JP3410434B2 - 鋳物砂の充填方法及びその装置 - Google Patents
鋳物砂の充填方法及びその装置Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C15/00—Moulding machines characterised by the compacting mechanism; Accessories therefor
- B22C15/23—Compacting by gas pressure or vacuum
- B22C15/24—Compacting by gas pressure or vacuum involving blowing devices in which the mould material is supplied in the form of loose particles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B22—CASTING; POWDER METALLURGY
- B22C—FOUNDRY MOULDING
- B22C15/00—Moulding machines characterised by the compacting mechanism; Accessories therefor
- B22C15/28—Compacting by different means acting simultaneously or successively, e.g. preliminary blowing and finally pressing
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Casting Devices For Molds (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳型造型空間に鋳
物砂を充填するのに好適な方法及びその装置に関する。
物砂を充填するのに好適な方法及びその装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、鋳物砂を鋳型造型空間に充填する
方法としては、特開昭５２−２０９２８号、特開昭５２
−２０９２９号公報等で公知のように、砂ホッパ内にお
いて高圧圧縮空気により鋳物砂を鋳型造型空間に吹込み
充填するのが一般的である。
方法としては、特開昭５２−２０９２８号、特開昭５２
−２０９２９号公報等で公知のように、砂ホッパ内にお
いて高圧圧縮空気により鋳物砂を鋳型造型空間に吹込み
充填するのが一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような鋳
物砂の充填では、鋳物砂を高圧圧縮空気と共に吹込み充
填させるため、鋳物砂がノズルに砂詰りすることが多く
なり、砂詰りの除去のメンテナンスを度々行わなければ
ならないという問題があった。また、鋳型造型空間にお
けるパタ−ンプレ−トの複雑形状部への砂充填が不十分
であるという問題もあった。さらに鋳物砂の充填時に大
きな騒音が発生するという問題があった。本発明は上記
の問題に鑑みて成されたもので、ノズルの砂詰りをなく
して充填を行うことができると共に鋳型造型空間におけ
るパタ−ンプレ−トの複雑形状部の砂充填密度を部分的
に調整することができ、かつ鋳物砂充填時の騒音を減少
させることができる鋳物砂の充填方法及びその装置を提
供することを目的とする。
物砂の充填では、鋳物砂を高圧圧縮空気と共に吹込み充
填させるため、鋳物砂がノズルに砂詰りすることが多く
なり、砂詰りの除去のメンテナンスを度々行わなければ
ならないという問題があった。また、鋳型造型空間にお
けるパタ−ンプレ−トの複雑形状部への砂充填が不十分
であるという問題もあった。さらに鋳物砂の充填時に大
きな騒音が発生するという問題があった。本発明は上記
の問題に鑑みて成されたもので、ノズルの砂詰りをなく
して充填を行うことができると共に鋳型造型空間におけ
るパタ−ンプレ−トの複雑形状部の砂充填密度を部分的
に調整することができ、かつ鋳物砂充填時の騒音を減少
させることができる鋳物砂の充填方法及びその装置を提
供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するのための手段】上記の目的を達成する
ために本発明における鋳物砂の充填方法は、パタ−ンプ
レ−トと；このパタ−ンプレ−トの外周を包囲して上下
摺動する枠状の抜型フレ−ムと；この抜型フレ−ム上に
載置可能な鋳枠と；この鋳枠上に載置可能な盛枠と；上
部が砂貯蔵室に、中部から下方に向かって複数の多数孔
板を具備した二股の下細り状中空室に、さらに下部が該
下細り状中空室の下端に連通したノズルにそれぞれ構成
された砂充填手段と；前記砂充填手段の下部に装着され
た昇降可能な複数個のスクイズフットと；によって画成
された鋳型造型空間に、前記砂充填手段により鋳物砂を
充填する方法であって、鋳物砂を前記鋳型造型空間に加
圧エヤ−により充填する際に、前記複数の多数孔板から
前記二股の下細り状中空室内にそれぞれ適宜圧縮エヤ−
を噴出させて前記二股の下細り状中空室内の鋳物砂を浮
遊流動化させるエヤレ−ションを成すと共に前記盛枠内
からの排気量を制御することにより前記パタ−ンプレ−
