JP3482961B2 - ディスク記録再生方法 - Google Patents
ディスク記録再生方法Info
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Description
収納された直径64mmの光ディスク又は光磁気ディス
クを記録するディスク記録方法に関する。
の光ディスク又は光磁気ディスクを用いてディジタルオ
ーディオ信号を記録/再生する光ディスクシステムが開
発されている。このような光ディスクシステムでは、音
声圧縮技術を用いて、ディジタルオーディオ信号が約1
/5に圧縮されて記録される。これにより、直径64m
mの小径のディスクで、約74分もの高音質のオーディ
オ信号の記録/再生が可能とされている。
おいて、データ記録時には、レーザーパワーの制御が必
要であると共にCIRCのインターリーブ長は108フ
レームで1セクタの長さよりも長くなるので、リンキン
グエリアが必要になる。このため、光ディスクでは、3
6セクタからなるクラスタを単位として、記録/再生が
行われる。この36セクタからなるクラスタのうち、デ
ータが記録されるのは32セクタである。残りの4セク
タは、リンキング用及びサブデータ用とされる。
りも速い転送レートで、光ディスクからデータが再生さ
れる。この再生データは、バッファメモリ(DRAM)
に一旦記憶される。このバッファメモリには、約0.9
秒でディジタル信号が一杯になる。もし、振動等により
ディスク上のディジタル信号が読み取れなくなっても、
約3秒間はこのバッファメモリに蓄えらているデータに
より、再生信号が出力され続ける。その間に光ピックア
ップを元の位置に再アクセスし、信号読み取りを再度行
うことで、所謂音飛びの発生を防止できる。
システムにおける光ディスクでは、1クラスタ分のデー
タがメモリに揃うのを待って、データを記録している。
1クラスタ分のデータが揃うのには、約2秒間かかる。
したがって、記録中に停止キーが押されたとき、1クラ
スタ分のデータがメモリに揃うのを待って記録を終了す
るようにすると、ユーザが記録を停止させたにも係わら
ず、メモリにデータが揃うまでの間、記録状態が続くこ
とになり、使用性が良くない。
クラスタ分のデータがメモリに残っている状態で記録状
態を停止させると、このメモリに残っているデータは失
われることになり、ディスクからデータを読み出した
時、最後の部分が途切れてしまうという問題が生じる。
停止キーが押されたときにメモリに残っているデータを
無駄にすることがないようにしたディスク記録方法を提
供することにある。
残っている状態で記録状態が停止されたときに、メモリ
に残っているデータを失わないように付加データを付加
するとともに、付加データが誤って再生されて異音が再
生音として再生装置などから出力されるようなことがな
いようにしたディスク記録方法を提供することにある。
情報信号を圧縮した後に、圧縮されたデータを一旦メモ
リに蓄え、メモリから所定の記録単位量毎に読み出され
る圧縮された情報信号に信号処理を施した後にディスク
の第1の記録領域に記録し、記録動作の中断時にメモリ
にデータが残っているか否かを判別し、判別結果に基づ
いてメモリにデータが残っている場合には、メモリに残
っているデータと合わせて記録単位となるように付加デ
ータを発生させ、発生された付加データをメモリに残っ
ているデータに付加し、ディスクに記録するとともに、
メモリに残っているデータに対応するディスクのアドレ
スを最終アドレスとしてディスクの第2の記録領域に記
録し、ディスクの再生時には、ディスクの第2の記録領
域に記録されている最終アドレスに基づくデータをディ
スクから読み出して再生するディスク記録再生方法であ
る。
いるか否かを判別し、判別結果に基づいてメモリにデー
タが残っている場合には、メモリに残っているデータと
合わせて記録単位となるように付加データを発生させ、
発生された付加データをメモリに残っているデータに付
加し、ディスクに記録するとともに、メモリに残ってい
るデータに対応するディスクのアドレスを最終アドレス
としてディスクの第2の記録領域に記録するようにして
いる。その結果、本願では、ディスクを再生する場合に
実際にデータが記録されている部分しか再生されないの
で、付加データ部分が再生されることが無く付加データ
が誤って再生されて異音が再生音として再生装置などか
