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JP3434550B2 - 熱硬化性化合物、その硬化物及び熱硬化性化合物の製造方法 - Google Patents

熱硬化性化合物、その硬化物及び熱硬化性化合物の製造方法

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JP3434550B2
JP3434550B2 JP33015793A JP33015793A JP3434550B2 JP 3434550 B2 JP3434550 B2 JP 3434550B2 JP 33015793 A JP33015793 A JP 33015793A JP 33015793 A JP33015793 A JP 33015793A JP 3434550 B2 JP3434550 B2 JP 3434550B2
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Japan
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thermosetting compound
compound according
structural unit
thermosetting
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JP33015793A
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康之 平井
輝樹 相沢
幸雄 吉村
Original Assignee
日立化成工業株式会社
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、硬化反応時に揮発性副
生物をほとんど生じない新規熱硬化性化合物、とその硬
化物及び前記熱硬化性化合物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】フェノール樹脂、メラミン樹脂、エポキ
シ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビスマレイド樹脂等
の熱硬化性樹脂は、その熱硬化性という性質に基づく耐
熱性、信頼性により多くの産業分野で広く用いられてい
る。しかし、フェノール樹脂やメラミン樹脂は硬化時に
揮発性副生物を発生し、エポキシ樹脂や不飽和ポリエス
テル樹脂は難燃性に劣り、ビスマレイド樹脂は非常に高
価である等それぞれ固有の問題点が存在し、現実には用
途に応じて適宜妥協する必要がある。そこで、これらの
欠点を有しない新規な熱硬化性樹脂の開発が従来より進
められてきた。
【0003】その1つとして、ジヒドロベンゾオキサジ
ン化合物がある(特開昭49−47378号公報、米国
特許第5152939号明細書参照)。この化合物の硬
化は、ベンゾオキサジン環の開環重合反応を利用するも
のであるため、揮発分の発生を殆ど伴わずに熱硬化す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この硬化反
応は、分子鎖の伸長度が小さく、架橋密度も小さいた
め、200℃を超えると、軟化したり、熱劣化する(ポ
リマーサイエンステクノロジー(Polym.Sci.
Technol.),31巻,27〜49ページ(19
85))
【0005】さらに、この開環重合反応は通常のフェノ
ール樹脂の硬化反応と比べて硬化に長時間を要するとい
う欠点があり、生産性の点で産業上の用途が限定される
という問題も知られている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに鋭意検討の結果、本発明者らは以下の新規な熱硬化
性化合物が、このような課題を解決するものであること
を見出し、本発明に至った。
【0007】本発明は、1分子中に、化1の式(A)で
表される構造単位及び化1の式(B)で表される構造単
位を含み、(A)/(B)がモル比で1/0.25〜9
であり、各構造単位は、直接に又は有機の基を介して結
合していることを特徴とする熱硬化性化合物である。
【0008】
【化3】 ただし、R1 は、メチル基、シクロヘキシル基、フェニ
ル基又は置換フェニル基であり、(A)、(B)の芳香
環の水素は、(A)のヒドロキシル基のオルト位の一つ
を除き、任意の置換基で置換されていてもよい。
【0009】各構造単位の数は、特に制限がないが、1
分子中に含まれる構造単位(A)の数をm、構造単位
(B)の数をnとするとき、m≧1、n≧1かつm+n
≧2であればよく、10≧m+n≧3であるのが好まし
い。
【0010】その理由は、構造単位(A)(B)間があ
らかじめ安定な結合によって適切な鎖長を形成してお
り、そのため、硬化物の特性が良好となるためである。
【0011】各構造単位は、直接に結合していてもよ
く、有機の基を介して結合していてもよい。有機の基と
しては、アルキレン基、キシリレン基などが挙げられ、
アルキレン基としては、例えば、化4で表される基、炭
素数5以上の長鎖アルキレン基などが挙げられる。
【化4】 ただし、R2 は、水素、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、フェニル基又は置換フェニル基を
