JP3328561B2 - 屋根上載置ラック取付装置およびその取付け工法 - Google Patents
屋根上載置ラック取付装置およびその取付け工法Info
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- JP3328561B2 JP3328561B2 JP29523697A JP29523697A JP3328561B2 JP 3328561 B2 JP3328561 B2 JP 3328561B2 JP 29523697 A JP29523697 A JP 29523697A JP 29523697 A JP29523697 A JP 29523697A JP 3328561 B2 JP3328561 B2 JP 3328561B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板瓦屋根にソー
ラパネル等の屋根上載置物を設置する屋根上載置ラック
取付装置およびその取付け工法に関する。
ラパネル等の屋根上載置物を設置する屋根上載置ラック
取付装置およびその取付け工法に関する。
【0002】
【従来の技術】スレート製の平板瓦(以下、瓦という)
は、デザイン的に各種類あるが、一般的には一枚の瓦の
大きさは、大別して横幅が約910mm(図5)と約6
10mm(図6)の2種類ある。縦方向の長さは概ね1
種類で瓦の上端側が山形になった5角形で約415mm
である。瓦厚は約4mmで、瓦の伏せ状態は、図1に示
すように、屋根の傾斜に沿った縦列方向Vに隣接した二
枚の平板瓦1、2が上下に所定量のラップ状態で野地板
上に伏せられる。このラップ状態は、上位置の瓦1の下
端側が下位置の瓦2の上端側に重なり、そのラップ量
は、図5に示すように、瓦の下端より約185mmを残
して上端側を大きく覆っている。屋根全体では、ほぼ瓦
が2枚重ねの状態に伏せられる。
は、デザイン的に各種類あるが、一般的には一枚の瓦の
大きさは、大別して横幅が約910mm(図5)と約6
10mm(図6)の2種類ある。縦方向の長さは概ね1
種類で瓦の上端側が山形になった5角形で約415mm
である。瓦厚は約4mmで、瓦の伏せ状態は、図1に示
すように、屋根の傾斜に沿った縦列方向Vに隣接した二
枚の平板瓦1、2が上下に所定量のラップ状態で野地板
上に伏せられる。このラップ状態は、上位置の瓦1の下
端側が下位置の瓦2の上端側に重なり、そのラップ量
は、図5に示すように、瓦の下端より約185mmを残
して上端側を大きく覆っている。屋根全体では、ほぼ瓦
が2枚重ねの状態に伏せられる。
【0003】瓦の横方向の伏せ方は、瓦の横端面を重ね
合わせることなく同一面上に横端面を突合わされてい
る。また、この瓦は平面板であるために通常の和瓦のよ
うには水はけや水流れを制御するような曲面状の湾曲面
を持っていないため、瓦面の雨水は全く制御を受けるこ
となく任意に流れる。そうなると横端面の合わせ面から
雨水が下に流れ込むことになる。そこで、瓦の屋根伏せ
には瓦の横合わせ面を横列方向Hの一列毎に瓦半枚分ず
らして伏せた交互伏せ状態となっている。
合わせることなく同一面上に横端面を突合わされてい
る。また、この瓦は平面板であるために通常の和瓦のよ
うには水はけや水流れを制御するような曲面状の湾曲面
を持っていないため、瓦面の雨水は全く制御を受けるこ
となく任意に流れる。そうなると横端面の合わせ面から
雨水が下に流れ込むことになる。そこで、瓦の屋根伏せ
には瓦の横合わせ面を横列方向Hの一列毎に瓦半枚分ず
らして伏せた交互伏せ状態となっている。
【0004】瓦伏せは、瓦伏せ前の野地板に全面に防水
シートが張られる。そして、その上に既述した2枚重ね
で瓦が伏せられる。ここで、瓦の野地板への固定方法
は、瓦を縦列方向の下側から組立てるが、瓦に一枚当り
数本の釘で打付け固定される。上記平板瓦屋根へソーラ
パネル等の屋根上載置物を固定するためのラックの取付
けに際して問題となるのは、和瓦のように、瓦と野地板
との間に隙間がなく、屋根裏本体の垂木等に支持金具を
固定するスペースが全くなくて、垂木と支持金具とのグ
リップ構造が成立たないことである。
シートが張られる。そして、その上に既述した2枚重ね
で瓦が伏せられる。ここで、瓦の野地板への固定方法
は、瓦を縦列方向の下側から組立てるが、瓦に一枚当り
数本の釘で打付け固定される。上記平板瓦屋根へソーラ
パネル等の屋根上載置物を固定するためのラックの取付
けに際して問題となるのは、和瓦のように、瓦と野地板
との間に隙間がなく、屋根裏本体の垂木等に支持金具を
固定するスペースが全くなくて、垂木と支持金具とのグ
リップ構造が成立たないことである。
【0005】従来の平板瓦屋根へのラックの取付け工法
は、大別して2つの方法がある。一つは屋根面瓦の必要
部分の枚数を破壊撤去して新たにラックの支持台付きの
専用特殊瓦に伏せ替える方法であり、一つは既設瓦を破
壊せずその瓦伏せ面に支持台を枕木のように置いて、野
地板へ貫通釘で固定する方法である。
は、大別して2つの方法がある。一つは屋根面瓦の必要
部分の枚数を破壊撤去して新たにラックの支持台付きの
専用特殊瓦に伏せ替える方法であり、一つは既設瓦を破
壊せずその瓦伏せ面に支持台を枕木のように置いて、野
地板へ貫通釘で固定する方法である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記二つの方
法にはそれぞれ次のような問題があった。第1の方法
は、支持台付の専用瓦に伏き替えるために既存の瓦の撤
去という工程が伴い、そして専用瓦に伏せ替えて屋根面
の復元の作業と、ラック上のパネルが瓦ごと吹飛ばされ
ないように、野地板に固くグリップする固定具が必要と
なる。これには既存の上位置の瓦に隠れる釘だけでは引
張り強度が不足で専用瓦回りにねじ釘が必要となり、該
ねじ釘の孔の防水構造も必要となる。また、この構成で
はコストも高く作業性も非効率である。
法にはそれぞれ次のような問題があった。第1の方法
は、支持台付の専用瓦に伏き替えるために既存の瓦の撤
去という工程が伴い、そして専用瓦に伏せ替えて屋根面
の復元の作業と、ラック上のパネルが瓦ごと吹飛ばされ
ないように、野地板に固くグリップする固定具が必要と
なる。これには既存の上位置の瓦に隠れる釘だけでは引
張り強度が不足で専用瓦回りにねじ釘が必要となり、該
