JP3486785B2 - 電池用のセパレータ及びその製造方法 - Google Patents
電池用のセパレータ及びその製造方法Info
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Description
ム一次・二次電池、リチウムイオン一次・二次電池など
の電池セパレータに関する。
提案されており、特にセパレータの機械的強度の向上に
は、超高分子量ポリエチレンの含有が必須とされてき
た。例えば、特開平2−21559号公報には、粘度平
均分子量100万以上のポリエチレンと粘度平均分子量
30万以下のポリエチレンの混合物からなるセパレータ
が開示されている。また、特開平5−25305号公報
には、重量平均分子量70万以上の超高分子量ポリオレ
フィンと高密度ポリエチレン及び低密度ポリエチレンの
組成物からなる微多孔膜が開示されている。
れている技術では、超高分子量ポリエチレンを含有して
いることが成形加工性を著しく低下させ、薄膜化できな
いという問題等があった。そこで、上記の問題点を解決
するため、特開平6−212006号公報では、高密度
ポリエチレンを含み、系全体の分子量100万以上の分
率が1〜20重量%、1万以下の分率が1〜40重量%
であるポリエチレンからなる微多孔性膜が開示されてい
る。しかし、この膜ではショート温度が低いという欠点
があった。
池セパレータとして望まれる機械的強度や電気的特性に
優れ、電池組立性が良く、安全性の高く、かつショート
温度が高いバランスの取れたセパレータを提供すること
を目的としている。
ポリエチレンを含有することなく、成形加工性、機械的
強度、安全性等に優れた電池用の電池セパレータを見い
出し、本発明を完成した。すなわち本発明は、系全体の
粘度平均分子量が40万未満の微多孔膜であって、該微
多孔膜の組成物中のポリエチレンの最大粘度平均分子量
が5万以上50万未満であり、かつ該最大粘度平均分子
量のポリエチレンが5重量%以上含有されたヒューズ温
度135℃未満、ショート温度180℃以上のポリエチ
レン製微多孔膜であることを特徴とする電池用のセパレ
ータである。
た結晶性の単独重合体が望ましく、エチレンと10モル
%以下のプロピレン、1−ブテン、4−メチル−1−ペ
ンテン、1−ヘキセン等との共重合体でも良い。また、
高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、低密度ポリ
エチレン、線状低密度ポリエチレンのいずれであっても
良く、機械的強度の向上の点で、高密度ポリエチレンの
含有が好ましい。
チレン、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン
の含有が好ましい。本発明においては、粘度平均分子量
50万未満の分子量のポリエチレンが使用されることが
必要であり、好ましくは5万以上、より好ましくは15
万〜35万である。これは、後述するように高い機械的
強度等を発現させる為に重要な点であり、使用されるポ
リエチレンの粘度平均分子量が50万以上であると成形
加工が困難である。また、前記ポリエチレンの含有量
は、5重量%以上必要であり、好ましくは60重量%以
下、さらに好ましくは10〜60重量%である。5重量
%未満では、高強度の電池用セパレータは得られず、6
0重量%を越えると成形加工が困難である。
の低下は防止できず、含有量の上限は、組成物の粘度平
均分子量で調整される。また、本発明のセパレータにお
いては、系全体の粘度平均分子量が、40万未満である
ことが必要である。これは、後述するように高い機械的
強度等を発現させる為に重要な点であり、使用されるポ
リエチレンの電池用のセパレータの粘度平均分子量が4
0万以上では、成形加工が困難である。好ましくは35
万以下、さらに好ましくは30万以下である。特に、3
5万以下になると成形加工性が顕著に向上する。
らに好ましくは20〜50μmである。15μm未満で
は、電池組立時の短絡不良率が増加し、100μmをこ
えると電池性能が低下する。本発明のセパーレータにす
ることにより、以下の物性を得ることができる。MDの
弾性率は、5000kg/cm2 以上、好ましくは60
00kg/cm 2 以上であるので、電池組み立て性、生
産性に優れ、実用性が高い。
上、好ましくは230kg/cm2であるので、電池捲
回時の短絡不良率が低く、電池組立上で起きる問題が少
ない。気孔率は、25%以上85%未満、望ましくは3
