JP3481102B2 - 光ディスク用記録装置 - Google Patents
光ディスク用記録装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MD(ミニディ
スク)等の光ディスクに音声データ等のメディア情報を
書込む記録装置に係り、詳しくは書込み異状に適切に対
処する光ディスク用記録装置に関するものである。
スク)等の光ディスクに音声データ等のメディア情報を
書込む記録装置に係り、詳しくは書込み異状に適切に対
処する光ディスク用記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】MDは、曲や英会話等の1まとまりの音
声情報を1トラックに割当てて、録音されるとともに、
各トラックの管理情報をUTOC(User's Ta
bleOf Contents)エリアに書込まれるよ
うになっている。MDのUTOCの内容は、MDをスロ
ットに挿入したときに全部まとめて読込まれて、所定の
RAMに記憶され、MDが排出されるまでは、途中で一
部変更があっても、その都度、MD12のUTOCを書換
えられず、MDの排出処理の際に、変更が一部のみであ
っても、非変更部を含めて全部の内容が、MD12のUT
OCエリアにまとめて書込まれるようになっている。
声情報を1トラックに割当てて、録音されるとともに、
各トラックの管理情報をUTOC(User's Ta
bleOf Contents)エリアに書込まれるよ
うになっている。MDのUTOCの内容は、MDをスロ
ットに挿入したときに全部まとめて読込まれて、所定の
RAMに記憶され、MDが排出されるまでは、途中で一
部変更があっても、その都度、MD12のUTOCを書換
えられず、MDの排出処理の際に、変更が一部のみであ
っても、非変更部を含めて全部の内容が、MD12のUT
OCエリアにまとめて書込まれるようになっている。
【0003】MDへのデータの読出し及び書込みには、
共に、レーザ光が利用されており、また、書込み時のレ
ーザ光は読込み時のレーザ光より大きい光量が必要とな
っている。したがって、レーザ出力の低下や対物レンズ
の汚れ、さらには、書込み用磁気ヘッドの不良等によ
り、読込みは正常であっても、書込みは異常となること
が起こる。
共に、レーザ光が利用されており、また、書込み時のレ
ーザ光は読込み時のレーザ光より大きい光量が必要とな
っている。したがって、レーザ出力の低下や対物レンズ
の汚れ、さらには、書込み用磁気ヘッドの不良等によ
り、読込みは正常であっても、書込みは異常となること
が起こる。
【0004】従来のMD装置では、MDの再生に支障が
ない限り、新たに曲をMDに録音したときは、すなわ
ち、UTOCの内容に変更があったときは、一律にMD
のUTOCエリアのデータを書換えている。
ない限り、新たに曲をMDに録音したときは、すなわ
ち、UTOCの内容に変更があったときは、一律にMD
のUTOCエリアのデータを書換えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のMD装置では、
MDに曲を録音したときは、その書込みが異状であって
も、MDのUTOCの内容が全部書換えられてしまうの
で、MDのUTOCの内容全体が書込み異状となってし
まい、正常に録音されている曲の再生もできなくなって
いる。
MDに曲を録音したときは、その書込みが異状であって
も、MDのUTOCの内容が全部書換えられてしまうの
で、MDのUTOCの内容全体が書込み異状となってし
まい、正常に録音されている曲の再生もできなくなって
いる。
【0006】なお、特開平6−89511号公報は、M
DのUTOCエリアのデータを読込んで、読込んだデー
タに異常があったとき、書込みのエラー処理を行なって
おり、UTOCのデータ異常の検出は、書込み不良状態
でUTOCの書込みを行なった後のことであり、上述の
場合に十分に対処できない。
DのUTOCエリアのデータを読込んで、読込んだデー
タに異常があったとき、書込みのエラー処理を行なって
おり、UTOCのデータ異常の検出は、書込み不良状態
でUTOCの書込みを行なった後のことであり、上述の
場合に十分に対処できない。