示す。
【0012】本発明の熱硬化性化合物は、ヒドロキシル
基のオルト位の少なくとも一つが水素であるヒドロキシ
フェニレン基を、1分子中に2以上有する化合物と、1
級アミンとホルムアルデヒドとを、前記ヒドロキシフェ
ニレン基のオルト位の少なくとも一つが水素であるヒド
ロキシル基1モルに対し、1級アミンを0.2〜0.9
モル、及び、ホルムアルデヒドを1級アミンの2倍モル
量以上の比で反応させることによって製造される。
【0013】具体的には、ヒドロキシル基のオルト位の
少なくとも一つが水素であるヒドロキシフェニレン基
を、1分子中に2以上有する化合物(以下、反応しうる
ヒドロキシフェニレン基を有する化合物という)と、1
級アミンとの混合物を、70℃以上に加熱したアルデヒ
ド中に添加して、70〜110℃、好ましくは、90〜
100℃で、20分〜2時間反応させ、その後120℃
以下の温度で減圧乾燥することによって目的とする化合
物が得られる。
【0014】反応しうるヒドロキシフェニレン基を有す
る化合物のヒドロキシル基1モルに対し、1級アミンを
0.2〜0.9モル、及び、ホルムアルデヒドを1級ア
ミンの2倍モル量以上の比で反応させることが肝要であ
る。1級アミンが0.2モルより少ないと、ジヒドロオ
キサジン環の数が少なくなるので、得られた化合物を硬
化させたとき、架橋密度が小さく、強度が小さい硬化物
しか得られない。また、0.9モルより多いと、挙動
が、従来知られているジヒドロオキサジン化合物類似と
なり好ましくない。
【0015】反応しうるヒドロキシフェニレン基を有す
る化合物に対する1級アミンの配合量は、次のようにし
て求めることができる。すなわち、ヒドロキシフェニレ
ン基を有する化合物の全ヒドロキシル基と同モル量の1
級アミンを反応させて、実際に得られた生成物の重量か
ら反応したヒドロキシル基量、すなわち、ヒドロキシフ
ェニレン基を有する化合物中の反応しうるヒドロキシル
基量を見積もり、これに対する前記のモル比として算出
する。
【0016】1分子中に2以上の反応しうるヒドロキシ
フェニレン基を有する化合物としては、部分的にフェノ
ール核を有する種々の化合物が用いることができる。具
体的にはフェノールノボラック樹脂、レゾール樹脂、フ
ェノール変成キシレン樹脂、アルキルフェノール樹脂、
メラミンフェノール樹脂、フェノール変性ポリブタジエ
ン等が挙げられる。これらは、特に限定するものではな
いが架橋点となるヒドロキシル基のオルト位が無置換で
あるものが硬化物特性の点で望ましく、そのため例えば
フェノールノボラック樹脂の場合はオルト率が小さく比
較的分子量の小さいいわゆるランダムノボラックを用い
ることが好ましい。上記の樹脂は、1分子中の反応しう
るヒドロキシフェニレン基の数が異なった化合物の集合
であり、製造中に生成した熱硬化性化合物の一部が互い
に重合するる。従って、得られる本発明の熱硬化性化合
物は、m及びnが異なった化合物の集合物となる。m及
びnが異なった化合物を単離することは、現状では不可
能である。
【0017】1級アミンとしては、具体的にはメチルア
ミン、シクロヘキシルアミン、アニリン、置換アニリン
等が挙げられる。脂肪族アミンであると、得られた熱硬
化性化合物の硬化が速いが硬化物の耐熱性がやや劣り、
アニリンのような芳香族アミンであると、得られた熱硬
化性化合物を硬化させた硬化物の耐熱性はよいが硬化が
遅くなる。
【0018】本発明の熱硬化性化合物は、150℃以
上、望ましくは、170〜220℃に加熱することによ
り、触媒や硬化剤を用いないで、副生物を生じることな
く硬化する。しかも、従来のジヒドロベンゾオキサジン
化合物よりも硬化速度が速い。
【0019】
【作用】ジヒドロベンゾオキサジン化合物の硬化反応
は、オルト位に水素を持つヒドロキシル基と、ジヒドロ
オキサジン環との相互作用によって進行する。そして、
本発明の熱硬化性化合物は、オルト位に水素を持つヒド
ロキシル基と、ジヒドロオキサジン環とがともに分子内
に適正量存在する。このため、相互の反応が容易になる
ものと考えられる。
【0020】本発明の化合物は、従来のジヒドロベンゾ
オキサジンとくらべて、分子内のジヒドロベンゾオキサ
ジン環の比率が小さい。本発明の化合物の合成原料とし
て用いている、1分子中に2以上の反応しうるヒドロキ
シフェニレン基を有する化合物は、その硬化物が高耐熱
性、難燃性である。その特徴を残しているので、高耐熱
性、難燃性となる。
【0021】
【実施例】以下に本発明の具体的な実施例を示すが、本
発明はこれらに限定されるものではない。
【0022】実施例1 (1)フェノールノボラック樹脂の合成 フェノール1.9kg、ホルマリン(37%水溶液)
1.0kg、しゅう酸4gを5リットルフラスコに仕込
み、還流温度で6時間反応させた。引続き、内部を66
66.1Pa以下に減圧して未反応のフェノール及び水
を除去した。得られた樹脂は軟化点84℃(環球法)、
3〜多核体/2核体比82/18(ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィーによるピーク面積比)であった。
得られたフェノールノボラック樹脂の分子量分布曲線を
図1に示す。
【0023】(2)ジヒドロベゾオキサジン環の導入 上記により合成したフェノールノボラック樹脂1.70
kg(ヒドロキシル基16mol相当)をアニリン0.
