
無水セッコウの粒度は、ブレーン値で2,500cm2/g以上が好ましい。2,500cm2/g未満では長期材齢において、未水和の残存セッコウによる膨張破壊が起こる場合がある。
無水セッコウの使用量は、セメント100重量部に対して、1〜5重量部が好ましく、3〜4重量部がより好ましい。1重量部未満では初期強度の発現性が悪くなる場合があり、5重量部を越えると長期材齢において、未水和の残存セッコウによる膨張破壊が起こる場合がある。
【0012】
本発明で使用するギ酸類は、一般に、オキシカルボン酸として総称される有機化合物に属するが、例えば、コハク酸、リンゴ酸、酒石酸、及びグルコン酸、又はそれらの塩のように、使用すると本発明の効果を奏することができず、むしろ、強い遅延性を示す他のオキシカルボン酸と効果を異にするものである。具体的には、ギ酸、乳酸、酢酸、ギ酸カルシウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、乳酸カルシウム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、酢酸カルシウムからなる群のうちの一種又は二種以上が挙げられる。ギ酸類の使用量は、セメント100重量部に対して、0.1〜3重量部が好ましく、0.5〜2重量部がより好ましい。0.1重量部未満では初期の強度発現性が不充分な場合があり、3重量部を越えて使用しても更なる効果の増進が期待できない。
【0013】
本発明で使用するシリカ微粉末とは、シリカ質を主成分とし潜在水硬性を有する物質の微粉末を総称するものであり、特に限定されるものではないが、例えば、シリカフューム、シリカダスト、珪藻土、珪酸白土、フライアッシュ、及び高炉スラグ等の微粉末が挙げられ、本発明ではこれらのうちの一種又は二種以上を使用することが可能である。
シリカ微粉末の粒度は、ブレーン値で4,000cm2/g以上であり、6,000cm2/g以上が好ましく、8,000cm2/g以上がより好ましい。4,000cm2/g未満では充分な強度発現性が得られない場合がある。
シリカ微粉末の使用量は、セメント100重量部に対して、1〜10重量部が好ましく、3〜7重量部がより好ましい。シリカ微粉末の使用量が前記の範囲外では充分な強度増進効果が得られない場合がある。
【0014】
本発明で使用する減水剤は特に限定されるものではなく、一般に市販される減水剤、AE減水剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤、及び流動化剤が使用可能であるが、これらのうち、高性能減水剤、高性能AE減水剤、及び流動化剤の使用が好ましく、高性能減水剤の使用がより好ましく、ポリカルボン酸系の高性能減水剤の使用が最も好ましい。
高性能減水剤、高性能AE減水剤、及び流動化剤は大別して、ナフタリン系、メラミン系、ポリカルボン酸系、及びアミノスルホン酸系に大別される。
その代表例としては、ナフタリン系として花王社製商品名「マイティ2000WH」、電気化学工業社製商品名「デンカFT−500」や「デンカFT−80」などが挙げられ、メラミン系として昭和電工社製商品名「メルメントF−10」や日本シーカ社製商品名「シーカメント1000H」などが挙げられ、ポリカルボン酸系としてデンカグレース社製商品名「ダーレックススーパー200」、NMB社製商品名「レオビルドSP−8HS」、並びに、竹本油脂社製商品名「チューポールHP−8」や「チューポールHP−11」等が挙げられ、アミノスルホン酸系として藤沢薬品工業社製商品名「パリックFP−100U」等が挙げられる。
その他、日本ゼオン社、神戸材料社、日本製紙社、福井化学工業社、及び第一工業製薬社等各社より同等の減水剤が市販されている。
減水剤の使用量は、メーカー指定の範囲で充分であるが、ナフタリン系やメラミン系の減水剤の場合には、セメント、無水セッコウ、及びギ酸類、さらに、必要に応じシリカ微粉末からなる結合材100重量部に対して、0.5〜3重量部が好ましく、ポリカルボン酸系やアミノスルホン酸系の減水剤の場合は、結合材100重量部に対して、0.5〜2重量部が好ましい。この範囲外では充分な流動性が得られない場合や、材料分離が生じる場合がある。
【0015】
本発明では、セメント組成物の他に凝結促進材を併用することももちろん可能である。