ら出力されるようなことがない。
ついて図面を参照して説明する。図1は、この発明が適
用された光記録及び/又は再生装置を全体として示す斜
視図である。図1において、光記録及び/又は再生装置
1のフロントパネル1Aには、ディスプレイ9が配設さ
れる。また、光記録及び/又は再生装置1のフロントパ
ネル1Aには、電源キー2、OPEN/CLOSEキー
3、再生キー4、一時停止キー5、停止キー6、及びA
MSキー7A及び7B、記録キー10が配設される。8
はディスクトレイで、フロントパネル1Aの開口部より
引き出される。
とにより、一点鎖線で示すように、ディスクトレイ8が
装置1から引き出される。このディスクトレイ8上に、
光ディスク(図示せず)が載置される。そして、OPE
N/CLOSEキー3を再び操作すると、このディスク
トレイ8が装置1内に引き込まれる。光ディスクは装置
1内の記録及び/又は再生部に装填される。
クの総演奏時間、演奏中の曲の演奏時間、及び残りの演
奏時間等の時間情報や、演奏中の曲のトラックナンバ等
が表示される。また、ディスクネームやトラックネーム
が記録されている光ディスクでは、ディスクネームやト
ラックネームがディスプレイ9に表示される。
録及び/又は再生装置の構成を示すブロック図である。
11はディスクカートリッジで、カートリッジ11A内
に直径64mmの光ディスク11Bが収納されている。
この光ディスク11Bには再生専用の光ディスク、記録
可能な光磁気ディスク、再生専用領域と記録可能領域が
混在する光ディスクの3種類がある。ここでは、ディス
クカートリッジ11内に光磁気ディスクが収納されてい
るものとする。
基づいて、ディスクの径方向にウォブリングされたプリ
グルーブが形成されている。光ディスク11Bにデータ
を記録、もしくは、記録されたデータを読み取るにあた
っては、プリグルーブを検出して得られたアドレスデー
タに基づいて行なわれる。光ディスク11Bの記録領域
は、詳細な説明は後述するが、一般の音楽信号のような
情報に基づくデータが記録される第1の記録領域と所謂
TOC(Table Of Contents )のような目録情報が記録
された第2の記録領域を有する。複数のプログラムや複
数の曲に対応した記録データは、プリグルーブに沿って
光ディスク11B上に記録される。
1Bを線速度一定で回転駆動する。スピンドルモータ1
2は、後述するサーボ制御回路15により制御される。
光ディスク11Bに記録するデータに基づいて変調され
た垂直磁界を印加する。14は、光ピックアップで光デ
ィスクに光ビームを照射する。磁気ヘッド13と光ピッ
クアップ14は、光ディスク11Bを挟んで相対向する
ように配されている。磁気ヘッド13と光ピックアップ
14は、図示しない連結機構により連結されており、光
ディスク11Bの径方向に一体化されて移動される。
御回路15は、後述するRFアンプ29を介して得られ
た光ピックアップ14からの出力信号に基づいて、フォ
ーカシングエラー、トラッキングエラー等のエラー信号
を生成する。生成されたエラー信号に基づいて、フォー
カシングサーボ、トラッキングサーボを行うための制御
信号を光ピックアップ14に供給する。
を光ディスク11Bの径方向に送るものである。送りモ
ータ16は、サーボ制御回路15からの送り信号に基づ
いて光ピックアップ14にトラックジャンプのための送
り動作を行う。更に、送りモータ16は、サーボ制御回
路15から供給されるトラッキングエラー信号の低域周
波数成分が供給される。光ピックアップ14が、光ディ
スク11Bの径方向に送りモータ16によって送られる
とき、同時に磁気ヘッド13も光ディスク11Bの径方
向に送られる。
要素の動作を制御する。このシステムコントローラ17
にはディスプレイ9と入力キー18が接続されている。
入力キー18は図1に示したフロントパネル1Aの電源
キー2、OPEN/CLOSEキー3、再生キー4、一
時停止キー5、停止キー6、選曲キー7A、7B及び記
録キー10に対応する。ディスプレイ9上には光ディス
ク11Bの目録情報、例えば、総演奏時間、演奏中の曲
もしくはプログラムの演奏時間、残り時間のような時間
情報や演奏中の曲もしくはプログラムのトラックナンバ
ー、ディスクネーム、トラックネーム等が表示される。
なるメモリである。このメモリ19には、後述するよう
にクラスタ、セクタ数に対応した時間情報が記憶されて