0%以上85%未満となる。電解液の含浸性・含浸量及
び電池内部の電気抵抗が良好でありながら、機械的強度
の低下、電池組立上の不具合を生じることがない。
満、好ましくは800秒/100cc以下、さらに好ま
しくは500秒/100cc以下なので、電池内部の電
気抵抗が高くなりすぎ、電池特性を低下させることがな
い。エタノール中でのバブルポイントは、1kg/cm
2 〜10kg/cm2 、好ましくは2kg/cm2 〜9
kg/cm2 、さらに好ましくは2kg/cm2 〜7k
g/cm2 となり、電解液の含浸性が良好で、電池の生
産性が良く、電池組立時の短絡不良率等の増加が心配さ
れる。
度、ショート温度が改善されたことが挙げられる。電池
の外部短絡等により、電池内部温度が上昇した場合など
熱暴走により、電池が破裂したり、発火したりする場合
がある。この熱暴走は、セパレータで未然に防止する事
が可能である。すなわち、所定温度になるとセパレータ
の微細孔が塞がれるようセパレータを設計し、セパレー
タの電気抵抗あるいは透気度を上昇させ、電池の正極と
負極間を遮断してしまい、正極と負極間の反応を防止す
るものである。このセパレータの電気抵抗あるいは透気
度が上昇する温度をフューズ温度という。
ータは破れて(実質的に電気抵抗あるいは透気度がフュ
ーズ時より減少)しまい、正極と負極間を遮断できない
状態になる。この温度をショート温度という。電池の安
全性の観点から、フューズ温度は低く、ショート温度は
高い方が望ましく、フューズ温度は、135℃以下、さ
らに好ましくは130℃以下、ショート温度は、180
℃以上、さらに好ましくは185℃以上である。一般的
には、フューズ温度を下げるために、流動性の高い、あ
るいは低分子量のポリオレフィンポリマーを混合する
が、機械的強度が低下する。機械的強度の低下を極力抑
えるため、超高分子量のポリオレフィンポリマーを混合
することになる。つまり、従来のセパレータにおいて
は、超高分子量のポリオレフィンポリマーを混合するこ
となく、このように高いショート温度は得ることができ
なかった。
べる。まず、組成物を規定の範囲となるよう調製を行
う。この組成物の粘度平均分子量の調整には、より低分
子量のポリマーや低密度、線状低密度、中密度ポリエチ
レン、エチレン−プロピレンラバー等の混合により達成
される。より具体的には、機械的強度の低下を防ぐため
には、粘度平均分子量が15万〜35万の高密度ポリエ
チレンを10重量%以上含有させるのが好ましい。
の低下は防止できず、含有量の上限は、組成物の粘度平
均分子量で調整される。また、安全性の観点からは、フ
ューズ温度を下げるために、MIが0.1以上の高密度
・中密度・低密度・線状低密度ポリエチレンや分子量1
00万以下のエチレン−プロピレンラバーを含有させる
のが望ましい。その含有量は、機械的強度が低下しない
程度に抑える必要があり、50重量%未満である。
に示すような製造方法により製造する。例えば、ポリマ
ーと孔形成剤である、無機微粉体又は/及び可塑剤を混
練・加熱溶融しながらシート状に成形しながら圧延した
後、孔形成剤をそれぞれ抽出除去及び乾燥し、一軸方向
または二軸方向に延伸して得られる。
合、成形後、孔形成剤を抽出除去した後乾燥し、さらに
延伸することにより製造する。孔形成剤として無機微粉
体を用いる場合、微粉珪酸、珪酸カルシウム、炭酸カル
シウム、微粉タルク等が上げられ、特に微粉珪酸が好ま
しい。無機微粉体の抽出溶剤は、無機微粉体を溶解する
もので、ポリマーを溶解しないものであればよく、微粉
珪酸の場合、苛性ソーダが好ましい。
DBP、DOP、DNP、DBS,TBP、流動パラフ
ィン等が上げられ、特にDOP、流動パラフィンが好ま
しい。可塑剤の溶剤としては、メタノール、エタノール
等のアルコール類、アセトン、MEK等のケトン類、
1.1.1−トリクロロエタン等の塩素系炭化水素等一
般的有機溶剤が用いられる。
体混合物重量の50〜100重量%、好ましくは、50
〜80重量%である。50重量%以下では、適度な孔径
(エタノール中のバブルポイントが、1kg/cm2 〜
10kg/cm2 )が得られない。100重量%を越え
ると、成形加工が困難になる。無機微粉体の量は、該混
合物重量の5〜35重量%、好ましくは15〜25重量
%である。5重量%未満、35重量%を越えても適度な
孔径(エタノール中のバブルポイントが、1kg/cm
2 〜10kg/cm2 )が得られない。
