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JP3389735B2 - 嵩高性に優れた人工毛髪用繊維 - Google Patents

嵩高性に優れた人工毛髪用繊維

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JP3389735B2
JP3389735B2 JP11177995A JP11177995A JP3389735B2 JP 3389735 B2 JP3389735 B2 JP 3389735B2 JP 11177995 A JP11177995 A JP 11177995A JP 11177995 A JP11177995 A JP 11177995A JP 3389735 B2 JP3389735 B2 JP 3389735B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、かつら、ヘアピース、
ブレード、エクステンションヘアー、或いはドールヘア
ー等の頭髪装飾用として用いられる、ソフトで嵩高性に
優れた人工毛髪用繊維に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に人工毛髪用に使用される合成繊維
としては、モダクリル繊維、塩化ビニル繊維、塩化ビニ
リデン繊維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維等があ
る。従来、これらの繊維を用いて、かつら、ヘアピース
等の商品に加工した場合、ソフトであることを追求する
と、塩化ビニル等の比重の大きな繊維を選択し、又、嵩
高性が必要な場合にはモダクリル繊維等の比重の小さな
繊維を選択するといった具合に、繊維の使い分けが必要
であった。更に、これらの繊維の使い分けの煩雑さを少
しでも解消するために、繊維の断面形状の改良がなされ
ている。例えば、特開昭55−76102号では、略星
形やまゆ型等の断面によって人毛に近い性質を出すこと
が提案されているが、一般的に、円形に近い充実した断
面形状を用いると、ソフト感やストレートスタイルには
好適であるが、嵩高性の必要なブレード商品には適さな
い。
【0003】嵩高でボリューム感に富む商品を得ること
ができる人工毛髪用繊維としては、実開昭56−429
80号(実公昭58−37961号)で、断面形状の改
良により嵩高性を向上させうる繊維が提案されている
が、これは、三叉状Y字形断面であり、これにより、あ
る程度の嵩高性は得られたが、中央部分から突き出る部
分が略矩形であって感触がやや硬い繊維となったりし
て、これでは、頭髪装飾用としてのソフト感と嵩高性と
の両方を同時に満足するには必ずしも充分ではないこと
が分かった。更に、実開昭58−65316号(実公昭
63−48652号)では、断面が中心から放射状に配
列した3〜6個のT字型突起により構成され各突起先端
部が両隣りの突起先端部と接触した中空断面により嵩高
性を出した繊維を提案している。しかしながら、このよ
うな中空形状の繊維を用いると、嵩高効果は良くとも、
曲げ剛性が強いために触感が硬めの商品となるという問
題を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者ら
は、人毛のようなソフトな感触を持たせつつ、なおかつ
嵩高性を向上させるために鋭意検討の結果、本発明を完
成するに至った。即ち本発明の目的は、従来よりも嵩高
性を向上し且つソフトな感触を付与した人工毛髪用繊維
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の人工毛髪用繊維は、合成繊維からなる人
工毛髪用繊維であって、捲縮前の見かけの嵩比重が0.
