JP3310569B2 - 反射型液晶表示装置 - Google Patents
反射型液晶表示装置Info
- Publication number
- JP3310569B2 JP3310569B2 JP04179597A JP4179597A JP3310569B2 JP 3310569 B2 JP3310569 B2 JP 3310569B2 JP 04179597 A JP04179597 A JP 04179597A JP 4179597 A JP4179597 A JP 4179597A JP 3310569 B2 JP3310569 B2 JP 3310569B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid crystal
- light
- display device
- crystal display
- crystal layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/137—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells characterised by the electro-optical or magneto-optical effect, e.g. field-induced phase transition, orientation effect, guest-host interaction or dynamic scattering
- G02F1/139—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells characterised by the electro-optical or magneto-optical effect, e.g. field-induced phase transition, orientation effect, guest-host interaction or dynamic scattering based on orientation effects in which the liquid crystal remains transparent
- G02F1/1396—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells characterised by the electro-optical or magneto-optical effect, e.g. field-induced phase transition, orientation effect, guest-host interaction or dynamic scattering based on orientation effects in which the liquid crystal remains transparent the liquid crystal being selectively controlled between a twisted state and a non-twisted state, e.g. TN-LC cell
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02F—OPTICAL DEVICES OR ARRANGEMENTS FOR THE CONTROL OF LIGHT BY MODIFICATION OF THE OPTICAL PROPERTIES OF THE MEDIA OF THE ELEMENTS INVOLVED THEREIN; NON-LINEAR OPTICS; FREQUENCY-CHANGING OF LIGHT; OPTICAL LOGIC ELEMENTS; OPTICAL ANALOGUE/DIGITAL CONVERTERS
- G02F1/00—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
- G02F1/01—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour
- G02F1/13—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells
- G02F1/137—Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour based on liquid crystals, e.g. single liquid crystal display cells characterised by the electro-optical or magneto-optical effect, e.g. field-induced phase transition, orientation effect, guest-host interaction or dynamic scattering
- G02F1/13775—Polymer-stabilized liquid crystal layers
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Nonlinear Science (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
Description
を用いない反射型液晶表示装置に関し、さらに詳しくは
ワードプロセッサやいわゆるノート型パーソナルコンピ
ュータなどのオフィスオートメーション機器や、各種映
像機器およびゲーム機器など適用される反射型液晶表示
装置に関する。
入射した光を反射させて表示を行う反射型液晶表示装置
は、光源となるバックライトが不要であるため更に消費
電力が低く、かつ薄型、軽量化が可能となることで注目
されている。
N方式の液晶表示素子を反射型液晶表示装置に適用する
と、液晶表示素子を一対の偏光板で挟む構成にし、その
外側に反射板を設置する必要がある。このため、液晶表
示素子に用いられるガラス基板の厚さのために、使用者
がガラス基板を見る角度、すなわちガラス基板の法線方
向と前記使用者が液晶表示素子を見る方向とのなす角度
によって視差が生じ、表示が二重に認識されるという問
題点がある。
セル内部の表示1画素毎に例えば、3ドット(赤、緑、
青)のマイクロカラーフィルタを設け、加法混合により
マルチカラー表示やフルカラー表示が行われる。しか
し、上記液晶表示モードは偏光板を2枚用いるので、非
常に暗く、さらに上記視差の発生により加法混色が良好