いる。ROM19は、システムコントローラ17に接続
されている。ROM19内の時間情報は、システムコン
トローラ17で求められたクラスタ、セクタ数に対応し
たデータ、即ちアドレスデータにより読み出される。
21から入力されるアナログのオーディオ信号を16ビ
ットのディジタル信号に変換するA/Dコンバータであ
る。このA/Dコンバータ22のサンプリング周波数は
44.1KHzである。
る。第1のエンコーダ/デコーダ23は、A/Dコンバ
ータ22から供給されるディジタル信号を約1/5に圧
縮する。第1のエンコーダ/デコーダ23は、変形DC
T(Modified Discrete Cosine Transform)を用いて圧
縮、伸長が行なわれる。
へのデータの書込み及びメモリ25からのデータの読み
出し動作を制御する。メモリコントローラ24は後述す
るように、ダミーデータを発生するためのデータ発生回
路を有する。
ビットのダイナミックRAMである。メモリ25には、
光ディスク11Bへのデータの記録時には第1のエンコ
ーダ/デコーダ23からのデータがメモリコントローラ
24を介して、一旦蓄えられる。光ディスク11Bの再
生時には第2のエンコーダ/デコーダ26からのデータ
がメモリコントローラ24を介してメモリ25に一旦蓄
えられる。第2のエンコーダ/デコーダ26は、メモリ
25から読み出されたデータにエラー訂正処理を施す。
更に第2のエンコーダ/デコーダ26は、エラー訂正処
理が施されたデータにEFM(8−14変調)を施す。
エラー訂正符号としては、CIRC(Cross Interleave
Reed Solomon Code)が用いられる。
のエンコーダ/デコーダ26からの記録データが供給さ
れる。28はアドレスデコーダで、RFアンプ29から
の供給される再生信号に基づいて、アドレス信号、前述
したウォブリングされたグルーブとして記録されたアド
レス信号をデコードする。
ーダ/デコーダ23によって伸長されたディジタル信号
をアナログのオーディオ信号に変換する。アナログのオ
ーディオ信号は出力端子31より出力される。
ためには、光ピックアップ14より記録レベルの光ビー
ムが照射して、光ディスク11Bの記録層、本例では光
磁気記録層を加熱する。同時に、記録データに応じた垂
直磁界が光ディスク11Bの反対側の面より印可され
る。記録層としての光磁気記録層は光ビームが移動する
ことによって温度が低下する際の垂直磁界の方向に沿っ
て磁化される。
録される。光ディスク11Bからデータを読み出すため
には、記録時よりもパワーの低い光ビームが光ディスク
11Bに照射される。この光ビームが光ディスク11B
の光記録層としての光磁気記録層によって反射される。
反射された光ビームは、光ピックアップ14の一対の光
検出器により受光される。一対の光検出器からの各々の
出力信号の差をとることによって光ディスク11Bの再
生信号を得ることができる。
は、300kビット/秒でデータが得られれば、圧縮を
解き、途切れない音声を再生させることが可能である。
これに対して、前述したように、光ピックアップ14
は、光ディスク11B上のディジタル信号を1.4Mビ
ット/秒の転送レートで読み取っている。1Mビットの
メモリ25には、約0.9秒でディジタル信号が一杯に
なり、もし、振動等により光ディスク11B上のディジ
タル信号が読み取れなくなっても、約3秒間はメモリ2
5に蓄えらているデータにより再生信号が出力し続ける
ことが可能である。その間に光ピックアップ14を元の
位置に再アクセスし、信号読み取りを再度行うことで、
所謂音飛びの発生を防止できる。
able Of Contents)が設けられる。このTOCには、光
ディスク11Bのどこにどのようなデータが記録されて
いるかの情報が記録されている。図3は、TOCの構造
を示すものである。TOCは、ヘッダーエリアと、デー
タエリアとからなる。ヘッダーエリアの先頭は固定のシ
ンクパターンのエリアA1とされ、これにクラスタ、セ
クタを示すヘッダー情報のエリアA2が続く。
アA3が設けられ、これに光ディスクであることを示す
識別子、ディスクのタイプ(再生専用、記録可能、再生
専用領域と記録可能領域が混在)、記録パワー、先頭ト
ラックナンバ、最終トラックナンバ、リードアウト開始
アドレス、使用セクタ、パワーキャリブレーション開始
アドレス、ユーザTOC開始アドレス、記録可能ユーザ