トからの排気量を制御し、これにより前記鋳型造型空間
における鋳物砂の充填密度を部分的に調整することを特
徴とする。また、前記鋳物砂を鋳型造型空間に充填させ
る加圧エヤ−の圧力が０．０５〜０．１８ＭＰａである
ことを特徴とする。さらに、前記エヤレ−ションを成す
際に前記複数の多数孔板から前記二股の下細り状中空室
内にそれぞれ適宜噴出させる圧縮エヤ−の圧力が０．０
５〜０．１８ＭＰａであることを特徴とする。本発明に
よれば、ノズルの砂詰まりを無くして鋳物砂を効率よく
充填することができると共に鋳型造型空間におけるパタ
−ンプレ−トの複雑形状部の砂充填密度を部分的に調整
することができる。また、低圧のエヤ−で鋳物砂の充填
が可能であると共に鋳物砂充填時の騒音を減少させるこ
とができる。
ために本発明における鋳物砂の充填方法は、パタ−ンプ
レ−トと；このパタ−ンプレ−トの外周を包囲して上下
摺動する枠状の抜型フレ−ムと；この抜型フレ−ム上に
載置可能な鋳枠と；この鋳枠上に載置可能な盛枠と；上
部が砂貯蔵室に、中部から下方に向かって複数の多数孔
板を具備した二股の下細り状中空室に、さらに下部が該
下細り状中空室の下端に連通したノズルにそれぞれ構成
された砂充填手段と；前記砂充填手段の下部に装着され
た昇降可能な複数個のスクイズフットと；によって画成
された鋳型造型空間に、前記砂充填手段により鋳物砂を
充填する方法であって、鋳物砂を前記鋳型造型空間に加
圧エヤ−により充填する際に、前記複数の多数孔板から
前記二股の下細り状中空室内にそれぞれ適宜圧縮エヤ−
を噴出させて前記二股の下細り状中空室内の鋳物砂を浮
遊流動化させるエヤレ−ションを成すと共に前記盛枠内
からの排気量を制御することにより前記パタ−ンプレ−
トからの排気量を制御し、これにより前記鋳型造型空間
における鋳物砂の充填密度を部分的に調整することを特
徴とする。また、前記鋳物砂を鋳型造型空間に充填させ
る加圧エヤ−の圧力が０．０５〜０．１８ＭＰａである
ことを特徴とする。さらに、前記エヤレ−ションを成す
際に前記複数の多数孔板から前記二股の下細り状中空室
内にそれぞれ適宜噴出させる圧縮エヤ−の圧力が０．０
５〜０．１８ＭＰａであることを特徴とする。本発明に
よれば、ノズルの砂詰まりを無くして鋳物砂を効率よく
充填することができると共に鋳型造型空間におけるパタ
−ンプレ−トの複雑形状部の砂充填密度を部分的に調整
することができる。また、低圧のエヤ−で鋳物砂の充填
が可能であると共に鋳物砂充填時の騒音を減少させるこ
とができる。
【０００５】上記の目的を達成するために本発明におけ
る鋳物砂の充填装置は、パタ−ンプレ−トと；このパタ
−ンプレ−トの外周を包囲して上下摺動する枠状の抜型
フレ−ムと；この抜型フレ−ム上に載置可能な鋳枠と；
この鋳枠上に載置可能な盛枠と；上部が砂貯蔵室に、中
部から下方に向かって複数の多数孔板を具備した二股の
下細り状中空室に、さらに下部が該下細り状中空室の下
端に連通したノズルにそれぞれ構成された砂充填手段
と；前記砂充填手段の下部に装着された昇降可能な複数
個のスクイズフットと；によって画成された鋳型造型空
間に、前記砂充填手段により鋳物砂を充填する装置であ
って、前記複数の多数孔板にそれぞれ装着されて前記二
股の下細り状中空室内に向けて圧縮エヤ−を噴出する圧
縮エヤ−噴出手段と、前記盛枠に装着されて盛枠内から
の排気量を制御する排気制御手段と、を備えたことを特
徴とする。本発明によれば、ノズルの砂詰まりを無くし
て鋳物砂を効率よく充填することができると共に鋳型造
型空間におけるパタ−ンプレ−トの複雑形状部の砂充填
密度を部分的に調整することができる。
る鋳物砂の充填装置は、パタ−ンプレ−トと；このパタ
−ンプレ−トの外周を包囲して上下摺動する枠状の抜型
フレ−ムと；この抜型フレ−ム上に載置可能な鋳枠と；
この鋳枠上に載置可能な盛枠と；上部が砂貯蔵室に、中
部から下方に向かって複数の多数孔板を具備した二股の
下細り状中空室に、さらに下部が該下細り状中空室の下
端に連通したノズルにそれぞれ構成された砂充填手段
と；前記砂充填手段の下部に装着された昇降可能な複数
個のスクイズフットと；によって画成された鋳型造型空
間に、前記砂充填手段により鋳物砂を充填する装置であ
って、前記複数の多数孔板にそれぞれ装着されて前記二
股の下細り状中空室内に向けて圧縮エヤ−を噴出する圧
縮エヤ−噴出手段と、前記盛枠に装着されて盛枠内から
の排気量を制御する排気制御手段と、を備えたことを特
徴とする。本発明によれば、ノズルの砂詰まりを無くし
て鋳物砂を効率よく充填することができると共に鋳型造
型空間におけるパタ−ンプレ−トの複雑形状部の砂充填
密度を部分的に調整することができる。
【０００６】また、上記の目的を達成するために本発明
における鋳物砂の充填装置は、前記二股の下細り状中空
室を形成する前記複数の多数孔板を具備した外側板が垂
直に設けられていると共に前記複数の多数孔板を具備し
た内側板が前記砂充填手段の下部とでほぼ二等辺三角形
を形成して設けられていることを特徴とする。本発明に
よれば、左右双方の下細り状中空室内に鋳物砂を均等に
入れることができると共に鋳物砂を流れやすくすること
ができる。
における鋳物砂の充填装置は、前記二股の下細り状中空
室を形成する前記複数の多数孔板を具備した外側板が垂
直に設けられていると共に前記複数の多数孔板を具備し