1〜0.2の範囲にあって、断面形状が、1つの連結部
から少なくとも三方へ突出部を有し、且つ繊維表面が長
さ方向にその一部又は全部が開放された異形断面形状で
あり、且つ前記突出部が前記連結部から先端部に向かっ
て徐々に幅が小さくなるテーパー状で、先端部までの長
さRの二分の一より先端に近い部分でくびれていること
を特徴とする。
【0006】ここで、捲縮前の見かけの嵩比重とは、以
下の条件により測定されるものである。即ち、捲縮前の
繊維束を正確に1mに切り揃え、200gを計り取り
(総繊度=180万デニール)繊維束Fとする。この繊
維束Fを、図1(イ)に示すような、長さ(L)×幅
(W)=30cm×6cmで両端が開放された溝を有す
る溝状容器1に静置し、上から溝と同寸法の薄板2を静
かに置いて、0.25g/cm2 の荷重をかけ、1分間
経過後の溝状容器1内にある繊維束Fの比重E0 を捲縮
前の見かけの嵩比重とし、次式(1)により求められ
る。
【0007】E0 =60/(180×H) (1)
【0008】尚、式(1)中、Hは図1(ロ)に示す溝
状容器1の内側底辺から薄板2下面までの高さ(cm)
である。
【0009】次に、請求項2の人工毛髪用繊維は、請求
項1に記載の人工毛髪用繊維であって、捲縮後の見かけ
の嵩比重が0.02〜0.05の範囲にあることを特徴
とする。
【0010】ここで、捲縮後の見かけの嵩比重とは、捲
縮前の繊維束から100gを計り取り(総繊度=90万
デニール)、該繊維束に捲縮を付与し、更に均一になる
ように櫛等で繊維束を充分整条した後、繊維の軸方向1
00mmの間に、互いに隣接する山の高さと谷の深さと
の合計の平均が5〜8mmである捲縮形状を山と谷との
繰り返し単位で5〜10個の捲縮となるように調整して
なる繊維束F’を、捲縮前の見かけの嵩比重測定と同様
に図1(イ)に示す容器1に静置し、上から溝と同寸法
の薄板2を静かに置いて、0.25g/cm2 の荷重を
かけ、1分間経過後の高さH(図1(ロ)に示す溝状容
器1の内側底辺から薄板2下面までの高さ(cm))を
測定し、その後、溝状容器1からはみ出した繊維束部分
を切り落とし、容器内に残っている繊維束の重量G
(g)を測定する。繊維束F’の比重E1 を捲縮後の見
かけの嵩比重とし、次式(2)により求められる。
【0011】E1 =G/(180×H) (2)
【0012】請求項3に係る人工毛髪用繊維は、請求項
1又は請求項2に係る人工毛髪用繊維であって、合成繊
維の単糸繊度が25〜75デニールのものである。
【0013】請求項4に係る人工毛髪用繊維は、請求項
1〜請求項3に係る人工毛髪用繊維であって、合成繊維
の断面形状が、1つの中央連結部から三方へ突出部を有
する略Y字形状のものである。
【0014】更に、請求項5では、請求項1〜請求項4
に係る人工毛髪用繊維を、かつら、ヘアピース、ブレー
ト、エスクテンションヘアー等の頭髪装飾用として用い
るというものである。
【0015】本発明の人工毛髪用繊維を構成する合成繊
維としては、モダクリル系、塩化ビニル系、塩化ビニリ
デン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリオレフィ
ン系等、特に限定されるものではないが、目的とするソ
フトで嵩高性に優れた品質を得るには、ヤング率の比較
的小さいモダクリル系繊維、塩化ビニル系繊維等が捲縮
を付与したりする加工性やソフト感の上で適しており、
更に、優れた嵩高性を得る点については、ポリマー比重
の小さいモダクリル系繊維がより好ましい。ポリプロピ
レン等のポリオレフィン系繊維は、頭髪装飾用として用
いる場合は、商品の取扱い上ポリエステル系、ポリアミ
ド系等とともに難燃性の付与が好ましいが、ポリマー比