【0007】この発明の目的は、従来装置のこのような
不具合に対して適切に対処できる光ディスク用記録装置
を提供することである。
不具合に対して適切に対処できる光ディスク用記録装置
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の光ディスク用
記録装置(10)は、1まとまりのメディア情報としてのメ
ディア情報単位の複数個を書込み自在のメディア情報エ
リアと、それらメディア情報単位の管理情報が書込み自
在の管理情報エリアとをもつ光ディスク(12)に対して、
その管理情報エリアの内容の一部変更の場合にも、他の
非変更部も含めて、管理情報エリアの内容を全部まとめ
て書換える。そして、次の(a)及び(b)を有してい
る。 (a)光ディスク(12)に新たなメディア情報単位として
書込まれた書込みデータが所定の基準を満たさない場合
は書込み異状と判定する判定手段 (b)判定手段が書込み異状と判定した場合は光ディス
ク(12)に対する管理情報エリアの管理情報の書換えを禁
止する書換え禁止手段
記録装置(10)は、1まとまりのメディア情報としてのメ
ディア情報単位の複数個を書込み自在のメディア情報エ
リアと、それらメディア情報単位の管理情報が書込み自
在の管理情報エリアとをもつ光ディスク(12)に対して、
その管理情報エリアの内容の一部変更の場合にも、他の
非変更部も含めて、管理情報エリアの内容を全部まとめ
て書換える。そして、次の(a)及び(b)を有してい
る。 (a)光ディスク(12)に新たなメディア情報単位として
書込まれた書込みデータが所定の基準を満たさない場合
は書込み異状と判定する判定手段 (b)判定手段が書込み異状と判定した場合は光ディス
ク(12)に対する管理情報エリアの管理情報の書換えを禁
止する書換え禁止手段
【0009】光ディスク(12)には、MDだけでなく、C
D−R(コンパクトディスク−リライタブル)等、光を
照射して記録データを読取るすべての光ディスクを含
む。メディア情報には、音声情報のみや画像情報のみ等
の単独メディアの情報の場合だけでなく、音声と画像と
の両方の情報等、複数メディアの情報の場合も含む。メ
ディア情報単位とは、例えば、MDにおける1個のトラ
ックとして記録される1個の曲や英会話の区切り単位を
意味する。光ディスク(12)に新たなメディア情報単位と
して書込まれる場合には、すでに、光ディスク(12)に書
込まれているメディア情報単位が存在する場合の新たな
書込みだけでなく、新しいMDに最初の曲を録音する場
合のように、光ディスク(12)に最初のメディア情報単位
として書込まれる場合の新たな書込みも含む。
D−R(コンパクトディスク−リライタブル)等、光を
照射して記録データを読取るすべての光ディスクを含
む。メディア情報には、音声情報のみや画像情報のみ等
の単独メディアの情報の場合だけでなく、音声と画像と
の両方の情報等、複数メディアの情報の場合も含む。メ
ディア情報単位とは、例えば、MDにおける1個のトラ
ックとして記録される1個の曲や英会話の区切り単位を
意味する。光ディスク(12)に新たなメディア情報単位と
して書込まれる場合には、すでに、光ディスク(12)に書
込まれているメディア情報単位が存在する場合の新たな
書込みだけでなく、新しいMDに最初の曲を録音する場
合のように、光ディスク(12)に最初のメディア情報単位
として書込まれる場合の新たな書込みも含む。
【0010】光ディスク(12)の管理情報エリアの内容変
更のための書込みは、変更のなかった部分も含めて、内
容全部がまとめて書込まれて、行われるようになってい
る。光ディスク(12)の管理情報エリアへの管理情報の書
込みに先立ち、今回、新たなメディア情報単位として光
ディスク(12)に書込まれた書込みデータについて、所定
の判定が判定手段により行なわれる。そして、判定手段
が書込み異状と判定した場合には、書換え禁止手段によ
り光ディスク(12)に対する管理情報エリアの管理情報の
書換えが禁止される。結果、光ディスク(12)の管理情報
エリアにおける正常な管理情報の破壊が免れ、光ディス
ク(12)のメディア情報エリアに記録されているメディア
情報の読取りが保証される。