た内側板が前記砂充填手段の下部とでほぼ二等辺三角形
を形成して設けられていることを特徴とする。本発明に
よれば、左右双方の下細り状中空室内に鋳物砂を均等に
入れることができると共に鋳物砂を流れやすくすること
ができる。
【０００７】さらに、上記の目的を達成するために本発
明における鋳物砂の充填装置は、前記複数の多数孔板を
具備した内側板と前記砂充填手段の下部とで形成された
ほぼ二等辺三角形の底角の角度が使用する鋳物砂の安息
角以上であることを特徴とする。本発明によれば、二股
の下細り状中空室内の鋳物砂を流れやすくすることがで
きると共に該下細り状中空室内の砂詰まりを防止するこ
とができる。
明における鋳物砂の充填装置は、前記複数の多数孔板を
具備した内側板と前記砂充填手段の下部とで形成された
ほぼ二等辺三角形の底角の角度が使用する鋳物砂の安息
角以上であることを特徴とする。本発明によれば、二股
の下細り状中空室内の鋳物砂を流れやすくすることがで
きると共に該下細り状中空室内の砂詰まりを防止するこ
とができる。
【０００８】加えて、上記の目的を達成するために本発
明における鋳物砂の充填装置は、前記ノズルの内側面が
垂直であると共に外側面がノズル下方に向かうにしたが
ってノズル内側面に近くなる傾斜面であることを特徴と
する。本発明によれば、ノズル内側面及び外側面が垂直
である場合はノズル内側面及び外側面と鋳物砂との側面
抵抗が大きいためスクイズ時の鋳物砂の圧縮によってノ
ズルを砂詰まりさせることがあるのに対し、ノズル外側
面がノズル下方に向かうにしたがってノズル内側面に近
くなる傾斜面になっているため、ノズル上方に向かうほ
ど圧縮されようとする鋳物砂の逃げる空間が広く、ノズ
ル外側面と鋳物砂との側面抵抗も小さいのでスクイズ時
の鋳物砂の圧縮によってノズルを砂詰まりさせることが
無い。そのため、次回の鋳物砂充填時に悪影響を与える
ことが無い。また、鋳型造型後、造型された鋳型の上面
からノズルが離れても鋳物砂をこぼすこと無くノズル内
で保持することができる。さらに、鋳物砂を充填むら無
く効率よく充填することができる。
明における鋳物砂の充填装置は、前記ノズルの内側面が
垂直であると共に外側面がノズル下方に向かうにしたが
ってノズル内側面に近くなる傾斜面であることを特徴と
する。本発明によれば、ノズル内側面及び外側面が垂直
である場合はノズル内側面及び外側面と鋳物砂との側面
抵抗が大きいためスクイズ時の鋳物砂の圧縮によってノ
ズルを砂詰まりさせることがあるのに対し、ノズル外側
面がノズル下方に向かうにしたがってノズル内側面に近
くなる傾斜面になっているため、ノズル上方に向かうほ
ど圧縮されようとする鋳物砂の逃げる空間が広く、ノズ
ル外側面と鋳物砂との側面抵抗も小さいのでスクイズ時
の鋳物砂の圧縮によってノズルを砂詰まりさせることが
無い。そのため、次回の鋳物砂充填時に悪影響を与える
ことが無い。また、鋳型造型後、造型された鋳型の上面
からノズルが離れても鋳物砂をこぼすこと無くノズル内
で保持することができる。さらに、鋳物砂を充填むら無
く効率よく充填することができる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて詳しく説明する。図１において、造型基盤１上
の左右両側に枠セットシリンダ２、２が上向きにして立
設されており、該枠セットシリンダ２、２のピストンロ
ッド２Ａ、２Ａ先端間には昇降支持フレ−ム３が架設さ
れている。
基づいて詳しく説明する。図１において、造型基盤１上
の左右両側に枠セットシリンダ２、２が上向きにして立
設されており、該枠セットシリンダ２、２のピストンロ
ッド２Ａ、２Ａ先端間には昇降支持フレ−ム３が架設さ
れている。
【００１０】前記枠セットシリンダ２、２のうちの一方
（図１で左側）下位にはパタ−ン交換装置４の中心部が
水平平面内で回転可能にして支持されており、該パタ−
ン交換装置４の両端部には、パタ−ンプレ−ト５、５Ａ
（上下パタ−ンプレ−ト）を載置したパタ−ンキャリア
６、６Ａが図示されないスプリングにより５ｍｍ程度持
ち上げられた状態でセットされ、該パタ−ンプレ−ト
５、５Ａを前記造型基盤１の中央上部に交互に搬入出さ
せるようにされている。
（図１で左側）下位にはパタ−ン交換装置４の中心部が
水平平面内で回転可能にして支持されており、該パタ−
ン交換装置４の両端部には、パタ−ンプレ−ト５、５Ａ
（上下パタ−ンプレ−ト）を載置したパタ−ンキャリア
６、６Ａが図示されないスプリングにより５ｍｍ程度持
ち上げられた状態でセットされ、該パタ−ンプレ−ト
５、５Ａを前記造型基盤１の中央上部に交互に搬入出さ
せるようにされている。
【００１１】前記パタ−ンキャリア６、６Ａにおけるパ
タ−ンプレ−ト５、５Ａの四隅外側位置には、抜上げシ
リンダ７、７Ａが上向きにして埋設されていて、その先
端には前記パタ−ンプレ−ト５、５Ａの外周を包囲して
上下摺動する枠状の抜型フレ−ム８、８Ａが連結支持さ
れている。なお抜型フレ−ム８、８Ａは、抜上げシリン
ダ７、７Ａの伸長端でパタ−ンプレ−ト５、５Ａの見切
り面から若干上方に突出（図１参照）され、縮引端でパ
タ−ンプレ−ト５、５Ａの見切り面とほぼ同一面になる
ようにされている。
タ−ンプレ−ト５、５Ａの四隅外側位置には、抜上げシ
リンダ７、７Ａが上向きにして埋設されていて、その先