エリア開始アドレス等の識別情報のエリアA4が設けら
れる。これに続いて、トラックナンバポイント(P−T
NO1、P−TNO2、P−TNO3、…)のエリアA
5が設けられる。このトラックナンバポイント(P−T
NO1、P−TNO2、P−TNO3、…)は、そのト
ラックナンバの開始アドレスや終了アドレスの情報のア
ドレスを指し示すポインターである。これに続いて、ト
ラック情報のエリアA6が設けられる。このトラック情
報のエリアA6に、各トラックの開始アドレス及び終了
アドレスの情報が記録される。この各トラックの開始ア
ドレス及び終了アドレスの情報のアドレスは、トラック
ナンバポイント(P−TNO1、P−TNO2、P−T
NO3、…)により指定される。
ーディオ信号を管理するために、ユーザTOCが設けら
れる。図4は、ユーザTOCの構造を示すものである。
ユーザTOCは、前述のTOCと基本構造は同様であ
る。ユーザTOCには、各トラックの情報に、Link
−P(B1で示す)という情報が含められる。このLi
nk−Pは、次にどのトラックが続くかを示すものであ
る。したがって、プログラムや曲順の変更をするのにト
ラックの順番を変更する必要はない。トラック情報の管
理は、総て、ユーザTOC上で行うことができる。
最初のアクセスされて、ディスクより読み出され、メモ
リ25の一部に記憶される。また、ディスクへの記録動
作終了時等のユーザTOCを更新する場合には、このメ
モリ25上でこれまでに記録したデータに基づいてユー
ザTOCが更新される。例えばディスクカートリッジの
イジェクトされる前に更新されたユーザTOCが光ディ
スク11Bのリードインエリアに記録される。その後、
記録及び/又は再生装置よりディスクカートリッジがイ
ジェクトされる。
/又は再生装置の基本的な記録動作について説明する。
ーディオ信号は、A/Dコンバータ22によって16ビ
ットのディジタル信号に変換される。A/Dコンバータ
22で変換されたディジタル信号は、第1のエンコーダ
/デコーダ23に供給される。第1のエンコーダ/デコ
ーダ23では、入力されたディジタル信号は約1/5の
データ量、例えば4ビットのディジタルデータに圧縮さ
れる。圧縮されたディジタルデータは、メモリコントロ
ーラ24を介して、1セクタ毎に一旦メモリ25に蓄え
られる。メモリ25に蓄えられたデータは1クラスタ単
位で読み出される。メモリコントローラ24を介して第
2のエンコーダ/デコーダ26に供給されたディジタル
データは、第2のエンコーダ/デコーダ26により、E
FM変調及び誤り訂正符号が付加される。第2のエンコ
ーダ/デコーダ26から出力される記録データは、ヘッ
ド駆動回路27を介して磁気ヘッド13に供給される。
磁気ヘッド13によって記録データに基づく変調された
垂直磁界が光ディスク11Bに印加されると同時に、光
ピックアップ14によって記録パワーレベルの光ビーム
が光ディスク11Bのディスク基板側より照射される。
には、システムコントローラ17は以下のような制御動
作を行う。先ず、光ピックアップ14から光ディスク1
1Bに照射されている光ビームのパワーを再生レベルま
で下げ、磁気ヘッド13の駆動を停止する。同時に、メ
モリ25からのデータの読み出しは停止する。但し、メ
モリ25内へのデータの書込みは続けられる。光ピック
アップ14をトラックジャンプが発生した点のディスク
上の位置まで戻す。再び、光ピックアップ14から光デ
ィスク11Bに照射される光ビームのパワーを記録レベ
ルまで上げると同時に、メモリ25内に蓄えられている
データの読み出しを再開して記録動作を再開する。トラ
ックジャンプが生じたか否かの検出は、例えばアドレス
デコーダ28によってデコードされた光ディスク11B
のアドレス情報が不連続になったか否かをシステムコン
トローラ17によって監視することによって行うことが
できる。
み取る動作は次のように行なわれる。入力キー18によ
って所望するプログラム番号、曲番号が入力される。こ
の入力データはシステムコントローラ17に供給され
る。システムコントローラ17は、光ディスク11Bが
記録及び/又は再生装置に装着された際に、メモリ25
内の一部に蓄えられているTOC情報に基づいて送りモ
ータ16を駆動して光ピックアップ14を光ディスク1
1Bの径方向に送る。
ている光ディスク11B上の位置に達すると、光ピック