に行われないため、反射型カラー表示装置には適用され
なかった。
組み合わせた液晶表示素子が開発され、例えば、ツイス
ト配列させた液晶層を微細な凹凸を形成した反射板(セ
ル内面に配置)と偏光板の間に配置した直視型の反射型
液晶表示素子が特開平3−223715号公報に開示さ
れている。図16は、前記公報記載の反射型液晶表示装
置1の構成を示す断面図である。反射型液晶表示装置1
00は、透光性基板101、102と、ツイストした液
晶層103と、透明電極108、凹凸反射電極105
と、配向膜106、107により構成される。例えば、
ガラスから成る透光性基板101、102間には、誘電
率異方性が正であるツイスト液晶層103が介在され
る。透光性基板101、102に形成された透明電極1
08および凹凸反射電極105上には、配向膜106、
107がそれぞれ形成されている。この配向膜の表面
は、液晶層103の液晶分子が基板に対して平行に配向
するように、たとえばラビング処理などの配向処理が施
されている。このとき、電圧無印加状態で、液晶のツイ
スト角は、一例として63度に設定される。
態の場合、透光性基板101側から偏光板104通過し
た直線偏光がツイストした液晶層に入射する。この直線
偏光はツイスト液晶層を通過して直線偏光に変換され、
反射板105で散乱反射され、そのまま直線偏光とな
る。続いて、ツイストした液晶層を通過することによっ
て偏波面が入射時と同一の方向の直線偏光となり、偏光
板をそのまま出射し、明表示が可能となる。
スト配向を解き、電界方向に沿って配向する。透光性基
板101側から偏光板を通過した直線偏光が液晶層に入
射する。入射した直線偏光は、液晶層103を通過し、
右回り円偏光となり、反射板105で左回り円偏光とな
り散乱反射し、再び液晶層103に入射する。ここで、
左回り円偏光が入射時と90度変換した直線偏光にな
り、偏光板104で吸収され、暗表示が可能となる。こ
の構成では、偏光板を2枚用いる構成に比べて視差が無
くなり、反射率が高くなる。
光板、1/4波長板、高分子分散型液晶、鏡面反射板の
順に構成される反射型液晶表示装置が、特開平7−28
054号公報に開示されている。この反射型液晶表示装
置は、透光性基板の一方の面に形成された透光性電極
と、基板の一方の面に形成された反射電極とで、高分子
分散液晶層を挟持すると共に、透光性基板の他方の面側
に、1/4波長板及び偏光子を順に積層状態に配してな
るものである。高分子分散液晶層の液晶は、電圧無印加
時にはランダム配向され、この中を透過した光は偏光解
消することとなり表示状態は、明状態となる。一方、電
圧印加時において液晶は透光性電極と反射電極に対して
垂直に配向されるために、垂直入射光に対して複屈折効
果は生ずることがなく、そのため、外部から入射して再
び外部へ出射される光は、1/4波長板を2回通過する
ので、実質1/2波長分の位相変化を生ずることとな
り、偏光面が90度回転する結果、出射時、偏光子にお
いて吸収されて表示状態は暗表示となるものである。
開平3−223715号公報記載の反射型液晶表示素子
では、液晶素子の透過状態と吸収状態を電圧で制御して
表示を行うため、白色表示には、液晶層の背面に散乱反
射膜を欠くことはできない。つまり、散乱反射板の性能
が表示品位を決定する。例えば、上記表示原理に用いる
反射板が入射光の偏光性を保持しない場合には、前述し
たような右回りの円偏光から左回りの円偏光への変換、
またはこの逆の変換が効率的に行われなくなり、暗表示
の際に、光が漏れコントラストが低下する原因となる。
平坦な鏡面反射部材があるが、これは外部の物体がその
まま表面に映るため、明状態の時に周囲の情報が表示に
映り込み視認性が著しく低下するという問題が生じるた
め、反射板には光拡散性を有することが望ましい。
偏光性を制御できる反射板として、滑らかな感光性樹脂
より成る凹凸部の上にアルミ膜を形成する方法が、特開
平7−218906号公報に開示されている。この中で
コントラスト4以上を達成するためには偏光性保時度が
50%以上、さらに7以上を達成するためには偏光性保
持度が70%以上必要であることが報告されている。偏
光性保持度を高くするとコントラストは高くなるが視野
角が狭くなり、表示が見にくくなる問題点を有し、一
方、偏光性保持度を低くして、散乱性を大きくし、視野
角を広くするとコントラストが極端に低下するという問
題点があった。即ち、完全な偏光性の保持と拡散性を両
立した特性を兼ね備える反射板を得ることはできず、コ
ントラストの高い、見易い白黒表示は実現出来なかっ
た。
型表示装置では、散乱の無い暗状態が実現される。しか
しながら、明状態の時には、偏光板で入射光の1/2が
吸収され、高分子分散層でランダムな偏光解消状態とな
るため、出射時に偏光板でさらに1/2となり、結局、
明るさが1/4以下となって、暗くなるという欠点があ
った。
めに、電圧の印加により吸収状態と散乱状態を制御でき
る全く新しい液晶表示モードにより、視差がなく、高精
彩で表示品位の高い反射型液晶表示装置を提供すること
を目的とする。
に、本発明による反射型液晶表示装置は、液晶素子の光
の入射側に配置された少なくとも1枚の偏光板と、透明
電極を形成した絶縁性基板と、当該一方表面に光反射面
が形成された光反射部材と、当該絶縁性基板と当該反射
部材との間に封入され、液晶分子と液晶性高分子が共に
同じ角度にツイスト配向された液晶層とを具備し、前記
光反射部材の光反射面の表面がフラットな鏡面性を示
し、暗表示には直線偏光した入射光が入り、光反射面で
は円偏光となり、反射後出射面では入射光と90度偏波
面が回転した直線偏光となり、明表示には直線偏光した
入射光が入り、電圧印加により偏光依存性のある散乱光
となり、出射面では入射光と同じ偏光成分のみ通過した
散乱光となることを特徴とする。
分子の屈折率において、本発明の請求項2に記載のよう
に、それぞれの異常光屈折率と常光屈折率がほぼ同じで
あることを特徴とする。
反射膜の配置においては、前記液晶層側に配置されるこ
とを特徴とする。そして、光反射面が、前記絶縁性基板
上に形成された透明電極に対向する電極面も兼ねても良
い。
は、偏光板の透過軸と入射側の液晶分子の配向方法との
なす角度をほぼ90度またはほぼ平行に配置することを
特徴とし、より好ましくは偏光板の透過軸と入射側の液
晶分子の配向方法とのなす角度を75から105度に、
または165から195度に配置することを特徴とす
る。また、偏光板の透過軸と上下基板の間で前記ツイス
トした液晶層のほぼ1/2の位置の液晶分子とのなす角
度を±15°以内に配置することを特徴とする。
には、上記構成に加え、偏光子と液晶素子との間に少な
くとも1枚の光学位相補償部材が配設されることが好ま