端には前記パタ−ンプレ−ト５、５Ａの外周を包囲して
上下摺動する枠状の抜型フレ−ム８、８Ａが連結支持さ
れている。なお抜型フレ−ム８、８Ａは、抜上げシリン
ダ７、７Ａの伸長端でパタ−ンプレ−ト５、５Ａの見切
り面から若干上方に突出（図１参照）され、縮引端でパ
タ−ンプレ−ト５、５Ａの見切り面とほぼ同一面になる
ようにされている。
【００１２】前記昇降支持フレ−ム３には砂充填手段９
が吊設されており、該砂充填手段９は、上部が砂貯蔵室
１０に、中部から下方に向かって複数の多数孔板１１、
１２を具備した二股の下細り状中空室１３に、さらに下
部が該下細り状中空室１３の下端に連通したノズル１
４、１４にそれぞれ構成されている。また前記砂貯蔵室
１０には、上端にスライドゲ−ト１５により開閉される
砂投入口１６が設けられていると共に上側部に図示され
ない圧縮エヤ−源に連通された切り替え弁１７を介して
加圧エヤ−（例えば、０．０５〜０．１８ＭＰａ）を導
入する給気管１８が連通されている。
が吊設されており、該砂充填手段９は、上部が砂貯蔵室
１０に、中部から下方に向かって複数の多数孔板１１、
１２を具備した二股の下細り状中空室１３に、さらに下
部が該下細り状中空室１３の下端に連通したノズル１
４、１４にそれぞれ構成されている。また前記砂貯蔵室
１０には、上端にスライドゲ−ト１５により開閉される
砂投入口１６が設けられていると共に上側部に図示され
ない圧縮エヤ−源に連通された切り替え弁１７を介して
加圧エヤ−（例えば、０．０５〜０．１８ＭＰａ）を導
入する給気管１８が連通されている。
【００１３】さらに前記下細り状中空室１３は、垂直に
設けられた前記複数の多数孔板１１を具備した外側板３
３と、前記砂充填手段９の下部とでほぼ二等辺三角形を
形成して設けられた前記複数の多数孔板１２を具備した
内側板３４と、で形成されている。また前記ほぼ二等辺
三角形の底角の角度は使用する鋳物砂の安息角（例え
ば、６０度）以上にされている。さらに前記ノズル１
４、１４は、内側面が垂直にされていると共に外側面が
ノズル１４、１４下方に向かうにしたがって内側面に近
くなる傾斜面にされている。
設けられた前記複数の多数孔板１１を具備した外側板３
３と、前記砂充填手段９の下部とでほぼ二等辺三角形を
形成して設けられた前記複数の多数孔板１２を具備した
内側板３４と、で形成されている。また前記ほぼ二等辺
三角形の底角の角度は使用する鋳物砂の安息角（例え
ば、６０度）以上にされている。さらに前記ノズル１
４、１４は、内側面が垂直にされていると共に外側面が
ノズル１４、１４下方に向かうにしたがって内側面に近
くなる傾斜面にされている。
【００１４】また前記砂充填手段９には前記複数の多数
孔板１１、１２にそれぞれ装着されて前記二股の下細り
状中空室１３内に向けて低圧（例えば、０．０５〜０．
１８ＭＰａ）の圧縮エヤ−を噴出する圧縮エヤ−噴出手
段１９が設けられている。該圧縮エヤ−噴出手段１９
は、図２の（イ）、（ロ）に示すように、前記複数の多
数孔板１１とで気密の中空室２０を形成する外側板３３
と、前記中空室２０に切り替え弁２１、２１を介して連
通された図示されない圧縮エヤ−源と、前記複数の多数
孔板１１に穿設された多数の細孔２２と、で構成されて
おり、複数の多数孔板１２とで気密の中空室２０を形成
する内側板３４についても同様に構成されている。さら
に前記砂充填手段９の下部には昇降可能な複数個のスク
イズフット２３が装着されている。
孔板１１、１２にそれぞれ装着されて前記二股の下細り
状中空室１３内に向けて低圧（例えば、０．０５〜０．
１８ＭＰａ）の圧縮エヤ−を噴出する圧縮エヤ−噴出手
段１９が設けられている。該圧縮エヤ−噴出手段１９
は、図２の（イ）、（ロ）に示すように、前記複数の多
数孔板１１とで気密の中空室２０を形成する外側板３３
と、前記中空室２０に切り替え弁２１、２１を介して連
通された図示されない圧縮エヤ−源と、前記複数の多数
孔板１１に穿設された多数の細孔２２と、で構成されて
おり、複数の多数孔板１２とで気密の中空室２０を形成
する内側板３４についても同様に構成されている。さら
に前記砂充填手段９の下部には昇降可能な複数個のスク
イズフット２３が装着されている。
【００１５】また前記スクイズフット２３及びノズル１
４、１４の群の外周を上下動可能にして包囲する盛枠２
４（図３参照）が、該盛枠２４の左右外側位置において
下向きにして設けられた盛枠シリンダ２５、２５に連結
して配設されている。さらに前記盛枠２４の上部には該
盛枠２４内からの圧縮エヤ−の排気量を制御する排気制
御手段２６が装着されており、該排気制御手段２６は、
前記盛枠２４の上部外周に装着されると共に盛枠２６と
で気密の中空室２７を形成する断面コ字状の枠体２８
と、前記中空室２７を大気に対して開閉する図示されな
い開閉手段と、前記盛枠２４の上部に穿設されたベント
ホ−ル２９、２９と、で構成されている。また前記昇降
支持フレ−ム３における砂充填手段９の左右外側位置に
は、前記スクイズフット２３の下方位置まで伸びるフレ
−ム３０、３０を介して鋳枠３１の搬入出コンベヤ３２
が吊設されている。
４、１４の群の外周を上下動可能にして包囲する盛枠２
４（図３参照）が、該盛枠２４の左右外側位置において
下向きにして設けられた盛枠シリンダ２５、２５に連結
して配設されている。さらに前記盛枠２４の上部には該
