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JP3356228B2 - 被処理物の洗浄方法とその装置 - Google Patents

被処理物の洗浄方法とその装置

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JP3356228B2
JP3356228B2 JP34535893A JP34535893A JP3356228B2 JP 3356228 B2 JP3356228 B2 JP 3356228B2 JP 34535893 A JP34535893 A JP 34535893A JP 34535893 A JP34535893 A JP 34535893A JP 3356228 B2 JP3356228 B2 JP 3356228B2
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JP
Japan
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cleaning
liquid
holding
holding means
cleaning liquid
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Inventor
芳勝 志波
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に小物の被処理物を
洗浄するための方法と、この方法に適用される装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】オゾン層の破壊といった環境面で問題の
あるフロン溶剤やトリクロロエタン等を使用することな
く、油分の付着した被処理物を洗浄する方法や装置につ
いては近年多くの提案がなされている。
【0003】特開平4−256472号公報で提案され
た方法もその1つで、このものは、被処理物を油の沸点
より低い温度で加熱するとともに、その加熱温度よりも
沸点の低い液体を被処理物に撒布することによってその
表面に付着した油分を除去するようにしたものである。
【0004】ところがこのような洗浄方法では、被処理
物の表面に単に機械的に付着した油分等を除去すること
はできても、浸炭時の冷却の際に使用される粘性のきわ
めて高い油分等についてまでは満足に除去することがで
きないといった問題を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
主に浸炭処理を施した小物部品に強固に付着した油分を
確実に除去することのできる新たな洗浄方法とその装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明はこの
ような課題を達成するための洗浄方法、複数の被処理
物を一定方向に揃えて保持した保持手段を洗浄液中で揺
動させつつ、前記洗浄液中で前記被処理物に対しその保
持方向に向けて洗浄液を吐出させて洗浄する第一の洗浄
工程と、前記洗浄液中での洗浄後に、前記保持手段を大
気中に引き上げて前記被処理物に前記洗浄液を吹き付け
て洗浄する第二の洗浄工程と、第二の洗浄工程の終了後
に大気中で前記被洗浄物に防錆兼脱脂用の液を吹付ける
工程と、を備える。この方法に適した装置、複数の被
処理物を一定方向に揃えて保持する保持手段と、前記保
持手段を搬送経路に沿って配設された第1及び第2の洗
浄槽と、前記保持手段を前記第1の洗浄槽に浸漬させる
昇降手段と、前記昇降手段により前記保持手段を前記第
1の洗浄槽に収容されている洗浄液に浸漬し、かつ揺動
させた状態で前記洗浄液を前記保持手段の保持方向に吐
出する第1の液吐出手段と、前記昇降手段により前記保
持手段を前記第1の洗浄槽の洗浄液より上部に引き上げ
た状態で前記洗浄液を吹き付ける第2の液吐出手段と、
前記保持手段を前記第2の洗浄槽旋回させる旋回手段
と、前記保持手段の旋回状態の下で防錆兼脱脂用の液を
前記被処理物に吹付ける第3の液吐出手段と、を備え
る。
【0007】
【実施例】そこで以下に本発明の実施例について説明す
る。図1は本発明の一実施例をなす洗浄装置について示
したものである。
【0008】この洗浄装置は、大別して第1の洗浄槽1
0と第2の洗浄槽20及びこれらの洗浄槽10、20の
各上部室11、21を貫通して延びる被処理物搬送用の
コンベア30とによって構成されている。
【0009】つぎにこれらについてさらに説明を加える
と、第1、第2の各洗浄槽10、20は、上室11、2
1と下室12、22に区画形成され、さらに上室11、
21は、各開閉用シリンダ13、23、25によって開
閉操作されるシャッタ14、24、26により、被処理
物Wの搬出入口が閉塞されるように構成されている。
【0010】上記した第1の洗浄槽10は、搬入されて
きた被処理物Wをアルカリ性の洗浄液中に浸漬させた
上、これらに揺動を加えながら洗浄液を吹付けて洗浄を
行うようにしたもので、この槽10内には、被処理物W
をパレット31ごと支持してこれらを下室12へ移すた
めの篭15が昇降用シリンダ16により昇降自在に配設
され、さらにこの層10には、下室12と連通する洗浄
液層19が別設されていて、ポンプPを介してここから
送られてきた洗浄液を、上室11の一側に設けたノズル
17と、下室12の両側と前後と下方に設けた各ノズル
18s 、18s、18f 、18b、18u から被処理物
Wに向けて吐出するように構成されている。
【0011】これに対して第2の洗浄槽20は、第1の
洗浄槽10で洗浄処理した被処理物Wを防錆兼脱脂用の
液により脱脂と防錆処理を施すもので、この上室21に
は、パレット31ごと被処理物Wを保持する篭27がエ
アモータ28に駆動されて旋回動するよう配設され、ま
たこの上室21には、多数のノズル29が配設されてい
て、ポンプPを介して下室22から送られてきた防錆兼
脱脂用の液を被処理物Wの側面に吹付けるように構成さ
れている。
【0012】他方、図2、図3は被処理物Wを保持する
パレット31について示したもので、図2に示したパレ
ット31は、下枠の桟32に立設したスタッド33にギ
ヤ等の被処理物Wを縦向きに挿通保持するようにしたも
のであり、また図3に示したパレット31は、側枠に固
定した横桟34にギヤ等の被処理物Wを横向きに挿通保
持するようにしたものである。
【0013】つぎに、このように構成した装置を用いた
被処理物Wの洗浄方法について説明する。
【0014】浸炭処理を終えたギヤ等の多数の被処理物
W‥‥が図2に示したようなパレット31に縦向きに保
持されて第1の洗浄槽10のもとへ搬送されてくると、
第1の洗浄槽10は、開閉用シリンダ13を作動させ、
シャッタ14を開いて被処理物Wをパレット31ごと上
室11内に受入れる。
【0015】そして、このパレット31が上室11内に
位置している篭15の中に送り込まれると、つぎに昇降
用シリンダ16は、この篭15を下室12内に溜められ
た洗浄液の中に降下させるとともに、被処理物Wを浮か
せるようにその位置で上下動させ、また、これと同時に
図示しない制御回路は下ノズル18u に通じる電磁弁V
0 を開いて、洗浄液槽19内の液をポンプPにより下ノ
ズル18u から下室12内の液中に吐出させ、洗浄液を
強く攪拌しつつ、その一部を被処理物Wの軸孔及び外周
面に沿わせ、被処理物Wに加えた揺動作用とともにこれ
らの面に強固に付着している油分を確実に取除く。
【0016】このようにして所要時間の脱脂処理を終え
たら、つぎに篭15を上昇させてパレット31を上室1
1内に戻し、この状態のもとで、上室ノズル17に通じ
る電磁弁V17を開き、ノズル17からのアルカリ液を被
処理物Wに吹付けて、上昇時に表面に付着した液面上の
浮遊油分を洗い流す。
【0017】そして以上の処理を終えたら、つぎに境の
シャッタ24を開いてパレット31を隣接する第2の洗
浄槽20内に送り込み、ここでエアモータ28によりパ
レット31を回転させつつ上室21の一側に設けたノズ
ル29から防錆兼脱脂用の液を被処理物Wに吹付けて、
所要の脱脂処理と防錆処理を施した上、槽20外へと送
り出す。
【0018】ところで、以上は縦向きに保持した被処理
物Wに対する洗浄作用について説明したものであるが、
図3に示したように多数の被処理物Wを横向きに保持し
たような場合には、昇降用シリンダ16によって被処理
物Wに上下方向の揺動を加えるとともに、被処理物Wに
設けた孔の軸線方向に向く左右のノズル18S 、18S
からアルカリ液を強く吐出させ、その強い噴流を利用し
て被処理物Wを洗浄するようにすればよい。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、被処
理物を一定方向に揃えて保持した保持手段を洗浄液中で
揺動させながら、保持方向に吐出させた洗浄液により被
処理物を洗浄するようにしたので、特に小物の被処理物
に加えた揺動によりこれらを保持手段から遊離させた状
態にしつつ、その軸孔及び表面に洗浄液の強い噴流を当
てて、これらの部分に強固に付着した油分を確実に除去
することができる。
【0020】しかも、洗浄工程の終了後に防錆兼脱脂用
の液を吹付けるため、脱脂状態及び洗浄状態を維持にす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す装置の構成図である。
【図2】被処理物を縦に保持するパレットについて示し
た斜視図である。
【図3】被処理物を横に保持するパレットについて示し
た斜視図である。
【符号の説明】
10 第1の洗浄槽 11 上室 12 下室 16 昇降用シリンダ 17、18 ノズル 19 洗浄液槽 20 第2の洗浄槽 21 上室 22 下室 28 旋回用モータ 29 ノズル 31 パレット W 被処理物