しく、このように構成することにより、短波長側および
長波長側の反射をより小さくすることができる。そし
て、その光学位相補償部材は、高分子延伸フィルムもし
くはUVキュアラブル液晶性高分子であることが好まし
い。
しては、例えば、前記光反射部材の反射面の上、もしく
は前記絶縁性基板上に光吸収型カラーフィルタ層を形成
しても、前記光反射部材上の反射面の代わりに、有機あ
るいは無機の反射型カラーフィルタ層を形成し、その背
面に吸収層を形成するように構成しても良い。
て、図面を用いて詳細に説明する。 <実施形態1>図1は本発明にかかる第1の実施形態の
反射型液晶表示装置1の断面図である。液晶表示装置1
は、一対の透明なガラス基板2、3を備え、ガラス基板
2上にはアルミニウム、ニッケル、クロムあるいは銀な
どの金属材料からなる反射金属膜7が形成され、光反射
部材である反射板8を構成する。反射膜7の上には、液
晶層を配向させる配向膜9が形成される。
の表面には、ITO(インジウムスズ酸化物)などから
なる透明電極10が形成される。反射金属膜7と透明電
極10とで液晶層13に電界が印加される。透明電極1
0が形成されたガラス基板3を被覆して配向膜11が形
成され、相互に対向するガラス基板2、3の周縁部は後
述するシール材12で封止される。配向膜9、11間
は、液晶層13が63度ツイスト配向となるようにラビ
ング処理されている。液晶層13は液晶14と液晶性高
分子15から構成される。前記ガラス基板3の液晶層1
3と反対側には、単体透過率48%の偏光板4を配置す
る。
手順を示す工程図である。工程1では、基板2の表面上
に反射膜7を形成する。反射電極7は、例えば、Al、
Ag等の高反射率で低抵抗な金属部材をスパッタリング
法や蒸着法により成膜するが、偏光解消性を有しないよ
うにするために、成膜温度、成膜速度等を制御して、そ
の表面が鏡面に形成されたものであることが必要であ
る。また、その膜厚は十分な反射率で且つ低抵抗となる
範囲に設定される必要があり、0.5乃至2μm程度が
好適である。本実施形態の場合、反射膜が液晶に電界を
印加する電極と入射光を反射する反射膜としての両方の
機能を持つ。
樹脂から成る配向膜9を形成し、ラビング処理する。基
板2上に、ポリイミド樹脂膜を印刷法にて形成し、20
0℃で1時間焼成する。例えば、液晶を基板に平行に配
向させるSE150(日産化学社製)を用い、これによ
り配向膜9が形成される。この後、液晶層を配向させる
ためのラビング処理を行う。
を形成する。本実施形態ではITO(インジウムスズ酸
化物)などからなる透明電極10をスパッタリング法に
より形成する。工程4では、前記透明電極10上に配向
膜11を形成する。配向膜11は、前記工程2と同様に
して形成する。上下基板2と3の間で、例えば63度ツ
イスト配向させるようにラビング処理方向を定める。工
程5では、基板2と基板3とを貼合わせる。基板2と基
板3とを組み合わせるに際して、基板2、3間に直径
1.5μmのスペーサを散布し、液晶層の層厚の規制を
行う。前記液晶層13は、ガラス基板2、3を対向し
て、前記シール材12で貼り合わせる。
することにより、液晶層13を封入する。封入後、紫外
線を照射し、液晶層13を作製した。液晶層13には、
例えば、誘電異方性Δεが正であるネマティック液晶1
4として、メルク社製(商品名ZLI1565)を用い
た。これに混合する液晶性高分子材料15としては、重
合する前のUVキュアラブル液晶を用いた。このUVキ
ュアラブル液晶は常温で液晶層を示し、通常の液晶材料
と同じく配向し、紫外線を照射することで液晶分子の配
列を保持したまま重合硬化し、液晶性高分子となる。以
下、UV照射前がUVキュアラブル液晶、UV照射後を
液晶性高分子と称す。液晶14とUVキュアラブル液晶
を重量比85:15で混合し、工程5にて作製したセル
厚1.5ミクロンのセルに真空注入し、強度10mW/
cm2の紫外線を300秒照射し、UVキュアラブル液
晶のみ硬化させ、63度ツイストした液晶層13を作製
した。ネマティック液晶のツイスト角は63度、液晶の
複屈折と液晶層厚の積(μm単位、以下△ndと略す
る)は0.205である。液晶とUVキュアラブル液晶
の異常光屈折率と 常光屈折率はほとんど同じものを選
択している。ただし、作製条件によっては、異なる屈折
率を用いてもほぼ同様な効果が発揮されることを確認し
ている。
を貼りつけ、反射型液晶表示装置31を作製した。上記
工程により作製された液晶表示装置における偏光板、光
学位相補償フィルム、液晶層の光学的構成を図3に示す
ように規定する。なお、図3は反射型液晶表示装置1を
図1の上方向から観察した図である。すなわち、液晶層
13における上部基板3側の液晶分子の配向方向をR1
とし、偏光板の偏光軸(透過軸)の軸方向P0が、前記
配向方向R1に対して反時計回りに成る角度をβとす
る。また、配向方向R1(矢印の方向がラビング方向)
と反射面7側の液晶分子の配向方向R2(矢印の方向が
ラビング方向)とのねじれ角を、反時計回りを正として
θとする。本実施形態ではβを0度、θを63度に設定
している。
明する。前記反射金属膜7および透明電極10には、そ
れぞれ走査回路16およびデータ回路17の一方が接続
される。走査回路16およびデータ回路17は、マイク
ロプロセッサなどの制御回路18の制御により、表示内
容に対応する表示データに基づいて、液晶表示装置の反
射金属膜7および透明電極10を走査し表示を実現す
る。
圧/反射率特性を示すグラフであり、図6にはその測定
光学系を示す。液晶表示装置1の法線方向に関して角度
30度だけ傾斜した方向から、入射した光に対する前記
法線方向の反射率を測定した。なお、この測定における
反射率とコントラスト比を決定するための基準となる部
材として、酸化マグネシウムMgOの標準白色板を用い
た。図5には比較のために、偏光板4が無い場合の特性
をも併記する。
表示装置1の法線方向に関して角度30度だけ傾斜した
方向から入射した光に対する前記法線方向の反射率は最
大170%であり、最大コントラスト比は30であっ
た。一方、偏光板の無い時の明るさは285%であり、
偏光板がある時には170%を示す。この結果は、液晶
層13は入射側ラビング配向方向に平行に偏光入射した
場合に散乱し、さらに偏波面をある程度保持しているこ
とを示している。即ち、単純に偏光板を配置するという
だけで1/2以下にはならず、明るい表示を実現できる
ことが明白である。
に示す。図7(a)に示す電圧無印加状態では、液晶1
4と硬化した液晶性高分子15の常光及び異常光屈折率
がそれぞれ同程度になっているので、設定のリターデー
ションを持った光透過状態となり、散乱は見られない。
