JP3461531B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
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- JP3461531B2 JP3461531B2 JP16444193A JP16444193A JP3461531B2 JP 3461531 B2 JP3461531 B2 JP 3461531B2 JP 16444193 A JP16444193 A JP 16444193A JP 16444193 A JP16444193 A JP 16444193A JP 3461531 B2 JP3461531 B2 JP 3461531B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍室及び冷蔵室を備
えた強制通風方式の冷蔵庫に関する。
えた強制通風方式の冷蔵庫に関する。
【０００２】
【従来の技術】強制通風方式の冷蔵庫としては、その一
例が実開昭５８−０４１４６４号公報に示されており、
以下その構成について図４に従い説明する。
例が実開昭５８−０４１４６４号公報に示されており、
以下その構成について図４に従い説明する。
【０００３】１は冷蔵庫本体で外箱２、内箱３及び前記
外箱２、内箱３間に充填された断熱材４により構成され
ている。５は前記冷蔵庫本体１の内部を上下に仕切る区
画壁であり、上部に冷凍室６、下部に冷蔵室７を仕切っ
て形成している。８は前記冷蔵庫本体１の底部後方に収
めた冷凍サイクルの圧縮機である。９は前記冷凍室６の
背面に収めた冷凍サイクルの冷却器であり、１０は前記
冷却器９で冷却した冷気を前記冷凍室６、冷蔵室７に強
制通風するための送風機である。
外箱２、内箱３間に充填された断熱材４により構成され
ている。５は前記冷蔵庫本体１の内部を上下に仕切る区
画壁であり、上部に冷凍室６、下部に冷蔵室７を仕切っ
て形成している。８は前記冷蔵庫本体１の底部後方に収
めた冷凍サイクルの圧縮機である。９は前記冷凍室６の
背面に収めた冷凍サイクルの冷却器であり、１０は前記
冷却器９で冷却した冷気を前記冷凍室６、冷蔵室７に強
制通風するための送風機である。
【０００４】１１は前記冷凍室６、前記冷蔵室７に冷気
を導くためのダクト、１２は前記冷蔵室７の入口に、設
けて電気的入力で冷気流入量を調節するダンパ装置（以
下電動ダンパ１２という）である。１３、１４はそれぞ
れ前記冷凍室６、冷蔵室７の室内に設けた温度センサで
ある。
を導くためのダクト、１２は前記冷蔵室７の入口に、設
けて電気的入力で冷気流入量を調節するダンパ装置（以
下電動ダンパ１２という）である。１３、１４はそれぞ
れ前記冷凍室６、冷蔵室７の室内に設けた温度センサで
ある。
【０００５】次に１５は前記冷凍室６の下部に区画した
急速冷凍室であり。前面部に開閉自、在の扉１６と、底
部に例えばアルミニウム製の金属板１７が設けられてい
る。また、１８は室内背面に設けた冷気吐出口、１９は
室内前部の底面に設けた冷気吸い込み口、２０は前記冷
蔵庫本体１の外殻の前面部に設けた急凍スイッチであり
前記急凍スイッチ２０を押すと、前記圧縮機８と前記送
風機１０が所定時間連続運転するように構成されてい
る。２１ａ、２１ｂはそれぞれ前記冷凍室６、冷蔵室７
の前面開口部を開閉する扉である。
急速冷凍室であり。前面部に開閉自、在の扉１６と、底
部に例えばアルミニウム製の金属板１７が設けられてい
る。また、１８は室内背面に設けた冷気吐出口、１９は
室内前部の底面に設けた冷気吸い込み口、２０は前記冷
蔵庫本体１の外殻の前面部に設けた急凍スイッチであり
前記急凍スイッチ２０を押すと、前記圧縮機８と前記送
風機１０が所定時間連続運転するように構成されてい
る。２１ａ、２１ｂはそれぞれ前記冷凍室６、冷蔵室７
の前面開口部を開閉する扉である。
【０００６】かかる構成において、以下その動作を説明
する。通常時は、冷凍室６内に設けた温度センサ１３の
設定値に基づいて圧縮機８及び送風機１０がＯＮ・ＯＦ
Ｆし冷却器９によって冷却された冷気が、送風機１０に
より送風されて冷凍室６及び急凍室１５が一定温度（例
えば−２０℃）を保つように冷却される。一方、送風機
１０による冷気送風はダクト１１を介して冷蔵室７に対
