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JP3221684U - タイヤへの高圧気体充填装置 - Google Patents

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JP3221684U
JP3221684U JP2019001121U JP2019001121U JP3221684U JP 3221684 U JP3221684 U JP 3221684U JP 2019001121 U JP2019001121 U JP 2019001121U JP 2019001121 U JP2019001121 U JP 2019001121U JP 3221684 U JP3221684 U JP 3221684U
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芳彦 秋岡
芳彦 秋岡
泰夫 室▲崎▼
泰夫 室▲崎▼
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Abstract

【課題】複数本のタイヤに同時に空気を充填し、空気圧の均一化を極めて容易に効率よくできる高圧気体充填装置を提供する。
【解決手段】高圧気体充填装置は、少なくとも第1の排出用ポート11bと供給用ポート11aが連通する第1のポジションAと第1の排出用ポート11bと第2の排出用ポート11cと供給用ポート11aの3者がいずれとも連通していない第2のポジションBと第1および第2の排出用ポート11b,11cが連通する第3のポジションCに切り替え可能な切換弁11と、第1の排出ポート11bに接続された複数分岐する分岐用カプラー13と、分岐用カプラーにより複数分岐される他端にタイヤバルブ17aに装脱着されるクローズタイプで且つクリップオンタイプのエアーチャック16を装着したホース15を筐体内に収納して構成し、複数のタイヤに同時に均一に高圧気体を効率よく充填する。
【選択図】図1

