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JP3200910B2 - 連続シーン情報を記録可能なカメラ - Google Patents

連続シーン情報を記録可能なカメラ

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Publication number
JP3200910B2
JP3200910B2 JP01109192A JP1109192A JP3200910B2 JP 3200910 B2 JP3200910 B2 JP 3200910B2 JP 01109192 A JP01109192 A JP 01109192A JP 1109192 A JP1109192 A JP 1109192A JP 3200910 B2 JP3200910 B2 JP 3200910B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shooting
frame
continuous scene
time
continuous
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP01109192A
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English (en)
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JPH05204027A (ja
Inventor
勤 若林
朗 江沢
英也 井上
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH05204027A publication Critical patent/JPH05204027A/ja
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続シーン撮影駒に対
して連続シーン情報を記録可能なカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,987,439号明細書中には、
連続シーン撮影と判定された撮影駒に対して、連続シー
ン情報を磁気記録するカメラが開示されている。この連
続シーン情報は、その撮影駒が前回の撮影駒と連続関係
にあることを示すものであり、ラボ等において、この連
続シーン情報が記録された撮影駒に対しては、前回撮影
駒と同等の条件でプリントが行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、連続シーン
として処理したいケースは種々考えられるが、上記明細
書中に開示されたカメラは、任意の駒の撮影後にレリー
ズ釦の操作を解除することなく2駒目の撮影を行った場
合にのみ、その2駒目を連続シーン撮影駒と判定するよ
うにしているため、その他の場合で連続シーン撮影とし
て処理したい場合にそれができず、不所望な写真となっ
てしまうおそれがある。
【0004】本発明の目的は、連続シーン撮影か否かを
的確に判定可能な連続シーン情報を記録可能なカメラを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続シーン撮
影駒か否かを判定する判定手段と、判定手段にて連続シ
ーン撮影駒と判定された駒に対して連続シーン情報を記
録する記録手段とを備えたカメラに適用される。そし
て、請求項1の発明は、前回の撮影から今回の撮影まで
の経過時間を計時する計時手段を備え、前記計時手段に
よる計時時間が所定時間以内である場合に、今回の撮影
駒を連続シーン撮影駒と判定するよう判定手段を構成
し、これにより上記問題点を解決する。また特に請求項
2の発明は、前記計時手段による計時時間が所定時間以
内であり、かつ前回撮影時の被写体輝度と今回撮影時の
被写体輝度との差が所定値未満のときに今回の撮影駒を
連続シーン撮影駒と判定するよう上記判定手段を構成し
たものである。さらに請求項3の発明は、前記計時手段
による計時時間が所定時間以内で、かつ前回撮影時の被
写体距離と今回撮影時の被写体距離との差が所定値未満