盛枠２４内からの圧縮エヤ−の排気量を制御する排気制
御手段２６が装着されており、該排気制御手段２６は、
前記盛枠２４の上部外周に装着されると共に盛枠２６と
で気密の中空室２７を形成する断面コ字状の枠体２８
と、前記中空室２７を大気に対して開閉する図示されな
い開閉手段と、前記盛枠２４の上部に穿設されたベント
ホ−ル２９、２９と、で構成されている。また前記昇降
支持フレ−ム３における砂充填手段９の左右外側位置に
は、前記スクイズフット２３の下方位置まで伸びるフレ
−ム３０、３０を介して鋳枠３１の搬入出コンベヤ３２
が吊設されている。
【００１６】次にこのように構成されたものの作動を詳
しく説明する。図１は、砂充填手段９内に鋳物砂Ｓが投
入され、スクイズフット２３全体が下方のパタ−ンプレ
−ト５の凹凸に相対して凹凸を形成し、かつ搬入出コン
ベヤ３２に空の鋳枠３１が搬入された状態にある。なお
パタ−ンキャリア６は図示されないスプリングにより５
ｍｍ程度持ち上げられた状態でパタ−ン交換装置４上に
セットされて造型基盤１との間に５ｍｍ程度の隙間があ
る。また抜型フレ−ム８は抜上げシリンダ７、７により
パタ−ンプレ−ト５の見切面から上方に突出された状態
にある。
しく説明する。図１は、砂充填手段９内に鋳物砂Ｓが投
入され、スクイズフット２３全体が下方のパタ−ンプレ
−ト５の凹凸に相対して凹凸を形成し、かつ搬入出コン
ベヤ３２に空の鋳枠３１が搬入された状態にある。なお
パタ−ンキャリア６は図示されないスプリングにより５
ｍｍ程度持ち上げられた状態でパタ−ン交換装置４上に
セットされて造型基盤１との間に５ｍｍ程度の隙間があ
る。また抜型フレ−ム８は抜上げシリンダ７、７により
パタ−ンプレ−ト５の見切面から上方に突出された状態
にある。
【００１７】この状態でスライドゲ−ト１５を作動させ
て砂投入口１６を閉じた後、盛枠シリンダ２５、２５が
伸長作動して盛枠２４を下降させて鋳枠３１の上面に押
し付け密着させると共に枠セットシリンダ２、２が縮引
作動して鋳枠３１がパタ−ンプレ−ト５の外周で上方に
突出されている抜型フレ−ム８上に押し付けられてパタ
−ンキャリア６を図示されないスプリングに抗して押し
下げ、造型基盤１上に圧着する。この際パタ−ンプレ−
ト５、抜型フレ−ム８、鋳枠３１、盛枠２４、砂充填手
段９、スクイズフット２３で画成する鋳型造型空間は、
スクイズフット２３がパタ−ンプレ−ト５の凹凸に相対
する凹凸形状に形成された状態になる。
て砂投入口１６を閉じた後、盛枠シリンダ２５、２５が
伸長作動して盛枠２４を下降させて鋳枠３１の上面に押
し付け密着させると共に枠セットシリンダ２、２が縮引
作動して鋳枠３１がパタ−ンプレ−ト５の外周で上方に
突出されている抜型フレ−ム８上に押し付けられてパタ
−ンキャリア６を図示されないスプリングに抗して押し
下げ、造型基盤１上に圧着する。この際パタ−ンプレ−
ト５、抜型フレ−ム８、鋳枠３１、盛枠２４、砂充填手
段９、スクイズフット２３で画成する鋳型造型空間は、
スクイズフット２３がパタ−ンプレ−ト５の凹凸に相対
する凹凸形状に形成された状態になる。
【００１８】次に前記圧縮エヤ−噴出手段１９により、
前記複数の多数孔板１１及び１２から前記二股の下細り
状中空室１３内にそれぞれ適宜低圧の圧縮エヤ−を噴出
させて前記二股の下細り状中空室１３内の鋳物砂Ｓを浮
遊流動化させるエヤレ−ションをさせながら切り替え弁
１７を介して給気管１８から加圧エヤ−を砂充填手段９
に供給して鋳物砂Ｓをエヤ−により鋳型造型空間にノズ
ル１４、１４を介してエヤレ−ション充填する。この
際、エヤレ−ション充填時のエヤ−は、ベントホ−ル２
９、２９又は／及びパタ−ンプレ−ト５の図示されない
ベントホ−ルから排気される。
前記複数の多数孔板１１及び１２から前記二股の下細り
状中空室１３内にそれぞれ適宜低圧の圧縮エヤ−を噴出
させて前記二股の下細り状中空室１３内の鋳物砂Ｓを浮
遊流動化させるエヤレ−ションをさせながら切り替え弁
１７を介して給気管１８から加圧エヤ−を砂充填手段９
に供給して鋳物砂Ｓをエヤ−により鋳型造型空間にノズ
ル１４、１４を介してエヤレ−ション充填する。この
際、エヤレ−ション充填時のエヤ−は、ベントホ−ル２
９、２９又は／及びパタ−ンプレ−ト５の図示されない
ベントホ−ルから排気される。
【００１９】なお、この際、前記排気制御手段２６の図
示されない開閉手段により中空室２７を任意のタイミン
グで適宜開閉し盛枠２４内からのエヤ−の排気量を制御
することにより前記パタ−ンプレ−ト５の図示されない
ベントホ−ルからの排気量を制御することもできる。こ
れにより前記鋳型造型空間におけるパタ−ンプレ−ト５
の複雑形状部の鋳物砂Ｓの充填密度を部分的に調整する
ことができる。この結果、鋳物砂Ｓは前記鋳型造型空間
の隅々にまで所要状態に適確に充填されることとなる。
示されない開閉手段により中空室２７を任意のタイミン
グで適宜開閉し盛枠２４内からのエヤ−の排気量を制御
することにより前記パタ−ンプレ−ト５の図示されない
ベントホ−ルからの排気量を制御することもできる。こ
れにより前記鋳型造型空間におけるパタ−ンプレ−ト５
の複雑形状部の鋳物砂Ｓの充填密度を部分的に調整する
ことができる。この結果、鋳物砂Ｓは前記鋳型造型空間
の隅々にまで所要状態に適確に充填されることとなる。
【００２０】次に枠セットシリンダ２、２がさらに縮引