ねじ釘の孔の防水構造も必要となる。また、この構成で
はコストも高く作業性も非効率である。
【0007】第2の方法は、垂木の位置に合わせて支持
台を置き、この状態で瓦まで貫通孔を形成し、該貫通孔
にネジ釘を挿入して垂木に締付け固定されるが、この垂
木への固定は野地板だけではパネルの重みで屋根面が沈
む問題がある。また、垂木位置を狙った固定のため、貫
通孔の形成前に垂木位置を正確に計量する必要がある。
更に上記二つの方法には、更に共通の問題が二つあ
る。
台を置き、この状態で瓦まで貫通孔を形成し、該貫通孔
にネジ釘を挿入して垂木に締付け固定されるが、この垂
木への固定は野地板だけではパネルの重みで屋根面が沈
む問題がある。また、垂木位置を狙った固定のため、貫
通孔の形成前に垂木位置を正確に計量する必要がある。
更に上記二つの方法には、更に共通の問題が二つあ
る。
【0008】その一つは、共に防水措置の問題である
が、一般に金属等の剛体間の防水には、防水ゴムシート
等を剛体間に挟み締付けるのが普通であり、瓦の場合も
同様の方法で防水を行っており、横方向の防水には期待
できるとしてもネジ釘の孔を伝わる雨水には完全なシー
ル性がなく防水が難しい。もう一つの問題は、瓦面の波
打ち状態に対する平面度への修正ができない問題であ
る。支持台は、高さ寸法が決っており、瓦面に置いた支
持台の高さは瓦面の波打ち状態にそのまま高さを加算
し、ラックが波打ち状態で設置されることになる。この
ようになラックが波打つと、ソーラパネル等、平面度が
重要なパネルの性能に影響する。
が、一般に金属等の剛体間の防水には、防水ゴムシート
等を剛体間に挟み締付けるのが普通であり、瓦の場合も
同様の方法で防水を行っており、横方向の防水には期待
できるとしてもネジ釘の孔を伝わる雨水には完全なシー
ル性がなく防水が難しい。もう一つの問題は、瓦面の波
打ち状態に対する平面度への修正ができない問題であ
る。支持台は、高さ寸法が決っており、瓦面に置いた支
持台の高さは瓦面の波打ち状態にそのまま高さを加算
し、ラックが波打ち状態で設置されることになる。この
ようになラックが波打つと、ソーラパネル等、平面度が
重要なパネルの性能に影響する。
【0009】本発明は、既設瓦の上からラックを容易に
設置でき、かつ、屋根面波打ちの修正と面圧均等分散お
よび確実な防水機能を備えた屋根上載置ラック取付装置
およびその取付け工法を提供することを解決すべき課題
とする。
設置でき、かつ、屋根面波打ちの修正と面圧均等分散お
よび確実な防水機能を備えた屋根上載置ラック取付装置
およびその取付け工法を提供することを解決すべき課題
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の屋根上載置ラッ
ク取付装置は、野地板の傾斜に沿った上位置の平板瓦の
下端側が下位置の平板瓦の上端側の上位置にラップした
状態で各平板瓦が該野地板の上に伏せられた平板瓦屋根
に屋根上載置物を設置する屋根上載置ラック取付装置で
あって、上方に起立する支柱ボルトをもち、上位置の該
平板瓦と下位置の該平板瓦の間に跨って設置される基盤
プレートと、該基盤プレートと下位置の該平板瓦との間
隙に介装されるスペーサと、該基盤プレートの上面から
上下二枚の該平板瓦および該スペーサを貫通して該野地
板に打込まれ該基盤プレートを該野地板に固定する複数
個の締結部材と、該支柱ボルトの上端部に固定されるラ
ックとを具備することを特徴とする。
ク取付装置は、野地板の傾斜に沿った上位置の平板瓦の
下端側が下位置の平板瓦の上端側の上位置にラップした
状態で各平板瓦が該野地板の上に伏せられた平板瓦屋根
に屋根上載置物を設置する屋根上載置ラック取付装置で
あって、上方に起立する支柱ボルトをもち、上位置の該
平板瓦と下位置の該平板瓦の間に跨って設置される基盤
プレートと、該基盤プレートと下位置の該平板瓦との間
隙に介装されるスペーサと、該基盤プレートの上面から
上下二枚の該平板瓦および該スペーサを貫通して該野地
板に打込まれ該基盤プレートを該野地板に固定する複数
個の締結部材と、該支柱ボルトの上端部に固定されるラ
ックとを具備することを特徴とする。
【0011】上記屋根上載置ラック取付装置において
は、屋根上載置物の荷重が直接かかる基盤プレートが上
位置の平板瓦と下位置の平板瓦の間に跨って設置され、
かつ該基盤プレートと下位置の平板瓦との間にスペーサ
が介装されることにより、該基盤プレートからの荷重を
締結部材を介して受ける野地板が、その面圧を該基盤プ
レート付近の複数の瓦の面積に分散される。これにより
野地板に局所的に荷重がかかることがなく、安定な取付
け構造となる。
は、屋根上載置物の荷重が直接かかる基盤プレートが上
位置の平板瓦と下位置の平板瓦の間に跨って設置され、
かつ該基盤プレートと下位置の平板瓦との間にスペーサ
が介装されることにより、該基盤プレートからの荷重を
締結部材を介して受ける野地板が、その面圧を該基盤プ
レート付近の複数の瓦の面積に分散される。これにより
野地板に局所的に荷重がかかることがなく、安定な取付
け構造となる。
【0012】本発明の屋根上載置ラック取付け工法は、
上方に起立する支柱ボルトをもつ基盤プレートと、該基
盤プレートと下位置の該平板瓦との間隙に介装されるス
ペーサと、該基盤プレートの上面から上下二枚の該平板
瓦および該スペーサを貫通して該野地板に打込まれ該基
盤プレートを該野地板に固定する複数個の締結部材と、
該支柱ボルトの上端部に固定されるラックとを用い、該
平板瓦屋根の上位置の平板瓦と下位置の平板瓦に跨って
該基盤プレートが配置されるように、所定位置の上下二
枚の該平板瓦を貫通する複数個の貫通孔を開設する貫通
孔形成工程と、該複数個の貫通孔に一致して該基盤プレ
ートに形成された通孔を該貫通孔に位置合わせすると共
に該基盤プレートと下位置の該平板瓦との間に該スペー
サを介装し、該基盤プレートの該通孔より該締結部材を
該野地板に打込むプレート設置工程と、該基盤プレート
の支柱ボルトの上端部に該ラックを固定するラック固定
工程とからなることを特徴とする。
上方に起立する支柱ボルトをもつ基盤プレートと、該基
盤プレートと下位置の該平板瓦との間隙に介装されるス
ペーサと、該基盤プレートの上面から上下二枚の該平板
瓦および該スペーサを貫通して該野地板に打込まれ該基