のときに今回の撮影駒を連続シーン撮影駒と判定するよ
う判定手段を構成したものである。さらにまた請求項4
の発明は、前記計時手段による計時時間が所定時間以内
で、前回撮影時の被写体輝度と今回撮影時の被写体輝度
との差が所定値未満で、かつ前回撮影時の被写体距離と
今回撮影時の被写体距離との差が所定値未満のときに今
回の撮影駒を連続シーン撮影駒と判定するよう上記判定
手段を構成したものである。また請求項5の発明は、前
記計時手段による計時時間が所定時間以内で、前回撮影
時の被写体輝度と今回撮影時の被写体輝度との差および
前回撮影時の被写体距離と今回撮影時の被写体距離との
差の少なくともいずれか一方が所定値未満のときに今回
の撮影駒を連続シーン撮影駒と判定するよう上記判定手
段を構成したものである。請求項6の発明は、撮影レン
ズの焦点距離を変化させつつ複数回の撮影を連続して行
うズーム連写が可能とされ、連続ズーム連写の2駒目以
降の撮影駒を連続シーン撮影駒と判定するよう判定手段
を構成したものである。請求項7の発明は、所定量だけ
露出値を変化させつつ複数回の撮影を連続して行うオ−
トブラケティング撮影が可能とされ、オ−トブラケティ
ング撮影の2駒目以降の撮影駒を連続シーン撮影駒と判
定するよう判定手段を構成したものである。請求項8の
発明は、露出値が変化しないようにシャッタ秒時および
絞り値を所定量だけ変化させつつ複数回の撮影を連続し
て行うオ−トシフト撮影が可能とされ、オ−トシフト撮
影の2駒目以降の撮影駒を連続シーン撮影駒と判定する
よう判定手段を構成したものである。
【0006】
【作用】(1)請求項1の発明 前回の撮影から今回の撮影までの経過時間が計時され、
その計時時間が所定時間以内である場合、今回の撮影駒
が連続シーン撮影駒判定され、その駒に対して連続シー
ン情報が記録される。 (2)請求項2〜5の発明 前回の撮影時から今回の撮影までの経過時間が所定時間
以内であり、かつ前回撮影時の被写体輝度被写体(被写
体距離)と今回撮影時の被写体輝度被写体(被写体距
離)との差が所定値未満のときに今回の撮影駒が連続シ
ーン撮影駒と判定される。また上記経過時間が所定時間
以内であり、かつ被写体輝度の差と被写体距離の差とが
共に所定値未満の場合に連続シーン撮影駒と判定するよ
うにしてもよい。さらに上記経過時間が所定時間以内で
あり、かつ被写体輝度の差と被写体距離の差の少なくと
もいずれか一方が所定値未満の場合に連続シーン撮影駒
と判定するようにしてもよい。 (3)請求項6の発明 判定手段は、ズーム連写の2駒目以降の撮影駒を連続シ
ーン撮影駒と判定する。(4)請求項7の発明 判定手段は、オ−トブラケティング撮影の2駒目以降の
撮影駒を連続シーン撮影駒と判定する。 (5)請求項8の発明 判定手段は、オ−トシフト撮影の2駒目以降の撮影駒を
連続シーン撮影駒と判定する。
【0007】
【実施例】
−第1の実施例− 図1および図2により本発明の第1の実施例を説明す
る。図1は本発明に係る連続シーン情報を記録可能なカ
メラの制御系を示すブロック図である。10は後述する
フローチャートに基づいてカメラ動作を制御する制御回
路、SW1は不図示のレリーズ釦の押し下げに連動して
オンし、押し下げの解除に連動してオフするレリーズス
イッチである。11はシャッタや絞りから成る露出制御
装置、12は、接続された磁気ヘッド13を介してフィ
ルム巻上げ時にフィルムの磁気記録領域に連続シーン情
報を記録する記録回路である。すなわち本実施例で用い
られるフィルムには、フィルム長手方向に磁気記録領域
が延設されており、ここに連続シーン情報が磁気ヘッド
13により各駒ごとに記録可能となっている。そして本
実施例では、前駒の撮影から所定時間内に撮影が行われ
るとその撮影駒を連続シーン撮影駒と判断し、その駒に
対して連続シーン情報を記録するようにしている。これ
については後で詳述する。
【0008】14はフィルムの巻上げを行うフィルム巻
上装置、また15は、例えばフィルムの移動に追従して
回転するロ−ラの回転量からフィルム移動量を算出する
フィルム移動量検出装置である。なお各駒ごとに決めら
れた個数のパーフォレーションが設けられている場合に
は、そのパーフォレーションの個数を検出してフィルム
移動量を求めてもよい。
【0009】次に、図2のフローチャートにより制御回