重の点においてはポリオレフィン系繊維が優れており、
目的とする嵩比重を得やすい。
【0016】本発明でいう、断面形状が1つの連結部か
ら少なくとも三方へ突出部を有し、且つ繊維表面が長さ
方向にその一部又は全部が開放された異形断面形状と
は、例えば図2(ア)〜(ウ)に示すような断面T型、
Y型、X型等の中心から放射状の突出部を有し繊維の長
さ方向に繊維表面の全部が開放された形状のものに加え
て、図2(エ)や(オ)に示すように、突出部の先端部
が互いに接合した中空部分を有し繊維表面の一部のみが
開放された形状も含まれるが、これらの図1(エ)や
(オ)の如く中空部分を有するものは、嵩高性の面では
優れるが、繊維が硬くなる傾向にあり、本発明の目的と
する、嵩高性に優れ且つソフト感に優れた繊維を得るた
めには、図2(ア)〜(ウ)の如く、全ての突出部と突
出部との間が開放された形状がより好ましい。又、前記
突出部の数は、1つの連結部から少なくとも三方に突出
している形状であればよいが、七方以上に突出部を有す
る形状となるとポリマー比重の大きな繊維では嵩高性に
乏しくなるために、突出部は三方〜六方が好ましく、更
に好ましくは、三方〜四方である。
【0017】又、この突出部の形状としては、中央連結
部から突出部の先端へ向かうにつれて、突出部の幅は一
定でなくとも良く、先端部に向かって徐々に幅が小さく
なるテーパー状の形が好ましい。更に、突出部の先端部
までの長さRの二分の一より先端に近い部分で最もくび
れており、そこから先端部に向かって徐々に幅が大きく
なる形状が好ましい。更に、例えば図3に示すように、
中央連結部から三方へ突出部を有し、繊維長さ方向に繊
維表面の全部が開放されており、且つ前記突出部の少な
くとも1つが、前記中央連結部の中心から当該突出部先
端部までの長さRの二分の一より先端に近い部分で最も
くびれており、この最もくびれた部分より先端寄りの部
分のうちで最も幅広な部分の幅W1 と前記最もくびれた
部分の幅W2 との比W1 /W2 が1.05〜2.0の範
囲内であり、且つ前記突出部先端部までの長さRと前記
最もくびれた部分より先端寄りの部分のうちで最も幅広
な部分の幅W1 との比R/W1 が1.10〜5.0の範
囲となるような断面形状とすることが好ましい。即ち、
三方への突出部の少なくとも一つは、従来のような矩形
状ではなく、くびれていることが好ましい。このように
突出部にくびれを有する断面形状とすることで、所定の
嵩比重を有し、従来よりもソフトで嵩高性に優れた繊維
とすることができる。
【0018】前記のように、W1 /W2 とR/W1 の範
囲は、それぞれ1.05〜2.0及び1.10〜5.0
が好ましいが、より好ましくはW1 /W2 は1.05〜
1.5の範囲であり、R/W1 は2.0〜4.0の範囲
である。W1 /W2 が1.05より小さい場合には、合
繊繊維の種類によっては、先端の細い部分が多くなるた
め、捲縮加工等で割れやすくなることがあり、逆に2.
0より大きくなると、断面全体の大きさのバランスが崩
れ、最もくびれた部分の幅W2 が極端に細くなるため、
繊維の製造の段階で割れやすいという問題が起こること
があり、目標とする嵩高性が達成されなくなることがあ
る。又、R/W1 が1.10より小さい場合は、突出部
としての面積効果がなくなることがあり、逆に5.0よ
り大きい場合には、突出部全体の幅が小さくなりすぎる
ために、屈曲したりして目標とする嵩高性が達成できな
いことがある。
【0019】尚、前記繊維断面における中央連結部の中
心とは、図3に示すように、繊維断面における中央連結
部の内接円の中心Oをいい、突出部の先端部とは突出部
における前記中央連結部の中心Oから最も離れた点A1