盤プレートを該野地板に固定する複数個の締結部材と、
該支柱ボルトの上端部に固定されるラックとを用い、該
平板瓦屋根の上位置の平板瓦と下位置の平板瓦に跨って
該基盤プレートが配置されるように、所定位置の上下二
枚の該平板瓦を貫通する複数個の貫通孔を開設する貫通
孔形成工程と、該複数個の貫通孔に一致して該基盤プレ
ートに形成された通孔を該貫通孔に位置合わせすると共
に該基盤プレートと下位置の該平板瓦との間に該スペー
サを介装し、該基盤プレートの該通孔より該締結部材を
該野地板に打込むプレート設置工程と、該基盤プレート
の支柱ボルトの上端部に該ラックを固定するラック固定
工程とからなることを特徴とする。
【0013】上記屋根上ラック取付け工法によれば、直
接に平板瓦に貫通孔を開設する簡単な作業で基盤プレー
トを野地板に確実に固定できる。また、基盤プレートが
上位置の平板瓦と下位置の平板瓦に跨るため、野地板へ
の面圧が該基盤プレート付近の複数の瓦の面積に分散さ
れることになり、一定重量の屋根上載置物に対する本装
置の使用数を大幅に減らすことができ、現場での作業効
率を大幅に向上することができる。
接に平板瓦に貫通孔を開設する簡単な作業で基盤プレー
トを野地板に確実に固定できる。また、基盤プレートが
上位置の平板瓦と下位置の平板瓦に跨るため、野地板へ
の面圧が該基盤プレート付近の複数の瓦の面積に分散さ
れることになり、一定重量の屋根上載置物に対する本装
置の使用数を大幅に減らすことができ、現場での作業効
率を大幅に向上することができる。
【0014】前記基盤プレートの裏面、前記上下二枚の
前記平板瓦間及び前記スペーサの裏面にそれぞれ防水シ
ートを挿入したり、上下二枚の前記平板瓦の前記貫通孔
にはコーキング材を注入することが好ましい。上記屋根
上ラック取付装置において、前記基盤プレートは、その
上端側が三角山形状にカットされていることが好まし
い。これにより雨水の水はけを良好に行うことができ
る。
前記平板瓦間及び前記スペーサの裏面にそれぞれ防水シ
ートを挿入したり、上下二枚の前記平板瓦の前記貫通孔
にはコーキング材を注入することが好ましい。上記屋根
上ラック取付装置において、前記基盤プレートは、その
上端側が三角山形状にカットされていることが好まし
い。これにより雨水の水はけを良好に行うことができ
る。
【0015】前記基盤プレートの前記上端側の端面は片
刃状に面取りされることが好ましい。これにより、雨水
の水はけを一層良好に行うことができる。前記スペーサ
は、その上端側が前記基盤プレートと同様に三角山形状
にカットされることが好ましい。これにより、基盤プレ
ートと同様にスペーサの周囲に流れる雨水の水はけを良
好にすることができる。より好ましくは、スペーサの上
側端面を片刃状に面取りすることができる。
刃状に面取りされることが好ましい。これにより、雨水
の水はけを一層良好に行うことができる。前記スペーサ
は、その上端側が前記基盤プレートと同様に三角山形状
にカットされることが好ましい。これにより、基盤プレ
ートと同様にスペーサの周囲に流れる雨水の水はけを良
好にすることができる。より好ましくは、スペーサの上
側端面を片刃状に面取りすることができる。
【0016】前記スペーサは、その上端側が上位置の平
板瓦の下端と間隙をもつことが好ましい。これにより、
上位置の平板瓦の下端とスペーサの上端面との間に間隙
ができて水たまりの発生を防止することができる。上位
置の平板瓦を貫通する前記締結部材は、該上位置の平板
瓦の下端より所定距離だけ上側に打込むと共に、下位置
の平板瓦を貫通する前記締結部材は、該下位置の平板瓦
の下端より所定距離だけ上側に打込むことが好ましい。
これにより、締結部材が貫通する上下二枚の平板瓦間の
間隙に毛細管現象により雨水が伝わる水登り現象を回避
できる。
板瓦の下端と間隙をもつことが好ましい。これにより、
上位置の平板瓦の下端とスペーサの上端面との間に間隙
ができて水たまりの発生を防止することができる。上位
置の平板瓦を貫通する前記締結部材は、該上位置の平板
瓦の下端より所定距離だけ上側に打込むと共に、下位置
の平板瓦を貫通する前記締結部材は、該下位置の平板瓦
の下端より所定距離だけ上側に打込むことが好ましい。
これにより、締結部材が貫通する上下二枚の平板瓦間の
間隙に毛細管現象により雨水が伝わる水登り現象を回避
できる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の屋根上載置ラック取付装
置は、平板瓦屋根に設置されるもので、該平板瓦屋根
は、野地板上の平板瓦と該野地板との間に和瓦のような
隙間がなく野地板に密着した所定のラップ状態(野地板
の傾斜に沿った縦列方向に隣接した二枚の平板瓦が上下
に所定量ラップした状態)で伏せられている。
置は、平板瓦屋根に設置されるもので、該平板瓦屋根
は、野地板上の平板瓦と該野地板との間に和瓦のような
隙間がなく野地板に密着した所定のラップ状態(野地板
の傾斜に沿った縦列方向に隣接した二枚の平板瓦が上下
に所定量ラップした状態)で伏せられている。
【0018】基盤プレートは、上位置の瓦の下端側と下
位置の瓦の下端側に跨って配置される。基盤プレートの
横列方向の位置は、垂木等の位置に制約されない任意位
置を選定することができる。締結部材は、野地板にネジ
込みにより締結されるネジ釘等を用いることができる。
複数個の締結部材のうち、上位置の瓦を貫通する締結部
材群は、該上位置の瓦の下端より所定距離だけ上側に寄
せ、下位置の瓦を貫通する締結部材群は該下位置の瓦の
下端より所定距離だけ上側に寄せて打込むことが好まし
い。
位置の瓦の下端側に跨って配置される。基盤プレートの
横列方向の位置は、垂木等の位置に制約されない任意位
置を選定することができる。締結部材は、野地板にネジ
込みにより締結されるネジ釘等を用いることができる。
複数個の締結部材のうち、上位置の瓦を貫通する締結部
材群は、該上位置の瓦の下端より所定距離だけ上側に寄
せ、下位置の瓦を貫通する締結部材群は該下位置の瓦の
下端より所定距離だけ上側に寄せて打込むことが好まし
い。
【0019】スペーサは、基盤プレートと下位置の平板
瓦との間隙を埋めるもので、ゴム等の弾性部材を用いる
ことが好ましい。また、基盤プレートと上位置の瓦の間
及び基盤プレートとスペーサの間には防水シートを介装
