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JP3403983B2 - 炭酸飲料びん及びその開栓具 - Google Patents

炭酸飲料びん及びその開栓具

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JP3403983B2
JP3403983B2 JP32961399A JP32961399A JP3403983B2 JP 3403983 B2 JP3403983 B2 JP 3403983B2 JP 32961399 A JP32961399 A JP 32961399A JP 32961399 A JP32961399 A JP 32961399A JP 3403983 B2 JP3403983 B2 JP 3403983B2
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cap
spout
diameter
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protrusion
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孝次 秋庭
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孝次 秋庭
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Devices For Opening Bottles Or Cans (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるラムネび
んの開栓、及び、キャップの除去に用いる開栓具、更に
はこの開栓具を装着したラムネびんに関する。
【0002】
【従来の技術】中央部に注出口が形成され、その裏側に
封緘用の封緘玉を有し、該封緘玉を押し下げることで開
栓する、いわゆるラムネびんのキャップが知られてい
る。このようなキャップはびんに堅固に固着しているの
で、内容物である炭酸飲料を飲み終わった後に容易にび
んから取り外すことができない。しかし、キャップの注
出口付近から外周方向に向けて弱化溝を設けておくと、
飲み終わった後はの注出口を押し広げることでキャップ
が弱化溝によって破壊され、びんから取り除くことので
きる。このように、キャップをびんから容易に取り外す
ことが可能となると、びんをリターナブルびんとして使
用すること、又は、びんとキャップとを分別してリサイ
クルを行い、資源の有効利用を図ることができる。
【0003】図5、6に示すキャップ12はこのような
キャップの例である。キャップ12は、外筒体13、内
筒体14及び封緘玉15からなる。外筒体13はポリプ
ロピレンなどの硬質のプラスチック製で、ほぼドーム形
の全体形状をしている。内周面にはびん11の口部の外
周に形成された突条21と係合する係合部18を有して
いる。頂部中央には注出口16が形成されている。注出
口16の周壁19は、注出口の周囲から下方に向かって
形成されおり、その下端外周には内筒体14を結合する
ための突条20が形成されている。外筒体13の内面に
は、注出口16の付近から外側方向に向かって弱化溝1
7が2本設けられている。弱化溝17は断面がV字状を
なした溝で、この部分が壊れやすくなっている。
【0004】概略筒状をなす内筒体14は軟質のポリエ
チレン製で、その外周面はびん11の口部の内面に接触
して内容物をシールする。内筒体14の内周部分にはガ
ラス製の封緘玉15が包持される。封緘玉15は内容物
である炭酸飲料の内圧による上方に押し上げる力によっ
て内筒体14の内周部分に押圧され、気密性が保持され
ている。内筒体14の上部の内側に形成された突条24
が外筒体13の突条20と係合することで、内筒体14
が外筒体13に結合されている。しかし、外筒体と内筒
体の結合態様はこの例に限るものではなく、種々の態様
が可能である。
【0005】このようなキャップの開栓具としては、例
えば、図7に示す開栓具25が考えられる。開栓具25
は円盤状のフランジ部26の一方の側(下面)に筒状な
いしは棒状の突起部27が一体に形成されているもので
ある。突起部27の先端側はキャップ12の注出口16
よりも径の小さい小径部28、元端側が注出口よりも径
の大きな大径部29となっている。大径部29と小径部
28の間は元端側が太くなるテーパとなっている。これ
は、キャップを破壊する際に大径部29を注出口16に
滑らかに押し込むことができるためである。開栓すると
きは、開栓具25の突起部27を、その小径部28まで
キャップの注出口に押し込み、封緘玉を押し下げる。飲
み終わった後は、開栓具25の突起部27を、その大径
部29までキャップの注出口に押し込む。。大径部29