更のための書込みは、変更のなかった部分も含めて、内
容全部がまとめて書込まれて、行われるようになってい
る。光ディスク(12)の管理情報エリアへの管理情報の書
込みに先立ち、今回、新たなメディア情報単位として光
ディスク(12)に書込まれた書込みデータについて、所定
の判定が判定手段により行なわれる。そして、判定手段
が書込み異状と判定した場合には、書換え禁止手段によ
り光ディスク(12)に対する管理情報エリアの管理情報の
書換えが禁止される。結果、光ディスク(12)の管理情報
エリアにおける正常な管理情報の破壊が免れ、光ディス
ク(12)のメディア情報エリアに記録されているメディア
情報の読取りが保証される。
【0011】この発明の光ディスク用記録装置(10)によ
れば、判定手段は、光ディスク(12)に新規のメディア情
報単位として書込んだ書込みデータを読込んで、その読
込みデータのエラー率より書込み異状の判定を行なう。
れば、判定手段は、光ディスク(12)に新規のメディア情
報単位として書込んだ書込みデータを読込んで、その読
込みデータのエラー率より書込み異状の判定を行なう。
【0012】光ディスク(12)のメディア情報エリアへの
メディア情報の書込み異状は、光ディスク(12)のメディ
ア情報エリアから読込んだ読込みデータのエラー率に影
響を与える。したがって、光ディスク(12)に新規のメデ
ィア情報単位として書込まれた書込みデータを読込ん
で、その読込みデータのエラー率より書込み異状を検出
することができる。
メディア情報の書込み異状は、光ディスク(12)のメディ
ア情報エリアから読込んだ読込みデータのエラー率に影
響を与える。したがって、光ディスク(12)に新規のメデ
ィア情報単位として書込まれた書込みデータを読込ん
で、その読込みデータのエラー率より書込み異状を検出
することができる。
【0013】この発明の光ディスク用記録装置(10)によ
れば、判定手段は、光ディスク(12)より読込んだメディ
ア情報単位の一部のみから、エラー率を検出する。
れば、判定手段は、光ディスク(12)より読込んだメディ
ア情報単位の一部のみから、エラー率を検出する。
【0014】MDに記録された1個の曲は相当なデータ
量となり、1個のメディア情報単位の全部を再生して、
そのエラー率を検出することはかなりの時間を要する。
これに対して、例えば曲の最初又は最後の所定部分のみ
の再生等、読込んだメディア情報単位の一部のみからエ
ラー率を検出することにより、読込み及び検出の時間が
短縮され、全体の処理時間を短縮できる。
量となり、1個のメディア情報単位の全部を再生して、
そのエラー率を検出することはかなりの時間を要する。
これに対して、例えば曲の最初又は最後の所定部分のみ
の再生等、読込んだメディア情報単位の一部のみからエ
ラー率を検出することにより、読込み及び検出の時間が
短縮され、全体の処理時間を短縮できる。
【0015】この発明の光ディスク用記録装置(10)は、
光ディスク(12)への書込み異状をユーザへ知らせる表示
手段を有している。
光ディスク(12)への書込み異状をユーザへ知らせる表示
手段を有している。
【0016】表示手段には、ランプやディスプレー等の
視覚表示だけでなく、ブザー等の音声表示も含む。ユー
ザは表示手段により速やかに光ディスク用記録装置(10)
の書込み異状を知ることができる。
視覚表示だけでなく、ブザー等の音声表示も含む。ユー
ザは表示手段により速やかに光ディスク用記録装置(10)
の書込み異状を知ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。図1はMD12の再生及び記録
を行うMD装置10のブロック図である。スピンドルモー
タ14はMD12を回転駆動する。光学ヘッド16は、レーザ
ダイオード、偏向ビームスプリッタ、対物レンズ18等か
ら成る光学系、及び反射光を検出するためのディテクタ
を装備し、MD12に対して記録/再生時にレーザ光を照
射する。対物レンズ18は2軸機構20によりMD12の半径
方向及び接離方向に変位可能に保持されており、光学ヘ
ッド16全体はスレッド機構22によりディスク半径方向へ
移動自在になっている。磁気ヘッド24は、MD12を挟ん