させるのが好ましい。更に、締結部材が貫通する上下二
枚の瓦の間にも防水シートを介装させるのが好ましい。
瓦との間隙を埋めるもので、ゴム等の弾性部材を用いる
ことが好ましい。また、基盤プレートと上位置の瓦の間
及び基盤プレートとスペーサの間には防水シートを介装
させるのが好ましい。更に、締結部材が貫通する上下二
枚の瓦の間にも防水シートを介装させるのが好ましい。
【0020】ラックは、防錆に優れたステンレス材で製
作することが好ましい。本発明の屋根上載置ラック取付
け工法において、貫通孔形成工程は、基盤プレートの通
孔の位置に合わせて上下二枚の瓦を貫通する貫通孔を形
成する。基盤プレートには、そのほぼ中央位置に予め溶
接等によって支柱ボルトを起立させると共に、外縁部に
沿って締結部材の通孔を形成しておくことが好ましい。
形成した貫通孔には、防水用のコーキング材を注入する
ことが好ましい。
作することが好ましい。本発明の屋根上載置ラック取付
け工法において、貫通孔形成工程は、基盤プレートの通
孔の位置に合わせて上下二枚の瓦を貫通する貫通孔を形
成する。基盤プレートには、そのほぼ中央位置に予め溶
接等によって支柱ボルトを起立させると共に、外縁部に
沿って締結部材の通孔を形成しておくことが好ましい。
形成した貫通孔には、防水用のコーキング材を注入する
ことが好ましい。
【0021】プレート設置工程は、前記貫通孔に基盤プ
レートの通孔を一致させ、該基盤プレートの通孔より締
結部材を野地板まで打込む。
レートの通孔を一致させ、該基盤プレートの通孔より締
結部材を野地板まで打込む。
【0022】
【実施例】本発明の具体的な実施例を図面に基づいて説
明する。平板瓦屋根は、図1に示すように、各平板瓦
(スレート瓦ともいう)が野地板17(図2〜図4参
照)の傾斜に沿った縦方向列Vと横方向列Hに並設され
ている、具体的に横列方向Hには隣接する瓦がその横端
面を突合せた状態に並設され、縦列方向Vには隣接した
二枚の瓦が上下にラップしている。また、横列方向Hに
は一列毎に左と右と交互にシフトされ、屋根全体で瓦が
ほぼ2枚重なった状態に伏せられるものである。なお、
野地板17の上面には防水シート6が張設されている。
明する。平板瓦屋根は、図1に示すように、各平板瓦
(スレート瓦ともいう)が野地板17(図2〜図4参
照)の傾斜に沿った縦方向列Vと横方向列Hに並設され
ている、具体的に横列方向Hには隣接する瓦がその横端
面を突合せた状態に並設され、縦列方向Vには隣接した
二枚の瓦が上下にラップしている。また、横列方向Hに
は一列毎に左と右と交互にシフトされ、屋根全体で瓦が
ほぼ2枚重なった状態に伏せられるものである。なお、
野地板17の上面には防水シート6が張設されている。
【0023】実施例の屋根上載置ラック取付装置(以
下、本装置と略す)は図2に示すように構成される。図
2において、符号1、2は本装置が取付けられる位置で
の上位置の瓦と下位置の瓦を示す。本装置は、前記上位
置瓦1と下位置瓦2とを跨いで設置される基盤プレート
11と、該基盤プレート11のほぼ中央部に起立された
支柱ボルト12と、該基盤プレート11と下位置瓦2と
の間隙に介装される板ゴム製のスペーサ13と、該支柱
ボルト12の上端部に固定される縦ラック14Aおよび
横ラック14Bからなるラック14とを主要素として構
成されている。
下、本装置と略す)は図2に示すように構成される。図
2において、符号1、2は本装置が取付けられる位置で
の上位置の瓦と下位置の瓦を示す。本装置は、前記上位
置瓦1と下位置瓦2とを跨いで設置される基盤プレート
11と、該基盤プレート11のほぼ中央部に起立された
支柱ボルト12と、該基盤プレート11と下位置瓦2と
の間隙に介装される板ゴム製のスペーサ13と、該支柱
ボルト12の上端部に固定される縦ラック14Aおよび
横ラック14Bからなるラック14とを主要素として構
成されている。
【0024】基盤プレート11は、ステンレス等の防錆
合金製で瓦と同程度の板厚をもち、その形状は図3に示
すように、上端側が二等辺三角形の山形状にカットされ
た山形部11Aに形成され、かつ山形部11Aの先端面
は、図2に示すように、片刃状に面取りされた刃面11
Bとなっている。基盤プレート11の下端側は方形で、
基盤プレート11の平面形状は縦長五角形をしている。
具体的に基盤プレート11の長さは、図5及び図6に示
す平板瓦の長さ415mmと比較すると、ほぼ330m
m(山形部11Aの頂点から下端までの長さ)が好まし
い。
合金製で瓦と同程度の板厚をもち、その形状は図3に示
すように、上端側が二等辺三角形の山形状にカットされ
た山形部11Aに形成され、かつ山形部11Aの先端面
は、図2に示すように、片刃状に面取りされた刃面11
Bとなっている。基盤プレート11の下端側は方形で、
基盤プレート11の平面形状は縦長五角形をしている。
具体的に基盤プレート11の長さは、図5及び図6に示
す平板瓦の長さ415mmと比較すると、ほぼ330m
m(山形部11Aの頂点から下端までの長さ)が好まし
い。
【0025】支柱ボルト12は全長にネジが形成された
ネジ棒を用いている。基盤プレート11と支柱ボルト1
2とは一体化されたものであり、該基盤プレート11と
支柱ボルト12との一体化は、予め支柱ボルト12の下
端に補強ナット15をねじ合わせし、該補強ナット15
および支柱ボルト12の下端を基盤プレート11の上面
に溶接等により固着することにより行われる。
ネジ棒を用いている。基盤プレート11と支柱ボルト1
2とは一体化されたものであり、該基盤プレート11と
支柱ボルト12との一体化は、予め支柱ボルト12の下
端に補強ナット15をねじ合わせし、該補強ナット15
および支柱ボルト12の下端を基盤プレート11の上面
に溶接等により固着することにより行われる。
【0026】基盤プレート11は、図3に示すように、
外縁部分に所定個のネジ釘16(締結部材)を挿通する
通孔Pが形成され、該通孔Pに挿通されたネジ釘16
は、ラップした上下二枚の瓦を貫通して野地板17に締
結される。尚、ネジ釘16を打込む位置には予めラップ
した瓦に共通の貫通孔Qが形成される。ところで、前記
ネジ釘16の孔を伝わる雨水の防水を行うため次のよう
な防水手段が設けられている。防水手段は、基盤プレー
ト11の裏面に張設され、上位置瓦1の下端側上面およ
びスペーサ13の上面とに跨った防水シート18と、ス