の外径は注出口16の内径よりも大きいので、これによ
って注出口16が押し広げられ、弱化溝17から破壊が
始まり、最後には外筒体13が完全に破壊される。この
ように外筒体13を破壊した後、内筒体14及び封緘玉
15を取り除くことで、キャップ12は完全にびん11
から取り除かれる。
【0006】開栓具25は、例えば図8に示すように、
突起部27に筒状のスペーサ30を填めた状態でキャッ
プ12の頂部に載せ、フィルム31で包装し、ラムネび
んに装着して販売される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の開栓具25で開
栓する場合、適当な力で押し込めば小径部28まで注出
口16に押し込み、開栓することが可能である。しか
し、押し込む力が強すぎた場合には、開栓の際に突起部
28の大径部29まで押し込んでしまい、キャップを破
壊してしまう。
【0008】また、開栓具25を、図8のようにラムネ
びんに装着した場合、突起部27が長いために嵩張って
しまうという問題もある。
【0009】本発明においては、開栓時にキャップを破
壊してしまうおそれがなく、しかも、ラムネびんに装着
した場合に嵩張らない、開栓とキャップの除去の双方が
可能な開栓具を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、中央部に注出
口が形成され、その裏側に封緘用の封緘玉を有し、該封
緘玉を押し下げることで開栓し、飲み終わった後は前記
注出口を押し広げることでキャップを破壊してびんから
取り除くことのできるキャップを装着した炭酸飲料びん
の開栓具であって、前記注出口の径よりも大きな径を有
するフランジ部4の片面に前記注出口よりも小さな径を
有する突起部5を突設した開栓体2と、前記突起部5が
通過できる穴10が形成され、前記注出口の径よりも大
きな径を有するフランジ部6の片面に、軸方向に形成さ
れたスリット8を有する筒状部7を、前記穴10の周囲
に突設した除去体3を有し、前記開栓体2の突起部5を
前記注出口に押し込むことで前記封緘玉を押し下げて開
栓し、前記除去体3の筒状部7を前記注出口に挿入した
後、前記開栓体2の突起部5を前記穴10から前記筒状
部7内に押し込むことで、前記筒状部7の径が拡大し、
キャップを破壊することを特徴とする炭酸飲料びんの開
栓具である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施例を表した図面に基づ
いて本発明を詳細に説明する。図1は実施例の開栓具1
の分解状態の斜視図、図2は開栓具1をキャップ12の
頂部に装着した状態の側面図、図3は開栓体2で開栓す
る説明図、図4は開栓具1でキャップを破壊する説明図
である。
【0012】図1〜4に示す開栓具1は、共にプラスチ
ック製の開栓体2及び除去体3からなる。開栓体2は、
キャップ12の注出口16の内径よりも大きな径を有す
るフランジ部4の片面に注出口16よりも小さな径を有
する突起部5を突設したものである。除去体3は、注出
口16の径よりも大きな径を有するフランジ部6の片面
に筒状部7を突設したものである。フランジ部7には、
筒状部7の内側に、突起部5が通過できる穴10が形成
されている。筒状部7には軸方向に4個のスリット8が
形成されており、その径が縮小したり拡大したりできる
ようになっている。筒状部7の内径は開栓体2の突起部
5の外径よりもやや大きくなっている。また、筒状部7
の中間部は先端部よりも肉厚に形成され、その外周面に
は先端部から中間部にかけて斜面9が形成されている。
筒状部7の最大外径は、注出口16の内径よりも大きく
なっている。
【0013】開栓体2と除去体3は、図1に示すよう
に、その突起部5と筒状部7とを対向させ、図2に示す
ように、突起部5を筒状部7に挿入し、一体化すること
ができる。そして、びん11に装着したキャップ12の
頂部に載せ、その上をフィルム30などの適当な手段で
固定し、装着することができる。この場合、突起部5が
筒状部7に挿入されているので、キャップ上に装着され
た開栓具が嵩張らない。なお、この実施例の場合は、筒
状部7の内径は、開栓体2の突起部5の外径よりもやや
大きくなっているが、筒状部7の径はスリット8により
拡大することができるので、かならずしも突起部5の外
径よりも大きくする必要はない。
【0014】開栓するときは、図2の状態からフィルム
30を剥がして開栓具1を取り出し、開栓体2と除去体
3を分離する。そして、図3に示すように、開栓体2の
突起部5を下向きにして注出口16入れ、フランジ部4
の上を叩き、又は押圧して突起部5を注出口16に押し
込み、封緘玉15を落下させる。突起部5の外径は注出
口16の内径よりも小さいので、キャップ12を破壊さ
せるおそれは全くない。
【0015】キャップ12を除去するときは、まず、図
4の上側に示すように、除去体3の筒状部7をキャップ