〜A3 をいう。又、突出部の最もくびれた部分より先端
寄りの部分のうちで最も幅広な部分の幅W1 、及び最も
くびれた部分の幅W2 とは、中央連結部の中心Oと各突
出部の先端A1 〜A3とを結ぶ直線と直交する方向にお
ける各部の幅W11〜W13、W21〜W23をいう。
【0020】更に、前記突出部の少なくとも2つが、前
記中央連結部の中心から当該突出部先端部までの長さR
の二分の一より先端に近い部分で最もくびれており、か
つ最もくびれた部分より先端寄りの部分のうちで最も幅
広な部分の幅W1 の最大値W1maxと最小値W1minとの比
W1max/W1minは1.05〜1.7、又、中央連結部の
中心から各突出部先端部までの長さRの最大値Rmax と
最小値Rmin との比Rmax /Rmin が1.05〜1.5
の範囲であることがより好ましい。
【0021】ここで、突出部の最もくびれた部分より先
端寄りの部分のうちで最も幅広な部分の幅W1 の最大値
W1maxと最小値W1minとは、例えば、図3に示した繊維
断面中の各突出部における最もくびれた部分より先端寄
りの部分のうちで最も幅広な部分の幅W11〜W13のうち
で最大の値と最小の値をいい、連結部の中心から突出部
先端部までの長さRの最大値Rmax と最小値Rmin と
は、連結部の中心Oから各突出部の先端部A1 〜A3
での長さR1 〜R3 のうちの最大値と最小値をいう。
【0022】以上、好ましい例として図3に示した中央
連結部から三方へ突出部を有する繊維断面について述べ
たが、更に、図4に示すように、中央連結部から四方へ
突出部を有する繊維断面にも好ましい形状がある。即
ち、中央連結部から四方へ突出部を有し、繊維長さ方向
に繊維表面の全部が開放されており、且つ前記突出部の
少なくとも1つが、前記中央連結部の中心から当該突出
部先端部までの長さRの二分の一より先端に近い部分で
最もくびれており、この最もくびれた部分より先端寄り
の部分のうちで最も幅広な部分の幅W1 と前記最もくび
れた部分の幅W2との比W1 /W2 が1.05〜2.0
の範囲内であり、且つ前記突出部先端部までの長さRと
前記最もくびれた部分より先端寄りの部分のうちで最も
幅広な部分の幅W1 との比R/W1 が1.10〜5.0
の範囲となるような断面形状とすることが好ましい。W
1 /W2 とR/W1 の範囲は、それぞれ1.05〜2.
0及び1.10〜5.0が好ましいが、より好ましくは
W1 /W2 は1.05〜1.5の範囲であり、R/W1
は2.0〜4.0の範囲である。
【0023】尚、前記繊維断面における中央連結部の中
心とは、図4に示すように、繊維断面における中央連結
部の内接円の中心Oをいい、突出部の先端部とは突出部
における前記中央連結部の中心Oから最も離れた点A1
〜A4 をいう。又、突出部の最もくびれた部分より先端
寄りの部分のうちで最も幅広な部分の幅W1 、及び最も
くびれた部分の幅W2 とは、中央連結部の中心Oと各突
出部の先端A1 〜A4とを結ぶ直線と直交する方向にお
ける各部の幅W11〜W14、W21〜W24をいう。
【0024】更に、前記突出部の少なくとも2つが、前
記中央連結部の中心から当該突出部先端部までの長さR
の二分の一より先端に近い部分で最もくびれており、か
つ最もくびれた部分より先端寄りの部分のうちで最も幅
広な部分の幅W1 の最大値W1maxと最小値W1minとの比
W1max/W1minは1.05〜1.7、又、中央連結部の
中心から各突出部先端部までの長さRの最大値Rmax と
最小値Rmin との比Rmax /Rmin が1.05〜1.5
の範囲であることがより好ましい。
【0025】ここで、突出部の最もくびれた部分より先