ペーサ13の裏面に張設され、該スペーサ13と下位置
瓦2の下端側との間に介装された防水シート19と、上
位置瓦1の下端側と下位置瓦2の上端側との間に介装さ
れる防水シート20と、下位置瓦2の下端側の裏面、す
なわち下位置瓦2とその下位置の瓦2Aの上端側との間
に介装された防水シート21とからなる。防水シート1
8は基盤プレート11と同形の五角形に形成され、防水
シート19はスペーサ13と同形に形成することが好ま
しい。
外縁部分に所定個のネジ釘16(締結部材)を挿通する
通孔Pが形成され、該通孔Pに挿通されたネジ釘16
は、ラップした上下二枚の瓦を貫通して野地板17に締
結される。尚、ネジ釘16を打込む位置には予めラップ
した瓦に共通の貫通孔Qが形成される。ところで、前記
ネジ釘16の孔を伝わる雨水の防水を行うため次のよう
な防水手段が設けられている。防水手段は、基盤プレー
ト11の裏面に張設され、上位置瓦1の下端側上面およ
びスペーサ13の上面とに跨った防水シート18と、ス
ペーサ13の裏面に張設され、該スペーサ13と下位置
瓦2の下端側との間に介装された防水シート19と、上
位置瓦1の下端側と下位置瓦2の上端側との間に介装さ
れる防水シート20と、下位置瓦2の下端側の裏面、す
なわち下位置瓦2とその下位置の瓦2Aの上端側との間
に介装された防水シート21とからなる。防水シート1
8は基盤プレート11と同形の五角形に形成され、防水
シート19はスペーサ13と同形に形成することが好ま
しい。
【0027】ここで、スペーサ13は、基盤プレート1
1より短い五角形の板状部材であり、上端側が基盤プレ
ート11の上端側のような山形部13Aをなしている。
この山形部13Aの頂点と上位置瓦1の下端との間には
隙間Sが形成されている。該間隙Sは、上位置瓦1の下
端とスペーサ13の上端との間の雨水溜りの発生を防止
するためのものである。
1より短い五角形の板状部材であり、上端側が基盤プレ
ート11の上端側のような山形部13Aをなしている。
この山形部13Aの頂点と上位置瓦1の下端との間には
隙間Sが形成されている。該間隙Sは、上位置瓦1の下
端とスペーサ13の上端との間の雨水溜りの発生を防止
するためのものである。
【0028】また、基盤プレート11の上端側から上位
置瓦1を貫通するネジ釘16は、上位置瓦1の下端位置
より所定距離だけ上側に打込まれている。また、基盤プ
レート11の下端側から下位置瓦2を貫通するネジ釘1
6は、下位置瓦2の下端位置より所定距離だけ上側に打
込まれている。これらのネジ釘位置の設定は、上位置瓦
1お呼びした位置瓦2の下端より60〜70mm以上上
側の位置に設定することが好ましい。
置瓦1を貫通するネジ釘16は、上位置瓦1の下端位置
より所定距離だけ上側に打込まれている。また、基盤プ
レート11の下端側から下位置瓦2を貫通するネジ釘1
6は、下位置瓦2の下端位置より所定距離だけ上側に打
込まれている。これらのネジ釘位置の設定は、上位置瓦
1お呼びした位置瓦2の下端より60〜70mm以上上
側の位置に設定することが好ましい。
【0029】各ネジ釘16の頭部下には、図2の円内に
示すように、防水パッキン29を内側に埋め、かつ金属
ストッパー機能付きの腕形防水ワッシャ30が被冠され
ている。防水パッキン29はOリングに替えてもよい。
防水ワッシャ30の金属ストッパー機能は、ネジ釘16
を過大締めしても、防水パッキン29を破損させないた
めである。ネジ釘16周囲の野地板17上の防水シート
6と瓦裏面との間にはコーキング材31が充填されてい
る。
示すように、防水パッキン29を内側に埋め、かつ金属
ストッパー機能付きの腕形防水ワッシャ30が被冠され
ている。防水パッキン29はOリングに替えてもよい。
防水ワッシャ30の金属ストッパー機能は、ネジ釘16
を過大締めしても、防水パッキン29を破損させないた
めである。ネジ釘16周囲の野地板17上の防水シート
6と瓦裏面との間にはコーキング材31が充填されてい
る。
【0030】前記支柱ボルト12の上端部の所定位置に
は、図2および図3に示すように、下側からレベルナッ
ト22、支えプレート23及びパッキン24の順に嵌合
されており、上側のパッキン24の上に支持されたかた
ちで縦ラック14Aが載置されている。該縦ラック14
Aは、図2〜図4に示すように、支柱ボルト12の上端
先端部からネジ合わせされたトップナット25によって
支柱ボルト12の上端部に固定される。トップナット2
5と縦ラック上面との間には、上側から平ワッシャ2
6、弾性ワッシャ27がこの順で介装されている。
は、図2および図3に示すように、下側からレベルナッ
ト22、支えプレート23及びパッキン24の順に嵌合
されており、上側のパッキン24の上に支持されたかた
ちで縦ラック14Aが載置されている。該縦ラック14
Aは、図2〜図4に示すように、支柱ボルト12の上端
先端部からネジ合わせされたトップナット25によって
支柱ボルト12の上端部に固定される。トップナット2
5と縦ラック上面との間には、上側から平ワッシャ2
6、弾性ワッシャ27がこの順で介装されている。
【0031】本装置は、図1の符号3〜5等に示す位置
に取付けることができる。位置3は、上位置瓦1と横列
方向Hに隣接した二つの下位置瓦2、2の横突合面との
間に跨る位置であり、位置4は、上位置瓦1の右側半分
と下位置瓦2の左半分とに跨る位置であり、位置5は、
横列方向Hに隣接した二つの上位置瓦1、1の横突合面
間と下位置瓦2とに跨る位置である。
に取付けることができる。位置3は、上位置瓦1と横列
方向Hに隣接した二つの下位置瓦2、2の横突合面との
間に跨る位置であり、位置4は、上位置瓦1の右側半分
と下位置瓦2の左半分とに跨る位置であり、位置5は、
横列方向Hに隣接した二つの上位置瓦1、1の横突合面
間と下位置瓦2とに跨る位置である。
【0032】このような構成の屋根上載置ラック取付装
置によって屋根上載置物28を支持することによって、
次のような作用効果を達成する。 (1)面圧分散機能 基盤プレート11が上位置瓦1と下位置瓦2とに跨って
配設され、該基盤プレート11の下端側が下位置瓦2と
の間に生じる段差をスペーサ13によって埋めているの
で、該基盤プレート11にかかる荷重が基盤プレート1
1付近の複数の瓦に分散される。このため、野地板17
