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JP3354068B2 - キャスター - Google Patents

キャスター

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Publication number
JP3354068B2
JP3354068B2 JP03535597A JP3535597A JP3354068B2 JP 3354068 B2 JP3354068 B2 JP 3354068B2 JP 03535597 A JP03535597 A JP 03535597A JP 3535597 A JP3535597 A JP 3535597A JP 3354068 B2 JP3354068 B2 JP 3354068B2
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JP
Japan
Prior art keywords
caster
article
hole
support member
mounting plate
Prior art date
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JP03535597A
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English (en)
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JPH10230702A (ja
Inventor
順一 小沢
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH10230702A publication Critical patent/JPH10230702A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、重量がある物品の
移動を容易にするために物品の底部に取り付けられて使
用されるキャスターに関する。
【0002】
【従来の技術】図3(a),(b),(c)は、従来の
キャスターの平面図、側面図、及び、正面図である。キ
ャスターは、一対の車輪51と、これらの車輪51の軸
52を回転自在に支持する支持部材53と、この支持部
材53を物品の底面に回転自在に取り付ける取付板54
と、車輪51の軸52を支持部材53に対して固定する
ロックレバー55から構成されている。
【0003】このキャスターを物品の底面に取り付ける
場合には、取付板54に形成された取付孔56にネジ5
7を挿通して物品の底面にねじ込んでいる。車輪51の
回転中心と取付板54に回転自在に取り付けられた支持
部材53の回転中心とはオフセットしているので、キャ
スターをネジ57により物品の底面に取り付ける際に、
車輪51や支持部材53が邪魔になることはない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、たとえば、
段差用キャスターのような支持部材の回転中心に対して
車輪の回転中心とは反対側に乗り越え用の突起が設けら
れているキャスターの場合には、この突起が邪魔になっ
て、通常のキャスターと同じサイズの取付板ではキャス
ターを取り付けることができない。このため、取付板の
直径を大きくしてネジを取り付けるときに別の部材が邪
魔にならないような位置に取付孔を形成する必要があ
る。
【0005】しかしながら、このように取付板の直径を
大きくするとキャスターが大型化すると共に段差用キャ
スター専用の取付板を用意しなればならないので、キャ
スターの製造コストが上昇するという問題が生じる。ま
た、取付孔の位置が変化すると、通常のキャスターに代
えて段差用キャスターをそのまま取り付けることができ
ないため、物品の底面に段差用キャスター用に専用のネ
ジ孔を形成しなければならず、装置全体の製造コストの
上昇を招くという問題があった。
【0006】そこで本発明は、キャスターの支持板に対
して車輪やその他の付属物が大きな場合でも、キャスタ
ーの物品への取り付けに支障が生じないようにすること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車輪と、この
車輪の軸を回転自在に支持する支持部材と、この支持部
材を物品の底面に回転自在に取り付ける取付板とを備
え、前記取付板に形成された取付孔を介してネジにより
物品に取り付けるようにしたキャスターにおいて、前記
支持部材或いは前記車輪にネジを挿通することができる
貫通孔或いは溝を形成したことを特徴とする。
【0008】
【実施例】図1(a),(b),(c)は、本発明が適
用された段差用キャスターの平面図、側面図、及び、A
−A線断面図である。図1に示されるキャスターは、一
対の車輪1と、これらの車輪1の軸2を回転自在に支持
する支持部材3と、この支持部材3を物品の底面に回転
自在に取り付ける取付板4と、車輪1の軸2を支持部材
3に対して固定するロックレバー5から構成されてい
る。取付板4は、図3に示される通常のキャスターで使
用される取付板と同じものであり、同じサイズを有して
おり、同じ位置に取付孔6が形成されている。
【0009】前記支持部材3は、取付板4に対して回転
自在に取り付けられる軸部3aと、この軸部3aと一体
的に形成され車輪1の外周を大部分にわたって覆うカバ
ー3bと、軸部3aと一体的に形成され車輪1とは反対
側に伸延する段差乗り越え用のテーパー状の突起部3c
とを備えている。
【0010】ここで本実施例においては、前記突起部3
cの軸部3a側の近傍には、垂直方向に伸延する貫通孔