この場合には、通常の液晶のみと同様な作用をし、後述
するように円偏光となる。
のみは電極10、7に対して垂直に配向されるために、
液晶の屈折率は常光屈折率に近い値となって、液晶性高
分子との屈折率差が大きくなり表示素子は非散乱光(直
線偏光成分)と散乱状態となり、その散乱光は偏光保持
することとなり、そのため、非散乱光と散乱光のほとん
どの光は偏光子4を通過でき、本装置の表示状態はいわ
ゆる明状態となる。この明状態においては、液晶層13
は白色散乱状態であるので、反射電極7が鏡面ミラーで
あっても、周囲からのいわゆる映り込みが生じる可能性
は小さく、いわゆる視認性を低下させることが殆どなく
なる。この非散乱光と散乱光の割合は、液晶とUVキュ
アラブル液晶の混合比あるいは両者の屈折率差により制
御が可能である。
る液晶表示装置1の動作原理を図8により説明する。電
圧無印加時(図8(a))、偏光により直線偏光となっ
た入射光は、入射側の液晶分子のダイレクターに沿って
入射するように角度が設定されている。つまり、透光性
基板2側から偏光板4を通過した直線偏光が上下の基板
間で63度ツイストした液晶層13に入射する。この直
線偏光は63度ツイスト液晶層を通過することによっ
て、反射膜7では円偏光に変換され、さらに反射される
ことによって逆回りの円偏光となる。続いて、再び63
度ツイストした液晶層を通過することによって、偏波面
が90度変換した直線偏光となり、偏光板4によって吸
収される。このため、反射型液晶表示装置1の表示は散
乱のない黒色表示となる。また、反射面には鏡面ミラー
を用いているのでほぼ完全に偏光は保持し、良好な散乱
の無い黒状態を示す。
た条件の基であり、これについてはJAPAN DIS
PAY89 P.192に詳しく報告されている。この
液晶層に求められる光学的な性質は、直線偏光の入射に
対し、通過後円偏光となること、反射面で位相が180
度シフトし、液晶層を再び通過した時に90度偏波面が
回転していることの2つである。本発明者らは、鋭意検
討した結果、液晶とUVキュアラブル液晶マトリックス
の混合系で上記条件を満たすことを確認した。即ち、U
Vキュアラブル液晶は液晶と同じ角度でツイスト配向を
保持したまま、UV照射により高分子液晶となる。この
ことにより、散乱が無い良好な黒状態を示す。
7に対して垂直に配向されるために、液晶の屈折率は常
光屈折率に近い値となって、UVキュアラブル液晶との
屈折率差が大きくなり、表示素子は非散乱光(直線偏光
成分)と散乱状態となり、その散乱光は偏光保持するこ
ととなる。そのため、非散乱光と散乱光のほとんどの光
は偏光子4を通過でき、本装置の表示状態はいわゆる明
状態となる。一方、硬化した液晶性高分子は電圧に応答
しない。この明状態においては、液晶層13は白色散乱
状態であるので、反射電極7が鏡面ミラーであっても、
周囲からのいわゆる映り込みが生じる可能性は小さく、
いわゆる視認性を低下させることが殆どないようになっ
ている。この非散乱光と散乱光の割合は、液晶とUVキ
ュアラブル液晶の混合比あるいは両者の屈折率差により
制御が可能である。即ち、本発明者らは従来の散乱反射
膜の散乱する機能を液晶層に持たせることに成功し、さ
らに散乱性を電圧により制御することができた。
形態の反射型液晶表示装置41の断面図である。反射型
液晶表示装置41は、第1の実施形態である反射型液晶
表示装置1とほぼ同様の構成であるが、基板2になめら
かな凹凸部を具備することを特徴とする。液晶表示装置
41は、一対の透明なガラス基板2、3を備え、ガラス
基板2上には後述する合成樹脂材料からなる大突起42
および小突起43がそれぞれ多数形成される。大突起4
2および小突起43の底部直径D1、D2は、それぞれ
例えば5μmおよび3μmに定め、D1とD2との間隔
は、少なくとも2μm以上とする。
2、43の間の凹所を埋めて平滑化膜44が形成され
る。平滑化膜44の表面は、突起42、43の影響を受
け、滑らかな曲面状に形成される。平滑化膜44上には
アルミニウム、ニッケル、クロムあるいは銀などの金属
材料からなる反射金属膜7を形成する。これらガラス基
板2に突起42と43、平滑化膜44および反射金属膜
7が、光反射部材である反射板45を構成する。前記反
射金属膜7上には、配向膜9を形成する。
の表面には、ITO(インジウムスズ酸化物)などから
なる透明電極10を形成し、反射金属膜7と透明電極1
0とで電極構造を形成する。透明電極10が形成された
ガラス基板3を被覆して配向膜11を形成し、相互に対
向するガラス基板2、3の周縁部は後述するシール材1
2で封止する。配向膜9、11間には、実施形態1と同
じ構成の液晶層13を封入する。前記ガラス基板3の液
晶層13と反対側には、単体透過率48%の偏光板4を
配置する。
を説明する断面図である。図10(a)に示すように、
ガラス基板(コーニング社製、商品名7059)2上
に、感光性樹脂材料(例えば東京応化社製、商品名OF
PR−800など)を、500rpm〜3000rpm
でスピンコートし、レジスト層21を形成する。本実施
形態では、好適には2500rpmで30秒間スピンコ
ートし、厚さ1.5μmのレジスト膜21を成膜した。
基板2を90℃で30分間焼成し、図10(b)に示す
ように、後述する大小2種類の円形のパターンが多数形
成されたフォトマスク22を配置して露光し、現像液
(例えば、東京応化社製、商品名NMD−3の2.38
%溶液)で現像を行い、図10(c)に示すようにガラ
ス基板2の表面に、高さの異なる大突起部42および小
突起部43を形成した。このように、高さの異なる2種
類以上の突起を形成するのは、突起の頂上と谷とで反射
した光の干渉による反射光の色付きを防ぐためである。
前記フォトマスク22は、直径D1(例えば5μm)
と、直径D2(例えば3μm)の円がランダムに配置さ
れた構成であり、D1とD2との間隔は少なくとも2μ
m以上であるように選択する。
200℃で1時間加熱し、図10(d)に示すように突
起42と43の頂部を若干程度溶融して円弧状に形成し
た。さらに、図10(e)に示すように、図10(d)
に示すガラス基板2上に、前記感光性樹脂材料と同一の
材料を1000rpm〜3000rpmでスピンコート
する。本実施形態では、2000rpmでスピンコート
を行った。これにより、各突起42と43の間の凹所が
埋められ、形成された平滑化膜44の表面を比較的緩や
かでかつ滑らかな曲面状に形成することができた。
化膜44の表面にアルミニウム、ニッケル、クロムある
いは銀などの金属薄膜を、例えば0.01〜1.0μm
程度の膜厚で形成する。本実施形態ではアルミニウムを
スパッタリングして、反射金属膜7を形成する。以上の
ようにして反射部材45を形成する。