で、光学ヘッド16と対向して配置され、供給されたデー
タによって変調された磁界をMD12に印加する。
図面を参照して説明する。図1はMD12の再生及び記録
を行うMD装置10のブロック図である。スピンドルモー
タ14はMD12を回転駆動する。光学ヘッド16は、レーザ
ダイオード、偏向ビームスプリッタ、対物レンズ18等か
ら成る光学系、及び反射光を検出するためのディテクタ
を装備し、MD12に対して記録/再生時にレーザ光を照
射する。対物レンズ18は2軸機構20によりMD12の半径
方向及び接離方向に変位可能に保持されており、光学ヘ
ッド16全体はスレッド機構22によりディスク半径方向へ
移動自在になっている。磁気ヘッド24は、MD12を挟ん
で、光学ヘッド16と対向して配置され、供給されたデー
タによって変調された磁界をMD12に印加する。
【0018】再生動作中では、MD12の記録情報は、光
学ヘッド16により検出され、RFアンプ26に供給され
る。サーボ回路28は、RFアンプ26からのトラッキング
エラー信号、フォーカスエラー信号、システムコントロ
ーラ30からのトラックジャンプ指令、シーク指令、回転
速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を生成し、2
軸機構20及びスレッド機構22を制御して、フォーカス及
びトラッキング制御を行い、また、スピンドルモータ14
を一定角速度(CAV)又は一定線速度(CLV)に制
御する。EFM・CIRCエンコーダ/デコーダ32は、
RFアンプ26から再生RF信号を入力され、EFM復
調、CIRC等のデコード処理し、メモリコントローラ
34によりバッファRAM36に一旦、書込む。バッファR
AM36に書込まれたデータは、所定のタイミングでAI
RACエンコーダ/デコーダ38に読出されて、音声圧縮
処理に対するデコード処理等の再生信号処理を施され、
D/A変換器40によりアナログ信号とされ、オーディオ
出力端子42から所定の増幅回路部へ送られて、例えば
L,Rオーディオ信号として再生出力される。アドレス
デコーダ44はRFアンプ26からアドレス情報を入力さ
れ、アドレス情報は、アドレスデコーダ44からEFM・
CIRCエンコーダ/デコーダ32を介してシステムコン
トローラ30へ出力されて、各種の制御動作に用いられ
る。
学ヘッド16により検出され、RFアンプ26に供給され
る。サーボ回路28は、RFアンプ26からのトラッキング
エラー信号、フォーカスエラー信号、システムコントロ
ーラ30からのトラックジャンプ指令、シーク指令、回転
速度検出情報等により各種サーボ駆動信号を生成し、2
軸機構20及びスレッド機構22を制御して、フォーカス及
びトラッキング制御を行い、また、スピンドルモータ14
を一定角速度(CAV)又は一定線速度(CLV)に制
御する。EFM・CIRCエンコーダ/デコーダ32は、
RFアンプ26から再生RF信号を入力され、EFM復
調、CIRC等のデコード処理し、メモリコントローラ
34によりバッファRAM36に一旦、書込む。バッファR
AM36に書込まれたデータは、所定のタイミングでAI
RACエンコーダ/デコーダ38に読出されて、音声圧縮
処理に対するデコード処理等の再生信号処理を施され、
D/A変換器40によりアナログ信号とされ、オーディオ
出力端子42から所定の増幅回路部へ送られて、例えば
L,Rオーディオ信号として再生出力される。アドレス
デコーダ44はRFアンプ26からアドレス情報を入力さ
れ、アドレス情報は、アドレスデコーダ44からEFM・
CIRCエンコーダ/デコーダ32を介してシステムコン
トローラ30へ出力されて、各種の制御動作に用いられ
る。
【0019】MD12への記録動作中では、オーディオ入
力端子48に入力され記録されるべきアナログオーディオ
信号は、D/A変換器46によりディジタルデータとされ
てから、AIRACエンコーダ/デコーダ38に入力さ
れ、音声圧縮エンコード処理を施される。AIRACエ
ンコーダ/デコーダ38により圧縮された記録データはメ
モリコントローラ34によりバッファRAM36に一旦、書
込まれ、所定タイミングで読出されて、EFM・CIR
Cエンコーダ/デコーダ32に入力される。そして、EF