Description

本考案は、自動車や単車や自転車等の各種車両に使用される複数本のタイヤに空気等の気体を均一に充填する高圧気体充填装置に関するものである。
従来より、空気等の気体をタイヤに充填する方法としては、図4に示すようにコンプレッサー1によって高圧にした空気等の気体を高圧ボンベ1aを介してタイヤ2の空気入れ口2aから入れる時、片手で空気入れ器具のタイヤエアーチャック3を押さえてエアーを所定のタイヤ圧に達したかを圧力計4で確認しつつ行うのが一般的であった。
なお、上述の従来の方法を改善するものとして、タイヤの気体圧を測定するセンサを用いることで、このセンサでタイヤの気体圧を測定し、所定の気体圧までのタイヤへの気体の充填をコンピューター制御により迅速に行うものも例えば特許文献1の記載のもののように考えられている。
特開平4−303004号公報
しかしながら、上述のようなタイヤへの空気等の高圧気体充填装置は、タイヤ1本ずつに、気体を充填するものであり、自動車のように前後輪の4本のタイヤに気体を充填する場合、4本のタイヤの気体圧を均一にすることは容易ではなかった。なお、車両によっては、前輪又は後輪の夫々2本のタイヤの気体圧を均一にすることを要求するものもあるが、1本ずつタイヤに高圧気体を充填する従来の方法では、充填効率も悪く、タイヤ相互の気体圧を均一にすることも容易ではなかった。
上記課題を解決するために、本考案のタイヤへの高圧気体充填装置では、少なくとも高圧気体の高圧ボンベが装着される供給用ポートと第1及び第2の排出用ポートが設けられるとともに、上記第1の排出用ポートと上記供給用ポートが連通する第1のポジションと上記第1の排出用ポートと上記第2の排出用ポートと上記供給用ポートの3者がいずれとも連通していない第2のポジションと上記第1および上記第2の排出用ポートが連通する第3のポジションに切り替え可能な上記高圧気体の電磁式の切換弁と、上記第2の排出用ポートに装着された排出量を抑制するサイレンサーと、上記切換弁の上記第1の排出ポートに接続された上記気体を複数分岐する分岐用カプラーと、この分岐用カプラーと上記第1の排出ポートとの間に接続された圧力計と、上記切換弁を第1、第2又は第3のポジションのいずれかに切換える切換えスイッチと、上記分岐用カプラーにより複数分岐接続されたホースの他端に夫々装着されるクローズタイプで且つクリップオンタイプのエアーチャックとからなり、上記切換弁と上記サイレンサーを中段仕切板上に、上記切換えスイッチと上記圧力計からなる操作部を上面傾斜面に設置するとともに、上記切換弁の上記第1の排出用ポートに接続された上記分岐用カプラーと上記クローズタイプで且つクリップオンタイプのエアーチャックを装着した上記ホースを底板上に収納する移動可能な筐体とでタイヤへの高圧気体充填装置を構成したものである。
また、更に上記筐体の側面四方に緩衝材を貼り付けて構成したものである。
本考案の高圧気体充填装置は、上記分岐用カプラーにより複数分岐接続されたホースの他端に夫々装着されたクローズタイプで且つクリップオンタイプエアーチャックを設け、これをタイヤのバルブに取付けて上記操作部で切換弁を操作して高圧気体のタイヤへの充填を行う構成としたので、複数のタイヤへの高圧の空気等の気体の充填を同時に行って充填作業の効率化を図るとともに、同時に充填したタイヤ圧のより均一化を図ることができるものである。
更に、第2の排出ポートに排出量を抑制するサイレンサーを装着したので、排出量スピードを抑制してタイヤ圧が過大であった時の減圧スピードを抑制して所定のタイヤ圧への調整を容易に行えるとともに、排出時の騒音の抑制も図れるものである。
更に、本考案の装置は、上記切換弁、分岐用カプラー等およびタイヤへの高圧気体の充填するためのクローズタイプで且つクリップオンタイプのエアーチャックを接続したホースを収納し、上面傾斜面に上記切換弁を操作する切換えスイッチからなる操作部を設けた筐体とで構成したことで、操作の容易性とともに、移動・運搬の容易な装置の提供を可能にしたものである。
また、上記筐体の側面四方に緩衝材を貼り付けて構成したものにあっては、本考案の装置の移動・運搬時の他の機材・車両等との接触・衝突による相互の損傷を防止・軽減するものである。
本考案のタイヤの高圧気体充填装置の一実施の形態の空圧回路の説明図。 同装置の斜視図。 同装置の側板を除去した内部配置を説明する図。 従来の高圧気体充填装置の空圧回路の説明図。
以下、本考案の高圧気体充填装置の一実施例を図1〜図3により説明する。
なお、高圧気体としては、窒素ガス等が燃費向上のために使われることもあるが、空気を充填する場合について説明する。
図1は本考案装置の実施例の空圧回路の説明図であり、図2は同装置の斜視図であり、図3は側板を除去した内部配置を説明する図である。
まず、図1の空圧回路の説明図により本考案装置を説明する。
10は高圧空気をタイヤへ充填する高圧気体充填装置であり、11は5ポート3ポジションを有する電磁式の切換弁(電磁弁)である。
この5ポートの中で3つのポートが、エアーコンプレッサ等の空気圧縮装置12で圧縮された高圧空気の高圧ボンベ12aが接続される供給用ポート11aと第1及び第2の排出用ポート11b、11cに設定されている。
更に、この切換弁11は、上記第1の排出用ポート11bと上記供給用ポート11aが連通する第1のポジションAと上記第1の排出用ポート11bと上記第2の排出用ポート11cと上記供給用ポート11aの3者がいずれとも連通していない第2のポジションBと上記第1および上記第2の排出用ポート11b、11cが連通する第3のポジションCに切り替えできるようになっている。
13は、上記切換弁11の上記第1の排出ポート11bに接続された上記気体を複数分岐する分岐用カプラーであり、14は、この分岐用カプラー13と上記第1の排出ポート11bとの間に接続された圧力計である。
15は、一端が上記分岐用カプラー13に複数分岐接続されたホースであり、16はこのホース15の他端に夫々接続されたクローズタイプで且つクリップオンタイプのエアーチャックであり、このエアーチャック16は夫々複数のタイヤ17のタイヤバルブ17aに装脱着されるものである。
更に、18は上記切換弁11の第2の排出ポート11cに接続されたサイレンサーである。
次に、図2及び図3により本装置の部品の配置の概要について説明すると、19は本装置を収納する薄板の鉄板で形成された筐体であり、19aは中段仕切板であり、19bは底板であり、19cは筐体19の側板19dの前後夫々に設けられた開口部であり、19eは底板下面四隅に装着されたキャスターであり、19fは上部傾斜面である。
同図によると、中段仕切板19a上に上記切換弁11及び端子台22が装着されている。
また、上部傾斜面19fには、上記圧力計14が設置されるとともに、上記切換弁11のポジションA、B、Cを任意に切換える切換えスイッチ20と、上記切換弁11と上記スイッチ20に接続された電源スイッチ21が設置され操作部23を形成している。(外部電源からの入力は、端子台22を経由して切換えスイッチ20、電源スイッチ21及び切換弁11に接続されているが、電気回路としては一般的な回路であるので説明は省略し、図3上の記載も省略する。)
また、底板19b上には上記切換弁11の上記第1の排出ポート11bに接続された上記気体を複数分岐する上記分岐用カプラー13と、一端がこの分岐用カプラー13に複数分岐接続され、他端にクリップオンタイプのエアーチャック16を装着したホース15を収納し、開口部19cからタイヤ17への高圧空気の充填時に上記ホース15を取り出し、充填終了後収納するようにして、本装置をコンパクトに構成している。
また、キャスター19eによって同装置の移動・搬送を容易にしている。
なお、24は筐体19の側面の四方に貼り付けられた緩衝材であり、筐体の側面にマグネットにより貼り付けられており、本装置の搬送・移動時における衝突・接触による損傷を防止するとともに、使用場所の状況にあわせて貼り付け位置を適宜変更可能としている。
次に、以上の構成の高圧気体充填装置の動作について説明する。
まず、操作部23の電源スイッチ21をONにし、切換えスイッチ20を操作して、切換弁11を第2のポジションBとし、第1の排出用ポート11bと第2の排出用ポート11cと上記供給用ポート11aの3者がいずれとも連通していない状態とする。
次に、複数のタイヤ17のタイヤバルブ17a夫々にエアーチャック16を装着する。
次に、上記切換えスイッチ20により、上記切換弁11を第1のポジションAに切換え、上記第1の排出用ポート11bと上記供給用ポート11aを連通し、高圧ボンベ12aからの高圧空気を分岐用カプラー13を介して複数のタイヤ17に充填し、操作部22の圧力計14で目的の空気圧に達したことを確認した時に上記切換えスイッチ20を操作して上記切換弁11を第2のポジションBに切換え、タイヤバルブ17aから夫々エアーチャック16を脱着し、同時に複数のタイヤ17への高圧空気の充填を終了するものである。
なお、タイヤ17への高圧空気の充填が目的の空気圧より過大となった時は、上記切換えスイッチ20を操作して上記切換弁11を第3のポジションCに切換え、上記第1および上記第2の排出用ポート11b、11cを連通して、タイヤ17の空気を上記第2排出用ポート11cから排出し、目的の空気圧まで減圧した後に、上記切換えスイッチ20により上記切換弁11を第2のポジションBに切り替えて、同時に複数のタイヤ17への高圧空気の充填を終了するものである。
以上のように、少なくとも3ポート3ポジションを有する切換弁11を用い、この切換弁11の第1の排出用ポート11bに分岐用カプラー13を接続してさらにこれに複数分岐接続されたホース15を用いることで複数本のタイヤに同時に高圧気体の充填をばらつきなく効率よく行えるものである。
また、本実施例の高圧気体充填装置においては、更に、上記切換弁11の第2の排出ポート11cにサイレンサー18を装着している。
このサイレンサー18は、上述したタイヤの空気圧の減圧時に、切換弁11をポジション3Cに切換えてタイヤ内の気体を上記第2の排出用ポート11cを介して放出して減圧するが、この時、このサイレンサー18を用いることで排出音の抑制とともに、排出量も抑制して上記切換えスイッチ20による減圧調整がより容易にできるようにしたものである。
なお、上記実施例においては、底板19bの下面にキャスター19eを装着し、装置の移動・搬送を容易にしているが、キャスター19eに代えて台車上に筐体19を載せることで装置の移動・搬送をより容易にすることも可能である。
また、 上記実施例においては詳述していないが、高圧ボンベ12aと切換弁11の供給ポート11a間、分岐用カプラー13とホース15間、分岐用カプラーと第1の排気用ボート間等の接続にガス用ホースに用いられるいわゆるカチットと言われている継手であるプラグとソケットをペアで適宜用いることで、接続が容易に行えるとともに、高圧ボンベと本装置を分離して容易に取り扱える等、本装置の利便性の向上が図れるものである。
以上の本考案の高圧気体充填装置は、複数本のタイヤへの高圧気体の充填を同時に均一に行えるので、乗用車や単車や自転車だけでなく、トラック等のタイヤの本数の多い車両においても、分岐カプラー以降の分岐本数をより多くするだけで、多くの車両のタイヤの気体圧を同時に効率よく均一に充填することができるものである。
10 高圧気体充填装置
11 切換弁
11a 供給用ポート
11b 第1の排出用ポート
11c 第2の排出用ポート
12a 高圧ボンベ
13 分岐用カプラー
14 圧力計
15 ホース
16 エアーチャック
17 タイヤ
17a タイヤバルブ
18 サイレンサー
19 筐体
19a 中段仕切板
19b 底板
19c 開口部
19f 上部傾斜面
20 切換えスイッチ
23 操作部