材を用いて、次に、液晶素子を作製する。前記各ガラス
基板2、3上に、ポリイミド樹脂膜を形成し、200℃
で1時間焼成する。この後、液晶層13を配向させるた
めのラビング処理を行う。これにより配向膜9、11を
形成する。これらのガラス基板2、3間を封止するシー
ル材12は、例えば、直径2.0μmのスペーサを混入
した接着性シール材をスクリーン印刷することによって
形成する。反射部材を有するガラス基板2と透明電極1
0および配向膜11が形成されたガラス基板3とを組み
合わせる際に、ガラス基板2、3間に直径1.5μmの
スペーサを散布し、液晶層の層厚の規制を行う。前記液
晶層13に実施形態1と同じ構成の材料を適用した。そ
の後、紫外線照射を行い、液晶と液晶性高分子の相分離
を行う。以上のようにして、図9に示す液晶表示装置4
1を作製した。
に対して、電圧を印加した場合、液晶表示装置1の法線
方向に関して角度30度だけ傾斜した方向から入射した
光に対する前記法線方向の反射率は最大120%であ
り、最大コントラスト比は20であった。このときの反
射率とコントラスト比を決定するための基準部材として
酸化マグネシウムMgOの標準白色板を用いた。実施形
態1と液晶層13の動作原理は同じである。本実施形態
の場合、反射膜の散乱性に加えて、液晶層の散乱も明る
い表示に寄与するため、凹凸の高さを0.5ミクロン以
下と従来の反射板よりも高さを小さくできるメリットが
ある。実施形態1と比較すると明るさとコントラストは
低くなるものの、視野角が広くなるメリットがある。
は、反射板45の反射金属膜7を形成した面が液晶層1
3側に配置されているので、液晶表示装置41を観測す
る場合の視差が解消され、良好な表示画面が得られる。
さらに液晶表示装置41がアクティブマトリクス駆動さ
れる構成の場合に、スイッチング素子として用いられる
薄膜トランジスタやMIM(金属−絶縁膜−金属)構造
の非線形素子などに接続される絵素電極として用いられ
る場合も、前述したように良好な表示品位が実現できる
ことを確認した。
代えて、他にシリコン基板のような不透明基板でも同様
な効果が発揮できることを確認した。このようなシリコ
ン基板を前述の実施形態におけるガラス基板2として用
いる場合には、前述した走査回路16、データ回路1
7、制御回路18などの回路素子を、シリコン基板上に
集積化して形成できる利点を有する。
間で193度ツイストしたネマティック液晶(例として
チッソ株式会社製、商品名SD−4107)を液晶層と
して用いた実施形態について説明する。他の構成要素は
図1に示す構成と同様である。基板2、3の表面にSE
−150(日産化学社製)からなる上下配向膜9、11
を形成し、ラビング配向処理を行う。両基板2、3間に
左ねじれカイラル剤S−811(メルクジャパン社製)
を適量添加した誘電異方性が正のネマティック液晶14
である、商品名SD−4107(チッソ株式会社製)と
UVキュアラブル液晶からなる液晶層を充填し、層厚
2.2μmの液晶層13として挟持し、液晶表示装置を
作製した。液晶層13は電圧無印加時には左ねじれ19
3度ツイスト配向になる。
80デューティでマルチプレックス駆動したところ、ノ
ーマリーブラックモードとなり、正面でコントラスト比
が30対1が得られ、また、上下方向、左右方向ともに
入射角20°以下にてコントラスト比が5対1以上と極
めて広い視角依存性が得られた。前記構成による液晶表
示装置では、電気光学特性が急峻性が増加し、単純マト
リックス駆動が可能となった。実施形態1と同様に、本
実施形態においても、散乱無しの暗状態と散乱状態の明
状態が実現される。また、印加電圧が選択画素に該当す
る電圧にて反射率を測定したところ、132%と極めて
高い反射率であることがわかった。反射膜には、鏡面ミ
ラーを用いているため、液晶層厚は均一で、単純マトリ
ック駆動に適している。
の間で45度ツイストしたネマティック液晶(例として
商品名ZLI−1565、メルクジャパン社製)を液晶
層として用いる実施形態4について説明する。ここで、
セル厚を2.0μmにし、他の構成要素は図1に示す構
成と同様である。基板2、3の表面にSE−150(日
産化学社製)からなる上下配向膜9、11を形成し、ラ
ビング配向処理を行う。両基板2、3間に左ねじれカイ
ラル剤S−811(メルクジャパン社製)を適量添加し
た誘電異方性が正のネマティック液晶14である、商品
名ZLI−1565(メルクジャパン社製)とUVキュ
アラブル液晶からなる液晶層を充填し層厚2μmの液晶
層13として挟持し、液晶表示装置を作製した。液晶層
13は電圧無印加時には左ねじれ45度ツイスト配向に
なる。本実施形態では、図3示す光学配置図において、
βを22.5度、θを45度に設定した。
示す光学系を用いて、面内α方向の明状態の反射率を測
定した結果を図11に示す。ただし、αが0度方向を上
方向のラビング軸R1と直交する方向に定め、電圧を1
0V印加した。偏光板を配置した時と偏光板無い時の2
つの場合を示す。このようにねじれ角45のほぼ1/2
にあたるαが22.5のところで明るさが最大になるこ
とが判る。また、単純に偏光板を配置するというだけで
は、反射率は1/2以下にはならず、明るい表示を実現
できることを見いだした。よって、この方向を観察者の
位置とすることにより格段に明るい表示が可能となる。
マリーブラック表示となり、正面でコントラスト比が3
0対1が得られた。実施形態1と同様な原理により、散
乱無しの暗状態と散乱状態の明状態が実現された。
間で80度から95度ツイストしたネマティック液晶
(例として商品名ZLI−1565、メルクジャパン社
製)とUVキュアラブル液晶を液晶層として用い、偏光
板と液晶層の間に光学補償板72を挿入した実施形態に
ついて説明する。その他の構成は実施形態1と同じであ
る。
示す。透光性基板2、3間に左ねじれカイラル剤S−8
11(メルクジャパン社製)を適量添加した誘電異方性
が正のネマティック液晶であるZLI−1565とUV
キュアラブル液晶を85:15の重量比で混合し、液晶
組成物を充填し層厚2μmとして挟持した。その後紫外
線を照射し、液晶と液晶性ポリマーを相分離し、液晶層
13を作製した。
0度ツイストおよび95度ツイストの場合について説明
する。液晶層の作製方法は実施形態1と同じである。こ
うして得た駆動セルの上基板2上にポリカーボネイトを
一定方向に延伸して延伸軸(遅相軸)とした位相差板7
2(R=160nm及び150nm)を組み合わせて、
液晶表示装置71を作製した。80度ツイストおよび9
5度ツイストの場合の液晶層の条件を、以下に示す。こ
こで、このように構成された液晶表示装置における偏光
板、光学位相補償フィルム、液晶層の光学的構成を図1
3に示すように調整する。