M・CIRCエンコーダ/デコーダ32においてCIRC
エンコード、EFM変調等のエンコード処理されてか
ら、磁気ヘッド駆動回路56に送られる。
力端子48に入力され記録されるべきアナログオーディオ
信号は、D/A変換器46によりディジタルデータとされ
てから、AIRACエンコーダ/デコーダ38に入力さ
れ、音声圧縮エンコード処理を施される。AIRACエ
ンコーダ/デコーダ38により圧縮された記録データはメ
モリコントローラ34によりバッファRAM36に一旦、書
込まれ、所定タイミングで読出されて、EFM・CIR
Cエンコーダ/デコーダ32に入力される。そして、EF
M・CIRCエンコーダ/デコーダ32においてCIRC
エンコード、EFM変調等のエンコード処理されてか
ら、磁気ヘッド駆動回路56に送られる。
【0020】キー操作入力部50は、再生キー、停止キ
ー、AMSキー、サーチキー等を備え、ユーザ操作に供
される。表示部52は例えば液晶ディスプレーによって構
成される。TOCメモリ54は、MD12におけるTOC情
報を保持するRAMから成る。システムコントローラ30
は、MD12を装填された時点又は記録、再生動作の直前
において、スピンドルモータ14及び光学ヘッド16を駆動
させ、MD12の例えば最内周側に設定されているTOC
領域のデータを、RFアンプ26及びシステムコントロー
ラ30を介して抽出し、TOCメモリ54にストアする。T
OCメモリ54にストアされたTOC情報は、以降、MD
12に対する記録/再生動作の制御に使用される。TOC
情報の内、ユーザによるMD12への音声データの記録及
び消去に伴い書換えられる部分をUTOCと言う。
ー、AMSキー、サーチキー等を備え、ユーザ操作に供
される。表示部52は例えば液晶ディスプレーによって構
成される。TOCメモリ54は、MD12におけるTOC情
報を保持するRAMから成る。システムコントローラ30
は、MD12を装填された時点又は記録、再生動作の直前
において、スピンドルモータ14及び光学ヘッド16を駆動
させ、MD12の例えば最内周側に設定されているTOC
領域のデータを、RFアンプ26及びシステムコントロー
ラ30を介して抽出し、TOCメモリ54にストアする。T
OCメモリ54にストアされたTOC情報は、以降、MD
12に対する記録/再生動作の制御に使用される。TOC
情報の内、ユーザによるMD12への音声データの記録及
び消去に伴い書換えられる部分をUTOCと言う。
【0021】図2はUTOCの周知の構造図である。主
要点について説明する。パーツテーブルは、パーツテー
ブル番号で01h〜FFh(hは16進を意味する。)
の計255個存在する。各パーツテーブルは、MD12上
でそのパーツテーブルに対応するセグメントのスタート
アドレス及びエンドアドレス、そのセグメントのモード
情報(例:オーバライト禁止及びデータ複写禁止等)、
並びにそのセグメントの次に続くセグメントに対応する
パーツテーブルのパーツテーブル番号を示すリンクポイ
ンタ(そのセグメントの次に続くセグメントが無いとき
はリンクポインタ=”00h”。”00h”はリンク無
しを意味する。)を備えている。各パーツテーブルに対
応するセグメントが何の領域であるかはP−DFA〜P
−TNO255により示される。P−DFAはMD12上
の欠陥領域、P−EMPTYはMD12上の未使用領域、
P−FRAはMD12上のデータ未記録領域(消去領域も
含む)、P−TNO1〜P−TNO255はMD12上に
記録されたトラック(曲)について示している。P−D
FA、P−EMPTY、P−FRA、P−TNO1〜P
−TNO255は、対応のセグメントが存在すれば、そ
のセグメントに対応する1又は複数のパーツテーブルの
先頭のパーツテーブルのパーツテーブル番号、存在しな
ければ”00h”が書込まれている。また、各パーツテ
ーブルには、リンクポインタが存在し、さらに、それに
続くセグメントが存在すれば、リンクポインタに次のパ
ーツテーブルのパーツテーブル番号が書込まれて、存在
しなければ、リンクポインタに”00h”が書込まれて
いるので、P−DFA、P−EMPTY、P−FRA、
P−TNO1〜P−TNO255には、先頭パーツテー