アップ14により光ディスク11Bの読み出しが開始さ
れる。光ピックアップ14からの再生データはRFアン
プ29を介して、サーボ制御回路15、第2のエンコー
ダ/デコーダ26及びアドレスデコーダ28に供給され
る。アドレスデコーダ28では再生データ中より光ディ
スク11B予め記録されているアドレス情報が抜き出さ
れて、第2のエンコーダ/デコーダ26を介してシステ
ムコントローラ17に供給される。サーボ制御回路15
では、フォーカシングサーボ信号、トラッキングサーボ
信号等のサーボ信号が生成され、光ピックアップ14及
びスピンドルモータ12に供給される。
データのEMF復調、誤り訂正処理などのデコード処理
が行なわれる。第2のエンコーダ/デコーダ26からの
ディジタルデータはメモリコントローラ24を介してメ
モリ25に一旦蓄えられる。
が読み出されて、第1のエンコーダ/デコーダ23に供
給される。第1のエンコーダ/デコーダ23ではメモリ
25から読み出されたデータの伸長処理が行なわれる。
第1のエンコーダ/デコーダ23から出力されるディジ
タル信号はD/A変換器30に供給される。D/A変換
器30でアナログのオーディオ信号に変換されて出力端
子31より出力される。
合の動作は基本的には記録時と同様である。トラックジ
ャンプが生じたことを検出すると、メモリ25へのデー
タの書き込みを停止させて、光ピックアップ14をトラ
ックジャンプが発生した点まで移動させる。その間、メ
モリ25からのデータの読み出しは続行される。光ピッ
クアップ14がトラックジャンプが発生した点まで戻る
と、光ディスク11Bの読み出しを再開すると共に、メ
モリ25へのデータの書き込みを再開する。
録動作中に停止キー6が操作された場合、換言すれば記
録中断が設定された場合の記録動作について図5から図
8を用いて説明する。
止キー6が操作された状態では、メモリ25内にデータ
が残っていない場合はまれであり、一般的にはメモリ2
5内に、1クラスタ未満のデータ残っていることが多
い。そこで、メモリコントローラ24内に設けられてい
るデータ発生器からnullデータのようなダミーデー
タを発生させて、メモリ25にこのダミーデータを書き
込む。ダミーデータのデータ量はメモリ25内に残って
いるデータとの和が1クラスタとなる量である。この
時、A/Dコンバータ22とメモリコントローラ23へ
の入力は、システムコントローラ17からの出力に基づ
いて断たれている。そして、ダミーデータが付加された
メモリ25内に残ったデータがメモリ25より読み出さ
れて光ディスク11Bに記録される。
データの最後のクラスタ(N+1)分のデータが揃う前
の点T0 で、停止キー6が押されたとする。この時、図
5Bに示すように、メモリ25に残っているクラスタ
(N+1)のデータに、ダミーデータが付加され、1ク
ラスタ分のデータが形成される。このようにして形成さ
れた1クラスタ分のデータが光ディスク11Bに記録さ
れる。
チャートである。図6に示すように、記録中であるかど
うかが判断され(ステップ51)、記録中なら、停止キ
ー6が押され、停止処理になるかどうかが判断される
(ステップ52)。停止処理なら、メモリ25に蓄えら
れているデータにダミーデータとして0が付加され、1
クラスタ分のデータが形成される(ステップ53)。こ
のようにして形成された最後のクラスタのデータがディ
スクに記録される(ステップ54)。
っているか否かについては、メモリ25のメモリ25へ
のデータの書込みポインタとメモリ25からのデータの
読み出しポインタとの差が零であるか否かによって検出
することができる。この検出動作はメモリコントローラ
24又はシステムコントローラ17によって行なわれ
る。
タ22よりのデータが1セクタ単位で書き込みポインタ
によって指定された点に取り込まれる。そして、メモリ
25からは1クラスタ単位でデータが読み出しポインタ
で指定された点より読み出される。記録中断時には、読
み出しポインタと書き込みポインタとの差が0か否かに
よってメモリ25内にデータが残っているか否かをメモ
リコントローラ24で判断し、その判断結果をシステム
コントローラ17に供給し、ダミーデータを発生させ
る。
たデータの光ディスク11Bへの記録が終了すると、ユ
ーザTOCの記録が行なわれる。今回の記録の最終アド
レスは、記録中断時にメモリ25内に残っていたデータ
の最後のクラスタ、セクタに対応する光ディスク11B