無印加時および電圧印加時の正面方向の分光特性を示す
グラフであって、液晶層13が左ねじれ80度ツイスト
および95度ツイストの場合の結果を示す。このグラフ
より、光学補償フィルムを挿入することにより、短波長
及び長波長側の反射が小さくなり、良好な明暗表示が実
現できた。一方電圧印加時には実施形態1と同様な原理
により良好な散乱性を示すことを確認している。
カーボネイト製の延伸フィルムを用いたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、例えば、ポリビニルアル
コール(PVA)あるいはポリメチルメタアクリレート
(PMMA)などの延伸フィルムも使用することができ
る。さらに、厚さ方向に屈折率を変化させた二軸性フィ
ルム、あるいは高分子液晶フィルムも本発明に適用可能
である。
ィック駆動したところ、ノーマリーブラックモードとな
り、正面でコントラスト比が30対1が得られた。本実
施形態の反射型液晶表示装置71では、反射板の反射金
属膜7を形成した面が液晶層13側に配置されているの
で、液晶表示装置71を観測する場合の視差が解消さ
れ、良好な表示画面が得られる。
度ツイストおよび95度ツイストした液晶と光学位相差
補償フィルムを用いたが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、どのようなツイスト角の液晶材料であって
も、電界によりリターデーションを制御できる特性を有
する液晶層であれば、本発明に適用可能である。
ト位相差板72のかわりに、液晶分子をスプレイ状に配
列させたネマティック補償用液晶セルを位相差板として
用いても良い。ここで用いた補償用液晶セルはガラスの
上下基板にSiOを斜方蒸着して配向膜としたもので、
上下基板のプレチルト角はともに45°であり、上下基
板のチルト方向(基板平面方向)は、上下で180°異
ならせており、ここに、液晶層として誘電異方性が正の
ネマティック液晶であるZLI−2293(メルクジャ
パン社製)を挟持したものである。液晶層厚は約2.5
μmである。また、この補償用液晶セルのセル法線方向
に対するリタデーション値を干渉法を用いて測定したと
ころ、160nmであった。また、この補償用液晶セ
ル、液晶分子のチルト方位(基板平面方位)が図13に
おける位相差板の遅延軸と等しい方向になるように配置
した。また、液晶性高分子をツイスト配向させたフィル
ムも本発明に適用可能である。
表示装置81に示すように、ガラス基板2の反射膜7の
上に赤、緑、青の光を透過するカラーフィルタ層82を
有する実施形態について説明する。反射型液晶表示装置
81は、実施形態1である反射型液晶表示装置31とほ
ぼ同じように構成されるが、ガラス基板2の反射膜7の
上に赤、緑、青の光を透過する顔料分散方式のカラーフ
ィルタ層82を形成することを特徴とする。カラーフィ
ルター層82は、赤のカラーフィルタ83、緑のカラー
フィルタ84及び青のカラーフィルタ85がそれぞれ1
絵素中の単一の画素に対応し、その間にブラックマトリ
ックス86を並置し、さらに赤、緑、青のカラーフィル
タがストライプ状に配列されている。そして、カラーフ
ィルター層82の上に平坦化膜87を形成し、その上に
透明電極88を形成し、表示電極とした。液晶層13に
は実施形態1と同じ構成を用いた。
顔料分散法を適用し、以下のようにして作製した。ま
ず、透明な感光性樹脂の中に赤色の顔料が均一に分散さ
れた感光性着色レジストを、ガラス基板2上の反射面7
が形成された上に塗布した。ここでは、富士ハントエレ
クトロニクステクノロジー(株)社製のCR2000を
スピンコート法により650回転で2.0μm形成し
た。その後、80℃でプリベークし、所定のマスクを用
いて露光、現像し、最後に220度で30分ベークし赤
のパターンを形成した。さらに、富士ハントエレクトロ
ニクステクノロジー(株)社製のCG2000、CB2
000、CK2000を同じプロセスにて、緑、青、黒
のパターンを形成し、カラーフィルタ層82を形成し
た。
フィルタ層を形成することにより、色再現性範囲の広い
マルチカラーあるいはフルカラー表示が可能となる。ま
た、本実施形態では吸収型のカラーフィルターの例を記
載したが、反射面7の代わりに、光反射タイプのカラー
フィルターとして有機の体積ホログラム光学カラーフィ
ルターあるいは無機ダイクロイックミラーも適用可能で
ある。ただし、この場合には光反射タイプのカラーフィ
ルターの背面に吸収層を設けることが必要である。ま
た、光吸収型のカラーフィルター82を上基板3に形成
した構成にしても同様な効果が発揮されることを確認し
た。
1枚の偏光板と反射膜の間に挟持された液晶層に液晶と
液晶性高分子の複合体を用いるように構成することによ
り、駆動電圧が比較的低く、しかも電極の一方が反射電
極であっても、明状態における高分子分散液晶の白濁状
態により、周囲のいわゆる映り込みを生ずることがな
く、視差がなく、その上、視野角が広く、着色がない十
分な明るさを有する液晶表示装置を得ることができる。
く、バックライトが不要であるので、バックライトを備
えた液晶表示装置と比較して低消費電力で且つ視認性に
優れるという効果をも奏する。
面図である。
る。
フである。
ある。
断面図である。
程図である。
すグラフである。
る。
グラフである。
る。
ある。
Claims (6)
- 【請求項1】 液晶素子の光の入射側に配置された少な
くとも1枚の偏光板と、透明電極を形成した絶縁性基板
と、当該一方表面に光反射面が形成された光反射部材
と、当該絶縁性基板と当該反射部材との間に封入され、
液晶分子と液晶性高分子が共に同じ角度にツイスト配向
された液晶層とを具備し、前記光反射部材の光反射面の表面がフラットな鏡面性を
示し、 暗表示には直線偏光した入射光が入り、光反射面では円
偏光となり、反射後出射面では入射光と90度偏波面が
回転した直線偏光となり、 明表示には直線偏光した入射光が入り、電圧印加により
偏光依存性のある散乱光となり、出射面では入射光と同
じ偏光成分のみ通過した散乱光となることを特徴とする
反射型液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記液晶層の液晶分子と液晶性高分子の
それぞれの異常光屈折率と常光屈折率がほぼ同じである
ことを特徴とする請求項1記載の反射型液晶表示装置。 - 【請求項3】 前記光反射部材の光反射面を形成する光
反射膜が、前記液晶層側に配置されることを特徴とする
請求項1〜2のいずれかに記載の反射型液晶表示装置。 - 【請求項4】 前記光反射面が、前記絶縁性基板上に形
成された透明電極に対向する電極面も兼ねることを特徴
とする請求項1〜3のいずれかに記載の反射型液晶表示