ブルのパーツテーブル番号のみを示すのみで、それに繋
がるパーツテーブルの全部を検出することができる。ま
た、First TNO及びLast TNOはそれぞ
れ最初及び最後の曲番を示す。
要点について説明する。パーツテーブルは、パーツテー
ブル番号で01h〜FFh(hは16進を意味する。)
の計255個存在する。各パーツテーブルは、MD12上
でそのパーツテーブルに対応するセグメントのスタート
アドレス及びエンドアドレス、そのセグメントのモード
情報(例:オーバライト禁止及びデータ複写禁止等)、
並びにそのセグメントの次に続くセグメントに対応する
パーツテーブルのパーツテーブル番号を示すリンクポイ
ンタ(そのセグメントの次に続くセグメントが無いとき
はリンクポインタ=”00h”。”00h”はリンク無
しを意味する。)を備えている。各パーツテーブルに対
応するセグメントが何の領域であるかはP−DFA〜P
−TNO255により示される。P−DFAはMD12上
の欠陥領域、P−EMPTYはMD12上の未使用領域、
P−FRAはMD12上のデータ未記録領域(消去領域も
含む)、P−TNO1〜P−TNO255はMD12上に
記録されたトラック(曲)について示している。P−D
FA、P−EMPTY、P−FRA、P−TNO1〜P
−TNO255は、対応のセグメントが存在すれば、そ
のセグメントに対応する1又は複数のパーツテーブルの
先頭のパーツテーブルのパーツテーブル番号、存在しな
ければ”00h”が書込まれている。また、各パーツテ
ーブルには、リンクポインタが存在し、さらに、それに
続くセグメントが存在すれば、リンクポインタに次のパ
ーツテーブルのパーツテーブル番号が書込まれて、存在
しなければ、リンクポインタに”00h”が書込まれて
いるので、P−DFA、P−EMPTY、P−FRA、
P−TNO1〜P−TNO255には、先頭パーツテー
ブルのパーツテーブル番号のみを示すのみで、それに繋
がるパーツテーブルの全部を検出することができる。ま
た、First TNO及びLast TNOはそれぞ
れ最初及び最後の曲番を示す。
【0022】図3は書込み不良検出・処理ルーチンのフ
ローチャートである。S60では、今回、新規に録音し
た1個の曲、すなわちMD12に新規に録音した1個のト
ラックの一部を再生する。この再生は、あくまでMD装
置10の内部のみの再生として、スピーカ等への出力は行
なわず、ユーザに再生音が聞かれないように処理する。
トラックの一部のみの再生に留めたのは、1トラック全
部を再生すると、時間がかかり、また、曲全部を再生し
なくても、曲の一部のみの再生により、S61のエラー
率を適切に検出することができるからである。MD12で
は、録音データは、1フレーム単位に読取り可能であ
る。S61では、再生データのエラー率が所定値Ec以
下であるか否かを判定し、判定がYESであれば、S6
2へ進み、NOであれば、S63へ進む。エラー率は、
MD12より読込んだ音声データを再生する際のリードソ
ロモン符号のシンドローム計算から割り出すことができ
る。対物レンズ18の汚れ、レーザ光源の劣化に因る出力
低下、及び磁気ヘッド24の書込み用磁気コイルの作動不
良等の原因により、MD12からのデータの読出しについ
ては正常であるものの、MD12へのデータ書込みについ
て異常となる事態が起こる。このような事態では、MD
12から読出したデータの復号後のエラー率が増大し、S
61の判定がNOとなる。Ecは、復号データに多少の
誤りがあっても、誤り訂正ができる上限のエラー率とし
て設定される。S62では、MD12への音声データの書
込み・読出しが正常と判断され、UTOCの書換えを許
容する。S63では、MD12への音声データの書込みに
異常があると判断され、UTOCの書換えを禁止し、S
64では、書込み異常が発生していることを、ランプ点
灯等の表示により、ユーザへ知らせる。なお、MD装置
10は、MD12がスロットに挿入されるのに伴い、MD12
のUTOCのデータ全部を一括して読込んで、TOCメ
モリ54へ記憶し、MD12がスロットへ挿入されている間
は、録音や編集等によりUTOCのデータに変更が生じ
ても、TOCメモリ54に記憶しているUTOCの内容は