端寄りの部分のうちで最も幅広な部分の幅W1 の最大値
W1maxと最小値W1minとは、例えば、図4に示した繊維
断面中の各突出部における最もくびれた部分より先端寄
りの部分のうちで最も幅広な部分の幅W11〜W14のうち
で最大の値と最小の値をいい、連結部の中心から突出部
先端部までの長さRの最大値Rmax と最小値Rmin と
は、連結部の中心Oから各突出部の先端部A1 〜A4
での長さR1 〜R4 のうちの最大値と最小値をいう。
【0026】本発明の人工毛髪用繊維を製造する際に用
いられる紡糸ノズルは、上記のような繊維の断面形状が
得られる、例えば、Y字形、T字形、十字形、星形等の
形状のノズルが選択される。更に、前記のような、突出
部が連結部の中心から当該突出部先端部までの長さRの
二分の一より先端に近い部分で最もくびれており、この
最もくびれた部分より先端寄りの部分のうちで最も幅広
な部分の幅W1 と前記最もくびれた部分の幅W2 との比
W1 /W2 、及び、前記突出部先端部までの長さRと前
記最もくびれた部分より先端寄りの部分のうちで最も幅
広な部分の幅W1 との比R/W1 が上記のような範囲で
ある断面形状の繊維を得るためには、例えば、溶融紡糸
法や乾式紡糸法を用いる場合であれば、目的とする繊維
の断面形状にほぼ近い孔形状の紡糸ノズルを用いること
が望ましく、又、湿式紡糸法による場合も同様である
が、例えばモダクリル繊維を作る湿式紡糸法の場合は必
ずしも目的とする繊維の断面形状通りの孔形状である必
要はなく、中央連結部からの突出部分にくびれの無いノ
ズル孔形状を用いた場合でも紡糸ドラフトを高めにする
ことで、上記のように突出部にくびれを有する断面形状
の繊維を得ることができる。
【0027】更に、本発明の繊維を得るための紡糸条件
には特に限定はないが、目的とする嵩高性を得るための
断面形状を達成すべく条件は、紡糸方法に合った最適な
条件を定めておくことは必要である。最も好ましい素材
のモダクリル系繊維を例にとれば、例えば略Y字形状の
紡糸ノズルを用いた際の紡糸ドラフトは少なくとも1.
0以上とすることが好ましく、更に好ましくは1.1〜
1.7の範囲、特に好ましくは1.1〜1.5の範囲で
ある。
【0028】本発明で繊維に捲縮を付与する方法として
は、ギヤークリンプ法やスタフィングボックス法等があ
るが、頭髪装飾用繊維として、必要最低限の捲縮形状を
付与すれば良く、ギアークリンプ法が作業性等の点から
好ましい。又、その場合のギヤーの形状や加工条件等
は、繊維ポリマーの種類によって適宜選択すればよい
が、捲縮形状としては、櫛等で充分に繊維束を整条した
後の段階で、繊維の軸方向100mmの間に、互いに隣
接する山の高さと谷の深さとの合計の平均が5〜8mm
である捲縮形状を山と谷との繰り返し単位で5〜10個
となるように付与することで、本発明でいう捲縮後の見
かけ嵩比重0.02〜0.05を達成することができ
る。又、ポリマーの種類によっては、櫛等で繊維束を整
条することによって捲縮形状が緩やかになる(山の高さ
と谷の深さの合計の平均及び山と谷との繰り返し単位数
が減少する)場合があるので、捲縮を付与する段階で
は、互いに隣接する山の高さと谷の深さとの合計の平均
は5〜12mmで、山と谷との繰り返し単位は5〜15
個となるように上限範囲を拡大するのが望ましい。しか
し、前記山と谷との繰り返し単位の個数が多くなりすぎ
ると、嵩高性は良くなるものの、その分長さのロスは大
きくなり、更にボリュームがあり過ぎて、スタイルのま
とまりが悪くなり、編みにくい等、加工性も低下する等
の問題が発生することがある。逆に、櫛等による整条後
に、この繰り返し単位が5個より少なくなると、嵩高性
