JP3418697B2 - カラー成形方法とその装置 - Google Patents
カラー成形方法とその装置Info
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Description
金属管の中間部に局部的にカラーを成形する方法及びそ
の装置に関するものである。
ける場合は、当該軸材の径よりも大径の軸材を素材とし
て、所望のカラー部を有する形状に削り出す方法、ある
いは別部品を軸材に溶接する方法がとられている。しか
しながら、前者の場合には切削加工に手間がかかるだけ
でなく、材料的にも無駄が多くなるので不経済であり、
また、長尺物の中間部にカラーを削り出すことは、困難
であった。また、後者の場合には溶接熱の影響を受ける
といった問題点があった。
は、金属軸材の中間部に局部的にカラーを成形する方法
として、金属軸材に回転と圧縮圧力及び曲げを作用させ
る方法を発明し、特許を取得している(日本国特許第1
993956号)。この技術によれば、金属軸材の中間
部に簡単にカラーを成形することができるので、従来の
ような切削加工あるいは溶接する必要がなくなる。
定の圧縮圧力を加えながら回転させ、曲げを行い所望の
カラー形状を得た後、曲げ戻しを行い加圧と回転を停止
するものだった。しかし、従来のカラー成形装置は互い
のワーク保持部が夫々回転可能に構成されたうえで摺動
機構及び偏倚機構を設けており、装置が複雑な構成であ
った。
記問題点に鑑み、金属軸材あるいは金属管の中間部にカ
ラーを成形できるコンパクトな装置を提供することを課
題としている。
決するために、次のようにした。すなわち、互いに対向
する一対の保持部でワークである直線状の金属軸材ある
いは金属管を適当な間隔Dをおいて保持し、少なくとも
一方の保持部を他方の保持部に接近させることによって
ワークに適応圧縮圧力を作用させ、少なくとも一方の保
持部を他方の保持部の軸線に対して傾斜させることによ
ってワークに曲げを加え、ワークに曲げを加えた状態で
前記他方の保持部の軸線を中心として一方の保持部を回
転をさせることによって、ワーク自体を自転させること
無く曲げ内側に生じる凸部をワーク全周に累積させ所望
のカラーを成形した後、曲げ戻しを行いワークを真直化
することにより、ワークの中間部に所望のカラーを成形
することを特徴とする。
の保持部を備え、少なくとも一方の保持部は他方に接近
及び離反するとともに、一方の保持部は回転自在な外筒
体と該外筒体内に偏倚可能に回動軸によって軸着された
内筒体と、該内筒体に回転自在に支承された保持筒から
なるカラー成形装置において、少なくとも一方の保持部
を接近及び離反するための加圧手段を設けるとともに、
前記外筒の回転駆動手段と、前記外筒体と内筒体間に偏
倚手段を設けたことを特徴とする。
部の軸線が一直線上に位置する状態とし、ワークである
直線状の金属軸材あるいは金属管を所定の間隔Dをおい
て保持する。この間隔Dはワークの材質や寸法及び所望
のカラー寸法によって異なるものであり、所望のカラー
に応じて最適なものにすればよい。
させる。すなわち、ワークに圧縮圧力を作用させる。こ
の圧縮圧力は後述するワークの曲げ時に発生する曲げ外
側の引っ張り力を零又は反負荷する大きさである。然る
後、一方の保持体に設けられた偏倚手段により、ワーク
に曲げを加える。この時の曲げ角度は3〜9度の微少角
度で良い。
部が他方の保持部の軸線に対し傾斜した状態のまま、一
方の保持体を他方の保持部の軸線を回転中心として回転
させる。すなわち、一方の保持部はすり鉢状の軌跡を描
きながら回転している。この時、ワークは自転すること
なく曲げ内側に発生する若干の凸部がワーク全周に累積
され所望のカラーに成形することができる。
の状態に復帰し、ワークの真直化をした後、加圧手段を
停止させれば良い。そしてワークを取り出せば所望のカ
ラーを設けた直線状の金属軸材あるいは金属管を得るこ
とができる。
に他方の保持部に接近あるいは離反する機構を設け、他
方の保持部に偏倚させる機構及び回転駆動する構成にす
れば良く装置をコンパクトにすることができる。
例示しつつ、本発明をより具体的に説明する。このカラ
ー成形装置1は、床上に載置されるベースフレーム2を
備えている。該ベースフレーム2は、床上に接地する前
後に配された基台3,3上に前後方向に平行な一対の側
板4,4を固着し、さらに該側板4,4の前後両端部に
は夫々前横枠5及び後横枠6が固着されるとともに、側
板4,4上面略々中央部には上部横枠7が左右両側板
4,4から突出するように固着されている。なお、前記
後横枠6には中空の筒体8が固着されている。
が前後に摺動可能に配されている。該摺動フレーム9は
前記上部横枠7上に配される板部材10の両側部に正面
視において略々L字状の規制枠11,11を設け、さら
に板部材10の前方下面に後述する加圧手段12の取付
部材13を固着している。
の前横枠5と前記摺動フレーム9の取付部材13間に配
された復動式の流体シリンダ14である。なお、本実施
例においては、加圧手段として流体シリンダを用いてい
るが、一方のワーク保持部を他方のワーク保持部に接近
あるいは離反できるものであれば良く、例えばネジ式の
送り装置等でも何ら問題はない。
部15が設けられている。該ワーク保持部15は2枚の
保持部材16,17から成り、夫々の保持部材16,1
7には略々半円筒状の空孔部16a,17aが設けられ
ており、この空孔部16a,17aにワークWを挿通し
ボルト18,18,・・・ を締め付けるとワークを
保持することができる構成である。なお、この空孔部1
6a,17aの軸線は前記筒体8の軸線と一致するよう
配されている。
りに回転自在に支承されており、この外筒体19後端部
に従動歯車20が取り付けられている。そして、この外
筒体19の前端部近傍に回動軸21,21を設け、内筒
体22の前端部近傍に設けた軸受部23に枢支してい
る。さらに、この内筒体22の内部には回転自在にワー
ク保持部であるワーク保持筒24を支承している。該ワ
ーク保持筒24の後端部には雄ネジ部24aが設けられ
ている。この雄ネジ部24aには雌ネジ部25aを設け