3dを有する筒状部3eが突起部3cと一体的に形成さ
れている。貫通孔3dは、キャスターを物品の底面に固
定するためのネジ7及びこのネジ7を回すためのドライ
バ等の締付工具の軸が通過できる程度の内径を有してい
る。また、貫通孔3dは、三つの取付孔6を通る仮想円
と対応する位置に設けられている。
【0011】図1に示されるキャスターを物品の底面に
固定する際には、先ず、物品の底面に形成されたネジ孔
に、取付板4に形成された取付孔6の位置を合わせる。
次に、支持部材3を軸部3aを回転中心として回転させ
て、突起部3cの貫通孔3dが取付孔6の位置と一致す
るようにする。そして、この状態で貫通孔3dを通して
ネジ7を挿入し、取付板4の取付孔6を通して物品の底
面に形成されたネジ孔にネジ7をねじ込むことにより、
キャスターが物品の底面に固定される。
【0012】上述したように、図1に示す実施例におい
ては、支持部材3の突起部3cにネジ7を挿通するため
の貫通孔3dを設けたので、取付板4として通常のキャ
スターで使用する取付板と同じもの使用しながら、キャ
スターを物品の底面に固定することができる。なお、突
起部3cの形状によっては、貫通孔3dに代えて長溝を
形成してもよい。
【0013】図2は、本発明が適用された他の形式のキ
ャスターの平面図、側面図、及び、正面図である。図2
に示されるキャスターは、一対の車輪21と、これらの
車輪21の軸22を回転自在に支持する支持部材23
と、この支持部材23を物品の底面に回転自在に取り付
ける取付板24と、車輪21の軸22を支持部材23に
対して固定するロックレバー25から構成されている。
【0014】図2に示す実施例においては、車輪21の
側面に、取付板24を物品の底面に固定するネジ27が
通過できるような直線状の長溝21aが形成されてい
る。この長溝21aは、この長溝21aが垂直方向に伸
延するように車輪21が回転されたときに、長溝21a
が取付板24に形成された取付孔26を通過するような
位置に形成される。
【0015】図2に示されるキャスターを物品の底面に
固定する際には、先ず、物品の底面に形成されたネジ孔
に、取付板24に形成された取付孔26の位置を合わせ
る。次に、支持部材23を支持部材23の軸回りに回転
させると共に、車輪21を回転させて、長溝21aの延
長線が取付板24に形成された取付孔26を通過するよ
うにする。そして、この状態で長溝21aを通してネジ
27を挿入し、取付板24の取付孔26を通して物品の
底面に形成されたネジ孔にネジ27をねじ込むことによ
り、キャスターが物品の底面に固定される。
【0016】上述したように、図2に示す実施例におい
ては、車輪21の側面にネジ27を挿通するための長溝
21aを設けたので、車輪が大型化した場合でも、ネジ
の取り付け経路が車輪により塞がれることが無くなり、
取付板4として通常のキャスターで使用する取付板と同
じもの使用しながら、キャスターを物品の底面に固定す
ることができる。なお、長溝21aに代えて貫通孔を形
成するようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明においては、キャスターを構成す
る部品に、キャスターを物品に取り付けるネジを挿通す
る貫通孔或いは長溝を設けたので、取付板のサイズを小
型化することができる。また、通常のキャスターと別の
形態のキャスターとで共通の取付板を使用することがで
きるので、キャスターの製造コストを下げることができ
る。また更に、物品側のねじ孔を変更することなく通常
のキャスターに代えて別の形態のキャスターをそのまま
取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a),(b),(c)は、本発明が適用さ
れた段差用キャスターの平面図、側面図、及び、A−A
線断面図である。
【図2】 本発明が適用された他の形式おキャスターの
平面図、側面図、及び、正面図である。
【図3】 (a),(b),(c)は、従来のキャスタ
ーの平面図、側面図、及び、正面図である。
【符号の説明】
1…車輪、2…軸、3…支持部材、3a…軸部、3b…
カバー、3c…突起部、3d…貫通孔、3e…筒状部、
4…取付板、5…ロックレバー、6…取付孔、7…ネジ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪と、この車輪の軸を回転自在に支持
    する支持部材と、この支持部材を物品の底面に回転自在
    に取り付ける取付板とを備え、前記取付板に形成された
    取付孔を介してネジにより物品に取り付けるようにした
    キャスターにおいて、 前記支持部材にネジを挿通することができる貫通孔或い
    は溝を形成したことを特徴とするキャスター。
  2. 【請求項2】 前記支持部材には、段差乗り越え用のテ
    ーパー状の突起部が一体的に形成されており、前記貫通
    孔或いは溝は前記段差乗り越え用のテーパー状の突起部
    に形成されていることを特徴とする請求項1記載のキャ
    スター。
  3. 【請求項3】 車輪と、この車輪の軸を回転自在に支持
    する支持部材と、この支持部材を物品の底面に回転自在
    に取り付ける取付板とを備え、前記取付板に形成された
    取付孔を介してネジにより物品に取り付けるようにした
    キャスターにおいて、 前記車輪にネジを挿通することができる貫通孔或いは溝
    を形成したことを特徴とするキャスター。
JP03535597A 1997-02-19 1997-02-19 キャスター Expired - Fee Related JP3354068B2 (ja)

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