上のアドレス情報がそのプログラム、曲のエンドアドレ
スとして、又、今回の記録動作の最終アドレスとしてメ
モリ25のユーザTOC作成のためのメモリエリア内に
取り込まれる。換言すれば、前述したようにメモリ25
に残ったデータにダミーデータが付加されて1クラスタ
となったときの最後のクラスタ、セクタを最終アドレス
とするのではなく、記録中断時にメモリ25に残ってい
たデータの最後のクラスタ、セクタを最終アドレスとす
る。その結果、ディスク11Bを再生する場合には、実
際にデータが記録されている部分しか再生されず、ダミ
ーデータの部分は再生されない。よって、ダミーデータ
は、nullデータに限らず何でもよいことになる。
光ディスク11Bに記録される。つまり、記録中である
かどうかが判断され(ステップ61)、記録中なら、停
止キー6が押され、停止処理になるかどうかが判断され
(ステップ62)、停止処理なら停止キー6が操作され
たときにメモリ25に残っていたデータの最後のクラス
タ、セクタに対応する光ディスク11B上のアドレス情
報がそのプログラムもしくは曲の最終アドレスとして光
ディスク11BのTOC領域に書き込まれる。
ータの最後のクラスタ(N+1)分のデータが揃う前の
点T0 で停止キー6が押されたら、この時のクラスタ
(N+1)のデータD1 を次に記録すべきデータが入力
されるまで保存しておき、次にデータが入力されたら、
図8Bに示すように、そのデータD2 と保存されている
データD1 とで、クラスタ(N+1)を形成して記録す
るようにしても良い。
をメモリコントローラ24に設けられたデータ発生回路
により発生させる構成としていたが、このデータ発生回
路はシステムコントローラ17内に設けてもよい。
モリにデータが残っているか否かを判別し、判別結果に
基づいてメモリにデータが残っている場合には、メモリ
に残っているデータと合わせて記録単位となるように付
加データを発生させ、発生された付加データをメモリに
残っているデータに付加し、ディスクに記録するととも
に、メモリに残っているデータに対応するディスクのア
ドレスを最終アドレスとしてディスクの第2の記録領域
に記録するようにしている。その結果、本願では、ディ
スクを再生する場合に実際にデータが記録されている部
分しか再生されないので、付加データ部分が再生される
ことが無く付加データが誤って再生されて異音が再生音
として再生装置などから出力されるようなことがない。
図である。
図である。
に用いる略線図である。
に用いる略線図である。
である。
チャートである。
チャートである。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 入力された情報信号を圧縮した後に、上
記圧縮されたデータを一旦メモリに蓄え、 上記メモリから所定の記録単位量毎に読み出される上記
圧縮された情報信号に信号処理を施した後にディスクの
第1の記録領域に記録し、 記録動作の中断時に上記メモリにデータが残っているか
否かを判別し、 上記判別結果に基づいて上記メモリにデータが残ってい
る場合には、上記メモリに残っているデータと合わせて
上記記録単位となるように付加データを発生させ、上記
発生された付加データを上記メモリに残っているデータ
に付加し、ディスクに記録するとともに、上記メモリに
残っているデータに対応する上記ディスクのアドレスを
最終アドレスとして上記ディスクの第2の記録領域に記
録し、 上記ディスクの再生時には、上記ディスクの第2の記録
領域に記録されている最終アドレスに基づくデータを上
記ディスクから読み出して再生するディスク記録再生方
法。 - 【請求項2】 上記方法は、上記メモリのデータの読み
出し位置を示す情報と上記メモリへの書きこみ位置を示
す情報との差が零であるか否かによって上記メモリ内に
データが残っているか否かを判別する請求項1に記載の
ディスク記録再生方法。
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WO2016152417A1 (ja) * | 2015-03-20 | 2016-09-29 | 日本電気株式会社 | 販売促進装置、販売促進システム、店舗システム、販売促進方法及びプログラム |
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