が低下し、商品価値が薄くなることがあるため、前記5
個の繰り返し単位程度の捲縮形状が望ましい。
【0029】本発明の人工毛髪用繊維における単糸繊度
は25〜75デニールの範囲が望ましいが、ソフト感を
より強調するためには、25〜40デニールの範囲が更
に好ましい。
【0030】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。尚、特に断りのない限り、デニールはdと略号で表
示する。
【0031】<実施例1>アクリロニトリル49重量
%、塩化ビニル50重量%、スチレンスルホン酸ソーダ
1重量%からなる共重合体樹脂をアセトンに溶解して2
8重量%の紡糸原液とし、図5に示す、中央連結部から
三方へ突出した突出部の先端に膨出部を有する略Y字形
紡糸ノズルを通して30重量%アセトン水溶液中に紡糸
した。この時の紡糸ドラフトは1.5であった。この繊
維は、溶剤の残っている状態で2倍の延伸を施し、次い
で120℃で乾燥後、2.5倍の熱延伸を施し、更に乾
燥よりも高温度で乾熱処理を施した。得られた繊維は、
図10(ア)のような断面形状を有し、単繊維の繊度は3
2dであった。得られた繊維を束ねて総繊度180万d
とし、図1に示す測定容器にて、捲縮前の見かけの嵩比
重を測定したことろ、高さH=2.5cmであった(E
0 =0.13)。又、この繊維束の二分の一(90万
d)をギヤーピッチ=8mm、ギヤー深さ=5mmのク
リンプ加工機械を用いて、捲縮を付与した後、櫛で充分
整条し、見かけの嵩比重を前記と同様の測定容器で測定
したことろ、高さH=8.2cm、繊維束の重量G=3
3.5gであった(E1 =0.023)。又、前記測定
条件と同じ条件のクリンプ加工を施し整条した繊維束
を、代表的なブレードである5g×30段(レギュラー
サイズ)の三つ編み商品とし、ブレードとしての嵩高性
とソフト感について官能評価を行った。これらの結果を
表1及び表2に示した。
【0032】<比較例1>実施例1と同様の共重合体樹
脂をアセトンに溶解して28重量%の紡糸原液とし、図
6に示した中央連結部から三方へ矩形状突出部を有する
略Y字形紡糸ノズルを通して30重量%アセトン水溶液
中に紡糸した。この時の紡糸ドラフトは1.2であっ
た。この繊維を、実施例1と同様の方法で乾燥〜延伸〜
熱処理を施した。この繊維は、図10(ウ)に示すような
断面形状を有し、又、単繊維の繊度は45dであった。
得られた繊維を束ねて総繊度=180万dとし、図1に
示す測定容器にて、捲縮前の見かけの嵩比重を測定した
ところ、高さH=1.5cmであった(E0 =0.2
2)。又、この繊維束を実施例1と同様にしてクリンプ
加工機械を用いて、捲縮を付与し整条した後、同様の測
定容器にて見かけの嵩比重を測定したところ、高さH=
4.0cm、G=39gであった(E1 =0.05
4)。又、実施例1と同様にクリンプ加工を施し整条し
た繊維束を、代表的なブレードである5g×30段(レ
ギュラーサイズ)の三つ編み商品とし、ブレードとして
の嵩高性とソフト感について官能評価を行った。これら
の結果を表1及び表2に示した。
【0033】<比較例2>実施例1と同様の共重合体樹
脂をアセトンに溶解して28重量%の紡糸原液とし、図
7に示す略C形紡糸ノズルを通して30重量%アセトン
水溶液中に紡糸した。この時の紡糸ドラフトは1.2で
あった。この繊維は、実施例1と同様の方法で乾燥〜延
伸〜熱処理を施した。得られた繊維は図10(エ)に示す
ような断面形状を有し、単繊維の繊度は32dであっ
た。得られた繊維を束ねて総繊度=180万dとし、図
1に示す測定容器にて、捲縮前の見かけの嵩比重を測定
したところ、高さH=1.8cmであった(E0 =0.
