JP3359690B2 - 半導体回路の作製方法 - Google Patents
半導体回路の作製方法Info
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Description
FT)を複数個有する半導体回路およびその作製方法に
関するものである。本発明によって作製される薄膜トラ
ンジスタは、ガラス等の絶縁基板上、単結晶シリコン等
の半導体基板上、いずれにも形成される。特に本発明
は、モノリシック型アクティブマトリクス回路(液晶デ
ィスプレー等に使用される)のように、低速動作のマト
リクス回路と、それを駆動する高速動作の周辺回路を有
する半導体回路に関する。
(活性領域ともいう)を有する絶縁ゲイト型の半導体装
置の研究がなされている。特に、薄膜状の絶縁ゲイトト
ランジスタ、いわゆる薄膜トランジスタ(TFT)が熱
心に研究されている。これらは、透明な絶縁基板上に形
成され、マトリクス構造を有する液晶等の表示装置にお
いて、各画素の制御用に利用することや駆動回路に利用
することが目的であり、利用する半導体の材料・結晶状
態によって、アモルファスシリコンTFTや結晶性シリ
コンTFTというように区別されている。
動度は小さく、したがって、高速動作が要求されるTF
Tには利用できない。そこで、最近では、より高性能な
回路を作製するため結晶性シリコンTFTの研究・開発
が進められている。
電界移動度が大きく、したがって、高速動作が可能であ
る。結晶性シリコンでは、NMOSのTFTだけでな
く、PMOSのTFTも同様に得られるのでCMOS回
路を形成することが可能で、例えば、アクティブマトリ
クス方式の液晶表示装置においては、アクティブマトリ
クス部分のみならず、周辺回路(ドライバー等)をもC
MOSの結晶性TFTで構成する、いわゆるモノリシッ
ク構造を有するものが知られている。
プレーに用いられるモノリシックアクティブマトリクス
回路のブロック図を示す。基板7上には周辺ドライバー
回路として、列デコーダー1、行デコーダー2が設けら
れ、また、マトリクス領域3にはトランジスタとキャパ
シタからなる画素回路4が形成され、マトリクス領域と
周辺回路とは、配線5、6によって接続される。周辺回
路に用いるTFTは高速動作が、また、画素回路に用い
るTFTは低リーク電流が要求される。それらの特性は
物理的に矛盾するものであるが、同一基板上に同時に形
成することが求められていた。
FTは全て同じ様な特性を示す。例えば、結晶シリコン
を得るにはレーザーによる結晶化(レーザーアニール)
という手段を使用することができるが、レーザー結晶化
によって結晶化したシリコンでは、マトリクス領域のT
FTも周辺駆動回路領域のTFTも同じ様な特性であ
る。そこで、マトリクス領域は熱結晶化を採用し、周辺
駆動回路領域はレーザーによる結晶化を採用するという
方法が考えられるが、熱結晶化には、600℃で24時
間以上も長時間のアニールをするか、1000℃以上の
高温でのアニールが必要であった。前者では、スループ
ットが低下し、後者では基板が石英に限定されてしま
う。
答を与えんとするものであるが、そのためにプロセスが
複雑化し、歩留り低下やコスト上昇を招くことは望まし
くない。本発明の目的とするところは、高移動度が要求
されるTFTと低リーク電流が要求されるTFTという
2種類のTFTを最小限のプロセスの変更によって、量
産性を維持しつつ、容易に作り分けることにある。
実質的にアモルファス状態のシリコン被膜に微量の触媒
材料を添加することによって結晶化を促進させ、結晶化
温度を低下させ、結晶化時間を短縮できることが明らか
になった。触媒材料としては、ニッケル(Ni)、鉄
(Fe)、コバルト(Co)、白金(Pt)の単体、も
しくはそれらの珪化物等の化合物が適している。具体的
には、これらの触媒元素を有する膜、粒子、クラスター
等をアモルファスシリコン膜の下、もしくは上に密着し
て形成し、あるいはイオン注入法等の方法によってアモ
ルファスシリコン膜中にこれらの触媒元素を導入し、そ
の後、これを適当な温度、典型的には580℃以下の温
度で、また、8時間以内の短時間の熱アニールすること
によって結晶化させることができる。
ってアモルファスシリコン膜を形成する際には原料ガス
中に、また、スパッタリング等の物理的気相法でアモル
ファスシリコン膜を形成する際には、ターゲットや蒸着
源等の成膜材料中に、これらの触媒材料を添加しておい