装置。 - 【請求項5】 前記偏光板の透過軸と入射側の液晶分子
の配向方法とのなす角度をほぼ90度またはほぼ平行に
配置することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載の反射型液晶表示装置。 - 【請求項6】 前記偏光板の透過軸と上下基板の間で前
記ツイストした液晶層のほぼ1/2の位置の液晶分子と
のなす角度を±15°以内に配置することを特徴とする
請求項1〜5のいずれかに記載の反射型液晶表示装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04179597A JP3310569B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 反射型液晶表示装置 |
US09/030,154 US6072553A (en) | 1997-02-26 | 1998-02-25 | Reflection-type liquid crystal display with layer comprising liquid crystal compound and liquid crystal polymer being twist-aligned at same angle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04179597A JP3310569B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 反射型液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10239669A JPH10239669A (ja) | 1998-09-11 |
JP3310569B2 true JP3310569B2 (ja) | 2002-08-05 |
Family
ID=12618279
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04179597A Expired - Fee Related JP3310569B2 (ja) | 1997-02-26 | 1997-02-26 | 反射型液晶表示装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6072553A (ja) |
JP (1) | JP3310569B2 (ja) |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3187369B2 (ja) * | 1998-05-19 | 2001-07-11 | シャープ株式会社 | 反射板及び反射型液晶表示装置 |
JP2000162581A (ja) * | 1998-12-01 | 2000-06-16 | Sharp Corp | 反射型液晶表示装置とその製造方法 |
JP2002023199A (ja) * | 2000-07-07 | 2002-01-23 | Fujitsu Ltd | 液晶表示装置およびその製造方法 |
JP3877129B2 (ja) | 2000-09-27 | 2007-02-07 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
JP4499268B2 (ja) * | 2000-10-05 | 2010-07-07 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置 |
KR100448046B1 (ko) * | 2000-12-05 | 2004-09-10 | 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 | 반사형 프린지 필드 구동 모드 액정 표시 장치 |
JP4088042B2 (ja) | 2001-01-16 | 2008-05-21 | 株式会社日立製作所 | 液晶表示装置 |
JP2003140136A (ja) * | 2001-05-01 | 2003-05-14 | Rohm Co Ltd | 液晶表示装置およびその光散乱用の面の形成方法 |
CN100419541C (zh) * | 2003-08-14 | 2008-09-17 | Lg化学株式会社 | 具有两个或更多的色散率值不同的c板的复合光补偿c板及其液晶显示器 |
US6917456B2 (en) * | 2003-12-09 | 2005-07-12 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Light modulator |
JP2005266390A (ja) * | 2004-03-19 | 2005-09-29 | Moric Co Ltd | 液晶表示装置 |
JP4372648B2 (ja) | 2004-09-13 | 2009-11-25 | シャープ株式会社 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
KR101201318B1 (ko) | 2005-12-08 | 2012-11-14 | 엘지디스플레이 주식회사 | 컬러필터기판 및 그 제조방법 |
TWI340846B (en) * | 2006-08-04 | 2011-04-21 | Au Optronics Corp | Pixel structure of a transflective liquid crystal panel having a single gap |
CN106569365B (zh) | 2016-10-28 | 2019-02-22 | 京东方科技集团股份有限公司 | 反射式显示器及其制备方法 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2924055B2 (ja) * | 1989-12-08 | 1999-07-26 | セイコーエプソン株式会社 | 反射型液晶表示素子 |
JPH04204820A (ja) * | 1990-11-30 | 1992-07-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 液晶表示パネル及びその製造方法並びに投写型表示装置 |
DE69321523T2 (de) * | 1992-06-26 | 1999-05-06 | Sharp K.K., Osaka | Reflektive Flüssigkristall-Anzeigevorrichtung |