作動して盛枠シリンダ２５、２５を縮引させながら昇降
支持フレ−ム３及びこれに支持されている部材を下降さ
せてゆき、スクイズフット２３下面全体が平坦になるま
で鋳物砂Ｓの一次スクイズをすると共にスライドゲ−ト
１５を逆作動させて砂投入口１６を開放する。
作動して盛枠シリンダ２５、２５を縮引させながら昇降
支持フレ−ム３及びこれに支持されている部材を下降さ
せてゆき、スクイズフット２３下面全体が平坦になるま
で鋳物砂Ｓの一次スクイズをすると共にスライドゲ−ト
１５を逆作動させて砂投入口１６を開放する。
【００２１】次に抜上げシリンダ７、７の作動流体をリ
リ−フする状態に切り替えると共に枠セットシリンダ
２、２が一次スクイズより高い圧力で縮引作動をするこ
とにより、鋳枠３１、盛枠２４、スクイズフット２３等
が一体となって下降し鋳物砂Ｓ全体を二次スクイズす
る。
リ−フする状態に切り替えると共に枠セットシリンダ
２、２が一次スクイズより高い圧力で縮引作動をするこ
とにより、鋳枠３１、盛枠２４、スクイズフット２３等
が一体となって下降し鋳物砂Ｓ全体を二次スクイズす
る。
【００２２】次に抜上げシリンダ７、７を伸長作動させ
て鋳枠３１を抜型フレ−ム８を介して盛枠２４に押し付
けながら枠セットシリンダ２、２が逆作動して抜型をす
る。この際盛枠シリンダ２４、２４は鋳枠３１及びスク
イズフット２３等と一体となって上昇される。
て鋳枠３１を抜型フレ−ム８を介して盛枠２４に押し付
けながら枠セットシリンダ２、２が逆作動して抜型をす
る。この際盛枠シリンダ２４、２４は鋳枠３１及びスク
イズフット２３等と一体となって上昇される。
【００２３】その後、鋳型を造型した鋳枠３１は抜上げ
シリンダ７、７により抜型フレ−ム８を介して抜き上げ
支持される一方、盛枠２４及びスクイズフット２３等は
一体となって上昇されてゆく、途中において鋳型を造型
した鋳枠３１は搬入出コンベヤ３２により掬い上げられ
てパタ−ンプレ−ト５から完全に分離されると共に鋳物
砂Ｓが砂充填手段９内に補給される。
シリンダ７、７により抜型フレ−ム８を介して抜き上げ
支持される一方、盛枠２４及びスクイズフット２３等は
一体となって上昇されてゆく、途中において鋳型を造型
した鋳枠３１は搬入出コンベヤ３２により掬い上げられ
てパタ−ンプレ−ト５から完全に分離されると共に鋳物
砂Ｓが砂充填手段９内に補給される。
【００２４】次に鋳型を造型した鋳枠３１が搬入出コン
ベヤ３２を介して搬出され、空の鋳枠３１が搬入される
と共にパタ−ン交換装置４が図示されないアクチュエ−
タにより作動してパタ−ンプレ−ト５とパタ−ンプレ−
ト５Ａとを入替え、さらにスクイズフット２３が作動さ
れてパタ−ンプレ−ト５Ａの凹凸に相対した凹凸に形成
され上記の作動を繰り返し行う。
ベヤ３２を介して搬出され、空の鋳枠３１が搬入される
と共にパタ−ン交換装置４が図示されないアクチュエ−
タにより作動してパタ−ンプレ−ト５とパタ−ンプレ−
ト５Ａとを入替え、さらにスクイズフット２３が作動さ
れてパタ−ンプレ−ト５Ａの凹凸に相対した凹凸に形成
され上記の作動を繰り返し行う。
【００２５】なお本発明の実施の形態では、複数の多数
孔板１１及び１２から低圧の圧縮エヤ−を噴出させてエ
ヤレ−ションをさせるようにしたが、複数の多数孔板１
１又は１２から低圧の圧縮エヤ−を噴出させてエヤレ−
ションをさせるようにしてもよい。
孔板１１及び１２から低圧の圧縮エヤ−を噴出させてエ
ヤレ−ションをさせるようにしたが、複数の多数孔板１
１又は１２から低圧の圧縮エヤ−を噴出させてエヤレ−
ションをさせるようにしてもよい。
【００２６】また本発明の実施の形態で示す圧縮エヤ−
噴出手段１９は、各々の中空室２０に各々の切り替え弁
２１を連通させて圧縮エヤ−の噴出を部分的に調整する
ようにしているが、各々の中空室２０に対して１個の切
り替え弁を連通させるようにしてもよい。
噴出手段１９は、各々の中空室２０に各々の切り替え弁
２１を連通させて圧縮エヤ−の噴出を部分的に調整する
ようにしているが、各々の中空室２０に対して１個の切
り替え弁を連通させるようにしてもよい。
【００２７】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように本発明
は、パタ−ンプレ−トと；このパタ−ンプレ−トの外周
を包囲して上下摺動する枠状の抜型フレ−ムと；この抜
型フレ−ム上に載置可能な鋳枠と；この鋳枠上に載置可
能な盛枠と；上部が砂貯蔵室に、中部から下方に向かっ
て複数の多数孔板を具備した二股の下細り状中空室に、
さらに下部が該下細り状中空室の下端に連通したノズル
にそれぞれ構成された砂充填手段と；前記砂充填手段の
下部に装着された昇降可能な複数個のスクイズフット
と；によって画成された鋳型造型空間に、前記砂充填手
段により鋳物砂を充填する方法であって、鋳物砂を前記
鋳型造型空間に加圧エヤ−により充填する際に、前記複
数の多数孔板から前記二股の下細り状中空室内にそれぞ
れ適宜圧縮エヤ−を噴出させて前記二股の下細り状中空
室内の鋳物砂を浮遊流動化させるエヤレ−ションを成す
と共に前記盛枠内からの排気量を制御することにより前
記パタ−ンプレ−トからの排気量を制御し、これにより
前記鋳型造型空間における鋳物砂の充填密度を部分的に
調整するようにしたから、ノズルの砂詰りをなくして鋳
物砂を鋳型造型空間に充填させることができると共に鋳
物砂を低圧エヤ−で充填させることが可能になったた
め、エヤ−の消費量を少なくすることができる。また鋳
物砂充填時の騒音を減少させることができる。さらに鋳
型造型空間におけるパタ−ンプレ−トの複雑形状部の鋳
物砂の充填密度を部分的に調整することができる等種々
の効果がある。
は、パタ−ンプレ−トと；このパタ−ンプレ−トの外周
を包囲して上下摺動する枠状の抜型フレ−ムと；この抜
型フレ−ム上に載置可能な鋳枠と；この鋳枠上に載置可
能な盛枠と；上部が砂貯蔵室に、中部から下方に向かっ
て複数の多数孔板を具備した二股の下細り状中空室に、
さらに下部が該下細り状中空室の下端に連通したノズル
にそれぞれ構成された砂充填手段と；前記砂充填手段の
下部に装着された昇降可能な複数個のスクイズフット
と；によって画成された鋳型造型空間に、前記砂充填手
段により鋳物砂を充填する方法であって、鋳物砂を前記
鋳型造型空間に加圧エヤ−により充填する際に、前記複
数の多数孔板から前記二股の下細り状中空室内にそれぞ
れ適宜圧縮エヤ−を噴出させて前記二股の下細り状中空
室内の鋳物砂を浮遊流動化させるエヤレ−ションを成す
と共に前記盛枠内からの排気量を制御することにより前
記パタ−ンプレ−トからの排気量を制御し、これにより
前記鋳型造型空間における鋳物砂の充填密度を部分的に
調整するようにしたから、ノズルの砂詰りをなくして鋳
物砂を鋳型造型空間に充填させることができると共に鋳
物砂を低圧エヤ−で充填させることが可能になったた
め、エヤ−の消費量を少なくすることができる。また鋳
物砂充填時の騒音を減少させることができる。さらに鋳
型造型空間におけるパタ−ンプレ−トの複雑形状部の鋳
物砂の充填密度を部分的に調整することができる等種々
の効果がある。
【図１】本発明の一実施例を示す縦断面図である。
【図２】図１におけるＡ−Ａ矢視図であり、圧縮エヤ−
噴出手段の詳細図である。（イ）はＡ−Ａ矢視正面図、
（ロ）はＡ−Ａ矢視右側面図である。
噴出手段の詳細図である。（イ）はＡ−Ａ矢視正面図、
（ロ）はＡ−Ａ矢視右側面図である。
【図３】図１におけるＢ−Ｂ矢視拡大図である。
５ ５Ａ パタ−ンプレ−ト
８ ８Ａ 抜型フレ−ム
９ 砂充填手段
１０ 砂貯蔵室
１１ １２ 多数孔板
１３ 下細り状中空室
１４ ノズル
１９ 圧縮エヤ−噴出手段
２３ スクイズフット
２４ 盛枠
２６ 排気制御手段
３１ 鋳枠
３３ 外側板
３４ 内側板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭60−158949（ＪＰ，Ａ)
特開 昭51−114326（ＪＰ，Ａ)
特開 昭58−179538（ＪＰ，Ａ)
実公 平５−19161（ＪＰ，Ｙ２)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B22C 11/00 - 25/00
B22C 5/12
Claims (7)
- 【請求項１】 パタ−ンプレ−トと；このパタ−ンプレ
−トの外周を包囲して上下摺動する枠状の抜型フレ−ム
と；この抜型フレ−ム上に載置可能な鋳枠と；この鋳枠
上に載置可能な盛枠と；上部が砂貯蔵室に、中部から下
方に向かって複数の多数孔板を具備した二股の下細り状
中空室に、さらに下部が該下細り状中空室の下端に連通
したノズルにそれぞれ構成された砂充填手段と；前記砂
充填手段の下部に装着された昇降可能な複数個のスクイ
ズフットと；によって画成された鋳型造型空間に、前記
砂充填手段により鋳物砂を充填する方法であって、鋳物
砂を前記鋳型造型空間に加圧エヤ−により充填する際
に、前記複数の多数孔板から前記二股の下細り状中空室
内にそれぞれ適宜圧縮エヤ−を噴出させて前記二股の下
細り状中空室内の鋳物砂を浮遊流動化させるエヤレ−シ
ョンを成すと共に前記盛枠内からの排気量を制御するこ
とにより前記パタ−ンプレ−トからの排気量を制御し、
これにより前記鋳型造型空間における鋳物砂の充填密度
を部分的に調整することを特徴とする鋳物砂の充填方
法。 - 【請求項２】 前記鋳物砂を鋳型造型空間に充填させる
加圧エヤ−の圧力が０．０５〜０．１８ＭＰａであるこ
とを特徴とする請求項１記載の鋳物砂の充填方法。 - 【請求項３】 前記エヤレ−ションを成す際に前記複数
の多数孔板から前記二股の下細り状中空室内にそれぞれ
適宜噴出させる圧縮エヤ−の圧力が０．０５〜０．１８
ＭＰａであることを特徴とする請求項１又は２のいずれ
かに記載の鋳物砂の充填方法。 - 【請求項４】 パタ−ンプレ−トと；このパタ−ンプレ
−トの外周を包囲して上下摺動する枠状の抜型フレ−ム
と；この抜型フレ−ム上に載置可能な鋳枠と；この鋳枠
上に載置可能な盛枠と；上部が砂貯蔵室に、中部から下
方に向かって複数の多数孔板を具備した二股の下細り状
中空室に、さらに下部が該下細り状中空室の下端に連通
したノズルにそれぞれ構成された砂充填手段と；前記砂
充填手段の下部に装着された昇降可能な複数個のスクイ
ズフットと；によって画成された鋳型造型空間に、前記
砂充填手段により鋳物砂を充填する装置であって、前記
複数の多数孔板にそれぞれ装着されて前記二股の下細り
状中空室内に向けて圧縮エヤ−を噴出する圧縮エヤ−噴
出手段と、前記盛枠に装着されて盛枠内からの排気量を
制御する排気制御手段と、を備えたことを特徴とする鋳