には基盤プレート11の面積に相当する部分にだけ荷重
がかかることがなく、野地板17への面圧が複数瓦分の
広い面積に分散され、野地板17の負担を軽減した安定
な取付け構造となる。 (2)防水機能 本装置の備える防水機能は、基盤プレート11と瓦との
間の防水シート18、19と、上下二枚の瓦間の防水シ
ート20、21と、ネジ釘頭部の防水ワッシャ30とに
よって達成され、ネジ釘16が貫通した孔への雨水の侵
入を阻止することができる。 (3)水はけ性能 基盤プレート11の山形部11Aは、瓦の上流から流
れ伝わる雨水の水はけを考慮した形状で、基盤プレート
11の上端側に水が停滞しないようにすることができ
る。
置によって屋根上載置物28を支持することによって、
次のような作用効果を達成する。 (1)面圧分散機能 基盤プレート11が上位置瓦1と下位置瓦2とに跨って
配設され、該基盤プレート11の下端側が下位置瓦2と
の間に生じる段差をスペーサ13によって埋めているの
で、該基盤プレート11にかかる荷重が基盤プレート1
1付近の複数の瓦に分散される。このため、野地板17
には基盤プレート11の面積に相当する部分にだけ荷重
がかかることがなく、野地板17への面圧が複数瓦分の
広い面積に分散され、野地板17の負担を軽減した安定
な取付け構造となる。 (2)防水機能 本装置の備える防水機能は、基盤プレート11と瓦との
間の防水シート18、19と、上下二枚の瓦間の防水シ
ート20、21と、ネジ釘頭部の防水ワッシャ30とに
よって達成され、ネジ釘16が貫通した孔への雨水の侵
入を阻止することができる。 (3)水はけ性能 基盤プレート11の山形部11Aは、瓦の上流から流
れ伝わる雨水の水はけを考慮した形状で、基盤プレート
11の上端側に水が停滞しないようにすることができ
る。
【0033】更に、山形部11A先端は、刃先状に面
取りされた刃面11Bが形成され、瓦面の上方から流れ
伝わる雨水に対して速やかに流れ去る形状としている。
山形部11Aの角度は、ほぼ112度とし、刃面11B
の面取り角度は34度とした。この角度の根拠は実験に
より求めた。 スペーサ13の上端側における山形部13Aも、基盤
プレート11の山形部11Aと同様の理由で、基盤プレ
ート周囲への水の停滞を回避し水はけを良好としてい
る。
取りされた刃面11Bが形成され、瓦面の上方から流れ
伝わる雨水に対して速やかに流れ去る形状としている。
山形部11Aの角度は、ほぼ112度とし、刃面11B
の面取り角度は34度とした。この角度の根拠は実験に
より求めた。 スペーサ13の上端側における山形部13Aも、基盤
プレート11の山形部11Aと同様の理由で、基盤プレ
ート周囲への水の停滞を回避し水はけを良好としてい
る。
【0034】基盤プレート11の上端側から上位置瓦
1を貫通するネジ釘16が上位置瓦1の下端位置より6
0〜70mm以上上側の位置に設定してあるため、上位
置瓦1と下位置瓦2との合わせ面間の間隙を屋根傾斜の
上側ほど狭い合わせ状態にでき、同間隙を毛細管現象に
より伝わる水登り現象を抑えた構造となっている。同様
に、基盤プレート11の下端側から下位置瓦2を貫通す
るネジ釘16が、下位置瓦2の下端位置より60〜70
mm以上上側の位置に設定してあるため、下位置瓦2と
その下位置の瓦2Aとの合わせ面間での水登り現象を抑
えている。
1を貫通するネジ釘16が上位置瓦1の下端位置より6
0〜70mm以上上側の位置に設定してあるため、上位
置瓦1と下位置瓦2との合わせ面間の間隙を屋根傾斜の
上側ほど狭い合わせ状態にでき、同間隙を毛細管現象に
より伝わる水登り現象を抑えた構造となっている。同様
に、基盤プレート11の下端側から下位置瓦2を貫通す
るネジ釘16が、下位置瓦2の下端位置より60〜70
mm以上上側の位置に設定してあるため、下位置瓦2と
その下位置の瓦2Aとの合わせ面間での水登り現象を抑
えている。
【0035】ネジ釘16の位置を瓦下端より前記距離に
したことには、次のような理由がある。普通瓦面はかな
りの凹凸があって、ラップした状態の瓦合わせ面間は、
0.4mm以上の間隙を持った接合状態である。この条
件で、大雨を想定した毛細管水登り現象の程度を調べた
ところ、ほぼ30mmは屋根の勾配に沿って登ることが
わかった。この結果より、ネジ釘16の設定位置を瓦の
下端より余裕をみて60〜70mmの位置に設定した。
したことには、次のような理由がある。普通瓦面はかな
りの凹凸があって、ラップした状態の瓦合わせ面間は、
0.4mm以上の間隙を持った接合状態である。この条
件で、大雨を想定した毛細管水登り現象の程度を調べた
ところ、ほぼ30mmは屋根の勾配に沿って登ることが
わかった。この結果より、ネジ釘16の設定位置を瓦の
下端より余裕をみて60〜70mmの位置に設定した。
【0036】また、これらの各水はけを良好とする措置
は、防水機能を支援し、ネジ釘16の孔からの水漏れを
確実に回避する構造としている。 (4)屋根面波打ち修正機能 本装置では、支柱ボルト12上でのレベルナット22の
位置を上下させることによって、ラック14の取付け高
さ位置を調整できる。これにより、瓦面の波打ちを吸収
して屋根上載置物の荷重が屋根面に均一にかかるように
できると共に、特に、屋根上載置物28としてソーラパ
ネル33(図4)を取付ける場合においては、屋根面と
ラック14との空間を十分な放熱効果が得られるように
確保し、平面度を高めると共に発電効率を最良にするこ
とができる。
は、防水機能を支援し、ネジ釘16の孔からの水漏れを
確実に回避する構造としている。 (4)屋根面波打ち修正機能 本装置では、支柱ボルト12上でのレベルナット22の
位置を上下させることによって、ラック14の取付け高
さ位置を調整できる。これにより、瓦面の波打ちを吸収
して屋根上載置物の荷重が屋根面に均一にかかるように
できると共に、特に、屋根上載置物28としてソーラパ
ネル33(図4)を取付ける場合においては、屋根面と
ラック14との空間を十分な放熱効果が得られるように
確保し、平面度を高めると共に発電効率を最良にするこ
とができる。
【0037】次に本装置の取付け工法を説明する。 (1)先ず、一つの屋根上載置物28に対する本装置の
使用数は、該屋根上載置物28の平面サイズおよび重量
に応じて適宜選定する。本装置の取付け位置は次のよう
に決定する。図4に示すように、平板瓦屋根上の縦列方