JP2933805B2 (ja) * | 1992-09-30 | 1999-08-16 | シャープ株式会社 | 高分子分散型液晶複合膜および液晶表示素子並びにその製造方法 |
JP2812851B2 (ja) * | 1993-03-24 | 1998-10-22 | シャープ株式会社 | 反射型液晶表示装置 |
JPH06317795A (ja) * | 1993-05-06 | 1994-11-15 | Fujitsu Ltd | 液晶表示装置 |
US5460748A (en) * | 1993-06-02 | 1995-10-24 | Nippon Oil Company, Limited | Liquid crystalline polymer film, process for producing same, and utilization thereof |
JPH0728054A (ja) * | 1993-07-09 | 1995-01-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 反射型液晶表示装置 |
KR0148391B1 (ko) * | 1993-08-31 | 1998-11-16 | 박경팔 | 액정표시소자 |
JPH07218905A (ja) * | 1994-02-02 | 1995-08-18 | Seiko Epson Corp | 表示素子及びこれを用いた表示装置 |
JP2930517B2 (ja) * | 1994-02-03 | 1999-08-03 | シャープ株式会社 | 反射型液晶表示装置の製造方法 |
JP3310461B2 (ja) * | 1994-06-14 | 2002-08-05 | シャープ株式会社 | 重合性化合物およびそれを用いた液晶表示素子 |
JPH0892560A (ja) * | 1994-07-26 | 1996-04-09 | Canon Inc | 液晶組成物、これを用いた液晶素子、液晶装置及び表示方法 |
JPH08190086A (ja) * | 1995-01-12 | 1996-07-23 | Dainippon Ink & Chem Inc | 液晶表示素子及びこれを用いた表示装置 |
JP3256407B2 (ja) * | 1995-05-19 | 2002-02-12 | シャープ株式会社 | 反射型カラー液晶表示装置 |
JPH0961790A (ja) * | 1995-08-30 | 1997-03-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 表示装置の駆動方法 |
JP3351945B2 (ja) * | 1995-12-18 | 2002-12-03 | シャープ株式会社 | 反射型液晶表示装置 |
KR100268006B1 (ko) * | 1997-05-22 | 2000-10-16 | 구본준 | 액정표시소자용반사판의제조방법 |
-
1997
- 1997-02-26 JP JP04179597A patent/JP3310569B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-02-25 US US09/030,154 patent/US6072553A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10239669A (ja) | 1998-09-11 |
US6072553A (en) | 2000-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5684551A (en) | Reflective type liquid crystal display device with phase compensator and reflector with undulating surface | |
US6351298B1 (en) | Reflective type liquid crystal display device | |
US5889570A (en) | Reflection--type liquid crystal displaying device | |
JP3301219B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3310569B2 (ja) | 反射型液晶表示装置 | |
JP2771392B2 (ja) | 反射型液晶表示装置 | |
JP2000066195A (ja) | 反射型液晶表示素子 | |
JP2892913B2 (ja) | 反射型液晶表示装置 | |
EP0982623B1 (en) | Reflection type liquid crystal display device | |
JP3172706B2 (ja) | 反射型液晶表示素子 | |
JP3322397B2 (ja) | 積層位相差板 | |
US20020005930A1 (en) | A liquid crystal layer including a dichroic dye | |
JP3367853B2 (ja) | 反射型液晶表示装置 | |
JP3267861B2 (ja) | 反射型液晶表示素子及びその製造方法 | |
JP3526250B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3340073B2 (ja) | カラー液晶表示装置 | |
JP2000029021A (ja) | 反射型液晶表示装置 | |
JPH09211496A (ja) | 反射型ゲストホスト液晶表示装置 | |
JPH0749485A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP3219733B2 (ja) | 反射型液晶表示素子 | |
JP2000111912A (ja) | 反射型液晶表示素子 | |
JPH10186359A (ja) | 反射型液晶表示装置 | |
JP3074123B2 (ja) | 液晶表示素子 | |
JPH11119215A (ja) | 反射型液晶表示素子 | |
JPH08106105A (ja) | 液晶表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080524 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130524 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |