JP3443220B2 - 深絞り性の優れた熱延鋼板及びその製造方法 - Google Patents
深絞り性の優れた熱延鋼板及びその製造方法Info
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Description
軟質な熱延鋼板及びその製造方法に関するものであり、
さらに、冷延鋼板に代わる薄手熱延鋼板をも製造するも
のである。
域での仕上熱延により製造しようとする技術は多数開示
されている。例えば、特開平4−210427号公報、
特開平4−221025号公報、特開平4−26302
1号公報及び特開平4−263022号公報などがあ
る。いずれも粗バーを接続して一定張力下で仕上圧延を
実施することが特徴であり、熱延板に深絞り性を付与す
るものである。
来の技術のいずれも、鋼成分としては極低炭素鋼にTi
やNbを添加したものであるものの、仕上圧延前の固溶
炭素量に対する配慮は全くない。極低炭素鋼のフェライ
ト域での圧延を考慮すれば、圧延中の固溶炭素の有無は
非常に重要な因子であり、極低炭素鋼のフェライト域圧
延の材質に及ぼす効果を最大限に活用する点で不十分と
言わざるを得ない。そのため、本発明において開示され
る技術とは基本的に異なるものである。
部の剪断ひずみによる{110}方位の形成を抑制する
ものであり、集合組織制御の観点で不十分である。一
方、本発明は、集合組織的に最も影響の大きい全厚の1
/8部での方位を制御するものであり、上記従来技術と
は全く異なるものである。
域圧延の材質に及ぼす効果を最大限に活用するために、
仕上圧延前の固溶炭素量を制御して、深絞り性の優れた
熱延鋼板を製造する方法を提供することを目的としてな
されたものである。
情に鑑み、極低炭素鋼の深絞り性に対する成分及び仕上
圧延条件の影響を詳細に検討した結果、以下のことを知
見した。すなわち、 (1)Ar3変態点以下の温度域で仕上圧延を行うと、
従来の冷間圧延及び再結晶焼鈍を実施することなく、熱
延のままで優れた深絞り性が得られる。また、板厚が薄
くなると従来の方法では、特に、表層付近は変態点以下
の温度域で圧延されることになり、板厚方向の組織が不
均一となるため、特性が著しく劣化する。しかし、仕上
圧延をAr3変態点以下の温度域で実施することにより
この問題が解決され、板厚方向に均一な組織が得られ
る。
の温度域で保熱を施すことによりさらに向上する。これ
は仕上圧延前にTi及びNbの炭硫化物の析出が充分に
なされると同時に、粗大化が促進され、その結果、仕上
圧延時における固溶炭素量が極めて少なくなると同時
に、捲き取り中の結晶粒成長が助長されるようになるた
めと推察される。この知見を見出した実験結果を図1に
示す。これは、C,S,Ti,及びNb量を種々の量含
む鋼で、成分とγ値との関係を調査した結果であり、こ
れから、前述のように仕上圧延前の固溶炭素量との間に
良い相関があることが見出された。すなわち、仕上圧延
前の固溶炭素量、つまり、熱延板で(具体的には捲取段
階で)TiあるいはNbの炭化物として析出する固溶炭
素量が7ppm以下となる場合には、1.5を超えるγ
値が得られることがわかった。
/8部(1/8t)における面強度比が1に近いほど板
厚方向の集合組織は均一となる。これには、例えば潤滑
を施しながら仕上圧延を行うことが有効であり、この場
合、上記深絞り性はさらに向上する。その原因は、潤滑
により圧延中に導入される板厚方向の歪みが均一とな
り、板厚方向の組織の均一性がさらに良好となるためと
考えられる。この知見を見出した実験結果を図2に示
す。これは、0.0015%C−0.01%Si−0.
1%Mn−0.005%P−0.010%S−0.03
5%Al−0.002%Nからなる鋼を種々の条件で1
mmの熱延板として調査した結果であり、(222)
center/(222)1/8t≦2なる関係が満足されると、
γ値が1.5を超え、深絞り性が飛躍的に向上する。
鋼板の製造技術を確立した。
%で、C:0.003%以下、Si:0.5%以下、M
n:0.05〜0.5%、P:0.02%以下、S:
0.005〜0.015%、Al:0.005〜0.1
%、N:0.003%以下を含み、さらにTi及びNb
のうち1種以上を合計で0.03〜0.1%を含み、か
つTiあるいはNbの炭化物として析出する炭素量が7
ppm以下であり、さらに中心層(center)と全
厚の1/8部(1/8t)における面強度比が(22
2)center/(222)1/8t≦2なる関係を満足するこ
とを特徴とする深絞り性の優れた熱延鋼板、(2)さら
に、重量%で、B:0.005%以下を含むことを特徴
とする上記(1)記載の深絞り性の優れた熱延鋼板、
(3)さらに、重量%で、Cu,Ni,Cr及びSnの
うち1種または2種以上を合計で0.5%以下含むこと
を特徴とする上記(1)または(2)記載の深絞り性の
優れた熱延鋼板、(4)重量%で、C:0.003%以
下、Si:0.5%以下、Mn:0.05〜0.5%、
P:0.02%以下、S:0.005〜0.015%、
Al:0.005〜0.1%、N:0.003%以下を
含み、さらにTi及びNbのうち1種以上を合計で0.
03〜0.1%を含む鋼を連続鋳造にてスラブとした
後、再加熱あるいは鋳造後直ちに粗圧延を実施し、先行
するシートバーに接続後、仕上圧延を、後の捲取工程以
降でTiあるいはNbの炭化物として検出される仕上圧
延前の固溶炭素量が7ppm以下の状態で開始して、さ
らにAr3点以下、750℃以上の温度域での合計圧下
率が70%以上、98%以下になるように実施し、続い
て600℃以上、750℃以下の温度で捲き取り、中心
層(center)と全厚の1/8部(1/8t)にお
ける面強度比を(222)center/(222)1/8t≦2
とすることを特徴とする深絞り性の優れた熱延鋼板の製
造方法、(5)さらに、重量%で、B:0.005%以
下を含むことを特徴とする上記(4)記載の深絞り性の
優れた熱延鋼板の製造方法、(6)さらに、重量%で、
Cu,Ni,Cr及びSnのうち1種または2種以上を
合計で0.5%以下含むことを特徴とする上記(4)ま
たは(5)記載の深絞り性の優れた熱延鋼板の製造方
法、(7)粗圧延を終了し、シートバーを一旦コイルに
巻き取ることを特徴とする上記(4)ないし(6)のい
ずれか1項に記載の深絞り性の優れた熱延鋼板の製造方
法、(8)厚さ100mm以下の鋳片に鋳造後、直ちに
粗圧延を実施することを特徴とする上記(4)ないし
(7)のいずれか1項に記載の深絞り性の優れた熱延鋼
板の製造方法、(9)仕上圧延を実施する際に、少なく
とも1パス以上潤滑を施しながら行うことを特徴とする
上記(4)ないし(8)のいずれか1項に記載の深絞り
性の優れた熱延鋼板の製造方法、である。
について述べる。
ない。これを超えて添加されると固溶炭素量が多くな
り、深絞り性が劣化する。また、0.001%より低く
なると脱炭コストの大幅な上昇を招くため、好ましくな
い。
高温にして、圧延時及び圧延後の再結晶を促進させるの
に有効である。しかし、Siは過度に添加されると鋼を
硬質化し、加工性を劣化させるばかりでなく、スケール
起因の疵が発生し易くなることから0.5%を上限とす
る。一方、Alについては、鋼の脱酸のためにも添加さ
れる。そのためには0.005%以上の添加が必要であ
る。しかし、過剰の添加はコストアップになるとともに
鋼中に介在物を残すことになるため、上限を0.1%と
する。
添加されるが、過剰に添加されると硬質化して加工性が
劣化する。本発明においては熱間加工性を確保するた
め、0.05%以上が必要である。一方、0.5%を超
えて添加されると、硬質化し、加工性が劣化するため、
0.5%を上限とする。
る必要のない元素である。そのため、不可避的に含まれ
るものとして0.02%以下とする。
IS G 0555)を形成し、延性を劣化させるばか
りでなく、過度に添加されると熱間割れを招くため、
0.015%を上限とする。また、少なくなり過ぎると
仕上圧延前にTiの炭硫化物の析出が不十分となり、仕
上圧延前に固溶炭素を過剰に残すことになるため、0.