路10による撮影制御の手順を説明する。不図示のメイ
ンスイッチがオンされるとこのプログラムが起動され、
まずステップS1で計時時間を示すパラメータtを零リ
セットする。ステップS2でレリーズスイッチSW1が
オンされるまで待ち、オンされるとステップS3に進
む。ステップS3,S4では、前駒のフィルム巻上げ後
の計時開始(ステップS16)からの経過時間tを判定
する。t=0の場合、およびt>τの場合、すなわちメ
インスイッチオン後に初めて半押し操作されたとき、お
よび経過時間tが所定時間τを超えているときには、連
続シーン撮影でないと判断してステップS5で連続シー
ンフラグFを零とする。一方、0<t≦τの場合、すな
わち経過時間tが所定時間τ以内のときには、連続シー
ン撮影と判断してステップS6で連続シーンフラグFを
1としてステップS7に進む。ここで、τは、例えば5
秒,30秒,あるいは1分などの時間が設定される。
【0010】ステップS7では露出制御装置11を駆動
して撮影を行い、次いでステップS8でフィルム巻上装
置14によりフィルム巻上げを開始する。ステップS9
で連続シーンフラグFが1と判定されるとステップS1
0で記録回路12を介して磁気ヘッド13により連続シ
ーン情報を記録してステップS11に進み、連続シーン
フラグFが1でないと判定されると情報記録を行わずに
ステップS11に進む。ステップS11ではフィルム移
動量検出装置15の検出結果からフィルムが1駒分巻上
げられたか否かを判定し、まだ1駒分巻上げられていな
いと判定されるとステップS9に戻り、1駒分巻上げら
れたと判定されるとステップS12に進んでフィルム巻
上げを停止する。
【0011】ステップS13でt=0と判定されるとス
テップS16で計時を開始してステップS2に戻り、t
≠0と判定されるとステップS14で計時を停止すると
ともに、ステップS15で計時時間tを零リセットし、
その後、ステップS16で計時を開始してステップS2
に戻る。
【0012】以上の手順によれば、前回撮影から(正確
には前回撮影後の巻上げ終了から)所定時間τが経過す
る前に今回の撮影が行われた場合には、今回の撮影駒が
連続シーン撮影駒と判断され、その駒に対して連続シー
ン情報が記録される。すなわち、前回撮影時から所定時
間以内に撮影が行われたということは、前回撮影駒と今
回撮影駒とが連続していると考えられるから、本実施例
ではこの場合に連続シーン情報の記録を行う。
【0013】以上の実施例の構成において、記録回路1
2および磁気ヘッド13が記録手段を、制御回路10が
判定手段をそれぞれ構成する。
【0014】なお以上では、前回撮影から今回撮影まで
の時間が所定時間以内の場合には必ず連続シーン撮影と
判定する例を示したが、前回撮影時から今回の撮影時ま
での時間が所定時間以内であり、かつ前回撮影時の被写
体輝度と今回撮影時の被写体輝度との差が所定値未満の
場合に連続シーン撮影と判断するようにしてもよい。そ
の実施例を図3および図4を用いて説明する。
【0015】上記図2のステップS2で半押しスイッチ
SW1のオンが判定されると図3のステップS17に進
み、図4に示す測光装置16を作動させて測光を行う。
測光装置16は、シリコンフォトダイオードなどの受光
素子を有し、被写体の輝度Bvを検出するものである。
ステップS18では測光処理によって検出された被写体
輝度Bvを変数Bv(1)に代入してステップS3に進
む。ステップS3,S4でt=0、あるいはt>τが判
定された場合には上述と同様にステップS5で連続シー
ンフラグFを零とする。一方、0<t≦τの場合には、
ステップS19で│Bv(2)−Bv(1)│≦αか否
かを判定し、否定されるとステップS5に進み、肯定さ
れるとステップS6で連続シーンフラグFを1としてス
テップS7に進む。ここで、Bv(2)は、ステップS
20で設定される前回撮影時の被写体輝度である。また
αの値は、1/3Ev〜1/2Ev程度が望ましい。以
上によれば、前回撮影時の被写体輝度と今回撮影時の被
写体輝度との差が所定値を越える場合には、たとえ前回
撮影時から所定時間以内に撮影が行われた場合でも連続
シーン情報は記録されない。これは、上記被写体輝度の
差が所定値を越える場合には、全く異なる被写体を撮影