変更するものの、MD12のUTOCエリアへの書込みは
保留する。そして、MD12がスロットより排出される際
に、TOCメモリ54の内容全部を、すなわちMD12がス
ロットへ挿入されている間に変更のあった全部のデータ
を、変更のなかったデータと一括して、まとめて書込む
ようになっている。すなわち、UTOCの変更のなかっ
た部分も、再度、同じ内容が書込まれるようになってい
る。したがって、もし、MD12への書込みに異常がある
と、MD12に正常に書込まれているUTOCの内容部分
も破壊されて、正常に読込みできるはずの音声データの
再生も困難になってしまう。S63により、書込み異状
時では、MD12へのUTOCデータの、非変更部を含め
ての書込みが一切禁止される措置が施されるので、MD
12のUTOCの正常部分の内容が保全され、正常に読込
みできる音声データの再生が保証される。
ローチャートである。S60では、今回、新規に録音し
た1個の曲、すなわちMD12に新規に録音した1個のト
ラックの一部を再生する。この再生は、あくまでMD装
置10の内部のみの再生として、スピーカ等への出力は行
なわず、ユーザに再生音が聞かれないように処理する。
トラックの一部のみの再生に留めたのは、1トラック全
部を再生すると、時間がかかり、また、曲全部を再生し
なくても、曲の一部のみの再生により、S61のエラー
率を適切に検出することができるからである。MD12で
は、録音データは、1フレーム単位に読取り可能であ
る。S61では、再生データのエラー率が所定値Ec以
下であるか否かを判定し、判定がYESであれば、S6
2へ進み、NOであれば、S63へ進む。エラー率は、
MD12より読込んだ音声データを再生する際のリードソ
ロモン符号のシンドローム計算から割り出すことができ
る。対物レンズ18の汚れ、レーザ光源の劣化に因る出力
低下、及び磁気ヘッド24の書込み用磁気コイルの作動不
良等の原因により、MD12からのデータの読出しについ
ては正常であるものの、MD12へのデータ書込みについ
て異常となる事態が起こる。このような事態では、MD
12から読出したデータの復号後のエラー率が増大し、S
61の判定がNOとなる。Ecは、復号データに多少の
誤りがあっても、誤り訂正ができる上限のエラー率とし
て設定される。S62では、MD12への音声データの書
込み・読出しが正常と判断され、UTOCの書換えを許
容する。S63では、MD12への音声データの書込みに
異常があると判断され、UTOCの書換えを禁止し、S
64では、書込み異常が発生していることを、ランプ点
灯等の表示により、ユーザへ知らせる。なお、MD装置
10は、MD12がスロットに挿入されるのに伴い、MD12
のUTOCのデータ全部を一括して読込んで、TOCメ
モリ54へ記憶し、MD12がスロットへ挿入されている間
は、録音や編集等によりUTOCのデータに変更が生じ
ても、TOCメモリ54に記憶しているUTOCの内容は
変更するものの、MD12のUTOCエリアへの書込みは
保留する。そして、MD12がスロットより排出される際
に、TOCメモリ54の内容全部を、すなわちMD12がス
ロットへ挿入されている間に変更のあった全部のデータ
を、変更のなかったデータと一括して、まとめて書込む
ようになっている。すなわち、UTOCの変更のなかっ
た部分も、再度、同じ内容が書込まれるようになってい
る。したがって、もし、MD12への書込みに異常がある
と、MD12に正常に書込まれているUTOCの内容部分
も破壊されて、正常に読込みできるはずの音声データの
再生も困難になってしまう。S63により、書込み異状
時では、MD12へのUTOCデータの、非変更部を含め
ての書込みが一切禁止される措置が施されるので、MD
12のUTOCの正常部分の内容が保全され、正常に読込
みできる音声データの再生が保証される。
【図1】MDの再生及び記録を行うMD装置のブロック
図である。
図である。
【図2】UTOCの周知の構造図である。
【図3】書込み不良検出・処理ルーチンのフローチャー
トである。
トである。
10 MD装置(光ディスク用記録装置)
12 MD(光ディスク)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