93kg(10mol相当)と混合し80℃で5時間撹
拌し均一な混合溶液を調整した。5リットルフラスコ中
に、ホルマリン1.62kgを仕込み90℃に加熱し、
ここへノボラック/アニリン混合溶液を30分間かけて
少しずつ添加した。添加終了後30分間、還流温度に保
ち、然る後に100℃で2時間6666.1Pa以下に
減圧して縮合水を除去し、反応し得るヒドロキシル基の
71%がジヒドロベンゾオキサジン化された熱硬化性化
合物を得た。得られた熱硬化性化合物について、分子量
分布曲線を図2に、赤外スペクトルを図8に、NMRス
ペクトルを図12に示す。
【0024】なお、反応し得るヒドロキシル基量は下記
のようにして算出したものである。上記(1)により合
成したフェノールノボラック樹脂1.70kg(ヒドロ
キシル基16mol相当)をアニリン1.4kg(16
mol相当)、ホルマリン2.59kgと同様に反応さ
せ、反応し得るヒドロキシル基の全てにジヒドロベンゾ
オキサジン環が導入された熱硬化性化合物を合成した。
過剰のアニリンやホルマリンは乾燥中に除かれ、この熱
硬化性化合物の収量は、3.34kgであった。これ
は、フェノールノボラック樹脂のヒドロキシル基のうち
14molが反応し、ジヒドロベンゾオキサジン環化し
たことを示している。これから、得られた熱硬化性化合
物は、反応し得るヒドロキシル基の14molのうち1
0mol(=71%)がジヒドロベンゾオキサジン化し
たものであると推定される。
【0025】(3)硬化物の作製 上記により合成した熱硬化性化合物を粉砕し、内径10
0×100×4mmの金型内に充填し200℃、1.9
6MPaで10分間加熱加圧し硬化物を作製した。
【0026】実施例2 (1)フェノールノボラック樹脂の合成 フェノール1.90kg、ホルマリン(37%水溶液)
1.15kg、しゅう酸4gを5リットルフラスコに仕
込み、実施例1と同様にしてフェノールノボラック樹脂
を合成した。得られた樹脂は軟化点89℃(環球法)、
3〜多核体/2核体比89/11(ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィーによるピーク面積比)であった。
得られたフェノールノボラック樹脂の分子量分布曲線を
図3に示す。
【0027】(2)ジヒドロベゾオキサジン環の導入 以下実施例1と同様にしてジヒドロベンゾオキサジン環
を導入した。得られた熱硬化性化合物は、フェノールノ
ボラック樹脂の、反応し得るヒドロキシル基の75%に
ジヒドロベンゾオキサジン環が導入されたものであっ
た。得られた熱硬化性化合物について、分子量分布曲線
を図4に、赤外スペクトルを図9に、NMRスペクトル
を図13に示す。
【0028】(3)硬化物の作製 実施例1と同様にして硬化物を作製した。硬化物特性を
表1に示す。
【0029】実施例3 キシリレン変性フェノール樹脂(三井東圧化学株式会社
製商品名ミレックスXL−225−3L)1.70kg
(ヒドロキシル基10mol相当)、アニリン0.52
kg(5.6mol)、ホルマリン0.91kgの配合
で、実施例1と同様にジヒドロベゾオキサジン環が導入
された熱硬化性化合物を合成した。原料として使用した
キシリレン変性フェノール樹脂の分子量分布曲線を図5
に示す。また、ジヒドロベゾオキサジン環が導入された
熱硬化性化合物について、分子量分布曲線を図6に、赤
外スペクトルを図10に、NMRスペクトルを図14に
示す。この熱硬化性化合物を用いて実施例1と同様に硬
化物を作製した。
【0030】キシリレン変性フェノール樹脂について、
反応し得るヒドロキシル基量は、次の通りにして算出し
た。キシリレン変性フェノール樹脂1.70kg(ヒド
ロキシル基10mol相当)、アニリン0.93kg
(10mol相当)、ホルマリン1.62kgの配合で
ジヒドロベンゾオキサジン環が導入された熱硬化性化合
物2.62kgを得た。過剰のアニリンやホルマリンは
乾燥中に除かれた。この収量から反応し得るヒドロキシ
ル基量は7.9molと求められる。これから、得られ
た熱硬化性化合物は、反応し得るヒドロキシル基の7.