向Vに比較的近接した基準ケガキ線34A、34Bを引
き、横列方向Hに基準ケガキ線各35を引く。基準ケガ
キ線34Aは、基盤プレート11の例えば左横端面を一
致させるものであり、基準ケガキ線34Bは、山形部1
1Aの頂点を一致させるものである。また、基準ケガキ
線35は、基盤プレート11の下端を一致させるもので
ある。そして、後のプレート設置工程において、基準ケ
ガキ線34Aと35との交点に基準プレート11の左後
端角を位置合わせすることにより、取付け位置を決定す
ることができる。また、取付け位置は、図1に示した位
置3〜5等、垂木31(図3、図4)の位置を問わな
い。 (2)決定した取付け位置での上位置瓦1の裏面と、下
位置瓦2の裏面にそれぞれ図3に示すように、防水シー
ト20、21を挿入する。防水シート20、21は基盤
プレート11と同形同サイズでもよいし若干広くてもよ
い。この挿入は、薄い平刃状工具で瓦を剥がすことなく
隙間をあけて簡単に行うことができる。 (3)基盤プレート11の通孔Pに合わせた上位置瓦1
と下位置瓦2の所定点位置よりドリル等を用い、該上位
置瓦2及び下位置瓦2と、該下位置瓦2及びその下側の
瓦2Aとに貫通孔Qを形成する(貫通孔形成工程)。 (4)上記貫通孔Qの上から図3に示すノズル状容器3
2等を用いてコーキング材31を注入する。コーキング
材31は、貫通孔Qの下端周囲であって、野地板上の防
水シート6上にも垂れるように十分に注入する。 (5)下位置瓦2の上面に防水シート19を張り、その
上にスペーサ13を接着等により配設する。この時、ス
ペーサ13の山形部13Aの頂部が上位置瓦1の下端と
間隙Sを形成するようにする。 (6)上位置瓦1の下端側とスペーサ13とに跨って防
水シート18及び基盤プレート11を位置合わせする。
なお、前記防水シート18、スペーサ13及び防水シー
ト19には、貫通孔P及び基盤プレート11の通孔Pに
一致した通孔18A、13B及び19Aを予め形成して
おくことが好ましい。 (7)前記通孔Pより締結部材としてのネジ釘16を、
該ネジ釘16の先端が野地板17に締結するように打込
む(プレート設置工程)。なお、ネジ釘16には、予め
防水パッキン29を内側に充填された防水ワッシャ30
を取付けておく。 (8)各基盤プレート11から起立した支柱ボルト12
のレベルナット22の各位置を水準糸等を張って合わせ
る。 (9)レベルナット22の位置が設定された支柱ボルト
12に縦ラック14Aの取付用孔を合わせ、ラック14
をレベルナット22の上のパッキン24上に載せる。続
いて縦ラック14Aより突出した支柱ボルト12の上端
部に弾性ワッシャ27、平ワッシャ26の順で被せ、更
にトップナット25をネジ合わせしてラック14を支柱
ボルト12に締付け固定する(ラック固定工程)。
使用数は、該屋根上載置物28の平面サイズおよび重量
に応じて適宜選定する。本装置の取付け位置は次のよう
に決定する。図4に示すように、平板瓦屋根上の縦列方
向Vに比較的近接した基準ケガキ線34A、34Bを引
き、横列方向Hに基準ケガキ線各35を引く。基準ケガ
キ線34Aは、基盤プレート11の例えば左横端面を一
致させるものであり、基準ケガキ線34Bは、山形部1
1Aの頂点を一致させるものである。また、基準ケガキ
線35は、基盤プレート11の下端を一致させるもので
ある。そして、後のプレート設置工程において、基準ケ
ガキ線34Aと35との交点に基準プレート11の左後
端角を位置合わせすることにより、取付け位置を決定す
ることができる。また、取付け位置は、図1に示した位
置3〜5等、垂木31(図3、図4)の位置を問わな
い。 (2)決定した取付け位置での上位置瓦1の裏面と、下
位置瓦2の裏面にそれぞれ図3に示すように、防水シー
ト20、21を挿入する。防水シート20、21は基盤
プレート11と同形同サイズでもよいし若干広くてもよ
い。この挿入は、薄い平刃状工具で瓦を剥がすことなく
隙間をあけて簡単に行うことができる。 (3)基盤プレート11の通孔Pに合わせた上位置瓦1
と下位置瓦2の所定点位置よりドリル等を用い、該上位
置瓦2及び下位置瓦2と、該下位置瓦2及びその下側の
瓦2Aとに貫通孔Qを形成する(貫通孔形成工程)。 (4)上記貫通孔Qの上から図3に示すノズル状容器3
2等を用いてコーキング材31を注入する。コーキング
材31は、貫通孔Qの下端周囲であって、野地板上の防
水シート6上にも垂れるように十分に注入する。 (5)下位置瓦2の上面に防水シート19を張り、その
上にスペーサ13を接着等により配設する。この時、ス
ペーサ13の山形部13Aの頂部が上位置瓦1の下端と
間隙Sを形成するようにする。 (6)上位置瓦1の下端側とスペーサ13とに跨って防
水シート18及び基盤プレート11を位置合わせする。
なお、前記防水シート18、スペーサ13及び防水シー
ト19には、貫通孔P及び基盤プレート11の通孔Pに
一致した通孔18A、13B及び19Aを予め形成して
おくことが好ましい。 (7)前記通孔Pより締結部材としてのネジ釘16を、
該ネジ釘16の先端が野地板17に締結するように打込
む(プレート設置工程)。なお、ネジ釘16には、予め
防水パッキン29を内側に充填された防水ワッシャ30
を取付けておく。 (8)各基盤プレート11から起立した支柱ボルト12
のレベルナット22の各位置を水準糸等を張って合わせ
る。 (9)レベルナット22の位置が設定された支柱ボルト
12に縦ラック14Aの取付用孔を合わせ、ラック14
をレベルナット22の上のパッキン24上に載せる。続
いて縦ラック14Aより突出した支柱ボルト12の上端
部に弾性ワッシャ27、平ワッシャ26の順で被せ、更
にトップナット25をネジ合わせしてラック14を支柱
ボルト12に締付け固定する(ラック固定工程)。
【0038】かくして屋根上載置物を安定に設置可能な
屋根上載置ラック取付装置を平板瓦屋根に設置すること
ができる。本取付け工法では、直接に平板瓦に貫通孔P
を開設する簡単な作業で基盤プレート11を野地板17
に確実に固定できるばかりでなく、基盤プレート11が
上位置瓦1と下位置瓦2に跨るため、屋根上載置物の荷
重が分散され、一定重量、あるいはサイズの屋根上載置
物28に対する本装置の使用数を大幅に減らすことがで
きる。これは現場での作業効率向上の効果は大きい。