粉体、可塑剤を所定の混合比率で、ヘンシェルミキサー
等の通常の混合機で混合した後、押出機等の溶融混練装
置によりTダイ等を用いて押し出し、ロール表面温度1
50℃以下の温度で圧延しながら60μm〜200μm
の厚さのシート状に成形する。さらに、該成形物から溶
剤を用いて可塑剤を抽出除去し、続いて無機微粉体の抽
出溶剤にて無機微粉体を抽出したのち、加熱延伸して所
定厚みのセパレータを得る。
と機械的に高強度なセパレータは得られない。好ましく
は140℃以下、さらに好ましくは130℃以下、ロー
ル表面温度が50℃以下になると、安定的にフィルム状
に成形加工するのが困難になる。機械方向に延伸する
時、2枚以上重ね合わせて延伸するのは、機械方向・幅
方向共に高強度なセパレータが得られる為、好ましい。
横方向の延伸倍率の関係が、横方向延伸倍率≧機械方向
延伸倍率×1.3倍、好ましくは横方向延伸倍率≧機械
方向延伸倍率×1.5倍、さらに好ましくは、横方向延
伸倍率≧機械方向延伸倍率×2倍である必要がある。横
方向延伸倍率が機械方向延伸倍率×1.3倍未満になる
と、透気度が高くなり、電気的特性に劣る。また、理由
は定かではないが、この延伸倍率の条件を規定すること
により、ショート温度がより高いセパレータが得られ
る。
形加工性に優れた組成物でかつ、本発明の製造方法によ
れば、機械的強度等に優れ、かつ電気的特性にも優れた
セパレータが得られる。延伸前あるいは延伸後に公知方
法、例えば、界面活性剤の塗布・含浸やコロナ処理等の
親水化処理を施すことにより、アルカリ電池用のセパレ
ータとしても用いることができる。
発明は下記実施例に限定されるものではない。なお、測
定方法を下記に示す。 (1)膜厚 最小目盛り1μmのダイヤルゲージにて測定した。 (2)気孔率 10cm×10cmのサンプルを切り出し、サンプルの
含水時の重量・絶乾時の重量及び膜厚を測定し、下式か
ら求めた。
密度(g/cm3 ) 微多孔膜容積=100×膜厚(cm) (3)バブルポイント ASTM E−128−61に準拠し、エタノール中の
バブルポイントを測定した。 (4)透気度 JIS P−8117に準拠し、東洋精機製B型ガーレ
ー式デンソメータを用い、標線目盛り0〜100までに
要する時間をストップウォッチで測定した。 (5)弾性率及び破断強度 島津社製の型式オートグラフAG−A型を用いて、試験
片の大きさが幅10mm×長さ100mmでチャック間
距離50mm、引張速度200mm/minにおいて引
張試験を行い、弾性率及び破断強度を測定した。なお、
試験片は、MDとCMDそれぞれについて該大きさで切
り出した。
幅によって算出した。 (6)粘度平均分子量 デカリンを用い、測定温度135℃でウベローゼ型粘度
計により粘度を測定し、Chiangの式により粘度平
均分子量を求めた。 (7)重量平均分子量 GPCにより、Shodex Columnsを用いて
測定した。 (8)フューズ温度及びショート温度 図1に実施例で使用するインピーダンス測定装置の概略
を示す。図1の装置を用い、連続的にインピーダンスを
測定しながら、25℃から185℃まで2℃/minの
昇温速度に設定されたオーブン内において昇温する。昇
温過程において観測されるシャットダウン領域のインピ
ーダンスを記録するものとする。
の温度とした。ショート温度はインピーダンスが最高値
インピーダンスの10分の1まで低下した時の温度とし
た。 (9)MI JIS K7210に準拠して測定した。
レン12重量%、粘度平均分子量28万の高分子量ポリ
エチレン16重量%、MIが8の低密度ポリエチレン2
0重量%、微粉珪酸22重量%、DOP43重量%をヘ
ンシェルミキサーで混合し、該混合物をφ30mm二軸
押し出し機に450mm幅のTダイを取り付け、フィル
ム状に押し出しながら、ロール表面温度130℃の間に
該フィルムを通し、厚さ120μmのフィルム状に成形
した。
クロロエタン中に10分間浸漬し、DOPを抽出した後
水洗して乾燥し、さらに60℃の25%苛性ソーダ中に
60分間浸漬して、微粉珪酸を抽出した後乾燥して、微
多孔膜とした。さらに、該微多孔膜を125℃に加熱さ
れた一軸ロール延伸機により1.5倍延伸した後、幅方
向に4.5倍延伸し、115℃の雰囲気下で5秒間熱処
理を行い、セパレータとした。
す。また、図2に本実施例のインピーダンスの推移を示
した。
に、MIが20の線状低密度ポリエチレンを用いた以外
は、実施例1と同様に実施した。得られたセパレータの
特性を表−1に示す。