した可能性が高く、連続シーンとは考えられないからで
ある。すなわち本実施例によれば、連続シーンか否かの
判定がより厳密に行える。
【0016】また図5に示すように、前回撮影時から今
回の撮影時までの時間が所定時間以内であり、かつ前回
撮影時の被写体距離L(2)と今回撮影時の被写体距離
L(1)との差が所定値β(3m以下の一定値、あるい
はL(2)/3〜L(2)/2程度の値が望ましい)以
内の場合に連続シーン撮影と判断するようにしてもよ
い。これは、上記被写体距離の差が所定値を越える場合
には、全く異なる被写体を撮影した可能性が高く、連続
シーンとは考えられないからである。ここで、被写体距
離Lは図3に示す測距装置17により検出されるもので
ある。これによっても連続シーンか否かの判定がより厳
密に行える。
【0017】さらに図6に示すように、 (i)前回撮影時から今回の撮影時までの時間tが所定
時間τ以内 (ii)前回撮影時の被写体輝度Bv(2)と今回撮影時
の被写体輝度Bv(1)との差が所定値以内 (iii)前回撮影時の被写体距離L(2)と今回撮影時
の被写体距離L(1)との差が所定値以内 の3つの条件が共に満たされて初めて連続シーン撮影と
判断するようにしてもよい。これによれば、連続シーン
か否かの判定が更に厳密に行える。また図7に示すよう
に、上記(i)の条件が満たされ、かつ(ii),(ii
i)のいずれか一方の条件が満たされると連続シーン撮
影駒と判断するようにしてもよい。
【0018】−第2の実施例− 次に、図8〜図10により本発明の第2の実施例を説明
する。図8は本実施例におけるブロック図を示し、図1
と同様な箇所には同一の符号を付してある。制御回路2
0には、駆動モード切換ダイアル21の操作に応じてオ
ン・オフするスイッチSW2が接続されている。このス
イッチSW2は、駆動モード切換ダイアル21の指標2
1aが文字Sを指示する状態でオフし、指標21aが文
字Cを指示する状態でオンする。制御回路20は、スイ
ッチSW2がオフのときには、1回のレリーズ操作で1
回のみの撮影を行うSモードを設定し、スイッチSW2
がオンのときには、レリーズ操作が継続している間は連
続して撮影を行うCモード(連写モード)を設定する。
【0019】図9は本実施例におけるフローチャートで
あり、図2と同様なステップには同一のステップ番号を
付してある。カメラに電池が装填されるとこのプログラ
ムが起動され、ステップS1の後、ステップS31でス
イッチSW2の状態を判定する。スイッチSW2がオ
ン、すなわちCモードであればステップS32でフラグ
Cを1に設定し、スイッチSW2がオフ、すなわちSモ
ードであればステップS33でフラグCを零に設定す
る。次いでステップS2でレリーズスイッチSW1のオ
ンが判定されると、上述したステップS3〜S12の処
理を行い、その後、ステップS34でレリーズスイッチ
SW1のオフが判定されると図10のステップS13に
進み、オンと判定されるとステップS35に進む。ステ
ップS35でC≠1、すなわちSモードと判定されると
ステップS13に進み、C=1,すなわちCモードと判
定されるとステップS6に戻る。
【0020】図10に進んだ場合には、ステップS13
〜S16(図2で説明済み)の処理を行った後、ステッ
プS35でC=1が判定されると図9のステップS31
に戻り、C≠1と判定されるとステップS36でレリー
ズスイッチSW1がオフされるまで待ち、オフされると
ステップS31に戻る。
【0021】以上の手順によれば、Sモードの場合に
は、1回のレリーズ操作で1回のみの撮影が行われ、C
モードの場合には、レリーズ操作されている間(スイッ
チSW1がオンしてい間)は連続して撮影が行われる。
そして、ステップS35が肯定されたときにステップS
6に進むようにしたので、Cモード時の2駒目以降の撮
影は全て連続シーン撮影と判断され、その駒に対して連
続シーン情報が記録される。なお、本実施例でも第1の
実施例と同様に、前回撮影から今回の撮影までの時間が
所定時間以内の場合に連続シーン撮影と判断されるよう
になっている。なお本実施例では、フィルム巻上げ停止
(ステップS12)の直後にレリーズスイッチSW1の
オン・オフとフラグCを判定し(ステップS34,S3