G11B 7/004 G11B 7/004 C
27/00 27/00 D
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G11B 7/00
G11B 11/105
G11B 20/10
G11B 20/14
G11B 20/18
G11B 27/00
G11B 27/10
G06F 3/06
Claims (4)
- 【請求項1】 1まとまりのメディア情報としてのメデ
ィア情報単位の複数個を書込み自在のメディア情報エリ
アと、それらメディア情報単位の管理情報が書込み自在
の管理情報エリアとをもつ光ディスク(12)に対して、そ
の管理情報エリアの内容の一部変更の場合にも、他の非
変更部も含めて、前記管理情報エリアの内容を全部まと
めて書換える光ディスク用記録装置(10)において、
(a)前記光ディスク(12)に新たなメディア情報単位と
して書込まれた書込みデータが所定の基準を満たさない
場合は書込み異状と判定する判定手段、及び(b)前記
判定手段が書込み異状と判定した場合は前記光ディスク
(12)に対する前記管理情報エリアの管理情報の書換えを
禁止する書換え禁止手段、を有していることを特徴とす
る光ディスク用記録装置。 - 【請求項2】 前記判定手段は、前記光ディスク(12)に
新規のメディア情報単位として書込んだ書込みデータを
読込んでその読込みデータのエラー率より書込み異状の
判定を行なうことを特徴とする請求項1記載の光ディス
ク用記録装置。 - 【請求項3】 前記判定手段は、前記光ディスク(12)よ
り読込んだメディア情報単位の一部のみから、エラー率
を検出することを特徴とする請求項2記載の光ディスク
用記録装置。 - 【請求項4】 前記光ディスク(12)への書込み異状をユ
ーザへ知らせる表示手段を有していることを特徴とする
請求項1〜3のいずれかに記載の光ディスク用記録装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32193997A JP3481102B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 光ディスク用記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32193997A JP3481102B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 光ディスク用記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11144398A JPH11144398A (ja) | 1999-05-28 |
JP3481102B2 true JP3481102B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=18138115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32193997A Expired - Fee Related JP3481102B2 (ja) | 1997-11-10 | 1997-11-10 | 光ディスク用記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3481102B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001229114A (ja) * | 1999-12-08 | 2001-08-24 | Sony Corp | 情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体 |
-
1997
- 1997-11-10 JP JP32193997A patent/JP3481102B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11144398A (ja) | 1999-05-28 |
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