レン14重量%、粘度平均分子量28万の高分子量ポリ
エチレン20重量%、MIが20の線状低密度ポリエチ
レン6重量%、微粉珪酸20重量%、DOP40重量%
をヘンシェルミキサーで混合し、該混合物をφ30mm
二軸押し出し機に450mm幅のTダイを取り付け、フ
ィルム状に押し出しながら、ロール温度130℃の間に
該フィルムを通し、厚さ120μmのフィルム状に成形
した。
クロロエタン中に10分間浸漬し、DOPを抽出した後
水洗して乾燥し、さらに60℃の25%苛性ソーダ中に
60分間浸漬して、微粉珪酸を抽出した後乾燥して、微
多孔膜とした。さらに、該微多孔膜を125℃に加熱さ
れた一軸ロール延伸機により、1.5倍延伸した後、幅
方向に4.5倍延伸し、115℃の雰囲気下で5秒間熱
処理を行い、セパレータとした。
す。
レンを10.5重量%、粘度平均分子量28万の高分子
量ポリエチレン15重量%、MIが25線状低密度ポリ
エチレン4.5重量%、微粉珪酸23重量%、流動パラ
フィン47重量%をヘンシェルミキサーで混合し、該混
合物をφ30mm二軸押し出し機に450mm幅のTダ
イを取り付けフィルム状に押し出しながら、ロール温度
130℃の間に該フィルムを通し、厚さ100μmのフ
ィルム状に成形した。
クロロエタン中に10分間浸漬し、DOPを抽出した後
水洗して乾燥し、さらに60℃の25%苛性ソーダ中に
60分間浸漬して、微粉珪酸を抽出した後乾燥して、微
多孔膜とした。さらに、該微多孔膜2枚を重ね合わせて
125℃に加熱された一軸ロール延伸機により2.5倍
延伸した後、幅方向に4倍延伸し、115℃の雰囲気下
で5秒間熱処理を行った。
わりに、粘度平均分子量300万のポリエチレンを使用
した以外は、実施例1と同様に実施した。しかしなが
ら、均一なシート状に成形加工できず、延伸により薄膜
化できなかった。
チレン30重量%、微粉珪酸23重量%、流動パラフィ
ン47重量%を使用した以外は、実施例4と同様に実施
した。
レンの代わりに、粘度平均分子量70万の超高分子量ポ
リエチレンを使用した以外は、実施例1同様に実施し
た。しかしながら、均一なシート状に成形加工できず、
延伸により薄膜化できなかった。
90℃)0.25g/10min、粘度平均分子量21
万の高密度ポリエチレン30重量%、メルトインデック
ス(測定荷重5kg、190℃)0g/10min、粘
度平均分子量48万の高密度ポリエチレン20重量%、
フタル酸ジオクチル38重量%、および微粉ケイ酸12
重量%をヘンシェルミキサーで混合し、該混合物をφ3
5mmに二軸押出機に650mm幅Tダイを取り付けた
製膜装置に供給して成形物を得た。
中に浸漬して微粉ケイ酸を溶出除去し、水洗、乾燥し、
厚さ100μmのシート上の原膜を得た。更に該膜を、
二軸延伸試験機にて、温度125℃、延伸速度1000
%/minの条件下で、機械方向に4倍、続いて幅方向
に1.4倍逐次二軸延伸した。得られたセパレータの特
性を表1に示す。
り、フィルム上に押し出しながら、ロール表面温度15
5℃の間に該フィルムを通し、厚さ120μmのフィル
ム状に成形し、同様な方法でDOP及微粉珪酸を抽出し
て微多孔膜を得た。さらに該微多孔膜を125℃に加熱
された一軸ロール延伸機により、4.5倍延伸したの
ち、幅方向に1.5倍延伸し、115℃の雰囲気下で5
秒間熱処理を行い、セパレータとした。
また、図2に本比較例のインピーダンスの推移を示し
た。
ータの加工性、電池セパレータとして望まれる機械的強
度や電気的特性に優れ、電池組立性が良く、安全性の高
く、かつショート温度が高いバランスの取れたセパレー
タを提供することができる。
ンスを測定する装置。
ガラス板3 電解液が含浸された隔膜4 ケース5
熱電対6 マスキング用テフロンテープ7 記録装置8
インピーダンス測定装置
Claims (2)
- 【請求項1】 系全体の粘度平均分子量が40万未満の
微多孔膜であって、該微多孔膜の組成物中のポリエチレ
ンの最大粘度平均分子量が5万以上50万未満であり、
かつ該最大粘度平均分子量のポリエチレンが5重量%以
上含有されたヒューズ温度135℃未満、ショート温度
180℃以上のポリエチレン製微多孔膜であることを特
徴とする電池用のセパレータ。 - 【請求項2】 膜厚が15〜100μm、破断強度が2
00kg/cm2以上であることを特徴とする請求項1
記載の電池用のセパレータ。
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