12の注出口16に挿入する。筒状体7の最大径は注出
口16の内径よりも大きいので、スリット8の作用によ
り筒状部7の径は縮小する。そして、フランジ部6の上
方から穴10及び筒状部7の中に開栓体2の突起部5を
押し込む。すると、一旦縮小した筒状部7の径が突起部
5により押し広げられる。突起部5を挿入した状態では
筒状部7の最大径はキャップ12の注出口16の内径よ
りも大きくなるので、注出口16は押し広げられ、図4
の下側に示すように、弱化溝17の作用で外筒体13は
破断する。本実施例においては、筒状部7の最大径は元
々注出口16の内径よりも大きくなっているが、必ずし
もその必要はなく、要は突起部5挿入した状態で筒状部
の最大径が注出口の内径よりも大きくなればよい。筒状
部7の斜面9は内側に設けることもできるし、斜面に代
えて突起や突条を設けることもできる。しかし、斜面を
設けた場合は開栓体を容易に押し込むことができる。
【0016】本発明においては、除去体3を注出口に押
し込んだだけではキャップは破壊されないので、使用者
が開栓しようとして、除去体3を開栓体2と誤って使用
したときでも、キャップが破壊されることがない。
【0017】なお、本発明は特許請求の範囲を逸脱しな
い限りにおいて変更を加えることができるのはもちろん
である。
【0018】
【発明の効果】本発明の開栓具は、開栓時にキャップを
破壊してしまうおそれがなく、しかも、開栓のみなら
ず、キャップの除去も容易に行うことができる。また、
開栓体と除去体を組み合わせてコンパクトにできるの
で、キャップの頂部にスマートに装着でき、邪魔になら
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の開栓具1の分解状態の斜視図である。
【図2】開栓具1をキャップ12の頂部に装着したびん
の上部の側面図である。
【図3】開栓体2で開栓する説明図である。
【図4】開栓具1でキャップ12の外筒体13を破壊す
る説明図である。
【図5】キャップ12の上面図である。
【図6】キャップ12をびん11に取り付けた状態の断
面図である。
【図7】開栓具25の側面図である。
【図8】開栓具25をキャップ12の頂部に装着したび
んの上部の断面図である。
【符号の説明】
1 開栓具 2 開栓体 3 除去体 4 フランジ部 5 突起部 6 フランジ部 7 筒状部 8 スリット 9 斜面 10 穴 11 びん 12 キャップ 13 外筒体 14 内筒体 15 封緘玉 16 注出口 17 弱化溝 18 係合部 19 周壁 20 突条 21 突条 24 突条 25 開栓具 26 フランジ部 27 突起部 28 小径部 29 大径部 30 スペーサ 31 フィルム
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 35/44 - 35/54 B65D 39/00 - 55/16 B65D 23/00 B67B 7/00 - 7/90 WPI/L(QUESTEL)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に注出口が形成され、その裏側に
    封緘玉を有し、該封緘玉を押し下げることで開栓し、飲
    み終わった後は前記注出口を押し広げることでキャップ
    を破壊してびんから取り除くことのできるキャップを装
    着した炭酸飲料びんの開栓具であって、 前記注出口の径よりも大きな径を有するフランジ部4の
    片面に前記注出口よりも小さな径を有する突起部5を突
    設した開栓体2と、 前記突起部5が通過できる穴10が形成され、前記注出
    口の径よりも大きな径を有するフランジ部6の片面に、
    軸方向に形成されたスリット8を有する筒状部7を、前
    記穴10の周囲に突設した除去体3を有し、 前記開栓体2の突起部5を前記注出口に押し込むことで
    前記封緘玉を押し下げて開栓し、 前記除去体3の筒状部7を前記注出口に挿入した後、前
    記開栓体2の突起部5を前記穴10から前記筒状部7内
    に押し込むことで、前記筒状部7の径が拡大し、キャッ
    プを破壊することを特徴とする炭酸飲料びんの開栓具
  2. 【請求項2】 請求項1の開栓具において、前記除去体
    3の筒状部7の中間部又は根本部を先端部よりも肉厚に
    形成し、前記筒状部7の外周面及び/又は内周面に斜面
    9を形成したことを特徴とする炭酸飲料びんの開栓具
  3. 【請求項3】 前記開栓体2の突起部5を前記筒状部7
    の中に挿入することで前記開栓体2と前記除去体3とを
    一体化した請求項1又は2の開栓具を、前記キャップの
    頂部に装着したことを特徴とする炭酸飲料びん
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