JP3480424B2 - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
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- grommet
- wire harness
- vehicle body
- annular portion
- reinforcing rib
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- Details Of Indoor Wiring (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Description
ネスに外嵌して車体パネルの貫通穴に装着するグロメッ
トに関し、特に、上記貫通穴が長円形状の場合に用いら
れる長円形状のグロメットにおけるシール性の向上を図
るものである。
あるいはエラストマーからなるグロメットは、車体パネ
ルに穿設している貫通穴に装着して、エンジンルール等
の室外から車室への浸水や埃の侵入を防止し、かつ、遮
音を図っている。車体パネルに穿設される貫通穴は通常
は円形で、該貫通穴に装着されるグロメットの車体係止
部も円形とされているが、車体パネルのスペースの関係
等から貫通穴が長円形状とされる場合があり、該長円形
状の貫通穴に装着するグロメットも車体係止部が長円形
状とされる。
のグロメット1はワイヤハーネスW/Hに密着させる小
径筒部1aと、該小径筒部1bの一端に連続して長円筒
形状に拡径する大径筒部1bと、該大径筒部1bの開口
1e側の外周面に凹設した車体係止凹部1cより構成し
ている。
パネルPの長円形状の貫通穴Paに車体係止部1cを内
嵌し、該車体係止部1cの底面1c−1を貫通穴Paの
内周面に圧接させてシールしている。これにより、室外
(O)から車室(I)へ水や埃の侵入を防止すると共
に、遮音を図っている。
のグロメットの場合、図7に示すように、長辺側1b−
1の中央部に変形や座屈が発生しやすく、その場合、車
体パネルPと長辺側1b−1の中央と貫通穴内周面の間
に隙間Psができ、室外と車室との遮水、遮音性が低下
する。
題に対して、従来、実開平1−124612号におい
て、図8に示すように、長辺側1b−1の中央点を挟む
両側に補強リブ1fを設けたグロメットが提案されてい
る。しかしながら、上記構成とした場合、最も変形が生
じやすい長円側中央がリブで補強されておらず、かつ、
補強リブによりワイヤハーネスが貫通する中央空隙部が
少なくなり、ワイヤハーネスの挿通作業性が悪くなる問
題がある。
ので、長円状のグロメットにおいて、ワイヤハーネスの
挿通作業性を悪化させることなく、車体パネルの貫通穴
とのシール性を高め、防水性能および遮音性能の向上を
図ることを課題としている。
め、本発明は、自動車のワイヤーハーネスに外嵌して、
パネルの貫通穴に装着され、ゴムまたはエラストマーで
一体成形されたグロメットであって、ワイヤハーネスの
電線群に密着する小径筒部と、該小径筒部の一端に連続
して長円筒形状に拡径する大径筒部と、該大径筒部の外
周面に設けた車体係止凹部と、上記大径筒部の内周面の
長辺側および短辺側の中央位置を連続する略菱形状の環
状部を備えた補強リブを備え、該補強リブの環状部に囲
まれた中央空間が、小径筒部の中空部と連続してワイヤ
ハーネスを貫通させる構成としているグロメットを提供
している。
辺側の中央位置と、短辺側の中央位置との連続させる略
菱形状の環状の補強リブを設けると、まず、内側へと変
形、座屈が発生しやすい長辺側の中央位置が補強リブに
より外側へと押圧され、車体パネルの貫通穴の内周面へ
の車体係止部の底面の接触力を高めることができる。か
つ、補強リブ自体が無端形状の環状であり、長辺側中央
位置および短辺側中央位置に連結されているため、補強
リブ自体が内側に変形することなく、各辺に均等の押圧
力を付与し、車体係止部の底面全体を貫通穴内周面に圧
接させ、いずれの箇所にも隙間を発生させず、シール性
を高めることができる。さらに、車体係止部が内側に変
形しようとすると、連結した補強リブが、その内部を挿
通するワイヤハーネスに押し戻されて、補強リブの変形
が阻止され、それに伴い車体係止部の変形も阻止され、