5)、共に肯定されるとステップS6に戻ってから撮影
を再度行うようにしたので、連写時の撮影間隔を短くす
ることができる。
【0022】−第3の実施例− 次に、図11および図12により第3の実施例を説明す
る。図11は本実施例におけるブロック図を示し、図1
と同様な箇所には同一の符号を付してある。制御回路3
0には、不図示のダブルセルフタイマ釦の押し下げによ
ってオンするスイッチSW3が接続されている。制御回
路30は、スイッチSW3のオンに伴って後述するよう
にダブルセルフタイマ撮影を開始する。
【0023】図12は本実施例におけるフローチャート
であり、図2と同様な箇所には同一の符号を付してあ
る。ステップS1の後、ステップS41でスイッチSW
3のオン・オフを判定し、オフであれば上述したステッ
プS2〜S16の処理を行ってステップS41に戻る。
ステップS41が肯定されるとステップS42に進み、
ダブルセルフタイマ撮影を開始する。すなわち、まずス
テップS42で第二計時を開始し、次いでステップS4
3で所定時間(例えば10秒)が経過するまで待ち、経
過するとステップS44で第二計時を停止してステップ
S45で撮影を行う。次いでステップS46でフィルム
を1駒分巻上げるが、ここでは連続シーン情報の記録は
行わない。その後、ステップS47で第三計時を開始
し、ステップS48で所定時間(例えば2秒〜5秒)が
経過するまで待ち、経過するとステップS49で第三計
時を停止してステップS50で再度撮影を行う。次いで
ステップS51でフィルム巻上げを開始するとともに、
ステップS52で連続シーン情報の記録を行う。ステッ
プS53で1駒分巻上げられるまでステップS52を繰
返し、その後、ステップS54で巻上げを停止してステ
ップS13に戻り、ステップS13〜S16の処理の
後、ステップS41に戻る。
【0024】以上の手順によれば、ダブルセルフタイマ
撮影の2駒目は1駒目と連続関係にある可能性が高いの
で、必ず連続シーン撮影駒と判断され、連続シーン情報
の記録が行われる。なお、2駒のセルフタイマ撮影を行
うダブルセルフについて説明したが、3駒以上のセルフ
タイマ撮影を行う連続セルフタイマ撮影を行うカメラに
も本発明を適用できる。この場合は2駒目以降の撮影駒
を連続シーン撮影駒と判定するようにすればよい。
【0025】−第4の実施例− 次に、図13および図14により第4の実施例を説明す
る。図13は本実施例におけるブロック図を示し、図1
と同様な箇所には同一の符号を付してある。制御回路4
0には、不図示のズーム連写モード設定釦の押し下げに
よりオンするスイッチSW4、ズームレンズの焦点距離
を変更するズームレンズ駆動装置41、および焦点距離
検出装置42が接続されている。焦点距離検出装置42
は、ズームレンズの鏡筒に設けられたズームエンコーダ
を有し、ズームレンズの焦点距離を検出して制御回路4
0に入力する。制御回路40は、スイッチSW4のオン
に伴ってズーム連写モードを設定する。このズーム連写
モードとは、レリーズ釦の操作ごとに異なる焦点距離に
撮影レンズを駆動して所定回数の撮影を行うものであ
る。具体的には、例えば35mm〜105mmの間で焦
点距離を変更可能なズームレンズとすると、ズーム連写
モードを設定してから1回目のレリーズ操作でズームレ
ンズを焦点距離35mmに設定して撮影を行い、次にレ
リーズ操作すると50mmで撮影を行い、以下、レリー
ズ操作ごとに70mm,85mm,105mmで順に撮
影を行う。なお設定される焦点距離や撮影回数はこれに
限定されない。
【0026】図14は本実施例におけるフローチャート
であり、図2と同様な箇所には同一の符号を付してあ
る。ステップS1の後、ステップS61でスイッチSW
4のオン・オフを判定し、オフであれば上述したステッ
プS2〜S16の処理を行ってステップS61に戻る。
ステップS61が肯定されるとズーム連写モードである
と判断してステップS62に進み、ズーム連写を開始す
る。すなわち、まずステップS62でズーム連写回数n
を1に設定し、次いでステップS63で現在の焦点距離
fが予め決められた値F(n)(ここではF(1))か
否かを判定する。F(n)でなければステップS64で
ズームレンズ駆動装置41によりズームレンズ駆動を行
い、F(n)と判定されるとステップS65でレリーズ