屋根上載置ラック取付装置を平板瓦屋根に設置すること
ができる。本取付け工法では、直接に平板瓦に貫通孔P
を開設する簡単な作業で基盤プレート11を野地板17
に確実に固定できるばかりでなく、基盤プレート11が
上位置瓦1と下位置瓦2に跨るため、屋根上載置物の荷
重が分散され、一定重量、あるいはサイズの屋根上載置
物28に対する本装置の使用数を大幅に減らすことがで
きる。これは現場での作業効率向上の効果は大きい。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、既設
の瓦を剥がしたり、支持台付の特殊瓦を用いることな
く、直接に平板瓦に貫通孔を開設して、効率よく屋根上
ラックを野地板に取付けることができると共に、瓦面の
波打ち修正機能は勿論、十分な水はけ性能および防水機
能を有し、かつ瓦面の面で受ける荷重分散を確保して安
定な屋根上載置物設置構造を提供することができる。
の瓦を剥がしたり、支持台付の特殊瓦を用いることな
く、直接に平板瓦に貫通孔を開設して、効率よく屋根上
ラックを野地板に取付けることができると共に、瓦面の
波打ち修正機能は勿論、十分な水はけ性能および防水機
能を有し、かつ瓦面の面で受ける荷重分散を確保して安
定な屋根上載置物設置構造を提供することができる。
【図1】 本装置を平板瓦屋根上に取付ける位置を示す
説明図である。
説明図である。
【図2】 本装置を取付けた状態の断面図である。
【図3】 本装置の工法を示す分解斜視図である。
【図4】 本装置にソーラパネルを取付ける状態を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】 横幅が広い平板瓦を示す平面図である。
【図6】 横幅が狭い平板瓦を示す平面図である。
1…上位置瓦、2…下位置瓦、3〜5…基盤プレート設
置位置、6…防水シート、11…基盤プレート、11A
…山形部、11B…刃面、12…支柱ボルト、13…ス
ペーサ、13…山形部、14…ラック、15…レベルナ
ット、16…ネジ釘(締結部材)、18〜20…防水シ
ート。
置位置、6…防水シート、11…基盤プレート、11A
…山形部、11B…刃面、12…支柱ボルト、13…ス
ペーサ、13…山形部、14…ラック、15…レベルナ
ット、16…ネジ釘(締結部材)、18〜20…防水シ
ート。
Claims (11)
- 【請求項1】 野地板の傾斜に沿った上位置の平板瓦の
下端側が下位置の平板瓦の上端側の上位置にラップした
状態で各平板瓦が該野地板の上に伏せられた平板瓦屋根
に屋根上載置物を設置する屋根上載置ラック取付装置で
あって、 上方に起立する支柱ボルトをもち、上位置の前記平板瓦
と下位置の前記平板瓦の間に跨って設置される基盤プレ
ートと、 該基盤プレートと下位置の前記平板瓦との間隙に介装さ
れるスペーサと、 該基盤プレートの上面から上下二枚の前記平板瓦および
前記スペーサを貫通して前記野地板に打込まれ該基盤プ
レートを該野地板に固定する複数個の締結部材と、 前記支柱ボルトの上端部に固定されるラック、 とを具備することを特徴とする屋根上載置ラック取付装
置。 - 【請求項2】 前記基盤プレートの裏面、前記上下二枚
の前記平板瓦間及び前記スペーサの裏面にそれぞれ防水
シートが挿入される請求項1記載の屋根上載置ラック取
付装置。 - 【請求項3】 前記基盤プレートの通孔の位置に合わせ
て前記上下二枚の前記平板瓦を貫通する貫通孔に注入さ
れたコーキング材をもつ請求項1記載の屋根上載置ラッ
ク取付装置。 - 【請求項4】 前記基盤プレートは、その上端側が三角
山形状にカットされている請求項1記載の屋根上載置ラ
ック取付装置。 - 【請求項5】 前記基盤プレートの前記上端側の上端面
は片刃状に面取りされている請求項4記載の屋根上載置
ラック取付装置。 - 【請求項6】 前記スペーサは、その上端側が三角山形
状にカットされている請求項1記載の屋根上載置ラック
取付装置。 - 【請求項7】 前記スペーサは、その上端が上位置の前
記平板瓦の下端と間隙をもつ請求項1記載の屋根上載置
ラック取付装置。 - 【請求項8】 前記複数個の締着部材のうち前記上位置
の平板瓦を貫通する前記締結部材群は、該上位置の平板
瓦の下端より所定距離だけ上側に打込まれると共に、前
記下位置の平板瓦を貫通する前記締結部材群は、前記下
位置の平板瓦の下端より所定距離だけ上側に打込まれる
請求項1記載の屋根上載置ラック取付装置。 - 【請求項9】 上方に起立する支柱ボルトをもつ基盤プ
レートと、該基盤プレートと下位置の該平板瓦との間隙
に介装されるスペーサと、該基盤プレートの上面から上
下二枚の前記平板瓦および該スペーサを貫通して前記野
地板に打込まれ該基盤プレートを該野地板に固定する複
数個の締結部材と、該支柱ボルトの上端部に固定される
ラックとを用い、 前記平板瓦屋根の上位置の平板瓦と下位置の平板瓦に跨
って前記基盤プレートが配置されるように、所定位置の
上下二枚の前記平板瓦を貫通する複数個の貫通孔を開設
する貫通孔形成工程と、 該複数個の貫通孔に一致して前記基盤プレートに形成さ
れた通孔を該貫通孔に位置合わせすると共に該基盤プレ
ートと下位置の該平板瓦との間に該スペーサを介装し、
該基盤プレートの該通孔より前記締結部材を前記野地板
に打込むプレート設置工程と、 前記基盤プレートの支柱ボルトの上端部に該ラックを固
定するラック固定工程、 とからなることを特徴とする
屋根上ラック取付け工法。 - 【請求項10】 前記締結部材を前記野地板に打込む前
に、前記貫通孔にコーキング材を注入する工程を有する
請求項9記載の屋根上ラック取付け工法。 - 【請求項11】 前記基盤プレートの裏面、前記上下二
枚の前記平板瓦間及び前記スペーサの裏面にそれぞれ防
水シートが挿入するシート挿入工程を有する請求項9記
載の屋根上ラック取付け工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29523697A JP3328561B2 (ja) | 1997-10-28 | 1997-10-28 | 屋根上載置ラック取付装置およびその取付け工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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