しても行われ、電動ダンパ１２によって冷気流入量が調
節されて、一定温度（例えば４℃）を保つよう、冷却さ
れる。
する。通常時は、冷凍室６内に設けた温度センサ１３の
設定値に基づいて圧縮機８及び送風機１０がＯＮ・ＯＦ
Ｆし冷却器９によって冷却された冷気が、送風機１０に
より送風されて冷凍室６及び急凍室１５が一定温度（例
えば−２０℃）を保つように冷却される。一方、送風機
１０による冷気送風はダクト１１を介して冷蔵室７に対
しても行われ、電動ダンパ１２によって冷気流入量が調
節されて、一定温度（例えば４℃）を保つよう、冷却さ
れる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、食品は保存中の使用頻度にかかわら
ず、冷凍室６内に一括保存されることとなる。
ような構成では、食品は保存中の使用頻度にかかわら
ず、冷凍室６内に一括保存されることとなる。
【０００８】近年、冷凍食品は増加の一途をたどってお
り、主婦の有職化に伴い家庭においても冷凍食品の利用
が増加している。家庭で冷凍されている食品は、素材な
どのまとめ買いによる長期保存を目的としたストック型
のものと、使用頻度が高く、常時保存されているストッ
ク型フロー性の食品に大別される。
り、主婦の有職化に伴い家庭においても冷凍食品の利用
が増加している。家庭で冷凍されている食品は、素材な
どのまとめ買いによる長期保存を目的としたストック型
のものと、使用頻度が高く、常時保存されているストッ
ク型フロー性の食品に大別される。
【０００９】ストック型フロー性の食品は短期的な一時
保管が主流であるため、貯蔵条件による品質への影響は
小さく、保存性よりもむしろ使い勝手が重要視されるべ
き食品である。これに対してストック型の食品は使用頻
度の低い長期保存を目的としたものであるため、貯蔵中
の品質劣化を防止する必要があり、温度管理を重要視す
べき食品と言える。
保管が主流であるため、貯蔵条件による品質への影響は
小さく、保存性よりもむしろ使い勝手が重要視されるべ
き食品である。これに対してストック型の食品は使用頻
度の低い長期保存を目的としたものであるため、貯蔵中
の品質劣化を防止する必要があり、温度管理を重要視す
べき食品と言える。
【００１０】これら目的の違う食品が冷凍室６内に混在
した状態で保存しているため、ストック型の食品に対し
ては、扉２１ａの頻繁な開閉などにより温度が上昇し、
食品個体内の氷結晶の成長が促進され、細胞組織の破壊
やタンパク質変性を助長して食品品質が劣化したり、氷
結晶の昇華が促進されて昇華した部分が空洞化すること
によって空気との接触面積が増加し、脂質・色素の酸化
が促進されて食品品質が一層劣化することとなる。一
方、ストック型フロー性の食品に対しては、取り出しに
くい上方に保存するケースも多々あり、奥の方が見にく
いなど使い勝手が悪いという問題点があった。
した状態で保存しているため、ストック型の食品に対し
ては、扉２１ａの頻繁な開閉などにより温度が上昇し、
食品個体内の氷結晶の成長が促進され、細胞組織の破壊
やタンパク質変性を助長して食品品質が劣化したり、氷
結晶の昇華が促進されて昇華した部分が空洞化すること
によって空気との接触面積が増加し、脂質・色素の酸化
が促進されて食品品質が一層劣化することとなる。一
方、ストック型フロー性の食品に対しては、取り出しに
くい上方に保存するケースも多々あり、奥の方が見にく
いなど使い勝手が悪いという問題点があった。
【００１１】また、冷凍室６が最上方に配置され、扉２
１ａの開閉方式が回転式であるため、比重の重たい冷気
は、扉２１ａの開閉時に流出しやすく、同時に暖気が流
入するため、冷凍室６内の温度が上昇しやすいという欠
点があった。
１ａの開閉方式が回転式であるため、比重の重たい冷気
は、扉２１ａの開閉時に流出しやすく、同時に暖気が流
入するため、冷凍室６内の温度が上昇しやすいという欠
点があった。
【００１２】本発明は、上述した問題点に鑑み、食品の
保存目的に合わせた温度管理と冷凍室の使い勝手を向上
させることを目的としている。
保存目的に合わせた温度管理と冷凍室の使い勝手を向上
させることを目的としている。
【００１３】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の冷蔵庫は、独立した引き出し式の長期保存を