スイッチSW1のオンを待つ。オンされると上記ステッ
プS3〜S12の処理を行う。
【0027】次いでステップS66でnを1だけ歩進
し、ステップS67でf=F(n)と判定されるまでズ
ームレンズ駆動(ステップS68)を行い、f=F
(n)となるとステップS69に進む。ステップS69
ではレリーズスイッチSW1がオンするまで待ち、オン
されるとステップS70で撮影を行う。ステップS71
ではフィルム巻上げを開始し、ステップS72で連続シ
ーン情報の記録を行う。ステップS73で1駒分巻上げ
られるまでステップS72を繰返し、その後、ステップ
S74で巻上げを停止する。ステップS75では上記n
が予め設定された回数Nに達したか否かを判定し、否定
されるとステップS66に戻って上述の処理を繰返し、
肯定されるとズーム連写モードを解除してステップS1
3に進む。
【0028】以上の手順によれば、ズーム連写の2駒目
以降は1駒目と連続関係にある可能性が高いので、必ず
連続シーン撮影駒と判断され、連続シーン情報の記録が
行われる。
【0029】−第5の実施例− 次に、図15および図16により本発明の第5の実施例
を説明する。図15は本実施例におけるブロック図を示
し、図1と同様な箇所には同一の符号を付してある。制
御回路50には、被写体の輝度Bvを検出する輝度検出
装置51、フィルム感度Svを設定するフィルム感度設
定装置52、不図示のオ−トブラケティングモード設定
釦の押し下げによりオンするスイッチSW5が接続され
ている。感度設定装置52は、フィルムカ−トリッジの
DXコードからフィルム感度を読み込んだり、操作部材
の操作に応じて感度を設定するものである。制御回路5
0は、スイッチSW5のオンに伴ってオ−トブラケティ
ングモードを設定する。このオ−トブラケティングモー
ドとは、1回のレリーズ操作に伴って、所定の補正ステ
ップXだけ露出値を変化させつつ所定枚数Nの撮影を連
続して行うモードであり、このような一連の撮影をオ−
トブラケティング撮影と呼ぶ。なお、上記補正ステップ
Xおよび撮影枚数Nは、カメラ側で予め設定されている
ものでもよいし、撮影者が設定可能なものでもよい。
【0030】図16は本実施例におけるフローチャート
であり、図2と同様な箇所には同一の符号を付してあ
る。ステップS1の後、ステップS81でスイッチSW
5のオン・オフを判定し、オフであれば上述したステッ
プS2〜S16の処理を行ってステップS81に戻る。
ステップS81が肯定されるとオ−トブラケティングモ
ードであると判断してステップS82に進み、オ−トブ
ラケティング撮影を開始する。すなわち、まずステップ
S82でオ−トブラケティング撮影回数のカウント値n
を1に設定し、次いでステップS83でレリーズスイッ
チSW1がオンされるのを待つ。オンされるとステップ
S84で露出演算を行う。すなわち、上記設定枚数Nお
よび補正ステップXを用いて露出値Evを、 Ev=Bv+Sv+((N+1)/2−n)・X ・・・(1) (ただし、Bvは被写体輝度、Svはフィルム感度)に
より求めるとともに、 Ev=Tv+Av ・・・(2) に従ってシャッタ速度Tvおよび絞り値Avを求める。
【0031】次いでステップS85では、上記演算され
たTvおよびAvに基づいて撮影を行い、その後、上記
ステップS3〜S12の処理を行ってステップS86に
進む。ステップS86では撮影枚数のカウント値nを
「1」だけ歩進し、ステップS87でレリーズスイッチ
SW1がオンと判定されるとステップS88において、
上記ステップS84と同様の式を用いて露出演算を行
う。ステップS89では得られたTvおよびAvに基づ
いて撮影を行い、次いでステップS90でフィルム巻上
げを開始するとともに、ステップS91で連続シーン情
報の記録を行う。ステップS92で1駒分巻上げられる
までステップS91を繰返し、その後、ステップS93
で巻上げを停止する。ステップS94では上記nが設定
枚数Nに達したか否かを判定し、否定されるとステップ
S86に戻って上述の処理を繰返し、肯定されるステッ
プS13に進む。
【0032】以上の手順によれば、オ−トブラケティン
グ撮影の2駒目以降は1駒目と連続関係にある可能性が
高いので、必ず連続シーン撮影駒と判断され、連続シー