9molのうち5.6mol(=71%)がジヒドロベ
ンゾオキサジン化したものであると推定される。
【0031】実施例4 アニリンに代えて、アニリン0.70kgとトルイジン
0.27kgの混合物を用い、以下実施例1と同様にし
て、ジヒドロベンゾオキサジン環が導入された熱硬化性
化合物を得た。得られた熱硬化性化合物は、フェノール
ノボラック樹脂の、反応し得るヒドロキシル基の71%
にジヒドロベンゾオキサジン環が導入されたものであっ
た。得られた熱硬化性化合物について、分子量分布曲線
を図7に、赤外スペクトルを図11に、NMRスペクト
ルを図15に示す。
【0032】実施例5 実施例1で得られた、熱硬化性化合物35%(重量%
以下同じ)、平均繊維径10μmのガラス繊維45%、
タルク18%、ステアリン酸亜鉛1%、シランカップリ
ング剤0.5%及びカーボンブラック0.5%を混合し
95℃で3分間加熱ロールにより混練、粉砕し、粉末状
の組成物を得た。この組成物を金型温度200℃、4.
9MPa、10分間の条件で成形し板状の成形品を得
た。
【0033】比較例1 実施例1において合成したフェノールノボラック樹脂を
用い、フェノールノボラック1.70kg(ヒドロキシ
ル基16mol相当)、アニリン1.49kg(16m
ol相当)、ホルマリン2.59kgの配合で実施例1
と同様にジヒドロベンゾオキサシジン環の導入された熱
硬化性化合物を合成した。また、この熱硬化性化合物を
用いて実施例1と同様に硬化物を作製した。
【0034】比較例2 実施例1において合成したフェノールノボラツク樹脂1
00部(重量部 以下同じ)にヘキサメチレンテトラミ
ン10部を加え、実施例1と同様の方法で硬化物を作製
した。
【0035】比較例3 実施例1において合成したフェノールノボラック樹脂に
代えて、フェノールを用い、フェノール1.69kg
(18mol相当)、アニリン1.67kg(18mo
l相当)、ホルマリン2.92kgの配合で10リット
ルフラスコ中で実施例1と同様に樹脂を合成した。
【0036】この樹脂を実施例1と同様に硬化させた
が、脱型時に著しく軟化し機械特性は測定できなかっ
た。硬化物は極めて脆く、硬化が不十分であることを窺
わせた。
【0037】比較例4 比較例3において樹脂の硬化時間を1時間とした。脱型
時やはり軟化が生じたが、その程度は比較例3の場合と
比べ小さいものであった。
【0038】比較例5 比較例3においてフェノール1.69kg(18mol
相当)、アニリン1.12kg(12mol相当)、ホ
ルマリン1.95kgの配合で実施例1と同様に樹脂を
合成した。
【0039】この樹脂組成物を実施例1と同様に硬化さ
せたところ脱型時やはり軟化が生じたが、その程度は比
較例3の場合と比べ小さいものであった。
【0040】以上得られた硬化物の特性を表1及び表2
に示す。硬化物の特性は、機械特性についてはJISK
6911に準じ、耐熱性についてはセイコー電子工業株
式会社製、熱重量・熱機械特性評価装置TG/DTA・
TMA200を用いて評価した。曲げ強度及び曲げ弾性
率は、23℃、曲げ速度2mm/分で測定、ガラス転移
温度及び重量減少温度は、空気中昇温速度5℃/分で測
定、また、難燃性はUL−94に準じ、3.6mm厚さ
で評価した。表中ガラス転移温度の実施例5のかっこ
は、不明瞭を、比較例4及び5のかっこは、軟化を意味
する
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】 ──────────────────────────────────── 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 比較例5 ──────────────────────────────────── 硬化物外観 赤色透明 褐色不透明 赤色透明 赤色透明 赤色透明 ──────────────────────────────────── 硬化物表面 平滑 微小気泡多数 平滑 平滑 平滑 ──────────────────────────────────── 曲げ強度(MPa) 149 29.4 測定不能 測定不能 測定不能 ──────────────────────────────────── 曲げ弾性率(MPa) 5390 3822 測定不能 測定不能 測定不能 ──────────────────────────────────── ガラス転移温度(℃) 155 測定不能 測定中溶融 (118) (127) ──────────────────────────────────── 5%重量減少温度(℃) 325 302 310 312 321 ──────────────────────────────────── 難燃性 V−0 V−1 測定中溶融 V−0 V−0 ────────────────────────────────────