凝結促進材としては、例えば、アルミン酸ナトリウムやアルミン酸カリウムなどのアルカリ金属アルミン酸塩、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、及び重炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、硝酸カルシウム、亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム、及び亜硝酸カルシウム等の硝酸塩類、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、二水セッコウ、半水セッコウ、及び硫酸アルミニウム等の無水セッコウ以外の硫酸塩、水酸化カルシウム、酸化カルシウム、ミョウバン類、チオシアン酸塩、チオ硫酸塩、並びに、トリエタノールアミン等のアミノアルコール類等が挙げられ、これらのうちの一種又は二種以上を併用することは、本発明の効果をさらに助長するものである。
凝結促進材の使用量は、セメント100重量部に対して、3重量部以下が好ましく、0.1〜1重量部がより好ましい。3重量部を越えて使用すると混練水の増加に伴い強度が低下したり作業性が悪化する場合がある。
【0016】
本発明では、さらに、AE剤、増粘剤、砂や砂利などの骨材、セメント膨張材、防錆剤、防凍剤、高分子エマルジョン、ベントナイトやモンモリロナイトなどの粘土鉱物、ゼオライト、ハイドロタルサイト、及びハイドロカルマイト等のイオン交換体、無機リン酸塩、並びに、ホウ酸等のうちの一種又は二種以上を本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で併用することが可能である。
【0017】
本発明の各材料を混練してセメント混練物を製造する際に使用する混合装置としては、既存のいかなる撹拌装置も使用可能であり、例えば、傾胴ミキサー、オムニミキサー、V型ミキサー、ヘンシェルミキサー、又はナウターミキサー等が使用可能である。
また、混合は、それぞれの材料を施工時に混合してもよいし、あらかじめ一部を、あるいは全部を混合しておいても差し支えない。
【0018】
本発明で使用する水量は、使用する材料の種類や配合によって変化し、一義的に決定されるものではないが、水/結合材比で25〜50重量%が好ましく、30〜40重量%がより好ましい。25重量%未満では充分な作業性が得られない場合があり、50重量%を越えると充分な強度発現性が得られない場合がある。
【0019】
【実施例】
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
【0020】
実施例1
セメント100重量部、無水セッコウ4重量部、及びギ酸類a1重量部からなる結合材を使用し、コンクリート中の単位量を、結合材350kg/m3、水125kg/m3、細骨材832kg/m3、及び粗骨材1,022kg/m3とし、結合材100重量部に対して減水剤を1重量部配合したコンクリートを調製し、スランプと圧縮強度を測定した。
ただし、コンクリートは5℃の環境試験室内で調製したもので、養生も5℃とし、24時間後から水中養生を行った。結果を表1に示す。
【0021】
<使用材料>
セメントα:電気化学工業社製早強ポルトランドセメント、C3S含有量66重量%、ブレーン値4,460cm2/g
セメントβ:セメントα/セメントγの重量比54/46の混合品、C3S含有量60重量%、ブレーン値38760cm2/g
セメントγ:電気化学工業社製普通ポルトランドセメント、C3S含有量53重量%、ブレーン値3,340cm2/g
無水セッコウ:天然無水セッコウ、ブレーン値4,120cm2/g
ギ酸類a :関東化学社製試薬1級ギ酸カルシウム
減水剤 :デンカグレース社製「ダーレックススーパー200」、主成分ポリカルボン酸系
細骨材 :新潟県姫川産川砂
粗骨材 :新潟県姫川産川砂利
水 :水道水
【0022】
<測定方法>
スランプ :JIS A 1101に準じて測定。
圧縮強度 :10×20cmの供試体を作製し、JIS A 1108に準じて測定。
【0023】
【表1】
【0024】
実施例2
セメントαを使用し、セメントα100重量部に対して、表2に示す無水セッコウを配合したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表2に併記する。
【0025】
【表2】
【0026】
実施例3
セメントαを使用し、セメントα100重量部に対して、表3に示すギ酸類を配合したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表3に併記する。
比較のため、クエン酸を使用して同様に行った。結果を表3に併記する。
【0027】
<使用材料>
ギ酸類b :関東化学社製試薬1級ギ酸
ギ酸類c :関東化学社製試薬1級ギ酸ナトリウム
ギ酸類d :関東化学社製試薬1級ギ酸カリウム