ン情報の記録が行われる。
【0033】また、オ−トブラケティング撮影に代えて
オ−トシフト撮影の2駒目以降を連続シーン撮影駒と判
定するようにしてもよい。このオ−トシフト撮影とは、
1回のレリーズ操作に伴って、露出値Evが変化しない
ようにシャッタ秒時Tvおよび絞り値Avを所定量だけ
変化させつつ所定回数の撮影を連続して行うものであ
り、これを実現するには、上記ステップS84およびS
88で用いる上記(1)式,(2)式に代えて次の式に
よりTv,Avを求めるようにすればよい。 Tv=Ev/2+((N+1)/2−n) Av=Ev/2−((N+1)/2−n) (ただし、Ev=Bv+Sv)
【0034】なお以上の各実施例では、連続シーン情報
を磁気ヘッドにより磁気記録する例を示したが、これに
限定されず、例えばフィルムの余白部分に光学的に写し
込んだり、カ−トリッジに設けたメモリに電気的に記録
するものでもよい。
【0035】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、前回の撮影か
ら今回の撮影までの経過時間が所定時間以内である場合
に、今回の撮影駒を連続シーン撮影駒と判定して連続シ
ーン情報を記録するようにしたので、連続シーンである
可能性が高い場合に確実に連続シーン情報が記録され、
不所望な写真となることが防止できる。特に請求項2〜
5の発明によれば、被写体輝度の差や被写体距離の差を
も加味するようにしたので、連続シーンか否かの判定が
より的確に行える。請求項6の発明によれば、ズーム連
写の2駒目以降の撮影駒を連続シーン撮影駒と判定して
連続シーン情報を記録するようにしたので、上述と同様
の効果が得られる。請求項7の発明によれば、オ−トブ
ラケティング撮影の2駒目以降の撮影駒を連続シーン撮
影駒と判定して連続シーン情報を記録するようにしたの
で、上述と同様の効果が得られる。請求項8の発明によ
れば、オ−トシフト撮影の2駒目以降の撮影駒を連続シ
ーン撮影駒と判定して連続シーン情報を記録するように
したので、上述と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る連続シーン情報を
記録可能なカメラのブロック図である。
【図2】第1の実施例の処理手順を示すフローチャート
である。
【図3】別実施例を示すフローチャートである。
【図4】別実施例を示すブロック図である。
【図5】別実施例を示すフローチャートである。
【図6】別実施例を示すフローチャートである。
【図7】別実施例を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施例におけるブロック図である。
【図9】第2の実施例の処理手順を示すフローチャート
である。
【図10】図9に続くフローチャートである。
【図11】第3の実施例におけるブロック図である。
【図12】第3の実施例の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図13】第4の実施例におけるブロック図である。
【図14】第4の実施例の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図15】第5の実施例におけるブロック図である。
【図16】第5の実施例の処理手順を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
10,10’,20,30,40,50 制御回路 11 露出制御装置 12 記録回路 13 磁気ヘッド 14 フィルム巻上げ装置 15 フィルム移動量検出装置 16 測光装置 17 測距装置 41 ズームレンズ駆動装置 42 焦点距離検出装置 51 被写体輝度検出装置 52 フィルム感度設定装置 SW1 レリーズスイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−202829(JP,A) 特開 平3−208030(JP,A) 特開 平3−200239(JP,A) 特開 平2−37332(JP,A) 特開 昭63−37321(JP,A) 特開 平3−161725(JP,A) 特表 平4−503871(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/00 - 17/40