【0043】
【発明の効果】本発明の熱硬化性化合物は、速硬化性で
あり、硬化時に揮発分の発生がなく、また、その硬化物
は、耐熱性、難燃性を備えている。したがって、本発明
の熱硬化性化合物は、高機能成形材料、塗料、コーティ
ング材、接着剤、封止材、積層板、FRP及び炭素製品
原料などとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1において合成したフェノールノボラッ
ク樹脂の分子量分布曲線。
【図2】実施例1で得られた熱硬化性化合物の分子量分
布曲線。
【図3】実施例2において合成したフェノールノボラッ
ク樹脂の分子量分布曲線。
【図4】実施例2で得られた熱硬化性化合物の分子量分
布曲線。
【図5】実施例3で用いたキシリレン変性フェノール樹
脂の分子量分布曲線。
【図6】実施例3で得られた熱硬化性化合物の分子量分
布曲線。
【図7】実施例4で得られた熱硬化性化合物の分子量分
布曲線。
【図8】実施例1で得られた熱硬化性化合物の赤外スペ
クトル。
【図9】実施例2で得られた熱硬化性化合物の赤外スペ
クトル。
【図10】実施例3で得られた熱硬化性化合物の赤外ス
ペクトル。
【図11】実施例4で得られた熱硬化性化合物の赤外ス
ペクトル。
【図12】実施例1で得られた熱硬化性化合物のNMR
スペクトル。
【図13】実施例2で得られた熱硬化性化合物のNMR
スペクトル。
【図14】実施例3で得られた熱硬化性化合物のNMR
スペクトル。
【図15】実施例4で得られた熱硬化性化合物のNMR
スペクトル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特公 昭63−46088(JP,B1) スイス国特許出願公開606169(CH, A3) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 8/28 C08G 14/02 - 14/12 EUROPAT(QUESTEL)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1分子中に、化1の式(A)で表される
    構造単位及び化1の式(B)で表される構造単位を含
    み、(A)/(B)がモル比で1/0.25〜9であ
    り、各構造単位は、直接に又は有機の基を介して結合し
    ていることを特徴とする熱硬化性化合物。 【化1】 ただし、R1 は、メチル基、シクロヘキシル基、フェニ
    ル基又は置換フェニル基であり、(A)、(B)の芳香
    環の水素は、(A)のヒドロキシル基のオルト位の一つ
    を除き、任意の置換基で置換されていてもよい。
  2. 【請求項2】 1分子中に含まれる構造単位(A)の数
    をm、構造単位(B)の数をnとするとき、m≧1、n
    ≧1かつ10≧m+n≧2である請求項1記載の熱硬化
    性化合物。
  3. 【請求項3】 各構造単位がアルキレン基を介して結合
    していることを特徴とする請求項1又は2記載の熱硬化
    性化合物。
  4. 【請求項4】 各構造単位が化2で表される基を介して
    結合していることを特徴とする請求項3記載の熱硬化性
    化合物。 【化2】 ただし、R2 は、水素、メチル基、エチル基、プロピル
    基、イソプロピル基、フェニル基又は置換フェニル基を
    示す。
  5. 【請求項5】 各構造単位がキシリレン基を介して結合
    していることを特徴とする請求項1又は2記載の熱硬化
    性化合物。
  6. 【請求項6】 1分子中に、ヒドロキシル基のオルト位
    の少なくとも一方が水素であるヒドロキシフェニレン基
    を2以上有する化合物と、1級アミンとホルムアルデヒ
    ドとを、ヒドロキシフェニレン基を有する化合物のヒド
    ロキシル基1モルに対し、1級アミンを0.2〜0.9
    モル、及び、ホルムアルデヒドを1級アミンの2倍モル
    量以上の比で反応させることを特徴とする請求項1記載
    の熱硬化性化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 1分子中に、ヒドロキシル基のオルト位
    の少なくとも一方が水素であるヒドロキシフェニレン基
    を2以上有する化合物の分子量が、200〜3000で
    ある請求項6記載の熱硬化性化合物の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし5いずれか記載の熱硬化
    性化合物を硬化させてなる硬化物。
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