19)。又、この繊維束を実施例1と同様にしてクリン
プ加工機械を用いて、捲縮を付与し整条した後、同様の
測定容器にて見かけの嵩比重を測定したところ、高さH
=7.5cm、G=44gであった(E1 =0.03
3)。又、実施例1と同様にクリンプ加工を施し整条し
た繊維束を、代表的なブレードである5g×30段(レ
ギュラーサイズ)の三つ編み商品とし、ブレードとして
の嵩高性とソフト感について官能評価を行った。これら
の結果を表1及び表2に示した。
【0034】<実施例2>実施例1と同様の共重合体樹
脂をアセトンに溶解して28重量%の紡糸原液とし、図
8に示す、中央連結部から四方へ突出した突出部の先端
に膨出部を有する略十字形紡糸ノズルを通して30重量
%アセトン水溶液に紡糸した。この時の紡糸ドラフトは
1.1であった。この繊維は、実施例1と同様の方法で
乾燥〜延伸〜熱処理を施した。得られた繊維は図10
(イ)に示すような断面形状を有し、単繊維の繊度は3
2dであった。得られた繊維を、束ねて総繊度=180
万dとし、図1に示す測定容器にて、捲縮前の見かけの
嵩比重を測定したことろ、高さH=1.7cmであった
(E0 =0.20)。又、この繊維束を実施例1と同様
にしてクリンプ加工機械を用いて捲縮を付与し整条した
後、見かけの嵩比重を測定したところ、高さH=4.5
cm、G=39.2gであった(E1 =0.048)。
又、実施例1と同様にクリンプ加工を施し整条した繊維
束を、代表的なブレードである5g×30段(レギュラ
ーサイズ)の三つ編み商品とし、ブレードとしての嵩高
性とソフト感について官能評価を行った。これらの結果
を表1及び表2に示した。
【0035】<比較例3>ポリプロピレン(MI(JI
S K7210によるメルトインデックス)=10g/
分)を溶融押し出し機にて、図9に示す紡糸ノズルを用
いて溶融紡糸した。紡糸温度は240〜265℃で、引
き取り速度は100m/minであった。得られた繊維
を更に4倍延伸し、単糸繊度40dの繊維を得た。この
繊維は図10(オ)に示すような断面形状を有していた。
得られた繊維を束ねて総繊度180万dとし、図1に示
す測定容器にて、捲縮前の見かけの嵩比重を測定したと
ころ、高さH=2.2cmであった(E0 =0.1
5)。又、この繊維束を実施例1と同様にしてクリンプ
加工機械を用いて、捲縮を付与し整条した後、同様の測
定容器で見かけの嵩比重を測定したところ、高さH=
6.0cm、G=38.6gであった(E1 =0.03
6)。又、実施例1と同様にクリンプ加工を施し整条し
た繊維束を、代表的なブレードである5g×30段(レ
ギュラーサイズ)の三つ編み商品とし、ブレードとして
の嵩高性とソフト感について官能評価を行った。これら
の結果を表1及び表2に示した。
【0036】<実施例3>ポリプロピレン(MI(JI
S K7210によるメルトインデックス)=10g/
分)を溶融押し出し機にて、図5に示す紡糸ノズルを用
いて溶融紡糸した。紡糸温度は240〜265℃で、引
き取り速度は100m/minであった。得られた繊維
を更に4倍延伸し、単糸繊度40dの繊維を得た。この
繊維は、図10(ア)に示すような断面形状を有してい
た。得られた繊維を束ねて総繊度180万dとし、図1
に示す測定容器にて、捲縮前の見かけの嵩比重を測定し
たところ、高さH=3.1cmであった(E0 =0.1
1)。又、この繊維束を実施例1と同様にしてクリンプ
加工機械を用いて、捲縮を付与し整条した後、同様の測
定容器で見かけの嵩比重を測定したところ、高さH=
8.9cm、G=33.5gであった(E1 =0.02
1)。又、実施例1と同様にクリンプ加工を施し整条し
た繊維束を、代表的なブレードである5g×30段(レ
ギュラーサイズ)の三つ編み商品とし、ブレードとして
の嵩高性とソフト感について官能評価を行った。これら
の結果を表1及び表2に示した。
【0037】<実施例4>極限粘度が0.53のポリエ
チレンテレフタレートを溶融押し出し機にて、図5に示
す紡糸ノズルを用いて溶融紡糸した。紡糸温度は270
〜285℃で、引き取り速度は100m/minであっ
た。得られた繊維を引き続き75℃熱水中で2倍延伸
し、更に熱水中で2.5倍延伸し140℃ヒーターロー
ルにて熱処理した。得られた繊維は、図10(ア)に示す
ような断面形状を有し、単繊維の繊度は32dであっ
た。得られた繊維を束ねて総繊度180万dとし、図1
に示す測定容器にて、捲縮前の見かけの嵩比重を測定し
たところ、高さH=1.75cmであった(E0 =0.