物砂の充填装置。 - 【請求項５】 前記二股の下細り状中空室を形成する前
記複数の多数孔板を具備した外側板が垂直に設けられて
いると共に前記複数の多数孔板を具備した内側板が前記
砂充填手段の下部とでほぼ二等辺三角形を形成して設け
られていることを特徴とする請求項４記載の鋳物砂の充
填装置。 - 【請求項６】 前記複数の多数孔板を具備した内側板と
前記砂充填手段の下部とで形成されたほぼ二等辺三角形
の底角の角度が使用する鋳物砂の安息角以上であること
を特徴とする請求項５記載の鋳物砂の充填装置。 - 【請求項７】 前記ノズルの内側面が垂直であると共に
外側面がノズル下方に向かうにしたがってノズル内側面
に近くなる傾斜面であることを特徴とする請求項４乃至
６のいずれかに記載の鋳物砂の充填装置。
Priority Applications (11)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000189151A JP3410434B2 (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 鋳物砂の充填方法及びその装置 |
| BR0104490-7A BR0104490A (pt) | 2000-02-17 | 2001-02-08 | Aparelho e método para introduzir areia de moldagem em um espaço de molde definido por uma placa padrão |
| KR1020077010514A KR100824122B1 (ko) | 2000-02-17 | 2001-02-08 | 주물사 충전 압축 장치 및 취입 충전 방법 |
| PCT/JP2001/000879 WO2001060549A1 (fr) | 2000-02-17 | 2001-02-08 | Procede et dispositif de remplissage avec du sable de moulage |
| EP01904343.9A EP1184106B1 (en) | 2000-02-17 | 2001-02-08 | Method and device for filling casting sand |
| KR1020017013243A KR100837464B1 (ko) | 2000-02-17 | 2001-02-08 | 주물사 충전 압축 장치 및 취입 충전 방법 |
| IDW00200102241A ID30333A (id) | 2000-02-17 | 2001-02-08 | Peralatan dan metode pemasukan pasir cetakan |
| CNB018002471A CN1214881C (zh) | 2000-02-17 | 2001-02-08 | 充填铸造型砂的装置和方法 |
| US09/958,971 US6752196B2 (en) | 2000-02-17 | 2001-02-08 | Method and device for filling casting sand |
| CNB2004100879848A CN1311933C (zh) | 2000-02-17 | 2001-02-08 | 充填铸造型砂的装置和方法 |
| TW090103100A TW471985B (en) | 2000-02-17 | 2001-02-13 | Method and device for filling molding sand |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000189151A JP3410434B2 (ja) | 2000-06-23 | 2000-06-23 | 鋳物砂の充填方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002001489A JP2002001489A (ja) | 2002-01-08 |
| JP3410434B2 true JP3410434B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000189151A Expired - Fee Related JP3410434B2 (ja) | 2000-02-17 | 2000-06-23 | 鋳物砂の充填方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3410434B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110090931A (zh) * | 2019-06-17 | 2019-08-06 | 保定锐泓机械制造有限公司 | 一种双向垂直分型造型装置 |
-
2000
- 2000-06-23 JP JP2000189151A patent/JP3410434B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002001489A (ja) | 2002-01-08 |
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