車体係止部の底面を貫通穴の内周面に圧接保持できる。
また、菱形形状であるため中央位置にワイヤハーネスを
貫通させる大きな空隙を確保することができる。
その各頂点と上記長辺側中央位置と短辺側中央位置とを
連結する連結部とから構成している。上記連結部の長さ
をワイヤハーネスの外径に対応して設定し、菱形状の中
空部をワイヤハーネスの外径よりも大きく設定し、ワイ
ヤハーネスの挿通作業性を阻害しないようにしている。
部の各頂点を、長辺側中央位置および短辺側中央位置に
連結してもよい。上記のように、連結部を無くして、菱
形状の環状部の各頂点を長辺側中央位置および短辺側中
央位置に直接連結すると、ワイヤハーネスが挿通する中
空部を大きくすることができ、ワイヤハーネスの挿通作
業性を高めることができる。
より、車体係止凹部の底面と車体パネルの貫通穴内周面
との接触圧を増大させることができるように、車体係止
凹部の内面側に設ければよいが、成形上、大径筒部の先
端開口から縮径位置まで軸線方向に直線状に延在させる
ことが好ましい。また、このように軸線方向に延在させ
ると、補強リブのよる補強効果を高めることができる。
照して説明する。図1乃至図2は本発明に係わる第1実
施形態の長円状のグロメット10を示す。該グロメット
10の全体形状は前記図5に示すグロメットと同様な形
状であり、本発明のグロメット10は後述する補強リブ
10dを設けていることを特徴としている。
トマーで一体成形しており、ワイヤハーネスの電線群に
密着する小径筒部10aと、該小径筒部10aの一端に
連続して長円筒形状に拡径する大径筒部10bと、該大
径筒部10bの外周面に設けた車体係止凹部10cを備
えている。
端から小径筒部10aから縮径位置まで軸線方向に直線
状に延在した補強リブ10dを一体成形して設けてい
る。
おいて、菱形状の環状部10dー1と、その各頂点と大
径筒部の一対の長辺側10b−1の中央位置と一対の短
辺側10b−2の中央位置とを連結する4本の連結部1
0d−2とからなる。菱形状の環状部10d−1の4辺
を同一長さとしているため、連結部10d−2の長さは
短辺側10b−2との連結側が長くなり、長辺側10b
−1の長さが短くなる。よって、長辺側10b−1の中
央位置に近接して環状部10d−1の頂点が位置し、短
辺側10b−2よりも長辺側10b−1に補強リブ10
dによる押圧力が大きく作用するようにしている。
20の中心を大径筒部10cの軸心と一致させると共
に、該中央空間20をワイヤハーネス挿通部としてい
る。該ワイヤハーネス挿通部となる環状部10d−1で
囲まれる中央空間20の断面積は、ワイヤハーネスを遊
挿しえるように、連結部10d−2の長さを設定してい
る。
部10aから大径筒部10bの補強リブ10dで囲まれ
た中央空間20にワイヤハーネスW/Hを通して貫通さ
せ、小径筒部10aの先端をワイヤハーネスW/Hにテ
ープ巻き固定して取り付けている。
ーネスW/Hを自動車に配索する時、グロメット10を
図1に示すように、車体パネルPにより仕切られるエン
ジンルーム側(0)より室内側(I)に、貫通穴Paを
通してグロメット10の全体を挿通させ、その後、エン
ジンルーム側へ引き戻して、車体係止凹部10cを貫通
穴Paに内嵌し、車体係止凹部10cの底面10c−1
を貫通穴Paの内周面に圧接している。
せて取り付けたグロメット10に対して、貫通穴Paの
内周面より車体係止凹部10cに圧縮力が作用するが、
車体係止凹部10cの内面側に上記補強リブ10dを設
けているために図3中に矢印で示すように抗力が発生
し、車体係止凹部10cの底面10c−1を貫通穴Pa
の内周面に押圧する。
強リブ10dの環状部10d−1の頂点が近接し、強い
力で外方向に車体係止凹部10cを押圧する。その結
果、接触圧が高まり、内側へ変形や座屈が発生しやすい
長辺側10b−1の中央位置の変形発生を防止できる。
しかも、該菱形状環状部10d自体も環状であるため
に、内側に変形しにくく、4本の連結部10d−2を介
して上記長辺側10b−1のみならず短辺側10b−2
の各辺を外向きに押圧し、車体係止凹部10cを全周に
わたって貫通穴Paの内周面に圧接させ、シール性を高
めることができる。
スW/Hを挿通する作業時には、菱形状の環状部10d