005%を下限とする。
ため添加される。その合計が、0.03%未満ではその
効果が発揮されず、0.1%を超えて添加されると炭窒
化物を多量に鋼中に析出させることになるため、加工性
が劣化する。
出すると加工性を劣化させるため、0.005%を上限
とする。
的はNの固定にある。しかし、過剰の添加は鋼を硬質化
して加工を劣化させたり、溶接性が劣化するため、0.
005%を上限とする。
を原料とした際に不可避的に添加されるものであるが、
特に、熱間での加工性の観点から合計で0.5%を上限
とする。
Nbの炭化物として検出される仕上圧延前の固溶炭素量
が7ppmを超えると、仕上圧延中に変形帯が形成され
易くなり、前述したように深絞り性を劣化させる。その
ため、上限を7ppmとする。また、γ値が1.5を超
え、深絞り性を向上させるためには、図2に示すように
中心層(center)と全厚の1/8部(1/8t)
における面強度比が(222)center/(222)1/8t
≦2なる関係を満足させる必要がある。2を超えると、
γ値が急激に低下するので好ましくない。
取条件について説明する。
続後、直ちに仕上圧延を実施する。この時、接続前にシ
ートバーをコイルに巻き取った後、巻き戻しながら先行
する圧延材に接続してから仕上圧延を実施しても本発明
における効果を損なうものではない。さらに、巻き取っ
た後に保熱あるいは加熱を行ってもかまわない。特に、
前述のシートバーを巻き取った後で巻き戻すことは、圧
延端の局部的な温度低下やスキッドマークによる温度低
下を解消し、コイル長手方向の材質の均質化が容易とな
る。
ては最も重要な因子である。まず、仕上圧延を実施する
温度域についてはAr3変態点以下とする必要がある。
この温度より高いと圧延後の冷却中にγからαに変態す
ることになり、深絞り性を向上させる集合組織が形成さ
れないためである。また、750℃よりも低温域では圧
延材の変形抵抗が大きく、圧延時の負荷が高くなり過ぎ
るため、750℃を下限とする。一方、仕上圧延での圧
下率は、低いとその後の捲き取りでの再結晶が不十分と
なるばかりでなく、得られる結晶粒径も不均一となるた
め、70%以上必要である。しかし、98%を超えると
圧延機への負荷が高くなり過ぎるため、98%を上限と
する。
及びエマルジョンの濃度は、特に限定されるものではな
い。潤滑圧延を実施する目的は、ロールと圧延材との摩
擦係数を低下させ、圧延荷重の低下を図るとともに板厚
方向のひずみを均一に分布させることにある。特に前述
したような中心層と1/8t面における(222)面強
度の関係が前述の式を満足するには、仕上圧延における
潤滑圧延が有利となる。
工組織を速やかに再結晶させる必要がある。600℃未
満では再結晶が不十分であり、750℃を超えるとスケ
ール剥離性が悪くなるため酸洗性が悪化する。そのた
め、捲取温度は600℃以上、750℃以下とする。
般的であるが、電気炉でスクラップを溶解してもかまわ
ない。さらに、鋳造は連続にて実施されるが、100m
m以下の薄スラブに鋳造されても本発明における効果を
何等損なうものではない。
リップミルで良いが、薄スラブを用いて粗圧延を簡略す
るものでもかまわない。更に、仕上圧延前のシートバー
の接続方法は、特に限定されるものではないが、レーザ
ー溶接、アーク溶接及び圧接等で実施するのが好まし
い。一方、接続前に捲き取る場合、その方法についても
特に限定されるものではない。その際、捲き取ったコイ
ルを保熱あるいは加熱することも本発明における効果を
損なうものではない。
%,Mn:0.11%,P:0.005%,S:0.0
07%,Al:0.035%,Ti:0.045%,
N:0.0015%を含む鋼を転炉出鋼し、連続鋳造に
てスラブとした。このスラブを、1100℃で加熱して
から25mmまで粗圧延を実施し、先行するシートバー
に接続後、表1に示すような種々の仕上温度及び捲取温
度で熱間圧延を実施した。なお、Ar3点は、916−
50〔C(%)〕+27〔Si(%)〕−64〔Mn
(%)〕より概算すると910℃であり、仕上圧延前の
880℃における固溶炭素量は0.0004%であっ
た。材質評価としてに引張試験は、供試材を、まず、J
IS Z 2201記載の5号試験片に加工し、JIS
Z 2241記載の試験方法に従って行った。結果を
同表に示す。本発明に従ったNo.1、2、3、4、
5、6、8、9及び10では、高い伸びとγ値を示す。
一方、面強度比が本発明の範囲から高く外れたNo.