19)。又、この繊維束を実施例1と同様にしてクリン
プ加工機械を用いて、捲縮を付与し整条した後、同様の
測定容器で見かけの嵩比重を測定したところ、高さH=
5cm、G=45gであった(E1 =0.050)。
又、実施例1と同様にクリンプ加工を施し整条した繊維
束を、代表的なブレードである5g×30段(レギュラ
ーサイズ)の三つ編み商品とし、ブレードとしての嵩高
性とソフト感について官能評価を行った。これらの結果
を表1及び表2に示した。
【0038】
【表1】
【0039】
【表2】
【0040】
【発明の効果】本発明に係る人工毛髪用繊維は、捲縮前
の見かけの嵩比重が0.1〜0.2の範囲にあり、捲縮
整条後の見かけの嵩比重が0.02〜0.05の範囲に
あり、かつら、ヘアピース、ブレード、エクステンショ
ンヘアー、ドールヘアー等の頭髪装飾用として用いた時
に、ソフトで嵩高性に優れた製品を提供し得るものであ
り、特にヘアピース、ブレード等、嵩高性を必要とする
商品に対しては、非常に優れた効果を発揮するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 捲縮前の嵩比重を測定する方法を示す説明図
であり、(イ)は斜視図で(ロ)は測定時の断面図であ
る。
【図2】 (ア)〜(エ)は、いずれも本発明に係る繊
維の各種断面形状を示す断面説明図である。
【図3】 本発明に係る繊維の好ましい断面形状の寸法
説明図である。
【図4】 本発明に係る繊維の好ましい断面形状の寸法
説明図である。
【図5】 実施例1、3、4に用いた紡糸ノズルの断面
説明図である。
【図6】 比較例1に用いた紡糸ノズルの断面説明図で
ある。
【図7】 比較例2に用いた紡糸ノズルの断面説明図で
ある。
【図8】 実施例2に用いた紡糸ノズルの断面説明図で
ある。
【図9】 比較例3に用いた紡糸ノズルの断面説明図で
ある。
【図10】 実施例及び比較例で得られた繊維の断面説明
図であり、(ア)は実施例1、3、4、(イ)は実施例
2、(ウ)は比較例1、(エ)は比較例2、更に、
(オ)は比較例3で得られた繊維の断面説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西浦 浩一 兵庫県明石市西明石北町3−3−26− 107 (56)参考文献 特開 平2−53910(JP,A) 特開 平6−287801(JP,A) 特開 昭53−106825(JP,A) 特開 昭63−145409(JP,A) 特開 平8−296112(JP,A) 実開 昭63−78026(JP,U) 実開 昭56−42980(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01D 5/253 A41G 3/00 D01F 1/00 - 9/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成繊維からなる人工毛髪用繊維であっ
    て、捲縮前の見かけの嵩比重が0.1〜0.2の範囲に
    あって、断面形状が、1つの連結部から少なくとも三方
    へ突出部を有し、且つ繊維表面が長さ方向にその一部又
    は全部が開放された異形断面形状であり、且つ前記突出
    部が前記連結部から先端部に向かって徐々に幅が小さく
    なるテーパー状で、先端部までの長さRの二分の一より
    先端に近い部分でくびれていることを特徴とする嵩高性
    に優れた人工毛髪用繊維。
  2. 【請求項2】 捲縮後の見かけの嵩比重が0.02〜
    0.05の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載
    の人工毛髪用繊維。
  3. 【請求項3】 合成繊維の単糸繊度が25〜75デニー
    ルである請求項1又は請求項2に記載の人工毛髪用繊
    維。
  4. 【請求項4】 合成繊維の断面形状が、1つの連結部か
    ら三方へ突出部を有する略Y字形状である請求項1〜請
    求項3のいずれかに記載の人工毛髪用繊維。
  5. 【請求項5】 かつら、ヘアピース、ブレート、エスク
    テンションヘアー、ドールヘアー等の頭髪装飾用である
    請求項1〜請求項4のいずれかに記載の人工毛髪用繊
    維。
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