目的とした第１の冷凍室及び短期保存を目的とした第２
の冷凍室を設け、各冷凍室には冷凍室内の温度を検知す
る温度検知手段を備え、通常時は第２の冷凍室の温度検
知手段のＯＮ，ＯＦＦの指令によって圧縮機及び送風機
を断続運転するとともに、第１の冷凍室の温度検知手段
が所定の温度上昇を検知すると、第２の冷凍室の温度検
知手段がＯＦＦの指令を出していても第１の温度検知手
段の出力を優先させて圧縮機及び送風機を強制運転する
制御手段を付加するものである。
に本発明の冷蔵庫は、独立した引き出し式の長期保存を
目的とした第１の冷凍室及び短期保存を目的とした第２
の冷凍室を設け、各冷凍室には冷凍室内の温度を検知す
る温度検知手段を備え、通常時は第２の冷凍室の温度検
知手段のＯＮ，ＯＦＦの指令によって圧縮機及び送風機
を断続運転するとともに、第１の冷凍室の温度検知手段
が所定の温度上昇を検知すると、第２の冷凍室の温度検
知手段がＯＦＦの指令を出していても第１の温度検知手
段の出力を優先させて圧縮機及び送風機を強制運転する
制御手段を付加するものである。
【００１４】又、独立した２つの引き出し式冷凍室を断
熱壁で区画し、１つの冷凍室にのみ冷気入口にダンパー
装置を設けることにより冷気流入量を調節して短期保存
を目的とした食品を冷凍保存する冷凍温度に制御すると
ともに、もう１つの冷凍室をダンパー装置を設けた冷凍
室よりも低温の長期保存を目的とした食品を冷凍保存す
る冷凍温度に制御する制御手段を付加するものである。
熱壁で区画し、１つの冷凍室にのみ冷気入口にダンパー
装置を設けることにより冷気流入量を調節して短期保存
を目的とした食品を冷凍保存する冷凍温度に制御すると
ともに、もう１つの冷凍室をダンパー装置を設けた冷凍
室よりも低温の長期保存を目的とした食品を冷凍保存す
る冷凍温度に制御する制御手段を付加するものである。
【００１５】
【作用】本発明は上記した構成によって、比重の重たい
冷気は、扉開閉時に冷凍室内の底部に流れるようになる
ため、扉開閉時の冷凍室内の温度上昇が抑制されるよう
になる。また、冷凍保存しようとする食品が長期保存を
目的とした食品の場合は、一方の冷凍室内へ、一時保管
などの短期保存を目的とした場合は他方の冷凍室内へ収
納区分する。通常運転時は短期保存を目的とした冷凍室
内の温度検知手段の出力に基づいて圧縮機及び送風機が
ＯＮ、ＯＦＦするが、長期保存を目的とした冷凍室内の
温度検知手段が冷凍室内の温度上昇を検知すると、長期
保存を目的とした冷凍室内の温度検知手段の出力を優先
させて圧縮機及び送風機を強制運転するため、冷凍室の
温度上昇が抑えられ、食品の温度変動が小さくなるもの
である。
冷気は、扉開閉時に冷凍室内の底部に流れるようになる
ため、扉開閉時の冷凍室内の温度上昇が抑制されるよう
になる。また、冷凍保存しようとする食品が長期保存を
目的とした食品の場合は、一方の冷凍室内へ、一時保管
などの短期保存を目的とした場合は他方の冷凍室内へ収
納区分する。通常運転時は短期保存を目的とした冷凍室
内の温度検知手段の出力に基づいて圧縮機及び送風機が
ＯＮ、ＯＦＦするが、長期保存を目的とした冷凍室内の
温度検知手段が冷凍室内の温度上昇を検知すると、長期
保存を目的とした冷凍室内の温度検知手段の出力を優先
させて圧縮機及び送風機を強制運転するため、冷凍室の
温度上昇が抑えられ、食品の温度変動が小さくなるもの
である。
【００１６】又、断熱材で区画形成した一方の冷凍室に
は長期保存を目的とした食品を保存し、一時保管などの
短期保存を目的とした食品は他方の冷凍室に保存するよ
う収納区分する。短期保存を目的とした冷凍室は、温度
検知手段の出力に基づいて、冷気入口に設けたダンパー
装置により冷気が調節され、長期保存を目的とした冷凍
室内に冷気が多量に導入されるようになり、長期保存を
目的とした冷凍室の温度がより低温に保たれ、食品の脂
質や色素の酸化を一層抑制できるものである。
は長期保存を目的とした食品を保存し、一時保管などの
短期保存を目的とした食品は他方の冷凍室に保存するよ
う収納区分する。短期保存を目的とした冷凍室は、温度
検知手段の出力に基づいて、冷気入口に設けたダンパー
装置により冷気が調節され、長期保存を目的とした冷凍
室内に冷気が多量に導入されるようになり、長期保存を
目的とした冷凍室の温度がより低温に保たれ、食品の脂
質や色素の酸化を一層抑制できるものである。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１から図２に従
い説明する。
い説明する。
【００１８】図１において、２２は冷蔵庫本体であり、
２３は冷蔵庫本体２２の内部を仕切る区画壁であり、上
部に冷蔵室２４を仕切って形成している。２５、２６は
第１、第２の冷凍室であり、引き出し仕様で上部開口の
ケース２７、２８により構成され、２９、３０の仕切り
壁により、独立して形成されたものである。
２３は冷蔵庫本体２２の内部を仕切る区画壁であり、上
部に冷蔵室２４を仕切って形成している。２５、２６は
第１、第２の冷凍室であり、引き出し仕様で上部開口の
ケース２７、２８により構成され、２９、３０の仕切り
壁により、独立して形成されたものである。
【００１９】３１は野菜室であり、２４ａ、２５ａ、２
６ａ、３１ａは、冷蔵室２４、第１の冷凍室２５、第２
の冷凍室２６、野菜室３１の各々の扉である。３２は第
１の冷凍室の温度を検知する温度センサであり、３３は
第２の冷凍室の温度を検知する温度センサである。
６ａ、３１ａは、冷蔵室２４、第１の冷凍室２５、第２
の冷凍室２６、野菜室３１の各々の扉である。３２は第
１の冷凍室の温度を検知する温度センサであり、３３は
第２の冷凍室の温度を検知する温度センサである。
【００２０】３４は冷蔵庫本体２２の底部後方に収めた
冷凍サイクルの圧縮機であり、３５は冷凍室２５、２６
の背面に収めた冷凍サイクルの冷却器であり、３６は冷
却器３５で冷却した冷気を冷凍室２５、２６、冷蔵室２
４に強制通風させるための送風機である。３７は冷蔵室
２４に冷気を導くためのダクト、３８は冷蔵室入口に設
けて電気的入力で冷気流入量を調節するダンパー装置
（以下電動ダンパー３８という）である。３９は冷蔵室
２４の室内に設けた温度センサであり、４０、４１は、
冷却器３７で冷却した冷気を冷凍室２５、２６に各々導
入するための冷気導入口である。
冷凍サイクルの圧縮機であり、３５は冷凍室２５、２６
の背面に収めた冷凍サイクルの冷却器であり、３６は冷
却器３５で冷却した冷気を冷凍室２５、２６、冷蔵室２
４に強制通風させるための送風機である。３７は冷蔵室
２４に冷気を導くためのダクト、３８は冷蔵室入口に設
けて電気的入力で冷気流入量を調節するダンパー装置
（以下電動ダンパー３８という）である。３９は冷蔵室
２４の室内に設けた温度センサであり、４０、４１は、
冷却器３７で冷却した冷気を冷凍室２５、２６に各々導
入するための冷気導入口である。
【００２１】次に制御関係について説明する。図２にお
いて、４２はマイクロコンピューターなどより成る制御
手段（以下マイコン４２という）であり、入力端子には
第１の温度センサ３２を備えた温度検知手段４３、第２
の温度センサ３３を備えた温度検知手段４４、冷蔵室の
温度センサ３９を備えた温度検知手段４５が接続されて
おり、出力端子には圧縮機３４、送風機３６、冷蔵室の
電動ダンパー３８を駆動するための電磁リレーなどの駆
動手段４６、４７、４８及び、運転用のコンデンサ（図
示せず）の容量を切り換えて送風機３６の回転数を変化
させる回転数制御手段４９が接続されている。
いて、４２はマイクロコンピューターなどより成る制御
手段（以下マイコン４２という）であり、入力端子には
第１の温度センサ３２を備えた温度検知手段４３、第２
の温度センサ３３を備えた温度検知手段４４、冷蔵室の
温度センサ３９を備えた温度検知手段４５が接続されて
おり、出力端子には圧縮機３４、送風機３６、冷蔵室の
電動ダンパー３８を駆動するための電磁リレーなどの駆
動手段４６、４７、４８及び、運転用のコンデンサ（図
示せず）の容量を切り換えて送風機３６の回転数を変化
させる回転数制御手段４９が接続されている。
【００２２】かかる構成において、通常時は、第２の冷
凍室２６の第２の温度センサ３３の温度をもとにした温
度検知手段４４によって、圧縮機３４、送風機３６がＯ
Ｎ、ＯＦＦの断続運転をして、第１の冷凍室２５及び第
２の冷凍室２６がそれぞれ所定の温度（例えば−２２
℃、−２０℃）に冷却維持される。また一方、冷蔵室２
４の温度センサ３９の温度をもとにした温度検知手段４
５によって電動ダンパ３８が開閉制御されて冷気流入量
が調節され、所定の温度（例えば４℃）に冷却維持され
る。冷凍室２５、２６は引き出し式であるため、扉２５
ａ、２６ａの開閉時に、冷気は各冷凍室内の底部に流れ
るようになり冷気が流出しにくくなる。
凍室２６の第２の温度センサ３３の温度をもとにした温
度検知手段４４によって、圧縮機３４、送風機３６がＯ
Ｎ、ＯＦＦの断続運転をして、第１の冷凍室２５及び第
２の冷凍室２６がそれぞれ所定の温度（例えば−２２
℃、−２０℃）に冷却維持される。また一方、冷蔵室２
４の温度センサ３９の温度をもとにした温度検知手段４
５によって電動ダンパ３８が開閉制御されて冷気流入量
が調節され、所定の温度（例えば４℃）に冷却維持され
る。冷凍室２５、２６は引き出し式であるため、扉２５
ａ、２６ａの開閉時に、冷気は各冷凍室内の底部に流れ
るようになり冷気が流出しにくくなる。
【００２３】次に第１の冷凍室２５内の温度制御につい
て説明する。通常時は、第２の温度センサ３３の温度を
もとに温度検知手段４４によって、圧縮機３４、送風機
３６がＯＮ、ＯＦＦの断続運転をするが、第１の冷凍室
２５内の第１の温度センサ３２が、所定の温度（例えば
２２℃）より例えば２℃上昇すると、第２の温度センサ
３３が圧縮機３４及び送風機３６をＯＦＦする指令を出
していても、第１の温度センサ３２の温度検知手段４３
の出力を優先させて圧縮機３４及び送風機３６を強制運
転させて、第１の冷凍室２５内に連続的に冷気を導入す
るよう制御される。これにより、第１の冷凍室２５の温
度上昇は抑制される。この時、食品の温度変動が抑制さ
れるため、温度変動による食品の品質劣化が抑えられ、
長期間おいしく食品が保存できるようになる。
て説明する。通常時は、第２の温度センサ３３の温度を
もとに温度検知手段４４によって、圧縮機３４、送風機
３６がＯＮ、ＯＦＦの断続運転をするが、第１の冷凍室
２５内の第１の温度センサ３２が、所定の温度（例えば
２２℃）より例えば２℃上昇すると、第２の温度センサ
３３が圧縮機３４及び送風機３６をＯＦＦする指令を出
していても、第１の温度センサ３２の温度検知手段４３
の出力を優先させて圧縮機３４及び送風機３６を強制運
転させて、第１の冷凍室２５内に連続的に冷気を導入す
るよう制御される。これにより、第１の冷凍室２５の温
度上昇は抑制される。この時、食品の温度変動が抑制さ
れるため、温度変動による食品の品質劣化が抑えられ、
長期間おいしく食品が保存できるようになる。
【００２４】次に実施例２を図３に従い説明する。実施
例１と同一構成については同一符号を付し、その詳細な
説明については省略し、異なる部分のみ説明する。
例１と同一構成については同一符号を付し、その詳細な
説明については省略し、異なる部分のみ説明する。
【００２５】図３において、５０は第１の冷凍室２５の
区画壁に充填された断熱材であり、５１は第１の冷凍室
２５の冷気吸いこみ口である。５２は、第２の冷凍室２
６の冷気導入口４１に設けて電気的入力で冷気流入量を
調節するダンパー装置（以下電動ダンパー５２という）
である。
区画壁に充填された断熱材であり、５１は第１の冷凍室
２５の冷気吸いこみ口である。５２は、第２の冷凍室２
６の冷気導入口４１に設けて電気的入力で冷気流入量を
調節するダンパー装置（以下電動ダンパー５２という）
である。
【００２６】かかる構成において、以下その動作を説明
する。通常時は、第１の冷凍室２５に設けた第１の温度
センサ３２の設定値に基づいて圧縮機３４及び送風機３
８がＯＮ・ＯＦＦし、冷却器３５によって冷却された冷
気が送風機３８により送風されて第１の冷凍室２５及び
第２の冷凍室２６に送風される。
する。通常時は、第１の冷凍室２５に設けた第１の温度
センサ３２の設定値に基づいて圧縮機３４及び送風機３
８がＯＮ・ＯＦＦし、冷却器３５によって冷却された冷
気が送風機３８により送風されて第１の冷凍室２５及び
第２の冷凍室２６に送風される。
【００２７】この時、第２の冷凍室２６は、第２の温度
センサ３３の設定値に基づいて、電動ダンパー５２によ
り冷気流入量が調節されるため、第１の冷凍室２５に多
くの冷気が流入されるようになる。第１の冷凍室２５は
断熱材５０により区画されているため、低温を保つもの
である。これにより、食品は低温に保たれ、食品の脂質
・色素酸化等が抑制できるため、食品の冷凍保存品質が
高まるものである。
センサ３３の設定値に基づいて、電動ダンパー５２によ
り冷気流入量が調節されるため、第１の冷凍室２５に多
くの冷気が流入されるようになる。第１の冷凍室２５は
断熱材５０により区画されているため、低温を保つもの
である。これにより、食品は低温に保たれ、食品の脂質
・色素酸化等が抑制できるため、食品の冷凍保存品質が
高まるものである。
【００２８】冷凍保存される食品は、素材などのまとめ
買いによる長期保存を目的としたストック型と使用頻度
が高く、一時保管など短期保存を目的としたストック型
フロ性の食品に大別される。長期保存を目的とした食品
は、貯蔵中の温度変動による品質低下が現れやすいこと
から温度管理する必要があるため、第１の冷凍室２５に
収納し、一時保管などの短期保存を目的とした食品は、
第２の冷凍室２６に収納区分できるようになる。各冷凍
室は独立して区画されているため、夫々の扉開閉による
影響は受けにくく、温度管理がしやすいものである。
買いによる長期保存を目的としたストック型と使用頻度
が高く、一時保管など短期保存を目的としたストック型
フロ性の食品に大別される。長期保存を目的とした食品
は、貯蔵中の温度変動による品質低下が現れやすいこと
から温度管理する必要があるため、第１の冷凍室２５に
収納し、一時保管などの短期保存を目的とした食品は、
第２の冷凍室２６に収納区分できるようになる。各冷凍
室は独立して区画されているため、夫々の扉開閉による
影響は受けにくく、温度管理がしやすいものである。
【００２９】
【発明の効果】以上のように、本発明の冷蔵庫によると
次のような効果が得られる。
次のような効果が得られる。
【００３０】（１）比較的使用頻度の低い長期保存用の
食品を、使用頻度が高く、一時的保管を目的とする短期
保存食品よりも低い冷凍温度で保存し、各々の食品を区
別して収納する構成にすることにより、冷凍室の使い勝
手が向上する。
食品を、使用頻度が高く、一時的保管を目的とする短期
保存食品よりも低い冷凍温度で保存し、各々の食品を区
別して収納する構成にすることにより、冷凍室の使い勝
手が向上する。
【００３１】（２）冷凍室を複数に独立させることによ
り、各室毎に温度管理できるようになり、他室からの温
度影響を受けにくくなる。
り、各室毎に温度管理できるようになり、他室からの温
度影響を受けにくくなる。
【００３２】（３）引き出し仕様にすることにより、扉
開閉時の冷気流出が抑制でき、奥まで食品が見渡しやす
くなり、使い勝手が向上する。
開閉時の冷気流出が抑制でき、奥まで食品が見渡しやす
くなり、使い勝手が向上する。
【００３３】（４）長期保存用室は、貯蔵中の温度変動
を抑制する制御を付加しているため、貯蔵中の氷の再結
晶作用による細胞損傷に起因する食品品質の劣化が少な
く、長期に渡って食品をおいしく保存できる。
を抑制する制御を付加しているため、貯蔵中の氷の再結
晶作用による細胞損傷に起因する食品品質の劣化が少な
く、長期に渡って食品をおいしく保存できる。
【００３４】（５）長期保存用室を低温化（例えば−３
０℃）にすることにより、食品の脂質・色素酸化が抑制
されるようになり、長期に渡って食品をおいしく保存で
きる。
０℃）にすることにより、食品の脂質・色素酸化が抑制
されるようになり、長期に渡って食品をおいしく保存で
きる。
【図１】本発明の実施例１を示す冷蔵庫の縦断面図
【図２】図１の冷蔵庫の制御ブロック図
【図３】本発明の実施例２を示す冷蔵庫の縦断面図
【図４】従来例を示す冷蔵庫の縦断面図
２５ 冷凍室（第１の冷凍室）
２６ 冷凍室（第２の冷凍室）
３４ 圧縮機
３５ 冷却器
３６ 送風機
４２ 制御手段
４３ 温度検知手段（第１の温度検知手段）
４４ 温度検知手段（第２の温度検知手段）
５０ 断熱材
５２ 電動ダンパー
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平５−93572（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−119384（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−210376（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−242780（ＪＰ，Ａ)
実開 昭62−80169（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
F25D 11/02
F25D 17/06
F25D 17/08
Claims (2)
- 【請求項１】 圧縮機と、冷却器と、独立した引き出し
式の長期保存を目的とした第１の冷凍室及び短期保存を
目的とした第２の冷凍室と、冷蔵室と、前記冷却器によ
り冷却された冷気を前記各冷凍室、冷蔵室に強制送風す
る送風機と、前記各冷凍室にそれぞれ１つずつ設けら
れ、各冷凍室内の温度を検知する温度検知手段と、通常
時は前記第２の冷凍室の温度検知手段のＯＮ，ＯＦＦの
指令によって前記圧縮機及び前記送風機を断続運転する
とともに、前記第１の冷凍室の温度検知手段が所定の温
度上昇を検知すると、前記第２の冷凍室の温度検知手段
がＯＦＦの指令を出していても前記第１の温度検知手段
の出力を優先させて前記圧縮機及び前記送風機を強制運
転する制御手段を備えた冷蔵庫。 - 【請求項２】 圧縮機と、冷却器と、冷蔵室と、前記冷
蔵室の下方に独立して備えた２つの引き出し式の冷凍室
と、前記冷却器により冷却された冷気を前記各冷凍室、
冷蔵室に強制送風する送風機と、前記各冷凍室に設けら
れ、冷凍室内の温度を検知する温度検知手段を備えた構
成において、独立した２つの引き出し式冷凍室は断熱壁
で区画され、１つの冷凍室にのみ冷気入口にダンパー装
置を設けて前記ダンパー装置により冷気流入量を調節し
て短期保存を目的とした食品を冷凍保存する冷凍温度に
制御するとともに、もう１つの冷凍室を前記ダンパー装
置を設けた冷凍室よりも低温の長期保存を目的とした食
品を冷凍保存する冷凍温度に制御する制御手段を備えた
事を特徴とする冷蔵庫。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16444193A JP3461531B2 (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 冷蔵庫 |
| JP32801399A JP3350492B2 (ja) | 1993-07-02 | 1999-11-18 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16444193A JP3461531B2 (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 冷蔵庫 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32801399A Division JP3350492B2 (ja) | 1993-07-02 | 1999-11-18 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0719700A JPH0719700A (ja) | 1995-01-20 |
| JP3461531B2 true JP3461531B2 (ja) | 2003-10-27 |
Family
ID=15793229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16444193A Expired - Lifetime JP3461531B2 (ja) | 1993-07-02 | 1993-07-02 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3461531B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
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-
1993
- 1993-07-02 JP JP16444193A patent/JP3461531B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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|---|---|
| JPH0719700A (ja) | 1995-01-20 |
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