7、11及び12では、板厚方向の異方性が大きいた
め、やはり伸びとγ値が低い。また、No.10及び1
1では、仕上温度が本発明の範囲から低く外れたため、
捲取での結晶粒成長性が不十分となり、伸びとγ値が低
い。特に、No.12では、仕上温度がAr3点以上で
あるため、仕上圧延後変態してからの捲取となる。その
ため、仕上熱延で形成された集合組織が壊れることに起
因し、γ値が低いと思われる。さらに、捲取温度が低く
外れたNo.4は、結晶粒成長性が不十分なため、γ値
が低い。
電炉出鋼し、連続鋳造でスラブとした。このスラブを、
1000〜1200℃で加熱してから、種々の板厚に粗
圧延を行い、先行するシートバーに接続して、仕上圧延
を行った。この時、C、D、F及びK鋼のようにシート
バーの接続前に同表に示した温度で捲き取り、10分以
内の保熱を行ってから巻きほぐすか、あるいは保熱する
ことなく直ちに巻きほぐして(B、H、I、L及びM
鋼)、先行するシートバーに接続した。その後、Ar3
点以下の温度域で6パスの仕上圧延を行い、800℃で
仕上圧延を終了した。その際に潤滑油のエマルジョンを
供給するが、その供給スタンド(No.1〜6スタン
ド)を表3に示す。続いて再結晶が十分に完了する温度
域でコイルに巻き取った。さらに、1%の調質圧延を施
してから、実施例1と同じ方法で材質評価を行った。結
果を表3に示す。本発明に従ったS、B、C、D、E、
F、G及びH鋼のNo.1〜9及びNo.11〜18で
は、高い伸びとγ値を示す。しかし、本発明鋼でも仕上
圧延での圧下率が本発明の範囲から低く外れたNo.1
0では、板厚方向の組織が不均一となるため、伸びとγ
値が低い。一方、C及びN量が本発明の範囲から高く外
れたI鋼では、仕上圧延前の880℃における固溶炭素
量が7ppmを超えるため、高いγ値が得られない。な
お、この鋼には時効性の劣化が懸念される。また、Si
量が高く外れたJ鋼では、伸びとγ値が低いばかりでな
く、スケール起因の疵の発生が懸念される。Mn及びP
量が高く外れたK鋼は、硬質となるため伸びとγ値が低
い。L鋼は、Ti量が低くなり過ぎたため、仕上圧延前
にTiの炭硫化物の形成が少なく、880℃での固溶炭
素量が7ppmを超えるためγ値が低い。さらにM鋼で
は、S量が高く外れたため、熱間圧延時の割れの発生が
懸念されるとともに、硬質化して伸びとγ値が低い。
鋼し、連続鋳造で75mmの薄スラブに鋳造後、再加熱
することなく粗圧延にて30mmとした。その後、直ち
に先行するシートバーに接続してから、6パスで仕上圧
延を実施し、同表に示す温度域で仕上圧延を終了し、1
mmの板厚とした。仕上圧延後は、本発明の範囲で捲き
取りを行い、1%の調質圧延を実施した。材質評価は、
実施例1及び2と同様の方法で行った。いずれの鋼も高
い伸びとγ値が得られている。
を抑制し、Ar3点以下の温度域で仕上圧延を実施する
とともに、板厚方向の集合組織の均一化を図ることによ
り、加工性に優れた熱延鋼板を製造することができる。
図である。
ある。
Claims (9)
- 【請求項1】 重量%で、C:0.003%以下、S
i:0.5%以下、Mn:0.05〜0.5%、P:
0.02%以下、S:0.005〜0.015%、A
l:0.005〜0.1%、N:0.003%以下を含
み、さらにTi及びNbのうち1種以上を合計で0.0
3〜0.1%を含み、かつTiあるいはNbの炭化物と
して析出する炭素量が7ppm以下であり、さらに中心
層(center)と全厚の1/8部(1/8t)にお
ける面強度比が(222)center/(222)1/8t≦2
なる関係を満足することを特徴とする深絞り性の優れた
熱延鋼板。 - 【請求項2】 さらに、重量%で、B:0.005%以
下を含むことを特徴とする請求項1記載の深絞り性の優
れた熱延鋼板。 - 【請求項3】 さらに、重量%で、Cu,Ni,Cr及
びSnのうち1種または2種以上を合計で0.5%以下
含むことを特徴とする請求項1または2記載の深絞り性
の優れた熱延鋼板。 - 【請求項4】 重量%で、C:0.003%以下、S
i:0.5%以下、Mn:0.05〜0.5%、P:
0.02%以下、S:0.005〜0.015%、A
l:0.005〜0.1%、N:0.003%以下を含
み、さらにTi及びNbのうち1種以上を合計で0.0
3〜0.1%を含む鋼を連続鋳造にてスラブとした後、
再加熱あるいは鋳造後直ちに粗圧延を実施し、先行する
シートバーに接続後、仕上圧延を、後の捲取工程以降で
TiあるいはNbの炭化物として検出される仕上圧延前
の固溶炭素量が7ppm以下の状態で開始して、さらに
Ar3点以下、750℃以上の温度域での合計圧下率が
70%以上、98%以下になるように実施し、続いて6
00℃以上、750℃以下の温度で捲き取り、中心層
(center)と全厚の1/8部(1/8t)におけ
る面強度比を(222)center/(222)1/8t≦2と
することを特徴とする深絞り性の優れた熱延鋼板の製造
方法。 - 【請求項5】 さらに、重量%で、B:0.005%以
下を含むことを特徴とする請求項4記載の深絞り性の優
れた熱延鋼板の製造方法。 - 【請求項6】 さらに、重量%で、Cu,Ni,Cr及
びSnのうち1種または2種以上を合計で0.5%以下
含むことを特徴とする請求項4または5記載の深絞り性
の優れた熱延鋼板の製造方法。 - 【請求項7】 粗圧延を終了し、シートバーを一旦コイ
ルに巻き取ることを特徴とする請求項4ないし6のいず
れか1項に記載の深絞り性の優れた熱延鋼板の製造方
法。 - 【請求項8】 厚さ100mm以下の鋳片に鋳造後、直
ちに粗圧延を実施することを特徴とする請求項4ないし
7のいずれか1項に記載の深絞り性の優れた熱延鋼板の
製造方法。 - 【請求項9】 仕上圧延を実施する際に、少なくとも1
パス以上潤滑を施しながら行うことを特徴とする請求項
4ないし8のいずれか1項に記載の深絞り性の優れた熱
延鋼板の製造方法。
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JP30518295A JP3443220B2 (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 深絞り性の優れた熱延鋼板及びその製造方法 |
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JPH09125196A JPH09125196A (ja) | 1997-05-13 |
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