Claims (2)

  1. 少なくとも高圧気体の高圧ボンベが装着される供給用ポートと第1及び第2の排出用ポートが設けられるとともに、上記第1の排出用ポートと上記供給用ポートが連通する第1のポジションと上記第1の排出用ポートと上記第2の排出用ポートと上記供給用ポートの3者がいずれとも連通していない第2のポジションと上記第1および上記第2の排出用ポートが連通する第3のポジションに切り替え可能な上記高圧気体の電磁式の切換弁と、上記第2の排出用ポートに装着された排出量を抑制するサイレンサーと、上記切換弁の上記第1の排出ポートに接続された上記気体を複数分岐する分岐用カプラーと、この分岐用カプラーと上記第1の排出ポートとの間に接続された圧力計と、上記切換弁を第1、第2又は第3のポジションのいずれかに切換える切換えスイッチと、上記分岐用カプラーにより複数分岐接続されたホースの他端に夫々装着されるクローズタイプで且つクリップオンタイプのエアーチャックとからなり、上記切換弁と上記サイレンサーを中段仕切板上に、上記切換えスイッチと上記圧力計からなる操作部を上面傾斜面に設置するとともに、上記切換弁の上記第1の排出用ポートに接続された上記分岐用カプラーと上記クローズタイプで且つクリップオンタイプのエアーチャックを装着した上記ホースを底板上に収納する移動可能な筐体とで構成されるタイヤへの高圧気体充填装置。
  2. 上記筐体の側面四方に緩衝材を貼り付けてなる請求項1に記載のタイヤへの高圧気体充填装置。
JP2019001121U 2018-11-18 2019-03-11 タイヤへの高圧気体充填装置 Active JP3221684U (ja)

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