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被処理物を一定方向に揃えて保持
    した保持手段を洗浄液中で揺動させつつ、前記洗浄液中
    で前記被処理物に対しその保持方向に向けて洗浄液を吐
    出させて洗浄する第一の洗浄工程と、前記洗浄液中での
    洗浄後に、前記保持手段を大気中に引き上げて前記被処
    理物に前記洗浄液を吹き付けて洗浄する第二の洗浄工程
    と、第二の洗浄工程の終了後に大気中で前記被洗浄物に
    防錆兼脱脂用の液を吹付ける工程と、からなる被処理物
    の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 複数の被処理物を一定方向に揃えて保持
    する保持手段と、前記保持手段を搬送経路に沿って配設
    された第1及び第2の洗浄槽と、前記保持手段を前記第
    1の洗浄槽に浸漬させる昇降手段と、前記昇降手段によ
    り前記保持手段を前記第1の洗浄槽に収容されている洗
    浄液に浸漬し、かつ揺動させた状態で前記洗浄液を前記
    保持手段の保持方向に吐出する第1の液吐出手段と、前
    記昇降手段により前記保持手段を前記第1の洗浄槽の洗
    浄液より上部に引き上げた状態で前記洗浄液を吹き付け
    る第2の液吐出手段と、前記保持手段を前記第2の洗浄
    槽で旋回させる旋回手段と、前記保持手段の旋回状態の
    下で防錆兼脱脂用の液を前記被処理物に吹付ける第3の
    液吐出手段と、を備えた被処理物の洗浄装置。
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