てもよい。当然のことであるが、アニール温度が高いほ
ど結晶化時間は短いという関係がある。また、ニッケ
ル、鉄、コバルト、白金の濃度が大きいほど結晶化温度
が低く、結晶化時間が短いという関係がある。本発明人
の研究では、結晶化を進行させるには、これらのうちの
少なくとも1つの元素の濃度が1017cm-3またはそれ
以上、好ましくは5×1018cm-3以上存在することが
必要であることがわかった。
とっては好ましくない材料であるので、できるだけその
濃度が低いことが望まれる。本発明人の研究では、これ
らの触媒材料の濃度は合計して1×1020cm-3を越え
ないことが望まれる。特に、局所的(例えば粒界等)に
も1×1020cm-3を越えないことが望まれる。
度の速いTFT(アクティブマトリクスのドライバーT
FT等)を選択的に形成する一方、上記の触媒材料によ
る結晶化の特徴を生かして、その他の比較的速度の遅い
TFT(アクティブマトリクス回路の画素回路の低リー
クTFT等)に関しては、低温で短時間に結晶化させて
に用いることを特徴とする。この結果、低リーク電流と
高速動作という矛盾するトランジスタを有する回路を同
一基板上に同時に形成することができる。以下に実施例
を用いて、より詳細に本発明を説明する。
ラス基板上にアクティブマトリクスと、その周辺に駆動
回路を有する半導体回路に関するものである。図1に本
実施例の作製工程の断面図を示す。まず、基板(コーニ
ング7059)10上にスパッタリング法によって厚さ
2000Åの酸化珪素の下地膜11を形成した。さら
に、減圧CVD法によって、厚さ500〜1500Å、
例えば1500Åの真性(I型)のアモルファスシリコ
ン膜12を堆積した。連続して、スパッタリング法によ
って、厚さ5〜200Å、例えば20Åの珪化ニッケル
膜(化学式NiSix 、0.4≦x≦2.5、例えば、
x=2.0)13を形成した。(図1(A))
の領域の結晶化をおこなった。レーザーとしてはKrF
エキシマーレーザー(波長248nm、パルス幅20n
sec)を用いたが、その他のレーザー、例えば、Xe
Fエキシマーレーザー(波長353nm)、XeClエ
キシマーレーザー(波長308nm)、ArFエキシマ
ーレーザー(波長193nm)等を用いてもよい。レー
ザーのエネルギー密度は、200〜500mJ/c
m2 、例えば350mJ/cm2 とし、1か所につき2
〜10ショット、例えば2ショット照射した。レーザー
照射時に、基板を200〜450℃、例えば300℃に
加熱した。
化すべき領域(周辺回路領域)と熱結晶化で十分な領域
(マトリクス領域)はかなりの距離が存在するので、特
にフォトリソグラフィー工程は必要がなかった。
時間アニールして、レーザー照射されなかった領域(ア
クティブマトリクスの画素回路)を結晶化させた。この
結果、2種類の結晶シリコン領域12a、12bが得ら
れた。領域12aはレーザー結晶化工程によって電界移
動度が高く、一方、熱アニールで結晶化した領域12b
は低リーク電流であるという特徴を有していた。(図1
(B))
トリソグラフィー法によってパターニングし、島状シリ
コン領域14a(周辺駆動回路領域)および14b(マ
トリクス領域)を形成した。さらに、スパッタリング法
によって厚さ1000Åの酸化珪素膜15をゲイト絶縁
膜として堆積した。スパッタリングには、ターゲットと
して酸化珪素を用い、スパッタリング時の基板温度は2
00〜400℃、例えば350℃、スパッタリング雰囲
気は酸素とアルゴンで、アルゴン/酸素=0〜0.5、
例えば0.1以下とした。引き続いて、減圧CVD法に
よって、厚さ6000〜8000Å、例えば6000Å
のシリコン膜(0.1〜2%の燐を含む)を堆積した。
なお、この酸化珪素とシリコン膜の成膜工程は連続的に
おこなうことが望ましい。そして、シリコン膜をパター
ニングして、ゲイト電極16a、16b、16cを形成
した。(図1(C))
リコン領域にゲイト電極をマスクとして不純物(燐およ
びホウ素)を注入した。ドーピングガスとして、フォス
フィン(PH3 )およびジボラン(B2 H6 )を用い、
前者の場合は、加速電圧を60〜90kV、例えば80
kV、後者の場合は、40〜80kV、例えば65kV
とした。ドーズ量は1×1015〜8×1015cm-2、例
えば、燐を2×1015cm-2、ホウ素を5×1015とし
た。この結果、N型の不純物領域17a、P型の不純物