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続シーン撮影駒か否かを判定する判定
    手段と、 該判定手段にて連続シーン撮影駒と判定された駒に対し
    て連続シーン情報を記録する記録手段とを備えたカメラ
    において、前回の撮影から今回の撮影までの経過時間を計時する計
    時手段を備え、 前記判定手段は、前記計時手段による計時時間が所定時
    間以内である場合に、今回の撮影駒を連続シーン撮影駒
    と判定することを特徴とする連続シーン情報を記録可能
    なカメラ。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記計時手段による計
    時時間が所定時間以内であり、かつ前回撮影時の被写体
    輝度と今回撮影時の被写体輝度との差が所定値未満のと
    きに今回の撮影駒を連続シーン撮影駒と判定することを
    特徴とする請求項1に記載の連続シーン情報を記録可能
    なカメラ。
  3. 【請求項3】 前記判定手段は、前記計時手段による計
    時時間が所定時間以内で、かつ前回撮影時の被写体距離
    と今回撮影時の被写体距離との差が所定値未満のときに
    今回の撮影駒を連続シーン撮影駒と判定することを特徴
    とする請求項1に記載の連続シーン情報を記録可能なカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、前記計時手段による計
    時時間が所定時間以内で、前回撮影時の被写体輝度と今
    回撮影時の被写体輝度との差が所定値未満で、かつ前回
    撮影時の被写体距離と今回撮影時の被写体距離との差が
    所定値未満のときに今回の撮影駒を連続シーン撮影駒と
    判定することを特徴とする請求項1に記載の連続シーン
    情報を記録可能なカメラ。
  5. 【請求項5】 前記判定手段は、前記計時手段による計
    時時間が所定時間以内で、かつ前回撮影時の被写体輝度
    と今回撮影時の被写体輝度との差および前回撮影時の被
    写体距離と今回撮影時の被写体距離との差の少なくとも
    いずれか一方が所定値未満のときに今回の撮影駒を連続
    シーン撮影駒と判定することを特徴とする請求項1に記
    載の連続シーン情報を記録可能なカメラ。
  6. 【請求項6】 連続シーン撮影駒か否かを判定する判定
    手段と、 該判定手段にて連続シーン撮影駒と判定された撮影駒に
    対して連続シーン情報を記録する記録手段とを備えたカ
    メラにおいて、 撮影レンズの焦点距離を変化させつつ複数回の撮影を行
    うズーム連写が可能とされ、 前記判定手段は、前記ズーム連写の2駒目以降の撮影駒
    を連続シーン撮影駒と判定することを特徴とする連続シ
    ーン情報を記録可能なカメラ。
  7. 【請求項7】 連続シーン撮影駒か否かを判定する判定
    手段と、 該判定手段にて連続シーン撮影駒と判定された撮影駒に
    対して連続シーン情報を記録する記録手段とを備えたカ
    メラにおいて、 所定量だけ露出値を変化させつつ複数回の撮影を行うオ
    −トブラケティング撮影が可能とされ、 前記判定手段は、前記オ−トブラケティング撮影の2駒
    目以降の撮影駒を連続シーン撮影駒と判定することを特
    徴とする連続シーン情報を記録可能なカメラ。
  8. 【請求項8】 連続シーン撮影駒か否かを判定する判定
    手段と、 該判定手段にて連続シーン撮影駒と判定された撮影駒に
    対して連続シーン情報を記録する記録手段とを備えたカ
    メラにおいて、 露出値が変化しないようにシャッタ秒時および絞り値を
    所定量だけ変化させつつ複数回の撮影を行うオ−トシフ
    ト撮影が可能とされ、 前記判定手段は、前記オ−トシフト撮影の2駒目以降の
    撮影駒を連続シーン撮影駒と判定することを特徴とする
    連続シーン情報を記録可能なカメラ。
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