た保持ナット25を螺着している。該保持ナット25は
外周後部がテーパになっており、また雄ネジ25bが設
けられ、さらに後端部にはスリット25cが設けられて
いる。この雄ネジ部25aにテーパを備えた締付ナット
26を取り付けることによって、ワークWを保持する構
成である。
後方部には雌ネジ部28aを設けた部材28が固着さ
れ、内筒体22には空孔部29aを設けたプレート2
9,29が固着されている。前記部材28には雄ネジ3
0を螺着するとともに、この雄ネジ30にはプレート2
9,29間にナット31が位置するようナット31を固
着する。すなわち、このナット31を締付あるいは緩め
ると部材28とプレート29,29間の距離が強制的に
変わり、前記回動軸を支点として他方のワーク保持部1
5の軸線に対して傾斜することになる。
記外筒体19を回転させる駆動手段32としてのモータ
33が配されており、該モータ33の出力軸には駆動歯
車34が取り付けられている。そして該駆動歯車34と
従動歯車20が噛合され、モータ33を作動させると前
記外筒体が回転する構成である。
シリンダ14の制御装置は図示していないが夫々圧縮圧
力と回転数は任意に設定できるものである。
ーを得る際には、まず両ワーク保持部15,24を互い
の軸線が同一直線上に位置するよう偏倚手段27のナッ
ト31を回し、外筒体19と内筒体22の軸線が同一に
なるよう調節する。然る後、ワークWを挿通し、ボルト
18及び締付ナット26を締め付け、ワークを保持す
る。この時、両保持部15,24間には所定の間隔Dを
とる。そして、加圧手段12を作動し、摺動フレーム9
を他方のワーク保持部24に接近させる。この状態でワ
ークWには曲げ外側にも引っ張り力を零又は反負荷にす
る圧縮圧力が作用している。次に偏倚手段27のナット
31を回転させ、他方のワーク保持部15の軸心に対し
て該ワーク保持部24の軸線を傾斜させる。この曲げ角
度は通常3〜9度の微少角度で良い。
駆動手段32を作動させ、曲げ内側の状態をワークW全
周に作用させる。すなわち、曲げ内側に発生する若干の
凸部を駆動手段32が外筒体19を回転させることによ
り、内筒体22も回転する。この時偏倚手段27により
外筒体19の軸線と内筒体22の軸線は交差する状態で
あり、内筒体22はすり鉢状の回転をする。さらに、内
筒体22とワーク保持筒24は回転自在に支承されてい
るのでワークWは自転せず、曲げ内側に発生する若干の
凸部がワークW全周に累積していく。この状態を続け、
所望のカラーが得られれば回転を停止し、偏倚手段27
を元に戻し互いのワーク保持部15,24の軸線が同一
直線状に位置させ、回転を加える。これによりワークW
の真直化を行う。ワークWの真直化が完了すれば互いの
ワーク保持部15.24からワークWを抜き取れば良
い。
方法及びその装置によれば、ワークの自転を行わずカラ
ー成形ができるので少なくとも一方の保持部を回転可能
に設ける必要が無く、装置をコンパクトにすることがで
きる。
(一部断面図)
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに対向する一対の保持部でワークで
ある直線状の金属軸材あるいは金属管を適当な間隔Dを
おいて保持し、少なくとも一方の保持部を他方の保持部
に接近させることによってワークに適応圧縮圧力を作用
させ、少なくとも一方の保持部を他方の保持部の軸線に
対して傾斜させることによってワークに曲げを加え、ワ
ークに曲げを加えた状態で前記他方の保持部の軸線を中
心として一方の保持部を回転をさせることによって、ワ
ーク自体を自転させること無く曲げ内側に生じる凸部を
ワーク全周に累積させ所望のカラーを成形した後、曲げ
戻しを行いワークを真直化することにより、ワークの中
間部に所望のカラーを成形することを特徴とするカラー
成形方法。 - 【請求項2】 互いに対向しワークを保持する一対の保
持部を備え、少なくとも一方の保持部は他方に接近及び
離反するとともに、一方の保持部は回転自在な外筒体と
該外筒体内に偏倚可能に回動軸によって軸着された内筒
体と、該内筒体に空転自在に支承された保持筒からなる
カラー成形装置において、少なくとも一方の保持部を接
近及び離反するための加圧手段を設けるとともに、前記
外筒の回転駆動手段と、前記外筒体と内筒体間に偏倚手
段を設けたことを特徴とするカラー成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11142099A JP3418697B2 (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | カラー成形方法とその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP11142099A JP3418697B2 (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | カラー成形方法とその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000301265A JP2000301265A (ja) | 2000-10-31 |
JP3418697B2 true JP3418697B2 (ja) | 2003-06-23 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11142099A Expired - Fee Related JP3418697B2 (ja) | 1999-04-19 | 1999-04-19 | カラー成形方法とその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3418697B2 (ja) |
-
1999
- 1999-04-19 JP JP11142099A patent/JP3418697B2/ja not_active Expired - Fee Related
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