ギ酸類e :関東化学社製試薬1級乳酸
ギ酸類f :関東化学社製試薬1級乳酸カルシウム
ギ酸類g :関東化学社製試薬1級乳酸ナトリウム
ギ酸類h :関東化学社製試薬1級乳酸カリウム
ギ酸類i :関東化学社製試薬1級酢酸カルシウム
ギ酸類j :ギ酸類aとギ酸類fの等量混合物
ギ酸類k :ギ酸類a、ギ酸類f、及びギ酸類iの等量混合物
クエン酸 :関東化学社製試薬1級
【0028】
【表3】
【0029】
実施例4
セメントα100重量部、無水セッコウ4重量部、及びギ酸類1重量部からなる結合材100重量部に対して、表4に示す減水剤を配合したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表4に併記する。
【0030】
【表4】
【0031】
実施例5
セメントα100重量部、無水セッコウ4重量部、ギ酸類1重量部、及び表5に示す凝結促進材を配合して結合材としたこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表5に併記する。
【0032】
<使用材料>
凝結促進材A:水沢化学工業社製粉末硫酸アルミニウム、Al2O317重量%、含水率43%
凝結促進材B:試薬1級アルミン酸ナトリウム
凝結促進材C:試薬1級硝酸カルシウム
凝結促進材D:試薬1級チオシアン酸カルシウム
凝結促進材E:試薬1級トリエタノールアミン
【0033】
【表5】
【0034】
実施例6
セメント100重量部、無水セッコウ4重量部、ギ酸類a1重量部、及びシリカ微粉末5重量部を配合して結合材としたこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表6に示す。
【0035】
<使用材料>
シリカ微粉末イ:市販シリカフューム、ブレーン値9,130cm2/g
【0036】
【表6】
【0037】
実施例7
セメントαを使用し、セメントα100重量部に対して、表7に示すシリカ微粉末を配合したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表7に併記する。
【0038】
<使用材料>
シリカ微粉末ロ:市販フライアッシュ、ブレーン値8,960cm2/g
シリカ微粉末ハ:市販高炉スラグ、ブレーン値7,710cm2/g
シリカ微粉末ニ:市販珪藻土、ブレーン値8,330cm2/g
【0039】
【表7】
【0040】
実施例8
セメントα100重量部、無水セッコウ4重量部、ギ酸類1重量部、及びシリカ微粉末イ5重量部からなる結合材100重量部に対して、表8に示す減水剤を配合したこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表8に併記する。
【0041】
【表8】
【0042】
実施例9
セメントα100重量部、無水セッコウ4重量部、ギ酸類1重量部、シリカ微粉末イ5重量部、及び表9に示す凝結促進材を配合して結合材としたこと以外は実施例1と同様に行った。結果を表9に併記する。
【0043】
【表9】
【0044】
【発明の効果】
本発明のセメント組成物を使用することにより、一定時間スランプの保持性が確保でき、初期の強度発現性、特に、低温時の強度発現性が良好なコンクリートが得られる。
Claims (3)
- 3CaO・SiO2含有量60重量%以上でブレーン値が3,500〜7,000cm2/gのポルトランドセメント、無水セッコウ、減水剤、及び、ギ酸、乳酸、酢酸、ギ酸カルシウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、乳酸カルシウム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、酢酸カルシウムからなる一種又は二種以上のギ酸類を含有してなるセメント組成物。
- 3CaO・SiO2含有量60重量%以上でブレーン値が3,500〜7,000cm2/gのポルトランドセメント、無水セッコウ、シリカ微粉末、減水剤、及び、ギ酸、乳酸、酢酸、ギ酸カルシウム、ギ酸ナトリウム、ギ酸カリウム、乳酸カルシウム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウム、酢酸カルシウムからなる一種又は二種以上のギ酸類を含有してなるセメント組成物。
- 請求項1又は2記載のセメント組成物を含有するコンクリートを打設し、加圧し、硬化後、型枠を移動して打継ぎすることを特徴とする場所打ちライニング工法。
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