−1には、中央空間20があるため、ワイヤハーネスの
挿通作業性を阻害することはない。かつ、車体パネルへ
の取付状態においては、環状部10d−1の内部にワイ
ヤハーネスW/Hが位置しているため、車体係止凹部1
0cの変形で環状部10d−1が内側に変形しようとし
てもワイヤハーネスにより押し戻され、その結果、環状
部10d−1および連結部10d−2を介して車体係止
凹部10cは貫通穴Paの内周面へ常に大きな接触力で
圧接され、防水性能および遮音性能を保持させることが
できる。
施形態のグロメット10′を示す。上記第1実施形態と
の相違点は、補強リブ10d′を菱形状の環状部10d
−1’のみから形成し、連結部を設けらていない。即
ち、菱形状の環状部10d−1’の各頂点を、大径筒部
10bの内周面の長辺側10b−1の中央位置および短
辺側10b−2の中央位置に直接連結している。
状部10d−1’で囲まれる中央空間20’を大きくす
ることができ、ワイヤハーネスが大径の場合に挿通作業
性を阻害しない。また、長辺側10b−1および短辺側
10b−2の各中央位置に対する補強リブ10d’の押
圧力を高めることができる。
に係わるグロメットでは、大径筒部の内周面の長辺側お
よび短辺側の中央位置と頂点が連続する略菱形状の環状
部を備えた補強リブを設けているため、最も変形が発生
しやすかった長辺側の中央位置を強い力で外向きに押圧
して、貫通穴内周面との接触圧を高めることができる。
その結果、変形を発生させることなく、シール性を高め
ることができ、グロメットと車体パネル間の遮水、遮音
性を向上させることができる。
イヤハーネスを挿通させるため、ワイヤハーネスの挿通
作業性を阻害しない。特に、補強リブの菱形状環状部の
各頂点を連結部を介さずに直接長辺側および短辺側の中
央位置に連結すると、環状部に囲まれた中央空間を広く
することができ、大径のワイヤハーネスを容易に挿通さ
せることができる。
組み込み状態を示す斜視図である。
図、(B)はグロメットの一部断面側面図である。
作用を示す図面である。
は(A)の一部断面断面側面図である。
状態の斜視図である。
止凹部の断面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車のワイヤーハーネスに外嵌して、
パネルの貫通穴に装着され、ゴムまたはエラストマーで
一体成形されたグロメットであって、 ワイヤハーネスの電線群に密着する小径筒部と、該小径
筒部の一端に連続して長円筒形状に拡径する大径筒部
と、該大径筒部の外周面に設けた車体係止凹部と、上記
大径筒部の内周面の長辺側および短辺側の中央位置を連
続する菱形状の環状部を備えた補強リブを備え、 該補強リブの環状部に囲まれた中央空間が、小径筒部の
中空部と連続してワイヤハーネスを貫通させる構成とし
ているグロメット。 - 【請求項2】 上記補強リブは、上記菱形状の環状部
と、その各頂点と上記長辺側中央位置と短辺側中央位置
とを連結する連結部とからなる請求項1に記載のグロメ
ット。 - 【請求項3】 上記補強リブは、上記菱形状の環状部の
各頂点を、長辺側中央位置および短辺側中央位置に連結
している請求項1に記載のグロメット。
Priority Applications (1)
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Family
ID=18669260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000165842A Expired - Lifetime JP3480424B2 (ja) | 2000-06-02 | 2000-06-02 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
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2000
- 2000-06-02 JP JP2000165842A patent/JP3480424B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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