領域17bおよび17cが形成された。
物を活性化させた。レーザーとしてはKrFエキシマー
レーザー(波長248nm、パルス幅20nsec)を
用いたが、その他のレーザー、例えば、XeFエキシマ
ーレーザー(波長353nm)、XeClエキシマーレ
ーザー(波長308nm)、ArFエキシマーレーザー
(波長193nm)等を用いてもよい。レーザーのエネ
ルギー密度は、200〜400mJ/cm2 、例えば2
50mJ/cm2 とし、1か所につき2〜10ショッ
ト、例えば2ショット照射した。レーザー照射時に、基
板を200〜450℃に加熱してもよい。レーザーを照
射する代わりに、450〜500℃で2〜8時間アニー
ルしてもよい。こうして不純物領域17a〜17cを活
性化した。(図1(D))
を層間絶縁物としてプラズマCVD法によって形成し、
さらに、スパッタリング法によって厚さ500〜100
0Å、例えば800Åのインジウム錫酸化膜(ITO)
を形成し、これをパターニングして画素電極19を形成
した。次に層間絶縁物にコンタクトホールを形成して、
金属材料、例えば、窒化チタンとアルミニウムの多層膜
によって周辺駆動回路TFTの電極・配線20a、20
b、20c、マトリクス画素回路TFTの電極・配線2
0d、20eを形成した。最後に、1気圧の水素雰囲気
で350℃、30分のアニールをおこなった。以上の工
程によって半導体回路が完成した。(図1(E)) 得られたTFTの活性領域のニッケルの濃度を、2次イ
オン質量分析(SIMS)法によって測定したところ、
周辺駆動回路および画素回路ともに、1×1018〜5×
1018cm-3のニッケルが観測された。
の断面図を示す。基板(コーニング7059)21上
に、スパッタリング法によって、厚さ2000Åの酸化
珪素膜22を形成した。次に、減圧CVD法によって、
厚さ200〜1500Å、例えば500Åのアモルファ
スシリコン膜23を堆積した。そして、イオン注入法に
よってニッケルイオンを注入し、アモルファスシリコン
の表面にニッケルが1×1018〜2×1019cm-3、例
えば、5×1018cm-3だけ含まれるような領域24を
作製した。この領域24の深さは200〜500Åと
し、加速エネルギーはそれに合わせて最適なものを選択
した。(図2(A))
レーザー光を照射して、その領域の結晶化をおこなっ
た。レーザーとしてはKrFエキシマーレーザー(波長
248nm、パルス幅20nsec)を用いた。レーザ
ーのエネルギー密度は、200〜500mJ/cm2 、
例えば350mJ/cm2 とし、1か所につき2〜10
ショット、例えば2ショット照射した。レーザー照射時
に、基板を200〜450℃、例えば400℃に加熱し
た。さらに、還元雰囲気下、500℃で4時間アニール
して、レーザー照射されなかった領域のアモルファスシ
リコン膜を結晶化させた。この結晶化工程によって、2
種類の結晶シリコン23a、23bが得られた。(図2
(B))
て、島状シリコン領域26a(周辺駆動回路領域)およ
び26b(マトリクス画素回路領域)を形成した。さら
に、テトラ・エトキシ・シラン(Si(OC
2 H5 )4 、TEOS)と酸素を原料として、プラズマ
CVD法によってTFTのゲイト絶縁膜として、厚さ1
000Åの酸化珪素27を形成した。原料には、上記ガ
スに加えて、トリクロロエチレン(C2 HCl3 )を用
いた。成膜前にチャンバーに酸素を400SCCM流
し、基板温度300℃、全圧5Pa、RFパワー150
Wでプラズマを発生させ、この状態を10分保った。そ
の後、チャンバーに酸素300SCCM、TEOSを1
5SCCM、トリクロロエチレンを2SCCMを導入し
て、酸化珪素膜の成膜をおこなった。基板温度、RFパ
ワー、全圧は、それぞれ300℃、75W、5Paであ
った。成膜完了後、チャンバーに100Torrの水素
を導入し、350℃で35分の水素アニールをおこなっ
た。
厚さ6000〜8000Å、例えば6000Åのアルミ
ニウム膜(2%のシリコンを含む)を堆積した。アルミ
ニウムの代わりにタンタル、タングステン、チタン、モ
リブテンでもよい。なお、この酸化珪素27とアルミニ
ウム膜の成膜工程は連続的におこなうことが望ましい。
そして、アルミニウム膜をパターニングして、TFTの
ゲイト電極28a、28b、28cを形成した。さら
に、このアルミニウム配線の表面を陽極酸化して、表面
に酸化物層29a、29b、29cを形成した。陽極酸
化は、酒石酸の1〜5%エチレングリコール溶液中でお
こなった。得られた酸化物層の厚さは2000Åであっ
た。(図2(C))
リコン領域に不純物(燐)を注入した。ドーピングガス
として、フォスフィン(PH3 )を用い、加速電圧を6
0〜90kV、例えば80kVとした。ドーズ量は1×
1015〜8×1015cm-2、例えば、2×1015cm-2
とした。このようにしてN型の不純物領域30aを形成
した。さらに、今度は左側のTFT(Nチャネル型TF
T)をフォトレジストでマスクして、再び、プラズマド
ーピング法で右側の周辺回路領域TFT(PチャネルT
FT)およびマトリクス領域TFTのシリコン領域に不
純物(ホウ素)を注入した。ドーピングガスとして、ジ
ボラン(B2 H6 )を用い、加速電圧を50〜80k
V、例えば65kVとした。ドーズ量は1×1015〜8
×1015cm-2、例えば、先に注入された燐より多い5
×1015cm-2とした。このようにしてP型の不純物領
域30b、30cを形成した。
物の活性化をおこなった。レーザーとしてはKrFエキ
シマーレーザー(波長248nm、パルス幅20nse
c)を用いた。レーザーのエネルギー密度は、200〜
400mJ/cm2 、例えば250mJ/cm2 とし、
1か所につき2〜10ショット、例えば2ショット照射
した。(図2(D))
の酸化珪素膜31をTEOSを原料とするプラズマCV
D法によって形成し、さらに、スパッタリング法によっ
て、厚さ500〜1000Å、例えば800Åのインジ
ウム錫酸化膜(ITO)を堆積した。そして、これをエ
ッチングして画素電極32を形成した。さらに、層間絶
縁物31にコンタクトホールを形成して、金属材料、例
えば、窒化チタンとアルミニウムの多層膜によって周辺
ドライバー回路TFTのソース、ドレイン電極・配線3
3a、33b、33cおよび画素回路TFTの電極・配
線33d、33eを形成した。以上の工程によって半導
体回路が完成した。(図2(E))
イバー回路領域のTFTの特性は従来のレーザー結晶化
によって作製されたものとは何ら劣るところはなかっ
た。例えば、本実施例によって作成したシフトレジスタ
は、ドレイン電圧15Vで11MHz、17Vで16M
Hzの動作を確認できた。また、信頼性の試験において
も従来のものとの差を見出せなかった。さらに、マトリ
クス領域のTFT(画素回路)の特性に関しては、リー
ク電流は10-13 A以下であった。
作が可能な結晶性シリコンTFTを形成すると共に、低
リーク電流を特徴とする結晶性シリコンTFTを形成す
ることができた。この特徴は、両TFTの活性層の結晶
度に差を設けたからであって、具体的には、上記高速動
作が可能な結晶性シリコンTFTの結晶度と比べ、上記
低リーク電流を特徴とする結晶性シリコンTFTの結晶
度が低いために得られるものである。これを液晶ディス
プレーに応用した場合には、量産性の向上と特性の改善
が図られる。
ような低温、かつ、4時間という短時間でシリコンの結
晶化をおこなうことによっても、スループットを向上さ
せることができる。加えて、従来、600℃以上のプロ
セスを採用した場合にはガラス基板の縮みやソリが歩留
り低下の原因として問題となっていたが、本発明を利用
することによってそのような問題点は一気に解消され
た。
に処理できることを意味するものである。すなわち、大
面積基板を処理することによって、1枚の基板から多く
の半導体回路(マトリクス回路等)を切りだすことによ
って単価を大幅に低下させることができる。このように
本発明は工業上有益な発明である。
の構成例を示す。
ム)
Claims (10)
- 【請求項1】絶縁表面上にアモルファスシリコン膜を形
成し、 前記アモルファスシリコン膜に接して触媒元素を有する
物質を形成し、 前記アモルファスシリコン膜にレーザまたは強光を選択
的に照射して、前記レーザまたは強光が選択的に照射さ
れた領域を結晶化した後、熱アニールして、前記レーザ
または強光が照射されなかった領域を結晶化し、 前記レーザまたは強光が選択的に照射された領域、及び
前記レーザまたは強光が照射されなかった領域に、それ
ぞれ薄膜トランジスタの活性層を形成 することを特徴と
する半導体回路の作製方法。 - 【請求項2】絶縁表面上にアモルファスシリコン膜を形
成し、 前記アモルファスシリコン膜に触媒元素を導入し、 前記アモルファスシリコン膜にレーザまたは強光を選択
的に照射して、前記レーザまたは強光が選択的に照射さ
れた領域を結晶化した後、熱アニールして、前記レーザ
または強光が照射されなかった領域を結晶化し、 前記レーザまたは強光が選択的に照射された領域、及び
前記レーザまたは強光が照射されなかった領域に、それ
ぞれ薄膜トランジスタの活性層を形成 することを特徴と
する半導体回路の作製方法。 - 【請求項3】周辺ドライバー回路を構成する第1の薄膜
トランジスタと、アクティブマトリクス回路を構成する
第2の薄膜トランジスタとを有する半導体回路の作製方
法であって、絶縁表面を有する基板上にアモルファスシリコン膜を形
成し、 前記アモルファスシリコン膜に接して触媒元素を有する
物質を形成し、 前記アモルファスシリコン膜 にレーザまたは強光を選択
的に照射して、前記レーザまたは強光が選択的に照射さ
れた領域を結晶化した後、熱アニールして、前記レーザ
または強光が照射されなかった領域を結晶化し、 前記レーザまたは強光が選択的に照射された領域から前
記第1の薄膜トランジス タの活性層をパターニングし、 前記レーザまたは強光が照射されなかった領域から前記
第2の薄膜トランジスタの 活性層をパターニングするこ
とを特徴とする半導体回路の作製方法。 - 【請求項4】周辺ドライバー回路を構成する第1の薄膜
トランジスタと、アクティブマトリクス回路を構成する
第2の薄膜トランジスタとを有する半導体回路の作製方
法であって、絶縁表面を有する 基板上にアモルファスシリコン膜を形
成し、前記アモルファスシリコン膜 に触媒元素を導入し、前記アモルファスシリコン膜 にレーザまたは強光を選択
的に照射して、前記レーザまたは強光が選択的に照射さ
れた領域を結晶化した後、熱アニールして、前記レーザ
または強光が照射されなかった領域を結晶化し、 前記レーザまたは強光が選択的に照射された領域から前
記第1の薄膜トランジスタの活性層をパターニングし、 前記レーザまたは強光が照射されなかった領域から前記
第2の薄膜トランジスタの 活性層をパターニングするこ
とを特徴とする半導体回路の作製方法。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれか一項において、 前記熱アニールは580℃以下の温度で行われることを
特徴とする半導体回路の作製方法。 - 【請求項6】請求項2または4において、 前記触媒元素はイオン注入法により導入されることを特
徴とする半導体回路の作製方法。 - 【請求項7】請求項1乃至6のいずれか一項において、 前記触媒元素はニッケル、鉄、コバルトまたは白金であ
ることを特徴とする半導体回路の作製方法。 - 【請求項8】請求項1乃至7のいずれか一項において、
結晶化される前記アモルファスシリコン膜中の前記触媒
元素の濃度は1×1016cm-3以上に導入されることを
特徴とする半導体回路の作製方法。 - 【請求項9】請求項1乃至8のいずれか一項において、結晶化される前記アモルファスシリコン膜 中の前記触媒
元素の濃度は1×1020cm-3を越えずに導入されるこ
とを特徴とする半導体回路の作製方法。 - 【請求項10】請求項8または9において、 前記触媒元素の濃度は、2次イオン質量分析法によって
測定された値で定義されることを特徴とする半導体回路
の作製方法。
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Title |
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Yunosuke Kawazu,Low−Temperatutre Crystallization of Hydrogenated Ammorphous Silicon Induced by Nickel Silicide Form,Jpanese Journal of Applied Physics,Vol.29,No.12,P.2698−2704 |
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Publication number | Publication date |
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JPH06267988A (ja) | 1994-09-22 |
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